シャープのミドルレンジスマホ「AQUOS sense8(アクオスセンスエイト)」は6.1インチディスプレイを搭載したAQUOS sense7の後継機種です。
忌まわしきSnapdragon 695 5GからSnapdragon 6 Gen 1に刷新されて動作速度が高速化、90Hzのリフレッシュレートに対応し操作感が大きく向上しました。
AQUOS sense8は従来モデルと変わらず軽量ボディは操作性抜群で扱いやすさは抜群でカメラの画質もこのクラスのスマホにしては雰囲気ある撮影が可能です。
この記事では、AQUOS sense8のデザイン・サイズ・性能・電池持ち・カメラの画質をレビュー。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットも書いたので参考にどうぞ!
- 片手で使える軽量モデル
- アルミボディで割れる心配なし
- 性能が向上し動作が快適になった
- 90Hz対応で滑らかに操作可能
- サイドボタン式指紋認証で精度向上
- カメラの画質が向上した
- 外部モニターに画面出力ができる
- 電池持ちがとても良い
- 端末価格が5.9万円と安い
- 画面の上下のベゼル幅が太め
- 望遠カメラを搭載していない
- モノラルスピーカーでステレオ非対応
- ワイヤレス充電に非対応
※ レビューで使用しているAQUOS sense8はUQ mobileで自腹購入した端末でで本体カラーはグリーンとなっています。
この記事の目次
AQUOS sense8の特徴
モデル | AQUOS sense8 |
---|---|
ディスプレイ | 6.1インチ(20:9) 2,432 × 1,080ピクセル 有機EL(10億色) |
リフレッシュレート | 1〜90Hz(最大擬似180Hz) |
SoC | Snapdragon 6 Gen 1 |
メモリ | 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 128 GB(UFS 2.2) |
外付け | microSDカード 最大1TB |
生体認証 | 顔 + サイドボタン指紋認証 |
広角 | 50MP(1/1.55型)・ƒ/1.9・光学式手ぶれ補正 |
超広角 | 8MP(1/4型)・ƒ/2.4 |
望遠 | – 最大ズーム8倍 |
インカメラ | 8MP(1/4型)・ƒ/2.0 |
オーディオ | モノラルスピーカー |
通信性能 | Wi-Fi 5 Bluetooth 5.1 |
バッテリー | 5,000 mAh |
防水防塵 | IPX8 / IP6X / MIL-STD-810G/MIL-STD-810H |
ポート | USB-C(USB 3.2 Gen 1 / 5Gbps) DP ALTモード対応 3.5mmオーディオジャック |
ワイヤレス充電 | – |
サイズ | 153 × 71 × 8.4 mm |
重量 | 159 g |
OS | Android 13 |
発売日 | 2023年11月9日(木) |
端末価格 | 56,980円 |
AQUOS sense8は6.1インチのディスプレイを搭載のちょうど使いやすい画面サイズのスマホで本体横幅が71mmで重量も159gと軽量で片手操作もしやすいモデルです。
基本的な使用感は従来のAQUOS sense7と同じですが、AQUOS sense8はSoCにSnapdragon 6 Gen 1を搭載し基本動作の速度が改善し快適に操作できるように。
ディスプレイも90Hzの滑らかディスプレイに対応したのでスクロールした時の残像を抑えられて全体的にサクサク動作するようになったのは大きな進化です。
リアカメラは従来と同じ広角と超効果のデュアルカメラですが、広角カメラが光学式手振れ補正機構を内蔵し手ブレがしにくく動画撮影は光学式 + 電子手ぶれ補正で強力に手ブレを抑えることができます。
レンズも新しくなってるのかフレアが発生しにくくなって画像処理エンジンもPro Pix5にアップデートされて画質や解像感が向上しスペックだけでは見えないところも進化しています。
ただし、スピーカーがモノラルのままだったりワイヤレス充電に対応してないなどデメリットも。この辺りの仕様に問題がないならAQUOS sense8は5万円台で購入できるスマホとしては魅力的な端末に仕上がってるのかなと感じます。
AQUOS sense8はドコモ、au、楽天モバイル、IIJmio、公式ストア(各家電量販店のオンラインショップなど)などで購入可能となっています。
