Xperia 10 IVは6.0インチディスプレイにSnapdragon 695 5Gを搭載したミドルレンジスマホです。
21:9の縦長ディスプレイで本体横幅が67mmと狭くて片手操作できるコンパクトなスマホとして有能です。ただ、コンパクトで操作性はいいけど性能と価格が釣り合ってないかもしれませんね。
現在は後継機種としてXperia 10 Vが発売となって10 IVは少し値下げされて中古市場でお手頃価格で買えるようになったので選択肢としてはいいのかもしれません。
この記事では、Xperia 10 IVのデザイン・サイズ・性能・動作速度・カメラをレビューしています。実際に使ってどうかメリット、デメリットも書い他ので検討してる方は参考にどうぞ!
- よりコンパクトになったミドルスマホ
- マット調の筐体で落ち着いた雰囲気に
- 指紋認証でマスクしてても使える
- カメラは明るくなって撮影しやすく
- 電池持ちが良くて充電回数減らせる
- おサイフケータイ対応で電子決済できる
- IP68防滴防塵で濡れても使える
- 90Hzリフレッシュレート非対応
- 内蔵スピーカーがモノラル
- 顔認証に非対応
- 4K撮影ができなくなった
- ワイヤレス充電に非対応
- 6〜7万円は割高感ある
この記事の目次
Xperia 10 IVの特徴
- 6.0インチ(60Hz)有機ELディスプレイ
- SoC:Snapdragon 695 5GB
- メモリ:6GB、ストレージ:128GB
- トリプルカメラ:12MP + 8MP + 12MP(×2)
- 生体認証:サイドボタン式指紋認証
- スピーカー:モノラル(ステレオ非対応)
- 充電:USB-C & ワイヤレス(Qi)非対応
- 通信:Bluetooth 5.1、Wi-Fi 5、5G/4G
- バッテリー:5,000mAh、防水防塵:IP68
- NFC :Type A/B/Felica対応
- 発売日:2022年7月8日
- 価格:53,900円(公式ストア / Amazon)
ソニーのXperia 10 IVは6.0インチの有機ELディスプレイを搭載し横幅67mmに抑えられたコンパクトスマホでSoCにSnapdragon 695 5Gなのでしっかり使える性能を持ったXperia 10 IIIの後継機種です。
見た目は従来型と大きな違いはないもののサイドフレームがよりフラットになってサイズが小さく操作性が向上し使いやすくコンパクトに扱えるスマホで見た目も質感が高くていい感じです。
リアカメラも広角、超広角、望遠(×2)のトリプルカメラを搭載しハイエンドのXperia 5 IVと比べると画質は劣りますが普通に使えるレベルのカメラにはなっています。
さらに、Xperia 10 IVはバッテリー容量が5,000mAhの大容量バッテリーを搭載し一回の充電でより長く使えます。コンパクトサイズなのに5,000mAhの大容量バッテリーは心強いです。
Xperia 10 IVは性能としてはバランスは取れてるので片手でスマホをサクッと使いたい方におすすめの端末ですが価格が少し割高感あるのが残念なところです。
現在はドコモで64,152円(MNP:42,152円)で購入できます。中古イオシスでは2〜3万円くらい。
ソニーの公式ストア、Amazonの公式ストアからSIMフリーモデルを購入可能で53,900円で販売されています。
Xperia 10 IV レビュー
角張ったフラットな筐体デザイン
Xperia 10 IVはフラットディスプレイにフラットパネルを採用した角張ったデザインとなっています。
Xperia 10 IVとXperia 10 IIIの本体デザインは似ていますが、サイドフレームが丸みのあるスタイルからよりXperia 10 IVはフラットな形状になってフラット感が強くなりました。
サイドフレームがフラットになって机の上に立て掛けて使えなかったのが、Xperia 10 IVは端末を立てて使えるのもメリットの一つ…と言っていいかな?
