SHARPの格安スマホとなるAQUOS wishもついに3世代目となります。AQUOS wish3が2023年7月に発売しました。
AQUOS wishシリーズは価格を抑えたエントリー向けスマホで1〜3万円で買えるので手にしやすいモデルですが、シャープはこの価格帯のスマホもしっかり1年ごとに新型モデルを発売してるのはいいですよね。
今回のAQUOS wish3はキャリア版だけでなく公式ストアなどで購入できるSIMフリーモデルもあって販路が広くて選択肢の幅が広いのも魅力の一つとなります。
この記事ではAQUOS wish3のデザイン、サイズ、性能、カメラの画質をレビューしてます。実際に使ってどうかメリット、デメリットも書いた参考にしてください。
- マットな筐体素材でしっとりした手触り
- 生体認証は顔に対応(マスク・暗所対応)
- ドコモ版は顔 + 指紋認証に対応している
- 意外と普段使いアプリの動作が快適に
- 新画質エンジンでカメラの画質が向上した
- コンパクトで軽量なスマートフォン
- IPX7 / IP6X防水防塵・MIL-STD-810H対応
- 1〜3万円と端末価格が安い
- 動作速度は少し遅めでモタつきあり
- 液晶ディスプレイの画面が暗い
- SoCがスペックダウン(動作に影響は少ない)
- モノラルスピーカーでステレオ非対応
- IPX8 防水規格に対応していない
→ 後継機種はAQUOS wish4です。
※ このレビューで使用しているAQUOS wish3はワイモバイルで購入した実機購入品です。
この記事の目次
AQUOS wish3の特徴
- 5.7インチ 液晶(60Hzリフレッシュレート)
- 解像度:1,520 × 720ピクセル(19:9)
- SoC:MediaTek Dimensity 700
- メモリ:4GB LPDDR4X
- ストレージ:64GB(UFS 2.1)、microSD:最大1TB
- 広角カメラ:13MP(1/3.07型)・F/2.0
- インカメラ:5MP(1/5型)・F/2.2
- 生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証(ドコモ版のみ)
- オーディオ:モノラルスピーカー、3.5mmオーディオジャックあり
- 充電:USB-C(PD3 PPS / USB 2.0)、ワイヤレス非対応
- 通信:Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、5G / 4G LTE
- バッテリー:3,730 mAh
- NFC :Type A/B/(国内:おサイフケータイ対応)
- サイズ:147 × 70 × 8.9mm、重量:161 g
- 防水防塵:IP67、MIL規格対応
- OS:Android 13 → 14
- 発売日:2023年7月6日(木)、ドコモ版:8月30日(水)
- 価格:36,300円(SH-M25)
AQUOS wish3は5.7インチ液晶ディスプレイにSoCにMediaTek Dimensity 700を搭載した価格の安いスマホで基本デザインは従来型のAQUOS wish2と同じですが、本体右側にある操作ボタンの数が減って操作性が向上したモデルです。
リアカメラは1300万画素の広角カメラが一つだけあるシングルカメラ仕様と本当にスペックを抑えて必要ないものは載せずにシンプルなスマホです。
生体認証は顔に対応しマスクをしていても、暗所でもしっかり顔を認証してくれるので操作性は向上しています。
ドコモ版はサイドボタンに指紋認証センサーも搭載しているので抜けなしの格安スマホですね!
