完全ワイヤレスイヤホンには環境音のノイズをかき消してくれるノイズキャンセリング機能を搭載したモデルが多数あって、価格の高いものから、安いものまで幅広い種類のものが存在しています。
この記事では実際に使ってみたノイズキャンセリングに対応したおすすめの完全ワイヤレスイヤホンをランキングで紹介しているので、イヤホンを検討している方は参考にしてみてください。
この記事の目次
ノイズキャンセリング機能とは
ワイヤレスイヤホンに搭載しているノイズキャンセリングとは、周囲の騒音を低減しクリアなサウンドを楽しめる機能となっており、高価格帯のイヤホンを中心に採用されている技術です。
ノイズキャンセリング機能は二つの方法があります。
- パッシブノイズキャンセリング
- アクティブノイズキャンセリング
パッシブノイズキャンセリングは物理的に耳を塞ぐことにより外からのノイズを抑えているもので機能よりもイヤホンそのものの形状によるものが大きいです。
より密着度の高いイヤホンであれば外からの騒音を遮断することができます。
アクティブノイズキャンセリングはイヤホンにマイクを搭載することで外の騒音を集音し、デジタル処理をして逆位相の音を重ねることでノイズを抑えるというものとなっています。
多くのノイズキャンセリング機能を備えているイヤホンはパッシブノイズキャンセリングとアクティブノイズキャンセリングを組み合わせることで実現しています。
最近は1万円以下のイヤホンでもノイズキャンセリング機能を搭載されているモデルも増えてきています。
ノイズキャンセリングで得られるメリットは?
ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンを使うことで周囲の騒音を低減できてできますが音楽を聴くのにイヤホンを使うならあまりメリットは少ないです。
もちろん、ノイズキャンセリングが効いてる状態の方がハッキリ音を聞き取れるので意味はありますが、周囲の騒音よりも耳元でなっている音の方が大きいですよね。
音楽ではなくラジオ、ポッドキャストなど声を主体とするコンテンツはノイズキャンセリングの効果は大きく周囲のノイズを遮断することでコンテンツに集中することができます。
ANC搭載おすすめワイヤレスイヤホン:2万円以上
2万円以上の完全ワイヤレスイヤホンになってくるとノイズキャンセリングに対応したモデルが多く、ノイキャン性能もなかなか高くて実用性の高いモデルが多くなっています。
実際にいくつかのノイズキャンセリングに対応したワイヤレスイヤホンを使ってみましたが、ランキング形式にするとこんな感じです。
- Appe AirPods Pro
- WF-1000XM4
- Beats Fit Pro
- MOMENTUM True Wireless 3
- Galaxy Buds Pro
- SONY WF-1000XM3
- Jabra Elite 85t
- JBL CLUB PRO+ TWS
ノイズキャンセリングの効き目を重視したランキングなので、音質を重視したランキングとは異なりますが、ノイズキャンセリングの性能を重視ならAirPods Pro(第2世代)、WF-1000XM4の2択といってもいいかもしれませんね。
WF-1000XM4
WF-1000XM4は2021年6月に発売したノイズキャンセリング、IPX4の防水に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。
- イヤホン本体がコンパクトで軽くい
- 装着性が向上しつけ心地がとても良い
- Sony V1で音質、ANC、電池持ちが向上
- 高音質コーデック・LDACに対応
- 電池持ち(ANCオン):8/24時間
- 電池持ち(ANCオフ):12/36時間
- IPX4の生活防水に対応し濡れても使える
- 本体カラー:ブラック、プラチナシルバー
WF-1000XM4はデザインが丸みのあるシンプルなスタイルを採用しコンパクトで軽量なイヤホンとなっています。
とにかく軽いので装着しながら運動しても違和感なく音楽を楽しむことができます。
また、Sony V1チップを採用しノイズキャンセリングの性能、音質、電池持ちが大幅に向上、生活防水にも対応しています。
音質がとにかく素晴らしくて、低音は力強く、中高音域も解像感の高いイキイキとしたサウンドを楽しむことができます。
ノイズキャンセリング機能も最高峰の性能を誇っており空調、ロードノイズなどを見事なほどかき消してくれるので集中して仕事に取り組むことが可能です。
また、マイク性能も向上しているため通話品質もとてもよく、通話をよくする方にもおすすめのワイヤレスイヤホンとなっています。
詳細はこちら → WF-1000XM4 レビュー
Appe AirPods Pro(第2世代)
Apple AirPods Pro(第2世代)はH2ベースのSiPを搭載した高度なアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しiPhoneを使ってるならおすすめのモデルです。
