Galaxy Z Fold3 5G。これも凄いです。スマートフォンでありながらもタブレットとしても使える折り畳みができるタブレット端末、スマートフォン。いや、フォルダブルスマートフォン。
スマートフォンとして使うには少し大きいサイズではあるものの、タブレット主体で使う場合は折り畳むことができるため持ち運びがとにかくしやすい。しかも、画面が片手で使えるコンパクトなサイズになっているためとても扱いやすいです。
タブレットをコンパクトに持ち運びたい、しかもスマホとしても使いたいならGalaxy Z Fold3 5Gは最高の端末です。
この記事ではGalaxy Z Fold3 5Gのデザイン、サイズ、操作性、動作速度をレビューしています。実際に使ってみてどうなのかメリット、デメリットも書いてるので参考にどうぞ!
- タブレットになるフォルダブルスマホ
- 3画面同時機能でマルチタスクがすごい
- コンパクトにタブレットを持ち運べる
- フレックスモードで使い方いろいろ
- Kindleなど電子書籍が読みやすい
- 顔と指紋認証で様々なシーンで使える
- DeXモードでパソコンとしても使える
- 折り目が気になるかも
- 画面比率が特殊でアプリによって使いにくい
- microSDカードを使えない
- 3.5mmオーディオジャックがない
- 端末価格が高い
Galaxy Z Fold3 5Gはドコモで237,600円、auで237,565円と高価な端末ですが中古のイオシスでは164,800円〜で買えるので手が届く端末になってきました。
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この記事の目次
Galaxy Z Fold3 5Gの特徴
Galaxy Z Fold3 5Gは画面を中央から折り曲げることができる折り畳み式のフォルダブルスマートフォンで、今回で3世代目のモデルです。(初代:Galaxy Z Fold、2代目:Galaxy Z Fold 5G)
- 折り畳み式のフォルダブルスマートフォン
- 7.6インチの折り畳みディスプレイでタブレットとして使える
- 6.2インチカバーパネルでスマホとして使える
- メインパネル10〜120Hzリフレッシュレート対応
- カバーパネルは120Hzリフレッシュレート対応
- Snapdragon 888 + 12GBで性能がいい
- ストレージは256GBの容量に
- 顔 + 指紋のデュアル生体認証に対応
- 広角 + 超広角 + 望遠のトリプルカメラを搭載
- クローズ時:158 × 67 × 14.4〜16 mm
- オープン時:158 × 128 × 6.4〜9 mm
- 重量:272g
Galaxy Z Fold3 5Gは折り畳める有機ELディスプレイに特殊なヒンジ機構を採用することで、このように横に折り畳むことができる構造となっています。
メインパネルの画面サイズは7.2インチとスマートフォンよりも大きいタブレットに近い端末になっているので、ガッツリと使う時はタブレットモードで使って、メッセージのチェックやTwitterなどちょっと使う時はこのように折り畳んでカバーパネルで使うことができます。
折り畳んだ状態だと少し大きい、分厚いスマートフォンといった感じです。
タブレットに近い大画面ディスプレイをこの片手サイズのスマートフォンサイズで持ち運べるのは凄いことですよね。普通にポケットに入れてどこにでも持ち出して使うことができます。
また、Galaxy Z Fold3はフレックスモードとして画面を折り畳むことで「L」型にしてスタンド無しでこちら側に画面を向けて使うこともできます。
この状態で机に置くことで画面を立てながら使うことができますし、電子書籍を本のように折り畳んで読むことができます。Galaxy Z Fold3のメインパネルを少しだけ折り畳んだ状態で使うと本と同じくらいの大きさ、使い勝手になるのでとても扱いやすいです。
Galaxy Z Fold3は色んな使い方ができるフォルダブルスマートフォンで従来のスマホではできなかった使い方ができます。タブレットも使いたい、スマートフォンもちゃんとした端末が欲しい。でも2台持ちたくない。そんなワガママを叶えてくれるのがGalaxy Z Fold3となっております。
端末価格は23万円前後とかなり高価ですが、スマートフォンとタブレットが融合している…と考えれば価格相応でしょうか。Galaxy Z Fold3 5Gはドコモ、auで手に入れることができます。
なお、中古のイオシスでは164,800円〜Galaxy Z Fold3 5Gを買うことができます。
Galaxy Z Fold3 5G レビュー
折り畳めるタブレット!スマホとしても!
