ソニーのスマートフォンの最新エクスペリア(Xperia)はハイエンド、ミドルレンジ、エントリーモデルがあってどれがいいか迷いますよね。
しかも、Xperiaは旧型も販売継続しているので意外とラインナップが多くどのXperiaにするか選び甲斐があります。
Xperiaを選ぶ上においてと「Xpeiraで何をしたいのか」、「どんな使い方をしたいのか」、「購入費用予算はどれくらいか」で判断できるので自分に合った端末を探し出しましょう。
おすすめのXperiaを簡単にまとめました。2025年1月現在、最新のモデルはXperia 1 VI、Xperia 5 V、Xperia 10 VIの3機種となっています。
Xperi | 世代 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|---|
PRO-I | 2021年 ハイエンド |
1型センサーで画質を重視した大画面高性能モデル。 | 9.9万円 |
1 VI | 2024年 ハイエンド |
望遠マクロ対応、電池持ちがスゴイ | 19.9万円 |
1 V | 2023年 ハイエンド |
広角カメラが次世代センサーになったモデル | 15.9万円 |
1 IV | 2022年 ハイエンド |
光学ズーム望遠カメラの大画面高性能モデル | 12.4万円 |
1 III | 2021年 ハイエンド |
可変式望遠カメラを搭載した大画面高性能モデル | – |
5 V | 2023年 ハイエンド |
2眼カメラの高性能小型モデル | 12.9万円 |
5 IV | 2022年 ハイエンド |
単焦点望遠カメラを搭載した高性能小型モデル | 8.9万円 |
5 III | 2021年 ハイエンド |
可変式望遠カメラを搭載した高性能小型モデル | – |
1 II | 2020年 ハイエンド |
大画面高性能モデル | – |
5 II | 2020年 ハイエンド |
高性能小型モデル | – |
10 VI | 2024年 ミドル |
普及モデル | 5〜7万円 |
10 V | 2023年 ミドル |
普及モデル | 3〜7万円 |
10 IV | 2022年 ミドル |
普及モデル | 2〜5万円 |
ACE III | 2022年 エントリー |
低価格モデル | 1〜2万円 |
Xperiaは最新機種が出ても1世代前となるXperia 1 V、2世代前のXperia 1 IVやXperia 5 IVもまだ買えるので費用を抑えたい人も選択肢としてあるのはいいですよね。
ということで、この記事ではソニーのスマホ・Xperiaシリーズのサイズ・性能・カメラ・価格の違いを比較してどれがいいかおすすめを紹介していきます。
Xperiaを買いたいけどどれがいいか分からない、迷ってる方は参考にどうぞ!
この記事の目次
Xperiaの特徴とスペックを比較
ソニーのスマホ・Xperia(エクスペリア)シリーズはハイエンド・ミドルレンジ・エントリーの3つの性能・価格のモデルがあって2020年〜2022年のモデルが購入できます。
Xperia | PRO | 1 | 5 | 10 | Ace |
---|---|---|---|---|---|
特徴 | 4K大画面ハイエンド、カメラ画質特化 | 大画面ハイエンド | 小型ハイエンド | 小型ミドル | 低価格 |
動作速度 | 快適に使える | それなりに使える | 普通に使える | ||
カメラ | トリプル(高画質) | デュアル(高画質) | デュアル | シングル | |
価格 | 9.9万円 | 10〜20万円 | 7〜13万円 | 3〜6万円 | 1〜3万円 |
6.5インチのXperia 1 VI、6.1インチのXperia 5 V、Xperia 10 VI、5.5インチのXperia Ace IIIの4機種が現行機種で、型落ちモデルとしてはXperia 1 V、Xperia 10 V、Xperia 5 IVも継続販売してるので、費用をとにかく抑えるなら少し前のモデルも良い選択肢となります。
Xperia 21:9 縦長ディスプレイを採用
Xperiaシリーズは2019年モデルのXperia 1を皮切りに21:9の縦長ディスプレイを搭載しXperia 5、Xperia 10も同じく21:9の比率のディプレイを採用してましたが、2024年のXperia 1 VIは19.5:9の比率のパネルに変更となっています。
一般的なスマートフォンの画面比率は(19.5:9 〜 20:9)が多い中でXperiaは映画のシネスコサイズに合わせた21:9でAmazonプライムビデオやNetflixなど映画画角のまま視聴できるのが特徴でした。
映画だけでなく縦に長くて横に長い画面を活かせる2画面表示で表示領域が広くて情報が探しやすいので画面が見やすく操作しやすかったです。
2画面表示機能はAndroidスマホなら他メーカーでも普通に使える機能ですが21:9のディスプレイのXperiaなら2つのアプリを同時起動しても広い画面でコンテンツを表示できます。
YouTubeを見ながらTwitterをしても画面が広くて便利ですが、縦長ディスプレイは16:9の普通の動画や電子書籍(漫画など)は小さく表示して見にくかったのがネックでしたが、2024年発売のXperia 1 VIは19.5:9に画面比率になて漫画やゲームがしやすくなっています。
サイドボタン式指紋認証を搭載している
Xperiaシリーズはサイドボタン式指紋認証を搭載し登録した指をボタンに触れるだけで画面ロック解除ができます。
2019年のXperia 1、5はボタンではなく指紋認証センサーで認証精度がイマイチでしたが、2020年のIIシリーズよりボタン式の指紋認証センサーを採用し指紋認証の精度が向上し最新のXperia 1 VIも快適です。
Xperiaシリーズは顔認証は対応していません。指紋は使えるのでマスクしててもどこでも使えますが、自宅などボケーっとしてるときに顔認証できないのは少し不便を感じることはあります。
Xperia 1シリーズ
Xperia 1は2019年にXperia XZ3の後継機種として発売されたモデルで2020年にXperia 1 II、2021年にXperia 1 III、2022年にXperia 1 IV、2023年にXperai 1 V、2024年にXperia 1 VIが発売したハイエンドペリアです。
Xperia 1シリーズ、Xperia PRO-Iのスペックを比較しました。
モデル | Xperia 1 VI |
Xperia 1 V |
Xperia 1 IV |
Xperia PRO-I |
Xperia 1 III |
Xperia 1 II |
---|---|---|---|---|---|---|
サイズ 解像度 |
6.1インチ(2,340 × 1,080ピクセル) | 6.5インチ(3,840 × 1,644ピクセル) | ||||
画面 | FHD+ 有機EL(LTPO) 1-120Hz |
4K 有機EL 60 / 120Hz |
4K 有機EL 60 / 90Hz |
|||
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8 Gen 1 | Snapdragon 888 5G | Snapdragon 865 5G | |