IIJmioは定価が49,800円と安いのですが期間限定で29,800円で販売するので買うならチャンスですね。(11月17日より)
AQUOS sense8 レビュー
本体デザイン・サイズ:小型軽量モデル
AQUOS sense8の本体デザインは従来モデルとなるAQUOS sense7と全く同じでサイドフレームから背面パネルにかけてアルミ素材を採用した背面部分は丸みのあるラウンドフォルムなユニボディスタイルとなっています。
リアカメラやLEDフラッシュの位置など全く同じ配置となってるので、本体カラーの違いのみでAQUOS sense8なのかどうか判断することになります。(判別する必要性はないですが。)
AQUOS sense8のサイズは153 × 71 × 8.4 mmで片手でギリ操作できる大きさとなっています。重量も159gと軽くて操作性はとても良いです。
筐体が軽いのがほんとに使いやすくて素晴らしいです。6.1インチで159gってなかなか無いです。さらに、軽いのにIPX8 / IP6Xの防水防塵、MIL-STD-810G / 810H仕様の耐久性の高い端末なのもメリットの一つとなります。
背面パネルと一体化したサイドフレームは角張ったフラットなアルミ素材を採用し、端末右側に音量ボタンと指紋認証センサーを内蔵したサイドボタンを搭載しています。
従来モデルのAQUOS sense7はサイドボタンと指紋認証センサーが別で操作が紛らわしかったのが一体化したことで操作性が向上し指紋認証の精度も高く快適に画面ロック解除できるようになりました。
もちろん、マスクに対応した顔認証も合わせて使用可能で顔と指紋の両生体認証を使って快適に使うことができるのは嬉しい仕様です。
AQUOS sense8の本体カラーコバルトブラック、ライトカッパー、ペールグリーンの3色あって、ドコモはオンライン限定カラーのブルーも選べます。
今回レビューしてるのはペールグリーンですが、実機は薄めの緑で思ってたよりも落ち着いた雰囲気のカラーになっております。
- 本体サイズがコンパクトで軽い
- 操作ボタンが減って操作性が向上
- アルミ筐体で落として割れる心配なし
- IPX8 / IP6X 防水防塵で濡れても使える
- MIL-STD-810G / Hで耐久性が高い
- 本体カラーに無難なシルバーがない
充電ポートと拡張性:外部モニターに対応
AQUOS sense8は本体下に充電用のUSB-Cポート3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。
USB-CポートはPD3 / PPS充電に対応。実際にAQUOS sense8をAnker Nano II 30Wで充電したところ(8.59V × 1.68A = 14.4W)の出力で充電していました。
30分で27% → 64%(37%増)の充電だったので少し遅めですかね。1時間で27% → 88%(61%増)でした。速くはないけど使える充電速度ではあります。
なお、AQUOS sense8は充電を90%で止めてダイレクト給電に切り替えるインテリジェントチャージ機能に対応。電池への負担を減らしてバッテリー寿命を長くするための細かい機能が追加されています。
AQUOS sense8はDisplayPort ALTモードに対応し外部モニターに接続して動画を視聴したり、ゲームを楽しむこともできます。
外部モニターへの表示はAQUOS senseシリーズとしては初めての機能もなるので、今までと違った使い方も可能になったのは大きな進化ではないでしょうか。
AQUOS sense8は本体上に手で開閉できるカードスロットを搭載しています。
排他的カードスロットで通信用のnanoSIMが1枚とmicroSDカード(最大1TB)を同時に使えます。AQUOS sense8はストレージ容量が128GBと少なめなので外部メモリが使えるのは長く使うならメリットですね。
- PD3 / PPS 充電に対応している
- 外部モニターへの出力ができる
- ワイヤレス充電に非対応
- 充電速度が少し遅いかも
ディスプレイ:90Hzに対応
AQUOS sense8は6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しています。画面比率は20:9で解像度は2,432 × 1,080ピクセル、画面輝度は1,300nitsと従来モデルと同じです。