Galaxy Z Fold3の背面パネルは折り畳み端末ということもあり中央部分に切れ目があって、サイドフレームと一体になったアルミの金属フレームを採用、背面部分にガラスパネル(Corning Gorilla Glass Victus)を採用したスタイルとなっています。
本体サイズは画面オープン時は(158 × 128 × 6.4〜9 mm)で画面比率は12.5:10と正方形に近い画面となっています。
メインディスプレイは7.6インチ(2,208 × 1,768ピクセル)の有機ELディスプレイを採用しています。ディスプレイは10〜120Hzのリフレッシュレートにも対応しスクロールした時の文字の残像が少なくて見やすくなっています。
真ん中に折り目が入っており光の当たり方によって目立つかもしれませんが、正面から普通に使うと折り目はとそんなに気になりません。
表示しているアプリのカラーが黒がベースだと少し折り目が見えるので気になる方は気になってしまうかもしれませんが、個人的には少し折り畳んだ状態で端末を使うことが多いので、そこまで気にならないかったですね。
Galaxy Z Fold3は7.2インチのディスプレイを半分に折り畳むことができます。
画面を折りたたむとGalaxyのロゴが刻印されたヒンジが出てきて、クローズ時の本体サイズは(58 × 67 × 14.4〜16 mm)となります。
折り畳んだ状態の端末の横幅は67mmと狭いのでカバーパネルは片手で操作できるサイズ感となっておりカバーパネルの画面比率は24.5:9とかなり縦長のディスプレイとなっています。
特殊な画面比率ではありますが、メッセージの返信やTwitterを見るくらいならちょうどいいサイズ感ですし、何よりも片手で操作できてしまうのは最高に使いやすいです。
ただ、折り畳んだ状態の端末の厚みは6.4〜9 mmとかなり分厚いので持ち運ぶ時に入れるポケットの大きさは選ぶかもしれません。(普通のジーンズであれば問題なく収めることができます。)
充電ポートはUSB-Cに対応し外部ディスプレイの出力、DeX(パソコンモード)にも対応しているので使い方の幅を広げることができます。
フレームは超強力かつ軽量のアーマーアルミフレームを採用し従来より10%耐久性が向上しマット調で手触りはサラサラとしているので持ち心地のいい端末となっています。折り畳んだ時のスタイルはまさにスマートフォンでシックなスタイルでカッコイイですよね。
Galaxy S21、Galaxy S22などのストレート型の一般的なスマートフォンと比べると筐体は分厚いですが横幅が67mmとコンパクトなので意外と持ち運びはしやすいです。ジーンズくらいのポケットであれば普通に入れても持ち運ぶことができるのでメインのスマホとしても十分使えそうです。
タブレットモードで大画面で使う
Galaxy Z Fold3の醍醐味はコレですよね。
画面をオープンにすることでタブレットとして使うことができます。
画面サイズは7.2インチ(2,268 × 1,768ピクセル)、画面比率が12.5:10と正方形に近いディスプレイとなっています。この比率の画面のタブレットって珍しいので対応していないアプリは少し表示がおかしかったりしますが操作性はとても良いです。
なお、120Hzのリフレッシュレート(可変式)に対応しているのでスクロールした時も文字の残像は少なくてとても見やすいディスプレイとなっています。
Galaxy Z Fold3とiPad mini(第6世代)の大きさを比べるとこんな感じです。
画面サイズが小さいのでよりコンパクトになってるだけでなく片手で操作できるタブレットとしてGalaxy Z Fold3はもしかしたらiPad mini(第6世代)よりも扱いやすいです。オープン時の端末の薄さが6.4mm、さらにベゼルの幅が極細なのでそう感じるのかもしれませんね。
Galaxy Z Fold3は2画面表示だけでなく3画面表示にしてマルチタスクにアプリを使うこともできます。
画面が正方形に近い比率なので縦持ち・横持ちでそこまで見た目は変わらないですが、縦持ちの左右2画面の表示領域が広くて使いやすくなっています。
3画面表示機能はタッチ操作で簡単に設定することになります。ただ、毎回設定するのは面倒ですよね。そこで、サイドメニューに3つのアプリを一括で表示できるように登録することもできます。
3つのアプリを同時に表示させて何に使うのか…?
