5Gに対応したスマホは高い?いやいや、そんなことありません。シャープのAQUOS sense5G(アクオスセンス5G)は5Gに対応したスマホで現在は中古で13,000円前後で買える格安スマホです。
AQUOS sense5Gは普段使いにはちょうど良いスペックで電池持ちもよく、お風呂の中でも使える防水性能を持っていて、顔と指紋認証にも対応しているのでマスクをしていても使えるコスパ最強の5Gスマホとなっています。
5Gエリアは着実に広がっているのでどうせ買うなら5G対応スマホがいい、でも高いスマホは嫌だ。という方におすすめのスマホですよ。
この記事ではAQUOS sense5Gのデザイン・スペック・カメラの画質・使いやすさをレビューしているので購入を検討している方は参考にしてください。
- ちょうどいいサイズのスマートフォン
- HDR動画の再生可能なディスプレイ
- 顔と指紋のデュアル生体認証を搭載
- 意外と高性能なのでゲームも普通に遊べる
- お風呂で使える防水性能を持ってる
- おサイフケータイ対応で電子決済ができる
- 電池持ちがいいので長く使える
- 5G通信に対応している
- 内蔵スピーカーがモノラル再生
- ナイトモードが明るくなりすぎ
- 夜間撮影は手ブレしやすく苦手
AQUOS sense5GはAmazon、楽天市場でSIMフリー版が2〜3万円で、現在は中古で15,000円ほどで買うこともできます。
なお、AQUOS sense5Gの後継機種はAQUOS sense6、AQUOS sense7となっています。
この記事の目次
AQUOS sense5Gの特徴
- 5.8インチ(2,080 × 1,080ピクセル)IGZO液晶
- HDR10の動作再生に対応している
- アルミフレームでポップな本体デザイン
- Snapdragon 690 5G + 4GBメインメモリを搭載
- 顔認証・指紋認証で画面ロック解除できる
- 超広角 + 広角 + 望遠のトリプルカメラ
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- 4,570mAh 大容量バッテリーで電池持ちが良い
- IP68等級(水深1.5mに30分)防水防塵仕様
- MIL-STD-810Hに準拠し衝撃にも強い
AQUOS sense5Gは5.8インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載した5G対応のスマートフォンで39,800円で買えるとにかく安いスマホです。
それだけでなく顔と指紋のデュアル生体認証に対応、超広角 + 広角 + 望遠のトリプルカメラも搭載し普段使いで困ることのないスペックとなっています。
SoCはSnapdragon 690 5Gという5G対応のチップを搭載しています。先に発売されたAQUOS sense4が採用しているSnapdragon 720より下の600番台のチップではありますが、CPUやGPUの性能はほぼ同じなんですよね。
となると、5G対応のSnapdragon 690 5Gを搭載しているAQUOS sense5Gを選ばない理由はないですよね。さらに、HDR10の動画再生にも対応しているので5G以外のところでもAQUOS sense5Gの方が高機能な部分があります。
もちろん、おサイフケータイに対応しているので交通機関でSuicaを使って移動することもできます。また、防水性能が高いのでお風呂で普通に使うことができるのでお風呂に入りながら動画を見たり、電子書籍を読むのにも適しています。
AQUOS sense5Gはドコモ、au、ソフトバンクで手に入れることができます。
AQUOS sense5G レビュー
では、AQUOS sense5Gをレビューしていきます。
本体はエッジデザインに
今回のAQUOS sense5Gのカラーラインナップは豊富となっていてauとソフトバンクは色、ドコモは全部で8色から選ぶことができるようになっています。これはね。迷います。
auとソフトバンクはオリーブシルバー、ブラック、ライトカッパーの3色から選ぶことができます。
ドコモはドコモオンラインショップ限定カラーとして「スカイブルー、コーラルレッド、イエローゴールド」の3色、通常カラーとして「オリーブシルバー、ニュアンスブラック、ライラックライトカッパー」の4色から選ぶことができます。
カラーバリエーションが豊富なので好みの色を選ぶことができるのはいいですよね。今回はドコモ版のAQUOS sense5G(SH-53A)の爽やかなカラーのスカイブルーを買ってレビューしています。
AQUOS sense5Gはアルミボディの筐体を採用し、塗装にアルマイト染色を採用することで剥がれにくく長く使ってもキレイを保つことができるボディを実現しています。
4万円以下のスマホにしては質感も高くて、耐衝撃性能も高いので安心して使うことができそうです。