- H2チップでApple製品との連携が有能
- アクティブノイズキャンセリングを搭載
- 空間オーディオで臨場感あるサウンドに
- IPX4等級の耐汗耐水で濡れても使える
- 充電ケースがMagSafe充電に対応
- 6時間の再生時間(ケース併用24時間)
- 端末価格:39,800円
この価格帯のワイヤレスイヤホンの中ではもっともノイズキャンセリング性能が高くてイヤホンを耳に装着した瞬間に「スッと」周囲のノイズが消し去ります。
とくに電車やバス、車のロードノイズも上手く掻き消せるので、通学、通勤中に集中して音楽を楽しんだり声のメディアを聞いて勉強することもできるかと思います。
音質はフラットで聴きやすく全ての音楽を最適な音で楽しめます。クセがない音なので物足りなさを感じてしまうこともありますが、音質調整もできるので困ることはないでしょう。
また、空間オーディオにも対応し臨場感あるサウンドを楽しめるようになりました。対応音源だけでなく非対応の音も広い空間で鳴っているかのように聴くことができます。
AirPods ProはIPX4の耐水性能を持っていて濡れた手で持ったり、ジムで運動するときのイヤホンとしても十分に使うことができるスペックを備えています。
充電ポートはLightningですがQi対応のワイヤレス充電にも対応、さらにMagSafe充電器にも対応したのでケーブルレスの環境を作り出すこともできます。
端末価格は39,800円と少し高めですがiPhoneなどApple製品を使ってるなら満足できるノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
詳細はこちら → AirPods Pro レビュー
Beats Fit Pro
Beats Fit ProはH1チップを内蔵したBeatsの完全ワイヤレスイヤホンでノイズキャンセリングに空間オーディオに対応したBeats版のAirPods Proともいえるモデルです。
- カナル型の密閉タイプのイヤホン
- 2枚の振動板を採用した独自ドライバ
- ノイズキャンセリング機能に対応
- 外音取り込み機能(アンビエント)に対応
- 空間オーディオに対応
- 最大6時間連続再生(ケース込み24時間)
- Apple「探す」に対応
- IPX4の生活防水に対応している
- 端末価格:24,800円
Beats Fit Proはヘッド部分にウィングチップを内蔵したカナル型イヤホンとなっています。耳にフィットする自然なスタイルで長時間装着していても疲れにくいです。
ノイズキャンセリング性能はAirPods Proと同等レベルの効きがありカフェのガヤガヤ音や車のロードノイズなどスッと掻き消すことが可能です。
もちろん、外音取り込み機能も使えるのでイヤホンを装着した状態でコンビニでレジをしたり、仕事中に突然話しかけられたとしてもしっかり受け答えできます。
Beats Fit Proは2枚の振動板を採用した独自のドライバをデュアル・チェンバーのハウジング内に搭載した独自設計のイヤホンとなっています。
Beats Fit Proの音質は低音から高音までクリアで自然なものとなっておりアタック感が強くてキレのあるサウンドを楽しめます。
さらに、AirPods Pro、AirPods(第3世代)と同じH1チップを搭載したことで空間オーディオにもしっかり対応し臨場感のあるサウンドを楽しめます。
空間オーディオに対応した音源の音質はとてもいいです。細かい音もしっかり捉えることができますし臨場感のある音楽を楽しめます。
対応していない音源もそれなりに音葉を広げて音楽を楽しむことができます。AirPods Proよりも少し不自然な音質ではありますがリアリティのある音楽を楽しめます。
Beats Fit Proはとにかく着け心地がいいですし、運動をしてもイヤホンがずれることがないので快適です。
詳細はこちら → Beats Fit Pro
MOMENTUM True Wireless 3
MOMENTUM True Wireless 3はドイツの音響メーカー・ゼンハイザーが開発している完全ワイヤレスイヤホンでノイズキャンセリング機能に対応したモデルです。
- 7mmドライバー + + アコースティックバックボリューム機構
- Qualcomm + 独自チップ(ANC、DAC)
- 解像感の高い迫力のサウンドを楽しめる
- aptX Adaptive対応で音質がかなり良い
- Bluetooth 5.2に対応している
- アクティブノイズキャンセリング機能を搭載
- 最大7時間再生(ケース込みで28時間)
- IPX4の防滴仕様で濡れても使える
- 参考価格:36,300円(Amazon)
MOMENTUM True Wireless 3は従来のMTW 2のおまけ程度のノイズキャンセリング性能から本格的に使える性能に進化しています。
