AQUOS sense7 レビュー!カメラの画質がミドル以上に進化もデメリットも
シャープのAQUOS sense7(アクオスセンスセブン)はミドル向けのスマホですが、見た目が上位モデルのAQUOS R7っぽいデザインに進化しカッコいいスマホになりました!
しかも、AQUOS sense6の弱点だった画面内指紋認証が廃止してサイドセンサー指紋認証になって認証精度が向上、顔認証もマスク対応し普段使いしやすいスマホに進化しました。
広角カメラもミドルスマホとしては大型の1/1.55型センサーを搭載し「あなた、本当のアクオスセンスなの?」って思うほど雰囲気ある撮影が可能となっています。
この記事ではAQUOS sense7のデザイン、サイズ、カメラの画質をレビュー・評価しています。実際に使ってどうかメリット・デメリットを書いてるので検討してる方は参考にどうぞ!
- 軽くて片手で使える筐体サイズ
- 顔 + 指紋のデュアル生体認証に対応
- 広角センサー大型化で夜間に強くなった
- 超広角カメラの画質も向上している
- 像面位相差AFでピント合わせが高速
- LDAC、aptX Adaptiveに対応
- バッテリー持ちが良くて長く使える
- 価格が安くて手に入れやすい
- 動作速度は少しモッサリしてる
- 広角カメラの最短撮影距離が長くなった
- 広角カメラの解像感が低くなることがある
- 望遠カメラ廃止でズーム画質がイマイチ
- 4Kの動画撮影ができない
- フルHD 60fpsで手ぶれ補正が使えない
- 内蔵スピーカーがステレオに非対応
→ 後継機種はAQUOS sense8となります。
この記事の目次
AQUOS sense7の特徴
- 6.1インチ(60Hz)有機ELディスプレイ
- SoC:Snapdragon 695 5G
- メモリ:6GB、ストレージ:128GB
- トリプルカメラ:50MP + 12MP(×0.6)
- 生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証
- スピーカー:モノラル(ステレオ非対応)
- 充電:USB-C & ワイヤレス(Qi)充電非対応
- 通信:Bluetooth 5.1、Wi-Fi 6E、5G/4G
- バッテリー:4,570mAh、防水防塵:IP68
- NFC :Type A/B/Felica対応
- サイズ:152 × 70 × 8.0 mm、重量:158 g
- 発売日:2022年11月4日
AQUOS sense7は6.1インチディスプレイにSnapdragon 695 5Gを搭載したミドルレンジスマホです。
動作速度は少しモッサリしてる部分はありますが、ブラウジング、SNS、メッセージをするといった一般的な使い方においては十分使える性能を持っています。
リアカメラは広角と超広角のデュアルカメラですが50MP(1/1.55型)のミドルスマホにしては大きめのセンサーを搭載し雰囲気ある写真を撮影できるようになっています。
正直、ミドルレンジのAQUOS sense7でここまでいい感じの写真を撮影できてしまうことに驚きなんですよね。
AQUOS senseシリーズは日本で最も売れてるAndroidスマホでもあるので、今後多くの方がこのカメラを手することを考えると一気にスマホカメラのレベルが上がることになりそうです。
AQUOS sense7はキャリア版だけでなくSIMフリーモデルもあって43,650円で購入可能です。
AQUOS sense7 レビュー:外観
AQUOS sense7の正面からのパッと見はAQUOS sense6と同じ角張ったデザインとなっていますが、背面パネルはなだらかなラウンドフォルムスタイルを採用しています。
筐体はアルミ素材を採用したユニボディスタイルとなっています。見た目がAQUOS R7の小型版でサイドフレームの造形がスッキリしています。
個人的には背面パネルはsense7の方がカメラもシンプルでカッコいいですが、サイドフレームはsense6のシュッとなったデザインが好きだったなぁ。
AQUOS sense7の操作ボタンは右側に集約されていて、上から音量ボタン、サイドボタン、指紋認証センサーを搭載しています。
Googleアシスタントのボタンが廃止となったので間違えて押してしまうことは無くなったのは喜ばしいところですが、音量ボタン上にありすぎて片手操作時に使いにくい問題は健在です。