上下左右のベゼルは太め。ミドルレンジスマホなので仕方ないところではありますがもう少しベゼルの幅を抑えてくれるともっとコンパクトになっていいのですが。
とはいえ、AQUOS sense8は「senseシリーズ」として初めてディスプレイのリフレッシュレートが90Hzの滑らかディスプレイに対応しました。
フレームとフレームの間に黒幕を入れて補完する180Hz駆動にも対応してるのでコンテンツや文字をスクロールした時の残像を抑えることができます。
ついにAQUOS senseでも90Hzリフレッシュレートに対応しミドルレンジスマホのスタンダードになることは間違いないでしょう。
なお、AQUOS sense8はSnapdragon 6 Gen 1を搭載したことでHDR表示に対応しHDRコンテンツをネイティブで視聴できるにようなっています。
- 色鮮やかで見やすいディスプレイ
- 90Hz(180Hz)滑らかディスプレイ
- 画面輝度が1,300nitsと明るめ
- ブルーライトを50%カットしたパネル
- ベゼルの幅が太い
- 雫型インカメラがダサい
オーディオ:モノラルスピーカーのまま
AQUOS sense8の内蔵スピーカーはモノラルでステレオには対応していません。モノラルスピーカーは従来モデルと同じで進化はなしですね。
スピーカーの音は大きいのでお風呂に入りながら使ったとしても音が聞こえにくいとかないので、とりあえず音が聞こえればいいなら問題はないでしょう。
イヤホンは3.5mmヘッドフォンジャックを搭載してるので有線イヤホンを使って音楽を視聴できますし、Bluetoothでワイヤレスで音楽を楽しむことができます。
LDAC、aptX Adaptiveの高音質コーデックにも対応してるのでWF-1000XM5やMomentum TW3などのハイエンドイヤホンの性能を引き出す事も可能です。
- 3.5mmヘッドフォンジャックを搭載
- 高音質コーデック・aptX Adaptiveに対応
- 高音質コーデック・LDACに対応
- 内蔵スピーカーがモノラル
- LE audio(LC3)は非対応
性能:Snapdragon 6 Gen 1で動作が快適に
AQUOS sense8はSoC(システムオンチップ)にSnapdragon 6 Gen 1を搭載しsense7のSnapdragon 695 5Gから性能が大幅に向上しています。
モデル | AQUOS sense8 | AQUOS sense7 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 5G |
メモリ | 6GB LPDDR4X | |
ストレージ | 128 GB(UFS 2.2) | |
外付け | microSDカード 最大1TB |
|
バッテリー | 5,000mAh | 4,570mAh |
メモリは6GB、ストレージは128GBのままですがSnapdragon 6 Gen 1になったことで公式ではCPUの性能が36%、GPUの性能が33%アップ、書き込み速度が最大2倍になったとしています。
Antutu(v10)でAQUOS sense8とAQUOS sense7のスコアを比較しました。
モデル | AQUOS sense8 | AQUOS sense7 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 5G |
メモリ | 6GB LPDDR4X | |
トータル | 526548 | 435988 |
CPU | 174947 | 154261 |
GPU | 111052 | 83634 |
MEM | 109746 | 93450 |
UX | 130803 | 104643 |
発熱 | 34.7℃:3.9℃上昇 | 32.5℃:3.2℃上昇 |
電池持ち | 3%消費 | 3%消費 |
AQUOS sense8がSnapdragon 6 Gen 1になったことでCPUが15%、GPUが20%、メモリが20%ほど処理性能が向上しています。
思ったほどスコアが伸びてないですが3D markでGPUの性能を比較するとグラフィック性能は2倍近い性能アップをしていました。
スコアが1209→ 2386になって平均フレームレートが7.25 → 14.29fpsと滑らかに動かせます。やはりグラフィック性能は大きく向上してるようですね。
SoCがSnapdragon 6 Gen 1になったことで普段使いのブラウザやSNSなどの動作も快適になっています。