メモリ | 12 / 16GB | 12GB | 8GB | |||
ストレージ | 256 / 512GB | 256GB | 128GB | |||
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 | |||||
レンズ | ZEISS T*コーティング | ZEISS Tessar T* | ZEISS T*コーティング | |||
Dual PDセンサー | 広角・超広角・望遠 | 広角 | ||||
AF/AE演算 | 60fps(広角 / 超広角 / 望遠) | 60fps(広角) 30fps(超広角 / 望遠) |
||||
高速連写 | 30コマ/秒(広角 / 超広角 / 望遠) | 20コマ/秒(広角 / 超広角 / 望遠) | 20コマ/秒(広角) 10コマ/秒(超広角 / 望遠) |
|||
広角 | 2層積層型 48MP(1/1.35型)・ƒ/1.9 |
12MP(1/1.7型)・ƒ/1.7 | 12MP(1/1.7型)・ƒ/1.7 | 20MP(1型)実質12MP(1/1.32型) ƒ/2.0 ⇄ 4.0 |
12MP(1/1.7型)・ƒ/1.7 | |
超広角 | 12MP(1/2.55型)・ƒ/2.2 | |||||
望遠 | 光学3.5倍〜7.1、12MP(1/3.5型)ƒ/2.3〜ƒ/3.5 | 光学3.5倍〜5.2、12MP(1/3.5型)ƒ/2.3〜ƒ/2.8 | 光学2.9倍⇄4.4、12MP(1/2.9型)ƒ/2.3⇄ƒ/2.8 | 光学2倍、12MP(1/2.9型)ƒ/2.4 | 光学3倍、12MP(1/3.4型)ƒ/2.4 | |
3D | – AIに変更 |
3D iTOF | ||||
インカメラ | 1220万画素・ƒ/2.0 | 800万画素・ƒ/2.0 | ||||
オーディオ | エンクロージャー型フロントステレオ(新型) | エンクロージャー型フロントステレオ アンプ強化 |
エンクロージャー型フロントステレオ | ステレオ | ||
Wi-Fi | Wi-Fi 7 / 6E | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 | |||
Bluetooth | 5.4 | 5.3 | 5.2 | 5.1 | ||
通信 | 5G(Sub-6・ミリ波) | 5G(Sub-6) | ||||
バッテリー | 5,000mAh | 4,500mAh | 4,000mAh | |||
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック | |||||
モニター入力 | 対応 | |||||
サイズ | 162 × 74 × 8.2mm | 165 × 71 × 8.3mm | 165 × 71 × 8.2mm | 166 × 72 × 8.9mm | 165 × 71 × 8.2mm | 166 × 72 × 7.9mm |
重量 | 192g | 187g | 211g | 188g | 181g | |
カラー | ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン、スカーレット | ブラック、プラチナシルバー、カーキグリーン | ブラック、アイスホワイト、パープル | フロストブラック | フロストブラック、フロストパープル、フロストグレイ | ブラック、ホワイト、パープル |
価格 | 公式:?円 ドコモ:?円 au:214,800円 ソフトバンク:?円 |
公式:194,700円 ドコモ:218,680円 au:210,240円 ソフトバンク:198,000円 |
公式:149,600円 ドコモ:190,872円 au:192,930円 ソフトバンク:199,440円 |
公式:119,900円 | 公式:108,000円 ドコモ:154,400円 au:178,800円 ソフトバンク:188,640円 |
中古:7万円前後 |
OS | Android 14(3年保証) | Android 13 → 14 | Android 12 → 13 | Android 11 → 13 | Android 11 → 13 | Android 10 → 11 |
発売日 | 2024年6月 | 2023年6月16日 | 2022年6月3日 | 2021年12月15日 | 2021年7月9日 | 2020年5〜6月 |
Xperia 1シリーズ、Xperia PRO-Iは6.5インチの21:9シネマワイドディスプレイを搭載し使用感・操作感はどれを選んでも違いはないですが、Xperia PRO-Iは筐体が少しゴツくて大きいです。
Xperia 1 VIは19.5:9の画面比率に変更となってiPhoneと同じ感じで使えるようになったので縦長ディスプレイが苦手だった人も安心して選べるようになりました。
当然ながら新しいモデルの方が高性能なSoCを搭載し性能が良いですしカメラの画質も向上しているので快適にスマホを使いたいなら最新のXperia 1 VIがおすすめです。
リアカメラはいずれもトリプルカメラ仕様ですが、Xperia 1 VI、Xperia 1 Vは新世代の4800万画素 2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」で広角カメラの画質と雰囲気が大きく向上しています。
Xperia PRO-Iはソニーの高級デジカメRC100VIIの2010万画素(1型センサー)のExmor RSを採用し高画質を実現しレンズもガラスモールドを採用し世代が古いのでスペックは1 Vには及ばないですがカメラの画質はまだまだ負けてないモデルです。
また、Xperia 1 VI〜1 IIIはペリスコープ望遠レンズを採用した望遠にこだわったモデルで物撮りにも使えるカメラなので、個性的なペリスコ望遠が欲しいなら1シリーズがおすすめです。
Xperia PRO-Iは単焦点レンジの標準カメラですが画質は自然でキレイなので標準画角でポートレート撮影をすることが多いならXperia PRO-Iはおすすめのモデルとなります。
Xperia 1シリーズ、Xperia PRO-Iは6.5インチの大きい縦長ディスプレイで2画面でアプリをながら操作したい、ゲームも快適に楽しみたいならおすすめのモデルとなります。
Xperia 5シリーズ
Xperia 5は2019年に発売されたコンパクトハイエンドモデルで、2020年にXperia 5 II、2021年にXperia 5 III、2022年にXperia 5 IV、2023年にXperia 5 Vが発売となりました。
モデル | Xperia 5 V |
Xperia 5 IV |
Xperia 5 III |
Xperia 5 II |
---|---|---|---|---|
サイズ 解像度 |
6.1インチ(2,520 × 1,080ピクセル) | |||
画面 | HDR 有機EL(50%明るい) 60 / 120Hz |
HDR 有機EL 60 / 120Hz |
||
