auはGalaxyのラインナップが豊富ですが、Galaxy A32 5Gは6.5インチのディスプレイにSoCにMediaTek Dimensity 720、4GBのメインメモリを搭載した5G通信に対応したモデルとなっています。
Galaxy A32 5G5Gに対応したスマホでありながらもauで31,190円で買えるコスパ最強の5Gスマホです。この記事では、Galaxy A32 5Gのデザイン・サイズ・スペックをレビューしているので価格の安い5Gスマホを検討している方は参考にしてください。
- 6.5インチと画面サイズが大きい
- 顔と指紋のデュアル生体認証に対応
- 4つのカメラを搭載している
- IP68の防水に対応している
- おサイフケータイ対応で電子決済ができる
- 端末価格が3万円と手軽に買える
- ディスプレイの画質がイマイチ
- 端末が少し大きくて重め
- ステレオ再生に非対応でモノラル
- auでしか買うことができない
Galaxy A32 5G レビュー
Galaxy A32 5Gの特徴
- 6.5インチ(1,600 × 720ピクセル)液晶
- Dimensity 720 + 4GBメインメモリを搭載
- 顔 + 電源ボタン指紋認証で画面ロック解除できる
- 標準 + 超広角 + マクロ + 深度カメラ
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- 5,000mAh 大容量バッテリーで電池持ちが良い
- 5G(Sub-6)の高速通信に対応している
- 価格:31,190円(au)、24,800円(中古)
Galaxy A32は6.5インチの大画面ディスプレイを搭載しているので画面はとにかく大きいです。画面が大きいわりに解像度が低いでの画質に少し不満がありますが、それなりに動作してくれるのでストレスなく使うことができます。
また、顔認証による画面ロック解除だけでなく電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵し指による画面ロック解除もできるデュアル生体認証にも対応。マスクをしていても安心して使うことができるスペックとなっています。
ディスプレイ | 6.5インチ(1,600 × 720ピクセル) |
---|---|
SoC | MediaTek Dimensity 720 |
RAM/ROM | 4GB/64GB(最大1TB microSDカード対応) |
リアカメラ | 広角4800万 + 超広角800万 + マクロ500万 + 深度200万 |
インカメラ | 1,300万画素 |
モバイル通信 | 5G(N77, N78)、4G(B1,B3,B12,B18,B28,B41,B42)、3G(B1,B5) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
防水性能 | IP68 |
サイズ / 重量 | 164.1 × 76.1 × 9.1mm / 209g |
格安スマホの価格帯ではありますが、それなりに使えるチップを搭載しカメラも4つ搭載、バッテリー容量が5,000mAhと多くて電池持ちが良く、さらに5G(Sub-6)に対応しているのでコスパ最強端末といってもいいかもです。
auでしか買うことができませんが、中古なら24,800円でSIMロック解除モデルを買うことができます。2021年2月に発売となったばかりの端末なのでバッテリーがへたってる可能性もないので中古は狙い目ですよ。
外観デザイン
Galaxy A32はオーワムホワイト、オーサムブルー、オーサムブラックの3色展開となっており、ここではホワイトをレビューしております。
筐体の素材はガラスっぽく見えますが樹脂のポリカーボネートを採用しています。ガラスっぽい質感に仕上がっているのでチープな印象は全くないのがいいですね。
ガラスではないので落としても割れにくいのもナイスなところですね。
この価格帯のスマホはフレームにプラスチックを採用しているものが多いですが、Galaxy A32のサイドフレームは金属素材を採用し質感の高い筐体に仕上がっています。
筐体の右側に音量ボタン、指紋認証センサーを内蔵した電源ボタンを搭載しています。筐体下側に3.5mmオーディオジャック、充電用のUSB-Cポート、スピーカーを搭載しています。
スピーカーは筐体下に一つのみで音のステレオ再生はできないので映画や音楽を楽しむならワイヤレスか3.5mmオーディオジャックを使って外部スピーカーを使うのがいいでしょう。
筐体の左側にSIMカードスロットを搭載しています。
付属のピンを使ってスロットを開けるとnanoSIM、microSDカードを入れることができるようになっています。
Galaxy A32のストレージ容量は64GBと少ないですが、最大1TBのmicroSDカードを入れることができるので、容量が足りなくなってもストレージを拡張できるようになっています。
インカメラはV字型ノッチとなっており、ベゼルレススタイルを実現しているものの筐体の下部分のベゼルは太めとなっています。
有機ELではなく液晶ディスプレイを搭載している影響でベゼルが太くなっているのかもしれませんね。
Galaxy A32 5Gはクイックスタートガイド、SIM取り出し用ピン、クリアケースが同梱してきます。
充電器などは付属してきませんが、すでに使っている充電器を使うこともできますし、ケースの方が端末をすぐに守ることができるのでいいのかもしれません。
本体サイズと使いやすさ
Galaxy A32は6.5インチの大画面ディスプレイを搭載しているので、基本的に片手での操作は難しいです。
画面サイズ | 6.5インチ |
---|---|
解像度 | 1,600×720(HD+) 270ppi |
