AQUOS R9 レビュー

シャープのミドルハイスマホ・AQUOS R9が2024年7月12日(金)に発売しました!

AQUOS R9は本体デザインは無印良品のデザイナーで知られる三宅一成氏が設立した「miyake design」監修デザインに刷新されて完全に新しくなっています。

さらに、SoCにSnapdragon 7+ Gen 3を搭載しハイエンド並みの性能を手に入れつつ電池持ちも向上し、LEICA監修のカメラを搭載した気合いの入った機種です。

正直、先代のAQUOS R8からめちゃくちゃ良くなっています。見た目だけでなく安定感も向上しとても使いやすく進化しています。

この記事では、AQUOS R9のデザイン・サイズ・性能・電池持ち・カメラの画質などをレビューをしました。メリットとデメリットも書いたので検討している方は参考にどうぞ!

AQUOS R9のメリット
  • 個性的でおしゃれな可愛いデザイン
  • 全体的に質感の高い筐体に
  • Snapdragon 7+ Gen 3で快適動作
  • 最大240Hzリフレッシュレート対応
  • 顔 + サイドボタン式指紋認証に対応
  • ボックススピーカーで音質向上
  • バッテリーの持ちがそこそこ良い
  • LEICA監修「HEKTOR」レンズ搭載
  • 全体的にカメラの画質が向上した
  • IPX5 / IPX8 / IP6X 防水防塵に対応
  • MIL-STD-810G 耐衝撃規格に準拠
  • 伝言内容からAIが要約をテキストで
  • OSメジャーアプデ3回(Android 17)
  • 5年セキュリティアップデート対応
AQUOS R9のデメリット
  • デザインが(人によっては)個性的
  • 本体重量がR8よりも重くなった
  • 画面の保護ガラスがGorilla Glass 5
  • 望遠カメラを搭載していない
  • 内蔵スピーカーの音量が小さめ
  • 3.5mmヘッドフォンジャック非対応に
  • ワイヤレス充電に対応してない

AQUOS R9の特徴

AQUOS R9 背面側のデザイン
AQUOS R9スペック
  • 6.5インチ 有機ELディスプレイ
  • 解像度:2,340 × 1,080ピクセル
  • リフレッシュレート:120Hz(最大240Hz)
  • SoC:Snapdragon 7+ Gen 3、メモリ:12GB LPDDR5X
  • ストレージ:256GB(UFS 4.0)
  • 生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証
  • 広角カメラ:50MP(1/1.55型)・ F/1.9
  • 超広角カメラ:50MP(1/2.5型) F/2.2
  • 望遠カメラ:-(デジタルズーム ×8)
  • フロントカメラ:50MP(1/2.5型) F/2.2
  • 防水防塵:IP68、スピーカー:ステレオ
  • 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
  • NFC:NFC A / B / Felica(おサイフケータイ)
  • ポート:USB-C PD3/PPS
  • ワイヤレス充電:非対応、バッテリー:5,000mAh
  • サイズ:156 × 75 × 8.9 mm、重量:195 g
  • OS:Android 14 → 17まで対応予定
  • 端末価格:99,800円(SIMフリー)
  • 発売日:2024年7月12日(金)

AQUOS R9 は6.5インチの縦長の有機ELディスプレイにSoCにSnapdragon 7+ Gen 3を搭載したミドルハイクラスのスマートフォンで先代のAQUOS R8から見た目も使い勝手も大きく進化しました。

リアカメラのレンズが不規則に配置されたこだまデザイン。賛否ありそうな見た目ではありますが、とても可愛らしく愛着の湧くスタイルではないでしょうか。

AQUOSR9 本体デザイン

フラットなデザインになって、ディスプレイのベゼルも狭くなって全体的な見た目はかなり良くなったように感じます。個人的にはとても良いデザインだと思います。

AQUOS R9 正面側のデザイン

SoCは先代R8が搭載してたSnapdragon 8 Gen 2からSnapdragon 7+ Gen 3にスペックダウンしたものの、それでも7+ Gen 3はハイエンドに近い性能を持ってるので原神、スターレイルなど負荷のかかるゲームも快適に遊べます。