本体上に手で開けられるカードスロットを搭載しています。
nanoSIMとmicroSDカード(最大1TB)を入れられるようになっているので、データの移動や容量が足りなくなった時に使うことができます。
充電ポートはUSB-Cを採用しPD3の急速充電に対応しています。ただ、USB 2.0(480Mbps)でデータ転送速度は遅め、外部モニターの出力にも対応してないです。
この辺りは価格安めのスマホなので仕方ないとこですが、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載し有線イヤホンで音楽を楽しむことはできます。
本体カラーはライトカッパー、ブルー、ブラック、ドコモ限定でラベンダーがあって、グリーンが追加で選べるようになりました。
どれも落ち着いた色となっていましが、今回レビューしてるAQUOS sense7はブルーとなっています。
AQUOS sense7 レビュー:性能
AQUOS sense7のスペック
ディスプレイ | 6.1インチ(2,432× 1,080ピクセル) 有機ELディスプレイ 60Hzリフレッシュレート |
---|---|
SoC | Snapdragon 695 5G |
メモリ/ ストレージ | 6GB / 128GB |
生体認証 | 顔 + サイドセンサー式指紋認証 |
リアカメラ | 広角23mm:5030万画素(1/1.55型)・ƒ/1.9 超広角15mm:800万画素(1/4型)・ƒ/2.4 |
インカメラ | 26mm:800万画素(1/4型)・ƒ/2.0 |
オーディオ | モノラル、LDAC、aptX adaptive |
通信性能 | Wi-Fi 5(802.11ac)、Bluetooth 5.1、5G通信(Sub-6) |
バッテリー | 4,570mAh |
筐体 | アルミボディ:IP68防水防塵 + MIL-STD-810H準拠 |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック |
サイズ重量 | 152 × 70 × 8.0mm・158g |
価格 | ドコモ:54,230円 au/UQ:59,500円 ソフトバンク:- 楽天モバイル:49,800円 |
発売日 | 2022年11月4日 |
6.1インチの有機ELディスプレイ
AQUOS sense7は6.1インチサイズの有機ELディスプレイ(IGZO)を搭載し画面は明るくて視認性がいいので外での使用も問題ありません。
モデル | AQUOS sense7 | AQUOS sense6 |
---|---|---|
サイズ | 6.1インチ(20:9) | |
パネル | 有機Eディスプレイ | |
解像度 | 2,432 × 1,080ピクセル | |
リフレッシュレート | 60Hz | |
画面輝度 | 1300nit | 1300nit |
HDR | ×(バーチャルHDR) | ◯ |
解像度はフルHD+(2,432 × 1,080ピクセル)でリフレッシュレートは60Hzで、sense6で対応してたHDRディスプレイには対応してません。
アウトドアビューで外の明るいところでも1300nitsの明るい輝度で視認性は良好で、濡れた手でもしっかり操作できたりグローブモードを使うことで手袋したまま使えるのはAQUOSならではです。
SoCはSnapdragon 695 5Gを搭載
AQUOS sense7のSoC(システムオンチップ)はAQUOS sense6sと同じSnapdragon 695 5Gを採用しsense6よりも性能が向上してます。
モデル | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G |
---|---|---|
CPU | Kryo 660 | Kryo 560 |
GPU | Adreno 619 | Adreno 619L |
Memory | LPDDR4X(17Gbit/s) | LPDDR4X(14.9 Gbit/s) |
NPU | Hexagon 686 | Hexagon 692 |
ISP | Spectra 346T | Spectra 355L |
HDR | – | HDR 10 |
Camera | 1080p at 60FPS | 4K at 30FPS |
Process | 6nm | 8nm |
