片手サイズのハイエンドスマホはXperia 5 II(エクスペリア ファイブ マークツー)は2020年5月に発売したハイエンドモデルです。
2021年12月17日にドコモオンラインショップ限定で機種購入割引期種に追加されてXperia 5 Ⅱ SO-52Aが33,000円引きの66,000円で買えるので2022年の今もかなり狙い目の端末となっています。
Xperia 5 Ⅱは6.1インチの120Hのリフレッシュレートに対応した21:9の有機ELディスプレイ、SoCにSnapdragon 865 5G、8GBのメインメモリを搭載しています。
現行のXperia 5 Ⅲの1世代前のモデルとなりますが、まだまだ性能は高く120Hzの滑らかディスプレイもちゃんと使えるのでかなりおすすめの端末です。
この記事ではXperia 5 IIのデザイン・スペック・カメラの画質・使いやすさをレビューをしています。片手サイズで使える5Gスマホとしては最強といっても過言ではないくらい使いやすいスマホになっていますよ。
- 6.1インチサイズで片手で操作できる
- 縦長ディスプレイで2画面表示しやすい
- 120Hzの滑らかディスプレイで操作しやすい
- ツァイスレンズで自然な写真を撮影できる
- ゲームエンハンサー機能がてんこ盛り
- バッテリー持ちがよく長く使える
- 顔認証による画面ロックができない
- 標準カメラとPhoto Proとアプリが複雑
- カメラのレンズの切り替えがしにくい
- ワイヤレス充電に非対応
- 顔認証による画面ロックができない
- 標準カメラとPhoto Proとアプリが複雑
- カメラのレンズの切り替えがしにくい
- ワイヤレス充電に非対応
Xperia 5 IIはソニーストア、Amazonの公式ストアで79,200円で販売していて、中古のイオシスでも4〜5万円で販売してるので安くハイエンド小型スマホが欲しい方はいいかもしれませんね。
この記事の目次
Xperia 5 IIの特徴
- 本体デザイン丸みのあるフラットデザイン
- 画面サイズは6.1インチ(2,520 × 1,080ピクセル)
- 21:9シネマワイドHDR対応有機ELディスプレイ
- Xperia初 120Hzのスムーズディスプレイ
- Snapdragon 865 + 8GBメモリで快適に動作する
- サイドボタン式の指紋認証センサーを搭載
- ZEISSレンズを採用したトリプルカメラ
- 5G(Sub-6)・Wi-Fi 6の高速通信に対応
- IP68の防水防塵で濡れても使える
Xperia 5 Ⅱはパッとみた感じは旧型のXperia 5と違いがなさそうに見えますが、ZEISS製のレンズのトリプルカメラを搭載し、5G(Sub-6)の高速通信にも対応し中身が大きくスペックアップしています。
画面サイズは6.1インチの21:9のシネマワイドディスプレイを採用し、Xperiaとしては初となる120Hzディスプレイに対応し滑らかで残像の少ないスクロールが可能になって操作感が向上しています。
画面をついつい触りたくなるくらいヌルヌルとスクロールできるので気持ちがいいです。
生体認証は側面の電源ボタンに指紋認証センサーを搭載しておりマスクをしていても画面ロック解除できます。認証精度もいいのでいつでも気軽に使うことができます。
Xperia 5 Ⅱ レビュー
外観デザインは丸みのあるスタイルに
Xperia 5 Ⅱのデザインは2019年モデルのXperia 5をベースとしていますが同じデザインではなく、Xperia 5 Ⅱは少し丸みのあるスタイルに変更されています。
大画面モデルのXperia 1 Ⅱはサイドフレームがエッジのあるスタイルになったことで角張ったデザインとなっていましたが、Xperia 5 Ⅱは丸みのあるスタイルを継承し手に馴染みやすい筐体となっています。
サイドフレームは上質な鏡面メタルフレーム仕上げとなっていて質感の高いスタイルを実現しています。
背面パネルも光沢のあるガラス素材となっています。ツルッとした金属フレームとしっとりとしたガラス仕立ての筐体がなんともいえない所有感を満たしてくれますよ。
ただし、指このままの状態で使うと指紋はベタベタに付いてしまうので気になる方はケースやマット調の保護フィルムを貼るのがいいのかもしれません。
筐体の右側に操作ボタンが集約されています。
右上から音量ボタンと指紋センサーを内蔵したサイドボタン、Googleアシスタント専用のボタン、カメラボタンとなっています。
新たにGoogleアシスタントの起動ができるボタンが搭載されたので「OK、Google」と呼びかけなしで音声操作ができます。ただ、Androidは画面端下から上にスワイプでGoogleアシスタントの起動ができるのでこのボタンの必要性はあまりないようにも思います。
