Samsungのハイエンドスマホ・Galaxy S21はが6.2インチの画面サイズで丁度いい大きさのフラットディスプレイで筐体デザインがオシャレに刷新された2021年4月22日に発売しました。
Snapdragon 888 5Gを搭載してるので発熱はしやすいですが動作は快適で2025年配信予定のAndroid 15までのメジャーアップデートに対応してるのでまだまだ現役で使えるスペックを持っています。
この記事では、Galaxy S21のデザイン・サイズ・動作速度・カメラの画質をレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット・デメリットも書いたので参考にしてください。
- フラットパネルになって使いやすく
- 筐体デザインがオシャレになった
- 指紋が付着しにくく割れない背面パネルに
- Snapdragon 888のハイエンドSoCを搭載
- DeXモードでパソコンとしても使える
- 顔 + 画面内指紋認証に対応している
- アップデートでGalaxy AI(一部)に対応
- Android 15までOSアップデート対応
- 2026年までセキュリティアップデート対応
- 背面パネルが安っぽくてチープ感ある
- 顔認証はマスクに対応していない
- 使ってると発熱を感じることがある
- microSDカードに対応していない
→ 最新の後継機種はGalaxy S24です。
この記事の目次
Galaxy S21の特徴
- 6.2インチ 有機EL(40-120Hz、HDR 10+、1,300nits)
- 解像度:2,400 × 1,080ピクセル(20:9)421ppi
- SoC:Snapdragon 888 5G(5nm)
- メモリ:8GB LPDDR5X
- ストレージ:128GB / 256GB(UFS 3.1)
- 広角カメラ:12MP(1/1.76型)F/1.8
- 超広角カメラ:12MP(1/2.55型)F/2.2
- 望遠カメラ:64MP(1/1.72型)F/2.0
- インカメラ:10MP(1/3.24型)・F/2.2
- 生体認証:顔 + 画面内指紋認証
- スピーカー:ステレオ対応
- 充電:USB-C(25W) & ワイヤレスQi(15W)対応
- 通信:Bluetooth 5.0、Wi-Fi 6、5G/4G
- バッテリー:4,000mAh
- NFC :Type A/B/(国内:おサイフケータイ対応)
- サイズ:151.7 × 71.2 × 7.9 mm、重量:169 g
- 防水防塵:IP68、樹脂パネル + アルミ
- 発売日:2021年4月22日(木)
Galaxy S21は6.2インチの有機ELディスプレイに48 – 120Hzのリフレッシュレートに対応した滑らかディスプレイを搭載しています。
画面サイズはGalaxy S20と同じですが解像度がQuad HD+(3,200 × 1,440ピクセル)から(2,400 × 1,080ピクセル)にスペックダウンしています。
SoC(システムオンチップ)はSnapdragon 888 5Gを搭載していますが部分的にスペックを落とすことで価格を抑えたハイエンドモデルといっていいでしょう。
リアカメラは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載し画質もとてもキレイで撮影しやすいカメラシステムとなっています。
片手で操作できるハイエンドスマホなのに端末価格が抑えられた手にしやすくバランス感覚のいいハイエンドスマホとに仕上がっています。
Galaxy S21は現在はドコモ認定リユース品で取り扱いをしてることがあります。
中古イオシスでは3〜5万円ほどで販売しています。
Galaxy S21 レビュー
デザイン・サイズ:おしゃれで片手で使える
Galaxy S21はデザインを刷新し全体的にシンプルでとてもスタイリッシュなスタイルとなりました。
本体カラーはファントムピンク、ファントムホワイト、ファントムグレー、ファントムバイオレットの4色から選べます。
カラーバリエーションが豊富で可愛らしい色もあるので女性の方もGalaxy S21を選びやすくいですね。ファントムバイオレットはなかなか奇抜なカラー配色ですが個人的には好きですよ。
リアカメラの部分が筐体上部のサイドフレームから伸びる形で嵩上げしカメラのレンズ部分の突起はフラットにレンズが内側に潜り込む斬新なスタイルに変わりました。
背面パネルの素材は従来のモデルはガラスだったのがGalaxy S21はマットな質感のプラスチック樹脂素材を採用しています。
サラサラした手触りで指紋が付きにくいのでケースを装着なしで使いやすくなりました。少しチープな印象はありますが落として割れなくなったのはいいかも。(Galaxy S22で再びガラス素材になりますが)
