サムスンの縦折りタイプの折り畳みスマホ・Galaxy Z Flip5はサブディスプレイが大型化して閉じたままでもある程度使えるように進化しました。
このタイプの折りたたみスマホは「画面を開くのが面倒くさい」という本末転倒な端末ですがGalaxy Z Flip5はサブディスプレイが大きくなって閉じたまま使えるのが魅力の端末です。
この記事では、Galaxy Z Flip5のデザイン・サイズ・性能・カメラの画質をレビュー・評価レビューしました。実際に使ってどうかメリットとデメリットも書いたので参考にしてください。
- 縦折スマホで胸ポケットに入れられる
- ヒンジ改良でピタッと閉じられるように
- 縦長ディスプレイで2画面表示が見やすい
- フレックスモードで幅広い使い方ができる
- Snapdragon 8 Gen 2で動作が快適
- ストレージ容量が256GBに増えた
- 顔 + 指紋 デュアル生体認証に対応
- ワイヤレス充電に対応している
- 折り目が少し気になることも
- 指紋認証センサーの位置がイマイチ
- 望遠カメラを搭載していない
- microSDカードを使えない
- 3.5mmオーディオジャックがない
- DeXモードを搭載していない
※ このレビューで使用しているGalaxy Z Flip5は中古品を自腹で購入したものです。
この記事の目次
Galaxy Z Flip5の特徴
- 6.7インチ(最大120Hz)フレキシブル有機EL
- 3.4インチサブディスプレイ(有機EL)
- SoC:Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy
- メモリ:8GB、ストレージ:256GB
- デュアルカメラ:50MP + 12MP(×0.6)
- 生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証
- スピーカー:ステレオ対応
- 充電:USB-C & ワイヤレス(Qi)対応
- 通信:Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E、5G/4G
- バッテリー:3,700mAh、防水防塵:IPX8
- NFC :Type A/B/F(国内:Felica対応)
- 発売日:2023年9月1日
Galaxy Z Flip5は縦折りスマホの第5世代モデルで現世代はヒンジ部分が改善されてピッタリ閉じられるようになって見た目がとにかく美しくなりました。
正直なところ、先代のGalaxy Z Flip4もコンパクトだったので閉じた時に隙間があってもさほど気にならなかったですが、閉じるところが閉じるのは嬉しい改善点です。
さらに、サブディスプレイが3.4インチと大きく視認性が向上したのは大きな進化です。壁紙をカスタマイズして自分好みの見た目にできるので色々と楽しめるのは良いですよね。
Galaxy Z Flip5は「端末の開閉の面倒臭さを一切感じない!」のであれば最強の端末です。とにかくコンパクトにスマホを持ち運びできます。
端末の開閉が「とにかく面倒くさい」という方は絶対に買ってはいけません。後悔しかないです。Galaxy Z Flip5はとにかく人を選ぶスマホといって良いでしょう。
Galaxy Z Flip5はドコモ、au、Samsung公式ストアで512GBのSIMフリーモデルも購入可能です。
Galaxy Z Flip5 レビュー
デザイン:閉じたまま使える折り畳みスマホ
Galaxy Z Flip5は端末を開くと6.7インチのメインディスプレイで普通のスマホとして使うことができます。少し縦長のパネルで情報量としては多めです。
フレキシブルパネルの中央に折り目から折り曲げることが可能で胸ポケットに入れられるコンパクトサイズにして使うことができます。
サブディスプレイも3.4インチとそこそこ大きいので閉じたまま使うことができるのがGalaxy Z Flip5の最大の特徴といってもいいでしょう。
サブディスプレイが大きくなったことで背面デザインはツートンカラーのようなスタイルでサイドフレームは光沢ありのアルミフレームを採用しています。