純正ケースを装着してるならスタンドが搭載されているので意味ないですが、Xperia 10 IVをケースなしで使うなら今まで出来なかった使い方も可能となります。
また、Xperia 10 IVの背面パネルはマットな素材に変更となって落ち着いた雰囲気のスタイルとなっています。
本体カラーがブラックなので指紋は少し目立ちますが、サラサラとして手触りで質感は高くなったように感じます。ケースなしで運用してもいいですがXperia 10 IVの端末価格を考えると純正ケースを使った方がいいかもですね。
今回はあえてホワイトの純正ケースにしてブラックとホワイトのツートンカラーにしてみました。
ツートンカラー、なかなかカッコいいのではないでしょうか?
正面デザインは上下にベゼルのあるノッチのないスタイルを採用し、保護ガラスは高耐久ガラスCorning Gorilla Glass Victusを採用し耐久性が向上しています。
本体カラーはブラック / ホワイト / ミント / ラベンダー(ドコモオンラインショップ限定)の4色から選べます。
ミントとラベンダーはPOPなカラーで個性的な色となっていますが、今回レビューしているXperia 10 IVはブラックです。ホワイトもなかなか良さそう。
操作ボタンは筐体右上から音量ボタン、サイドボタン(指紋認証センサー内蔵)を搭載し、Googleアシスタントボタンは廃止となりました。
本体左上に3.5mmオーディオジャックがあるので有線イヤホンを使って高音質な音楽もしっかり楽しめます。
Xperia 10 IVはハイレゾ音源の再生にも対応し有線イヤホンでいい音で、ワイヤレスでもLDACに対応しWF-1000XM4、LinkBuds Sのポテンシャルもしっかり発揮できます。
また、ソニーの空間オーディオとなる360 Spatial Sound、360 Upmixにも対応しています。
本体左側はカードスロットを搭載しnanoSIMを入れられるようになっています。
カードスロットはmicroSDカードのスペースも設けられていて最大1TBのカードまで対応しています。
Xperia 10 IVのストレージは128GBあるので普通に使ってて容量不足に可能性は低いですが、SDカードで容量を拡張したり、動画データなどをSDカード経由でパソコンに移動も可能です。
Xperia 10 IVの外部ポートはUSB-Cを採用し、通信規格はUSB 2.0でXperia 10 IIIのUSB 3.1 Gen 1からスペックダウンしています。さらに、DisplayPortによる画像出力もできなくなっています。
充電ポートはUSB-CでPD 2.0による急速充電が可能ですが、Xperia 10 IIIはPD 3.0だったのでここもスペックダウンしています。
細かいところですが随所にスペックダウンが見受けられますね。この辺りが少し残念なところでもあります。
なお、Xperia 10 IVを充電するなら高出力充電ができるAnker 711 Nano II 30Wがおすすめです。
充電ケーブルはAnker PowerLine Ⅲ Flowが柔軟性のあるケーブルで絡まりにくいのでとても使いやすいですよ。
なお、Xperia 10 IVはワイヤレス充電には対応していません。
筐体サイズはコンパクトに
Xperia 10 IVは6.0インチのディスプレイを搭載し、本体サイズは153 × 67 × 8.3 mmとコンパクトで重量は161gと軽量化したスマホとなっています。
画面サイズはXperia 10 IIIと同じですが、Xperia 10 IVはサイドフレームがフラット化したことで筐体横幅が67mmに抑えられていて片手での操作もとてもしやすいです。
画面比率は21:9とハイエンドのXperia 1 IVと同じ縦長ディスプレイなので上にYouTube、下にTwitterを表示させても表示領域には余裕があります。
2つのアプリを同時に使うことが多いなら21:9も縦長ディスプレイを活かすことはできます。また、Xperia 10 IVは画面端をダブルタップで呼び出せるサイドセンスにもしっかり対応しています。
エントリー向けのXperia Ace IIIはサイドセンスが廃止となりましたが、Xperia 10 IVはしっかり使えますし片手でアプリをサクッと切り替えできます。
フルHD画質の有機ディスプレイを採用