本体重量は169gと軽くて扱いやすいスマホです。とにかく軽いです。
サイドフレームはアーマーアルミ素材で光沢のある見た目です。
リアカメラはサイドフレームの高さが少しだけかさ上げされているのはわかります。筐体の右側に音量ボタンと電源ボタン、筐体の下側にUSB-Cポートに内蔵スピーカーを搭載しています。
Galaxy S21は筐体下側にSIMカードスロットを搭載し今回のモデルよりmicroSDカードは非対応に。ただ、ストレージは256GBあるので写真や動画を撮影してもある程度は大丈夫でしょう。
筐体の上側部分はマイクロフォンは2つ搭載しています。
Galaxy S21のリアカメラの広角、超広角、望遠のトリプルカメラ仕様となっておりデザインはこんな感じです。
従来のモデルはカメラをとって付けたようなスタイルでしたが、Galaxy S21は筐体とカメラが融合した感じで一体感のあるスタイリッシュなデザインになりました。
このカメラのデザインならスマホを重ねても相手側の画面を傷付かないのはいいですね。複数の端末を持っている ニッチな声に応えてくれたのでしょうか。(んなわけない)
Galaxy S21はUSB-Cポートを搭載しPD3の急速充電に対応し有線接続での充電は1時間30分でフル充電が可能となっています。
通信速度はUSB3.2(Gen1)の5Gbpsに対応しています。
ワイヤレスでも急速充電に対応しておりAnker PowerWave Ⅱ Standを使って充電すると2時間30分〜3時間でフル充電ができます。
さらに、ワイヤレスパワーシェアで家族のワイヤレス充電対応スマートフォン、Galaxy BudsやGalaxy Watchなどのウェアラブル製品の充電もできます。
ディスプレイ:6.2インチフラットパネルに
Galaxy S21は6.2インチの有機ディスプレイを搭載して 従来まで採用されていたエッジスクリーンは廃止されてフラットなパネルを採用しています。
Galaxy S21はエッジディスプレイからフラットパネルに変更なり手で持った時のホールド感が向上し持ちやすく改善しています。フラットになってベゼル幅が太くなり横幅が69mmから71.2mmになり少し広くなった感はあります。
エッジスクリーン形状による誤動作もない(個人的には誤動作で悩んだことはないけど。)のでエッジディスプレイが苦手な人にとっては嬉しいアップデートではないでしょうか。
ディスプレイはCorning Gorilla Glass Victusになって傷、衝撃に強くなりました。最初から保護フィルムが貼られてるので画面に傷がつかないのはいいですね。
ちなみにステンレスフレームにも保護フィルムが貼られているので傷をできるだけ付けたくない方はしばらくつけておくのもいいかもしれません。
Galaxy S21は48Hz〜120Hzの可変式のリフレッシュレートに対応しています。
画面が動いてる時は120Hzの滑らかなスクロールで表示し、画面が止まってると48Hzになって消費電力を抑えることができる賢い機能です。
Galaxy S21は6.2インチ有機ELディスプレイを搭載しています。画面サイズは従来と同じで解像度が3,400 × 1,440 → 2,400 × 1,080ピクセルに落ちて解像度設定ができない仕様になりました。
ディスプレイのスペックが落ちて落胆しているかたもいるかもしれません。でも、安心してください。パッと見で判別することはできません。
並べて写真を表示して比べてみても同じ画質です。
では、どのような場面で影響を受けるのか。4K画質の映画など動画を観るときに違いを感じることができる程度とみていいでしょう。
生体認証:顔 + 画面内指紋認証(超音波式)
Galaxy S21は顔認証に対応し価格の安いスマホの顔認証よりも精度は高く薄暗い所でも顔を認識してくれるのでマスクしていない時であれば普通に使えます。
ただし、真っ暗闇の中では顔を認識できないのでそのようなシーンでは画面内指紋認証を使って画面ロック解除することになります。
Galaxy S21の生体認証は画面内指紋認証に対応しマスクをしていても指を使って快適に画面ロック解除が可能です。
超音波式なのは従来と同じですがセンサーサイズが1.7倍大きくなって精度と速度が向上しサッと指を当てただけで画面ロック解除ができるのはめちゃ快適です。
画面がスリープ状態ではセンサーはどこにあるのか把握しにくいので「設定」の「ロック画面」→「Always On Display」の項目を「常に表示」または「特定の時間のみ表示」に設定も可能です。
Galaxy S21は顔認証と画面内指紋認証を組み合わせることによって、あらゆるシーンで快適にスマホを使うことができます。
CPU・GPU・メモリの性能
Galaxy S21のSoC(システムオンチップ)はSnapdragon 888 5Gを搭載しメモリが8GB、ストレージが256GBとなっています。
