AQUOS sense8 vs sense7

シャープがAQUOS sense8を発表しました。

AQUOS sense8は6.1インチの有機ELディスプレイにSnpdragon 6 Gen 1を搭載したミドルスマホでAQUOS sense7の後継機種で、ついに、長きに続いたSnapdragon 695 5Gから脱却しリフレッシュレートも1〜90Hzに対応しました。

ということで、AQUOS sense8とAQUOS sense7のサイズ、スペック、価格を実機を交えて比較しました。AQUOS sense8が気になってる方は参考にしてみてください。

AQUOS sense8 vs AQUOS sense7 比較

本体デザインの違い

AQUOS sense8の本体デザインは基本的に従来型のAQUOS sense7を継承してるので見た目は同じです。

AQUOS sense8 vs AQUOS sense7 本体比較

筐体はアルミ削り出しボディを採用し強度が強くて軽量な端末に仕上がっていて、基本的にフラットなデザインですが背面からサイドフレームにかけて丸みを帯びた手に馴染みやすいスタイルです。

AQUOS sense7の操作ボタンは音量ボタン、サイドボタンに独立した指紋センサーを搭載してましたが、AQUOS sense8は指紋認証センサーを内蔵したサイドボタンになってシンプルになりました。

AQUOS sense8 vs sense7 操作ボタンの違い
AQUOS sense8 ⇄ sense7

指紋認証の精度も向上してるので操作性が向上しています。防水防塵はIPX5/8とIP6X、米国防省調達規格のMIL-STD-810Gに準拠し耐久性の高い端末となっています。

AQUOS sense8の本体カラーコバルトブラック、ライトカッパー、ペールグリーンの3色から選べて、ドコモはオンライン限定カラーのブルーもあります。

AQUOS sense8
AQUOS sense8

基本的に明るめカラーがあってペールグリーンなど爽やかな色味ですが、シルバーなど定番カラーがないのは少し残念かもしれません。

IIJmioでは期間限定で29,800円でAQUOS sense8を販売します。(2023年11月17日より)

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AQUOS sense7の本体カラーはライトカッパー、ブルー、ブラックの3色から選べます。

AQUOS sense7 本体カラー
AQUOS sense7

ブルーがシルバーっぽいので定番の色がどうしても欲しいならAQUOS sense7にするのもいいのかも知れません。

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本体サイズの違い

AQUOS sense8とAQUOS sense7の本体サイズと重量の違いを比較しました。

AQUOS sense8 vs AQUOS sense7 本体サイズ
本体サイズの比較
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
画面 6.1インチ(20:9) 6.1インチ(20:9)
サイズ 153 × 71 × 8.4 mm 152 × 70 × 8.0 mm
重量 159 g 158 g
素材 アルミニウム金属
防水防塵 IPX8 / IP6X
MIL-STD-810G/MIL-STD-810H

AQUOS sense8、sense7ともに6.1インチディスプレイを搭載して本体サイズはほぼ同じですが、AQUOS sense8は高さと横幅ともに1mmほどサイズアップ、本体の厚みも8.0mm → 8.4mmとわずかに分厚いです。

おそらく手に持って比較しないと分からないサイズ差だですが、両機種とももIPX8 / IP6Xの防水防塵、MIL-STD-810G / 810H仕様の耐久性の高い端末となっています。

ディスプレイの違い

AQUOS sense8とAQUOS sense7のディスプレイの違いを比較しました。

AQUOS sense8 ディスプレイ比較
ディスプレイのスペック比較
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
ディスプレイ 6.1インチ(20:9)
2,432 × 1,080ピクセル
有機EL(10億色)
リフレッシュレート 1〜90Hz(最大擬似180Hz) 60Hz
画面輝度 最大1,300 nits
コントラスト比 1,300万:1

どちらも6.1インチの10億色表示ができる有機ELディスプレイを搭載し解像度は2,432 × 1,080ピクセルと同じですが、AQUOS sense8はリフレッシュレートがAQUOS sense8は最大90Hzに対応しました。