Xperia 10 IVは6.0インチの有機ディスプレイ(トリルミナスディスプレイ for mobile)を搭載しています。
モデル | Xperia 10 IV | Xperia 10 III |
---|---|---|
画面サイズ | 6.0インチ(21:9) | |
パネル | 有機EL 10 IIIより1.5倍明るく |
有機EL |
解像度 | 2,520 × 1,080ピクセル(フルHD+) | |
リフレッシュレート | 60 Hz | |
HDR | × | ○ |
Xperia 10 IVの解像度は10 IIIと同じ2,520 × 1,080ピクセルで、リフレッシュレートも60Hzと同じ。フルHD画質なので文字は滑らかで見やすく、フルHDの動画コンテンツもフルで楽しめます。
ただし、Xperia 10 IVはHDR再生に非対応になってスペックダウンしているので、YouTubeなどのHDRコンテンツを試聴するならHDR再生が可能なXperia 10 IIIがおすすめです。
画面輝度が明るくなった
Xperia 10 IVは有機ELディスプレイを採用しているので、外の太陽のあるところでも視認性は良好で、画面輝度が10 IIIよりも50%明るくなっています。
外の明るいところだけでなく屋内においてもXperia 10 IVの画面の方がより明るいのでゲームの画面もより色鮮やかに楽しめます。
HDR再生に非対応になったのは残念ですが、普段使いにおいての使いやすさは画面が明るくなったXperia 10 IVの方がいいのかもしれません。
サイドボタン式指紋認証に対応
Xperia 10 IVの生体認証はサイドボタン式の指紋認証を搭載しています。指紋を登録して指をサッとセンサーに触れるだけで画面ロック解除ができます。
認証速度は従来モデルと変わりはないですが精度は良好で安定して使えるのでマスクをしているシチュエーションも安心してXperia 10 IVが使えます。
ただし、顔認証には非対応なのでマスクをしていない自宅とかではやっぱり顔認証は欲しいなぁって思うかもしれません。そろそろ、本当に顔認証に対応してください。
Snapdragon 695 5Gを搭載
Xperia 10 IVのSoC(システムオンチップ)はSnapdargon 695 5Gを採用し、メインメモリは6GB、ストレージは128GBを搭載しています。
Snapdragon 695 5Gは2021年10月に発表された6nmプロセスで製造された高効率なSoCで、Snapdragon 690 5GよりもCPU、GPUの性能が少し向上しています。
AQUOS sense6s、AQUOS wish2にも使われてるSoCです。
AntutuでXperia 10 IVとXperia 10 IIIのスコアを計測しました。
Xperia 10 IV | Xperia 10 III | |
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G |
メモリ | 6GB / 128GB | |
総合 | 389446 | 347204 |
CPU | 122170 | 113553 |
GPU | 100672 | 75604 |
MEM | 63047 | 61943 |
UX | 103557 | 96104 |
発熱 | 34.8°(4.7°上昇) | 27.6°(4°上昇) |
バッテリー | 2%消費 | 3%消費 |
Xperia 10 IVはSnapdragon 695 5Gになったことで処理性能が少し向上し、トータルで10%ほど、CPUは10%、GPUは30%ほど処理性能が向上しています。
SoCの処理性能は向上していますが大きな進化はないのでXperia 10 IVに乗り換えをしても体感でわかるほど快適になったとは感じないかもしれません。
普通に使うなら十分な動作速度
Xperia 10 IVの実際の動作をChromeブラウザ、Twitterで動画にしました。
ハイエンドスマホと比べると動作は遅めですが、ブラウシング、SNSくらいなら十分快適に使える性能を持っています。
2画面表示の切り替えもストレスがないですし、これくらいでちゃんと動作していれば不満を感じることはなさそうです。
ゲームもそれなりに遊べる
Xperia 10 IVはSnapdragon 695 5Gを搭載しグラフィック性能も向上したのでゲームもそれなりにプレイ可能です。