せめてボタンの割り当てができれば使い方に幅が広がるのですが、現時点ではボタンのカスタマイズは不可となっています。
筐体下に充電ポートとなるUSB-Cポートを搭載し、Display Port出力に対応しているので変換アダプタを使うことで外部モニターへの画面出力も可能となっています。
筐体左側にSIMカードスロットを搭載しています。エクスペリアではお馴染みの手で開けることができるスロットとなっています。
シングルnanoSIMに対応していて5Gに対応したSIMカードを入れることで5G通信もできます。キャリアで購入する場合は基本的に5Gプランを契約することになりますが、SIMロック解除して格安SIMの4G通信も可能です。
また、最大1TBのmicroSDXCカードを入れることができるので、動画や写真を大量に撮影するという方も安心してストレージの拡張をすることができます。
サイドボタン式指紋認証に対応している
Xperia 5 Ⅱはサイドボタン(電源)に指紋センサーを搭載しています。
従来のXperia 5は電源ボタンと指紋センサーは分離していましたが、Xperia 5 Ⅱは一体型となっています。スマホを手で持つと指がちょうど指紋センサーに当たるので快適に画面ロック解除ができます。
認証精度は旧型のXperia 5よりも格段に向上していて良好なのでストレスなく画面ロック解除ができます。
マスク必須の世の中になっていて顔認証よりも指紋認証が求められる時代になっていますが、ソニーは先見の明があったということでしょうか。(違
あとは顔認証にも対応してくれた嬉しいのですがね。
片手で使えるサイズ感が最高
Xperia 5 Ⅱは6.1インチの大画面ディスプレイを搭載していますが、21:9の縦長ディスプレイを搭載していることもあり、横幅68mmと片手に収まるコンパクトなサイズ感を実現しています。
Xperia5Ⅱ | Xperia5 | |
画面サイズ | 6.1インチ | |
本体サイズ | 158 × 68 × 8.0mm | 158 × 68 × 8.2mm |
重量 | 163g | 164g |
本体サイズはXperia 5 Ⅱ、Xperia 5ともに同じですが厚みがXperia 5 Ⅱの方が少しだけ薄くなっているようです。ほんと、誤差みたいなものなので手で持って比較しても分からないですが。
横幅が68mmなので片手操作ができるのがXperia 5 Ⅱの素晴らしいところ。
片手でも文字入力も問題なくすることができるので、大画面サイズのスマホを片手で使いたいという方にとっては最高の一台になるのではないでしょうか。
サイドセンスと21:9マルチウィンドウ機能
Xperia 5 Ⅱは21:9のシネマワイドディスプレイを搭載しているのでシネマサイズの映画を無駄なく迫力の画面で楽しめるというメリットがありますが、Xperia 5 Ⅱのいいところはそれだけではありません。
21:9マルチウィンドウ機能を使うことで2つのアプリを同時に起動できるので、例えばTwitterをしながらYouTubeを見るといった使い方ができます。
2画面表示機能はAndroidスマホであれば対応しているので珍しい機能ではないですが、Xperiaは専用のアプリから2画面表示を起動できるので、他のスマホよりも操作性がいいですよ。
専用のアプリから2画面にしたいアプリを選択、登録しておくことができますし、2画面表示中も上下のアプリを簡単に切り替えができるマルチウィンドウスイッチにも対応しています。
また、ソニー独自機能のサイドセンスも使うことができます。
アプリ起動中に違うアプリを立ち上げることができるだけでなく、片手でアプリ切り替えも簡単にすることができるので、片手操作にこだわっている方にとっては最高の一台になること間違いなしです。(2回目)
Xperia 5 Ⅱのスペック・性能
縦長の120Hzディスプレイを搭載
Xperia 5 Ⅱは21:9のシネマワイド有機ELディスプレイを搭載しています。
Xperia5Ⅱ | Xperia5 | |
画面サイズ | 6.1インチ(21:9 シネマワイドHDR対応有機EL) | |
解像度 | フルHD+(2,520 × 1,080ピクセル) | |
高画質技術 | DCI-P3 100%、X1 for mobile、HDRリマスター、クリエイターモード | |
リフレッシュレート | 120Hz (ゲームエンハンサー時に240Hzに対応) |
60Hz |