となりますが、確かにそうなんですよね。ただ、YouTubeを閲覧しながらTwitterに呟き、さらにブラウザで調べ物をする。これを同時にこなすことができてしまうので便利といえば便利ですよ。使う側の頭がパンクしてしまいそうです。
カバーディスプレイで片手で操作もできる
Galaxy Z Fold3は画面をオープンにしなくても6.2インチ(2,268 × 832ピクセル)のカバーディスプレイを搭載しているのでクローズ状態でTwitterをチェックしたり、メッセージを返信したり、普通にスマートフォンとして使うことができます。
カバーディスプレイも120Hzのリフレッシュレートに対応しスクロールしたときの残像を抑えながらブラウジングやTwitterを楽しめます。カバーディスプレイ側も2画面表示機能をオンにして二つのアプリを同時に使えるのがいいですよね。
かなりの縦長ディスプレイなので一部アプリの表示が間伸びしてしまうなどありますがゲームの「原神」も普通に遊ぶことができました。
画面を立てられるフレックスモード
Galaxy Z Fold3 5Gは画面を「L」に折り曲げるフレックスモードで使うことができます。このように机にGalaxy Z Fold3を置いただけでスタンドを使うことなく画面を自分に向けてコンテンツを楽しむことができます。
YouTubeなどの動画コンテンツはフレックスモードにすることで自動的に上の画面に動画を表示して下の画面に情報を表示するなど自動的にアプリの配置を調整してくれます。また、フレックスモードにするとソフトウェアキーボードで入力する時に余裕のあるタイピングスペースを確保することもできます。
文章を入力するくらいであればこのスタイルでも作業できるのでミニマニストを目指すならGalaxy Z Fold3だけで運用してしまうのアリかも?
USB-Cケーブルを使って外部モニターと接続することでDeX(パソコンモード)でがっつり作業も可能。DeXモードはGalaxy Z Flip3では使えない機能ですがGalaxy Z Fold3はしっかり対応しています。
基本的にBluetoothで外付けキーボード、マウスまたはトラックパッドを接続して操作することになりますが、Galaxy Z Fold3をトラックパッドとして使うこともできるので出張先でちょっと作業をするくらいであれば荷物を減らすこともできます。
まあ、実際にDeXモードでガッツリ作業している!って方はガチのGalaxyユーザーの方でも少ないような気がしますが、このようにいろんなシーンで色々な使い方ができるのは面白いですよね。
写真・動画撮影も三脚いらず
Galaxy Z Fold3のフレックスモードをうまく使うことで写真や動画も三脚なしで手放しで撮影ができます。
タイムラプスで長時間撮影するときはこのモードは便利かもしれませんね。また、カバーディスプレイ側にプレビュー画面を表示できるので、自撮りで動画を撮影するときもメインカメラでプレビューを確認しながら撮影ができます。
もちろん写真も顔が写ると自動的にシャッターが切れる機能なども搭載しているので使い方次第ではいろんな撮影ができるのではないでしょうか。
電子書籍の本・漫画も快適に
Galaxy Z Fold3は中央を曲げて使えるスマートフォンなのでKindleなどの電子書籍を読むときも本のようにして折り曲げて読むことができます。
単行本や小説とは異なるサイズではありますが画面が中央で折れ曲がることで本物の本を読んでいるような感覚で電子書籍を読むことができます。端末がiPad miniなどのタブレットと比べても軽いのでとても持ちやすくて長時間の読書も快適にすることができます。
漫画もちょうどいいサイズで読めるので文字だけの本だけでなく漫画もしっかり楽しむことができます。ちょっと高級な電子書籍リーダーとして使うのもいいのかもしれません。
ゲームもしっかり遊べる
ゲームをするときもGalaxy Z Fold3を少し折り曲げることで物理的に奥行き感が出て意外と見やすいです。
パズルゲームなど2Dゲームはプレイしにくいかもですが、3Dゲームはこのように角度を付けてプレイするもいいでしょう。こちらも角度を付けることによって覗き見防止にもつながりますしいいですよね。
折り畳みなのにIPX8防水対応
Galaxy Z Fold3はIPX8相当の防水性能を持った安心設計となっています。
折り畳み式のフォルダブルスマートフォンで防水性能に対応したのはGalaxy Z Fold3とGalaxy Z Flip3が世界初となっており、雨の日にうっかりと濡らしてしまったとしても壊れることなく使うことができます。