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8 Gen 1 | Snapdragon 888 5G | Snapdragon 865 5G |
メモリ | 8 / 12GB | 8GB | ||
ストレージ | 128 / 256GB | 128GB | ||
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 | |||
レンズ | ZEISS T*(ティースター) | |||
Dual PDセンサー | 広角・超広角 | 広角・超広角・望遠 | 広角 | |
AF/AE演算 | 60fps(広角 / 超広角) | 60fps(広角 / 超広角 / 望遠) | 60fps(広角) 30fps(超広角 / 望遠) |
|
高速連写 | 30コマ/秒(広角 / 超広角) | 20コマ/秒(広角 / 超広角 / 望遠) | 20コマ/秒(広角) 10コマ/秒(超広角 / 望遠) |
|
広角 | 48MP(1/1.35型)・ƒ/1.9 | 12MP(1/1.7型)・ƒ/1.7 | ||
超広角 | 12MP(1/2.55型)・ƒ/2.2 | |||
望遠 | – | 光学2.5倍、12MP(1/3.5型)ƒ/2.4 | 光学2.9倍⇄4.4、12MP(1/2.9型)ƒ/2.3⇄ƒ/2.8 | 光学3倍、12MP(1/3.4型)ƒ/2.4 |
3D | – | |||
インカメラ | 1200万画素・ƒ/2.0 | 800万画素・ƒ/2.0 | ||
スピーカー | フロントステレオ(新アンプ) | フロントステレオ(音圧強化) | フロントステレオ | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E(a/b/g/n/ac/ax) | Wi-Fi 6(a/b/g/n/ac/ax) | ||
Bluetooth | 5.3、LE Audio | 5.2、LE Audio | 5.2 | 5.1 |
通信 | 5G(Sub-6) | |||
バッテリー | 5,000mAh | 4,500mAh | 4,000mAh | |
ワイヤレス | Qi対応 | – | – | |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック | |||
モニター入力 | 対応 | |||
サイズ | 154 × 68 × 8.6mm | 156 × 67 × 8.2mm | 157 × 68 × 8.2mm | 158 × 68 × 8.0mm |
重量 | 182g | 172g | 168g | 163g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー | ブラック、エクリュホワイト、グリーン | フロストブラック、フロストシルバー、グリーン、ピンク | ブラック、グレー、ピンク、ブルー |
価格 | 139,700円 | 99,000円 中古:6〜7万円 |
79,200円 中古:5〜6万円 |
中古:3〜5万円 |
OS | Android 13 | Android 12 → 13 | Android 11 → 12 | Android 10 → 11 |
発売日 | 2023年10月 | 2022年10月 | 2021年11月12日 | 2020年10〜11月 |
いずれのモデルも6.1インチの21:9の縦長有機ELディスプレイで使用感はほぼ同じですが世代の新しいXperia 5 VはSnapdragon 8 Gen 2を搭載した高性能モデルです。
Xperia 5 Vは完全フラットデザインを採用し角張った筐体デザインになってガッチリした雰囲気のスマホに生まれ変わっています。
発熱も抑えられていますし画面も明るくて内蔵スピーカーの音質が向上しバッテリー持ちも良いので扱いやすいスマホに進化しましたが、Xperia 5 Vはリアカメラが広角と超広角のデュアルカメラになったところは注意すべきところです。
Xperai 5 IVは2.5倍(60mm)の単焦点望遠レンズを、Xperia 5 IIIは可変式(70 – 105 mm)のペリスコープレンズで尖ったスペックだったので面白みがありました。
とはいえ、Xperia 5 Vの広角カメラはXperia 1 Vと同じ48MPの高画素センサーを搭載し広角カメラで望遠画角を賄うことができるので、ある程度の望遠画角であれば画質を維持しています。
Xperia 5シリーズは6.1インチのディスプレイを採用しつつ本体横幅を抑えることで片手で使えるコンパクトハイエンドモデルで性能を妥協したくないけど小さめのスマホが欲しい方におすすめとなっています。
Xperia 10シリーズ
Xperia 10は元々は世界市場のみで販売してましたが日本市場は2019年にXperia 8、2020年にXperia 10 II、2021年にXperia 10 III、2022年にXperia 10 IV、2023年にXperia 10 V、2024年7月にXperia 10 VIが発売しました。
モデル | Xperia 10 VI |
Xperia 10 V |
Xperia 10 IV |
Xperia 10 III |
Xperia 10 II |
---|---|---|---|---|---|
サイズ 解像度 |
6.1インチ | 6.0インチ | |||
解像度 | 2,520 × 1,080ピクセル | ||||
ディスプレイ | 有機EL 60Hz |
HDR 有機EL 60Hz |
有機EL 60Hz |
||
SoC | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G | Snapdragon 665 | |
メモリ | 6GB | 4GB | |||
ストレージ | 128GB | 64GB | |||
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 | ||||
広角 | 4800万・ƒ/1.8 | 1200万・ƒ/1.8 | 1200万・ƒ/2.0 | ||
超広角 | 800万・ƒ/2.2 | ||||
望遠 ×2 | 800万・ƒ/2.2 | 800万・ƒ/2.4 | |||
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 | ||||
スピーカー | フロントステレオ | フロントモノラル | |||
Wi-Fi | Wi-Fi 5(a/b/g/n/ac) | ||||
Bluetooth | 5.2 | 5.1 | |||
モバイル通信 | 5G(Sub-6) | 4G LTE | |||
バッテリー | 5,000mAh | 4,500mAh | 3,600mAh | ||
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック | ||||
サイズ | 155 × 68 × 8.3mm | 153 × 67 × 8.3mm | 154 × 68 × 8.3mm | 157 × 69 × 8.2mm | |