AQUOS sense8 vs sense7 ディスプレイ

1〜90Hzの可変式リフレッシュレートで画面が静止時に消費電力を抑えて電力効率も向上します。

さらに、黒幕を差し込む擬似180Hzに対応しくっきりとした画質で楽しめます。AQUOS senseシリーズもやっと60Hzリフレッシュレートから脱却します。

オーディオの違い

内蔵スピーカーはどちらもモノラルでステレオには非対応となっています。

内蔵スピーカー
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
内蔵 モノラルスピーカー
コーデック AAC/SBC/aptX/aptX Adaptive/LDAC
高音質技術 ハイレゾ再生
端子 3.5mm オーディオジャック:○

AQUOS sense8でステレオスピーカーに期待してましたが今作もモノラルスピーカーを継続採用となります。ここが惜しいところでもあります。

ただ、どちらも3.5mmヘッドフォンジャックを搭載し有線イヤホンで音楽視聴が可能でワイヤレスも高音質コーデックのLDACとaptX Adaptiveでハイレゾ再生が可能です。

SoCスペック・バッテリー容量の違い

SoC(システムオンチップ)はAQUOS sense8はSnapdragon 6 Gen 1、AQUOS sense7はSnapdragon 695 5Gを搭載しています。

Snapdragon 6 Gen 1
性能・スペック 比較
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
SoC Snapdragon 6 Gen 1 Snapdragon 695 5G
メモリ 6GB LPDDR4X
ストレージ 128 GB(UFS 2.2)
バッテリー 5,000mAh 4,570mAh
外付け microSDカード
最大1TB

AQUOS senseシリーズはsense7、sense6と長きにわたりSnapdragon 695 5Gを採用してましたが、AQUOS sense8はついにSnapdragon 6 Gen 1を採用しスペックアップしました。

Snapdragon 695 5G → 6 Gen 1になったことでCPU性能が36%、GPU性能が33%も改善。さらに、ストレージへの書き込み速度も最大2倍向上してゲームもより快適に遊べるようになりました。

Antutu(v10)でAQUOS sense8とAQUOS sense7のスコアを比較しました。

AQUOS sense8 vs sense7 Antutu比較
Antutu(v10)比較
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
SoC Snapdragon 6 Gen 1 Snapdragon 695 5G
メモリ 6GB LPDDR4X
トータル 526548 435988
CPU 174947 154261
GPU 111052 83634
MEM 109746 93450
UX 130803 104643
発熱 34.7℃:3.9℃上昇 32.5℃:3.2℃上昇 
電池持ち 3%消費 3%消費

AQUOS sense8がSnapdragon 6 Gen 1になったことでCPUが15%、GPUが20%、メモリが20%ほど処理性能が向上しています。

(※ ストレージの規格はUFS 2.2と同じです。)

また、バッテリー容量も4,570mAh → 5,000mAhに増えてるので1〜90Hzの可変リフレッシュレートとの相乗効果でAQUOS sense8の電池持ちがさらに向上に期待です。

生体認証の違いを比較

AQUOS sense8、sense7ともに生体認証は顔(マスク対応)と指紋のデュアル生体認証に対応しています。

AQUOS sense7はサイドボタン下に専用の指紋センサーを搭載してたのに対して、AQUOS sense8はサイドボタン内蔵指紋センサーに変わりました。

ボタンが少なくなってシンプルになっただけでなくボタン式になったことで操作性向上も期待できます。

通信性能の違いを比較

AQUOS sense8とsense7の通信性能を比較しました。

通信性能
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
Wi-Fi Wi-Fi 5
Bluetooth 5.1
SIMカード nanoSIM × 1
eSIM
5G Sub-6 n1/n3/n28/n41/n77/n78/n79 n3/n28/n41/n77/n78/n79
4G LTE B1/B2/B3/B5/B8/B12/B17/B18/B19/B21/B28/B38/B41/B42 B1/B2/B3/B5/B8/B12/B17/B18/B19/B21/B38/B41/B42
USB USB-C(USB 3.2 Gen 1 / 5Gbps) USB-C(USB 2.0 / 480Mbps)
画面出力 DisplayPort 1.4

