
2025年モデルのSamsung Galaxy S25 Ultraが例年よりも早い2月14日(金)に発売となりますが今年はキャリア版とSIMフリーモデルが同時発売となります。
Galaxy S25 Ultraは筐体デザインが新しくなって全体的にフラット化し重量が軽量化しています。さらに、2025年ハイエンドチップ・Snapdragon 8 Eliteを採用し処理性能が大きく向上しゲーム体験がより高いものに進化しています。
この記事では、Galaxy S25 Ultraをレビューしています。先代のS24 Ultraから何が進化しているのか、実際に使ってどうかメリットとデメリットも書いています。
- 6.9インチ大画面ディスプレイ
- 大画面なのに 218g と軽量な端末
- 最大120Hzリフレッシュレートに対応
- Snapdragon 8 Eliteで処理性能向上
- 放熱性能が向上しゲームが快適に
- 顔 + 画面内式指紋認証を搭載
- Wi-Fi 7 高速通信規格に対応
- スピーカーの音質が良くなった
- Sペンを内蔵している
- Geminiのシームレスな連携機能が使える
- DeXモードでパソコンとしても
- IP68 防水防塵規格に対応
- Felica(おサイフケータイ)に対応
- 本体カラーが7色と豊富で楽しい
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- aptX Adaptiveに非対応
- microSDカード非対応
- 本体デザインは賛否ありそう
- 端末サイズは大きい
- Sペンのカメラシャッターが非対応に
※ 端末をSamsung Japanさんにお借りして記事にしています。
この記事の目次
Galaxy S25 Ultraの特徴

- 6.9インチ 有機ELディスプレイ
- 解像度:3,120 × 1,440ピクセル
- リフレッシュレート:1-120Hz
- SoC:Snapdragon 8 Elite for Galaxy
- メモリ:12 GB LPDDR5X
- ストレージ:256 / 512GB / 1TB(UFS 4.0)
- 生体認証:顔 + 画面内式指紋認証
- 広角カメラ:200MP(1/1.3型)・ F/1.7
- 超広角カメラ:50MP(1/2.52型)・ F/1.9
- 望遠 ×3:10MP(1/3.54型)・ F/2.4
- 望遠 ×5:50MP(1/2.52型)・ F/3.4
- フロントカメラ:12MP(1/3.2型)・ F/2.2
- 防水防塵:IPX8 / IP6X
- オーディオ:ステレオスピーカー
- 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
- NFC:A / B / Type-F(Felica対応)
- ポート:USB-C(最大45W)
- ワイヤレス充電:Qi2 Ready、バッテリー:5,000mAh
- サイズ:162.8 × 77.6 × 8.2 mm 、重量:218 g
- 端末価格:199,800円〜(税込)
- 発売日:2025年2月14日(金)
Galaxy S25 Ultraは6.9インチサイズの有機ELディスプレイを搭載した大画面モデルですが、上下左右の画面ベゼル幅が狭くて没入感の高いディスプレイとなっています。

SoCにQualcomm Snapdragon 8 Eliteを搭載しメモリは12GB LPDDR5X、ストレージは256GB〜1TBを搭載し、さらにGalaxy S25 Ultraは放熱性能が向上し負荷の高いゲームもより快適に遊べるように進化しています。

先代のS24 UltraのSnapdragon 8 Gen 3も高性能プロセッサでしたが発熱による処理落ちがあったのがGalaxy S25 Ultraは改善されてゲームも安定的に長時間遊べるようになります。

Galaxy S25 Ultraのカメラは広角、超広角、3倍望遠、5倍望遠のクアッドカメラシステムを採用し。超広角が50MPの高画素センサーを採用し解像感が向上しています。
本体カラーも豊富ですが、通信キャリアで取り扱いしてるのがチタニウムシルバーブルー、チタニウムブラックです。