重量 | 164g | 159g | 161g | 169g | 151g |
カラー | ブラック、ホワイト、ブルー | ブラック、ホワイト、ラベンダー、セージグリーン | ブラック、ホワイト、ミント、ラベンダー(ドコモ) | ブルー、ピンク、ブラック、ホワイト、イエロー(ドコモ) | ブラック、ホワイト、ミント、ブルー(ドコモ) |
価格 | 7万円前後 | 3〜7万円前後 | 2〜5万円前後 | – | – |
OS | Android 14(2年保証)_ | Android 13 → 14 | Android 12 → 14 | Android 11 → 13 | Android 10 → 12 |
発売日 | 2024年7月 | 2023年7月 | 2022年7月 | 2021年5〜6月 | 2020年5〜6月 |
Xperia 10シリーズは画面サイズが上位の5シリーズとほぼ同じ6.1インチの縦長ディスプレイを搭載しつつ、性能と価格を抑えたミドルレンズスマホとなっています。
リアカメラはXperia 10 Vまではトリプルカメラでしたが、2024年モデルはデュアルカメラとカメラの数が減ってますが、広角カメラの48MPセンサーによるクロップズーム望遠撮影(×2)でカバーしています。
SoCはSnapdragon 6 Gen 1と普段使いにおいては十分使えるスペックを持っています。10 VのSnapdragon 695 5Gでもブラウジング、SNS、ちょっとしたゲームするくらいなら普通に使える性能で片手操作もできる扱いやすいスマホに仕上がっています。
重たいゲームをプレイすることがない、カメラの画質もあまりこだわりがない、費用を抑えたいならミドルレンジのXperia 10 VI、Xperai 10 Vはおすすめのモデルです。
Xperia Aceシリーズ
Xperia Aceシリーズは日本市場にのみ販売されている端末で、2019年にXperia Ace、2021年にXperia Ace II、2022年にXperia Ace IIIが発売となりました。
ディスプレイの比率は21:9ではなく一般的なスマホと同じなので縦長ディスプレイが苦手でコンパクトにやすいスマホが欲しい方におすすめです。
Xperia | Ace III | Ace II | Ace |
---|---|---|---|
サイズ | 5.5インチ | 5.0インチ | |
解像度 | 1,496 × 720ピクセル | 2,160 × 1,080ピクセル | |
パネル | 液晶ディスプレイ(60Hz) | ||
SoC | Snapdragon 480 5G | MediaTek Helio P35 | Snapdragon 630 |
メモリ | 4GB | ||
ストレージ | 64GB | ||
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 | ||
広角 | 1300万・ƒ/1.8 | 1300万・ƒ/2.0 | 1200万・ƒ/1.8 |
深度 | – | 200万・深度カメラ・ƒ/2.4 | – |
インカメラ | 500万画素・ƒ/2.2 | 800万画素・ƒ/2.0 | 800万画素・ƒ/2.4 |
オーディオ | モノラルスピーカー | ||
Wi-Fi | Wi-Fi 5(a/b/g/n/ac) | ||
Bluetooth | 5.1 | 5.0 | |
通信 | 5G(Sub-6) | 4G LTE | |
バッテリー | 4,500mAh | 2,760mAh | |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック | ||
サイズ | 140 × 69 × 8.9mm | 140 × 67 × 9.3mm | |
重量 | 162g | 159g | 154g |
カラー | ブラック、グレー、ブルー、ブリックオレンジ | ブラック、ホワイト、ブルー | ブラック、ホワイト、パープル( |
価格 | 1.1〜3.5万円 | 0.5〜2万円 | 中古1〜1.7万円 |
OS | Android 12 | Android 11 → 12 | Android 9 → 10 |
発売日 | 2022年6月 | 2021年5〜6月 | 2019年6月 |
Xperia Aceシリーズは初代は性能の高いモデルでしたが、Xperia Ace II以降はコンパクトなボディに性能と価格を抑えたエントリー向けのエクスペリアになっています。
スペックはとりあえずブラウジング、SNSするなら使える性能は持っています。とくにXperia Ace IIIはSnapdragon 480 5Gを搭載したことでまともに使える性能に進化しています。
ドコモ、au、UQ mobile、ワイモバイルでも買えるので手に入れやすいメリットもあります。
Xperia PRO-I
Xperia 1 Ⅲの上位モデルとしてXperia PRO-Iというカメラの性能を大幅に向上したモデルもあります。
基本スペックはXperia 1 Ⅲと同じで6.5インチの4Kディスプレイ、Snapdragon 888、12GBメインメモリを搭載しストレージ容量は512GBと大容量となって写真、動画をたくさん撮影できるように強化しています。
ディスプレイ | 6.5インチ(3,840 × 1,644ピクセル) 4K HDR 有機ELディスプレイ 120Hzリフレッシュレート |
---|---|
SoC | Snapdragon 888 5G |
メインメモリ | 12GB |
ストレージ | 512GB |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 |
リアカメラ | 広角:1220万画素(1.0型)・ƒ/2.0 超広角:1220万画素・ƒ/2.2 望遠:1220万画素・光学2.1倍・ƒ/2.4 |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 |
オーディオ | エンクロージャー型ステレオスピーカー |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.2、5G通信(Sub-6・ミリ波) |
バッテリー | 4,500mAh |
防水防塵 | IP68 |
NFC | Felica対応(おサイフケータイ) |
SIMカード | デュアルSIM(nanoSIM) |
ポート | USB-C(3.2 Gen2)、3.5mmオーディオジャック、ワイヤレス充電非対応 |
サイズと重量 | 166 × 72 × 8.9mm・211g |
価格 | SIMフリー:198,000円 |
発売日 | 2021年12月15日 |
Xperia PRO-Iはリアカメラに1.0型の大型センサーを搭載した広角カメラを搭載しスマホとは思えないくらい高精細で雰囲気のある写真を撮影できるプロモデルとなっています。
本体のデザインもスレッドの入ったスタイルでホールド感が向上し動画専用のボタンも搭載し、Video Pro動画専用アプリで動画配信もリアルタイムでできるようにもなっています。