ディスプレイが無い側の背面パネルは(Gorilla Glass Victus 2)で傷が付着しにくい素材を採用。先代はマットガラスでしたがGalaxy Z Flip5は光沢パネルなので指紋は付着しやすいです。
サブディスプレイが光沢があるのでそれに合わせたのかもしれませんね。個人的にはデザインとしてはGalaxy Z Flip4の方が良かった気がします。
構造:ピッタリ画面が閉じるように
Galaxy Z Flip5はヒンジ部分の 構造が改良されて、画面を閉じたときにピッタリと閉じることができるようになりました。これはGalaxy Z Fold5と同じ改善点となっています。
Z Flip5とZ Flip4を比較しました。
Galaxy Z Flip4は隙間があることで折り畳んだ状態の端末サイズが(84.9 x 71.9 x 15.9-17.1 mm)ですがGalaxy Z Flip5は隙間がなくなって(85.1 x 71.9 x 15.1 mm)と 2mm ほど薄くなっています。
隙間がなくなって厚みが薄くなってホコリが入りにくく画面が汚れにくく扱いやすい端末に。 先代モデルも隙間があってもコンパクトなサイズで扱いやすい端末でしたがGalaxy Z Flip5 はさらに小型軽量化されて扱いやすい端末に進化しました。
またヒンジ部分のロゴも変更となり先代モデルはGalaxyのロゴが刻印されてたのがGalaxy Z Flip5はSamsungのロゴが印字されています。
どちらも同じアルミフレームを採用してますが刻印と印字という違いもあってロゴの質感はGalaxy Z Flip4の方がいいかもしれませんね。
純正のシリコンケースを装着すると可愛らしく使えます。
フックがあるのでフィンガーリング代わりとしても使用可能で胸ポケットに入れた際にフックに指を引っ掛けてサッと取り出すことができるようになっています。
サイズ:大画面を折り畳んでコンパクトに
Galaxy Z Flip5は 6.7インチの大画面ディスプレイを搭載しています。画面比率が22:9と縦長で表示領域は広く、ウェブコンテンツやXなどのSNSの情報量はとても多くて使いやすいのはいいですね。
縦長ディスプレイなので、2画面表示の料金も広くて2つのアプリを同時に使うのにも適しております。Galaxyは上下の画面の入れ替えもワンタップで可能で操作性はとても良好です。
横向きにして2つのアプリを使うのも表示領域に余裕があって見やすいです。なので、2つのアプリを同時に使うことが多いならGalaxy Z Flip5は相性は良いかもしれません。
また、文字主体の小説やビジネス書なども横向きで読むことで、実際の本のような形で読書可能です。
漫画や雑誌は高さが足りなず読みづらいと感じる場面は多いですが文字主体のコンテンツであれば意外と読みやすいです。 ただし縦持ちだと横幅がなさすぎて読みにくいので使い方次第かもしれません。
少しだけ折り畳んだ状態にするとフレックスモードを起動でき上に動画などのコンテンツを表示して下に操作パネルなどを表示して使うこともできます。
カメラの撮影もメイン画面だけじゃなくてサブ画面にプレビュー画面を表示しつつメインカメラで自撮りも可能で幅広い使い方が可能となっています。
もちろんゲームも快適にプレイできます。
22:9のディスプレイで 視野の広い画面でゲームを楽しめます。 Galaxy Z Flip5は6.7インチの大画面ディスプレイを折りたたんで持ち運ぶべるのは大きな魅力ではないでしょうか。
このサイズ感なので胸ポケットに入れて持ち運ぶことも可能。もちろん落下防止のためにストラップは必要ですがズボンのポケットに入れたくないなら嬉しいサイズ感ではないでしょうか。
- 大画面を折りたたんで持ち運べる
- 胸ポケットに入るコンパクトサイズ
- ヒンジ部分改良でピッタリ閉じれる
- 閉じた状態の厚みが薄くなった
- 折り目は多少はある(気にならないけど)
ディスプレイ:サブ画面が大きく使いやすく
Galaxy Z Flip5のメインディスプレイは6.7インチの有機ELディスプレイを搭載し解像度は2,640 × 1,080ピクセル(425ppi)で120Hzリフレッシュレートに対応しています。
