Galaxy Z Flip3 5G。これは凄いかも。折り畳みスマホ。
時代に逆境しているのではないか?とも思ってしまいがちですが、ディスプレイを折り曲げることができる先進的な技術により実現した最新のテクノロジーの塊でもあります。
また、折り畳むことで今まで入らなかった小さいポケットに入れて持ち運べたりスタンドなしでスマホの画面をこちらに向けて使うことができるなど従来のスマホとは違った新しい使い方も可能。
そんな中で折り畳みスマホの先駆者といってもサムスンがGalaxy Z Flip3を2021年10月6日に発売。この記事では、Galaxy Z Flip3 5Gのデザイン、サイズ、操作性、動作速度をレビューしています。実際に使ってみてどうだったのかを書いているので気になる方は参考にしてみてださい。
- 折り畳みスマホでコンパクトに持ち運べる
- Snapdragon 888 5Gで快適に使える
- フレックスモードで使い方いろいろ
- 顔と指紋認証で様々なシーンで使える
- 折り目が気になるかも
- ゲーム性能が少し弱め
- 望遠カメラを搭載していない
- 動画の手ぶれ補正が弱い
- microSDカードを使えない
- 3.5mmオーディオジャックがない
- DeXモードを搭載していない
- 端末価格が高い
Galaxy Z Flip3はドコモで148,896円、auで128,915円で買えます。中古のイオシスなら84,800円〜あるので意外と安くGalaxy Z Flip3を手に入れることができそうですね。
なお、タブレットにもなるフォルダブルスマホ・Galaxy Z Fold3はこちらです。
この記事の目次
Galaxy Z Flip3 5Gの特徴
Galaxy Z Flip3 5Gは画面を中央から折り曲げることができる折り畳み式のスマートフォンで、今回で3世代目のモデルです。(初代:Galaxy Z Flip、2代目:Galaxy Z Flip 5G)
- 折り畳み式のスマートフォン
- 6.7インチの折り畳み可能な有機ELディスプレイ
- メインパネル10〜120Hzリフレッシュレート対応
- 1.9インチカバーパネルで時間・通知を確認できる
- Snapdragon 888 + 8GBで性能がいい
- ストレージは128GBの容量に
- 顔 + 指紋のデュアル生体認証に対応
- 広角 + 超広角のデュアルカメラを搭載
- クローズ時:86 × 72 × 15.9 mm
- オープン時:166 × 72 × 6.9 mm
- 重量:184g
Galaxy Z Flip3 5Gは折り畳むことができる有機ELディスプレイに特殊なヒンジ機構を採用することで、このように折り畳むことができます。
従来のスマホでは入れることができなかった胸ポケットは小さめのポケットに入れて持ち出すことができる革新的な端末です。
ガラケー時代は携帯電話を折り畳むのが当たり前の姿でしたが、スマホが主役になった現在はこのようなスタイルは一周回って新しいですよね。ほんとにスマホが折れ曲がったことに感動すら覚えてしまいます。
ただ単純にコンパクトに持ち運べるだけでなく、画面を折り畳むことで「L」型にしてスタンド無しでこちらに画面を向けることもできます。
この状態で机に置くことで画面を立てながらYouTubeなど動画を見ることもできます。また、電子書籍を本のように折り畳み式で見ることもできるので、なんとなく本を読んでいるという気分になれるのが良きです。
Galaxy Z Flip3は使い方は無限大です。一般的なストレート式のスマートフォンではできないような使い方ができるので、使う側の想像力を掻き立てられてなかなか面白い端末になっているなぁと感じます。
中古のイオシスなら84,800円〜あるので意外と安くGalaxy Z Flip3を手に入れることができそうですね。
Galaxy Z Flip3 5G レビュー
折り畳めるスマートフォン!