チタニウムグレー、ホワイト、ジェットブラック、ジェードグリーン、ピンクゴールドはSamsung公式で購入できるSIMフリーモデルとなっており、豊富なカラーラインナップから選ぶことができてとても悩ましいですね。どの色も素敵なので本当に迷う…。
Galaxy S25 Ultra レビュー
本体デザイン・サイズ
Galaxy S25 Ultraは筐体デザインが刷新されてサイドフレームがフラット化し全体的に角張ったスタイルのスマートフォンに変化しています。

本体サイズは 162.8 × 77.6 × 8.2 mm と大きめですが重量は 218 g と先代のS24 Ultraよりも 15g も軽量化し、大きいのに軽く扱うことができるスマホとなっています。
Galaxy S25 Ultraの筐体フレームは左右が丸みのある形状から完全フラット化しています。

先代は上下フレームがフラットで筒状のようなスタイルだったのがGalaxy S25 Ultraは上下左右のフレームがフラット化し角が丸くなっています。

カメラのリングデザインも変更となり、S24 Ultraは本体カラーに合わせたスッキリしたデザインだったのがGalaxy S25 Ultraはブラックカラーでリングの縁が太くなったゴツめのデザインとなっています。

リング部分は細かいスレッドが施されて質感はとてもいいですが、この部分のデザインは好みがわれそうな感じかもしれません。

サイドフレームの素材は引き続きチタニウム(Grade 5)を採用。本体の右側に音量ボタンと再度ボタンを搭載しています。

本体上には収音用のマイクを2つ搭載しています。

端末下にSIMカードスロットとSペンを搭載しています。

充電ポートはUSB Type-Cを搭載し充電出力は最大45Wの急速充電に対応し1時間ほどでフル充電可能で、最近流行りの超高速充電には対応してないですが十分な速度で充電可能です。
防水防塵規格は IP6X / IPX8 に対応しています。
- IPX8:水深1.5mに機器を沈めて約30分間放置
- IP6X:直径75μm以下の塵埃が内部に侵入しない
Galaxy S25 Ultraは水深1.5mに30分耐えられるので水回りでも安心して使うことができます。
なお、ワイヤレス(Qi2 Ready)充電に対応しています。Qi2 Ready対応のケースを使うことでマグネットタイプのワイヤレス充電器やスタンド周辺機器を使うことができます。
- シンプルでカッコいい本体デザイン
- 本体重量が画面サイズのわりに軽量
- 本体カラーが豊富で選び甲斐がある
- IP6X / IPX8の防水防塵規格に対応
- ワイヤレス(Qi2 Ready)充電に対応
- カメラデザインは賛否あり
- 端末サイズは大きめ
ディスプレイ:反射しにくい没入感のある画面
Galaxy S25 Ultraは6.9インチの有機ELディスプレイ(LTPO)を搭載しています。解像度は(3,120 × 1,440ピクセル)でとてもキレイなパネルとなっています。

リフレッシュレートは 120Hzの滑らかディスプレイに対応、画面の最大輝度は 2600nits の明るく視認性のいいディスプレイで外での視認性も良好です。

Galaxy S25 Ultraは保護パネルにCorning Gorilla Armor 2を採用し光の反射を極限まで抑えることが可能です。Gorilla Glass Victus 2と比べると画面への光の写り込みが少ないのがわかります。

光の写り込みが少ないので画面がとても色鮮やかで見やすく没入感の高く、電子書籍を読んだり、動画を見たり、ゲームをしたりととにかく快適に楽しむことができます。
S24 UltraのGorilla Armorとの違いは耐久性でGorilla Armor 2はより頑丈に割れにくく、コンクリート上に2.2メートルの高さから落としても耐えることができるそうです。
画面四隅の形状が少し丸くなったので全体の表示領域は少ないです。少ないと言っても影響があるほどではなく問題はないですが、丸みのない角張ったディスプレイから雰囲気は少し変わった感じがしますね。