世代としてはXperia 1 IIIと同じですが望遠よりも広角カメラの画質にこだわりたいならXperia PRO-Iはいい選択肢となります。価格も値下げされて9万円くらいで買えるので費用を抑えつつハイエンドカメラが欲しいならおすすめです。
Xperiaのサイズを比較
Xperiaはシリーズによって画面サイズが異なります。
- Xperia PRO-I:6.5インチ
- Xperia 1:6.5インチ
- Xperia 5:6.1インチ
- Xperia 10 V:6.1インチ
- Xperia 10 IV以前:6.0インチ
- Xperia Ace:5.5インチ
Xperia Aceシリーズと旧世代のXperia以外は21:9の縦長のディスプレイを搭載しているので、シネマワイドの映画をフルサイズで楽しめますし、PUBGモバイルなどのFPSゲームに適しています。
Xperia 1、5、10は独自機能のサイドセンスによって片手でアプリの切り替えできます。Xperia ACE IIIは非搭載です。
さらに、2画面表示機能も広い表示領域で情報収集も可能です。
YouTubeの画面をしっかりと確保しながらTwitterやブラウジングができるので、マルチタスクでスマホを使うことが多い方にとっては使いやすい端末でし。
Xperia 1は6.5インチの大型ディスプレイを搭載していますが、他社メーカーのスマホと比べると本体の横幅が抑えられているので意外と片手で操作できてしまいます。
Xperia 5、Xperia 10は68mmに横幅が抑えられて完全に片手操作ができるのでコンパクトにスマホを扱いたい方におすすめで、縦長なので2画面表示も快適に使うことができます。Xperia 1 VIは19.5:9と一般的なスマホの画面比率になったため幅広な画面サイズに変わっています。
縦の情報量が減って縦持ち時の2画面表示の情報量が減ることになりますが、横持ち時の2画面表示の情報量は増えることになります。さらに、動画コンテンツや電子書籍などは大きく画面表示できるようになるので一般的なアプリにおいてはコンテンツが見やすくなるのでメリットが大きいように感じます。
Xperiaの性能・動作速度を比較
Xperia 1、Xperia 5はどちらもハイエンドのSoC(システム・オン・チップ)を搭載しているので快適な動作速度となっています。
世代が新しいモデルの方がより処理速度が早いですが、2019年のXperia 1でも2021年のミドルレンジのXperia 10 IIIよりも性能は高くなっています。
SoCの性能をAntutu(V10)で比較してみました。
Snapdragon 8 Gen 3のXperia 1 VIは高性能で発熱も抑えられるので安定感抜群ですが、1世代前のSnapdragon Gen 2も安定感のあるSoCなのでXperia 1 V、Xperia 5 Vも十分快適に動かすことが可能です。
Xperia | 1 VI | 1 V・5V | 1 IV・5 IV | 1 III・5 III・PRO-I | 1 II・5 II | 10 VI | 10 V・10 IV | Ace III |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SoC | SDM 8 Gen 3 | SDM 8 Gen 2 | SDM 8 Gen 1 | SDM 888 5G | SDM 865 5G | SDM 6 Gne 1 | SDM 695 5G | SDM 480 5G |
RAM | 12GB 16GB |
12GB 16GB |
12GB 16GB |
12GB 8GB |
8GB | 6GB | 6GB | 4GB |
トータル | 1680202 | 1358159 | 1003388 | 778128 | 741299 | 569351 | 463890 | 389850 |
CPU | 419146 | 331662 | 265049 | 168195 | 236784 | 199571 | 153724 | 134392 |
GPU | 655557 | 5615476 | 335650 | 288674 | 194509 | 110994 | 103060 | 85469 |
MEM | 311805 | 203498 | 190308 | 142703 | 140848 | 125542 | 100006 | 94075 |
UX | 293694 | 261453 | 212381 | 178556 | 169158 | 133244 | 107100 | 85914 |
ミドルのXperia 10 VIのSnapdragon 6 Gen 1はだいぶ性能が上がったとはいえ、ハイエンドのXperia 1 IIにはまだスコアは届いていないです。ただ、Xperia 10 VIほどのスペックがあれば普段使いでストレスを感じることはないです。
より、快適に安定感のある動作を求めるならSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているXperia 1 V、Xperia 5 V以降のモデルがおすすめです。8 Gen 1も快適ではありますが発熱がしやすく電池減りも速めです。
エントリー向けのXperia Ace IIIはとりあえず動作する必要最低限のスペックですが、性能にこだわりがない、少しモタついてもいいなら問題ないでしょう。
Xperiaのカメラを比較
Xperia PRO-I、Xperia 1、Xperia 5、Xperia 10ともにトリプルカメラ、Xperia Ace IIIはシングルカメラを搭載しています。(5 Vと10 VIはデュアルカメラ)
基本的にハイエンドのXperia 1とXperia 5は世代ごとに同じカメラを搭載し画質もほぼ同じなのでXperia 1/5シリーズ・Xperia 10・Xperia Aceで画質と性能が違う認識でいいでしょう。
モデル | Xperia 1 VI | Xperia 5 V | Xperia 1 V | Xperia 1 IV | Xperia 1 III Xperia 5 III |
Xperia PRO-I | Xperia 1 II Xperia 5 II |
Xperia 10 VI | Xperia 10 V | Xperia 10 IV Xperia 10 III Xperia 10 II |
Xperia Ace III | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
レンズ | ZEISS T*コーティング | ZEISS Tessar T* | ZEISS T*コーティング | 標準 | |||||||||
アプリ | Camera | Photo Pro Video Pro Cinema Pro |
Photo Pro Cinema Pro |
Photo Pro Video Pro Cinema Pro |
Photo Pro Cinema Pro 標準カメラ |
Camera | |||||||
広角 | 2層積層型 48MP(1/1.35型)・ƒ/1.9 |