Galaxy Z Flip3の背面パネルは折り畳み端末ということもあり中央部分に切れ目があって、サイドフレームと一体になったアルミの金属フレームを採用、背面部分にガラスパネル(Corning Gorilla Glass Victus)を採用したスタイルとなっています。
本体サイズは画面オープン時は(166 × 72 × 6.9 mm)で画面比率は22:9とかなりの縦長のディスプレイを採用しています。
メインディスプレイは6.7インチ(2,640 × 1,080ピクセル)の有機ELディスプレイで保護パネルはCorning Gorilla Glass Victusを採用し傷が付きにくいものとなっています。
さらに、10〜120Hzのリフレッシュレートにも対応しスクロールした時の文字の残像が少なくて見やすい画面になっています。
縦長ディスプレイなのでストレートスタイルで使うと少し長すぎるのかな…と感じますが、画面を少し折り曲げることで上の画面と下の画面が顔の方向を向いてくれるので意外と見やすい。
画面を折りたたむとこんなにもコンパクトに。クローズ時の本体サイズは(86 × 72 × 15.9 mm)となります。
ヒンジ部分にはGalaxyのロゴが刻印されています。
フレームはアルミ金属素材を採用しサラサラとした手触りのよい質感となっています。
とにかくコンパクトなサイズになるので、シャツの胸ポケットにこのまま入れることもできますし、ジーンズなどパンツのお尻ポケットにも入れられます。
Galaxy Z Flip3を開いた状態の大きさはXperia 1 Ⅲと似ておりXperiaはお尻ポケットに入れたまま座ると画面を割ってしまうのでは…?というくらい存在感ありますが、Galaxy Z Flip3はお尻ポケットに入れても違和感ないです。
もちろん、このまま座ると壊れる可能性はありますがリスクは他のスマホと比べると低いのではないでしょうか。
画面を立てられるフレックスモード
Galaxy Z Flip3 5Gは画面を「L」に折り曲げるフレックスモードを使うことができ、このように机にGalaxy Z Flip3を置いただけで周辺機器を使うことなく画面を自分の方に向けてコンテンツを楽しむことができます。
YouTubeなどの動画コンテンツはフレックスモードにすることで自動的に上の画面に動画を表示して下の画面に情報を表示するなど、気配りの効いたUIになっております。
もちろん、2画面表示機能を使うことで上にYouTube、下にTwitterやブラウザといった使い方も可能です。
また、画面をほんのわずかだけ折り曲げることで横置き全画面モードとして使うこともできます。
スタンドがないところ、例えばカフェなどの狭いスペースでもこのようにGalaxy Z Flip3を設置することで動画を全画面にして映画を楽しむ…という使い方もできます。
画面比率が22:9と超ワイドなディスプレイを搭載しているのでNetflix、Amazonプライムで映画を見るというかたもGalaxy Z Flip3はいいかもしれませんね。
写真・動画撮影も三脚いらず
フレックスモードをうまく使うことで写真、動画も三脚なしで手放しで撮影ができます。
高さがないので置く場所を考慮する必要はあるものの、夜景撮影で使えるだけでなくみんなでの集合写真も撮影者も含めての撮影ができそう。さらに、サブディスプレイにプレビュー画面を表示させることもできます。
顔が写ると自動的にシャッターが切れたりもするので使い方次第ではいろんな撮影ができそう。自撮りの写真、動画は今まではインカメラを使うほかなかったですが、Galaxy Z Flip3ならメインカメラを使ってキレイに写真、動画を撮影できるのが魅力となります。
本っぽく電子書籍を読める
Galaxy Z Flip3は中央を曲げて使えるスマートフォンです。Kindleなどの電子書籍を読むときも本のようにして折り曲げて読むことができます。
この読み方になんの意味があるのかって?