顔 + 指紋のデュアル生体認証に対応
Galaxy Z Fold3は顔認証による画面ロック解除に対応しています。
カバーディスプレイ側、メインディスプレイ側の両方にインカメラがあるので両方で顔を登録しておくことで自動的に顔を認証して画面ロック解除してくれてすぐに使えるようになります。
ただし、簡易タイプの顔認証機能なので精度は高くはないです。認証できずに「顔を認識できませんでした」とエラーが出ることもあります。
とくにGalaxy Z Fold3はフォルダブルスマホということもあり画面の角度があっちこっち向いてることが多くてしっかり顔を捉えることができないことが多いです。
また、マスクをしていると顔を認識できません。でも安心してください。サイドボタン式に指紋認証センサーを搭載しているので指で画面ロック解除することができます。
指紋認証センサー内蔵のサイドボタンの位置は端末の中央部分にあるため操作性は良好です。カバーディスプレイモードの時も左手で端末を持ってさっと左中指で認証できますし、フルディスプレイモードでオープン時は右人差し指でさっと認証させることができます。
人によって使い方はそれぞれですが、顔と指紋を使って画面ロック解除できるのはありがたいですよね。
内蔵スピーカーの音質はとてもいい
Galaxy Z Fold3はステレオに対応しておりカバーディスプレイ側の筐体の側面にスピーカーを搭載しています。
端末を持った向きによってスピーカーの位置が上になるか、下になる変わってきますが基本的にフレックスモードで机に置いて使う場合はリアカメラの関係上でスピーカーは下側になるかと思います。
Galaxy Z Fold3の音質はとても良いです。低音はそこまで強くはないものの中音〜高音域はしっかりと鳴ってます。
イヤホンなしで内蔵スピーカーで音楽を楽しむことも普通にできる音質には仕上がっているかと。さらに、ドルビーアトモスにも対応し広がりのあるサウンドになってるので映画などの動画も十分楽しめることでしょう。
Galaxy Z Fold3 5G スペックと性能
Snapdragon 888 + 12GBメモリを搭載
Galaxy Z Fold3はハイエンドSoC(システム・オン・チップ)となるSnapdragon 888に12GBのメインメモリを搭載し動作速度はストレスなく快適スマホとして、タブレットとして使うことができます。
Antutuベンチマークでスコアを計測してみたところトータルで71万満点でした。
Galaxy Z Fold3 | Galaxy Z Flip3 | Galaxy S21 | |
SoC | Snapdragon 888 | ||
RAM | 12GB | 8GB | |
総合 | 758627 | 686914 | 743647 |
CPU | 204179 | 204973 | 205443 |
GPU | 266824 | 224679 | 262094 |
MEM | 137470 | 130596 | 136874 |
UX | 150154 | 126666 | 139236 |
Snadragon 888はGalaxy S21、Galaxy S21 Ultra、さらに同じ折りたたみスマホのGalaxy Z Flip3にも採用されているハイエンドチップです。
Galaxy Z Flip3は性能が少し抑えられているためスコアが低くなっていましたが、Galaxy Z Fold3はGalaxy S21と同等性能になっておりトータルで75万点とSnapdragon 888の性能を活かすことができるようです。
実際の動作速度(ブラウザ・SNS・ゲーム)
Galaxy Z Fold3はどれくらいの操作感で使えるのかブラウザ、Twitterの動作を動画で撮影してみました。
ブラウジング、Twitterともに動作は快適に120Hzのリフレッシュレートに対応しているので残像の少ない滑らかに快適に操作可能。Galaxy Z Fold3は画面サイズが7.2インチと通常のスマホよりも大きいですが解像度が2,208 × 1,768ピクセルと控えめなので快適にどうしています。
Galaxy Z Fold3で「原神」をプレイしてみたところ画質のデフォルト設定は「中」となっていました。
実際にプレイしてみました。
Galaxy Z Fold3は画角が正方形に近いためカメラワークが通常のスマートフォンと異なりますが普通にプレイすることは可能です。
左右の画面はカットされてしまうため少しプレイしにくいと感じることがあるかもしれないので大事な戦闘の時は左右をしっかり確認できる縦長ディスプレイのカバーディスプレイモードでプレイするのがいいかも?