Galaxy Z Flip5のサブ画面は3.4インチのディスプレイを搭載して 表示できる情報量が圧倒的に増えました。解像度は 748 ×720ピクセル(306ppi)です。
待機中の時計表示の大きさはコレくらい変わるので見やすいですよね。
サブディスプレイが大きくなったことで壁紙を華やかにカスタマイズ可能で見た目だけでなく時計だけでなくいろんな状況も効率的に表示できます。
カレンダーや天気、時計、タイマーなどを大きめの画面で使えます。 視認性がいいので画面を開くことなく普通に使えるのが魅力となります。
ちなみに、 標準の設定で使えるアプリは地図アプリ、LINE、YouTubeと少なめですがYouTubeで動画視聴をサブディスプレイで楽しむことができます。
画面は小さいですが動画を流し見するくらいならちょうどいいサイズ感かも。テンキーも普通に使えるのでこの状態で動画検索も可能です。
テント型に画面を折り曲げて立てかけて動画視聴ができます。
このスタイルは意外といいですよ。使えます。
ちなみに、Galaxy Storeからインストールできる純正拡張アプリのGood Lockをインストールして「MultiStar」を使うことで多くのサードパーティアプリをサブ画面で使えるようにできます。
いつも使ってるX(旧Twitter)をはじめG-mail、Chromeなどのブラウザなどもウィジェットで使えます。というか、最初から使えたらいいのにって思っちゃいますよね。なんで?
XなどのSNSも画面を閉じた状態で使えるので画面を開くことなくチェック可能ですし、ゲームもサブ画面で遊ぶことができちゃいます。
ただし、サブ画面の解像度は(748 ×720ピクセル)と少なめなので小さい文字は読みにくく、原神などのゲームはプレイしにくいですが放置ゲームのメメントモリとかはいいかもしれません。
パズルゲームも軽く遊ぶ程度にはいいかもです。(画面が小さすぎてプレイしにくいかもですが。)
画面を開くことなくいろんなアプリが使えるので「画面を開くのが面倒くさい」という方も安心して使えます。(いや、そのような人は普通のスマホを買いましょう。)
- 端末を開くと大画面で使える
- 閉じた状態でも大きなサブ画面が使える
- 華やかな壁紙で閉じた状態を飾れる
- サブ画面でもYouTubeの動画視聴ができる
- Good Lockで他アプリもサブ画面で使える
- サブ画面の解像度は低く小さい文字は読みにくい
生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証に対応
Galaxy Z Flip5は先代と同じく顔認証とサイドボタン式指紋認証を搭載しています。マスクしながらでも指紋で画面ロック解除が可能です。
画面を開いた状態はサイドボタンは上の方に配置されてるので少し使いにくさはあります。端末を閉じた状態なら丁度良い位置にサイドボタンが来るので指紋認証しやすいです。
Galaxy Z Flip5は顔認証を搭載しているので顔を向けるだけで画面ロック解除できます。
メインパネル側だけでなくてサブパネル側もメインカメラを使って顔認証してくれます。簡易タイプの顔認証ですがサイドボタン式指紋認証との組み合わせで快適に使うことができます。
- 顔認証(簡易型)に対応している
- スワイプなしでホーム画面に行ける(設定変更必要)
- サイドボタン式指紋認証を搭載
- 顔認証はマスクに対応していない
- 暗いところでは反応しない
- 端末開いた状態でサイドボタンは遠い
SoC性能:Snapdragon 8 Gen 2で快適に
Galaxy Z Flip5のSoC(システムオンチップ)はSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載しメモリは8GBでストレージが256GBです。(512GBあり)
先代のSnapdragon 8+Gen 1のCPUは高性能コア(1 + 3)+ 効率コア(4)が、Snapdragon 8 Gen 2は高性能コア(1 + 2 + 2)+ 効率コア(3)の変則的なチップです。