なんとかく本を読んでいる気分になれるじゃないですか…。電子書籍って少しスマホで読むと味気ないところがあるのでこのように角度を変えることで、気分を変えることも大切なことだと思うんですよね。
しかも、端末が軽いのでとても持ちやすい。いい気分転換になりますし角度を付けることで覗き見防止にもなります。
ただし、漫画はあまりおすすめできません。画面を折りたたむことができるとはいえ横持ち時の画面高さの表示領域が狭いので見にくい。あくまで小説など文字だけのコンテンツと相性がいいように感じました。
ゲームをプライベート空間で楽しめる
ゲームをするときもGalaxy Z Flip3を少し折り曲げることで物理的に奥行き感が出て意外と見やすいです。
パズルゲームなど2Dゲームはプレイしにくいかもですが、3Dゲームはこのように角度を付けてプレイするもいいでしょう。こちらも角度を付けることによって覗き見防止にもつながりますしいいですよね。
サブディスプレイで通知も安心
Galaxy Z Flip3は折り畳んだ時に使えるサブディスプレイを搭載しています。
画面サイズは1.9インチ(512 × 260ピクセル)と小さめですが、時間を確認したり、通知の確認、天気予報の表示、タイマーといったいろんなウィジェットを表示させることができます。(カスタマイズ可能です。)
音楽プレーヤーとして超優秀では
さらに、音楽を再生中はサムネイルやタイトルを表示させることもできて、オーディオコントロールも可能です。
純粋に音楽だけを楽しむのなら画面は必要ありません。必要最低限の情報と曲のスキップ、停止ができればいいのでGalaxy Z Flip3は音楽プレーヤーとしても使いやすい端末になっているように思います。
もちろん折り畳んだ状態でも端末から音楽を鳴らすこともできます。ただ、受話レシーバー部分は塞がってしまうので臨場感に欠けるので、普通にGalaxy Buds Proなどのイヤホンと一緒に使うのがいいでしょう。
ヒンジ機構は丈夫そう
Galaxy Z Flip3のヒンジ機構はどうなってるのか。
有機ELはそもそも柔軟性のあるディスプレイで一番上にディスプレイ覆い被さっていてその下の部分が折り曲げられるようになっています。
コンパクト!すごい!
端末を折りたたむのでどうしてもストレート状態よりも厚みは出てしまいますが、6.7インチのディスプレイを搭載した巨大スマートフォンが手のひらサイズに収めることができてしまいます。
折り畳みなのにIPX8防水対応
Galaxy Z Flip3はIPX8相当の防水性能を持っています。
折り畳み式のフォルダブルスマートフォンで防水性能に対応したのはGalaxy Z Flip3が世界初。雨の日でもこんな感じでびしょびしょになってしまっても壊れるリスクを抑えることができます。
IPX8なのでお風呂に浸かりながらGalaxy Z Flip3を使っても大丈夫なんでしょうが、ちょっと怖いですね…。価格が高いですし。あくまで濡れても使える程度に思っていた方が安全です。
顔 + 指紋のデュアル生体認証に対応
Galaxy Z Flip3は顔認証による画面ロック解除に対応しています。
顔と登録しておくことで画面ロック解除できるのでマスクをしていない時も快適に使うことができます。マスクをしていると顔を認識していないので、サイドボタン式の指紋認証を使うことができます。
構造上の問題で指紋認証センサーを内蔵したサイドボタンは筐体の上側に配置されていて左手で持った時に少し使いにくいかも。下の筐体部分に指紋センサーがあったら左手で持って中指で認証できるんですけどね。
ただ、これも慣れなんですよね。左手の人差し指を登録しておくことで上にある指紋認証センサーも持ち帰ることなく認証できますし、右手で画面を開くと同時に右手の親指を指紋認証センサーに触れることで素早く画面ロック解除もできます。
内蔵スピーカーの音質はとてもいい
Galaxy Z Flip3の内蔵スピーカーはステレオに対応しています。
受話レシーバー部分と端末下にあるUSB-Cポートの隣にある穴から音が鳴ります。
音質はとても良好で低音から高音までしっかりと音が鳴っているのでイヤホンなしの内蔵スピーカーなしでも音楽を聴いたり、動画を見たり、ゲームを楽しんだりと十分使えます。
さらに、ドルビーアトモスにも対応しているので広がりのあるサウンドを楽しむことも可能です。
Galaxy Z Flip3 5G スペックと性能
Snapdragon 888 + 8GBメモリを搭載
Galaxy Z Flip3はハイエンドSoC(システム・オン・チップ)となるSnapdragon 888に8GBのメインメモリを搭載しているので、動作速度は快適でストレスなくスマホととして使うことができます。
Antutuベンチマークでスコアを計測してみたところトータルで71万満点でした。
Galaxy Z Flip3 | Galaxy S21 | Galaxy S20 | |