また、PUBGモバイルは画質「HDR」のフレームレート「極限」となっています。
同じSnapdragon 888を搭載しているGalaxy Z Flip3の画質は「HDR」、フレームレート「ウルトラ」と性能が少し落ちている感じがあったものの、Galaxy Z Fold3はしっかりSnapdragon 888の性能を使ってゲームをプレイでいます。
バッテリーの持ちについて
Galaxy Z Fold3のバッテリー容量は4,000mAhとGalaxy Z Flip3よりも多くなっています。実際にどれくらいの電池持ちなの比較してみました。
Galaxy Z Fold3 | Galaxy Z Flip3 | |
SoC | Snapdragon 888 | Snapdragon 888 |
バッテリー容量 | 4400mAh | 3300mAh |
PUBG 30分プレイ | 10%消費 | 11%消費 |
原神 30分プレイ | 11%消費 | 13%消費 |
YouTube 60分視聴 | 9%消費 | 10%消費 |
YouTubeを1時間視聴して見たところGalaxy Z Fold3は10%消費でした。バッテリー容量が少ないZ Flip3よりも長くバッテリーは持ちますが思ったほど伸びない感じですね。Galaxy Z Flip3はSoCの性能を抑えてることもあるのでバッテリ駆動時間はそこまで違いはないのかもしれません。
ワイヤレス充電に対応している
Galaxy Z Fold3はQi規格のワイヤレス充電に対応しています。
充電パッドは端末の下側に内蔵されていてフレックスモードにしながらワイヤレスで充電ができます。つまり、スタンド型のワイヤレス充電器がなくて平置き型のワイヤレス充電器でも動画を視聴しながら充電ができます。
Galaxy Z Fold3 5Gのカメラ
Galaxy Z Fold3のリアカメラは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載しています。
Galaxy Z Fold3 | |
広角カメラ | 1200万画素・F/1.8・78° |
超広角カメラ | 1200万画素・F/2.2・123° |
望遠カメラ | 1200万画素・F/2.4・45° |
リアカメラの特徴 | 最大10倍のデジタル超解像度ズーム、4K(60fps)、HDR10+撮影対応、スーパー手ぶれ補正(フルHD・30fps) |
インカメラ | 400万画素・F1.8・80° |
カバーカメラ | 1000万画素・F2.2・80° |
フォルダブルスマホの兄弟機となるGalaxy Z Flip3はデュアルカメラで望遠カメラを搭載してなかったですが、Galaxy Z Fold3はしっかり光学2倍の望遠カメラを搭載ししっかり写真を撮影できます。
また、構造上の問題でクローズ時に使うカバーカメラ(1000万画素)の他に画面をオープン時に使うインカメラ(400万画素)をディスプレイ内に内蔵しています。
白色の画面だとカメラがあることが判別できますが、暗めの画面を表示しているときはインカメラがあることを忘れてしまうくらい自然に溶け込んでしまいます。
広角・超広角・望遠のカメラの画質
Galaxy Z Fold3の広角カメラの画質はどんな感じになってるのか見ていきましょう。広角カメラは1200万画素のイメージセンサーにF/1.8のレンズを搭載しGalaxy Z Flip3とおそらく同じカメラとなっています。
広角カメラは1200万画素(1/1.76型)と比較的大きめのセンサーを採用し被写体に寄ることで背景をしっかりぼかすことができる表現力を持ったカメラとなっています。
Galaxy Z Fold3は光学2倍の望遠カメラを搭載していますが最短撮影距離が長くて寄って撮影することはできませんが、広角カメラのデジタルズームでこのように接写して撮影ができるようになっています。
デジタルズームでの撮影でも違和感のない写真に仕上げてくれるのではさすがサムスンといったところでしょうか。
夜間撮影も強くノイズの少ない写真を気軽に撮影ができます。
明るくなりすぎず自然な明るさで撮影することができます。
Galaxy Z Fold3の超広角カメラは1200万画素のイメージセンサーにF/2.2のレンズを搭載しており画角は123°(0.5倍)と視野の広い写真を撮影できます。
広角カメラと比べると画質は甘くなってしまうもののノイズの少ない高精細な写真に仕上げることができます。
