スマホを充電するには充電アダプタが必要ですが近年は同梱してないことが多くアダプタを持っていない場合は新しく購入する必要があります。
どうせ買うなら出力が高くてコンパクトに使える充電アダプタがいいですよね。そこで、Anker 711 Charger(Nano II 30W)という超小型充電アダプタがおすすめです。
Anker 711 Charger(Nano II 30W)は直径4cmの卓球の球よりもコンパクトな大きなに30Wで充電できて、iPhoneやiPadだけでなくMacBook Air、Proも充電できる小型充電アダプタです。
この記事ではAnker 711 Charger(Nano II 30W)をレビューしています。実際に使ってみてどうなのかメリット、デメリットも書いているので充電アダプタを検討している方は参考にどうぞ!
- とにかく小さいのでスマホの充電に
- 筐体デザインもオシャレで良き
- 30W出力でiPadを高速充電できる
- 30W出力でモバイルノートの充電にも
- PPS対応端末なら超急速充電ができる
- プラグが折り畳めない
- 端末価格が2,990円と割高
- USB-Cポートが一つのみ
Anker 711 Charger(Nano II 30W)の特徴
- メタリック調のおしゃれなデザイン
- 独自技術「Anker GaN II」を採用
- USB-C PD(PPS)に対応
- 最大30W出力で急速充電できる
- プラグは直付タイプ
- 充電器の大きさ:32 × 28 × 27 mm
- 充電器の重さ:約34g
- 端末価格:2,990円(Amazon)
Anker 711 Charger(Nano II 30W)は2021年7月に発売した独自技術「Anker GaN II」を搭載した「Nano II 30W」の筐体を30%も小型化した充電アダプタでブラッシュアップモデルです。
Nano II 30Wも小さな充電アダプタですが1年経たずして筐体がさらにコンパクトになりました。どんどん小さくなる充電アダプタですが出力そのままで小型化してるのは素晴らしい。
30Wはスマホやタブレットを充電するにはちょうど良い出力でiPad mini6、iPad Air 5にも最適な充電アダプタです、PPSに対応し対応機器なら出力を細かく調整し端末に負荷をかけずに超急速充電も可能です。
ただし、Anker 711 Charger(Nano II 30W)はプラグが直付で折り畳みできません。筐体がとても小さいので普通にコンパクトに持ち運びできますがプラグが剥き出しなので注意が必要ですね。
AirPods(第3世代)よりもコンパクトですが一緒に持ち出すと傷付けてしまう可能性もあります。
端末価格は1ポート30W出力の電源アダプタとしては少し高価で2,990円で割高感ありますが、超小型でデザイン性も高くてオシャレなのでワンランク上の充電アダプタが欲しいならおすすめです。
充電ケーブルは絡まらないAnker PowerLine III Flowが使いやすくてイイですよ。
Anker 711 Charger(Nano II 30W) レビュー
では、Anker 711 Charger(Nano II 30W)をレビューしていきます。
メタリック調の本体デザイン
Anker 711 Charger(Nano II 30W)はUSB-Cポートを一つ搭載した充電アダプタで充電ポートのある部分はメタリック調なカッコいいスタイルに仕上がっています。
筐体はブラックカラーはグレーのマット調の樹脂素材ですが、なかなかオシャレでいい感じ、ホワイトカラーも選べます。
側面部分はダークグレーカラーのサラサラとした樹脂素材を採用し質感の高い充電アダプタです。ただ、カバンの中にこのまま放り込むと傷は付くかもしれないのでポーチがあった方がいいでしょう。
Anker 711 Charger(Nano II 30W)のプラグは直付タイプを採用しています。
このサイズでプラグを折り畳めたら最強でしたが、Anker 711 Charger(Nano II 30W)は直付プラグを採用していて、ここが本当に惜しいところでもあるんですが小さいので仕方ありません。
基本的に自宅や職場で電源タップに接続して使うのが良さそうですが、超小型アダプタなので生活空間にうまく溶け込むことができそうです。
本体サイズはとにかく小さい
Anker 711 Charger(Nano II 30W)の充電器の大きさは32 × 28 × 27 mm、重量は37gととにかく小さくて軽いのが特徴です。
ほんとに、本当に小さい。
Anker 711 Charger(Nano II 30W)とMacBook Airに付属してるApple 20W USB-C電源アダプタ、とAnker PowerPort Atom PD 1(20W)、Anker Nano II 30Wで比較するとこのサイズ差です。
PowerPort Atom PD 1は20W充電アダプタですが、Anker 711 Charger(Nano II 30W)はそれと同じくらいの大きさまでダウンサイジングしています。
同じ30WのAnker 711 Charger(Nano II 30W)とNano II 30Wを比較しても、こんなにもコンパクトになっています。めっちゃ小さい。
出力スペックは全く同じなのに1年足らずでここまで筐体サイズが小さくなったのは凄いですよね。コンパクトなので横並びの一般的な電源タップでも使えます。
隣に横幅のあるApple 20W USB-CがあってもAnker 711 Charger(Nano II 30W)なら並べて使えるので、あらゆるシチュエーションで活躍できるでしょう。これだけでも革新的なことです…。
第二世代のGaN(窒化ガリウム)を採用した
Anker 711 Charger(Nano II 30W)は電源ICと回路設計の素材に第二世代のGaN(窒化ガリウム)を採用しています。