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 865 | |
RAM | 8GB | 12GB | |
総合 | 686914 | 743647 | 572711 |
CPU | 204973 | 205443 | 170925 |
GPU | 224679 | 262094 | 216849 |
MEM | 130596 | 136874 | 94545 |
UX | 126666 | 139236 | 91392 |
Snadragon 888はGalaxy S21、Galaxy S21 Ultraなどにも採用されているハイエンドチップでGalaxy Z Flip3とS21シリーズともにほぼ同じ性能になっているようです。折り畳みスマホと機構が特殊ですがスペックを落とすことなく、しっかりハイエンドのスマートフォンとして使えるのはいいですよね。
実際の動作速度(ブラウザ・SNS・ゲーム)
Galaxy Z Flip3はどれくらいの操作感で使えるのかブラウザ、Twitterの動作を動画で撮影してみました。
ブラウジング、Twitterともに動作は快適に120Hzのリフレッシュレートに対応していることもあって残像の少ない滑らかに表示できています。
Galaxy Z Flip3で「原神」をプレイしてみました。
画質設定はデフォルトは「中」となっています。他のSnapdragon 888を搭載しているスマホ(Galaxy S21やXperia 1 Ⅲなど)と比べるとフレームレートは落ち気味です。
もしかしたら、Galaxy Z Flip3のSnapdragon 888は性能を控えめに調整している可能性があります。PUBGモバイルの画質設定もGalaxy S21なら画質「HDR」のフレームレート「極限」までいけるのにGalaxy Z Flip3は「ウルトラ」までしか設定できません。
Galaxy Z Flip3はバッテリー容量が3300mAhと少なめなのに意外と電池持ちがいいので、SoCの性能を抑えてバランスを取っているのかもしれません。発熱も思ったほどしないですしとても使いやすい端末に仕上がっているように感じます。
発熱は筐体上部に集中する
Galaxy Z Flip3は端末の上側(カメラを搭載している側)にSoCを搭載していることもあり、動画撮影やゲームなど負荷のかかる操作をしていると端末の上側が発熱し下側が冷たくなったままになります。
フレックスモードで「L」にした状態だと上側ばかり熱くなって下側に熱が放熱しにくい状況になることも。ストレートな状態にしてると下側にも熱がヒンジを辿っていきます。
片側だけ発熱していたとしても支障はないですが、ゲームをしていても片側だけ冷えてる状態が続くので少し不思議な感覚に陥ります。
バッテリーの持ちについて
Galaxy Z Flip3のバッテリー容量は3,300mAhとGalaxy S21と比べても少ないですが、Snapdragon 888の性能を(おそらく)抑えていることもあって意外と電池持ちが良いです。
Galaxy Z Flip3 | Galaxy S21 | |
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 888 |
バッテリー容量 | 3300mAh | 4000mAh |
PUBG 30分プレイ | 11%消費 | 8%消費 |
原神 30分プレイ | 13%消費 | 10%消費 |
YouTube 60分視聴 | 9%消費 | 8%消費 |
YouTubeを1時間視聴して見たところGalaxy Z Flip3は9%消費でした。バッテリー容量がS21よりもかなり少ないのにそこまで違いがないのが凄いところ。ゲームになるとさすがに消費電力がかかるのか原神も30分プレイで13%とS21よりも消費しています。
また、Snapdragon 888を採用しているとはいえ3Dゲームなどの負荷のかかるものはあまり得意ではないかもしれないですね。純粋にゲームを楽しみたいならGalaxy S21、iPhone 13 Proを選ぶのがいいかも。ただ、Snapdragon 888を搭載しているスマホの中では電池持ちはいい方なので、普段使いにおいて、ブラウジング、SNS、動画視聴をするくらいならバッテリーの減りが気になることはないでしょう。
ワイヤレス充電に対応している
Galaxy Z Flip3はQi規格のワイヤレス充電に対応しています。
充電パッドは端末の下側に内蔵されていてフレックスモードにしながらワイヤレスで充電ができます。つまり、スタンド型のワイヤレス充電器がなくて平置き型のワイヤレス充電器でも動画を視聴しながら充電ができます。
Galaxy Z Flip3 5Gのカメラ
Galaxy Z Flip3のリアカメラは広角と超広角のデュアルカメラを搭載しています。
Galaxy Z Flip3 | |
広角カメラ | 1200万画素・F1.8・78° |