Xperia 1 Ⅱは4K解像度のディスプレイを搭載していましたが、Xperia 5 Ⅱは画面サイズが小さいということもあってフルHD +の解像度に抑えられています。画面の比率が縦長に長いので一度に表示できる情報量もとても多いのがいいところでもあります。
一般的な解像度ではありますが、Xperia 5 Ⅱはついに120Hzのリフレッシュレートに対応し、スムーズな画面スクロールができるようになりました。
Xperia 1 Ⅱも90Hzの擬似的な残像低減技術に対応していますが、完全なる120Hz起動のリフレッシュレートに対応したのはXperia 5 Ⅱが初めてとなります。
120Hzに対応したXperia 5 Ⅱ、60HzのXperia 5でTwitterのスクロールの滑らかさの違いをスローモーション(120fps)で撮影し比較してみました。
ここでは分かりやすくスローモーションにしていますが、スローモーションにしなくても120Hzのスムーズディスプレイに対応しているXperia 5 Ⅱの方がぬるぬる動作します。
ホーム画面はもちろん、 ChromeブラウザやTwitter、YouTubeなどのスクロールが指に吸い付くように滑らかに操作できますよ。高駆動ディスプレイは必須機能ではないですがスマホ体験レベルを上げてくれるので個人的にはかなり嬉しいスペックアップですね。
また、ゲームプレイ時は黒幕を間に挿入することで240Hzの残像低減技術にも対応しています。
タッチレスポンスも旧型よりも35%向上しているのでゲーミングスマホと言っていいくらいパネル性能が向上しているので、ゲームを楽しむことが多いならXperia 5 Ⅱはおすすめのスマホですよ。
CPUの性能・動作速度
Xperia 5 ⅡはハイエンドプロセッサのSnapdragon 865 5G、8GBのメインメモリ、128GBのSSDストレージを搭載しています。
Xperia5Ⅱ | Xperia5 | |
CPU | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 |
メインメモリ | 8GB | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB | 64GB |
Xperia 5で動作が遅いと感じることはなかったので、性能アップは意味はあるのか?と疑問に思いましたが、Xperia 5 Ⅱは120Hzのスムーズディスプレイに対応しているのでXperia 5よりも負荷がかかっています。
と考えると、Snapdragon 865を搭載しスペックアップは必須といえるのではないでしょうか。Geekbench 5で性能の違いを比較しました。
Xperia5Ⅱ | Xperia5 | |
CPU | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 |
シングルコア | 907 | 739 |
マルチコア | 3341 | 2727 |
グラフィック(OpenCL) | 3164 | 2418 |
Snapdragon 855 → 865になったことでCPUの性能が25%、GPUの性能が30%ほど向上しているようです。Antutuでトータルの性能の違いを比較しました。
Xperia5Ⅱ | Xperia5 | |
CPU | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 |
トータル | 550854 | 439392 |
CPU | 180039 | 142024 |
GPU | 206745 | 173294 |
MEM | 80115 | 55261 |
UX | 83954 | 68813 |
トータルで30%ほど処理性能が向上しているようですね。
Xperia 5 Ⅱは120Hzのリフレッシュレートの表示に対応しているので、Xperia 5よりも負荷がかかっているはずですが、実際に使ってみると明らかにXperia 5 Ⅱの方が快適に動作しています。動作が向上しています。
Twitterのスクロールもカクツキなく動かすことができますし、カメラで写真撮影してからのラグがXperia 5 Ⅱはなくなったので、全体的に動作が快適になった印象があります。
もちろん、スマホゲームのPUBGモバイルも最高画質のHDR、フレームレート極限でプレイでき、ゲームモードで「パフォーマンス優先」にすることで240Hzのリフレッシュレート(120Hzの間に黒幕の挿入)でゲームを楽しむことができます。
ただ、通常の「バランス」との違いは正直なところ分からないです。PUBGモバイルが対応していないだけの可能性もありますが必要性は感じません。
それよりも、システムに直接電力供給ができる「HSパワーコントロール」の方がゲームを楽しむ方にとっては嬉しい機能かもですね。