Snapdragon 888 5GはKryo 680 Prime(Cortex-X1)1コア、Kryo 680 Gold(Cortex-A78)3コア、Kryo 680 Silver(Cortex-A55)4コアのCPUコアを内蔵したSamsungの5nmプロセスSoCです。
Antutu(v8)でGalaxy S21、S20の性能を比較してみました。
機種 | Galaxy S21 | Galaxy S20 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 865 |
RAM | 8GB | 12GB |
総合 | 702323 | 572711 |
CPU | 194823 | 170925 |
GPU | 305310 | 216849 |
MEM | 111360 | 94545 |
UX | 90830 | 91392 |
CPUは20%ほど性能向上ですがGPUは50%も性能が向上し3Dグラフィックを多用した負荷のかかるゲームをより快適に動かせます。もちろん、一般使いのアプリも快適に動作する性能となっています。
2024年のミドルスマホとなるGalaxy A55 5GとAntutu(v10)で性能を比較でこうなります。
機種 | Galaxy S21 | Galaxy A55 5G |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 888(5nm) | Exynos 1480(4nm) |
メモリ | 8GB LPDDR5 | 8GB LPDDR5 |
ストレージ | 256GB(UFS 3.1) | 128GB(UFS 3.1) |
総合 | 872384 | 720269 |
CPU | 243010 | 237977 |
GPU | 240161 | 170700 |
MEM | 180976 | 142137 |
UX | 208237 | 169455 |
2021年と3年前のハイエンドですが最新のミドルスマホの性能をまだ上回っているので、中古でGalaxy S21を買ってもまだ現役で使えるスペックと見ていいでしょう。
Galaxy S21でPUBGモバイルを起動してグラフィック設定は従来と同様に画質はHDR、フレームレートは極限まで選べるます。
これくらいのゲームだと差を感じないですが、原神など重めのゲームならより性能の高いSoCで余裕ある操作感を感じることができます。
最高画質60フレームでもそれなりに快適動作します。
さすがに熱が発生してる状態だとレートは落ち気味ですが30〜40fpsくらいで安定的にプレイすることが可能です。これ以上の性能を求めるならGalaxy S24、Galaxy S23がおすすめです。
また、Galaxy S21は外部モニターを接続して使うパソコンモード(DeX)に対応しています。
このような負荷のかかる使い方なら体感の違いはありそうです。Androidアプリをパソコンスタイルで使えるので画像編集など大画面ですることもできます。
端末発熱:アップデートで完全した
Snapdragon 888は5nmプロセスルールで製造されたSoCで電力効率が向上してますがそれ以上に性能が高くなったのか発熱はしやすいです。
とくに、カメラて写真動画撮影時に発熱がしやすく、普段使いで暖かくなりやすい印象があります。Galaxy S21とS20で20枚ほど写真撮影してバッテリー温度、CPU温度を比較してみました。
Galaxy S21のCPU温度は38.5℃、S20のCPU温度は29.5℃と10℃も差が出ました。さらに、動画撮影を5分ほど温度変化を確認するとS21が29.6℃、S20が27.3℃で写真撮影はしないようです。
ゲーム時の発熱はS21、S20ともに変わりありません。実際にPUBGモバイルて20分ほど遊んだ状態でバッテリーとCPUの温度を確認してみました。
ほとんど差がなくCPUの温度は45℃前後となっておりSnapdragon 888はGPUの性能が大きく向上しているのでグラフィックゲームでは余裕があるのかもしれません。
追記:最新バージョンではかなり最適化されて発熱は抑えられて電池減りも改善しています。原神を最高画質60フレームで30分ほどプレイして発熱がどうなってるのか計測しました。
MAX 48.4℃でかなり発熱しています。やはり負荷のかかるゲームは端末がそれなりに発熱してしまうのは仕方ないところかもしれません。
電池持ち:先代とほぼ同じバッテリーライフ
Galaxy S21が採用しているSnapdragon 888はSnapdragon 865よりも発熱するのでバッテリーの持ちが心配ですが実際の電池持ちは差は少ないです。
機種 | Galaxy S21 | Galaxy S20 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 865 |