超広角カメラ | 1200万画素・F2.2・123° |
望遠カメラ | – |
リアカメラの特徴 | 最大10倍のデジタル超解像度ズーム、4K(60fps)、HDR10+撮影対応、スーパー手ぶれ補正(フルHD・30fps) |
インカメラ | 1000万画素・F2.2・80° |
Galaxy Z Flip3はハイエンドスマホですがカメラのスペックは控えめなので、カメラを目的にするならGalaxy S21やGalaxy S21 Ultraを選んだ方がいいかも。ただ、デュアルカメラでも十分キレイな写真や動画を撮影することができます。
広角カメラの画質
Galaxy Z Flip3の広角カメラの画質を見ていきましょう。広角カメラは1200万画素のイメージセンサーにF/1.8のレンズを搭載しています。
スペックはGalaxy S21よりも控えめなものとなっていますが、十分キレイな写真を気軽に撮影することができます。
光学望遠カメラがないのでズームはAI超解像ズーム(デジタル)によるものとなりますが、とても高精細な写真を撮影できます。
最大10倍までデジタルズームすることができます。
さすがに文字などの画質は破綻していますが、広角カメラのデジタルズームでここまで撮影できれば十分ではないでしょうか。4倍ズームくらいであれば十分使える画質になっています。
こちらは2倍ズームで撮影したもの。
光学の望遠カメラがなくてもそこそこキレイな写真に仕上げることができます。
こちらは広角カメラで撮影したコスモスです。
花粉一粒が見えるくらい高精細な写真に仕上がっております。
Galaxyはシャッターボタンを押すだけで色鮮やかな写真に仕上げてくれるので、InstagramなどのSNSにアップする画像を撮影するなら適しているといってもいいもしれないですね。
Galaxy Z Flip3の広角カメラはF/1.8と明るめのレンズを採用していることもあり、暗所撮影はナイトモードを使わなくてもこれくらいの明るさで撮影ができます。
ナイトモードを使うことでさらに明るい写真に仕上げることもできます。
また、ポートレートモードを使って背景をぼかした写真も撮影できます。
Galaxy Z Flip3はカメラは控えめですがナイトモードやポートレートモードを使うことができるので、普通の方であれば十分満足できるスペックになっているかと思います。
超広角カメラの画質
Galaxy Z Flip3の超広角カメラもそこそこキレイな写真に仕上げることができます。
Galaxyらしい色鮮やかな写真ですね。超広角カメラはF/2.2と広角カメラよりも暗めのレンズですが、これくらいの街のシーンでもHDRをしっかり使うことでノイズを抑えながら白トビを抑えてしっかりとした写真に仕上げることができます。
超広角カメラはナイトモードは使えません。
少し暗めかもしれませんが、超広角カメラでここまでノイズの少ない写真を撮影できるなら十分ではないでしょうか。
動画撮影は手ブレはしやすい
Galaxy Z Flip3の動画は以下の解像度で撮影が可能です。
- 4K:60fps or 30fps
- FHD:60fps or 30fps
- HD:30fps
- スーパー手ぶれ補正:FHD 30fps
- ポートレート動画(人物限定)
しっかりと4K 60fpsでの撮影に対応しているのでキレイな動画を簡単に撮影することができます。シングルテイクにも対応し、動画撮影しながら写真も同時にAIが判断して撮影してくれるので、とにかく簡単に動画と写真を同時に撮影できます。
動画で背景をぼかしてくれるポートレート動画での撮影もできます。人物限定になってしまいますが、子どもなど家族の動画を撮影するのに使うことができそうです。
ただし、Galaxy Z Flip3は手ぶれ補正が少し弱めです。Galaxyといったら動画の手ぶれ補正がすごいイメージがありますが、Galaxy Z Flip3は電子手ぶれ補正の効きがあまりよくないので注意です。
Galaxy Z Flip3 5G 付属品
Galaxy Z Flip3はキャリア版もしっかりとしたパッケージに入っています。
この辺りは国内メーカーも見習った方がいいですよね。
同梱品はUSB-Cケーブル、SIMカードスロットのピン、説明書となっており、充電器は付属しないのでUSB-Cの充電アダプタを持っていない場合は別途購入する必要があります。(→ Anker PowerPort Ⅲ nano 20W)
Galaxy Z Flip3 5G スペック
メインディスプレイ | 6.7インチ(2,640 × 1,080ピクセル・421ppi)、有機EL、22:9、10〜120Hzリフレッシュレート |
---|---|
サブディスプレイ | 1.9インチ(512 × 260ピクセル)、有機EL |
SoC | Snapdragon 888 |
メインメモリ | 8GB LPDDR5 |
ストレージ | 128GB |