リアカメラは引き続き望遠レンズを搭載してないですが、(50MP・1/1.55型)の高画素センサーを搭載した広角カメラのクロップズームによって光学2倍レンズに近い画質での撮影が可能で先代のR8よりも画質が向上しています。

AQUOS R9 リアカメラ

また、超広角とフロントカメラも(50MP・1/2.5型)の高画素センサーを搭載し全体的に画質が向上。ソフトウェアの処理も上手くなって色味が良くなって、白トビも抑えることが可能になり全体的にカメラ周りが使いやすく進化しています。

内蔵スピーカーは引き続きステレオに対応してますが、スピーカーユニットがBOX向上に刷新されて引き締まった迫力のあるサウンドを楽しめるようになっています。

ほんと、AQUOS R9は使いやすくなりました。個人的に先代のR8は出来がかなりイマイチだっただけに、今回のR9は「どうしちゃったの?」って思ったくらい良い端末になったと思います。

AQUOS R9はSHARP公式ストア、家電量販店(オンライン含む)、ドコモ、ソフトバンク、IIJmioなどで取り扱いをしており8〜12万円で購入が可能となっています。

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AQUOS R9 レビュー

本体デザイン・サイズ

AQUOS R9はディスプレイが狭額縁スタイルになって見た目がスタイリッシュでシュッとしたデザインとなっています。パッケージもスタイリッシュになって全体的にブラッシュアップした感じがありますよね。

AQUOS R9 パッケージデザイン

リアカメラはデュアルカメラ仕様と変わりないですが、センターに配置された広角カメラが隅っこに移動となってカメラプレートが不規則な歪んだこだまスタイルに変更となって個性的なデザインを採用しています。

AQUOS R9 vs R8リアパネル比較

賛否ありそうなデザインですが、個人的には可愛らしいスタイルでとても良いと感じます。実機を手にしてみると意外と質感も高くて可愛らしい愛着の湧くデザインじゃないかなと感じております。

サイドフレームとカメラプレートはアルミ金属、背面パネルはガラス素材(Gorilla Glass Victus 2)を採用し全体的にツルツルとした手触りで質感はいい感じです。画面サイズが6.39インチから6.5インチになったことで本体サイズは僅かに大きくなっています。

本体サイズ
  • AQUOS R9:156 × 75 × 8.9 mm、重量:195 g
  • AQUOS R8:159 × 74 × 8.7 mm、重量:179 g

背面パネルがガラス素材になったことで本体重量は 179 g → 195 g と少し重いですが質感は向上しワンランク上のスマホになった感じがあります。R8はハイエンドなのに背面パネルがプラ素材だったのが残念感あったので個人的には良き改良点です。

(ただ、軽量ハイエンドを求めてた人は残念な仕様変更かもしれません)

操作ボタンは先代と同じく本体右側に音量ボタンとサイドボタンを搭載しています。

AQUOS R9 vs R8 サイドフレーム右側
端末右:R9 ⇄ R8
AQUOS R9 vs R8  サイドフレーム左側
端末左:R8 ⇄ R9

先代のR8は本体左上に3.5mmヘッドフォンジャックを搭載してましたが、AQUOS R9は廃止となり有線イヤホンが使えなくなりスペックダウンしています。

AQUOS R9 vs R8  本体下側
端末下:R9 ⇄ R8
AQUOS R9 vs R8  背面パネル
背面:R9 ⇄ R8

充電ポートはUSB Type-Cを採用しPPS、PD3充電に対応しドコモの45W純正の電源アダプタを使うことで約110分でフル充電できる充電速度を持っています。先代のR8は約120分だったので、バッテリー容量が4,570mAh → 5,000mAhに増えてるのに速度が速くなって扱いやすく改善されてるようですね。

AQUOS R9はハイエンドの性能を持ちながらも大容量バッテリーにより1〜2日は普通に使えるバッテリーライフがある(ゲームを長時間すると持たないですが…)ので普段使いにも丁度いいスマホといって良さそうです。