ただし、ISPが4K撮影に非対応、HDR動画の再生ができないデメリットもあります。とはいえ、メモリが6GB、ストレージ容量が128GBに増加してトータルで使いやすくなっています。
Antutuで性能の違いを比較してみました。
AQUOS | sense | sense6s | AQUOS sense6 | |
---|---|---|---|---|
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G | ||
メモリ | 6GB | 4GB | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB | 128GB | 64GB |
総合 | 391988 | 362160 | 350587 | 307290 |
CPU | 121418 | 119701 | 110847 | 109686 |
GPU | 100928 | 79738 | 77689 | 57701 |
MEM | 66968 | 63459 | 68499 | 61323 |
UX | 102674 | 99262 | 69499 | 78580 |
発熱 | 29.8℃ | 32.9℃ | 29.4℃ | 31.4℃ |
バッテリー | 3%消費 | 1%消費 | 3%消費 | 2%消費 |
AQUOS sense6と比べてもAQUOS sense7はトータルで30%ほど性能が向上しており、メモリも6GBと多いので負荷のかかるアプリを使ったりアプリ切り替えの動作がより快適になっています。
PUBGモバイルも普通に遊ぶことが可能で「HD画質・フレーム設定高」が最高画質となっており、「スムーズ画質・極限」も設定が可能となっています。
最高画質にはできないもののデフォルト設定で遊ぶならストレスなく普通に遊べますしストレスはありません。
メモリ6GBあるので軽めのゲームならAQUOS sense7でもそれなりに遊ぶことができますし、ストレージ容量も128GBとsense6から倍増してるので沢山のゲームをインストールしても大丈夫です。
原神のデフォルト設定は「低」となっています。
画質の設定を上げてもいいですが動作は遅くなってコマ落ちするのでデフォルト設定がバランスが取れていてプレイしやすいです。
sense6はメモリとストレージが少なく原神はプレイできてもコマ落ちしたり動作が不安定になったりしましたが、AQUOS sense7はメモリに余裕があるのでデフォルト設定ならちゃんと遊べる性能は持っています。
ちなみに、画質低ならフレームレート60で普通に遊べるレベルで動作しましたよ。
AQUOS sense7の電池持ち
AQUOS sense7のバッテリー容量は4,570mAhと据え置きですが、SoCのプロセスが8nm → 6nmに微細化し電力効率の向上が期待できるので、実際にどれくらいのバッテリーライフなのか計測してみました。
モデル | AQUOS sense7 | AQUOS sense6 |
---|---|---|
バッテリー | 4,570mAh | 4,570mAh |
YouTube 60分 | 75 → 65% 10%消費 | 71 → 60% 11%消費 |
PUBG 30分 | 59→ 53% 6%消費 | 55→ 49% 6%消費 |
原神 30分 | 48 → 39% 9%消費 | 47 → 39% 8%消費 |
8時間待機 | 66 → 61% 5%消費 | 61 → 58% 3%消費 |
充電 | USB-C | USB-C |
バッテリー持ちはほぼ同じですね。思ったほど電池持ち向上にはならないみたいですが、sense6のメモリ強化版よりも電池持ち少しいいのでSoCの電力効率は良くなってるのでしょう。
とはいえ、電池持ちに大きな差はなくほぼ同じバッテリー持ちと見ていいでしょうし、待機時の電池持ちが良いので使い方によっては2〜3日は充電せず使えるバッテリーライフとなっています。
なお、充電は30分で40%ほど回復できる速度となっています。
- 0分:19%
- 30分:61%(42%増)
- 60分:87%(26%増)
90分〜120分ほどでフル充電できるのでこまめに充電しておくことで快適に使うコトができるでしょう。
AQUOS sense7 レビュー:カメラ
AQUOS sense7は望遠カメラが廃止となって広角 + 超広角のデュアルカメラ仕様になりました。