「HSパワーコントロール」をONにした状態で電源ケーブルを接続することで、バッテリーに電力が補給されずにシステムに電力が行くので長時間ゲームをプレイしても発熱とバッテリーの劣化を抑えることができます。
バッテリー持ちは意外といい
Xperia 5 Ⅱのバッテリー容量は4,000mAhとこのサイズのスマホとしては大容量となっています。電池持ちをXperia 5 Ⅱ、Xperia 1 Ⅱ、Pixel 5で比較してみました。
Xperia 5 Ⅱ | Xperia 1 Ⅱ | Pixel 5 | |
PUBG 30分遊ぶ | 70% → 61%(9%消費) | 79% → 65%(14%消費) | 59% → 51%(8%消費) |
YouTube 1時間視聴 | 60% → 51%(9%消費) | 65% → 55%(10%消費) | 65% → 60%(5%消費) |
Antutuのベンチ1回 | 2%消費(温度7.4°上昇) | 4%消費(温度7.5°上昇) | 3%消費(温度2.4°上昇) |
YouTubeなどの負荷のないアプリは電池消費量はXperia 1 Ⅱとさほど差はないですが、ゲームなど負荷のかかるシーンではXperia 5 Ⅱの方が電池持ちはいいようです。
4KディスプレイのXperia 1 Ⅱよりも、120HzのスムーズディスプレイのXperia 5 Ⅱの方が消費する電力は少ないということなのかもしれませんね。
5G対応でモバイル通信が高速に
Xperia 5 Ⅱは5G(Sub-6)回線に対応した5Gスマホなので5G契約をしたSIMカードを入れ流ことで従来の4G LTEよりも高速にデータ通信が可能となっています。
Xperia5Ⅱ | Xperia5 | |
モバイル通信 | 5G対応 下り:4.2Gbps 上り:218Mbps |
4G対応 下り:1.5Gbps 上り:131Mbps |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(a/b/g/n/ac/ax) | Wi-Fi 5(a/b/g/n/ac) |
実際にdocomo 5Gの通信ができる金沢市の中心地・香林坊でどれくらい速度が出ているのかGoogleスピードテストで計測してみました。
受信 送信 |
5G(Sub-6) | 4G LTE |
---|---|---|
1回目 | 351 Mbps 33 Mbps |
86Mbps 31Mbps |
2回目 | 369 Mbps 82 Mbps |
132Mbps 42Mbps |
3回目 | 403 Mbps 83 Mbps |
238Mbps 36Mbps |
4回目 | 196 Mbps 52 Mbps |
205Mbps 43Mbps |
5回目 | 279 Mbps 72 Mbps |
87Mbps 32Mbps |
下りで200〜300Mbps、上りで60Mbpsほどの通信速度となっていて、4Gよりも5Gで2〜5倍ほど通信速度が向上しているようですね。
これくらい通信速度が速いと光回線が必要なくなるな…と思ってしまいますが、5G通信は思っている以上にバッテリーの消耗が激しいので通信速度が必要ない時は5GをOFFにして4Gで通信した方がいいような気もします。
5Gはいいんだけど、電池持ちが…。
5Gの料金プランの比較はこちらです。
https://sin-space.com/entry/5g-price-hikaku
[xperia52]
Xperia 5 Ⅱ カメラのスペック・画質
ツァイス製レンズのトリプルカメラ
Xperia 5 Ⅱは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載しており、あのレンズメーカーのZEISS(ツァイス)製のレンズを採用しています。
T*(ティースター)コーティングを施したツァイス製のレンズを採用することで反射光を低減しクリアな描写性能を発揮し、階調、色再現、透明感、立体感、ぼけ味など、被写体の質感まで忠実に再現できるカメラとなっています。
Xperia 5Ⅱ | Xperia 5 | |
広角カメラ | 1220万画素 1/1.7型 Exmor RS・f/1.7 | 1220万画素 1/2.6型 Exmor RS・f/1.6 |
超広角カメラ | 1220万画素 1/2.55型 Exmor RS・f/2.2 | 1220万画素 1/3.4型・f/2.2 |
望遠カメラ | 1220万画素 1/3.4型 ・f/2.4・光学3倍 | 1220万画素 1/3.4型 ・f/2.4・光学2倍 |
インカメラ | 800万画素・1/4型・f2.0 | |