Galaxy S25 Ultraは顔認証と画面内指紋認証に対応しています。
簡易型の顔認証なんでマスクしながらは使えないですが、超音波式画面内指紋認証を搭載してるので快適に画面ロック解除が可能。軽く指を当てるだけでサクッと認証できるのは流石です。
Galaxy S25 Ultraは6.9インチの大画面ディスプレイを搭載してるので基本的に片手で操作は難しいですが、エッジメニューを使ってアプリの切り替え、起動が可能となっています。

アイコンを長押しして移動させると画面分割も可能。画面を上から下にスワイプで通知・ウィジェット表示したり画面が大きくても意外と片手で操作できるのがOne UIの素晴らしいところですね。


さらに、One UI 7の新機能・Now Barで音楽アプリ、ストップウォッチ、タイマーなどのアプリの情報を常にロック画面に表示、操作が可能となります。

Now Barが便利なんですよね。端末の下側に表示されるので片手で操作しやすく、軽くスワイプするだけでNow Barのアイコンを切り返して操作可能で素早く使いたいアプリにアクセスできます。

もちろん、Sペンを内蔵してるのでペンを使ってメモしたり、操作して使ったり、AIスケッチでイラストを描いたりできます。ただし、今回のSペンはBluetoothが非対応でカメラのシャッターが切れなくなったので今までよりも出来ることが減ってるので注意です。
- 6.9インチ大画面ディスプレイ
- 低反射で衝撃や傷に強いパネルを採用
- ベゼル幅が狭くて没入感が高い画面
- 120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- エッジメニューで片手操作しやすい
- Sペンを内蔵しペンで操作可能
- 画面四隅が丸くなった(賛否あり)
- Sペンでカメラシャッターが非対応に
オーディオ:音質が向上したステレオスピーカー搭載
Galaxy S25 Ultraはステレオスピーカーを搭載。先代のS24 Ultraは高音強めのシャカシャカ音だったのがS25 Ultraは低音〜中音域に厚みが出て高音も落ち着いて全体的に深みのあるサウンドになりました。

今までのGalaxyは内蔵スピーカーがイマイチで不満に感じてた部分だけに、Galaxy S25 Ultraで大きく改善してきたのはいいですね。音楽を視聴したり、ゲームもよりいい音で楽しむことができます。

また、Dolby Atomsに対応しイコライザー調整もできるので自分好みの音質に合わせて音楽を楽しめます。
3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載で、ワイヤレスイヤホンの高音質コーデックはLDACに対応。aptX Adaptiveは非対応となっています。
- AAC、SBC、aptX
- LDAC
今までのモデルもずっと変わりないですが、グローバル版、国内モデルともにせっかくSnapdragonのチップを採用してるのにaptX Adaptiveに対応しないのは少し残念です。
従来モデルは韓国版などにExynosチップを搭載し、そこに合わせてたのかなと思ってましたが、S25シリーズはQualcommチップを搭載したモデルしか存在しないので対応しても良かったのでは…とも思います。
- ステレオスピーカーを搭載
- 音質が先代よりも良くなった
- 高音質コーデックLDACに対応
- 高音質コーデックaptX Adaptiveに非対応
- 3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載
SoC:Snapdragon 8 Eliteで処理性能が高い
Galaxy S25 UltraはSoC(システムオンチップ)にQualcomm Snapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載しています。

メモリは12GB、ストレージは256GB、512GB、1TBから選ぶことができます。
Snapdragon 8 Eliteは3nm(第2世代)プロセスで製造されたハイエンドチップで従来の8 Gen 3よりもCPUが37%、GPUが30%、NPUが40%の処理が高速化。負荷のかかる重いゲームが快適になります。
モデル | Galaxy S25 Ultra | Galaxy S24 Ultra |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 8 Elite TSMC 3nm |
Snapdragon 8 Gen 3 TSMC 4nm |
CPU | Oryon V2 Phoenix L:4.32GHz×2 Oryon V2 Phoenix M:3.53GHz×6 |
Cortex-X4:3.3GHz×1 Cortex-X4:3.2GHz×3 Cortex-A720:3GHz×2 Cortex-A720:2.3GHz×2 |
GPU | Adreno 830 | Adreno 750 |
メモリ | 12 GB LPDDR5X | 12 GB LPDDR5X |
ストレージ | 256 / 512GB / 1TB (UFS 4.0) |
256 / 512GB / 1TB (UFS 4.0) |
外付け | – | |
バッテリー | 5,000 mAh | 5,000 mAh |
Antutu(v10)で性能を計測してみました。