スマートフォンはとりあえず電話ができて、LINE、ブラウジング、SNSが少し出来れば問題ないなら十分使える性能、操作性なので費用をとにかく抑えたい方におすすめの端末となっています。
AQUOS wish3レビュー
本体デザイン
AQUOS wish3は5.7インチのディスプレイを搭載しており画面サイズとしては小さめですが、黒ベゼルの幅が太くて筐体横幅は70mmと意外と幅広で上下のベゼルが少し気になるかもしれません。インカメラは雫型となっています。
本体さいずは(147 × 70 × 8.9mm)で重量は(161g)と軽量化されていて操作しやすいスマホに仕上がっています。
筐体に再生プラスチック材を採用しサラサラとした手触りの優しい筐体を実現しています。
基本的に従来型のAQUOS wish2と同じですが、再生プラチック材の割合が35%から60%に使用率がアップし環境に配慮したデザインとなっています。
筐体はユニボディとなっていてサイド部分は少し凹んだデザインを採用し本体右側に音量ボタン(上)とサイドボタン(下)を搭載しています。
操作ボタンはかなりシンプルになりました。
AQUOS wish2、AQUOS wishは音量ボタン、Googleアシスタント、サイドボタン、指紋認証センサーの4つあったのにAQUOS wish3は2つに簡素化し操作しやすくなりました。
生体認証はAQUOS wish2はサイドセンサー式の「指紋認証」のみでしたが、AQUOS wish3は「顔認証」に対応しています。
マスク対応で暗いところでもしっかり対応する顔認証で精度がとても良いのでとても使いやすいです。
ちなみに、AQUOS wish3はワイモバイル版、楽天モバイル版、SIMフリー版(SH-M25)の3機種は顔認証のみ、ドコモ版(SH-53D)は顔認証に加えてサイドボタン式の指紋認証にも対応してます。
顔認証だけでも精度が良いので不便を感じることはないですが、指紋認証はセキュリティは高いですし指紋を使いたいならドコモ版のAQUOS wish3がおすすめです。
本体カラーは全部で4色(グリーン、ホワイト、ブラック、ピンク)となっています。
ピンクはワイモバイル限定で購入可能となっています。どのカラーも淡い色で所持しやすい色味ではないでしょうか。
- マットなサラサラな筐体で手触り良い
- 操作ボタンが減ってシンプルに
- 顔認証(マスク・暗所対応)を搭載
- ドコモ版は指紋認証を搭載(他は非搭載)
- MIL-STD-810H 耐久規格に対応
- 161gの軽量スマホで操作しやすい
- ディスプレイのベゼル幅が太め
- IPX8の防水規格に非対応(IPX7対応)
充電と外部ポート
AQUOS wish3の充電ポートはUSB-Cを搭載しています。
充電規格はUSB-C PD3に対応しています。実際にどれくらいで給電してるか確認したところ(8.79V × 1.29A = 11.3W)と少し控えめです。
実際にどれくらいで充電できるのか試してみたところ30分で(13% → 51%:38%増)、60分で(13% → 78%:65%増)ほど充電できていました。
少し充電速度は遅いですが1時間で60〜70%は充電できるのでお風呂に入ってる時などに充電しておけば問題はなさそうです。
カードスロットは端末左上に搭載していて手で開閉ができるタイプのものを採用しています。
nanoSIMカードを1枚、microSDカード(最大1TB)を入れることが可能となっています。
AQUOS wish3はストレージが64GBと少ないのでmicroSDカードを入れて容量を拡張できるのは助かります。
また、eSIMにも対応してるのでnanoSIM + eSIMのデュアル通信環境(DSDV)を構築できるのも安心して使うことができます。
- microSDカードで容量拡張できる
- nanoSIM + eSIM デュアル環境を作れる
- 充電速度が少し遅め
- ワイヤレス充電に非対応
ディスプレイの性能
AQUOS wish3は5.7インチ(1,520 × 720ピクセル)の小型ディスプレイを搭載しています。リフレッシュレートは60Hzとなっています。
液晶パネルなので画面は少し暗めで外だと視認性はよくなく見にくいと感じるかもしれません。それでも屋内で使うなら十分使えますし基本設定で色味変更可能です。
他にもフォントサイズ、画面の色温度(ホワイトバランス)なども細かく調整できるので自分好みのディスプレイ環境にすることはできます。
本体横幅は70mmに抑えられているので片手での文字入力はできます。
普通に使うなら十分使えるディスプレイ性能は持っています。ただ、解像度が1,520 × 720ピクセルとHDなので画質はあまりキレイではないのは注意ですね。
- 片手で使えるコンパクトなサイズ感
- 色味やホワイトバランスを調整できる
- 画面輝度が暗めで外だと見にくい
- 解像度がHD画質で物足りない
- リフレッシュレートは60Hz
- サイドメニューなど独自機能がない
オーディオの性能
AQUOS wish3の内蔵スピーカーはモノラルでステレオには対応していません。