AQUOS R9は防滴防塵はIPX5 / IPX8 / IP6Xに対応しています。

IP規格の等級
  • IPX5:約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水
  • IPX8:水深1.5mのところに機器を沈めて約30分間放置
  • IP6X:直径75μm以下の塵埃が内部に侵入しない(8時間)

ある程度なら濡れても問題なく使える耐久性を持っており、耐衝撃規格となる米国国防省のMIL-STD-810Gに準拠し耐久性の高いスマホです。ハイエンドスマホで耐衝撃にも強いモデルは珍しいので重宝しますよね。

AQUOS R9 サイドボタン式指紋認証

生体認証は顔認証(マスク対応)とサイドボタン式指紋認証に対応しています。

認証速度は顔、指紋ともに高速でストレスなく画面ロック解除できます。指紋センサー長押しでPayトリガーを起動してすぐに電子決済ができたりと、カスタマイズできるのもAQUOS R9のいいところですね。

AQUOSトリック

本体カラーはホワイト、グリーンの2色から選べます。

AQUOS R9 カラーラインナップ

ホワイトがとてもいい色なんです。グリーンも良さそうですが、全体的にツルツルとしてて美しい感じ。最近のスマホはマットパネルを採用するものが多いですが、一周回って光沢パネルもしっとりとした手触りでいい感じです。

筐体の評価
  • 個性的でシンプルな本体デザイン
  • 顔 + サイドボタン指紋認証に対応
  • IP68 / IP65で水回りも安心して使える
  • 耐衝撃にも強い安心スマホ
  • 好き嫌い分かれる本体デザイン
  • 先代よりも本体が重くなった
  • 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載に
  • ワイヤレス充電に非対応

ディスプレイ:没入感ある画面に

AQUOS R9のディスプレイは6.5インチの有機ELディスプレイ(2,340 × 1,080ピクセル)を採用し先代のR8の6.39インチよりも1.1インチほど画面サイズが大きくなっています。

AQUOS R9 vs R8 ディスプレイ

保護ガラスはCorning Gorilla Glass 5と少し世代の古いパネルを採用していますが、インカメラが雫型からパンチホール型になって黒縁の上下ベゼルが均一化したことでスッキリとした見た目に変わりました。

AQUOS R9. vs R8 ベゼルの幅を比較

これは、めちゃくちゃ良い進化です。動画視聴、電子書籍の視聴だけでなくゲームもフル画面で表示できて没入感の高い画面になっております。ほんと、AQUOSとは思えないくらいの進化ではないでしょうか。

AQUOS R9 没入感のあるディスプレイ

ディスプレイの基本設定は「おススメ」「標準」「ダイナミック」「ナチュラル」の4つからの設定できて、色温度も「自動」だkでなく「寒色」「暖色」でさらに細かく調整が可能です。

AQUOS R9 画質設定
AQUOS R9 ホワイトバランス

リフレッシュレートは1 – 120Hzの可変レートに対応しゲームプレイ中は黒幕を入れる240Hzのリフレッシュレートでさらに滑らかな操作体験ができるようになっています。

AQUOS R9 なめらかハイスピード

AQUOS R9は画面輝度がピーク時で2,000 nitsに対応し太陽下になると自動的にピーク輝度を上げて視認性を向上します。

AQUOS R9 画面輝度 標準時
太陽下:R9 ⇄ R8
AQUOS R9 画面輝度 標準時
日陰:R9 ⇄ R8

日陰だとR9、R8ともに同じくらいの画面輝度ですが、太陽下になるとR9は一気に画面が明るくなります。日陰でもR8は1,300nitsなのでAQUOS R9の方が画面が明るくて見やすく視認性が良くなっています。

AQUOS R9は画面サイズが6.5インチと大きめで本体横幅が75mmなので片手操作は難しいスマホにはなりましたが、6.7インチなどの大画面ではないのでまだ操作はしやすいのが救いですね。

AQUOS R9 2画面表示機能(縦持ち)