microSDカード | 非対応 |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証、顔認証 |
リアカメラ | 広角(1200万画素・F1.8) 超広角(1200万画素・F2.2) 最大10倍デジタルズーム、4K60fps対応 |
インカメラ | 1000万画素・F2.2 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
5G | Sub-6、ミリ波 |
Bluetooth | 5.1 |
ワイヤレス充電 | Fast Wireless Charging 2.0(Qi、WPCに対応) |
バッテリー容量 | 3300mAh |
サイズ | クローズ時:86 × 72 × 15.9 mm オープン時:166 × 72 × 6.9 mm71.2 × 151.7 × 7.9mm 重量:184g |
本体カラー | クリーム、ファントムブラック |
Galaxy Z Flip3 5G レビュー:評価まとめ
Galaxy Z Flip3 5Gのメリット
Galaxy Z Flip3 5Gのメリットはこんな感じです。
- 折り畳みスマホでコンパクトに持ち運べる
- Snapdragon 888 5Gで快適に使える
- フレックスモードで使い方いろいろ
- 顔と指紋認証で様々なシーンで使える
Galaxy Z Flip3は折りたたみ式のフォルダブルスマホで画面を折り曲げてコンパクトに持ち運ぶことができる未来から来た(?)スマホです。
おそらく、この先、各メーカーが折りたたみスマホを投入することになるんでしょうね。それだけ使い方に可能性を感じることができる端末になっています。
Galaxy Z Flip3はスタンドを使うことなく画面を立てて使うことができるので、カフェなど作業スペースが限られてるようなところでも無駄なく使うことができます。
しかも、意外と端末が軽いので扱いやすいんですよね。電子書籍も画面を曲げることで本を読んでいる雰囲気を味わうことができますし、使い方は無限大。どうやって使おうかなって想像力を掻き立てられるのが楽しくて最高です。
基本性能もしっかりハイエンドですし、顔認証と指紋認証を使うことでどんなシチュエーションも快適に使うことができます。
Galaxy Z Flip3 5Gのデメリット
Galaxy Z Flip3 5Gのデメリットはこんな感じです。
- 折り目が気になるかも
- ゲーム性能が少し弱め
- 望遠カメラを搭載していない
- 動画の手ぶれ補正が弱い
- microSDカードを使えない
- 3.5mmオーディオジャックがない
- DeXモードを搭載していない
- 端末価格が高い
Galaxy Z Flip3は画面を折りたたむことができる端末。画面の折り目が気になるかも…しれません。角度によっては全く気にならないですが、ストレートで使った時は折り目が少し気になるかもしれません。
Galaxy Z Flip3はハイエンドスマホでありながらもカメラのスペックは控えめ。ハイエンドのSnapdragon 888を搭載していますが、S21と比べるとゲーム性能は抑えられています。また、望遠カメラを搭載していないのでGalaxy S21などと比べるとカメラ性能は物足りなさを感じることもあります。
何気に痛いのがmicroSDカードに対応していないところ。Galaxy Z Flip3のストレージ容量は128GBとハイエンドスマホとしては少なめでゲームなどたくさんインストールしたり、動画を撮影した時に容量が足りなくなったら対処できません。
端末価格が高いところはデメリットに入れましたがまあ仕方ないかな?新しい形のデバイスですし唯一無二のもの。今後、価格が下がっていくとは思いますが、しばらくはこの価格ラインになりそうです。
Galaxy Z Flip3 5Gがおすすめな人は
Galaxy Z Flip3は完全に新しいモノが好きな人におすすめの端末ですね。この端末を買ったからといって新しいことができる…というわけでなありません。
できることは従来のスマホと全く同じです。ただ、色んな使い方ができるので、自分で使いやすいスタイルを模索する楽しさがGalaxy Z Flip3にはあります。日々、どんな使い方いいか考えるのが楽しくて仕方ありません(笑)
Galaxy Z Flip3はドコモで148,896円、auで128,915円で買えます。中古のイオシスなら84,800円〜あるので意外と安くGalaxy Z Flip3を手に入れることができそうですね。
→ Galaxy Z Fold3はこちら
→ Galaxyの比較はこちら
→ Galaxy S22・S22 Ultraはこちら
https://sin-space.com/entry/galaxy-s22-s22plus-s22ultra
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