音質は普通で音量が小さくて聞こえにくいとかはないので普通に動画視聴などは可能ですが、左右の音が重要となるPUBGモバイルなどのゲームはプレイしにくいかもしれません。
AQUOS wish3は3.5mmオーディオジャックを搭載してるので有線イヤホンを接続して音楽視聴できます。
もちろん、Bluetooth接続によるワイヤレスイヤホンも使えるので格安スマホだからといってできないはありません。
対応している音声コーデックは以下の通りです。
- AAC、SBC
- LDAC
高音質コーデックのLDACに対応しているのでWF-1000XM5などのハイエンドイヤホンも性能をフルに発揮可能ですが、AQUOS wish2で対応していたaptX / aptX Adaptiveは非対応となりました。
これはSoC(システムオンチップ)がQualcommからMediaTekに変更となった影響で、Snapdragon soundは非対応となります。
そもそもエントリースマホでaptX Adaptiveに対応していたことが驚きですが、AQUOS wish3はSoCの変更によるスペックダウンになったのは残念なところ。
- 3.5mmオーディオジャックあり
- 高音質コーデック・LDACに対応している
- モノラルスピーカーでステレオ非対応
- 音声コーデック・aptXに対応していない
SoCのスペックと性能
AQUOS wish3のSoC(システムオンチップ)はMediaTek Dimensity 700を搭載しメモリは4GB、ストレージが64GBとなっています。
従来型のAQUOS wish2はSnapdragon 695 5Gを搭載してましたが、今作のAQUOS wish3はMediaTekのチップに変更されており、Dimensity 700はGalaxy A23 5Gにも採用されてるSoCですね。エントリー向けのチップとなっていてSnapdragon 695 5Gと比べるとスペックダウンです。
機種 | AQUOS wish3 | AQUOS wish2 | AQUOS wish |
---|---|---|---|
SoC | MediaTek Dimensity 700 | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 480 5G |
CPU | Cortex-A76 ×2 Cortex-A55 ×6 |
Cortex-A78 ×2 Cortex-A55 ×6 |
Cortex-A76 ×2 Cortex-A55 ×6 |
GPU | Mail-G57 MC2 | Adreno 619 | |
Memory | LPDDR4X 2,133MHz |
||
Process | 7nm | 6nm | 8nm |
AQUOS wishのSnapdragon 480 5GとCPUコアは同じで、AQUOS wish2とGPUコアが異なりメモリの規格はいずれもLPDDR4Xとなっています。
Antutu(v10)でSoCの性能をAQUOS wishシリーズで比較してみました。
モデル | AQUOS wish3 | AQUOS wish2 | AQUOS wish |
---|---|---|---|
SoC | Dimensity 700 | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 480 5G |
メモリ | 4GB / 64GB | ||
総合 | 348084 | 425352 | 366347 |
CPU | 106501 | 151878 | 127941 |
GPU | 60075 | 83591 | 67913 |
MEM | 89090 | 91388 | 90910 |
UX | 92418 | 98495 | 79583 |
発熱 | 34.8°(5°上昇) | 34°(3.3°上昇) | 32.6°(4.9°上昇) |
バッテリー | 4%消費 | 2%消費 | 4%消費 |
まさかのシリーズで最も性能が低いのがAQUOS wish3となりました…(笑)まあ、AQUOS wish2のSnapdragon 695 5GはミドルレンジのSoCなので当然なのですが。
ただ、安心してください。ブラウジングやTwitter(X)などの普段使いの動作に関しては最適化がされてるのかwish2よりもAQUOS wish3の方が動作が快適です。
実際にAQUOS wish 3とwish2で比較してみました。
なぜかAQUOS wish3の方がブラウザやTwitter(X)、Google Mapの表示が速いですよね。
Antutuでスコアを計測した後なのでどちらも負荷のかかった状態ですがDimensity 700を搭載しているwish3の方が快適に動作しています。
めちゃ快適になったわけではないのでシチュエーションいよってはAQUOS wish3の方が動作が遅くなることはあると思いますが(SoCの性能はwish2の方が上なので)、普通に使える性能はしっかり持ってるようです。