むしろ、6.1インチだと少し小さい、けど6.7インチだと大きすぎる、ちょうど良い画面サイズをチョイスしたSHARPのセンスが光ります。個人的には6.5インチサイズはとても扱いやすい絶妙な大きさだと感じております。

ディスプレイの評価
  • 没入感のある狭額縁ディスプレイ
  • 画面輝度が向上し外の視認性がいい
  • 動画、電子書籍、ゲームの画面が見やすい
  • 最大240Hzリフレッシュレートに対応
  • 保護ガラスがGorilla Glass 5と古め
  • 画面の色味が少し独特で濃いめ

オーディオ:BOXスピーカーを搭載

AQUOS R9の内蔵スピーカーはステレオスピーカーに対応しています。ステレオ自体は先代のR8と変わりないですが、今回のR9はBOX構造のスピーカーになって音質が向上しています。

先代のR8は音量を上げると筐体が共振して音がゴチャつくサウンドだったのに対してAQUOS R9はスピーカーボックスがあることで一つ一つの音が引き締まってメリハリ感のあるサウンドを楽しめます。

スピーカーの音質はとても良いですね。上品なサウンドになって聞きやすくなったように感じます。ただし、音量が小さくて音量50%〜70%くらいでも「音、小さい」って思います。

90%くらいに音量を上げれば十分音は大きいのですが、音量の割合が少しおかしいように感じました。今後のアップデートで改善されることに期待です。

なお、ドルビーアトモスにもしっかり対応していてイコライザー調整で自分好みの音質に調整することも可能です。

AQUOS R9 ドルビーサウンド対応

なお、AQUOS R9は3.5mmヘッドフォンジャックが非対応となって有線イヤホンが使えなくなりました。

AQUOS R9 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載に

なので、基本的にBluetooth接続によるワイヤレスでイヤホンを楽しむことになります。高音質コーデックはLDAC、aptX Adaptiveに対応しWF-1000XM5やMomentum TW4も良い音で音楽視聴が可能です。

対応コーデック
  • AAC、ABC
  • aptX、aptX HD、aptX Adaptive
  • LDAC
  • LC3(LE audio)

なお、LE audioにも対応してるので低遅延でゲームの音声を楽しむこともできます。

オーディオの評価
  • ステレオスピーカーを搭載してる
  • スピーカーの音質が良くなった
  • LDAC、aptX Adaptiveに対応
  • スピーカーの音量が小さめ
  • 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載

SoC:スペックと性能

AQUOS R9のSoC(システムオンチップ)はSnapdragon 7+ Gen 3を搭載しています。メモリ 12GB LPDDR5X、ストレージ 256GB(UFS 4.0)で性能はそこそこ高めです。

Snapdragon 7+ Gen 3
性能・スペック 比較
モデル AQUOS R9 AQUOS R8
SoC Snapdragon 7+ Gen3
(TSMC4nm)
Snapdragon 8 Gen2
(TSMC4nm)
CPU Cortex-X4 ×1
Cortex-A720 ×4
Cortex-A520 ×3
Cortex-X1 ×1
Cortex-A715 ×2
Cortex-A710 ×2
Cortex-A510 ×3
GPU Adreno 732 Adreno 740
メモリ 12GB LPDDR5X 8GB LPDDR5
ストレージ 256GB(UFS 4.0)
外付け microSDカード
最大1TB
バッテリー 5,000mAh 4,570mAh

先代のR8はハイエンドの8シリーズの8 Gen 2でしたが、AQUOS R9はミドルハイクラスの7シリーズの7+ Gen 3を採用しています。とはいえ、性能低下は少なめで十分ハイエンドで使える性能を持ってます。

Antutu(v10)でスコアを計測すると思ったほど大きな差はありません。

AQUOS R9 Antutuスコア
Antutuによる性能比較
モデル AQUOS R9 AQUOS R9
SoC Snapdragon 7+ Gen 3 Snapdragon 8 Gen 2
メモリ 12GB LPDDR5X
256GB(UFS 4.0)
8GB LPDDR5
256GB(UFS 4.0)
総合 1316061 1421000
CPU 358952 373658
GPU 451346 553063
MEM 270845 257301
UX 234918 236978
発熱 40°(9°上昇) 41°(9°上昇)
バッテリー 6%消費 8%消費