モデル | AQUOS sense7 | AQUOS sense6 |
---|---|---|
広角 | 23mm 5,030万画素(1/1.55型)・F/1.9 |
26mm 4,800万画素(1/2型)・F/1.8 |
超広角 | 15mm 800万画素・F/2.4 |
|
望遠 | – | 53mm 800万画素・F/2.4 |
AF | 像面位相差AF(2倍高速化) | コントラストAF |
インカメラ | 26mm 800万画素・F/2.0 |
|
画像処理エンジン | ProPix4 | ProPix3 |
動画撮影 | フルHD 60fps | 4K 30fps・フルHD 60fps |
デュアルカメラでスペックダウンに見えますが、広角カメラのイメージセンサーが1/2型 → 1/1.55型とハイエンドスマホ並みに大型化し画質が向上しています。
また、全画素像面位相差AFを採用しオートフォーカスの精度と速度も向上し撮影がしやすくなっており、AQUOS R7譲りの画像処理エンジン「ProPix4」で色鮮やかな写真を撮影できます。
広角カメラの画質
では、AQUOS sense7の広角カメラでどのような写真に仕上げることができるのかレビューしていきますが、全体的に色鮮やかで明るい写真に仕上がる傾向があります。
(※画像タップで拡大できます。)
AQUOS sense7は5万円スマホですが広角カメラのイメージセンサー大きいこともあってポートレートモードを使わなくして被写体に寄ることで背景をぼかして雰囲気ある写真を撮影可能です。
背景のボケ感がかなりいい感じですよね。さらに、大型センサーによる光の取り込み量が増えたことで夜間撮影にも強くなっています。
ノイズを上手く抑えながらも夜のライトアップを色鮮やかに表現できています。
解像感もそこそこ高いですし、5万円スマホとは思えないくらいキレイな写真に仕上げることができますよ。
超広角カメラの画質
AQUOS sense7は超広角カメラを搭載しているので、視野の広い写真も気軽に撮影できます。
どうしても広角カメラよりも画質は劣ってしまいますが、sense6よりも解像感が向上しているので旅行先の風景を広く撮影するカメラとしても普通に使える画質は持っています。
AQUOS sense7のメリット
軽くて片手で使える筐体サイズ
AQUOS sense7は6.1インチのディスプレイを搭載し本体サイズは(152 × 70 × 8.0mm)とコンパクトで片手で操作できるサイズ感となっています。
筐体の形状もフラットで角張っていてしっかりホールドして使えますし、本体重量も158gと軽くて扱いやすいので「スマホは軽くなくっちゃ!」って方はAQUOS sense7はいい選択肢です。
顔 + 指紋のデュアル生体認証に対応
AQUOS sense7はマスク対応の顔認証に対応してるのでマスクをしたままで顔を向けて画面ロック解除できるようになりました。
ただし、簡易型顔認証なので暗いところでは認識できません。
そこで、サイドセンサー式の指紋認証を使って指でも画面ロック解除が可能でパスワード自動入力をする高度な生体認証が必要なときも指紋を使います。
画面内指紋認証をあっさりと辞めてサイドセンサー式指紋認証にしたのは良い判断ですよね。物理式センサーの方が精度が高いので手が乾燥して認識できないことが少なく使いやすくなりました。
広角センサー大型化で夜間に強くなった
AQUOS sense7の広角カメラのイメージセンサーは1/2型から1/1.55型に大きくなって一度に取り入れられる光の量が増えて夜間など暗いシーンに強いカメラに進化しています。
このサイズのセンサーを5万スマホに搭載してきたことに驚きですが、望遠カメラを廃止した代わりに広角カメラにコストを掛けらるようになったのでしょう。
1/1.55型のセンサーになったことで被写体に寄った時の背景のボケ感もしっかり表現可能で、1/2型と比べても背景のボケ感が大きくなっています。
とくに暗いシーンでライトの光源の玉ボケはsense6よりもAQUOS sense7の方が大きく表現が可能です。
5,000万画素の高画素センサーなのでデジタルズーム2倍にしても画質を維持できるので、より雰囲気のある写真に仕上げることができます。
5万円スマホもここまで表現できるカメラを手に入れてしまったのか…といった感じ。また、AQUOS sense7はHDR処理も上手くなっていて白トビしやすいシーンもしっかり白トビを抑えてくれます。