Galaxy S25 Ultraが233万、S24 Ultraが192万でした。Snapdragon 8 Eliteのノーマル版を搭載のnubia Z70 Ultraの247万より控えめなスコアですがS24 Ultraからトータル20%ほど処理性能が向上しています。
3D mark(Solar Bay)でグラフィック性能を計測。

ベストスコアは(10592)と高スコアですが2回目ループで処理性能が落ちてロースコアが(6928)となり安定性が64%。処理落ちしてもS24 Ultraよりもスコアが 1500 ほど高いスコアです。

処理性能を向上しつつ電池減り、発熱は変わらずで優秀ですね。実際にゲームの快適性が向上してるのでS24 Ultraのゲーム性能に満足してない人はGalaxy S25 Ultraにするメリットはあります。
一般的なアプリとしてChrome、Xを動かしてみました。
一般的なアプリはぬるっとストレスなくサクサク動きます。この辺りの動作は先代も同じなのでゲームしない場合はS24 Ultraでも十分満足できるので中古を安く購入してもいいかもです。
負荷の高いゲーム・鳴潮を最高画質60フレームレートで動かすとかなり快適にプレイできます。
3D mark計測後に発熱した状態ですが継続的に安定し55-60fpsで動作します。部分的に45fpsほどにレートが落ちることはありますが、先代のS24 Ultraは継続的に40〜55fpsよりも動作が快適にプレイ可能です。
鳴潮を15分プレイしてフレームレートを計測しました。
(計測アプリが異なるのはそれぞれ動作したりしなかったりしたため。)

先代のS24 Ultraは平均50fps、Galaxy S25 Ultraは平均58fpsとかなり安定的に動作し実際にとても快適なんですよね。
原神と鳴潮の動作比較(S25 Ultra vs S24 Ultra)はYouTubeの動画レビューでまとめてやってるので気になる方は見てください。
原神だと長時間プレイしないと差は分かりにくいですが、鳴潮は明らかに高フレームレートで継続的にプレイ可能で端末の発熱も抑えることが可能です。


端末の発熱が2〜3℃ほどGalaxy S25 Ultraが抑えられてます。S25 Ultraは放熱板が強化していて長時間プレイもゲームを安定的に手汗少なく楽しめるようになったのは大きな進化といっていいでしょう。
電池持ち:バッテリーライフはほぼ同じ
Galaxy S25 Ultraは5,000mAhのバッテリーを搭載していますが、実際にどれくらいの電池持ちか計測しました。
モデル | Galaxy S25 Ultra | Galaxy S24 Ultra |
---|---|---|
容量 | 5,000mAh | 5,000mAh |
YouTube 60分 | 5%消費 | 6%消費 |
原神(高30)30分 | 7%消費 | 8%消費 |
原神(最高60)30分 | 12%消費 | 14%消費 |
鳴潮(最高60)30分 | 12%消費 | 12%消費 |
メメントモリ 30分 | 5%消費 | 5%消費 |
8時間待機 | 3%消費 | 3%消費 |
充電 | USB-C | USB-C |
軽めのアプリだと電池持ちは変わらずですが、負荷の高いゲームになると電力効率の高いSnapdragon 8 Eliteを搭載してるGalaxy S25 Ultraの方が電池持ちが良くなる傾向があります。
ゲームで性能を向上させつつわずかな差ですが電池持ちが向上してるのはいいですね!ゲームをいつもより長く楽しめます。
- 処理性能が向上しゲームが快適に
- 高負荷なゲームも最高画質で遊べる
- 発熱が先代よりしにくくなってる
- バッテリー持ちも良い
- microSDカードに非対応(必要なさそう)
カメラ:超広角カメラが50MPに
Galaxy S25 Ultraのリアカメラは広角200MP(1/1.3型)、超広角50MP(1/2.52型)、望遠3倍 10MP(1/3.54型)、望遠5倍 50MP(1/2.52型)のクアッドカメラを搭載しています。