音質もここで紹介しているイヤホンの中で一番音が良いので音質もこだわるなら実はMOMENTUM True Wireless 3を1位にしたいくらいです。
MOMENTUM True Wireless 3は全てがリアリティのある音質で解像感、臨場感がワンランク上のイヤホンとなっています。
高音質コーデック・aptX Adaptiveにも対応しているAndroidスマホから音楽を再生させると一皮剥けたかのような最高の音質を楽しめます。
音質に最高峰を求めるならMOMENTUM True Wireless 3はおすすめです。
詳細はこちら → MOMENTUM True Wireless 3
Galaxy Buds Pro
Galaxy Buds ProはSamsungの完全ワイヤレスイヤホンでノイズキャンセリング機能を搭載しているだけでなく二つのドライバーを採用することで音質も良いモデルとなっています。
- AKG製の2Wayスピーカーで音質が良い
- 360°オーディオを楽しめる(既存コンテンツも対応)
- ノイズキャンセリング機能で騒音をカット
- Galaxyとの連携機能が使いやすい
- コンパクトな充電ケースで持ち運びしやすい
- タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
- 充電ケースはワイヤレス充電に対応
- 最大5時間連続使用(ケース込みで18時間)
- IPX7の防水性能で濡れても使える
- 端末価格:19,800円(Amazon)
Galaxy Buds Proのノイズキャンセリング機能はかなり強力でイヤホンを耳に装着した瞬間にスッとカフェのガヤガヤ音、空調音などの騒音が消え去ることができます。
ノイズキャンセリングの効果はAirPods Proにはあと一歩届きませんがこの価格帯のイヤホンとしては優秀な性能を持っていると言っていいでしょう。
ドライバーはオーストリアの音響メーカー・AKGのサウンドテクノロジーを備えた2wayスピーカーを搭載し音質にこだわりがあります。低音から高音までバランスの良い音質のサウンドになっているだけでなく360°オーディオにも対応し臨場感あるサウンドを気軽に楽しむことができます。
さらに、IPX7の耐水仕様となっていて水回りで使うこともできます。充電ケースはワイヤレス充電に対応、さらにGalaxyスマートフォンとの組み合わせなら連携機能も使えるのでGalaxyを使ってるならGalaxy Buds Proはおすすめのモデルとなっています。
SONY WF-1000XM3
SONY WF-1000XM3はソニーのハイエンドとなる完全ワイヤレスイヤホンでノイズキャンセリング機能を搭載したモデルとなっています。発売してから少し期間が経ちますが音質、ノイキャン性能は今もなおトップクラスです。
WF-1000XM3のイヤホン本体はソニーらしいデザインとなってとてもオシャレ。ブラックカラーもいいですが、WF-1000XM3はプラチナシルバーが高級感があっていい感じですよね。
- ソニーらしいスタイルのデザイン
- QN1eプロセッサーを搭載
- アクティブノイズキャンセリングに対応
- 6mm ドーム型ドライバー
- 解像感が高い迫力のサウンドを楽しめる
- Bluetooth 5.0に対応している
- イコライザーで自分好みの音質設定ができる
- 6時間の再生時間(ケース併用で24時間)
- 参考価格:21,818円(Amazon)
WF-1000XM3は高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1eを搭載し、デュアルノイズセンサーテクノロジーを組み合わせることで高度なノイズキャンセリングが可能です。
こちらのイヤホンも付けた瞬間にノイズが掻き消さレテ周囲のガヤガヤ音、ロードノイズ、空調の雑音などを消してくれます。
WF-1000XM3のドライバーサイズは6mmと一般的なワイヤレスイヤホンと変わりないですが高音質のCCAWボイスコイルとネオジウムマグネットを採用することで音質はとても良いイヤホンとなっています。
低音から高音までしっかり無理なく再生できるだけでなく解像感もとても高いサウンドを楽しむことができます。
さらに、CDやMP3などの圧縮音源の高音域を補完してハイレゾ級の高音質を楽しめるDSEE HXを内蔵し音楽ストリーミングサービスに音楽も質感の高いサウンドとなっています。
WF-1000XM3は防水仕様ではなく雨に濡れたり、運動で使うには少し不向きで動画視聴も音の遅延があって音楽を聴くのは良いですが声主体の動画視聴には適していません。
詳細はこちら → WF-1000XM3 レビュー
Jabra Elite 85t
Jabra Elite 85tはデンマークの音響機器メーカー・GNが開発しているとても小さい完全ワイヤレスイヤホンです。重量が6.9gと軽いのにノイズキャンセリング機能に対応していることが素晴らしいです。
- セミオープンデザインのイヤホン