アルミのユニボディスタイルを採用し切り込みのないスッキリとしたスタイルを実現しています。背面にかけてディスプレイにかけてエッジ加工が施されているのでスタイリッシュなデザインです。
本体右側の上部分から音量ボタン、Googleアシスタント用のボタン、サイドボタンを搭載しています。
Googleアシスタントを使わない場合はドコモのmy dauz、シャープのエモパーに機能を割り当てできます。機能をOFFにできますが、それ以外の機能に割り当てできないのは少し残念でカメラの起動に使えたらとっても便利ですよね。
充電ポートはUSB-Cを採用していてUSB-C PDによる急速充電にも対応しているので素早くバッテリー補給できます。
電源アダプタとケーブルは同梱していないので別途購入する必要があり、USB-Cポートに対応した18W以上の電源アダプタを選ぶのがいいでしょう。
右側にある切り込みはスピーカーとなっていてステレオには非対応です。モノラルサウンドでの音楽再生となるのでYouTubeや映画を見るには少し物足りない感があるかもしれませんね。
ただし、筐体の左上には3.5mmオーディオジャックを搭載しているので有線イヤホンを使いたい方は安心してAQUOS sense5Gを選べますね。
筐体の左側にはSIMカードスロットを搭載しています。
AQUOS sense5GのSIMカードスロットは手で開けることができるので気軽にSIMカードの入れ替えができます。
SIMカードはnanoSIMに対応、microSDカードにも対応しているので64GBのストレージ容量だと足りないという場合でも容量を拡張して使うことができます。ゲームをすることが多い、オフラインで動画を保存して使う時に重宝しますよね。
AQUOS sense5GとAQUOS sense3の外観の違いです。本体の横幅は70mm → 71mmと少し幅広となりましたが、手で持った感じとしては筐体が大きくなったと感じることはありません。
筐体デザインは丸みのあるスタイルから少しだけ角張ったスタイルになっています。また、リアカメラのデザインも縦長のレンズからスクエア型のレンズに変更となっています。
AQUOS sense3は広角 + 超広角のデュアルカメラ、AQUOS sense5Gは広角 + 超広角 + 望遠のトリプルカメラになり望遠レンズを搭載し画質が向上しています。
AQUOS sense3は5.5インチでしたがAQUOS sense5Gは5.8インチと画面が縦に長くなり表示領域が広くなり画面が見やすくなりました。
筐体のサイズが69mmから71mmと少しだけ幅広になったものの実際に手にしてみた感じそこまで差はないです。AQUOS sense5Gはフォントサイズを五段階で設定可能で小さな文字にして多くの情報を得ることができます。
本体サイズと操作性
AQUOS sense5Gは5.8インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載し、本体サイズは148 × 71 × 8.9mmと筐体の横幅は71mmと片手操作はギリギリできるサイズ感です。
横幅71mmだと手の小さい方だと片手で文字入力や操作は少し難しいですが、Twitterしたりブラウジングするくらいのスクロール操作であれば片手で使うことができるでしょう。
ディスプレイと画面画質
AQUOS sense5GはシャープのIGZOディスプレイ(液晶)を採用しDCI-P3のカラー規格に対応し、画面はとても色鮮やか。画質設定は「おススメ・標準・ダイナミック・ナチュラル」の4パターンから選べます。
AQUOS sense5Gは色鮮やかなリッチコンテンツを再生することができるHDR10に対応したので、iPhone 12などHDR撮影に対応したカメラで撮影した動画や、HDRに対応したYouTube動画を美しく映し出せます。
この価格帯でHDR10に対応しているディスプレイを搭載しているスマホはそんなにないのでいいですよね。
さらに、標準にSD動画をHDR動画のような豊かなに表現してくれる機能も搭載しているのでYouTubeなどのコンテンツも色鮮やかな画質で楽しめます。
この辺りはさすが液晶のシャープらしいというかローエンドモデルでもしっかり画質設定ができるのは素晴らしい。HDR撮影に対応しているiPhone 12で撮影してYouTubeにアップされてる動画もちゃんとHDR動画で楽めます。
シャープといえばIGZOディスプレイというイメージがありますが、このパネルは高い透過率を誇っており、LEDバックライトの消費電力を抑えることができ、画面の書き換えを制御することで消費電力を低減できるそうです。
5Gに対応したスマホでありながらもこのような技術と4,570mAhの大容量バッテリーを組み合わせることで1週間の電池持ちを実現しています。
ただし、1日あたり約1時間の利用と約23時間の待機時間だった場合の電池持ちなので実際のところは2〜3日が限界かなといったところでしょう。(後述しますがゲームをした時の時間などは計測しています。)
