この記事ではSoundcore Liberty 4をレビューしています。
Ankerのワイヤレスイヤホンは数多くのモデルがあって小型で着け心地の良い音質が良いイヤホンが欲しいならSoundcore Liberty 4(サウンドコアリバティ4)は最高かも?
価格は14,990円とワイヤレスイヤホンとしては中間グレードでノイズキャンセリング機能、3Dオーディオ、ワイヤレス充電に対応した全部入りのモデルです。
音質はメリハリが効いたクリアなサウンドで聞きやすくイコライザーの調整次第で音が化けるので自分好みの音に合わせて音楽を楽しみたい方におすすめです。
ということで、Soundcore Liberty 4のレビューをしています。実際に使ってどうなのかメリット、デメリット、Liberty Air 2 Proと比較もしてるのでイヤホンを検討してる方は参考にどうぞ!
- 本体が小さくて装着感が良い
- イコライザー調整で音が化ける
- しっかり使えるノイズキャンセリング
- 3Dオーディオで臨場感ある音に
- マルチポイント(最大2台)に対応
- 感圧センサーの操作感が良い
- 心拍数、ワークアウトを計測できる
- 単体の電池持ちが9時間と長い
- ワイヤレス充電に対応
- 高音域が少し強め(イコライザー調整必須)
- LDAC、マルチポイントの併用ができない
- ゲームモード(低遅延)を搭載していない
Soundcore Liberty 4はAmazon、楽天市場、Anker公式サイトで購入できます。価格は14,990円とミドルレンジクラスのイヤホンとなっています、
この記事の目次
Soundcore Liberty 4の特徴
- ドライバー:A.C.A.A 3.0
- コーデック:AAC、SBC、LDAC
- Bluetooth:バージョン5.3
- ウルトラノイズキャンセリング 2.0 + 外音取り込み機能
- 電池 / ケース併用:9時間 / 28時間
- 防滴仕様:IPX4
- 4種類のイヤーチップ付属
- 充電ケース + Type-Cケーブル
- 端末価格:14,900円
Soundcore Liberty 4はスティック型の密閉型イヤホンですが、装着感は軽くて自然な付け心地を実現している標準的なワイヤレスイヤホンです。
ノイズキャンセリング機能も搭載し音質はメリハリ感のある力強いサウンドとなっています。イコライザー調整はした方がいいと思いますが設定次第では良い音で音楽を楽しむことができるでしょう。
また、高音質コーデックとなるLDACも対応してるのでXperia 5 IVなどでハイレゾ音楽をこの価格帯のイヤホンで楽しめるメリットがあります。
Soundcore Liberty 4 レビュー:外観
付属品・交換イヤーピース
Soundcore Liberty 4のしっかりしたパッケージを採用し、サイズ違いのイヤーピースもすぐに取り出せるように考慮されたデザインとなっています。
ケース、イヤホンが収められている部分は波打った謎デザインで何気にこだわりを感じられます。クイックスタートガイド、充電ケーブルも同梱しています。
電源アダプタは付属しないのでスマホの充電アダプタを使うか別途購入が必要となります。せっかくならデュアルポートのAnker 521 Chargerでスマホとイヤホンを同時に充電してしまいましょう。
イヤーチップは4サイズあります。
S、M、M2、Lの4つのサイズから選べるので細かい耳の大きさに対応可能で、専用アプリのSoundCoreで装着テストで感覚ではなく計測して自分に合ったチップをチョイスできます。
ケースはワイヤレス充電に対応
Soundcore Liberty 4の充電ケースは丸みの帯びたスクエア型のデザインでシンプルでサラサラとした手触りの良いのあるスタイルとなっています。
ケースサイズは(58.8 x 56.5 x 29.1 mm、55 g)で手のひらサイズでコンパクトです。
蓋はスライド式で片手でスッと開くことができます。
蓋を開けると同時にケース中に内蔵している白のLEDが点灯し電源が自動でONになって自動的に前回接続していたスマホとペアリングしてすぐに使い出すことができます。
ケースの後ろ部分にUSB-Cポートを搭載しています。
付属の充電ケーブルを使って充電ができますし、Soundcore Liberty 4のケースはワイヤレス充電に対応しています。
Qi対応のワイヤレス充電機(Anker PowerWave II Satand)の上に乗せるだけで充電できます。