- 12mmの大型ドライバーで音質が良い
- アクティブノイズキャンセリングに対応
- Bluetooth 5.1に対応している
- マルチポイント機能で瞬時に機器切り替え
- 充電ケースがワイヤレス充電に対応
- 5.5時間連続再生(ケース込みで25時間)
- IPX4等級の防滴仕様で濡れても使える
- 参考価格:24,909円(Amazon)
Jabra Elite 85tは左右合わせて6つのマイクを内蔵しアクティブノイズキャンセリングに対応しています。
ノイズキャンセリング用の耳の外のノイズを低減するフィードフォワードマイク、耳の中のノイズを低減するフィードバックマイクをイヤホン内部に搭載し高度に周囲の騒音をかき消してくれています。
AirPods Pro、WF-1000XM3と比べるとノイズキャンセリング性能は劣りますが、イヤホン本体の形状がコンパクトで装着性が良い、軽いのが大きなメリットになるでしょう。
音質は基本的にフラットで聴きやすくなっており、12mmの大型ドライバーを搭載していることもあり低音から中音にかけて臨場感のあるサウンドを楽しむことが可能となっています。
IPX4の防水仕様になっているため運動する時に使うイヤホンとしても使えますし、Jabra Elite 85tはマルチポイント機能が優秀でiPhoneからAndroid端末にシームレスに切り替えも可能となっています。
正直なところAppleの連携機能よりも優秀なので複数の端末を使いこなしている方はノイズキャンセリング性能、音質がどうのこうのよりもマルチポイント機能の使いやすさでJabra Elite 85tを選ぶのもおすすめです。
詳細はこちら → Jabra elite 85t レビュー
JBL CLUB PRO+ TWS
JBL CLUB PRO+ TWSはアメリカの音響機器メーカーが手がける完全ワイヤレスイヤホンで、アクティブノイズキャンセリング機能に対応したモデルです。
- 迫力の重低音とキレのある高音を楽しめる
- ノイズキャンセリング機能を搭載
- タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
- Bluetooth 5.1に対応している
- 最大8時間連続使用(ケース込みで32時間)
- IPX4の防滴仕様で濡れても使える
- 充電ケースはワイヤレス充電に対応
- 参考価格:22,800円(Amazon)
JBL CLUB PRO+ TWSもイヤホン本体のサイズはコンパクトで軽量化し外側のマイク、内側のマイクで周囲の音を集音し騒音を処理しノイズキャンセリング効果を体感できます。
ドライバーサイズは6.8mmでJBLらしい低音が元気なサウンドを楽しめます。中音域が少し物足りないですがアップテンポな音楽を楽しむのに適しています。
ちなみに、専用アプリをインストールして「スマートオーディオモード」を「ノーマル」から「オーディオモード」にすることで、音の解像感が向上しボーカル域の物足りなさを改善できますし、イコライザー調整も可能となっています。
JBL CLUB PRO+ TWSはIPX4の防水性能を持っているので運動時に使うイヤホンとしても使えます。軽量化されているのでとても扱いやすくずっと使うことができるでしょう。
詳細はこちら → JBL CLUB PRO+ TWS レビュー
番外編:Noble audio FALCON Pro
番外編です。Noble audio FALCON Proはノイズキャンセリング機能を搭載してないですがノーズ部分が長くて密着度の高く遮音性の高いイヤホンです。
- 密着度の高いカナル型イヤホン
- 2BA+1DD ハイブリッド高音質ドライバー
- aptX Adaptiveで高音質で接続性能が高い
- Bluetooth 5.2に対応している
- 最大10時間再生(ケース込みで50時間)
- 充電ケースはワイヤレス充電に対応
- IPX5の防滴仕様で濡れても使える
- 参考価格:24,900円(Amazon)
アクティブノイズキャンセリングはないので空調などのノイズは無音だと聞こえますがある程度の遮音性があります。
ANC機能がないのにイヤホンを耳から取り外すことなく周りの音を確認できる外音取り込み(ヒアスルー)機能に対応してるのが珍しいかもです。
FALCON Proは米Knowles製最新世代BAドライバー「SRDD」と優れた音響特性をもつTri-layered Titanium-coated Driver (T.L.T. Driver)を搭載した音質にこだわっています。
音質はフラットで聴きやすいサウンドで、明瞭で解像感の高い音質なので今まで聞こえなかった音やボーカルの息遣いもしっかり聞き取れるほど。
とくに中音域〜高音域の解像感が高く臨場感のある音質でaptX Adaptiveに対応しAndroidスマホなら最高のサウンドを楽しむことができます。
詳細はこちら → FALCON Pro レビュー
ANC搭載おすすめワイヤレスイヤホン:2万円以内