機種 | Galaxy S25 Ultra | Galaxy S24 Ultra |
---|---|---|
広角 | 光学1倍(24mm) 200MP(1/1.3型)・F/1.7 |
|
超広角 | 光学0.6倍(16mm) 50MP(1/2.52型)・F/1.9 |
光学0.6倍(16mm) 12MP(1/2.55型)・F/2.2 |
望遠① | 光学3倍(70mm) 10MP(1/3.5型)・F/2.4 |
|
望遠② | 光学5倍(111mm) 50MP(1/2.51型)・F/3.4 最大100倍ズーム |
|
インカメラ | 12MP・F/2.2 | |
動画 | 8K@24/30fps, 4K@30/60/120fps, 1080p@30/60/240fps, 1080p@960fps, HDR10+ |
Galaxy S25 Ultraのカメラで最も変わったのが超広角カメラで12MP(1/2.55型)・F/2.2から50MP(1/2.52型)・F/1.9の高画素センサーになりました。

通常の12MPモードで風景を撮影するくらいだと解像感に大きな差は出ないです。


とくに暗所撮影はピクセルサイズが小さくなる(センサーサイズほぼ同じまま高画素化してるため)ことで受光面積が減って解像感が劣る場面も。左下の建物の外壁のディテールはS24 Ultraの方が良かったりします。


もちろん、24MPや50MPの高画素撮影においてはGalaxy S25 Ultraの方が解像感の高い撮影が可能で超広角マクロは解像感の高い撮影ができます。


接写においては高画素化とレンズが明るくなった恩恵は大きく解像感が全く異なります。さらに、超広角マクロ2倍ズームで撮影しても解像感が高くキレイなマクロ撮影ができており撮影の幅が広くなっています。


S24 Ultraは超広角12MPのデジタルズーム2倍なので粗さが目立ちますが、Galaxy S25 Ultraは画素数に余裕があり超広角マクロでズーム撮影ができます。
カメラ:全体的にわずかに自然な画質に
メインカメラの広角カメラは200MP(1/1.3型)・F/1.7の超高画素カメラを引き続き採用。基本的に画質と雰囲気は同じ傾向ですがGalaxy S25 Ultraの次世代ProVisual engineでより自然な撮影が可能です。

ほとんど同じですけどね。細かく見るとGalaxy S25 Ultraの方が少しだけ自然な仕上がりでS24 Ultraがクッキリとした感じになってたりしますが、正直この違いを見分けるのは難しいですね。


S23 Ultra → 24 Ultraになった時点でかなり自然になったので、S24 Ultra → S25 Ultraの変化の違いは微々たるものです。
望遠カメラ3倍は10MP(1/3.54型)・F/2.4と画素数が少なくセンサーが小さいですが、意外と解像感が高くしっかり撮影が可能で広角カメラのデジタルズーム3倍よりも画質がキレイで存在意義はあります。

こんなに小さいレンズなのに普通に画質がキレイなんですよね。


暗所撮影においてもノイズが少なく十分使える望遠3倍カメラです。


広角カメラが200MPあるので3倍望遠カメラが必要なのか?って思ってしまいがちですが、Proモードでレンズ固定して広角カメラの4倍画角、望遠カメラの4倍画角で比較すると…