サイズ | 164.1 × 76.1 × 9.1mm |
重量 | 209g |
本体の厚みも9.1mmと薄さはなく209gと重量もあるので両手で操作するのが基本となります。ディスプレイが大きい方がいいならGalaxy A32 5Gは適していますが、片手操作、軽さを求めるのならちょっと向いていないかもですね。
ディスプレイの解像度は1,600×720(HD+)と6.5インチの大画面なのに低めとなっていてYouTubeをフルHD画質で見ることができません。
ハイエンドスマホの解像度に見慣れていると画質の荒さが少し分かってしまいますが、一般的には問題ない解像度となっており2画面にして分割表示することもできます。
文字のサイズも小さく表示させることもできるので解像度が低いからといって使いにくということはないので、画質にそこまでこだわりがないのであれば問題ないです。
顔認証とサイドボタン式指紋認証に対応
Galaxy A32は顔認証に対応しているので顔を登録しておくことで顔を向けてスリープ解除することで画面ロック解除が可能となっています。
認証速度はそんなに速くはありません。また、端末を持ち上げたり、画面をタップしてスリープ解除ができないので、必ず電源ボタンを押す必要があるので指紋認証を使っている場合は顔認証の使用頻度は低いです。
電源ボタンに内蔵している指紋認証センサーは登録した指を乗せるだけ画面ロック解除ができるようになっています。
ボタンが少し小さめなのでケースを装着してると指の当て方によって認証しないこともありますが、慣れれば問題ないでしょう。また、認証速度はとくに速いわけではないですが、普段使いにおいては十分な精度と速度となっています。
Galaxy A32 5G 性能・スペック
Galaxy A32は7nmプロセスで製造されたチップに5Gモデムを統合したMediaTek Dimensity 720というSoC(システム・オン・チップ)を採用。メインメモリは4GBと必要最低限の容量となっています。
Galaxy A32 5GとGalaxy A41で性能の違いをGeekbench 5で比較してみました。
Galaxy A32 5G | Galaxy A41 | |
CPU | MediaTek Dimensity 720 | MediaTek Helio P65 |
RAM | 4GB | |
ストレージ | 64GB | |
シングルコア | 475 | 351 |
マルチコア | 1554 | 1223 |
OpenCL | 1514 | 989 |
どちらもMediaTekのチップですがGalaxy S32 5GのDimensity 720の方がCPU、GPUともに性能が上となっています。CPUのマルチコアで1223 → 1554と20〜30%ほど、GPUは989 → 1514と50%ほど処理性能が向上しています。
Antutuでもどれくらい性能が違うのか計測してみました。
Galaxy A32 5G | Galaxy A41 | |
CPU | MediaTek Dimensity 720 | MediaTek Helio P65 |
RAM | 4GB | |
総合 | 233720 | 157808 |
CPU | 85096 | 59295 |
GPU | 48065 | 32952 |
MEM | 55860 | 32410 |
UX | 44699 | 33151 |
トータル性能で157808 → 233720と50%ほど処理性能が高くなっているようです。どちらも2〜3万円ほどの端末ですが処理性能の高さだけで見るならDimensity 720を搭載しているGalaxy A32を選んだ方が快適にスマホを使うことができそうです。
実際の動作もネットサーフィン、 Twitter、Instagram、YouTubeを見るといった一般的な使い方であれば十分快適に使うことができます。画面解像度が低いこともあって意外とサクサクと軽やかに動作しています。
PUBGモバイルは画質「HD」、フレームレート「高」まで設定することができ、画質「スムーズ」にすることでフレームれーとを「ウルトラ」に設定することができます。
動作はこの価格帯のスマホとしては十分遊ぶことができます。これ以上の滑らかさを求めるのであれば5万円前後のミドルレンジクラスのスマホを選ぶ必要があります。
PUBGモバイルを少しプレイした時の発熱はこんな感じです。
CPUの温度は45〜55度くらいで本体はほんのり暖かくなる程度なので筐体が熱くなって仕方がないということはなさそうです。
バッテリー持ちについて
Dimensity 720はミドルレンジクラスのSoCで7nmプロセスルールで製造された省電力なチップです。5,000mAh 大容量バッテリーを搭載しているので電池持ちはそこそこいいのかなと思ったのですが、AQUOS sense5Gと比べとそうでもないようですね。
Galaxy A32 5G | Galaxy A41 | AQUOS sense5G | |
CPU | Dimensity 720 | MediaTek Helio P65 | Snapdragon 690 5G |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 3,500mAh | 5,000mAh |
PUBG 30分プレイ | 69% → 62%(7%消費) | 72% → 64%(8%消費) | 78% → 73%(5%消費) |
PUBGモバイルを30分プレイして7%の電池消耗となりました。ハイエンドスマホは30分で10%ほど消費してしまう端末もあるので、MediaTek Dimensity 720はそこそこ省電力なチップになっているといってもよさそうです。
リアカメラのスペック・画質