もちろん、Snapdragon 8 Gen 2のAQUOS R8の方が性能が高いですが、AQUOS R9も十分高性能です。おそらく、高負荷なゲームで比較しないと性能差を感じることができないでしょう。

実際にブラウザ、X(Twitter)を動作させるとどれくらいの操作感か動画にしました。

とてもサクサクと快適に動作してます。普段使いのアプリは普通に動くので不満を感じることはないでしょう。

3D mark(Wild Life EXTREME)の20回ループストレステストを実行してみたところ…

AQUOS R9 3D mark スコア

先代のR8が(3247)なのがAQUOS R9は(2721)と20%ほどスコアが落ちています。フレームレートもAQUOS R9の方が少し落ち気味だったので3Dグラフィックのゲームをより快適に楽しみたいなら先代のR8の方がおすすめです。

ただ、AQUOS R9の性能でも原神は普通に高画質設定(60fps)で動作しますし問題はないんですよね。メモリが12GBと多くて仮想メモリも最大8GBに対応してるのが大きいのかもしれません。

AQUOS R9 原神をプレイ

むしろ、黒縁のベゼルが狭くて没入感があるAQUOS R9の方がゲーム体験は高いように感じます。実際のどれくらいの操作感で原神をプレイできるか動画にしました。

普通に快適に動いています。240Hzリフレッシュレート(黒幕差し込み)にも対応してる影響かとてもヌルヌルと動作してます。長時間プレイになると発熱で動作が低下はありますが十分すぎる性能です。

ストレスなくゲームをプレイできますよ。

端末発熱:VC内蔵で放熱性能向上

AQUOS R9はシリーズ初となる放熱部材のベイパーチャンバー(VC)を内蔵しSoCから発する熱を上手く放熱して熱の影響を提言させて安定した動作を長時間実現しています。

AQUOS R9

原神プレイ中に端末の発熱がどうなってるのか計測しました。

AQUOS R9 端末発熱
AQUOS R9
AQUOS R8 端末発熱
AQUOS R8

Snapdragon 7+ Gen 3も意外と発熱しやすいチップではありますが、VCの効果もあってAQUOS R9は44℃とR8の47.8℃よりも3.8℃も熱を抑えることができてます。ゲームの長時間プレイもそこそこ安定した動作が可能だと思います。

電池持ち:バッテリーライフが向上

AQUOS R9のバッテリーは5,000mAhの大容量バッテリーを搭載していますが、実際にどれくらいの電池持ちか比較しました。

バッテリー容量
モデル AQUOS R9 AQUOS R8
容量 5,000mAh 4,570mAh
YouTube 60分 8%消費 8%消費
PUBG 30分 6%消費 6%消費
原神(中30)30分 7%消費 8%消費
原神(最高60)30分 14%消費 10%消費
メメントモリ 30分 5%消費 7%消費
8時間待機 3%消費 4%消費
充電 USB-C USB-C

バッテリー容量の多いAQUOS R9の方が電池持ちが良い傾向にありますが、負荷のかかるゲームになると消費量が多くなるようですね。普段使いにおいてはR8よりもAQUOS R9の方がバッテリーライフは長いです。

こちらはYouTube動画で検証した時に消費量で40〜50分ほど使用でAQUOS R8は34%消費、AQUOS R9は27%消費でした。

AQUOS R9 電池減り

同じように検証した結果として7%もAQUOS R9の方が電池持ちが長くなってました。性能もそこそこ高くて電池持ちも良い。バランス感覚がとてもいい端末に仕上がってるように感じます。

SoC性能・電池持ちの評価
  • 快適に使える性能を持ってる
  • ゲームも十分快適に動作する
  • 仮想メモリ機能(8GB)に対応
  • microSDカード(最大1TB)対応
  • 1〜2日は持つバッテリーライフ
  • 先代よりもスペックはダウンした
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カメラ:全体的に画質が向上した