ちなみに、ケースのLEDインジゲータの表示長さでバッテリー残量が確認可能で電池残量が20%を切るとLEDが赤色に光ってお知らせしてくれます。
本体デザイン・サイズ
Soundcore Liberty 4はスティックタイプのカナル型のイヤホンとなっておりコンパクトで軽いです。
スティック部分のサイド部分は金属塗装、背面部分は光沢のあるポリカーボネート素材を採用しSoundcoreのロゴが刻印されたシンプルなデザインとなっています。
IPX4の防水規格に対応してるので水しぶきくらいなら耐えることができます。ジムで音楽聴きながら走ってそのままシャワーを浴びることも可能です。
ドライバー部分はイヤーチップを取り付けできる様になっています。
Soundcore Liberty 4はSoundcore Liberty Air 2 Proと比較すると小さいくなっていてドライバー部分の大きさは変えずにそれぞれのパーツを小さくし詰め込んだ感があります。
これはもう開発者の方の努力の賜物と言っていいかもしれませんね。AirPods Pro(第2世代)と比較しても同じくらいの大きさに仕上がっています。
ドライバー部分の形状も似てるので装着感は意外と似てるかもしれないです。軽量化されてるので付けてる感はかなり少なめのイヤホンになっていますよ。
Soundcore Liberty 4 レビュー:性能
付け心地は自然でとても良い
Soundcore Liberty 4は耳に押し込むタイプのカナル型イヤホンですが、ねじ込む感じではなく耳の中にそっと置く様な感覚で使えて長時間使用でも耳が痛くなることはありません。(個人差あり)
やわらかい素材を使用したAnker独自の2層構造CloudComfortイヤーチップを採用し自然な装着感となっています。
イヤホン片側の重量は5.8gと軽くて普段使いのイヤホンとしては優秀だと感じました。スティック部分を持ってスッと取り外しできるので使いやすいですよ。
アプリでイヤーチップの装着テストもできます。
サイズが合ってないと警告が出るので同梱のチップを取り替えて再チャレンジできます。アプリで視覚的に合ってるかどうか確認できるのは嬉しいですね。
メリハリサウンドでクリアな音質
Anker独自の2構造ドライバー「A.C.A.A 3.0」搭載しています。
9.2mmと6.0mmの2つのダイナミックドライバーで低音から高音まで繊細でクリアな音質再生を実現しています。
Soundcore Liberty 4の音質は繊細な音までしっかりと鳴っており全体的にメリハリしたサウンドになってLiberty Air 2 Proよりも一皮むけて解像感が向上し中音から高音にかけての音質がホントにクリアです。
重低音ではなく低音が力強くベースやバスドラムのアタック感もしっかりあって、音が少し雑ですが迫力ありますししっかりビートを感じて迫力のある音を楽しめます。
高音は2層ドライバーらしい伸びもありますが、中音域が沈み気味でギターやボーカル域のリアリティ感は低めで高音が耳に刺さる感じはあります。
雑味のないクリアで聞きやすい音なので全体的に聴きやすいです。ただ、楽器の音のリアリティを求めるイヤホンではなくポップス、ロックなど一般的な楽曲との相性が良いのかなと感じます。
イコライザー調整、3Dオーディオに対応
Soundcore Liberty 4は専用の「Soundcoreアプリ」を使ってイコライザー調整が可能となっています。
プリセットで音質の変更も可能で、カスタムEQで細かく音の調整できます。
Soundcore Liberty 4の音質は高音が刺さる感じなので中音を持ち上げて高音をガッツリ下げるのがおすすめです。
Ankerのイヤホンは基本的にイコライザー調整で音が化けるので調整は必須ですね。上記の設定にしたらめちゃくちゃ好きな音になったのでSoundcore Liberty 4を買ったら音の設定を追求してみましょう。
ちなみに、HearIDで耳の聞き取りやすさを調整、好きな音質に自動調整してくれる機能も搭載してるので感覚ではなく機械的にしっかり音の調整ができます。
Soundcore Liberty 4は3Dオーディオを搭載しアプリから「音楽モード」と「ムービーモード」か切り替えができて、ヘッドトラキング機能も搭載しています。
スマホを正面に置いて左向くと音が右に移動して右から聞こえてくる感じの機能ですね。1.4万円のイヤホンでヘッドトラッキング機能を搭載してくるのはとんでもねーっすね。