機能 | リアルタイム瞳AF(動物対応)、光学式手ぶれ補正(広角・望遠)、静止カメラ専用Photo Pro、動画カメラ専用Cinema Pro、スローモーション 4k HDR 120fps | 瞳AF、光学式手ぶれ補正(広角・望遠)、動画カメラ専用Cinema Pro、スローモーション120fps |
Xperia 5 Ⅱは超広角、広角、望遠のトリプルカメラを搭載していて幅広い視野での写真撮影に対応しています。
望遠カメラは光学2倍から3倍になったので、より遠くの被写体を画質を劣化させることなく切り取ることが可能となっています。ただし、Xperia 5は最大10倍までデジタルズームできたのに対して、Xperia 5 Ⅱは最大9倍までのデジタルズームとなります。
Xperia 5 Ⅱ カメラの画質比較
標準カメラアプリを使って広角カメラで撮り比べをしてみました。
色合いが少し違うかもしれないですね。Xperia 5は色鮮やかに撮影できる傾向がありますが、Xperia 5 Ⅱは見たままの風景をリアルに切り取ってくれる感じがします。これが、Xperia 5 Ⅱのカールツァイスレンズの色なのかもしれません。
解像感はどうなのか、部分拡大してみました。
Xperia 5 Ⅱはぼやけてしまっていますね…。Xperia 5はソフトウェアで被写体の輪郭を強調したかのような少し不自然な感じとなっていますが、Xperia 1 Ⅱは自然な解像感を実現しています。
基本的にXperia 5 ⅡとXperia 1 Ⅱは同じカールツァイスレンズとイメージセンサーを搭載しているので画質は同じになるはずですが調整不足なのかもしれません。今後のアップデートに期待したいところ。
超広角カメラを比較してみました。
どちらもソフトウェアでレンズ補正がかけられているので歪みの少ない写真に仕上がっています。部分拡大をしてみます。
んー…超広角カメラもXperia 5 Ⅱはぼやけてしまっていますね。
こんなに画像を拡大することはないのでディスプレイ上で写真を眺める程度なら問題はないのですが、パソコンに画像を転送して4Kモニターなど高精細モニターで見る場合は差は出てきます。
望遠カメラを比較してみました。Xperia 5 ⅡとXperia 1 Ⅱは光学3倍の望遠レンズを搭載しています。
部分拡大してみましたが、望遠カメラはXperia 5 Ⅱは問題ないレベルの解像感になっているのかなと思います。
意外にも光学2倍の望遠レンズを搭載しているXperia 5が健闘してるんですよね。とはいえ、2倍ズームだともっと寄りたいということがありますしボタン一つで光学3倍ズームが使えるXperia 5 Ⅱは個人的には使いやすいです。
なお、Xperia 5 Ⅱで2倍ズームで撮影しようと思ったら広角カメラのデジタルズーム2倍で撮影することになります。
Xperia 5 Ⅱはミラーレスカメラのようにレンズを取り替えて使う、独立したカメラという概念があるのか広角、超広角、望遠カメラをシームレスに切り替えできない仕様となっています。
これはPhoto Proだけでなく標準カメラも同じで動画撮影中もカメラの切り替えはできず、それぞれのカメラでデジタルズーム3倍まで調整して撮影することになります。ちょっとクセがあるのでXperia 5からの乗り換える場合はちょっと注意ですね。
Xperia 5 Ⅱはナイトモードは非搭載ですが、低照度モードでの撮影ができるので、暗めのところでも撮影は可能ですが、そのほかのスマホのようにナイトモードのように夜なのに昼間みたいに撮影するスタイルではありません。
あくまで見たままの風景を切り取るというのがソニーのエクスペリアってことなのでしょうね。
ちなみに、Xperia 5 Ⅱの望遠カメラでも暗所撮影はできますがあまりにも暗いところだと「ピントを合わすには明るさが必要です」という警告が出てきますが、広角カメラに切り替えてデジタルズーム3倍にすることで問題なく撮影できます。
背景ぼかし機能、いい感じ
Xperia 5 Ⅱにも背景をぼかす機能を搭載していて、意外と高い精度で背景をいい感じにぼかしてくれます。こちらはスタバのアイスコーヒーを撮影し比べた画像です。
なんと、ストローを消すことなく描画できてしまっています(笑)といっも、Xperia 5もストローは消えてないんですけどね。
Xperiaって背景のボケ機能をあまりPRしないので搭載されているかどうかも分からない感じになっていますが、ちゃんと背景をぼかすことができます。
Photo Proでこだわりの写真が撮影できる