1〜2万円の完全ワイヤレスイヤホンもノイズキャンセリング機能に対応しているモデルが多くなってきていて、しっかりとした効果を体感することが可能となっています。
- LinkBuds S
- Soundcore Liberty 3 Pro
- Soundcore Liberty 4
- Soundcore Liberty Air 2 Pro
- Beats Studio Buds
- AVIOT TE-D01m
- Jabra Elite 75t
この価格帯になってくると上位モデルと比べるとノイキャン性能は落ちますが、それでもポッドキャストなど声を主体とするメディアを楽しむのなら十分に効果を感じられる性能を持っています。
Sony LinkBuds S
ソニーのLinkBuds Sは耳栓タイプのカナル型イヤホンでLinkBudsの派生モデル、WF-1000XM4の小型モデルとなっています。
- カナル型の小型完全ワイヤレスイヤホン
- 5mmドライバー + 統合プロセッサーV1
- ノイズキャンセリング + 外音取り込み機能
- Headphonesアプリ、Auto Playアプリに対応
- イヤホンをタップで操作可能(割り当て変更可)
- 電池持ち(ACNオン):6時間(ケース併用 20時間)
- 電池持ち(ACNオフ):9時間(ケース併用 30時間)
- Bluetooth:5.2、コーデック:SBC / AAC / LDAC
- 充電:USB-C、ワイヤレス充電非対応
- 防水規格:IPX4(雨・汗に濡れても使える)
- 充電ケース:57 × 41 × 26 mm
- ケース重量:42g、イヤホン重量:4.8g(片耳)
- 端末価格:26,400円
LinkBuds Sは二つのマイクを使って騒音をかき消すノイズキャンセリング機能を搭載し、しっかりと空調の音やロードノイズなど騒音をかき消しすことができます。
効きとしてはWF-1000XM3と同等レベルですが小型軽量のイヤホンでここまでのノイキャン性能があれば十分使うことができます。
LinkBuds SはWF-1000XM4と同じ統合プロセッサ「V1」を搭載し低音から高音まで解像感の高いサウンドとなっていて、小型イヤホンなのに音質はなかなかです。
高音質コーデック・LDACだけでなくアップデートで次世代のBluetooth規格となるLE audioにも対応するので今後もさらに進化するイヤホンとなっています。
価格、バランスが取れたイヤホンでiPhoneでも専用アプリを使って音のアップスケーリングができるDSEEも使えるのでノイズキャンセリングだけでなく音質にもこだわるならおすすめです。
→ Sony LinkBuds Sはこちら
Soundcore Liberty 3 Pro
Soundcore Liberty 3 ProはAnkerのハイエンドのワイヤレスイヤホンとなっています。ハイエンドとはいえ17,800円で買えてるのがアンカーの凄いところかもです。
- 耳栓タイプのカナル型イヤホン
- 高音と低音の2つのドライバー(A.C.A.A 2.0)
- 高音質コーデック・LDACに対応した
- 最適な強度のノイズキャンセリングを自動で
- タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
- 6つのマイクを搭載しクリアな音声通話
- 最大8時間連続使用(ケース込みで32時間)
- ワイヤレス充電に対応した充電ケース
- IPX4の防水性能で濡れても使える
- 端末価格:17,800円
Soundcore Liberty 3 Proは耳栓タイプのカナル型イヤホンでアクティブノイズキャンセリングにもしっかり対応したモデルです。
車のロードノイズ、空調の音もしっかり掻き消す性能を持っていてこの価格帯のイヤホンとしてはANCの性能は良い方だと思いますし、自動ノイズキャンセリングにも対応しています。
ドライバーは2層構造のA.C.A.A 2.0を搭載し低音から高音まで余裕のある音質となっていて、Ankerらしいメリハリ感のある迫力サウンドとなっています。
高音質コーデックLDACにも対応しているのでAndroidスマホでよりクリアな音質で楽しむこともできます。また、LDACは使えなくなりますがマルチポイントに対応し設定画面を開かずに機器の切り替えもできます。
コストパフォーマンスはとても良いですね。
→ Soundcore Liberty 3 Proはこちら
Soundcore Liberty 4
Soundcore Liberty 4はスティックタイプのカナル型イヤホンで装着感の良いモデルとなっています。
- スティックタイプカナル型イヤホン
- 2構造ドライバー(A.C.A.A 3.0)
- 高音質コーデック・LDACに対応した
- 最適な強度のノイズキャンセリングを自動で
- タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