モデル | Snapdragon 8 Gen 2 | Snapdragon 8+ Gen 1 |
---|---|---|
CPU | Kryo Cortex-X3 ×1 Cortex-A715 ×2 Cortex-A710 ×2 Cortex-A510 ×3 |
Kryo 680 Cortex-X2 ×1 Cortex-A710 ×3 Cortex-A510 ×4 |
GPU | Adreno 740 | Adreno 730 |
Memory | 8GB LPDDR5X 4,200MHz |
8GB LPDDR5 3,200MHz |
storage | 256GB / 512GB UFS 4.0 |
128GB UFS 3.1 |
NPU | New Hexagon | Hexagon |
ISP | New 18-bit Spectra ISP | トリプル18-bit Spectra ISP |
HDR | Dolby Vision、HDR10+、HDR10、HLG | Dolby Vision、HDR10+、HDR10、HLG |
Camera | 8K30fps /4K 120fps | 8K30fps /4K 120fps |
モデム | Snapdragon X70 5G | Snapdragon X65 5G |
Process | 4nm(TSMC) | 4nm(TSMC) |
どちらもTSMCが製造のSoCなので電力効率は良好でSnapdragon 8+ Gen 1 → Snapdragon 8 Gen 2になってCPUが17%、GPUが25%、AI処理が20%向上しています。
また、ストレージ容量が128GBから256GBに増えて動画撮影をしたり、ゲームをたくさんインストールしても容量が圧迫することが減ります。普通に動画撮影できるようになるのは大きいです。
SoCの性能をAntutu(v10)で比較してみました。
Galaxy Z Flip4 → Z Flip5になってトータル性能が(795353 → 1071679)と20〜30%ほど高くなりました。CPU、GPU、メモリが全体的に処理性能が向上してるのがわかります。
3D mark(Wild Life Extreme)も計測しました。
スコアが(2816 → 3852)で1.4倍になって平均フレームレートも(16.87fps → 23.07 fps)になってグラフィックゲームがより快適に動くようになりました。
さらに、Snapdragon 8 Gen 2はリアルタイムレイトレーシングに対応し光源処理を負荷をかけずに処理できるのでゲームの表現力が向上しています。
3D mark(Solar Bay)のスコアは(5655)で平均フレームレートは(24fps)となっておりリアルタイムレイトレーシングに対応していないGalaxy Z Flip4では計測できません。
Galaxy Z Flip5はSnapdragon 8 Gen 2に8GBのメモリを搭載してるので基本的にどんなゲームでも快適に遊ぶことができるかと思います。
軽めのゲームだけでなく原神などの高負荷なゲームも快適に遊ぶことが可能で「最高画質 + 60フレーム」の設定で滑らかに動かすことができます。
ただし、Galaxy Z Flip5は端末が薄くて折り曲がる構造なため放熱性能がさほど良くありません。原神を「最高画質 + 60フレーム」でプレイすると数分でフレームレートが40〜55くらいに低下します。
実際のプレイ動画はこちらです。
(室温にも動作は左右されるので季節によっても異なります。)
基本的には55〜60fpsで動作して負荷のかかるエフェクトが入ると40〜50fpsにレートが落ちる感じ。といっても、十分快適にプレイできるので「絶対にレートを落としてはならない!」という意志の強さがない問題ないでしょう。
それ以上を求めるならGalaxy Z Fold5やフラグシップモデルのGalaxy S24 Ultraを選んだ方がいいと思います。
端末発熱:発熱しにくくなった