3Dオーディオはあらゆる音楽を立体感のあるサウンドに変換してくれる機能で思ってたよりも自然に臨場感のあるサウンドに変えてくれて違和感は少ないので常用してもいいかもしれません。
動画の音声の遅延は少なめ
Soundcore Liberty 4はBluetooth 5.3に対応し動画と音声のズレは少なく低遅延となっています。
ただ、わずかに遅延はあるので音ゲーなどのシビアなシーンにおいては使えないかもです。Soundcore Life P3にあったゲームモードも搭載していないです。
高音質コーデック・LDACに対応
Soundcore Liberty 4の音声コーデックはAAC、SBCにプラスし高音質コーデックのLDACにも対応しています。
iPhoneはAACなのでLDACの恩恵はありませんが、LDACに対応しているスマホ(Xperia 5 IV、Zenfone 9..など)を使うことでより音質の良い音で音楽を楽しむことができます。
ただ、Soundcore Liberty 4は思ったほどAACとLDACの差を感じなかったのでAACのままでも問題はないように感じました。
ノイズキャンセリング・外音取り込みに対応
Soundcore Liberty 4はノイズキャンセリング(ウルトラノイズキャンセリング 2.0)を搭載し、自動モードでノイズキャンセリングの強弱の設定してくれる優れものです。(最初にACNテストをして設定が必要)
手動でもノイズキャンセリングの強弱の設定ができます。
ノイキャンの効きはこの価格帯のイヤホンにしては優秀でカフェのガヤガヤ音は完全に消えるはないですがしっかり低減してくレます。
AirPods Proなど効きの強いモデルでありがちな圧迫感も少ないので普段使いできるノイズキャンセリング性能でバランスは取れてるように感じます。
もちろん、外音取り込み機能も使えます。この価格帯のイヤホンとしては取り込み音もとても自然でイヤホンを装着したまま会話ができるレベルとなっています。
感圧センサーで耳元で操作可能
Soundcore Liberty 4はスティック部分のサイドに窪みがあって、ここに感圧センサーを搭載しています。この部分をギュッと摘むことで再生、一時停止、スキップ、ノイキャンの操作などできます。
- 1回押す:再生・一時停止
- 2回押す:ノイキャンのモード設定
- 3回押す:左(戻る)右(進む)
初期設定は左右どちらも同じ機能の割り当てとなっていますが、アプリから割り当て変更が可能です。
音量ダウン、アップ、Siriの設定が他に可能となっています。あ
タッチセンサーではなく感圧センサーなので誤動作がないのがいいですね。ただし、長押しの割り当て機能がないのと設定項目が少ないのが残念です。
マルチポイントに対応している
Soundcore Liberty 4はマルチポイントに対応し、元の端末の再生を停止してもう1台の端末から再生ボタンを押すだけでシームレスに機器の切り替えができます。
最大2台まで切り替えができてアプリ上からどの端末をの組み合わせにするか選択できるようになっています。
Bluetoothの設定画面を開かずに切り替えができるので複数のデバイスを使ってるとマルチポイントはとても有難い機能です。
ただし、LDACを設定してるとマルチポイント機能は使えません。
iPhoneとPadの組み合わせなら問題ないですが、Androidスマホとの組み合わせだとどっちを選ぶか最大の選択を迫られることになります。
心拍数、ワークアウトの計測ができる
Soundcore Liberty 4はヘルスモニタリング機能を搭載し心拍数の計測が可能です。
イヤホン本体に内蔵しているセンサーを使って心拍数の計測をしてるのでしょう。
しっかり心拍数のチェックできるのが驚きです。
さらにワークアウトにも対応しイヤホンでカロリー計測もできます。Apple Watchをしてるなら意味ないですが、持ってないならイヤホンでワークアウト計測ができるのは革新的ですよね。
首周りの姿勢リマインダー。これいる?(笑)
5分以上首下げることあるけどその度にアラートが出るのは少しお節介さんかもです。(初期設定はOFFなので安心してください。)
電池持ちが単体9時間と長い
Soundcore Liberty 4はイヤホン単体で最大9時間のロングバッテリーに対応しています。
- 通常時:イヤホン単体9時間、ケース併用28時間
- ANC:イヤホン単体7時間、ケース併用24時間