AQUOS R9はLEICA監修の「HEKTOR」レンズを搭載しカメラプレートにも「LEICA」の文字が光ります。

AQUOS R9 リアカメラ

LEICAの文字が端末に刻印されたのは刻印されたのは今回が初でしょうか。(R6はレンズ部分にLEICAの文字が刻印されてたけど)

機種 AQUOS R9 AQUOS R9
広角 光学1倍(23mm)
50MP(1/1.55型)・F/1.9
光学式手ぶれ補正あり
光学1倍(23mm)
50MP(1/1.55型)・F/1.9
超広角 光学0.6倍(13mm)
50MP(1/2.5型)・F/2.2
光学0.7倍(17mm)
13MP(1/3型)・F/2.3
望遠
デジタルズーム8倍
インカメラ 50MP(1/2.5型)・F/2.2 8MP・F/2.0
動画 4K auto(30-60fps),FHD60fps

AQUOS R9は先代のR8と同じ広角と超広角のデュアルカメラ仕様で広角カメラは引き続き50MP(1/1.55型)の高画素センサーを搭載してますが、今回は超広角カメラも50MP(1/2.5型)の高画素センサーに刷新しました。

また、広角カメラは光学式手ぶれ補正を搭載したことで撮影時に手ブレしにくく進化しています。とくに、ズーム撮影時に威力を発揮するので全域で撮影がしやすく安定感が向上しています。

AQUOS R9とR8でどれくらい画質が変わったのか比較します。

AQUOS R9 広角×1 公園の縄
AQUOS R8 広角×1 公園の縄
広角×1:R9 ⇄ R8

どちらも広角カメラは50MP(1/1.55型)のセンサーに「HEKTOR」レンズを採用し雰囲気ある撮影が可能ですがR8は淡い雰囲気でオールドカメラっぽい写真に仕上がる傾向、AQUOS R9は現代風の色鮮やかな写真になる傾向があります。

クロップズーム2倍時においてはAQUOS R9は画質がクッキリと解像感の高い仕上がりになります。

AQUOS R9 広角×2 公園の遊具
AQUOS R8 広角×2 公園の遊具
広角×2:R9 ⇄ R8

意外とR8も良くて自然な表現が得意としてるんですよね。

AQUOS R9 広角×2 水道の蛇口
AQUOS R8 広角×2 水道の蛇口
広角×2:R9 ⇄ R8

どっちの仕上がりがいいかは好み分かれそうですがズーム画角の写真の画質はAQUOS R9の方が解像感が高くてキレイな感じになってるのではないでしょうか。

AQUOS R9 広角×2 昼のバス停
AQUOS R8 広角×2 昼のバス停
広角×2:R9 ⇄ R8

とくに4倍ズーム以降になると差が出やすく、AQUOS R9は使える画質の写真に収めることができます。

AQUOS R9 広角×4 街並み
AQUOS R8 広角×4 街並み
広角×4:R9 ⇄ R8

超広角カメラは画角が17mmから13mmになってより広く撮影できるようになりました。

AQUOS R9 超広角カメラ 画角比較
AQUOS R8 超広角カメラ 画角比較
超広角:R9 ⇄ R8

センサーも50MP(1/2.5型)と高画素センサーになって解像感も少し向上してるのように見えますし、色味も雰囲気ある感じでなかなかいい感じになって超広角らしくいいのではないでしょうか。

カメラ:暗所撮影がまともになった

AQUOS R9は暗所撮影がとても強くなりました。R8は色味が淡い感じでかなり独特な雰囲気の仕上がりでしたが、AQUOS R9は普通にキレイな仕上がりでの撮影ができます。

AQUOS R9 広角×1 夜の街
AQUOS R8 広角×1 夜の街
広角×1:R9 ⇄ R8

また、先代のR8は逆光や光源があるシーンになるとバグによって極端に白トビする現象がありましたが、AQUOS R9は改善されて普通にHDRを効かせて撮影が可能です。