生体認証は顔と指紋に対応
AQUOS sense5Gは顔認証機能に対応しているので、自分の顔を登録しておくことで画面に顔を向けてスリープ解除するだけで画面ロック解除してすぐに使うことが可能です。
画面を傾けるだけでスリープ解除してくれるのでとっても便利。顔をインカメラに向けるだけで画面ロック解除をしてホーム画面に行くことができます。
ただし、簡易型の顔認証なので暗いところでは反応してくれませんし、マスクをしていても顔認証ができません。ただ、AQUOS sense5Gは指紋センサーを画面下に搭載しています。
指紋を登録しておくことで指でしっかりと画面ロック解除ができるのでマスクをしていて快適にスマホを使うことができます。物理式の指紋センサーを採用しているため精度は高めです。
画面内指紋認証だとセンサーがどこにあるか把握するのが困難になりますが、物理センサーならどこにセンサーがあるのかしっかり確認できるので使いやすいです。
なので、画面内指紋認証のあるAQUOS zero2と比べてるとAQUOS sense5Gの方がトータルで見て使いやすいかもしれないですね。
自宅などマスクをしていない時は顔認証を使って画面ロック解除ができます。外でマスクしている時は指紋認証で画面ロック解除することができるので使えないというシーンはありません。
ただ、お風呂で使う時は注意です。
とくにいつも髪の毛を下げてるのにお風呂に入って髪の毛を上げた状態になると顔を認識してくれません。指紋センサーも水に濡れていると反応してくれないのでお風呂で使うときは髪を濡らす前に使うのがおすすめです。
IP68 防水防塵に対応
AQUOS sense5GはIPX5・IPX8等級の防水、IP6Xの防塵性能を持っているのでお風呂の中で使っても壊れることがない耐久性を持っています。
- IPX5:約3mの距離から約12.5リットル/分の水を最低3分間注水しても耐えられる
- IPX8:水深1.5mに約30分間放置しても耐えられる
- IP6X:直径75μm以下の塵埃が入った装置に8時間入れて侵入しない
AQUOS sense5Gはお風呂で使うことも想定された設計となっていて公式でお風呂で使えると明言しています。ただし、湯船に入れない、石鹸につけないなどの条件はあるので注意です。
実際にAQUOS sense5Gをお風呂の中に持ち込んで動画を見たりしていますが普通に壊れることなく使えてるのが素晴らしい。
最近のスマホは耐水性能が当たり前になっていますが、公式で「お風呂で使っていいよ!」というメーカーは少ないのでお風呂でも安心して使いたいならAQUOS sense5Gはいいと思います。
また、AQUOS sense5Gは米国国防総省が制定したMIL-STD-810G/MIL/STD-810Hに準拠した防水、防塵、耐衝撃仕様、さらにアルコール除菌シートでの拭き取り試験もクリアし端末をキレイに保てます。
お風呂でスマホ本体を洗えて除菌シートで拭けるのは嬉しい。
SoCのスペックと性能
AQUOS sense5GはQualcommの600番台のSoC(システム・オン・チップ)となるSnapdragon 690 5Gに4GBのメインメモリ、64GBのストレージを搭載しています。
AQUOS sense3と性能をGeekbench 5で計測してみました。
モデル | AQUOS sense5G | AQUOS sense3 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 690 5G | Snapdragon 630 |
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB |
シングルコア | 592 | 178 |
マルチコア | 1702 | 1045 |
OpenCL | 943 | 489 |
Snapdragon 630を搭載しているAQUOS sense3はシングルコア178、マルチコア1045と少し厳しい性能でしたが、AQUOS sense5GはSnapdragon 690を採用しシングルコアが592、マルチコアは1702と70%も処理速度が向上しています。
さらに、GPUの性能も2.5倍ほど向上しているので全体的な操作感だけでなくゲームも滑らかに動作するように改善されています。
AQUOS sense5Gは性能が向上したことで全体的な動作速度はかなり改善されている印象があり、画面ロック解除かホーム画面が表示されるまでの時間が短縮されることで全体的な体験はかなり良くなっています。
Antutuのスコアはこんな感じです。
モデル | AQUOS sense5G | AQUOS sense3 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 690 5G | Snapdragon 630 |
メモリ | 4GB | 4GB |
総合 | 277619 | 122826 |