90Hzのリフレッシュレートの相乗効果もあって全体的に滑らかな表示が可能で快適に使えるようになったので、ストレスなくスマホを使うことができます。
とくにAQUOS sense8はゲームの動作が快適になっており、PUBGモバイルはAQUOS sense7は(HD・高)までだったのがAQUOS sense8は(HDR・最高)に対応して滑らかに動作します。
90Hz(180Hz)になったことでタッチ精度も向上し、細かいタッチ操作による動くも機敏に動くように。PUBGモバイルのようなFPSゲームはプレイしやすく進化しています。
原神もプレイ可能で画質の設定は従来モデルと同じく(低・30)がデフォルト設定。画質を上げてプレイするとsense7よりもAQUOS sense8の方が滑らかに動作します。
以下の動画でAQUOS sense8とAQUOS sense7でPUBGモバイル、原神(画質最高・60)で動作比較をしています。(※ 再生すると音が出ます)
全体的にAQUOS sense8に方が快適に動作しています。もちろん、ハイエンドスマホではないので超快適ではないですがsense7から比べると動作は安定したのではないでしょうか。
原神はストレージが20〜30GBほど消費するので128GBのAQUOS sense8だと他のゲームを入れられない支障が出るので少し遊ぶくらいなら問題ないかなといったレベルです。
端末発熱:発熱も抑えられている
AQUOS sense8はミドルレンジのSoCを搭載したモデルなので発熱はしにくくYouTubeなど動画を長時間視聴したとしても端末が熱くなることはありません。
YouTube Musicをイヤホンで2時間ほど視聴したときのAntutuの温度モニターを確認してみるとバッテリー温度28.9℃、CPU温度が35.6℃とかなり抑えられてます。
原神を最高画質60フレームで30分ほどプレイした状態で計測器を使って端末の発熱を計測してみました。
AQUOS sense7は Max 41.2℃ だったのに対して AQUOS sense8は Max 39.6℃ と温度差は 1.8℃でした。
意外にも性能の高いSnapdragon 6 Gen 1の方が発熱は抑えられてるようです。性能が高いので熱が出にくいので長時間ゲームを遊ぶこともできそうですね。
電池持ち:とても長く使える
AQUOS sense8は5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。AQUOS sense7は4,730mAhだったので270mAhほど容量が増えたことになります。
実際の電池持ちを計測してみました。
モデル | AQUOS sense8 | AQUOS sense7 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 6 Gen 1 | Snapdragon 695 5G |
バッテリー容量 | 5,000 mAh | 4,730 mAh |
PUBG 30分プレイ |
62 → 53%:9%消費 | 59 → 53%:6%消費 |
YouTube 1時間視聴 |
80 → 74%:6%消費 | 80 → 74%:6%消費 |
原神(中30) 30分プレイ |
72% → 65%:7%消費 | 68% → 59%:9%消費 |
原神(最高60) 30分プレイ |
64% → 52%:12%消費 | 59% → 47%:12%消費 |
8時間待機 | 3%消費 | 3%消費 |
電池持ちはほぼ同じ。アプリによって、シチュエーションによって前後する感じでAQUOS sense8はバッテリー容量が増えましたが電池持ち向上はなさそうですね。
おそらく、Snapdragon 6 Gen 1になったことで性能が向上しただけ消費電力も増えて、その分をバッテリー容量を増やすことでカバーしたのでしょう。
いずれにしても1回のフル充電で2〜3日は普通に使えるバッテリーライフはあるのでスマホとして快適に安心して使うことができそうです。
- 性能が向上して動作が快適に
- ゲームもそれなりに遊べる
- 普段使いで発熱はしにくい
- 2〜3日は持つ電池持ち
- 3年のアップデート保証
- この価格ならデメリットなし
カメラ:画質向上 + 光学式手ぶれ補正対応
AQUOS sense8は広角50MP(1/1.55型)、超広角8MP(1/4型)のデュアルカメラを搭載しています。
モデル | AQUOS sense8 | AQUOS sense7 |