Galaxy Z Flip5の端末の発熱を計測しました。 原神(最高60)で15分ほどプレイした状態で確認しています。
先代のGalaxy Z Flip4は(Max 39.4℃)、Galaxy Z Flip5は(Max 38.7℃)と0.7℃ほど発熱を抑えられています。大きな差はなくSnapdragon 8 Gen 2になって発熱が少なくなったものと見られます。
Galaxy Z Flip4のSnapdragon 8+ Gen 1はTSMC製造のSoCで通常版の8 Gen 1よりも発熱が抑えられておりGalaxy Z Flip5のようなコンパクトボディには適したSoCです。
8 Gen 2も同じくTSMC製造のSoCなので電力効率に優れて発熱しにくくトータルバランスに優れたチップといっていいでしょう。
電池持ち:ほぼ同じ(少し悪くなる場合も)
Galaxy Z Fold5のバッテリー容量は3,700mAhと先代と同じですが実際に比較してみると先代の方が電池持ちが良くなるパターンがあるようです。
モデル | Galaxy Z Flip5 | Galaxy Z Flip4 |
---|---|---|
容量 | 3,700mAh | 3,700mAh |
YouTube 60分 | 92 → 88% 8%消費 | 93 → 89% 8%消費 |
PUBG 30分 | 67 → 59% 7%消費 | 61 → 53% 8%消費 |
原神 30分(最高60) | 65→ 53% 12%消費 | 63 → 55% 8%消費 |
原神 30分(最高60) | 53 → 38% 15%消費 | 55 → 42 13%消費 |
8時間待機 | 6%消費 | 9%消費 |
充電 | USB-C(25W)、Qiワイヤレス(15W) |
YouTubeや普段使いのアプリ使用中の電池持ちは大きな差はないですが負荷のかかるゲームをプレイするとGalaxy Z Flip5の方が電池持ちが悪くなる傾向があるようです。
性能が向上しただけバッテリー消費量が多くなっているのかもしれません。
Galaxy Z Fold5はUSB Type-Cによる有線接続(最大25W)による充電に対応しています。
さらに、Qi規格によるワイヤレス充電に対応し無線で充電が可能となっています。
平置きタイプのワイヤレス充電器でも画面を折り曲げて充電しながら動画を視聴したり「ながら充電」が可能ですが、ながら充電はバッテリーに負荷がかかり寿命が短くなるので注意です。
- 安定した性能を発揮してくれる
- ゲームも快適にプレイできる
- 発熱は先代よりも抑えられている
- 電池持ちはほぼ同じ(少し悪くなる場合も)
カメラ:基本スペックは同じ
Galaxy Z Flip5は広角、超広角のデュアルカメラを搭載しています。サブディスプレイの形状変更によるカメラの配置変更はありますが基本的なスペックは同じです。
モデル | Galaxy Z Flip5 | Galaxy Z Flip4 |
---|---|---|
広角 | 12MP(1/1.76型)・ƒ/1.8 | |
超広角 | 12MP(1/3.06型)・ƒ/2.2 | |
望遠 | ×(デジタル10倍) | |
インカメラ | 10MP(1/3.2型)・ƒ/2.2 | 10MP(1/3.2型)・ƒ/2.4 |
動画 | メイン:最大4K60fps フロント:最大4K30fps |
|
特徴 | フレックスカメラ、ポートレートモード、シングルテイク、ナイトモード、パノラマ、モーションフォト、オブジェクト消去、スローモーション、ハイパーラプス、ディレクターズビュー、プロ動画モード |
カメラのスペック構成は基本的に同じで12MP(1/1.76型)の広角カメラ、12MP(1/3.06型)の超広角カメラを搭載しています。インカメラはレンズの明るさがF/2.4からF/2.2にわずかに明るくなっています。
カメラ:高精細で色鮮やかな撮影ができる
Galaxy Z Flip5のカメラは高精細で色鮮やかな撮影が可能です。画素数は50MPではなく12MPと少なめで高倍率ズームの画質はあまり期待できないですが普段使いの画角のおいては十分キレイに撮影が可能です。