- 6つのマイクを搭載しクリアな音声通話
- 最大9時間連続使用(ケース込みで28時間)
- ワイヤレス充電に対応した充電ケース
- IPX4の防水性能で濡れても使える
- 端末価格:14,990円
Soundcore Liberty 4もノイズキャンセリングの強弱を設定できて自動ても調整できる賢いイヤホンとなっていて、効きはLiberty 3 Proほどではないもののロードノイズや空調の音はしっかり低減します。
スティックタイプで軽量なんで装着感が自然で耳栓型のイヤホンが苦手な方で費用控えめでそこそこの性能が欲しいならLiberty 4はかなりアリです。
Liberty 4も2層構造のドライバーを搭載し低音から高音までメリハリのあるクリアなサウンドとなっています。
少し高音が強めなのでイコライザー調整が必要ですがバチっとハマれば14,900円で自分好みのイヤホンを手に入れることができます。
個人的には装着感も含めて上位のLiberty 3 ProよりもLiberty 4の方がおすすめです。
→ Soundcore Liberty 4はこちら
Soundcore Liberty Air 2 Pro
AnkerのSoundcore Liberty Air 2 Proは1.2万円で買えるノイズキャンセリング機能に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。
- 10層のナノレイヤーのPureNoteドライバー
- 3種類のノイズキャンセリングに対応
- Bluetooth 5.0に対応している
- 最大7時間再生(ケース込みで26時間)
- 充電ケースはワイヤレス充電に対応
- IPX4の防滴仕様で濡れても使える
- 参考価格:12,980円(Amazon)
Soundcore Liberty Air 2 Proもこの価格帯でありながらもアクティブノイズキャンセリングに対応しており、しっかりと周囲のノイズを掻き消してくれています。
性能はそこそこですがざわざわとした騒音はそれなりに消し去ることができるのでカフェで勉強したり仕事すると気にしっかり使えるイヤホンです。
大口径の11mmサイズのPureNoteドライバーを採用し音質はドンシャリ系で低音強めの元気のあるサウンドですが、中音から高音域の解像感も高くて聴きやすい音質です。
この価格でこの音質を楽しむことができるなら満足できるのではないでしょうか。
詳細はこちら → Soundcore Liberty Air 2 Pro
Beats Studio Buds
Beats(ビーツ)はAppleが2014年に買収したオーディオ機器メーカーです。現在はAppleブランドのAirPodsとBeatsブランドの2つのイヤホンがあり、Beats Studio Budsはノイズキャンセリング機能に対応したBeatsブランドのイヤホンとなっています。
- カナル型の密閉タイプのイヤホン
- 2枚の振動板を採用した独自のドライバ
- ノイズキャンセリング機能に対応
- 外音取り込み機能(アンビエント)に対応
- タッチパッドで操作できる
- 最大5時間連続使用(ケース込みで15時間)
- Apple「探す」、Google「デバイスを探す」対応
- IPX4の生活防水に対応している
- 端末価格:17,800円
Beats Studio Budsはカナル型ワイヤレスイヤホンとなっており、独自のチップを採用することでApple製品だけでなくAndroidでもしっかりと全機能を使うことができる性能を持っています。
イヤホンデザインがBeatsらしくスタイリッシュでカッコいいですよね。
コンパクトなイヤホンサイズでありながらも、アクティブノイズキャンセリング機能に対応したのはスゴイところです。
ノイズキャンセリングの性能はAirPods Proには届かないものの車のロードノイズなどはしっかりとかき消すことができています。空調の音は少し消し切れてないところはありますが、この価格帯のイヤホンのノイキャン性能としては十分すぎる性能と言っていいでしょう。
Beats Studio Budsの音質は、低音重視でメリハリのあるサウンドとなっています。中音域は少し抑え気味となっているためAirPods Proとは音の方向性はかなり異なります。ドンシャリ系のBeatsサウンドといったところでしょうか。好みはかなり分かれそうです。
Apple製品だけでなくAndroidとの親和性を重視しているためGoolgeのFast Pairで簡単にペアリングできるだけでなく、Googleの「デバイスを探す」から位置情報を検索することもできるようになっています。
AVIOT TE-D01m
AVIOT TE-D01mは日本発のオーディオビジュアルブランド・AVIOT(アビオット)が開発した完全ワイヤレスイヤホンで1ノイズキャンセリング機能に対応したモデルです。
- アクティブノイズキャンセルをに対応
- 日本製で人間工学に基づいた音質と設計