- LDAC:イヤホン単体5.5時間、ケース併用16.5時
ANCオンだと2時間短くなりますがそれでも7時間の電池持ちとなっています。
充電ケース込みで最大28時間の音楽再生が可能で、短時間充電にも対応し15分の充電で3時間の再生ができるのでコンパクトなのにバッテリー性能に妥協はありません。
Soundcore Liberty 4 レビュー:スペック
Soundcore Liberty 4のスペックをLiberty 2 Air Pro、Life P3と比較しました。
Soundcore | Liberty 4 | Liberty 2 Air Pro | Life P3 |
---|---|---|---|
形状 | スティックカナル型 | ||
ドライバー | A.C.A.A 3.0 9.2mm + 6 mm |
PureNote 11mm |
|
Bluetooth | 5.3 | 5.0 | |
コーデック | LDAC、AAC、SBC | AAC、SBC | |
マルチポイント | 対応 | – | |
機能 | ANC 2.0、外音取り込み機能、3Dオーディオ、ヘルスモニタリング | ANC、外音取り込み機能、 | |
自動機能 | Hear 2.0 | Hear | – |
マイク | 6つ | 4つ | 6つ |
操作 | 感圧センサー | タッチセンサー | |
バッテリー | 9時間 / 28時間 | 7時間 / 26時間 | 7時間 / 35時間 |
防水 | IPX4 | IPX5 | |
充電 | USB-C / Qiワイヤレス充電 | ||
価格 | 14,990円 | 12,980円 | 8,980円 |
イヤホン本体がよりコンパクトになっただけでもSoundcore Liberty 4にするメリットがありますが中身もアップデートされて2構造のドライバーになって音質が向上しています。
Bluetoothの規格も最新になって安定性が向上、新機能による従来モデルよりも出来ることが増えています。
Soundcore Liberty 4がおすすめな人は
Soundcore Liberty 4は機能としてはほぼ全部入りのスペックで14,990円で手に入りますが、どんな人におすすめかまとめます。
- 音質が良いイヤホンが欲しい
- 小さくて装着性の良いのが欲しい
- AirPodsが欲しいけど高い
- 心拍数、ワークアウト計測したい
音質の良いイヤホンが欲しい
音質の良いイヤホンの定義が難しいところですが、Soundcore Liberty 4は14,990円で買えるミドルクラスのワイヤレスイヤホンです。
このクラスのイヤホンとしては音質はとてもいいですし、EQ調整で音質がいい感じに化けるので多くの方にお勧めできるかなと感じます。
小さくて装着性の良いイヤホンが欲しい
スティックタイプのカナル型イヤホンとしてSoundcore Liberty 4は小型で軽量で装着感はとても良いので、小さくて操作性の良いイヤホンが良いならおすすめです。
大きさとしてはAirPods Pro(第2世代)と同じくらいでデザインも意外と似ていますよね。
AirPodsがちょっと高いと思ってる人
価格は14,990円とAirPods Proと比べると安いので、AirPods Proは高くて買うの躊躇ってる方はSoundcore Liberty 4という選択肢もアリです。
デフォルトの音質はAirPods Proの方が上でSoundcore Liberty 4は少し高音キツすぎですがイコライザーを調整して高音を下げて中音を持ち上げると良い音に化けます。
設定次第では自分好みの音に仕上げられますし、空間オーディオっぽい3Dオーディオにも対応してるのでAirPods Proの代替えとしてSoundcore Liberty 4はおすすめです。
心拍数、ワークアウトの計測をしたい
また、心拍数やワークアウトをイヤホンから計測したい方にもSoundcore Liberty 4はおすすめです。
Apple Watchを持ってるなら必要ないですが持ってないなら耳から情報を得られるのは新しいですよね。
もっと費用を抑えたいならSoundcore Liberty Air 2 Pro、Soundcore Life P3もおすすめです。Liberty Air 2 Proは少し古めではありますが十分使えるイヤホンです。
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