解像感が全く違います。200MPあっても4倍ズームになると画質は厳しい。センサーが小さくて微妙だって言われる光学3倍望遠カメラの方が自然にキレイな画質で撮影可能です。
ただ、最近のハイエンドスマホはXiaomi 14 Ultraなど3倍カメラはセンサーが大きくて大口径レンズを採用したモデルが多く、3倍画角が強い機種が増えてるので3倍カメラの強化は今後に期待です。
Galaxy S25 Ultraの望遠カメラ5倍は50MP(1/2.52型)・F/3.4を搭載しセンサーサイズもそこそこ大きいの解像感の高い撮影が可能ですが、S24 Ultraと比べると解像感は落ちてます。


10倍ズームで撮影すると差を感じます。S24 Ultraはクッキリした画質でGalaxy S25 Ultraは自然な仕上がりです。


Galaxy S25 Ultraはソフトウェア処理が弱められてるのかもですね。文字の表現が自然で30倍ズームして製品の箱の文字を撮影してみるちS24 Ultraは文字潰れしてるのがS25 Ultraは読める文字が多いです。


文字の表現は若干異なりますが全体的な写真の雰囲気は変わらずって感じでしょうか。望遠30倍でここまでキレイに撮影できるのはさすがGalaxyのS Ultraシリーズって感じですね。
暗所でも解像感が高くて雰囲気ある撮影が可能です。


Galaxy S25 Ultraの望遠カメラは光学5倍でS24 Ultraと同じペリスコープレンズを採用しS23 Ultraの光学10倍からスペックダウンしてるように見えますが5倍望遠カメラは普段使いしやすい画角です。

Proモードならレンズ固定で撮影できるので最短撮影距離ギリギリまで寄ってテレマクロ撮影ができるので物撮りカメラとしてもGalaxy S25 Ultraを使うことができます。

寄れる望遠カメラはやっぱり強いですよね。画質もキレイですし日常を切り取るカメラの画角としては光学5倍望遠カメラはとても有能なものとなっています。
カメラ:フィルター機能が強化(ONE UI7)
Galaxy S25 Ultraは従来と同じように写真の色味や雰囲気を変えるフィルター機能が使えますが、それぞれの「フィルターの強さ」ではなく色温度、コントラスト、彩度、フィルム粒子を細かく調整可能です。

おそらくONE UI 7の新機能だと思いますが、フィルム粒子まで設定できるのでフィルム画質のフィルターで雰囲気ある写真撮影が気軽にできるようになりました。

もうちょっとフィルムの粒子が細かいといいですけどね。ちょっとただのノイズっぽい。とはいえ、雰囲気ある色味のフィルターもあったり、細かく調整できるの自分好みの写真に仕上げられます。
カメラ:作例をいくつか
Galaxy S25 Ultraで撮影した作例をいくつかどうぞ。
(※ 画像をタップ、クリックで拡大できます。)
全域でカメラの画質はキレイに撮影できます。しかも、シャッターボタンを押しただけで誰でも簡単なのがいいですね。
動画:手ブレ抑えて高画質に撮影可能
Galaxy S25 Ultraの動画は(HDR 10)がデフォルト撮影で4K60fpsだけでなく8K30fpsの動画撮影も可能です。

