高性能なモバイルノートパソコンに必要な高出力の充電アダプタはサイズが大きくて重くて持ち運びしにくいというデメリットがありますが、Ankerの小型充電アダプタのNano IIシリーズには65Wの高出力タイプモデルがあります。
このAnker Nano II 65Wは本当にコンパクトで軽いのでMacBook Pro 13インチ、MacBook Pro 14インチを使ってるなら一つ持っておいて損しません。荷物をコンパクトに軽く収めることができておすすめですよ。
この記事ではAnker Nano II 65Wをレビューしサイズ感・使いやすさなどをみていくので検討している方は参考にしてみてください。
- 充電器がとにかく小さい
- なのに65Wの急速充電ができる
- 充電器のデザインもオシャレ
- PPS充電に非対応
- 本体横幅が少し大きい
このサイズで65W出力でモバイルノートPCを満足いく速度で充電ができるので、カバンの中に一つ入れておきたいですよね。とくに外で作業することが多い方におすすめ。
この記事の目次
Anker Nano II 65Wの特徴
- メタリック調のおしゃれなデザイン
- 独自技術「Anker GaN II」を採用
- USB-C PD PPSに対応
- 最大65W出力で急速充電できる
- 折り畳み式のプラグを採用
- 充電器の大きさ:44 × 42 × 36 mm
- 充電器の重さ:約112g
- 端末価格:3,990円(Amazon)
Anker Nano II 65Wは「Nano IIシリーズ」の中の一つのプロダクトとなっており、下に30W、中に45Wの出力のモデルがあり、約2年の研究開発を経て第二世代のGaN(窒化ガリウム)を搭載した充電アダプタです。
65W出力は少し性能が高いノートパソコンを充電するにはちょうどいい電力となっており、 MacBook Air 15インチやMacBook Pro 14インチに使いやすい充電器です。
もちろんiPad Pro 11インチ、12.9インチにも普通に幅広く使える汎用性の高い充電器なのでスマホ、タブレット、パソコンを幅広く充電できます。
ゴルフボールサイズの充電器でありながらも、折り畳みプラグで下のモデルのNano II 45Wと比べてもそこまで筐体のサイズ差はないので少しでもパワーのある充電アダプタが欲しいならNano II 65Wはおすすめです。
充電ケーブルは絡まらないAnker PowerLine III Flowが使いやすくてイイですよ。
Anker Nano II 65W レビュー
メタリック調の本体デザイン
Anker Nano II 65WはUSB-Cポートを一つ搭載した充電アダプタ。充電ポートを搭載している部分はメタリック調のデザインが施された高級感のあるスタイルとなっています。
側面部分はダークグレーカラーのサラサラとした樹脂素材を採用していてカッコいいスタイルとなっています。
Anker Nano II 65Wのプラグは直付ではなく折りたたみ式プラグを採用していて使わないときはプラグを折りたたんで収納させることができます。
65Wの充電アダプタなのでNano Ⅱ 30Wなど超小型アダプタと比べると少し大きめですが、プラグを折りたたむことで持ち運びしやすいサイズ感に仕上がっています。
スタバなどのカフェで作業をする方にとってはNano II 65Wは最高の充電器となり得るでしょう。
本体サイズは65Wなのに小さい
Anker Nano II 65Wの充電器の大きさは44 × 42 × 36 mm、重量は112gと大きさとしてはゴルフボールと同じ位の大きさとなっています。
Nano IIシリーズの中では最も大きいサイズの充電器となっていますが純正のアップルの純正アダプターと比べるとかなり小さくなっていてちょっと驚きを隠せません。
MacBook Pro 14インチに付属してくるApple 67W USB-C電源アダプタと比較するとこのサイズ差です。
67Wと65Wでこのサイズ差。ヤバくないですか?!
ほぼ同じ出力とは思えないくらいNano II 65Wが小さいサイズの充電アダプタになってるかが分かるのではないでしょうか。
同じNano IIシリーズのNano II 45Wと大きさを比較するとこんな感じです。(左:65W、右:45W)
こうやって大きさを 比べると65Wはそこまで大きくない感じに見えます。重量は112gとさすがに重いですがこの大きさであればパワーのある65Wを選んだほうがいいかも?