AQUOS wish3でもスペックが求められないゲームであればプレイ可能。そもそも、ストレージ容量が64GBと少ないので数多くのゲームを入れることはできませんがPUBGモバイルやちょっとしたパズルゲームなら楽しめます。
PUBGモバイルは最高で「HD画質・高フレーム」でプレイ可能で滑らかにプレイしたい場合は「スムーズ画質・ウルトラフレーム」に設定可能です。
スムーズ設定でもレートが落ち気味ですが普通にプレイはできます。
AQUOS wish3はタッチレートも低いので快適とはえないですが、ちょっと暇つぶしにゲームを楽しむ程度であれば問題ないレベルではないでしょうか。
ゲームはあまりしないならAQUOS wish3でも問題ないでしょう。
端末の発熱について
PUBGモバイルを「HD画質・高フレーム」にして15分ほどプレイした状態で端末の発熱がどうなってるのか確認しました。
バッテリー温度が36.2°、CPU温度が42.9°と発熱は控えめとなっています。ちなみに、AQUOS wish2(Snapdragon 695 5G)はCPU温度が52°ほどになってました。
計測器を使って筐体の発熱を確認してみました。
AQUOS wish2はMaxで44.4°だったのがAQUOS wish3はMax 42.5°なので発熱自体は抑えることができています。このモデルで負荷のかかるゲームを長時間遊ぶことはないと思いますが長時間プレイも安心です。
バッテリー持ち
AQUOS wish 3は3,730mAhのバッテリーを搭載してますがどれくらいの電池持ちなのか実測してみました。
モデル | AQUOS wish3 | AQUOS wish2 |
---|---|---|
SoC | Dimensity 700 | Snapdragon 695 5G |
バッテリー容量 | 3,730mAh | 3,730mAh |
PUBG 30分プレイ |
62 → 49%:13%消費 | 75 → 65%:10%消費 |
YouTube 1時間視聴 |
73 → 62%:11%消費 | 65→ 55%:10%消費 |
8時間待機 | 7%消費 | 5%消費 |
バッテリー持ちはAQUOS wish2の方が良いみたいです。MediaTekのSoCを搭載したAQUOS wish3は少しですが電池持ちが悪くなっています。
AQUOS wishシリーズはバッテリー容量が少なめなのでAQUOS sense7と比べると電池持ちはそんな良くないですが、1日は使えるバッテリーライフはあるので安心して使えるでしょう。
- 普段使いのアプリの動作速度は向上した
- 発熱は抑えられてるので安心して使える
- Dimensity 700になってスペックダウン
- ストレージ容量が少なくてゲームには適さない
- バッテリー持ちは少し悪化した
カメラのスペックと画質
AQUOS wish3のリアカメラは広角のみのシングルカメラ仕様となっています。
1,300万画素のセンサーを搭載しており従来型のwish2と同じスペックとなっていて、インカメラは800万画素から500万画素にスペックダウンしています。
モデル | AQUOS wish3 | AQUOS wish2 |
---|---|---|
広角 | 13MP(1/3.07型)・F/2.0 デジタルズーム × 8 |
|
超広角 | – | |
フロント | 5MP(1/5型)・F/2.2 | 8MP(1/4型)・F/2.0 |
カメラアプリ | SHARP純正 | Googleカメラ |
画像処理エンジン | ProPix 4 | – |
動画 | フルHD / 30 fps |
AQUOS wish3はシリーズ初となるSHARP純正のカメラアプリを搭載しています。
ちょっと意味が分からないかもですがAQUOS wish2まではGoogleの簡易アプリがプリインストールされてたんですね。デジタルズーム時の倍率もしっかり表示されるようになって操作性は間違いなく向上しています。
ズームのショートカットアイコンが2倍だけでなく1.5倍もあるのは珍しいUIかもしれませんね。軽快にサクサクと撮影画角を細かく調整できるようになってるので使いやすいですよ。
シャッター音は上位モデルのAQUOS sense8、AQUOS R8 proと同じく静かで控えめなシャッター音で、周囲を気にすることなく撮影が可能です。
では、AQUOS wish3でどんな写真撮影ができるかレビューしていきます。
AQUOS wish3は1,300万画素の広角カメラを搭載しイメージセンサーは1/3.07型と小さいサイズで被写体に寄った時の背景のボケ感は控えめですがパッと見はキレイな写真に仕上がっています。
色の濃い花も色跳びすることなくしっかり表現ができるのでエントリースマホのわりに頑張ってる印象があります。
デジタルズーム2倍でマクロっぽい撮影も可能となっています。
AQUOS wish3とwish2の広角カメラで公園を撮影しました。
wish2は全体的に暗い写真に仕上がってるのに対して、AQUOS wish3は明るく空が白トビすることなく撮影できています。
wish2はHDR撮影は可能ですが手動ONしないといけないので普通に撮影すると空が白トビすることがあります。