Galaxy S25 Ultraの動画は解像感が高くノイズも少なく手ぶれ補正もしっかり効いてるのでキレイに撮影できます。光学5倍の望遠カメラでも画質が良いので撮影の幅が広いです。
どんな感じで撮影できるかレビューしています。
とてもキレイに動画撮影が可能です。HDR 10bitの撮影がデフォルトになって動画編集ソフト(Final Cut Pro)アップ時の明るさが自然に。S24 UltraはHDR 10bit動画をアップすると明るくなりすぎてたのがS25 Ultraは改善しています。
- 全域で解像感の高い撮影ができる
- より自然な画質で撮影可能に
- 超広角カメラが50MP高画素センサーに
- 5倍望遠カメラで物撮りができる
- 動画の画質がキレイで手ブレしにくい
- フィルターを細かく調整可能に
- 基本的にS24 Ultraと大きな違いはない
- 10〜100倍画角の解像感はS23 Ultraに劣る
価格:少しだけ値上げへ
Galaxy S25 Ultraはサムスン公式で256GBモデルが199,800円で購入可能ですが、先代から1〜2万円ほど値上げとなりした。
モデル | Galaxy S25 Ultra | Galaxy S24 Ultra |
---|---|---|
SIMフリー 256GB | 199,800円 | 189,700円 |
SIMフリー 512GB | 217,800円 | 204,100円 |
SIMフリー 1TB | 253,800円 | 233,000円 |
ドコモ | 225,500円 | 196,460円 |
au | 234,800円 | 198,800円 |
ソフトバンク | 215,568円 | – |
中古A | – | 169,800円 |
ドコモ、au、ソフトバンクは返却プログラムがあるので12〜13万円ほどで2年間使えるので、費用を抑えたいならキャリア版がおすすめです。
ちなみに、ahamoもGalaxy S25 Ultraを取り扱いしてるので通信費用を抑えながら返却プログラムで実質負担12万円くらいで使うことも可能だったりします。
Galaxy S25 Ultra レビュー:まとめ

Galaxy S25 Ultra メリット・デメリット
- 6.9インチ大画面ディスプレイ
- 大画面なのに 218g と軽量な端末
- 最大120Hzリフレッシュレートに対応
- Snapdragon 8 Eliteで処理性能向上
- 放熱性能が向上しゲームが快適に
- 顔 + 画面内式指紋認証を搭載
- Wi-Fi 7 高速通信規格に対応
- Geminiのシームレスな連携機能が使える
- スピーカーの音質が良くなった
- Sペンを内蔵している
- DeXモードでパソコンとしても
- IP68 防水防塵規格に対応
- Felica(おサイフケータイ)に対応
- 本体カラーが7色と豊富で楽しい
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- aptX Adaptiveに非対応
- microSDカード非対応
- 本体デザインは賛否ありそう
- 端末サイズは大きい
- Sペンのカメラシャッターが非対応に
Galaxy S25 Ultra おすすめな人は
Galaxy S25 Ultraは6.9インチディスプレイにSnapdragon 8 Eliteを搭載したハイエンドスマホですが、最後のどんな人におすすめかまとめました。
- 大画面で軽量なハイエンドスマホが欲しい
- 安定した高機能なAndroidスマホが欲しい
- 大画面でゲームを快適に遊びたい
- 物撮りしたい(光学5倍望遠 + 超広角マクロ)
- Sペンでメモやノートを取りたい
- 高機能なGalaxy AIを使いたい
Galaxy S25 Ultraはサムスンのフラグシップスマホですが、スペックが高いだけでなくOSも安定してるので、高性能で扱いやすいAndroidスマホが欲しい人におすすめです。

とくに、Galaxy S25 Ultraから搭載されるOne UI 7はUIが刷新されてさらに使いやすくなっています。
Now Barでロック画面のまま動作してるアプリの状況を確認したり操作ができたり、Now BriefでAIが天気や予定、ニュースなどの情報をアプリの間をかき分けて表示してくれます。

さらに、Geminiがアプリ間をシームレスに連携して一度の指示で情報収集と実行までを取りまとめたりとGalaxy AIがかなり強化されて実用的になっています。
カメラについては大きな進化はないですが、Galaxy S25 Ultraは最新のSnapdragon 8 Eliteを搭載しゲームの処理性能は大きく向上。とくに負荷の高いゲームを長時間プレイする人は選ぶ価値は大きいです。
端末が軽量化してるのでゲームを長時間遊んでも疲れにくいので目に見えない進化といってもいいかもですね。フラグシップスマホとして完成度を高めた感じです。
先代のS24 Ultraから乗り換える恩恵は少ないですがゲームの快適性はかなり違うので、ゲーム目的でS24 Ultra → S25 Ultraに乗り換えは全然良いと思います。
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25万はトップクラスですね!