PUBG30分プレイ | 13%消費 | 13%消費 |
動画5分間撮影(スーパー手ぶれ補正ON) | 5%消費 | 3%消費 |
動画5分間撮影(4K60P) | 2%消費 | 3%消費 |
写真撮影(20枚) | 5%消費 | 4%消費 |
実際にPUBGモバイルで30分プレイしたり、動画撮影を10分間だとGalaxy S21の方が減りが速いですが、ほぼ同じバッテリー駆動時間となっています。
Galaxy S20はそもそもが電池持ちはイマイチだったので電池持ちが改善したわけではなく従来モデルとほぼ同じくらいのバッテリーライフと見ていいでしょう。
Galaxy AI(一部)に対応した
Galaxy S21は2021年モデルですが2024年にGalaxy AIの機能の一部をAndroid 14(One UI 6.1)で対応しました。
画像を囲って検索ができる「かこって検索」や画像の切り抜き機能などに対応しています。
リアルタイム翻訳通話、ボイスレコーダーの文字起こし機能などは対応しておらずGalaxy AIの一部の機能が使えますが、翻訳などの機能も欲しい場合はGalaxy S22以降のモデルにしましょう。
カメラスペック:構成は先代と変わらず
Galaxy S21は広角、超広角、望遠のトリプルカメラ仕様となっています。
望遠カメラは光学の望遠レンズではなく広角画角のレンズに64MPの高画素センサーを搭載しクロップズームをして3倍画角のズーム撮影を実現しています。
いわゆるなんちゃって望遠ズームレンズですね。高画素センサーならではのメリットを活かしてる感じでしょうか。各カメラのスペックをGalaxy S21とS20で比較しました。
機種 | Galaxy S21 | Galaxy S20 |
---|---|---|
広角カメラ | 12MP(1/1.74型)・F1.8・79° | |
超広角カメラ | 12MP(1/2.55型)・F2.2・120° | |
望遠カメラ | 64MP(1/1.72型)・F2.0・76° | |
特徴 | ハイブリッド光学3倍ズーム、30倍超解像度ズーム、8K 24fps・4K 60fps・HDR10+撮影 | |
スーパー手ぶれ補正 | フルHD・60fps | フルHD・30fps |
インカメラ | 10MP・F2.2・80° |
基本的なスペックはほぼ同じですがGalaxy S21はSoCが高性能になってスーパー手ぶれ補正でフルHD・60fpsの撮影に対応。これは何気に嬉しい進化といってもいいのかもしれません。
では、実際のGalaxy S21でどんな写真撮影ができるか見ていきます。
まずは広角カメラです。1200万画素のイメージセンサーにF/1.8のレンズとなっています。
基本的にな画質はS20と同じとなっておりパッと見た感じで違いを見とることはできないかと思います。ということで、両機で同じ写真を撮影しているので時計台の部分を拡大してみました。
広角カメラに関してはGalaxy S21は少しだけソフトに仕上がるようになったようです。他の写真でも見比べてみましたが、S20の方が被写体の輪郭がくっきりと表現されることが多いのですが、S21はソフトな感じに変わっています。
次に超広角カメラです。1200万画素のイメージセンサー、F/2.2のレンズとなっています。周辺の歪みもきちんとソフトウェア処理によって補正されているので違和感のない写真に仕上げることができます。
東急スクエアの看板あたりの部分を拡大してみました。
拡大するとGalaxy S21の方が画質が向上しているのが確認できます。
S20は全体的にモヤっとした画質なのに対してGalaxy S21はパリッとした画質に向上しています。スマホの画面サイズだとこの差を見極めるのは難しいですが大画面で写真を見ると明らかに画質が向上しているのは見てとることができます。
望遠カメラです。6400万画素のイメージセンサーにF2.0のレンズを採用しています。
望遠カメラとはいえレンズは広角カメラとほぼ同じです。デジタルズームして補正を上手くかけることによってあたかも光学3倍レンズで撮影しているかのように見せかけていますが、さすが上手ですね。違和感がありません。
さらに、Galaxy S21、S20ともに10倍ズームでの撮影も可能となっています。画質に違いがあるのかを比較してみました。
ソフトウェアの補正が上手になった感がありますね。Galaxy S21の方がよりくっきり鮮明に表現できるようになっているようです。こちらは最大倍率の30倍で撮影したものとなります。
Galaxy S21の方が被写体の輪郭がくっきりと鮮明になっています。かといって、常用できる画質ではないので実際には10倍〜20倍ズームあたりが限界値ではないでしょうか。もっと高倍率ズームを求めるならUltraに行くしかないでしょう。