12MP(1/1.7型)・ƒ/1.7 | 12MP(実質1.32型)・ƒ/2.0 ⇄ 4.0 | 12MP(1/1.7型)・ƒ/1.7 | 48MP(1/2型)・ƒ/1.8 | 12MP(1/2.8型)・ƒ/1.8 | 13MP(1/3型)・ƒ/2.0 | ||||||
超広角 | 12MP(1/2.55型)・ƒ/2.2 | 8MP(1/4型)・ƒ/2.2 | – | ||||||||||
望遠 | 12MP(1/3.5型) 光学3.5〜7.1倍 ƒ/2.3〜ƒ/3.5 |
– | 12MP(1/3.5型) 光学3.5〜5.2倍 ƒ/2.3〜ƒ/2.8 |
12MP(1/2.9型) 光学2.9 ⇄ 4.4倍 ƒ/2.3 ⇆ƒ/2.8 |
12MP(1/2.9型 光学2倍・ƒ/2.4 |
12MP(1/3.4型 光学3倍・ƒ/2.4 |
– | 8MP(1/4.4型) 光学2倍・ƒ/2.4 |
– | ||||
3D | – | – | – | iTOF(Xperia 1シリーズのみ) | – | ||||||||
AF | リアアルタイム瞳AF リアルタイムトラッキング |
リアアルタイム瞳AF | AF | ||||||||||
高速撮影 | 全カメラ 30コマ/秒 |
全カメラ 20コマ/秒 |
広角20コマ/秒 超広角10コマ/秒 望遠10コマ/秒 |
10コマ/秒 | ?? | ||||||||
AF/AE演算 | 全カメラ 60回/秒 |
広角60回/秒 超広角30回/秒 望遠30回/秒 |
30回/秒 | ?? | |||||||||
インカメラ | 1200万画素・ƒ/2.0 | 800万画素・ƒ/2.0 |
Xperia 1 V / 5Vは次世代のセンサーとなる新開発の2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」を世界で初めて搭載しています。
センサーサイズが1.7倍大型化し2層型センサーによってフォトダイオードの拡大により1画素あたりの集光量を最大化しより高感度・低ノイズ撮影が可能です。
各ピクセルを2つのフォトダイオードに分割して位相差AFでオートフォーカスの速度が高速で正確さを実現するDP(デュアルフォトダイオード)センサーとなっています。
DPセンサーを採用してるのはXperia 1シリーズ、5シリーズともにVI、V、IV、IIIで全カメラに搭載しています。Xperia 1 II、5 IIは広角と超広角カメラで搭載しており、世代の新しいモデルほどオートフォーカス速度、精度が向上し快適に撮影ができます。
Xperia 1 V、5 V以降のモデルなら暗所でもAFが迷うことが少なく快適ですよ。
望遠カメラはXperia 1 VI、V、IVは光学ズーム対応のペリスコープレンズを搭載しています。3.5〜7.1倍までレンズを可変してズームできるスマホカメラとしてはマニアックな仕様なのが堪らないですよね。なお、Xperia 5 Vは望遠カメラは非搭載となっています。
ハイエンドの世代間による画質の差
Xperiaのハイエンドシリーズは世代間でカメラの画質が微妙に異なります。とくにXperia 1 VI / V / 5 Vは次世代の新型センサーを採用し広角カメラの画質が向上しています。
最新の二層センサー(48MP)を搭載したXperia 1 Vと従来のセンサー(12MP)で比較するとこれくらい解像感が変わってきます。
とくに暗所撮影の解像感が高くなって黒い部分のディテールを残して撮影が可能です。
1200万画素から4800万画素の高画素センサーになったXperia 1 Vはズーム2倍で撮影しても高精細に表現できるのも魅力です。(Xperia 1 VI、Xperia 5 Vは中央部分を切り取るクロップズームに対応しさらに画質が向上してます。)
広角・超広角・望遠カメラの解像感、色合いの違いをXperia 1 IV、1 III、1 IIの3機種で比較して見ました。
広角カメラはいずれも1220万画素(1/1.7型)のイメージセンサーにF/1.7のレンズを搭載してるため基本的に同じ画質で撮影が可能です。
ただ、処理が異なるのか色合いが少し異なり最新のXperia 1 IVはより高精細な写真に仕上がっています。(といっても、ほぼ誤差レベルですが。)
超広角カメラもいずれも1220万画素(1/2.55型)のセンサーにF/2.2のレンズを搭載しています。
ただ、なぜかXperia 1 IIIが最もぼやっとした画質になって1 IV、1 IIの方が解像感の高い写真に仕上がる傾向があります。謎です。
Xperia 1 IIは以前はもう少し解像感に乏しい写真に仕上がる傾向がありましたが、いつしかのアップデートによりカメラの画質が改善しています。
望遠カメラはXperia 1 VとXperia 1 IVが1220万画素(1/3.5型)のペリスコープレンズの光学ズームに対応したカメラを搭載しています。
スペックは同じですがXperai 1 Vはレンズ組み立て時にキャリブレーションをして精度出しをしAIの重ね合わせ合成技術によって解像感が向上しています。
Xperia 1 IIIが1220万画素(1/2.9型)のペリスコープレンズ、1 IIが1220万画素(1/3.4型)の単焦点レンズですがセンサーの性能があまり良くないので1 III以降のモデルと比べると画質はイマイチです。
ペリスコープ望遠レンズはライトの光の表現が煌びやかで華やかになるので個人的にはXperia 1 V、1 IV、1 IIIはとてもいいですね。
超解像ズーム12.5倍でXperia 1 V、1 IV、1 IIIで画質を比較しました。
センサーサイズが1/2.9型と大きいXperia 1 IIIの解像感は高いですが、Xperia 1 Vもレンズの精度とソフトウェアの向上によってXperia 1 IVより高精細な表現が可能です。さらに、最新のXperia 1 VIの望遠カメラはさらに精度が上がってVよりも解像感の高い画質での撮影できるようになっています。
また、ペリスコープ望遠レンズを搭載しているXperia 1 VI、1 V、1 IV、1 III、5 IIIは最短撮影距離が短く被写体に寄って撮影できるので物撮りも可能です。
このような撮影は標準的な望遠カメラを搭載しているXperia PRO-I、Xperia 5 IVでは難しいです。
Xperia 1 VI、1 V、1 IV、5 IV、1 III、5 III、10 IV、PRO-Iは通常のデジタルズームだけでなく超解像AIズームで高精細な画質で写真を撮影が可能です。
光学の2.9倍望遠カメラ、広角カメラを2.9倍ズームし超解像AIズーム、デジタルズームで比較をすると、光学望遠カメラの画質が最もキレイですが、超解像ズームでデジタルズームでも解像感の高い画質となってます。
ハイエンドとミドル カメラの画質の差
ハイエンド(1/5シリーズ)とミドル(10シリーズ)でどれくらい画質に差があるのか比較してみます。2021年のXperia 1 III、2022年のXperia 10 IVで比較して見ました。
やっぱ違いますね。10 IVの広角カメラは1200万画素(1/2.8型)の小さいセンサーなので背景のボケ量が小さくHDRの処理も弱めとなって白トビ気味となっています。