Galaxy Z Fold3は光学2倍の望遠カメラを搭載しています。
望遠カメラを搭載することで遠くのものを高精細な画質を維持したまま撮影できます。例えば、望遠カメラを搭載していないGalaxy Z Flip3はデジタルズームで遠くの被写体を撮影することになり、画質に明らかな差が出てきます。
Galaxy Z Fold3(望遠カメラ×2)とGalaxy Z Flip3(広角カメラ×1)でデジタルズーム10倍で同じ場所から撮影をして比較してみました。
ともに最大10倍までズームして撮影できますが、Galaxy Z Flip3で撮影すると看板の文字がぼやけてノイズの多い写真になります。そんな中で、光学2倍の望遠カメラを搭載しているGalaxy Z Fold3なら看板の文字も高精細に表現できてノイズの少ない写真になります。
近くの被写体を撮影する場合はどちらも広角カメラのデジタルズームになってしまうものの、遠くのものをズームして撮影しるならGalaxy Z Fold3の望遠カメラの優位性はありそうですよね。
暗所撮影もナイトモードで明るく
Galaxy Z Fold3の広角カメラはF/1.8と明るめのレンズを採用していることもあり、暗所撮影はナイトモードを使わなくてもこれくらいの明るさで撮影ができます。
ナイトモードを使うことでさらに明るい写真に仕上げることもできます。
といっても極端に明るい写真になるわけではなく程よい明るさで暗部のノイズも抑えながら質の高い写真になります。なお、Galaxy Z Fold3は超広角カメラはナイトモードを使って撮影はできません。
この仕様はGalaxy Z Flip3と同じですね。もし、超広角カメラでもナイトモードを使って明るい写真を撮影したい、ちょっとしたカメラとして使いたいならGalaxy S21、Galaxy S22、Galaxy S22 Ultraなどを選ぶのが良いでしょう。
動画撮影は4K60fpsに対応している
Galaxy Z Fold3の動画は以下の解像度で撮影が可能です。
- 4K:60fps or 30fps
- FHD:60fps or 30fps
- HD:30fps
- スーパー手ぶれ補正:FHD 30fps
- ポートレート動画(人物限定)
しっかりと4K 60fpsでの撮影に対応しているのでキレイな動画を簡単に撮影することができます。シングルテイクにも対応し動画撮影しながら写真も同時にAIが判断してくれるのでとにかく簡単に動画と写真を同時に撮影できます。
人物限定ですが動画で背景をぼかしてくれるポートレート動画での撮影もできるので家族の動画を撮影するのに使うことができそうです。
Galaxy Z Flip3は手ぶれ補正が少し弱い感じになってましたがGalaxy Z Fold3はそこそこ手ぶれ補正機能は強力です。ちゃんと手ブレを抑えて動画を撮影することができます。
Galaxy Z Fold3 5G スペック
メインディスプレイ | 7.6インチ(2,208 × 1,768ピクセル・374ppi)、有機EL、12.5:10、120Hzリフレッシュレート対応 |
---|---|
カバーディスプレイ | 6.2インチ(2,268 × 832ピクセル・387ppi)、有機EL |
SoC | Snapdragon 888 |
メインメモリ | 12GB LPDDR5 |
ストレージ | 256GB |
microSDカード | 非対応 |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証、顔認証 |
リアカメラ | 広角(1200万画素・F1.8) 超広角(1200万画素・F2.2) 望遠(1200万画素・光学2倍・F2.2) 最大10倍デジタルズーム、4K60fps対応 |
インカメラ | 400万画素・F1.8、1000万画素・F2.2 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
5G | Sub-6、ミリ波 |
Bluetooth | 5.2 |
ワイヤレス充電 | Fast Wireless Charging 2.0(Qi、WPCに対応) |
バッテリー容量 | 4400mAh |
サイズ | クローズ時:158 × 67 × 14.4〜16 mm オープン時:158 × 128 × 6.4〜9 mm 重量:272g |
本体カラー | ファントムブラック、ファントムグリーン |
Galaxy Z Fold3 5G レビュー:評価まとめ