- 高音質規格・aptX Adaptiveに対応している
- Bluetooth 5.2に対応している
- 最大10時間再生(ケース込みで50時間)
- IPX4の防滴仕様で濡れても使える
- 参考価格:11,800円(Amazon)
AVIOT TE-D01mは中高音域ノイズはイヤホン自体の遮音性を高める「パッシブノイズアイソレーション」で抑え、ロードノイズなど低音域ノイズは「マイルドアクティブノイズキャンセリング」でノイズを低減させています。
本体を軽くするためにノイキャン用のマイクは必要最低限に抑えているためノイズキャンセリングの効果はあまり高くはありません。
とはいえ、声主体のコンテンツであればノイキャン効果を感じることができるのでラジオを聞いたり、勉強で使うイヤホンとして十分に使うことができる性能を持っています。
AVIOT TE-D01mのドライバーサイズは6mmと一般的なイヤホンと同じとなっていますが音質は良好です。フラットな音質となっていて低音から中音にかけて質感のあるサウンドに仕上がっています。
とても聴きやすい音質なので長時間視聴にも耐えることができるイヤホンで日本人に合ったイヤホンを開発するという志から生まれているAVIOTのイヤホンなので安心して使うことができるでしょう。
詳細はこちら → AVIOT TE-D01m レビュー
Jabra Elite 75t
Jabra Elite 75tは発売当初はノイズキャンセリング機能に対応していないワイヤレスイヤホンでしたが、アップデートでノイズキャンセリング機能に対応しました。
- セミオープンデザインのイヤホン
- アクティブノイズキャンセリングに対応
- Bluetooth 5.0に対応している
- マルチポイント機能で瞬時に機器切り替え
- 7.5時間連続再生(ケース込みで25時間)
- IP55等級の防滴仕様で濡れても使える
- 参考価格:14,480円(Amazon)
ただし、Jabra Elite 85tと比べるとノイズキャンセリングの効果はかなり低めです。なんとなく効いてるかな?レベルなのであまり期待はできません。やはり、マイクの数が少ないですしアップデートで対応するには少し厳しいですよね。
Jabra Elite 75tの音質は低音が強めのドンシャリ系のサウンドを楽しむことができます。Elite 85tとは少し音の方向性が異なりますが、解像感が高いのでノイズキャンセリング機能よりも重視するなら良い選択肢になるでしょう。
IP55の防水仕様を持っているので運動する時に使うイヤホンとしても使えますし、マルチポイント機能が優秀でiPhoneからAndroid端末にシームレスに切り替えも可能となっています。
Elite 85tが欲しいけど費用はあまりかけたくないという方にElite 75tはいい選択肢になるのではないでしょうか。
詳細はこちら → Jabra Elite 75t レビュー
ANC搭載おすすめワイヤレスイヤホン:1万円以内
最近は1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンにもノイズキャンセリング機能を搭載したモデルが出てきました。
- Soundcore Life P3
- Soundcore Life A2 NC
- EarFun Free Pro
ノイキャン効果はあまり期待はできませんが、ここで紹介しているモデルはある程度の環境音をかき消してくれているので使えるレベルになっています。
Soundcore Life P3
AnkerのSoundcore Life P3は0.9万円で買うことができるノイズキャンセリング機能に対応した完全ワイヤレスイヤホンです。
ノイズキャンセリング機能を搭載しているのに1万円を切る9,000円で手に入れることができるイヤホンとなっていますが、とにかく安いのに音質もそこそこいいし、ノイキャンもしっかり効くのでコストパフォーマンスは最強のイヤホンとなっています。
- 3種類のノイズキャンセリング機能
- 外音取り込み機能を搭載している
- 6つのマイクを搭載しクリアな音声通話
- 「イヤホンを探す」に対応
- 最大7時間連続使用(ケース込みで35時間)
- ゲーミングモードで低レイテンシーを実現
- ワイヤレス充電に対応した充電ケース
- IPX5の防水性能で濡れても使える
- 5色のカラーラインナップ
- 端末価格:8,990円〜9,990円
Soundcore Life P3は密閉型のイヤホンでありながらもノーズ部分が短めなので耳の浅いところでドライバー部分が留まって圧迫感が少なく装着感の良いイヤホンとなっています。スティック型なので取り扱いもしやすいですし長時間使うのにも向いています。
今までのAnkerのイヤホンよりも高級感のあるスタイルがいいですよね。
Soundcore Life P3は1万円を切るイヤホンでありながらもアクティブノイズキャンセリング機能に対応しており、しっかりと周囲のノイズを消し去ってくれるのがすごいところ。