CPU | 104639 | 44282 |
GPU | 63105 | 18085 |
MEM | 53606 | 34008 |
UX | 56269 | 26551 |
CPUの性能が2.5倍、GPUの性能に至っては3.5倍も性能が向上しています。トータルで2.5倍も性能が向上しています。ベンチスコアで計測してみてもかなり動作速度が速くなっているのがわかりますね。
これくらい動作速度が向上しているとアプリの起動速度だけでもかなり違いますし、3Dグラフィックのゲームも快適に遊べます。
AQUOS sense5Gの実際の動作速度
AQUOS sense5Gはブラウジング、Twitter、YouTubeといった一般的なアプリであればストレスなく使うことができる性能を持っています。サクサク快適というほどではないですが、普段使いで困ることはありません。
スマホゲームのPUBGモバイルは画質設定「HD」、フレームレートは「高」でプレイすることが可能。AQUOS sense3は「標準」までしか設定できなかったのでゲームの動作速度は間違いなく向上しています。
画質よりもフレームレートを重視したいという場合は画質を「標準」、フレーム設定を「ウルトラ」にすることができるので滑らかな画面でプレイすることができます。
このクラスのスマホでこのような3Dグラフィックのゲームを快適に遊ぶのは従来のスマホだと厳しいところがありましたが、AQUOS sense5Gは十分すぎる性能を持ったSnapdragon 690 5Gを採用したことでとても快適になりましたね。
AQUOS sense3はゲームが起動して遊べるようになるまでも時間がかかってしまいましたが、AQUOS sense5Gは素早く起動してプレイを開始することができるのでゲームを快適に楽しみたいという方も十分なスペックとなっています。
AQUOS sense5Gの通信性能
AQUOS sense5Gは5G(Sub-6)による通信ができる5Gスマホです。
実際にどれくらいの速度が出るのかを計測してみました。
5G(Sub-6) | 4G LTE | |
1回目 | 下り:306.2Mbps 上り:82.8Mbps |
下り:73.8Mbps 上り:23.8Mbps |
2回目 | 下り:320.4Mbps 上り:86.2Mbps |
下り:146.2Mbps 上り:28.3Mbps |
3回目 | 下り:278.2Mbps 上り:79.5Mbps |
下り:139.4Mbps 上り:27.9Mbps |
4回目 | 下り:359.8Mbps 上り:80.0Mbps |
下り:73.2Mbps 上り:23.9Mbps |
価格の安いエントリーモデルではありますが、5Gによる通信速度はハイエンドスマホに大差ないくらいのスピードが出ているようです。
4Gでの通信だと下りで100Mbps前後、上りで30Mbpsといったところですが5G通信になると下りで300Mbps前後、上りで80Mbps前後となっていました。
5Gエリアは急速に広がってきているのでAQUOS sense5Gを選ぶことで外でも高速なモバイルデータ通信ができるメリットがあります。
価格の安いエントリースマホで高速通信をする必要性があるのかという疑問点もありますが、外で動画を見たり大容量のデータを扱うことが多いのならいいのかもしれませんね。
AQUOS sense5Gのバッテリー持ち
AQUOS sense5GはミドルレンジクラスのSnapdragon 690 5Gを搭載し省電力性能も優れています。また、省電力なIGZOディスプレイ、4570mAhの大容量バッテリーを搭載することで1週間の電池持ちを実現するという電池持ちの良いスマホです。
ただ、1週間の電池持ちはあくまで1日1時間ほど通話やメッセージの送受信をした場合としているので実際にTwitterやYouTubeを見てると2〜3日くらいが限界かと思います。
どれくらい電池が持つのかAQUOS sense 5G、AQUOS sense4、Pixel 4aでPUBGモバイルを30分遊んで電池消費量を計測してみました。
- AQUOS sense5G:82% → 77%(5%消費)
- AQUOS sense4:72% → 67%(5%消費)
- Pixel 4a:93% → 82%(11%消費)
- iPhone SE2:92% → 73%(21%消費)
Snapdragon 690は電力効率に優れたチップということもあり電池持ちはとてもいいようです。Pixel 4aはPUBGモバイルを30分ほどプレイすると11%ほど電池が減ったのに対してAQUOS sense5Gは5%ほどの消費に抑えられています。
30分ほどのプレイで5%しか電池が減らないので2時間ほどの長時間プレイをしたとしても20%ほどしか電池が減らない計算となります。iPhone SEで2時間ほどプレイすると80%減る計算となるので、そう考えると凄まじい省電力性能ですよね。