看板のライトの白トビをしっかり抑えていい感じの明るさ、色合いに調整できていますね。
画角もAQUOS sense7の方が広くなっていて、解像感もAQUOS sense7の方が高くなっています。
全然違いますよね。むしろ、4,800万画素あるAQUOS sense6はどうしてボヤッとしてるのかって感じですが。
さらに、AQUOS sense7は星空の撮影もできます。
通常撮影でも見たままの明るさで星の光をしっかりキャッチしています。これは、sense6では撮影できなかった写真ですよ。5万円スマホで星空を撮影できてしまうのが凄いです。
ナイトモードを使えばさらに明るく星空を撮影できます。さすがにノイズは多めですが、空を見上げてサッとAQUOS sense7を構えてシャッターボタンを押すだけでここまでの星を撮影可能です。
これが大型センサーの威力です。
超広角カメラの画質も向上している
超広角カメラのスペックは従来モデルと同じですが、画像処理エンジンがProPix4になったことで画質は向上しています。
sense6は全体的にボヤッとした画質になってたのに対して、AQUOS sense7は解像感が向上し看板の文字もしっかり読めるくらい画質が向上しています。
像面位相差AFでピント合わせが高速
AQUOS sense7はオートフォーカスの性能も向上しており像面位相差AFを搭載しピント合わせが2倍高速になって精度も改善しています。
ピントが合ってる部分は細かい□が表示されて、何よりもシャッターを押した時のレスポンスも良くてシャッター音も小さくなったので撮影がしやすいです。
また、細かいところで画角もスムーズに切り替えできるのでトータルでカメラの撮影はしやすくなったなぁといった感じです。
LDAC、aptX Adaptiveに対応
AQUOS sense7はBluetoothによるワイヤレスイヤホンの接続が可能となっていますが、高音質コーデックのLDAC、aptX Adaptiveにも対応しています。
Bluetoothコーデックの項目からサンプリングレート96khzの切替えはできなくなったものの、HDオーディオでWF-1000XM4やMomentum TW3などのイヤホンを良い音で再生可能です。
この価格帯のスマホとしてはワイヤレスの音質は良いので費用を抑えながらメディアプレーヤーとして使うのもAQUOS sense7は個人的におすすめです。
価格が安くて手に入れやすい
AQUOS sense7は端末価格が5〜6万円となっていてau、UQ mobileでMNP乗り換えなら2万円の割引が入って4万円で買えます。さらに、IIJmioで条件が合えば32,800円なのでまあまあ費用を抑えて手に入れることができます。
近年は円安の影響もあってスマホの価格が高騰していますが、AQUOS sense7はまだ控えめな価格設定となっているので費用を抑えるなら選択肢としてアリではないでしょうか。
AQUOS sense7のデメリット
広角カメラの最短撮影距離が長くなった
AQUOS sense7の広角カメラはイメージセンサーが大型化し暗所撮影に強くなりましたが、大型センサーの弊害もあってsense6よりも被写体に寄れなくなりました。
最短撮影距離は実測でsense6が「7cm」、AQUOS sense7が「9cm」で全然寄れないことないですが従来モデルと撮影できる範囲は変わってきます。
5,000万画素の高画素センサーなのでデジタルズーム2倍を駆使しての撮影がおすすめ。なお、sense6も4,800万画素の高画素センサーなのでデジタルズーム1.9倍でsense7より近く撮影可能です。
広角カメラの解像感が低くなる場合がある
AQUOS sense7は高画素センサーを搭載してるわりに明るいシーンの解像感が低くなることがあります。
明るく撮影できるようになったのは良いですが、建物のディテールが失われてしまってます。
本当に5,000万画素のセンサーなの?って思うくらいのっぺらぼうな画質になることがあります。
ただ、ハム子さんは高精細にふわふわな毛並みを表現できます。
撮影する被写体によって解像感はかなり左右される感じでしょうか。ハム子さんだけでなく子どもたちも髪の毛など高精細に仕上げてくれるので普段使いにおいては問題はなさそうです。
あと、真っ赤な花の表現は苦手ですね。