先に紹介したSoundcore Liberty Air 2 Proと同等レベルのノイキャン性能を持っているので費用を抑えたいならSoundcore Life P3を選ぶのがおすすめです。同じように「屋外・交通機関・屋内」の3種類のモードからそのシーンに最適なノイズキャンセリングを選べるのでシチュエーションに合わせて使い分けることもできます。
SSoundcore Life P3は大口径の11mmサイズのドライバーを採用しており、音質もこの価格帯のイヤホンとしてはかなり良いです。柔らかい感じのメリハリのあるサウンドで長時間聴いてても疲れにくいです。
Soundcore Liberty Air 2 Proと比べると中音〜高音域にかけての解像感が少し劣りますがこの価格でこの性能のイヤホンは少ないです。
費用を抑えながらも高品質のイヤホンが欲しいのならこのモデルがお勧め。
詳細はこちら → Anker Soundcore Life P3
Soundcore Life A2 NC
Soundcore Life A2 NCは9,980円で手に入れることができるノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
この価格帯でもノイズキャンセリングが使えることに驚きですよね。
- ドライバーサイズは11mmと大きい
- 3種類のノイズキャンセリングに対応
- Bluetooth 5.0に対応している
- 最大7時間再生(ケース込みで35時間)
- IPX5の防滴仕様で濡れても使える
- 端末価格:9,990円(Amazon)
Soundcore Life A2 NCのノイズキャンセリング機能は「屋外・交通機関・屋内」の3種類のモードを細かく選択することができ、外部音取り込み機能にも対応しています。
ノイズキャンセリングの性能はこの価格帯のイヤホンにしてはしっかりと効いているので、声主体のコンテンツなら十分快適に使うことができるでしょう。
低音重視の音質となっていていわゆるドンシャリ系のサウンドを楽しむことができます。価格の安いイヤホンでありがちな音がこもる感じはなく中音〜高音も抜けの良い気持ち良いサウンドを楽しむことができます。
また、専用アプリを使うことでイコライザー調整も可能となっています。中音域が少し弱めなのでイコライザーで「アコースティック」などを選択することで解像感が向上させることができますし自分好みの音に仕上げることができます。
詳細はこちら → Soundcore Life A2 NC
EarFun Free Pro
EarFun Free Proは5,999円という低価格イヤホンでありながらもノイズキャンセリング機能に対応してしまったモデルです。しかも、充電ケースもワイヤレス充電に対応しているのでコスパ最強と言ってもいいかもしれません。
- 低価格帯でありながら高音質なイヤホン
- ノイズキャンセリング機能を搭載している
- コンパクトな充電ケースで持ち運びしやすい
- ケースがワイヤレス充電Qiに対応している
- 最大7時間再生(ケース込みで32時間)
- IPX5の防滴仕様で濡れても使える
- 端末価格:5,999円(Amazon)
EarFun Free Proはアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しており、イヤホン本体に内蔵しているマイクで外の音を集音して最大28dBのノイズを低減することができます。
上位モデルのイヤホンと比べると効き目は弱いですが、この価格でもしっかりとノイズキャンセリングが効いていることに驚きです。
5,000円前後のイヤホンになると音質がいまいちなモデルが多いですが、EarFun Free Proは十分にクリアなサウンドとなっていてJ-POP系の音楽であれば十分楽しむことができます。
この価格でこれだけのサウンドを楽しめてしまうことがすごいです。
詳細はこちら → EarFun Free Pro レビュー
おすすめのノイズキャンセリング対応イヤホン:まとめ
ノイズキャンセリング機能に対応した完全ワイヤレスイヤホンは幅広い価格帯から選ぶことができますが、価格帯でおすすめのイヤホンを選ぶとこんな感じです。
- 2万円以上:WF-1000XM4、AirPods Pro、Galaxy Buds Pro、WF-1000XM3
- 1〜2万円:Soundcore Liberty 3 Pro、Soundcore Liberty 4、Beats Studio Buds
- 1万円以下:Soundcore Life A2 NC、Soundcore Life P3
価格を重視するなら5,000円くらいで手に入れることができるEarFun Free Proもおすすめです。この価格でノイズキャンセリング、充電器がワイヤレス充電にも対応しています。
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