AQUOS wish3は自動HDRに対応してるのでシャッターボタンを押しただけでそれなりの写真に仕上げてくれます。自動HDRに対応しただけでもかなりの進化となっています。
どちらもデジタルズーム8倍までの撮影が可能です。
解像感はAQUOS wish3よりもwish2の方が上となっています。この辺りはGoogleカメラのソフトウェア処理が優秀ということなのでしょう。
ただ、AQUOS wish2は白トビがしまくるので使いにくい…。
まあ、AQUOS wish2も雰囲気ある写真と言ってしまえばそうなのかもしれませんが。
夜の街を撮影し比べました。
AQUOS wish3は自動HDRによって電飾看板の白トビをしっかり抑えながら撮影できていますが、wish2は全体的に暗くて看板は白トビしてしまっています。
デジタルズーム2倍でも自動HDRはしっかり効きます。
暗所撮影は圧倒的にAQUOS wish3は進化したように感じますね。ちなみに、wish2も手動でHDRをONにして白トビを抑えることができますが画質がイマイチだったりします。
デジタルズーム8倍で撮影してみましたがAQUOS wish3の方が改造感も高くて白トビも抑えられています。(といってもエントリスマホレベルの画質ですが。)
でも、広角1倍〜2倍の画角だと十分使えるレベルのカメラには仕上がってるんですよね。
しっかり白トビとノイズ抑えながら撮影できています。解像感が多少甘いのはこのクラスのスマホカメラなので仕方ないところなのでしょう。
同じデジタルズーム2倍で撮影し比べてもAQUOS wish3とwish2ではこれくらい画質が異なってきます。
AQUOS wish3のデジタルズーム2倍でこれだけ撮影できてしまうことに少し驚きです(笑)
よく見るとノイズが多かったり解像感甘かったりしますが、カメラの画質をそこまで気にしないなら十分使えるカメラシステムではないでしょう。
ネギ(来来亭のラーメン)を撮影し比べました。意外とAQUOS wish2もいいですがAQUOS wish3の方が色味がしっかり表現できてるでしょうか。
スタバのアイスコーヒー。
AQUOS wish3はHDRを効かせて白トビを抑えて撮影できています。wish2の雰囲気もいいと思いますが、安定してキレイな画質に仕上げてくれるのはAQUOS wish3でしょう。
AQUOS wish3の動画撮影は最大でフルHD30fpsとwish2と同じとなっています。
電子手ぶれ補正がないので盛大に手ブレしますが動画でもHDRを効かせての撮影が可能となってるので白トビを抑えながらキレイな映像を残すことができます。
動画についてYouTubeのレビューで比較しています。→ シンスペース – YouTube
- カメラアプリが使いやすく進化した
- シャッター音が小さくて撮影しやすい
- 自動HDR対応で白トビしにくい
- ProPix 4で画質が向上している
- 超広角カメラを搭載していない
- 動画で電子手ぶれ補正が使えない
通信性能
AQUOS wish3とwish2の通信性能を比較しました。
モデル | AQUOS wish3 | AQUOS wish2 |
---|---|---|
Wi-Fi | Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac) | Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac) |
モバイル通信 | 5G(Sub-6)・4G LTE | |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.1 |
NFC | NFC A / B / Felica(おサイフケータイ対応) |
基本性能は同じでWi-Fi 5に対応しWI-Fi 6には非対応です。Bluetoothはバージョンが5.1から5.3に新しい規格に対応しています。
NFCがType A/B、Felicaにも対応しているので交通系のカードなどおサイフケータイとしてしっかり使うことが可能となっています。
モバイル通信の対応周波数は以下の通りでワイモバイル版、楽天モバイル版、ドコモ版、SIMフリー版ともに共通仕様となっています。
キャリア | 端末 | ドコモ | au | SB | 楽天 |
---|---|---|---|---|---|
n3:1.7GHz | ○ | – | ○ | ○ | – |
n28:700MHz | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
n77:3.4/3.7GHz | ○ | – | ○ | ○ | ○ |
n78:3.5/3.7GHz | ○ | ○ | ○ | – | – |
n79:4.5GHz | × | ○ | – | – | – |
n257:28GHz | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
キャリア | 端末 | ドコモ | au | SB | 楽天 |
---|---|---|---|---|---|