12MPのデジタルズーム2倍でも解像感は高く高精細に表現できています。先代と比べると表現が自然になったようにも見えます。
5倍ズームでもGalaxy Z Flip5はクッキリした画質ではなく自然に表現できています。同じ画素数のセンサーなのにここまで違ってくることに驚きです。(何度も写真の詳細情報の型式を確認しましたw)
暗所撮影も全体的にGalaxy Z Flip5の方が解像感の高い写真に仕上げてくれます。
広角画角はさほど差はないですがデジタルズーム2倍以上で差が出ます。5倍以上になってくるとGalaxy Z Flip5でも望遠カメラを搭載していないので少し厳しくはなってきますが。
Galaxy Z Flip5はソフトウェアの処理がだいぶ自然になったのがわかります。
デジタルズーム2倍から3倍の画角であれば不自然さは少なくて実用レベルで使えるカメラになってるのではないでしょうか。
ポケットサイズの折りたたみスマホでこれだけの画質の写真を撮影できるので必要十分かもしれませんね。
食レポも色鮮やかで美味しそうに撮影できます。
望遠3倍以上の望遠画角で撮影することがほとんどないならGalaxy Z Flip5のカメラがあれば十分ですね。望遠画角の画質を求めるならGalaxy Z Fold5、Galaxy S24 Ultraを選びましょう。
Galaxy Z Flip5はフレキシブルパネルのおかげで画面を折りたたんで立て掛けた状態で撮影ができます。
画面を折り曲げて自立させての撮影、自撮りするときにカバーディスプレイをモニターにして自撮り撮影もできるので幅広い撮影スタイルを確立します。
- 12MPでも高精細な撮影が可能
- 色鮮やかで高精細な撮影が可能
- 色んなスタイルで撮影できる
- 4K60fpsの動画撮影に対応
- 手ぶれ補正がしっかり効く
- シャッター音が少し大きい
- 望遠カメラを搭載していない
Galaxy Z Flip5 レビュー:まとめ
Galaxy Z Flip5がおすすめな人は
Galaxy Z Flip5は縦折りタイプの折り畳みスマホでコンパクトにスマホを持ち運びしたい、自撮り撮影をすることが多い人におすすめの端末となっています。
- コンパクトにスマホを持ち運びたい
- 胸ポケットにスマホを入れて使いたい
- サブ画面を自分好みにカスタマイズしたい
- 性能の高いコンパクトスマホが欲しい
- 閉じたまま情報を確認したい
- 自撮り撮影、端末を置いて撮影したい
とにかくコンパクトにスマホを持ち歩きたいならGalaxy Z Flip5はおすすめです。折り畳んで持ち運べるので嵩張りません。
サブ画面も大きめなのでカレンダーやちょっとしたアプリの情報を画面を開くことなくそのまま使えるのが大きなメリットとなります。
このサイズ感でSnapdragon 8 Gen 2を搭載し快適に使えてノーストレスです。ストレスを感じるとするなら端末を開けるところだけです。(そういう人はFlipシリーズはやめておきましょうね。)
Galaxy Z Flip4でいい人は
正直なところ、Galaxy Z Flipシリーズは「4」がコストパフォーマンスに優れているように感じます。
折り畳んだ時に隙間が出ますがFoldシリーズと違って元々がコンパクトで軽い端末なのであまりに気ならないんですよね。
- 購入費用を抑えたい
- 折りたたみスマホを試してみたい
- 折り畳んだ時の隙間は気にならない
- 自撮り撮影はほとんどしない
SoCもSnapdragon 8+ Gen 1なので性能はそんなに大きな差はないですし発熱も8 Gen 1と違って控えめなのでトータルバランスは取れています。
Galaxy Z Flip4は楽天市場の中古(Aランク)でも7万円くらいで購入可能です。意外と安く手に入れることができるのでサブ画面が小さくてもいい、隙間があってもいいならおすすめですよ。
→ Galaxy Z Flip4を詳しくみる
→ Galaxy Z Fold5を詳しくみる
→ Galaxy おすすめ機種はこちら
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