夜もナイトモードならそれなりに白トビを抑えて撮影できますが、数秒間の撮影時間がかかるだけでなく画質はハイエンドのXperia 1 IIIの方が上となっています。
超広角カメラも夜だと10 IVは通常撮影だと白トビし解像感のない写真になってしまうので、ナイトモードを使っての撮影が基本となってしまうでしょう。
ハイエンドとミドルのカメラの差は大きいですね。
Xperia 1 IVの方がよりズームして撮影できるだけでなく画質も上で暗いところだけでなく明るいところでの撮影も基本的にハイエンドのXperia 1シリーズ、5シリーズの方が良くなっています。
なお、動画撮影についてもXperia 10 IVよりもXperia 1 IV、5 IV、5 III、5 IIの方がクオリティの高くなっています。
色鮮やかさだけでなく、手ぶれ補正もしっかり抑えられているので、写真だけでなく動画撮影をすることが多いのならミドルレンジよりもハイエンドを選ぶのがおすすめです。
Xperia 10 IIIとXperia 5 IIの比較は動画でもしています。→ YouTube | シンスペース
Xperiaの内蔵スピーカーの比較
ハイエンドのXperia 1、Xperia 5シリーズはステレオスピーカー、Xperia 10、Xperia Aceシリーズはモノラルスピーカーなので、音楽や映画の視聴やゲームをするならハイエンドモデルがおすすめです。
いずれのモデルもフロントスピーカーで画面の目の前から音が鳴る感じですが、1 V、1 IV、1 III、5 V、5 IVはエンクロージャー化により本体共振がなく引き締まったクリアなサウンドを楽しめます。
Xperia | 1 VI 1 V 5 V |
1 IV 5 IV |
1 III | 5 III 1 II 5 II |
10 IV 10 III |
Ace III |
---|---|---|---|---|---|---|
スピーカー | フルステージフロントステレオ(エンクロージャー) | フロントステレオ | モノラル | |||
アンプ | 新型 | – | ||||
ハイレゾ | LDAC、aptX Adaptive | LDAC | ||||
アップスケール | DSEE Ultimate | DSEE HX | DSEE Ultimate | – | ||
LE audio | 対応 | × |
また、圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングしてくれるDSEEは最新モデルは「Ultimate」になってAIを使ってより高精度にハイレゾ化してくれるのでWF-1000XM5などハイエンドイヤホンで迫力のサウンドを楽しめます。
Xperiaの充電方式
Xperiaシリーズは全てのモデルがUSB-Cポートを搭載していてUSB-Cケーブルを使って充電することになって、上位モデルはQiワイヤレス充電にも対応しています。
Xperia | 1 VI 1 V 5 V |
1 IV 5 IV |
1 III 1 II |
5 III 5 II |
10 IV 10 III |
Ace III |
---|---|---|---|---|---|---|
有線充電 | USB-Cポート | |||||
ワイヤレス充電 | Qi(ワイヤレス) | – | ||||
おすそわけ充電 | 対応 | – |
Xperia 10シリーズはワイヤレス充電ができませんが、現役のXperia 1シリーズ、5シリーズはワイヤレス充電に対応しリバース充電も使うコトができます。
最大15WのQi充電に対応してるので生活環境からケーブルを消し去りたいならXperia 1 VやXperia 5 Vなどハイエンドモデルを選びましょう。
Xperiaはどれがいい?おすすめはコレ
安定したスマホカメラが欲しい → Xperia 1 VI
カメラの画質を重視した最高峰のXperiaが欲しいならXperia 1 VIがおすすめです。
1 Vでもいいですが望遠カメラの画質はVIの方が上なので画質にこだわるなら最新モデルです。PROの冠を持ってるXperia PRO-Iも広角カメラはキレイですがトータルバランスとしてXperia 1 VIがいいでしょう。
次世代の2層型センサーはやはり強いです。解像感が高くなってAIの合成技術が進化し従来モデルよりも艶やかな写真に仕上げてくれますし暗所撮影にも強く、広角カメラのクロップズーム2倍にも対応しました。
望遠カメラのペリスコープレンズのスペックは1 Vと同じですが精度が向上して画質が向上しいて、子どもらの表現も向上してるので撮影はとてもしやすくなっています。
SoCにSnapdragon 8 Gen 3を搭載し性能が向上しパネルが4Kを廃止してFHD+にしたことで安定性が向上し発熱も抑えられて電池持ちも良くて、スマホとしての使い勝手もXperia史上最強のモデルなので最高峰が欲しいならXperia 1 VIがおすすめです。
→ Xperia 1 VIを詳しく見る
4K対応のカメラスマホが欲しい → Xperia 1 V
1世代前のXperia 1 Vもとても良い端末です。Xperiaのこだわりだった4K縦長ディスプレイを搭載しSnapdargon 8 Gen 2で性能も高くて安定したモデルに仕上がっています。
端末横幅が抑えられてるので大画面を片手で使うこともできるのもXperia 1 Vの魅力でもあります。最新のVIの方が全体的なバランスは取れていますが、大画面を片手でどうしても使いたいならXperia 1 Vを選ぶメリットは大きいです。
価格も159,500円と発売当初よりも値下げされて手に入れやすくなっています。
→ Xperia 1 Vを詳しく見る
費用を抑えて高性能なの → Xperia 1 IV
操作感でいうと1世代前のXperia 1 IVもまだまだ大丈夫です。Xperia 1 Vと比べると性能、カメラの画質は劣るものの、ハイエンドのXperiaには代わりなので十分使えます。
基本的に出来ることは最新のXperia 1 Vと同じです。ただ、少し発熱がしやすい傾向があったり、長時間の動画撮影が苦手だったりするのでその辺りは考慮する必要があります。
また、1世代前のモデルですが最新のオーディオ規格のLE audioにも対応するので費用を抑えながらペリスコープ望遠のあるXperiaが欲しいならXperia 1 IVがおすすめです。
Xperia 1 Vが発売になってXperia 1 IVは値引き販売されていて各キャリアで割引販売してるので意外と安く購入できますよ。
→ Xperia 1 IVを詳しく見る
高性能大画面で広角重視 → Xperia PRO-I
Xperia 1 IIIと迷っていて望遠よりも広角カメラの画質を重視するならXperia PRO-Iがおすすめです。世代は1 IIIと同じで1 IVよりも古いですが十分快適に使えるモデルです。
広角カメラに1.0型のイメージセンサー(実質1/1.3型)を搭載し雰囲気ある写真撮影できます。広角においてはXperia 1 IVよりもキレイで雰囲気ある撮影が可能でカメラだけ見るとXperia 1 VIにも負けない画質となっています。
望遠カメラも50mm(×2)とポートレートで使いやすい画角で普段使いは1 IVよりも使いやすいカメラです。(ただし、撮影後にラグが発生してモタツキが出ることも)