B1:1.9-2.0GHz | ○ | ○ | ○ | ○ | – |
B3:1.7GHz | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
B8:900MHz | ○ | – | – | ○ | – |
B11:1.5GHz | × | – | ○ | – | – |
B12 | ○ | – | – | – | – |
B17 | ○ | – | – | – | – |
B18:800MHz | ○ | – | ○ | – | △ |
B19:800MHz | ○ | ○ | – | – | – |
B38 | ○ | – | – | – | – |
B39 | ○ | – | – | – | – |
B41:2.6GHz | ○ | – | – | – | – |
国内キャリアの周波数は網羅してるので基本的にどの通信会社を使っても問題なく使うことができるはずです。
- 全キャリアの主要バンドを網羅してる
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- Bluetooth 5.3に対応している
- Wi-Fi 6(5GHz)に非対応
- Wi-Fi 6E(6GHz)に非対応
端末価格
AQUOS wish3はSHARPの公式ストアで36,300円で購入可能です。楽天市場の家電量販店のサイトからも購入できるのでポイント還元を考慮すると楽天とかで買うのがいいのかも。
キャリア販売はドコモ、ワイモバイル、楽天モバイル、IIjmioなどです。
購入場所 | ドコモ | ワイモバイル | 楽天モバイル | IIJmio |
---|---|---|---|---|
端末価格 | 37,863円 | 31,680円 | 35,800円 | 33,800円 |
端末割引 | – | 新規:-8,280円 機種変:-7,200円 MNP:-18,000円 |
– | MNP:-14,000円 |
購入サポート(返却プログラム) | -15,840円 | – | – | – |
キャンペーン | – | – | 9,000pt還元 | – |
実質:新規 | 22,023円 | 23,400円 | 26,800円 | 33,800円 |
実質:機種変更 | 22,023円 | 24,480円 | 26,800円 | 33,800円 |
実質:のりかえ | 22,023円 | 13,680円 | 35,800円 | 19,800円 |
AQUOS wish3を最も安く買おうと思ったらワイモバイルならMNPのりかえ前提で13,680円で購入可能です。新規・機種変更でも2.3万円ほどなので安いです。
IIJmioもMNPのりかえで19,800円なのでいいですね。ドコモは返却プログラムを前提で実質22,023円となります。
AQUOS wish3 レビュー・評価:まとめ
AQUOS wish3は5.7インチのディスプレイを搭載したスマホで1〜3万円で買うことができる2023年の格安スマホとなっています。
SoCがQualcommからMediaTekになったことでトータル性能はwish2からスペックダウンしてますが、最適化されたのか実際の動作(ブラウジング、Twitterなど)は高速化されて少し快適になっています。
AQUOS wish3がおすすめな人は
最後にAQUOS wish3はどんな人におすすめかまとめます。
- スマホが必要だけど費用抑えたい
- コンパクトな片手スマホが欲しい
- 耐久性の高いスマホが欲しい
- カメラはたまに使うことがある
- ゲームはほとんどしない
基本的にAQUOS wish3はスマホが欲しいけどお金はかけたくない人向けのモデルでスペックも必要最低限で電話、メール、LINE、ブラウジング、SNSが普通に出来ればいいやって方におすすめのモデルです。
従来型のAQUOS wish2はカメラの画質がイマイチすぎましたが、AQUOS wish3は画像処理エンジン・ProPix 4を内蔵したことで画質が向上しそれなりに見れるカメラに進化しています。
たまにカメラを使って家族や猫ちゃん、ワンちゃんの写真を撮りたいわって方も安心して使えるスペックは持っています。
AQUOS wish2がいい人は
AQUOS wish2もまだ継続販売されています。
- 費用をとにかく抑えたい
- コンパクトな片手スマホが欲しい
- 耐久性の高いスマホが欲しい
- カメラを使うことがない
しかも、値下げされてるのでさらに費用を抑えたい人におすすめのモデルです。ドコモだと5,500円、ワイモバイルでも3,000円くらいで購入できるのでめっちゃ安いですよ。
ただし、カメラの画質があまり良くないので写真や動画を撮影することがないならAQUOS wish2でもいいかなといったと感じです。動作自体はほぼ同じ感覚で使えます。
→ AQUOS wish2を詳しく見る
→ AQUOS sense8を詳しく見る
→ AQUOS sense7を詳しく見る
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