AQUOS sense7は色鮮やかになりすぎて色が飛んでしまうので、このシーンに関してはsense6の方が表現は上手です。花って定番なのでここはしっかり調整してほしい..。
望遠カメラ廃止でズーム画質がイマイチ
また、AQUOS sense7は望遠カメラを搭載していないので2倍ズーム以降の画質はsense6よりも劣ります。
建物の壁のディテールが完全に失われていますね…。最大ズームは8倍まで可能ですが望遠カメラを搭載しているsense6と比べる画質は劣ります。
sense6は最大16倍までズームして撮影が可能でした。
ただ、この価格帯のスマホでここまでズームして撮影する人はいないと思うので、AQUOS sense7は一般的に使われる画角がいい感じになるように調整されたのはいい方向性なのかなと感じます。
フルHD 60fpsで手ぶれ補正が使えない
AQUOS sense7はSanpdrargon 695 5Gを搭載したことで4K解像度の動画撮影ができなくなりました。
モデル | AQUOS sense7 | AQUOS sense6 |
---|---|---|
4K 30fps | × | 電子手ぶれ補正OFF |
フルHD 60fps | 電子手ぶれ補正OFF | 電子手ぶれ補正ON |
フルHD 30fps | 電子手ぶれ補正ON | 電子手ぶれ補正ON |
4K撮影ができないのは良いとしてもフルHD 60fpsで電子手ぶれ補正をオンにして撮影ができないのは少しキツイ。手ブレの少ない動画を撮影するならフルHD30fpsに設定しないといけません。
内蔵スピーカーがステレオに非対応
AQUOS sense7の内蔵スピーカーはモノラルでステレオには対応してないのがとても残念ですね。
もし、ステレオで音楽や動画を楽しみたいならAQUOS sense7 Plusを選ぶことになります。
ワイヤレス充電(Qi)に対応していない
また、ワイヤレス充電にも対応していないので充電は有線ケーブルが必須となります。
AQUOS sense7 レビュー・評価:まとめ
AQUOS sense7はAQUOS sense6で不満だった画面内指紋認証を廃止して潔くサイドセンサー式指紋認証にして使い勝手が向上しました。
また、望遠カメラも廃止して広角カメラのセンサーを大きくして夜間撮影に強くして総合力で使いやすいスマホに進化したように感じます。
では、AQUOS sense7はどんな人におすすめか?
- 片手で操作できて軽いスマホが欲しい
- 動画より写真に少しこだわりたい
- 音楽や動画はイヤホンをして視聴する
- 費用控えめで使えるスマホが欲しい
「スマホは片手で使いたいんです!」「軽くなきゃダメなです!」「でも、お金はかけたくない!」って方はAQUOS sense7はいいかもしれません。
本体は158gとかなり軽いですしiPhone 13 miniやRakuten Hand 5Gと比べると大きいですが、横幅70mmなので片手操作は可能です。
カメラは動画よりも写真を撮ることが多いなら十分使えますし、4〜5万円スマホで1/1.55型のセンサーを搭載してるのはあまりないので使い方次第では凝った写真撮影もできるかと思います。
また、意外とイヤホンの音質が良いので内蔵スピーカーはどうでもいいけどイヤホンで音楽を聴くことが多い方にもおすすめのモデルとなっています。
→ 後継機種のAQUOS sense8はこちら
→ AQUOS sense6s、sense6はこちら
→ AQUOS R7、R6はこちら
→ ローエンドのAQUOS wish3はこちら
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コメント
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コンパクトでそこそこバッテリーもちの良い高価でないスマホで写真撮って、ブログに綺麗な写真を載せたいという使い方です。
すると不思議なことに候補がAQUASのWish3とSENSE7の2択になります。
wishの優位は小ささ(なぜか重いけど)と価格(某サイトで5000円安)のみで、スペック見る限りバッテリーもカメラもSENSE7が良さそうだなーって思ってました。
でも、バッテリーの減り(割合)はほぼ同じ、写真もブログ目的(1M程度のサイズ)ならほぼ同じになりそうですね。
参考になりました。ありがとうございました。