---|---|---|
広角 | 50MP(1/1.55型)・ƒ/1.9 光学式手ぶれ補正 |
50MP(1/1.55型)・ƒ/1.9 |
超広角 | 8MP(1/4型)・ƒ/2.4 | |
望遠 | – 最大ズーム8倍 |
|
インカメラ | 8MP(1/4型)・ƒ/2.0 | |
画像処理エンジン | ProPix5 | ProPix4 |
動画 | 最大4K 30 fps、フルHD 60 / 30 fps | フルHD 60 / 30 fps |
スペックとしては従来モデルと同じですが広角カメラが光学式手ぶれ補正に対応し画像処理エンジンがProPix5になって画質が向上しています。
Snapdragon 6 Gen 1を搭載したことで処理性能が向上して写真撮影してから処理が完了するまでの時間が短縮されて連続撮影時のラグが改善しています。
処理中のラグが地味にストレスだったのでAQUOS sense8はSoCが強化されてカメラアプリ全体の快適性が向上しています。
また、細かいところでフローティングシャッターボタンに対応するなど無理な体制でも撮影しやすいような工夫機能も追加されるのはいいですね。
では、AQUOS sense8でどんな写真を撮影できるのか見ていきます。
(※ 単体の画像はタップ/クリックで拡大表示できます。)
AQUOS sense8の広角カメラは50MP(1/1.55型)の高画素センサーを搭載しており記録時に12MPに縮小していますが、解像感の高い写真に仕上げることができます。
センサーサイズがそこそこ大きめで被写体に寄った時の背景のボケ感を演出できますし、高画素センサーによるクロップズームにも対応し2倍画角の撮影も高精細に撮影可能です。
AQUOS sense8の方がHDRをしっかり効かせて素材のディテールをしっかり残す処理になったかも。少しノイズが多めではありますが解像感が高めです。
クロップズームは解像感が高くなったのか自然に撮影することができます。
5〜6万円のミドルレンジクラスのスマホであることを考慮すると十分すぎる画質というか普通にキレイに撮影できてますよね。
AQUOS sense8は望遠カメラを搭載していないスマホですが2〜3倍ズームなら常用できる画質は持ってるように感じます。また、ポートレートモードによる背景をぼかす機能も使えます。
苦手なシチュエーションはありますが、ちょっとしたモノであれば自然に背景をぼかして雰囲気ある写真に仕上げることができるでしょう。
夜間撮影です。明るくしすぎることもなく白トビしそうなシーンも抑えながら自然な明るさでの撮影ができます。
クロップズーム(×2)でも高精細に雰囲気ある写真を撮影できます。
光学式手ぶれ補正を搭載してるので暗所でも手ブレを抑えながら撮影が可能です。
光学式手ぶれ補正機能の効果は抜群でsense7はちゃんと構えてもブレることがあるのに対してAQUOS sense8はしっかりブレを抑えてくるので暗所だけでなく普段も撮影しやすいです。
AQUOS sense8は車や電球のライトを撮影すると光条が出て煌びやかな表現になることがあります。レンズが変わったからなのか、ソフトウェアで付け足してるのか(のように見える)不明ですが表現が少し変わりましたね。
夜の街を撮影し比べました。
夜間撮影になるとAQUOS sense8はHDRの効きが甘くなるようでsense7の方が白トビをしっかり抑えて撮影ができています。
超広角カメラは8MPと画素数少なめでF/2.4の暗めのレンズなので少しぼやっとした画質になりますがAQUOS sense8はsense7よりも画質が向上しています。
画像処理エンジンがProPix5に進化した恩恵でしょうか。また、クロップズーム2倍の画質もAQUOS sense8の方が向上しています。
解像感というかディテールはAQUOS sense8の方がしっかり表現できています。この違いはズーム画角でより感じることができます。
広角カメラのデジタルズーム5倍でもそれなりの画質を維持できています。この辺りのソフトウェアの処理がAQUOS sense8は向上したように感じます。
夜間撮影もとてもキレイに撮影できます。
クロップズーム時ものっぺりとした処理ではなくディテールを残した表現なのでノイズは多くなりますが自然な撮影が可能となります。
AQUOS sense8は広角カメラのレンズが刷新したのか不明ですが逆光のあるシーンでフレアを抑えられるようになりました。(光学式手ぶれ補正が入ったのである程度の調整はされた?)