一般的な電子部品の回路素材にはSi(シリコン)を採用してますが、Anker 711 Charger(Nano II 30W)はGaN(窒化ガリウム)を採用し回路全体を小型化しています。
窒化ガリウムは従来のAnkerの充電器にも数多く採用し他メーカーもGaNを採用した充電器は数多くありますが、Anker 711 Charger(Nano II 30W)は第二世代に進化しています。(前回のNano II 30Wより第2世代に)
第二世代のGaN(窒化ガリウム)はスイッチング周波数を高めてノイズを抑えながら電子部品を省サイズ化、充電時の発熱もいい感じに抑えることができます。
今までのGaN充電器はたしかに発熱しやすい印象がありますが、第2世代になって発熱をうまく抑えることができてるのは安心感がありますよね。
Anker 711 Charger(Nano II 30W)の充電性能
Anker 711 Charger(Nano II 30W)は以下の出力に対応しています。
- 15W = 5V × 3A
- 27W = 9V × 3A
- 30W = 15V × 2A
- 30W = 20V × 1.5A
- 30W(PPS):3.3V-11V × 3A
- 30W(PPS):3.3V-16V × 2A
実際にAnker 711 Charger(Nano II 30W)はどれくらいの出力で充電できるかMacBook Airで試してみました。
Apple 30W USB-C電源アダプタだと28.8W(19.5V×1.48A)、Anker 711 Charger(Nano II 30W)は29W(19.4V× 1.48A)とほぼ同じ出力で充電できていました。
30分ほど充電すると30% → 50%(20%増)だったので5時間ほどでMacBook Airをフル充電できる充電性能となっています。
また、iPad Pro 11インチ、12.9インチもAnker 711 Charger(Nano II 30W)で急速充電が可能で、iPad Pro 11インチで充電出力を確認してみました。
iPad Pro 11インチを26.5W(14.5V× 1.83A)で充電できていたので純正のApple 20W USB-Cはどんなに頑張っても19Wほどの充電出力なのでより速くiPad Proを充電できます。
iPad Proの充電は意外と時間がかかります。
- 純正のApple 20Wで充電:約150分でフル充電
- Anker 711で充電:約90分でフル充電
少しでも充電速度を速くして時間を効率的に使いたい方はAnker 711 Charger(Nano II 30W)を追加することでiPadもより快適になりますよ。
PPS対応で効率よく充電できる
Anker 711 Charger(Nano II 30W)はUSB-C PD 3.0にPPS(Programmable Power Supply)」に対応しています。
PPSは電力を供給しているときに電圧と電流を小刻みで出力を調整し効率よく端末の負荷を最小限に抑えられる充電規格です。
従来のPD充電はスマホ側で過剰に供給された電力を制御していたため負荷がかかったのがPPSは最適化して必要な電力をしっかり供給し端末に負荷がかかりにくい特徴があります。
対応スマホはまだ限定的(Galaxy S22、Galaxy S21、Xperia 5 Ⅲ、arrows Weなど)ですが、対応端末が増えています。
Anker 711 Charger(Nano II 30W)はPPS対応でGalaxy S21を充電すると超急速充電」と表示して通常の充電器よりも素早く充電が可能で端末に負荷がかかりにくくスマホ寿命が伸ばすことができます。
Anker 711 Charger(Nano II 30W) レビュー:まとめ
Anker 711 Charger(Nano II 30W)はUSB-C PD3(PPS)に対応し急速充電ができる卓球の球よりもコンパクトな超小型充電器です。
- とにかく小さいのでスマホの充電に
- 筐体デザインもオシャレで良き
- 30W出力でiPadを高速充電できる
- 30W出力でモバイルノートの充電にも
- PPS対応端末なら超急速充電ができる
ビックリするくらい小型なのに30W出力ができてるので、iPhone、iPadだけでなくMacBook Airもしっかり充電可能です。
家に帰ってきたらAnker 711 Charger(Nano II 30W)とAnker PowerLine III Flowを使ってiPhoneを充電して、就寝中にMacBook Airを充電して朝を迎えることもできます。
iPhoneは充電アダプタが付属しないのでAnker 711 Charger(Nano II 30W)はちょうどいい充電アダプタです。これ1つでスマホ、タブレット、パソコンを充電が可能なので1つ持っておいて損はないでしょう。
- プラグが折り畳めない
- 端末価格が2,990円と割高
- USB-Cポートが一つのみ
Anker 711 Charger(Nano II 30W)はコンパクトな小型充電アダプタですが、折り畳めなくても筐体が小型なので持ち運びしやすく出張や旅行に持って行く充電アダプタとしても使えます。
ただ、他の端末を傷付ける可能性があるのでポーチの中に入れて持ち出すのが良いでしょう。
Anker 711 Charger(Nano II 30W)は据え置きで使う充電アダプタとしても優秀でコンセントからの出っ張りを抑えられるのでリビングなど生活に溶け込みます。
ガジェットっぽい充電アダプタを控えめにできるのでオシャレ空間を目指している方にもAnker 711 Charger(Nano II 30W)はおすすめですよ。
Anker 711 Charger(Nano II 30W)は充電ポートが1つしかないので、複数の端末を同時充電したい場合は2ポート以上を搭載している電源アダプタを選びましょう。
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