AQUOS sense5G カメラのスペックと画質
AQUOS sense5Gは1200万画素の広角カメラ、超広角カメラだけでなく800万画素の光学2倍望遠レンズを搭載したトリプルカメラ仕様となっています。
AQUOS sense5G | AQUOS sense3 | |
広角 | 1200万画素・f/2.0 | 1200万画素・f/2.0 |
超広角 | 1200万画素・f/2.4 | 1200万画素・f/2.4 |
望遠 | 800万画素・f/2.4 | – |
インカメラ | 800万画素・f/2.0 | 800万画素・f/2.2 |
電池手振れ補正 | 静止画・動画 | 静止画 |
機能 | 背景ぼかし、ナイトモード、AIオート、AIライブストーリーPro、AIライブシャッター、オートHDR | 背景ぼかし、AIオート、AIライブストーリー、オートHDR |
AQUOS sense3は広角と超広角のデュアルカメラとなっていて望遠カメラを搭載していませんが、デジタルズームをすることができました。
しかし、デジタルズームだったので画質が劣化してしまうという問題がりました。そんな中で、AQUOS sense5Gは光学2倍の望遠カメラをしているのでズームしてもそれなりにキレイな写真を撮影できるようになりました。
AQUOS sense5Gの広角カメラは1200万画素のイメージセンサーにF/2.0のレンズを搭載しています。夕暮れくらいの明るさであればブレの少ない写真を撮影可能。夜間撮影もライトのあるようなところでは普通に撮影ができます。
AQUOS sense5Gとsense3の広角カメラで画質の違いを拡大してみました。
同じ1200万画素のイメージセンサーを搭載している両機ですが、AQUOS sense5Gの方が画質がキレイです。Snapdragon 690を搭載したことで処理性能が向上し現像処理も向上したというところでしょうか。
全体的にカメラのレスポンスがAQUOS sense3よりも向上しているので快適に撮影ができるようになっています。
AQUOS sense3もズームできますが、デジタルズームになるため画質が劣化してしまいましたが、AQUOS sense5Gは光学2倍の望遠レンズを搭載しているため、そこそこキレイな画質で拡大して写真を撮影することができます。
AQUOS sense5Gの光学2倍望遠カメラとAQUOS sense3の広角カメラでデジタルズーム2倍した時の画像を部分拡大してみました。
さすが光学2倍のレンズを搭載しているだけあってAQUOS sense5Gのようが画質が向上していますね。最大ズームも8倍 → 16倍に拡大されているのでより遠くのものも拡大して撮影ができます。(ただし、画質は期待できません。)
AQUOS sense3の超広角カメラは四隅が歪んでましたがAQUOS sense5Gはしっかりとレンズ補正がソフトウェアで入っているので自然な表現が可能となっています。
画質は広角カメラや望遠カメラと比べると劣りますが、AQUOS sense5Gの方がより繊細に表現できるようになっています。
超広角カメラになると画質が劣ってしまうスマホが多いですが、AQUOS sense5Gは全域で画質が統一されているように見えるので、画質が悪いから超広角カメラを使うのをやめよう。といったことはなくなりそうな気がします。
AQUOS sense5Gはナイトモードを搭載しています。
撮影時にAIカメラに設定しておくことで暗いところで撮影すると自動的にナイトモードになって数秒間の動かないようにという指示が出て暗いところでも明るい写真に仕上げることができます。
AQUOS sense5Gのナイトモードはかなり明るい写真に仕上がります。これはAQUOS sense4と同じ傾向といっていいでしょう。もし、明るくなりすぎるのが不自然だと感じる場合はAIカメラをOFFにすることで普通の明るさで撮影も可能です。
動画は解像度4K30fpsの撮影にも対応しています。フルHDは60fpsまで対応しているので滑らかな動画撮影ができます。
AQUOS sense3の動画撮影は電子手ぶれ補正を搭載していないのでブレブレな動画になってしまいますが、AQUOS sense5Gは電子手ぶれ補正の機能を搭載しているのでブレの少ない動画を撮影できます。
AQUOS sense5Gは手ブレの少ない感じで動画を撮影できていますね。ただ、夜間撮影はあまり得意ではなく無理して明るくしている感じもあるためノイズは多めです。動画撮影をするのなら昼間の撮影がおすすめです。
AQUOS sense5Gのリアカメラで撮影した作例をいくつかどうぞ。夜中心の撮影となっています。こちらはAQUOS sense5Gの望遠カメラで撮影したものです。
これくらいの明るさがあるところならしっかりスマホを構えることで手ブレせずにしっかり撮影することができます。(手振れ補正機能はないので手ブレはしやすいので基本的に夜の撮影は苦手です。)
こちらは広角カメラで撮影した新幹線の改札です。