画質のデフォルト設定は「低」なので画質はそれなり、フレームレートもそれなりですが普通にプレイはできます。
もちろん、画質をもっとキレイにしたりフレームレートを上げたいならXperia 1 IV、Xperia 5 IIIの方がいいですが1時間ほどプレイしてみましたが問題なくプレイできました。
原神プレイ時の発熱はバッテリー温度が40.4°、CPU温度が54.5°とそれなりです。
本体への発熱もそれなりにするので画質はデフォルトで楽しむのがいいでしょう。
なお、PUBGモバイルの画質設定は10 IIIと同じ「HD」、フレームレート「高」まで設定ができて「スムーズ」で「ウルトラ」でのプレイも可能で問題なく普通に遊べます。
Xperia 10 IVの実際の動作はYouTubeの動画レビューで実際の動作状況を確認できます。(→ YouTube:シンスペース)
電池持ちは少し向上した
Xperia 10 IVのバッテリーは5,000mAhのバッテリーとXperia 10 IIIから500mAhも容量が増えています。どれくらい電池持ちが違うのか比較してみました。
モデル | Xperia 10 IV | Xperia 10 III |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,500mAh |
PUBG 30分プレイ |
91 → 87%(4%消費) | 86 → 81%(5%消費) |
YouTube 1時間視聴 |
79 → 74%(5%消費) | 78 → 73%(5%消費) |
原神 30分プレイ |
47 → 42%(5%消費) | 49 → 42%(7%消費) |
8時間待機 | 5%消費 | 7%消費 |
バッテリー容量が5,000mAhに増えましたがSnapdragon 695 5Gになったこともあり、電池持ちが大きく向上することはなさそうです。
とはいえ、原神を1時間プレイしても10%の電池減りなので電池の持ちは良いスマホといって良いでしょう。2日ほど充電しなくても十分使えるバッテリーライフはありそうです。
Xperia 10 IV カメラのレビュー
カメラのスペック
Xperia 10 IVのリアカメラは広角、超広角、望遠(光学2倍)のトリプルカメラ仕様となっています。
モデル | Xperia 10 IV | Xperia 10 III |
---|---|---|
広角 | 1,200万画素(1/2.8型)・F/1.8 | |
超広角 | 800万画素(1/4型)・F/2.2 | |
望遠 | 800万画素(1/4.4型)・F/2.2 | 800万画素(1/4.4型)・F/2.4 |
インカメラ | 800万画素・F/2.0 | |
動画撮影 | フルHD 60fps | 4K 30fps フルHD 60fps |
機能 | 光学式手ぶれ補正、ハイブリッド手ブレ補正、プレミアムおまかせオート、オートHDR、ナイトモード | 電子手ブレ補正、プレミアムおまかせオート、オートHDR、ナイトモード |
基本的なカメラスペックは従来型と変わりないですが、Xperia 10 IVの広角カメラは光学式手ぶれ補正を搭載したことで夜間撮影の手ブレに強くなっています。
また、望遠カメラのレンズもF/2.4 → F/2.2に明るくなって画質が向上しています。
広角カメラの画質
Xperia 10 IVの広角カメラは明るいところなら解像感が高くてくっきりとした画質の写真に仕上げることができます。
Xperia 10 IVは10 IIIよりも明るい写真に仕上がる傾向があります。明るいところだと暗めに写ってしまう10 IIIよりも見たままの明るさでの撮影ができます。
Xperia 10 IVはソフトウェアの処理が強くなっているのか、よりクッキリととした画質に仕上がります。10 IIIの方が自然かもしれませんね。
Xperia 10 IVの広角カメラは1,200万画の1/2.8型と小さめなセンサーを採用していますが、被写体に寄ることである程度は背景にぼけ味を演出があkのうです。
ぼけ味はXperia 10 IVの方がコントラストが高めに出る傾向があるのか少し硬めです。
ピンクの花もとてもキレイに撮影できます。
Xperia 10 IVは少し青みのある色合いになることが多いです。
10 IIIは少し黄色味のある写真になることが多いので、個人的にはXperia 10 IVの色の方が自然でいい感じになってるように感じます。