AQUOS R9 広角×2 夜の街
AQUOS R8 広角×2 夜の街
広角×2:R9 ⇄ R8

R8は2024年7月現在の最新バージョンでもこのような白トビ現象が発生してました。また、ズーム画角の画質もAQUOS R9の方が解像感が高くてノイズも少なくキレイですね。

AQUOS R9 広角×8 夜の街
AQUOS R8 広角×8 夜の街
広角×8:R9 ⇄ R8

この辺りは画像処理エンジンが優秀になった…ということなのでしょう。

AQUOS R9 広角×1 夜の居酒屋
AQUOS R8 広角×1 夜の居酒屋
広角×1:R9 ⇄ R8

先代のR8はちょくちょく白トビしてしまうので夜間撮影はとてもしにくかったんですよね。

AQUOS R9 広角×2 夜の居酒屋
AQUOS R8 広角×2 夜の居酒屋
広角×1:R9 ⇄ R8

それが、今回のAQUOS R9では改善されて安定した画質の写真撮影がしっかり楽しめるようになりました。もう、これだけでもAQUOS R9にする価値があります。

カメラ:動画撮影もそれなりにキレイ

動画撮影は4K 30fps、FHD 60fpsに対応しており4Kの場合はフレームレートを「オート」にすることで30〜60fpsを自動調整しながら撮影ができます。

ただし、動きの速い撮影になるとレートが不安定になってカクツキが出るので30fpsに固定にしておいた方が無難かもしれません。

どんな感じで撮影できるか4K オートで撮影し比べました。

白トビもある程度は抑えることができて、先代のR8よりもキレイに撮影できますね。SoCの性能がR8より弱いのでレートは落ちることが多いので安定感はR8の方が上かもしれません。

カメラ:モノクロ撮影もいい感じ

AQUOS R9は「マニュアル写真」から「彩度」や「明瞭度」などを細かく調整できるモードがありますが、「彩度」を下げることでモノクロ写真を撮影できるようになります。

「彩度」を下げてモノクロ風写真を撮影しました。

※ タップで画像を拡大できます。

AQUOS R9(広角1倍 + モノクロ):犀川大橋
広角 × 1
AQUOS R9(広角1倍 + モノクロ):21世紀美術館の構造物
広角 × 1
AQUOS R9(広角2倍 + モノクロ):21世紀美術館の構造物
広角 × 2
AQUOS R9(広角2倍 + モノクロ):公衆電話と地下道入口
広角 × 2
AQUOS R9(広角2倍 + モノクロ):街並みと車
広角 × 2
AQUOS R9(広角2倍 + モノクロ):夜のショップ
広角 × 2
AQUOS R9(広角2倍 + モノクロ):夜の自転車
広角 × 2
AQUOS R9(広角2倍 + モノクロ):夜のストリート
広角 × 2

赤バッジの「LEICA」のマークを入れられるので、雰囲気あっていいですよね。大体、モノクロとマーク入れればいい感じの写真にできるのでおすすめです。

カメラ:作例をいくつか

AQUOS R9で撮影した作例をいくつか置いておきます。

※ タップで画像を拡大できます。

AQUOS R9(広角×1):水道の蛇口
広角 × 1
AQUOS R9(広角×2):緑の紅葉
広角 × 2
AQUOS R9(広角×2):犀川大橋
広角 × 2
AQUOS R9:ポートレートモード
ポートレート
AQUOS R9(広角×2):21世紀美術館
広角 × 2
AQUOS R9(広角×2):21世紀美術館の椅子
広角 × 2
AQUOS R9(広角×2):光の玉ボケ
広角 × 2
AQUOS R9(超広角):夜の東急スクエア
超広角 × 0.6
AQUOS R9(広角×4):車のライト 光芒
広角 × 4
AQUOS R9(広角×2):焼売樽
広角 × 2
AQUOS R9(広角×2):おしゃれな店
広角 × 2
AQUOS R9(広角×2):夜のストリート
広角 × 2
AQUOS R9(広角×2):夜の黄色花
広角 × 1
AQUOS R9(広角×1):ハムさん
広角 × 1
AQUOS R9(広角×1):ラーメン
広角 × 1
AQUOS R9(広角×1):天津飯
広角 × 1