これは大きな進化でsense7は夜間撮影で少しでもライトの光が入り込むとフレアが発生してたのが、AQUOS sense8は不自然なフレアが出ないので撮影はしやすくなっています。
AQUOS sense8でネギを撮影してみました。
美味しそうですね🤤少しネギが白トビ気味ですが色味はいい感じです。
ハムさんの毛並みも自然に表現できるようになってワンランク上の画質になった気がします。
また、AQUOS sense8は動画撮影時の手ぶれ補正もしっかり効くようになってAQUOS sense8は4K 30fpsでの撮影も可能で4K撮影時も手ぶれ補正が効きます。
以下の再生ボタンを押すとAQUOS sense8とsense7の手ぶれ補正の効きの違いを確認できます。(音が出ます。)
フルHD60fpsだとクロップ処理が入って少しだけズームした画角になってしまいますが、手持ちでもスムーズに撮影が可能となっています。
- 新画像処理エンジンProPix5で画質が向上
- 光学式手ぶれ補正機能で手ブレしにくく
- レンズが(たぶん)刷新しフレアが出にくく
- 動画撮影中の手ブレしにくくなった
- 4K 30fpsの撮影に対応した
- フローティングシャッターボタンに対応
- 超広角カメラの画質はイマイチ
- 望遠カメラを搭載していない
- FHD60fpsはクロップ処理が入る
AQUOS sense8 端末価格
AQUOS sense8はドコモ、au、楽天モバイル、IIJmiom、公式ストアでSIMフリーモデルも購入可能で5〜6万円で手に入れることができます。
- 公式ストア(SIMフリー):54,800円
- ドコモ:62,150円
- au/UQ mobile:59,800円
- 楽天モバイル:63,800円
- IIJmio:49,800円(期間限定 29,800円)
※ au / UQ:新規契約:11,000円割引、MNP:22,000円割引、機種変更:5,500円割引、楽天モバイルはポイント還元あり
ドコモ、au、楽天モバイルのキャリア版は返却プログラムを使うことで月々の費用を抑えることは可能となっています。
- ドコモ:実質38,390円
- au:実質31,300円
- 楽天モバイル:実質31,896円
24ヶ月後に端末を返却する必要はありますが1年計算だと1.5万円〜2万円でAQUOS sense8を使えるのでいいかもしれません。
また、AQUOS sense8はアップデート保証が3年あるので長期的に使うこともできるのでIIJmioの49,800円で一括で買って長く使うのもいいかもしれませんね。(キャンペーンで29,800円で11月17日より期間限定で購入可能)
AQUOS sense8 レビュー:まとめ
AQUOS sense8は忌まわしきSnapdragon 695 5Gからの呪縛から解き放たれてSnapdragon 6 Gen 1を搭載して性能が向上しました。
90Hzリフレッシュレートに対応してOSのアップデートも最大3年間保証されてセキュリティアップデートも5年保証なので安心して長く使うことができます。
AQUOS sense8がおすすめな人は
AQUOS sense8は3〜6万円で購入できるミドルスマホですが、わりと多くの方におすすめできる端末になりました。
- 5万円前後で使えるスマホが欲しい
- 片手で使える軽量スマホが欲しい
- そこそこ使えるカメラ性能が欲しい
- ちょっとしたゲームは楽しみたい
- 電池持ちの良いスマホが欲しい
- 耐久性の高いスマホが欲しい
- 長く使いたい(最大5年アップデート保証)
AQUOS sense8は6.1インチのディスプレイを搭載しつつ筐体重量が159gと軽いので片手で気軽にスマホを使いたい方におすすめです。
筐体がアルミボディなので落としても割れることはないですし(傷は付くことはあります。)ケースなしにそのまま使っても問題ないのではないでしょうか。
性能はミドルスマホなので過度な期待はできませんが、ブラウジングやSNSするくらいなら十分使える性能を持ちアップデート保証もOSで3年、セキュリティアップデートで5年あるので長く使いたい人にも応えてくれるスマホになりました。
費用抑えながらそこそこ使えるスマホが欲しいならAQUOS sense8はいい選択肢になるのかなと感じます。
AQUOS sense8が適さない人は
では、AQUOS sense8が適さない人はどんな人か?
- 快適にゲームを楽しみたい
- 望遠カメラがほしい
- ステレオスピーカーがほしい
性能が高くなったといってもAQUOS sense8はミドルレンジスマホなので原神など高負荷なゲームを快適に動かすのは無理なので快適度を重視するならAQUOS R8やAQUOS R8 proがいいです。
むしろ、Galaxy S23などにしたほうが費用を抑えることができます。また、望遠カメラがほしいならAQUOSシリーズ以外の他メーカーのスマホがいいのかもしれません。
→ AQUOS R8 proはこちら
→ AQUOS sense7を詳しく見る
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