Wi-FiとBluetoothの規格は同じでWi-Fi 5(ac)、Bluetooth 5.1に対応し、5Gの対応バンドもほぼ同じ(n1が新たに対応)となってキャリア縛りはありません。

大きな違いはUSB-Cの通信規格です。

AQUOS sense7はUSB 2.0規格だったのが、AQUOS sense8はUSB 3.2 Gen 1に対応し最大5Gbpsの高速通信に対応し動画データも素早く外付けSSDに移動できます。

NFC / おサイフケータイについて

AQUOS sense8、sense7ともにNFC Type A/Bに対応しType-F(Felica)に対応します。

電子決済
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense8
NFC Type A/B
Felica 対応(おサイフケータイ)

Visaタッチなどの電子決済だけでなくFelica(おサイフケータイ)の交通系カード・Suica、PASMOやiDやQUICPayなどの電子決済の支払いが可能です。

カメラのスペックを比較

AQUOS sense8、sense7は広角50MP(1/1.55型)、超広角8MP(1/4型)のデュアルカメラを搭載しています。

AQUOS sense8 vs sense7 リアカメラ
カメラのスペック比較
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
広角 50MP(1/1.55型)・ƒ/1.9・光学式手ぶれ補正 50MP(1/1.55型)・ƒ/1.9
超広角 8MP(1/4型)・ƒ/2.4
望遠
最大ズーム8倍
インカメラ 8MP(1/4型)・ƒ/2.0
画像処理エンジン ProPix5 ProPix4
動画 最大4K 30 fps、フルHD 60 / 30 fps フルHD 60 / 30 fps

AQUOS sense8、sense7ともに広角は5030万画素(1/1.55型)と同じですがsense8は光学式手ぶれ補正機能に対応し暗所でも手ブレの少ない撮影が可能です。

画像処理エンジンがProPix5にアップデートされて非圧縮のRAWデータを複数枚同時撮影し合成する技術が採用されて画質が向上しています。

とくにデジタルズーム時の画質がAQUOS sense8の方が解像感の高い写真に仕上げることが可能となりました。

デジタルズーム×2だとAQUOS sense7はクッキリと補正するのに対してAQUOS sense8は自然に表現する画質に変わっています。

ソフトウェアの処理が明らかに変わった感じですね。また、広角カメラのレンズが刷新されたのかフレアが発生しにくくなっています。

光学式手ぶれ補正の機構を搭載したことで今までAQUOS senseが苦手だった動画撮影の手ブレが大きく改善しています。

SoCもSnapdragon 6 Gen 1になって4K30fpsもチップレベルでサポートしてるので高精細に手ブレの抑えた動画撮影ができるようになっています。

以下の再生ボタンを押すとAQUOS sense8とsense7の手ぶれ補正の効きの違いを確認できます。

AQUOS sense8・sense7 スペック比較

AQUOS sense8とsense7のスペックを比較しました。

AQUOS sense8 vs sense7
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
ディスプレイ 6.1インチ(20:9)
2,432 × 1,080ピクセル
有機EL(10億色)
リフレッシュレート 1〜90Hz(最大擬似180Hz) 60Hz
SoC Snapdragon 6 Gen 1 Snapdragon 695 5G
メモリ 6GB LPDDR4X
ストレージ 128 GB(UFS 2.2)
外付け microSDカード
最大1TB
生体認証 顔 + サイドボタン指紋認証 顔 + サイドセンサー指紋認証
広角 50MP(1/1.55型)・ƒ/1.9・光学式手ぶれ補正 50MP(1/1.55型)・ƒ/1.9
超広角 8MP(1/4型)・ƒ/2.4
望遠
最大ズーム8倍
インカメラ 8MP(1/4型)・ƒ/2.0
オーディオ モノラルスピーカー
通信性能 Wi-Fi 5
Bluetooth 5.1
バッテリー 5,000 mAh 4,730 mAh
防水防塵 IPX8 / IP6X / MIL-STD-810G/MIL-STD-810H
ポート USB-C(USB 3.2 Gen 1 / 5Gbps) USB-C(USB 2.0 480Mbps)
ワイヤレス
サイズ 153 × 71 × 8.4 mm 152 × 70 × 8.0 mm
重量 159 g 158 g
OS Android 13 Android 13