また、ナイトモードも搭載しています。ナイトモードを使わずに暗いところで撮影するとこんな感じの写真となりますが…
ナイトモードをONにすることで明るく撮影することが可能となります。
広角カメラだけでなく、超広角・望遠カメラでもナイトモードをONにして夜間でも明るくノイズの少ないキレイな写真を気軽に撮影することができます。
Galaxy S21は背景をぼかせるポートレート撮影ができます。従来のモデルはライブフォーカスと呼ばれていたものですが、本モデルよりポートレートモードに名称が変わりました。
写真だけでなく動画にも適用可能で動画で背景をリアルタイムにぼかすことができます。背景のぼかしの精度もいい感じで不自然さが少ないのはさすがSamsungといったところでしょうか。
また、ポートレートモードは1倍だけでなく2倍画角でも撮影が可能です。
背景をぼかすだけでなくエフェクト(スタジオ・ハイキーモノクロ・ローキーモノクロ・背景・カラーポイント)も使えて、例えばカラーポイントで背景をモノクロ撮影も可能です。
背景がモノクロになるだけで被写体が栄えますね。ToFセンサーがないソフトウェアによる処理だけでもここまで精度が高いのはさすがGalaxyといった感じがします。
カメラ:作例をいくつか
Galaxy S21で撮影した作例をいくつか置いておきます。
このようにGalaxy S21は昼間だけでなく夜など暗所も色鮮やかでキレイな撮影が可能です。ハムのふわふわ感もしっかり表現できてるのもいいですね。
カメラ:動画撮影の性能も向上した
Galaxy S21はスーパー手ぶれ補正に対応しアクションカメラ並みの手ぶれ補正効果で動画の撮影が可能となります。
Galaxy S20はスーパー手ぶれ補正をONにするとフルHD・30fpsに制限されてたのが、Galaxy S21はフルHD・60fpsに対応し普段使いでスーパー手ぶれ補正を使って撮影可能になりました。
動画の解像度・フレームレートを画面上部から簡単に切り替え可能で動画撮影のレスポンスが向上しています。「FHD AUTO」は状況に合わせて自動的に30fps、60fpsに可変する撮影モードが追加されています。
動きの激しい場面になると自動的にフレームレートが60fpsになって滑らかな動画に変わるので、無駄のないデータ容量で撮影できるようになるのは素晴らしいところですね。
Galaxy S21は4K・60fpsでの高精細動画撮影に対応していますが、さらに4K解像度を通り越して8Kでも撮影が可能となっています。
フレームレートは24fps固定となりますが、映画のようなコマ数で動画撮影できるので、意外と使える感じです。ただし、8K動画で撮影しても対応してるモニターがないので意味はないのかもしれません。
それよりも24fpsで動画撮影できるメリットがあります。24fpsで映画のような雰囲気ある動画を撮影可能であとから動画で高画質な静止画として切り出しできるので、とりあえず8K動画で記録してもいいかもです。
こちらは8Kで撮影した動画を「8Kビデオスナップ」して切り出した画像となっています。
写真で撮影したものよりも落ち着いた発色となっているので意外と使える感じがしました。
また、Galaxy S21はディレターズビュー機能を搭載していて広角、超広角、望遠、インカメラの全ての画面を確認しながら撮影することが可能です。
切り替えながらリアルタイムで撮影できるのV-Logに適しているように思います。Galaxy S21はカメラUIが見直されていて、操作性が従来モデルよりも向上しています。全体的にとても使いやすくなった印象があるのでカメラを使うことが多いのならおすすめです。
Galaxy S21 レビュー:評価まとめ
Galaxy S21は6.2インチディスプレイにSnapdragon 888 5Gを搭載した小型ハイエンドスマホです。2021年4月発売ですがOSアップデートが継続しており現役で使うことができます。
- 価格の安いハイエンドスマホが欲しい
- ゲームをそこそこ快適に動かしたい
- 色鮮やかな写真撮影をしたい
- 手ぶれ補正の効いた動画撮影をしたい
Snapdragon 888 5Gは4世代ほど前のSoCではありますがハイエンドらしく処理性能は現在のミドルレンズのSoCよりも高いのでゲームも快適に動かすことが可能です。
もちろん、最新のGalaxy S24と比べると性能は劣りますし中古市場に出回ってるのは劣化してる端末も増えてきてますが中古Aランクで46,800円前後なので悪くないですよね。
Galaxy S21はOSアップデートはAndroid 15まで、セキュリティアップデート対応は2026年まで対応してるのでまだ現役で使える小型ハイエンドスマホです。
→ Galaxyの比較はこちら
→ Galaxy S24、Galaxy S23、Galaxy S22を詳しく見る
デメリットを誤差と書くのは比較検証としては良くない記事