USB-Cポートを2つ搭載しているAnker PowerPort III 2-Port 65Wと比較するとこうなります。
スマホとタブレットまたはモバイルノートPCの2台の端末を充電するならPowerPort III 2-Port 65Wにするといった感じでで使用用途に合わせてどっちを選ぶか決めるのがおすすめです。
ちなみに、横並びの一般的な電源タップでもギリギリ使うことがでます。(中央:Nano II 65W、右:PowerPort III 2-Port 65W)
Anker Nano II 65Wは既存製品の中では小型の充電器ではありますが、横幅が少しだけ太いので電源タップで使う場合は隣に太めの電源アダプタがあると使えない可能性もあるので注意です。
第二世代のGaN(窒化ガリウム)を採用した
Anker Nano II 65Wは電源ICと回路設計の素材に第二世代のGaN(窒化ガリウム)を採用した次世代の充電器です。
一般的な電子部品の回路の素材にはSi(シリコン)が使われていますが、Anker Nano II 65WはGaN(窒化ガリウム)を採用し回路全体を小型化しています。
窒化ガリウム自体はAnkerの充電器に数多く採用されていて物珍しい素材ではなく他のメーカーもGaNを採用した充電器は数多く販売しています。
ただ、Anker Nano II 65Wは第二世代のGaNなるものを採用し、スイッチング周波数を高めてノイズを抑えながら電子部品を省サイズ化に成功しています。
発熱はMacBook Proなどを充電すると多少します。
さすがに65Wの高出力タイプで小型サイズなのでそれなりに充電アダプタは発熱しますが、許容できる範囲だと感じます。
Anker Nano II 65Wの充電性能
Anker Nano II 65Wは以下の出力に対応しています。
- 15W = 5V × 3A
- 27W = 9V × 3A
- 45W = 15V × 3A
- 65W = 20V × 3.25A
では、実際にAnker Nano II 65Wはどれくらいの出力で充電できるのか、MacBook Pro 14インチを充電してみました。
Macのシステムレポートの電源のところを確認すると65W出力で充電できてるのがわかります。
参考までにMacBook Pro 14インチの純正のApple 67W USB-C電源アダプタと比較してみました。
純正のアダプタは64W(19.4V × 3.30A)での充電なのに対して、Anker Nano II 65Wは61W(18.6V × 3.29A)としっかりと充電できていました。
充電時間は30分の充電で純正アダプタと同じくらいの40%ほどの充電ができているので1時間40分ほどあればフル充電が可能となっています。
PD PPSは非対応
Anker Nano II 65WはUSB-C PD 3.0に対応していますが、PPS(Programmable Power Supply)」は非対応です。(5V – 21Vに対応しているがGalaxyなどPPS充電できないので非対応と見るのが良さそう。)
PPSは最適化して必要な電力をしっかり供給できるので端末に負荷がかかりにくいという特徴があり、対応端末は少しずつ増えてきているだけに残念なところ。
Anker Nano II 65W レビュー:まとめ
- 充電器がとにかく小さい
- なのに65Wの急速充電ができる
- 充電器のデザインもオシャレ
- PPS充電に非対応
- 本体横幅が少し大きい
Anker Nano II 65Wは、65Wという高出力充電ができる充電アダプタでMacBook Pro 13インチ、MacBook Pro 14インチなどのモバイルノートを持っている方におすすめです。
このサイズで65W出力でモバイルノートPCを満足いく速度で充電ができるので、カバンの中に一つ入れておきたいですよね。とくに外で作業することが多い方におすすめ。
30W、45WのモデルはPPS対応してますがNano II 65WはPPS充電には対応していないのが残念なところ。
とはいえ、普通にスマホを充電するならNano II 30Wを使った方がいいですし、使い分けしていけばいいですし、何よりも65Wの高出力な充電アダプタをコンパクトに持ち運びできるメリットの方が大きいように感じます。
30Wタイプ、45Wタイプはこちら →
その他の充電アダプタはこちら →
https://sin-space.com/entry/aukey-pa-y19
コメントをどうぞ!