AQUOS sense8・sense7 価格比較

AQUOS sense8とAQUOS sense7の価格を比較しました。

端末価格
モデル AQUOS sense8 AQUOS sense7
ドコモ 62,150円
返却:38,390円
54,230円 → 43,230円
返却:32,670円
au 59,800円
返却:31,300円
59,500円
返却:28,080円
UQ 59,800円 59,500円
楽天モバイル 63,800円
返却:31,896円
49,980円
返却:24,984円
IIJmio 49,800円
期間限定 29,800円
SIMフリー 54,800円 53,900円

AQUOS sense8はドコモ、au、UQ mobile、楽天モバイル、IIJmioから販売されて6万円前後で25ヶ月後に返却前提で3〜4万円でAQUOS sense8を使えます。

IIJmioは期間限定で29,800円で購入可能です。

AQUOS sense7は少し値下げされていて4万円前後となっておりAmazonでもSIMフリーモデルが4.6万円に値下げされてるのでsense8よりも安く買えます。

AQUOS sense8、sense7 どっち買う?

どっちがいいか?となると最新のAQUOS sense8となりますが、基本的な使用感は同じなので性能にこだわりがないなら型落ちになるAQUOS sense7を安く買うのもおすすめです。

最後にAQUOS sense8がいいのか、AQUOS sense7でいいのか、まとめました。

AQUOS sense8がおすすめな人は

AQUOS sense8
AQUOS sense8がおすすめな人は
  • スマホ購入費用を抑えたいけど
  • 少しでも性能の高いスマホが欲しい
  • 90Hzで滑らかに操作したい
  • 雰囲気ある写真撮影をしたい
  • 暗所撮影することが多い
  • 電池持ちの良いスマホが欲しい
  • 耐久性の高いスマホが欲しい
  • 長く使いたい(最大5年アップデート保証)

AQUOS sense8はスマホ購入費用を抑えながらも性能が少しでも高い端末が欲しい方におすすめのモデルです。

Snapdragon 6 Gen 1を搭載してAQUOS sense7よりも30%ほどトータル性能が向上していて普段のアプリもより快適に操作できます。

さらに、ディスプレイが90Hzで滑らかにスクロールできるようになったのでX(旧Twitter)の文字の残像もある程度抑えて使えるのは喜ばしいですよね。

広角カメラも50MP(1/1.55型)とそこそこ大きめのセンサーを搭載していて光学式手ぶれ補正が入ったことで暗所撮影がしやすいのでカメラ使うことが多いならsense8がいいでしょう。

また、AQUOS sense8はAndroidの最大3回のアップデート保証と最大5年のセキュリティアップデート保証があるので長く使うこともできます。

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AQUOS sense7がおすすめな人は

AQUOS sense7
AQUOS sense7がおすすめな人は
  • とにかく費用を抑えたい
  • 雰囲気ある写真撮影をしたい
  • 耐久性の高いスマホが欲しい

AQUOS sense8、sense7のデザインが気に入ってスペックもこれくらいでいいけど費用を抑えたいならAQUOS sense7がおすすめです。

SoCはSnapdragon 695 5Gと少し性能不足感がありますが、ブラウジング、メール、動画視聴、ちょっとしたゲームくらいなら十分使える性能を持っています。

AQUOS sense7のカメラも意外と雰囲気あるキレイな撮影ができますし光学式手ぶれ補正機能が必要ないならAQUOS sense7で費用を抑えて買うのもアリだと思います。

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