まあまあ使えるカメラではないでしょうか。

真のハインドスマホと比べると少し物足りないところはありますが、普通にキレイですし多くの人にとっては丁度いいカメラスペックと言って良さそうです。夜間撮影もそれなりに可能ですし撮影しやすいです。

カメラの評価
  • 全体的に画質と色味が良くなった
  • ズーム画角の画質が向上した
  • 光学式手ぶれ補正を搭載している
  • 動画モードの画質も向上してる
  • カメラの切り替えが少し遅い
  • たまにシャッターが切れるのが遅れる
  • 4K60fpsの固定撮影ができない

端末価格:安くなった

AQUOS R9は公式ストアでSIMフリーモデル(SH-M28)が99,800円で購入可能で9月1日までキャンペーンで10,000円キャッシュバックがあります。なので実質89,800円で購入可能です。

AQUOS R9 端末価格
  • 公式ストア:99,800円
  • ドコモ:117,040円
  • ソフトバンク:124,560円(MNP102,576円)
  • IIJmio:96,800円(MNP 89,800円)

ドコモもdポイントの10,000pt還元がありますが、公式ストアかIIJmioが安い感じでしょうか。また、家電量販店でもSH-M28が10〜11万円で販売されています。

先代のR8の初値が14万円ほどだったのでかなりお手頃価格になったのではないでしょうか。

AQUOS R9 レビュー:まとめ

AQUOS R9

AQUOS R9 メリット・デメリット

AQUOS R9のメリット
  • 個性的でおしゃれな可愛いデザイン
  • 全体的に質感の高い筐体素材
  • Snapdragon 7+ Gen 3で快適動作
  • 最大240Hzリフレッシュレート対応
  • 顔 + サイドボタン式指紋認証に対応
  • ボックススピーカーの音質向上
  • バッテリーの持ちがそこそこ良い
  • LEICA監修「HEKTOR」レンズ搭載
  • 全体的にカメラの画質が向上した
  • IPX5 / IPX8 / IP6X 防水防塵に対応
  • MIL-STD-810G 耐衝撃規格に準拠
  • 伝言内容からAIが要約をテキストで
  • OSメジャーアプデ3回(Android 17)
  • 5年セキュリティアップデート対応
AQUOS R9のデメリット
  • デザインが(人によっては)個性的
  • 望遠カメラを搭載していない
  • 3.5mmヘッドフォンジャック非対応に
  • ワイヤレス充電に対応してない

AQUOS R9がおすすめな人は

AQUOS R9は6.5インチの大画面ディスプレイにSnapdragon 7+ Gen 3を搭載したハイエンドに近いミドルハイスマホですが、最後にどんな人におすすめか。

AQUOS R9がおすすめな人は
  • 可愛いおしゃれスマホが欲しい人
  • 電話に出たくない人
  • 雰囲気ある撮影をしたい人
  • 費用を抑えてそこそこ使いたい

AQUOS R9はデザインが一新して他社ではないような可愛らしいデザインのスマホに生まれ変わりました。好みは分かれそうですが、可愛いとお思いますし使ってくと不思議と愛着湧いてきます。

そんな愛くるしいスマホが欲しいならAQUOS R9はおすすめです。

また、電話に出たくない人もAQUOS R9はおすすめ。AIによって電話の伝言内容を録音して自動的にテキストで要約してくれるので時短ににもなりそうですよね。

また、LEICA監修のカメラを搭載しているので費用を抑えつつ雰囲気ある写真撮影をしたい人にもAQUOS R9はいいですね。15万円以上するようなスマホには敵わないにせよ10万円前後でこれならいいと思いますし、モノクロ写真も楽しめます。

全体的な動作も安定してますしストレスなくいろんなアプリを使えるのもAQUOS R9のいいところでしょう。OSメジャーアップデートも3回あってAndroid 17までイケるのもいいですね。

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