紫陽花もいい感じに撮影ができます。
なぜか紫陽花はXperia 10 IIIの方が青っぽい雰囲気になりますが、Xperia 10 IVともにほぼ同じ雰囲気の撮影が可能となっています。
人工物の多い街中も高精細に撮影ができます。
とても自然な感じに風景を切り取ってくれますし、明暗差のあるようなシーンはHDRをしっかり使って白トビと黒つぶれを抑えながら撮影してくれます。
Xperia 10 IVは広角カメラに光学式手ぶれ補正機能が搭載されたこともあり夜間撮影に強くなってブレの少ない写真を撮影できるようになりました。
HDR補正の処理が上手になってるのかXperia 10 IVの方がより明るく撮影可能です。
解像感も少しですが向上し看板の白トビも抑えながらの撮影ができます。
暗い街並みも手ブレを抑えてしっかり撮影ができます。
明らかにHDRの使い方がXperia 10 IVは上手くなっていますよね。暗所撮影も明るく撮影できるので気軽に夜間撮影ができるようになっています。
赤い提灯もちょうどいい明るさで撮影してくれます。
Xperia 10 IVはシャッターボタンを押しただけでこれくらい自然な写真に仕上げてくれるので普通に使えるカメラになってるように感じます。
超広角カメラの画質
Xperia 10 IVの超広角カメラをレビューしていきます。
スペックは10 IIIと同じ800万画素・F/2.2ですがXperia 10 IVの方が明るい写真に仕上げることができています。
夜間撮影もXperia 10 IVの方が明るくなる傾向があって撮影はしやすくなっています。
画質も少しだけですがXperia 10 IVの方がクッキリ表現できるようになっています。
800万画素のセンサーなので解像感は甘めですが夜間撮影は超広角カメラも強くなってる感じですね。
望遠(光学2倍)カメラの画質
Xperia 10 IVの望遠カメラは1/4.4型ととても小さいイメージセンサー採用しているので背景のボケ量は少ないですが800万画素でありながらも解像感はそこそこ高めです。
カリッとした画質に仕上がります。
そこそこ使えそうな感じですよね。さらに、Xperia 10 IVは光学2倍の望遠カメラを使って最大10倍までズームして撮影が可能です。
デジタルズームだけでなくAI超解像ズームに対応したことで10 IIIよりもXperia 10 IVの方が改造感の高い写真に仕上がります。
文字や時計の針が10 IIIよりもXperia 10 IVの方がクッキリと表現できているのがわかります。
AI超解像ズームはハイエンドのXperia 1 III、Xperia 5 IIIで対応していた機能ですがミドルレンジのXperia 10 IVでも使えるようになったのは大きな進歩と言えそうです。
光学2倍の望遠カメラを使って夜間撮影もしてみました。
HDRの処理が上手くなってるのか10 IIIよりも白トビを抑えながら明るく撮影できます。
AI超解像ズームで撮影してもHDRをしっかり使って白トビを抑えて10 IIIよりも解像感の高い写真になります。
望遠カメラでも夜間撮影がしっかりできます。
HDRが上手く使えるようになったのはいいですね。
AI超解像ズームとの組み合わせでも解像感の高い雰囲気のある写真になりますし、シャッターボタンを押しただけで、それなりの写真に仕上げてくれます。
食レポも美味しそうに撮影できる
Xperia 10 IVのカメラは食レポもそれなりに美味しそうに撮影できます。
美味しそうですよね🤤
Xperia 10 IVはより明るく自然な写真に仕上げてくれるので10 IIIよりも食レポ写真は上手くなったように感じます。
ソニーのXperiaシリーズは意外と自然な飯ウマな写真に仕上げてくれるので食レポをSNSにアップすることが多い方にもおすすめです。
ナイトモードも自然な色に
Xperia 10 IVの広角カメラはレンズがF/2.4 → F/2.2と明るくなったこともあって暗いところの撮影も強くなっています。
ナイトモードを使って明るく撮影もできます。
Xperia 10 IVのナイトモードは10 IIIよりも明るく色合いが自然になって使いやすくなりました。
ハイエンドもXperia 1 IV、Xperia PRO-Iはナイトモードを搭載していないので、少しでも明るい写真にしたいならXperia 10 IVという選択肢もアリ..?