Galaxy S32のリアカメラは標準 + 超広角 + マクロ + 深度カメラのクアッドカメラを搭載しています。
広角カメラ | 4800万画素・F/1.8(通常は1200万画素で撮影) |
---|---|
超広角カメラ | 800万画素・F/2.2 |
マクロカメラ | 500万画素・F/2.4 |
深度カメラ | 200万画素・F/2.4 |
インカメラ | 1,300万画素・F/2.2 |
カメラの特徴 | AIカメラ、4800万画素モード、ポートレートモード、ナイトモード、スローモーション(1080P/120FPS) 動画(フルHD/4K30fps) |
広角カメラは4800万画素のイメージセンサーを搭載していますが、通常モードでの撮影は1200万画素となります。
広角カメラで撮影で公園を撮影してみましたが、4800万画素のイメージセンサーを搭載しているだけあって1200万画素の写真データとはいえ高精細な写真に仕上がっています。(画像をクリックして拡大できます。)
超広角カメラは800万画素と画素数が少ないので広角カメラと比べると高精細さは欠けますが、同じ場所からでも広い視野で写真を撮影できます。
色合いは統一されているので二つのカメラを交互に切り替えても違和感なく撮影することができそうです。
夜の街を広角カメラで撮影してみましたところノイズが少なくキレイな写真になりました。動HDRがONの状態ですが補正は控えめなものとなっています。
近年のスマホとして少し物足りなさはありますが自然な写真に仕上げることが可能となっています。超広角カメラでも夜の街灯りくらいなら十分キレイな写真に仕上げることができます。
Galaxy A32は望遠カメラを搭載していないですが、4800万画素のイメージセンサーを使うことで最大10倍までデジタルズームすることができます。
こちらはデジタル2倍ズームしたものです。
デジタルズームとは思えないくらい十分キレイに撮影できています。こちらはデジタル10倍で撮影した画像となっています。
さすがに看板の文字の部分は破綻してしまっていますが細かい描画が必要ないのであれば10倍ズームでも使える画質となっています。
Galaxy A32はマクロカメラを搭載しているので被写体に3〜5cmによって撮影することができます。
マクロカメラは200万画素のセンサーを搭載しているスマホが多くマクロ撮影をするとぼやけた写真に仕上がることが多いですが、Galaxy A32は500万画素なので画質はとてもキレイです。
また、深度カメラも搭載しているので背景をぼかすことができるポートレートモードを使うことができます。人物だけでなくブツ撮りでも背景をぼかすことができます。
深度カメラを搭載しているので精度は良好で複雑すぎない被写体であればキレイに背景をぼかすことができます。子どもでも試してみましたが髪の毛もキレイに切り取って背景がボケてました。
また、暗いところでも背景をちゃんとぼかすことができます。
2〜3万円のスマートフォンでここまで自然な写真に仕上げることができるのなら十分すぎるカメラスペックといっていいのではないでしょうか。
Galaxy A32の広角カメラはF1.8の明るめのレンズを搭載しているので、暗いところでもそれなりに明るく、ノイズの少ない写真を撮影できます。かなり暗いシチュエーションですが普通に撮影しても明るい写真に仕上げてくれます。
さらに、ナイトモードにも対応しているのでさらに明るめに撮影することができます。
超広角カメラはF2.4と暗めのレンズなので暗いところの撮影は苦手ですが、ナイトモードに対応しているので超広角カメラでも暗いところでの撮影ができます。ただし、ノイズは多めです。
Galaxy A32 5G レビュー:まとめ
Galaxy A32 5Gのメリット
Galaxy A32 5Gは6.5インチのディスプレイにDimensity 720、4GBのメインメモリを搭載した5G対応スマホです。
- 6.5インチと画面サイズが大きい
- 顔と指紋のデュアル生体認証に対応
- 4つのカメラを搭載している
- IP68の防水に対応している
- おサイフケータイ対応で電子決済ができる
- 端末価格が3万円と手軽に買える
電源ボタンに指紋認証センサーを搭載しているのでマスクをしながらでも使えますし、顔認証も使えるのでマスクをしていない状態で指紋認証がうまくいかなった時に自動的に顔で画面ロック解除できます。
さらに、4つのカメラを搭載し画質はそこそこキレイで、IP68の防水にも対応、おサイフケータイで電子決済にも対応。これで3万円くらいなのでコストパフォーマンスは高いですよね。
Galaxy A32 5Gのデメリット
画面が6.5インチと大きいのにフルHDのディスプレイを搭載していないのは残念なポイントの一つです。また、画面サイズが大きいので仕方ないですが大きくて重量感もあります。
- ディスプレイの画質がイマイチ
- 端末が少し大きくて重め
- ステレオ再生に非対応でモノラル
- auでしか買うことができない
Galaxy A32はauでしか販売されていないのもデメリットの一つです。せっかくコスパの良い端末なのに買えるところが限られてしまうのは勿体ないです。
auを契約している方、auに乗り換えようかなと思っている方はauオンラインショップから買えばいいと思いますが、UQ mobileやmineoなどau回線を使っている方は中古でGalaxy A32を手に入れるのもいいでしょう。
Galaxy A32は2021年2月頃に発売された端末なのでバッテリーが劣化していたりボロボロな個体は少ないはずです。SIMロック解除された端末でも24,800円で手に入れることができるので意外といい選択肢になるんじゃないでしょうか。
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