Galaxy Z Fold3 5Gのメリット
Galaxy Z Fold3 5Gのメリットはこんな感じでしょうか。
- タブレットになるフォルダブルスマホ
- 3画面同時機能でマルチタスクがすごい
- コンパクトにタブレットを持ち運べる
- フレックスモードで使い方いろいろ
- Kindleなど電子書籍が読みやすい
- 顔と指紋認証で様々なシーンで使える
- DeXモードでパソコンとしても使える
Galaxy Z Fold3は折りたたみ式のフォルダブルスマホで画面を広げることでタブレットとして使うことができる端末となっています。スマホでありながらもタブレットしても使える一台二役の最強デバイスです。
使い方は人によってそれぞれですが、基本的に折り畳んだ状態でスマホとして使ってスタバなどカフェに入ってサッと画面を開いてタブレットモードにしてTwitterとYouTubeを同時に楽しむ。こんな使い方となるのではないでしょうか。
個人的にオープン時のGalaxy Z Fold3 5Gはタブレットとして使いやすいサイズだと感じています。iPad mini 6よりもコンパクトだけど画面比率が正方形に近くて2画面表示にした時の画面比率がちょうど使いやすくて電子書籍もいいサイズ感、重量感でとても読みやすいです。
Galaxy Z Fold3 5Gのデメリット
Galaxy Z Fold3 5Gのデメリットはこんな感じです。
- 折り目が気になるかも
- 画面比率が特殊でアプリによって使いにくい
- microSDカードを使えない
- 3.5mmオーディオジャックがない
- 端末価格が高い
Galaxy Z Fold3は画面を開くことでタブレットとしても使えるスマートフォンです。その画面の折り目が気になるかも…しれません。角度によっては全く気にならないですがオープン状態で横から見た時は折り目が少し気になるかもしれません。
Galaxy Z Fold3 5Gは画面比率がとても特殊な端末となっています。2画面表示、3画面表示でマルチタスクにブラウジングをしたり、SNSをするくらいなら気にならないですがゲームなど1画面表示で使う時は画面比率が特殊で使いにくいシーンはあるかもしれません。
特定のアプリをガッツリ使うのには向いてないように感じますが、Galaxy Z Fold3 5Gをタブレットとしてささっと使うくらいがいいのかも?
また、Galaxy Z Fold3 5GはmicroSDカードに対応していません。とはいえ、ストレージ容量は256GBと多いので滅多なことない限りは容量が足りなくなることはないでしょう。
端末価格は24万円とたしかに高いです。普通にスマホとタブレットをそれぞれ購入した方が安く費用を抑えることができます。とはいえ、折り畳みのフォルダブルフォンをはまだまだ希少でロマンがありますよね。
使っている人も限定的でどんな使い方をしようか?とあれこれと考えるのが楽しいですし、これからもっと進化していく分野の端末であることは間違いないでしょう。
Galaxy Z Fold3 5Gがおすすめな人は
Galaxy Z Fold3 5Gがおすすめなのはかなり限定的な人です。
まず、お金がないと買うことができないのでスマホ、タブレットに費用をかけることができる人が前提となります。もちろん、分割でドコモ いつでもカエドキプログラム、auスマホトクするプログラムで購入もできるので費用を抑えることができます。
それでもGalaxy Z Fold3に魅力を感じるかどうか。心に問いかけてください。メリット、デメリット以前に「このモデルが欲しい!」となるなら買いです。少しでも「ん〜?」ってなってるならちょっと待ちましょう。
Galaxy Z Fold3 5Gはドコモで237,600円、auで237,565円と高価な端末ですが中古のイオシスでは164,800円〜で買えるので手が届く端末になってきました。
どうしてもフォルダブルスマホを体験してみたいのなら価格控えめのGalaxy Z Flip3がおすすめです。
→ Galaxy Z Flip3 5Gはこちら
→ Galaxyの比較はこちら
→ Galaxy S22・S22 Ultraはこちら
https://sin-space.com/entry/galaxy-s22-s22plus-s22ultra
→ Galaxy S21はこちら
→ Galaxy A22はこちら
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