(ナイトモードのために10 IVにするのは微妙ですねw)
動画撮影は4K撮影非対応に
Xperia 10 IVの動画撮影はフルHD(60fps)に対応しています。Xperia 10 IIIは4K(30fps)撮影ができたのでスペックダウンしたと言わざるを得ないでしょう。
4K撮影ができなくなったのはSnapdragon 695 5GのISP(画像処理エンジン)が4K撮影非対応になったのが影響しています。
このSoCを搭載しているスマホは軒並み4K撮影ができなくなっていて、AQUOS sense6sもそのうちの一つです。
Xperia 10 IVは光学式手ぶれ補正と電子手ぶれ補正のハイブリッド手ぶれ補正に対応していますが、フルHD 60fpsだと少し効きが弱いように感じます。
動画性能についてはYouTubeでレビューしてるので興味ある方は是非(→ シンスペース:YouTube)
Xperia 10 IV スペック
ディスプレイ | 6.0インチ(2,520 × 1,080ピクセル) 有機ELディスプレイ 60Hzリフレッシュレート |
---|---|
SoC | Snapdragon 695 5G |
メインメモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 |
リアカメラ | 広角:1200万画素・ƒ/1.8(1/2.8型) 超広角:800万画素・ƒ/2.2(1/4型) 望遠光学2倍:800万画素・ƒ/2.2(1/4.4型) |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 |
オーディオ | モノラル |
通信性能 | Wi-Fi 5(802.11ac)、Bluetooth 5.1、5G通信(Sub-6) |
バッテリー | 5,000mAh |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック |
サイズと重量 | 153 × 67 × 8.3 mm・161g |
価格 | ドコモ:64,152円 au:69,985円 UQ:63,385円(MNP:52,385円) 楽天モバイル:59,800円(MNP:51,800円) |
発売日 | 2022年7月8日 |
Xperia 10 IVは新規契約、機種変更だと7万円ほどのスマホでXperia 10 IIIよりも値上げとなりましたが、MNP乗り換えなら5万円で手に入れることができます。
Xperia 10 IV レビュー:評価まとめ
- よりコンパクトになったミドルスマホ
- マット調の筐体で落ち着いた雰囲気に
- 指紋認証でマスクしてても使える
- カメラは明るくなって撮影しやすく
- 電池持ちが良くて充電回数減らせる
- おサイフケータイ対応で電子決済できる
- IP68防滴防塵で濡れても使える
- 90Hzリフレッシュレート非対応
- 内蔵スピーカーがモノラル
- 顔認証に非対応
- 4K撮影ができなくなった
- ワイヤレス充電に非対応
- 6〜7万円は割高感ある
Xperia 10 IVのメリット
Xperia 10 IVは6.0インチの縦長ディスプレイを搭載しているので画面サイズの割に横幅67mmで片手操作も容易で可能なコンパクトスマホとなっています。
カメラも少し明るくなって夜間撮影もしやすくなっていて、光学式手ぶれ補正でブレの少ない写真を撮影できるようになりました。
また、Snapdragon 695 5Gになったことで処理性能が少し向上しゲームもそれなりに遊べますし、電池持ちも良好、おサイフケータイにも対応、IP68の防水防塵に対応しています。
Xperia 10 IVはしっかりメインで使える端末に仕上がっています。
Xperia 10 IVのデメリット
Xperia 10 IVの最大のデメリットは価格です。7万円のスマホで見るとコスパはあまり良くないです。この価格なら120Hzのリフレッシュレート、ステレオスピーカー、ワイヤレス充電には対応して欲しいところ。
4Kの撮影もできなくなりましたし割高感はあります。Xperia 10 IVが4万円くらいで手に入れることができるならアリですが、定価での購入はおすすめできません。
Xperia 10 IVはどんな人におすすめ?
- 縦長なコンパクトなスマホが欲しい
- 費用はそれなりに抑えたい
- それなりにキレイな写真撮影したい
Xperia 10 IVは費用を抑えながら21:9の縦長コンパクトなスマホが欲しい方におすすめです。(かなり限定的…)
7万円は少し割高感がありますが、Xperia 1 III、Xperia 1 IVなどハイエンドスマホと比べれば安くて費用を抑えながらもそこそこのXperiaが欲しいならXperia 10 IVはアリです。
現在はドコモで64,152円(MNP:42,152円)で購入できます。中古イオシスでは2〜3万円くらい。
ソニーの公式ストア、Amazonの公式ストアからSIMフリーモデルを購入可能で53,900円で販売されています。
→ 後継機種のXperia 10 Vはコチラ
→ Xperia 10 IV・Xperia Ace IIIの比較はこちら
→ Xperiaの比較・おすすめはこちら
Xperia10Ⅲは、カメラ立ち上がりが遅くイライラしてます。Xperia10Ⅳはどうですか?