AQUOS sense5Gのカメラは画質がキレイというほどでもないですが普通に撮影することができますし、AQUOS sense3と比べてもノイズの少ない写真を撮影できるようになっています。
超広角カメラでも暗いところで普通に撮影ができます。こちらはナイトモードをOFFにした状態で撮影していますが、これくらいの明るさで撮影ができます。
AQUOS sense5Gのナイトモードは少し明るくなりすぎる傾向があるので、気になる場合はAIカメラをOFFにして撮影するのがいいでしょう。
リアカメラはとくに画質がいいというわけではないですが、普通に使えるカメラになっていますし、4万円以内の5Gスマホであることを考えると十分すぎる性能といってよさそうです。
AQUOS sense5Gのスペック
sense5G | |
サイズ | 5.8インチ |
解像度 | 2280 × 1080 |
CPU | Snapdragon 690 5G |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
リアカメラ | 超広角12M 広角12M 望遠8M |
インカメラ | 800万画素・F2.0 |
防水防塵 | IP68(お風呂対応) |
耐衝撃 | 19項目 MIL-STD-810H |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac |
モバイル通信 | 5G(Sub-6) 4G LTE |
バッテリー容量 | 4570mAh |
本体サイズ | 148 × 71 × 8.9mm |
重量 | 178g |
キャリア | ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイル |
価格 | 3.9万円 |
AQUOS sense5G レビュー:まとめ・評価
AQUOS sense5Gのメリット
AQUOS sense5Gは5.8インチのディスプレイにSnapdragon 690 5G、4GBのメインメモリを搭載した5G対応スマホです。5Gに対応したスマホが4万円以内で手に入れることができることがもう凄いことです。
- ちょうどいいサイズのスマートフォン
- HDR動画の再生可能なディスプレイ
- 顔と指紋のデュアル生体認証を搭載
- 意外と高性能なのでゲームも普通に遊べる
- お風呂で使える防水性能を持ってる
- おサイフケータイ対応で電子決済ができる
- 電池持ちがいいので長く使える
- 5G通信に対応している
顔と指紋のデュアル生体認証に対応しているので家では顔認証で、外ではマスクをしていても指紋認証で画面ロック解除ができるのでどこでも問題なく使うことができるスペックといっていいでしょう。
SoCはSnapdragon 690 5Gを搭載し処理性能が大きく向上しています。ぶらうざによるインターネット、TwitterなどのSNS、YouTubeなどの動画閲覧はほぼ問題ないレベルで使うことができます。
AQUOS sense3と比べると間違いなくホーム画面までの表示速度、アプリを起動したときの動作など全体的に快適に使えるようになっているので、もし旧型のモデルからの乗り換えを検討しているからおすすめです。
もちろん、おサイフケータイ、防水など基本的な仕様はクリアしているのでこの価格帯のスマホでは最強のスマホといってもいいかもです。
とくにお風呂で使えると公式で謳っているには心強いですよね。お風呂に入りながら動画見たり、電子書籍を読んだりと使えるシーンが広がるのでほんとに便利ですよ。
AQUOS sense5Gのデメリット
AQUOS sense5Gはほぼ全部入りの5G対応のスマートフォンで内蔵スピーカーがモノラル再生なのが少し残念なポイントとなっています。
- 内蔵スピーカーがモノラル再生
- ナイトモードが明るくなりすぎ
- 夜間撮影は手ブレしやすく苦手
以前のこの価格帯のスマホはモノラルスピーカーは普通でしたが、最近の価格の安いスマホは4万円前後でもステレオスピーカーを内蔵した端末もあるのでステレオに対応してほしかったですよね。音量も少し小さめなのでお風呂で使ってると少し音が聞こえにくかったりします。(水がスピーカーの穴に入って音が塞がる感じ?)
AQUOS sense5Gがおすすめな人は
AQUOS sense5Gは基本的にAQUOS sense4と同じスペックですが、HDR10の動画再生、5G通信に対応しているなど微妙にスペックが上となっています。SoCの型番はAQUOS sense4の方が上となりますが、動作速度はほぼ同じなのでどちらを選んでもいいかなとは思います。
ただ、AQUOS sense5Gの方ができることは多いので少しでも高機能なAQUOS senseが欲しいならAQUOS sense5Gがおすすめです。
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