価格もこなれてきて99,000円で手に入れますし512GBのストレージ容量でこの価格なら納得できるかもしれません。
→ Xperia PRO-Iはこちら
高性能小型で人物撮影重視 → Xperia 5 V
6.1インチの小型Xperiaで高性能なモデルが欲しいならXperia 5 Vがおすすめ。Snapdragon 8 Gen 2で性能が高くて片手で操作可能でとにかく使いやすいモデルです。
望遠カメラがないですが48MP高画素センサーの広角カメラで2〜6倍のズームができるので普段用途においては十分使えるスペックを持っています。
ポートレートモード(ぼけ効果)の精度も自然になって前ボケの表現も可能になったので人物撮影のポートレート撮影するならいいかもしれません。
6.1インチの片手で操作できるサイズ感が欲しいならXperia 5 Vはおすすめです。完全フラットデザインですっきりとした見た目がとてもいいですね。
内蔵スピーカーもエンクロージャー型のフロントステレオスピーカーにXperia 1 Vと同じ新型アンプを搭載してリアリティのあるサウンドを視聴できます。
価格が14〜15万円と少し高めなのが気になりますが片手操作できるハイエンドスマホとしてXperia 5 Vは良き選択肢になるはずです。
→ Xperia 5 Vを詳しく見る
高性能小型で費用の安さ重視 → Xperia 5 IV
費用を抑えたい、片手操作ができるハイエンドXperiaが欲しいなら1世代前のXperia 5 IVがいいでしょう。
Snapdragon 8 Gen 1を搭載してるので普段使いだけでなくゲームもそれなりにプレイ可能です。ただし、発熱しやすいので負荷にかかるアプリを長時間使うのには適してないです。
そして、Xperia 5 Vで廃止となった望遠カメラをしっかり搭載しているので望遠画角の撮影を少ししたいならXperia 5 IVの方がいいです。
単焦点レンズの60mm(×2.5倍)になって標準的なスペックですが、子どもなど家族や猫ちゃん、ワンちゃんを撮影するには丁度いい画角で撮影しやすいですよ
端末価格も値下げされて99,000円で買うコトができて、イオシスの未使用品でも62,800円で販売してるのでコストパフォーマンスはとても良きモデルです。
→ Xperia 5 IVはこちら
大画面で費用抑える → Xperia 1 III
価格と性能のバランスを考慮すると2021年のハイエンドモデルのXperia 1 IIIがおすすめです。価格も13万円に値下げされてるので手にしやすくなってきてます。
Xperia 1 IIIも望遠カメラにペリスコープレンズを搭載したハイエンドモデルで2.9倍(70mm)と4.4倍(105mm)で可変式となっています。
1 IVの85mmよりもポートレート寄りの画角なので人物撮影もしやすいので人を撮影することが多いなら1 IVよりも1 IIIの方がおすすめです。
内蔵スピーカーの音質も1 IV並に良いですし性能と価格のバランスは意外と取れてるので6.5インチの大画面4KディスプレイのXperiaで性能高いの欲しいなら選択肢としてアリです。なお、ドコモで認定中古品が7万円くらいで販売されています。
→ Xperia 1 IIIはこちら
高性能小型で費用を抑えたい → Xperia 5 III
片手操作と性能を重視しつつペリスコープ望遠カメラが欲しいならXperia 5 IIIがおすすめです。最新の5 IVの望遠カメラはペリスコ望遠廃止になったのでペリスコ欲しいならコレです。
基本スペックはXperia 1 IIIと同じでSnapdragon 888 5Gを搭載し120Hzのリフレッシュレートにも対応しゲームも満足いくレベルでプレイが可能です。
Xperia 5 IIIの望遠カメラは1 IIIとほぼ同じでペリスコープレンズを搭載し、2.9倍(70mm)と4.4倍(105mm)で可変式となっていて、ポートレート撮影にも適しています。
内蔵スピーカーの音質はそれなりでワイヤレス充電に対応していないなど5 IVよりも劣るところはありますが、価格は99,000円とハイエンドとしては安いのでおすすめです。
5〜7万円で安く買う → Xperia 10 VI
最新モデルが欲しいけどハイエンドは高くてどうしようって方は2024年のミドルレンジのXperia 10 VIがおすすめです。
Xperia 10 VIは6.1インチの縦長有機ELディスプレイを搭載しフラットなデザインで小型で軽量なので操作しやすいモデルでめちゃくちゃ軽いです。
また、Snapdragon 6 Gen 1を搭載しブラウジング、SNS、ちょっとしたゲームなら十分動くスペックは持ってるので普段使いのスマホとしてはちょうど良い端末なんですよね。ステレオスピーカーの音質も10 Vよりも向上してますし普通に良き端末です。
何よりもデザインがフラットでマット調でいいでよね。見た目はハイエンドのXperiaっぽく見えますしとにかくコンパクトにスマホを使うならXperia 10 VIはおすすめです。
ソニー公式ストアでSIMフリーモデルが販売されていてAmazonのストアからも購入可能です。
→ Xperia 10 VIはこちら
性能をそこまで重視しないなら1世代前のXperia 10 Vもいいかもしれません。
→ Xperia 10 Vはこちら
1〜2万円でもっと安く買う → Xperia Ace III
さらにもっと、もっと安くXperiaが欲しい、縦長ディスプレイは少し苦手という方は2022年のエントリーモデル・Xperia Ace IIIがおすすめです。
Xperia Ace IIは動作が遅くて少しストレスがありましたが、Xperia Ace IIIは普通に使うなら十分快適に動かせるようになったので費用を抑えたい方にはおすすめです。
ただし、ディスプレイは暗いので外で使うことが多いならXperia Ace IIIではなくXperia 10 IVを選ぶのがいいです。
→ Xperia Ace IIIはこちら
Xperia おすすめはどれ?:まとめ
Xperiaはラインナップが豊富なので幅広い層に向けてそれぞれに適した端末を選ぶことができるので、スマホに何を求めるかで決めることができるでしょう。
- 高性能・望遠カメラ・電池持ちがいい → Xperia 1 VI
- 高性能・望遠カメラ・4Kを片手で使える→ Xperia 1 V
- 広角カメラ重視・費用控えめ → Xperia PRO-I
- 片手操作できて高性能なモデル → Xperia 5 V
- キャリアで安く買う → Xperia 10 VI
- 費用をとにかく抑える → Xperia Ace III
ローエンドからハイエンドまで価格の幅も広いのでiPhoneよりも選択肢の幅があるので選びやすいのはあります。
型落ちモデルでも良いならハイエンドモデルを10万円前後で手に入れることもできますし、小型ハイエンドが良いならXperia 5 Vも良い選択肢になるのかなと思います。
費用をとにかく抑えたいならXperia Ace IIIがおすすめです。他のモデルと比べると動作速度はそれなりですが、スマホとしてはしっかり使えるスペックを持っています。
初代Aceはステレオスピーカー搭載
初代5の広角レンズの絞りはF1.6ですよ