Xperia 5 Ⅱはカメラ専用アプリ・Photo Proを使ってこだわりの写真を撮影できます。ミラーレスカメラのように露出、シャッター速度、ISOなど細かい調整ができるので、カメラが詳しい方にとっては嬉しいアプリとなっています。
標準のカメラアプリはHDRを使うことによって明暗差のあるシチュエーションも複数の写真を合成することで、暗部を明るく明部を暗くすることでフラットな無難な写真に仕上げることができます。
これはこれで綺麗な写真に仕上がってると思うのでいいと思いますが、Photo ProはDレンジオプティマイザーというミラーレスカメラと同じように1枚の画像を調整することで暗いところは暗く、明るいところは明るくすることで雰囲気のある写真に仕上げることができます。
写真の明暗差って雰囲気を演出するにはとても重要なポイントとなりますが、Photo Proを使うことで細かい調整ができるようになるので、自分好みの写真に仕上げることができるのではないでしょうか。
また、Photo Proはミラーレスカメラと同じ3:2の画角の写真を撮影できます。個人的にはこれがとても嬉しいですね。
3D iToFセンサーは非搭載
Xperia 5 ⅡはXperia 1 Ⅱのリアカメラにあった3D iToFセンサー非搭載となっています。ToFセンサーは被写体の距離を計測できるセンサーでオートフォーカスの速度に差が出てきます。
Xperia 1 ⅡのToFセンサー、ちゃんと機能してるんだね。Xperia 5 Ⅱとのオートフォーカスの速度と精度の差は明らか。ただ、普段使いで差を感じることはないけど🤔 pic.twitter.com/c9itJnLwt5
— かずやシンスペース (@Logkazu) November 12, 2020
奥から手間に瞬時に移動するようなシチュエーションにおいてはToFセンサーの威力を発揮することができるのかもしれませんが、一般的な使い方においてはToFセンサーのないXperia 5 Ⅱでも問題はないでしょう。
実際に使ってみてオートフォーカスの速度が遅いと感じることはありません。ただし、望遠カメラにおけるピントの精度はXperia 1 Ⅱの方が上かも。子どもを望遠カメラで撮影するとXperia 5 Ⅱはピントが甘いと感じることがあります。
Xperia 5Ⅱ レビュー:まとめ
Xperia 5 Ⅱは6.1インチのシネマワイドディスプレイを搭載した片手で使うことができる縦長スマートフォンです。
Xperia 5 Ⅱのメリット
Xperia 5からの大きな進化は感じにくいかもしれないですが、120Hzのリフレッシュレートに対応したシネマワイドディスプレイを搭載したのはとても大きな進化となっています。
- 6.1インチサイズで片手で操作できる
- 縦長ディスプレイで2画面表示しやすい
- 120Hzの滑らかディスプレイで操作しやすい
- ツァイスレンズで自然な写真を撮影できる
- ゲームエンハンサー機能がてんこ盛り
- バッテリー持ちがよく長く使える
ホーム画面だけでなくChromeブラウザ、Twitter、YouTubeの画面がとても滑らかにスクロールできるので、体験レベルがワンランク上がった感じがしますね。ついつい画面を触ってしまう。
ゲームにおける240Hz駆動はイマイチ違いは分からないですが、スムーズディスプレイを目的にXperia 5 Ⅱを選ぶのもいいかもしれません。
Xperia 1 Ⅱはどうしても片手で使えなかったので大きいな…と感じることがありましたが、Xperia 5 Ⅱは6.1インチの縦長ディスプレイは1画面の情報量が多いのに横幅68mと片手サイズに抑えられているのでスマホとしてとても使いやすいですよ。
Xperia 5 Ⅱのデメリット
Xperia 5 Ⅱはサイドボタンに指紋認証を搭載しているのでマスクをしていても普通に使うことができますが、顔認証には非対応です。
- 顔認証による画面ロックができない
- 標準カメラとPhoto Proとアプリが複雑
- カメラのレンズの切り替えがしにくい
- ワイヤレス充電に非対応
自宅などマスクをしていない時は顔で画面ロック解除できたらもっと便利なので、ここはXperiaの永遠の課題と言ってもいいのかもしれません。また、カメラアプリが少し独自すぎるのでカメラに詳しくない方にとっては違和感はあるかもしれませんね。
→ Xperia おすすめ機種はこちら
→ 後継機種のXperia 5 IV、Xperia 5 Ⅲはこちら
→ ドコモ おすすめスマホはこちら
このサイトを見て、xperia 5 Ⅱ の事書かれいたので読んで見ました。私もxperia 5 Ⅱ を使用している。ユーザーです。xperia 5 Ⅱ の性能や他の機種との比較性能などが書かれていて、とても参考になりました。またこの機種の性能などが良く分かりました。