Ankerの完全ワイヤレスイヤホンのAnker Soundcore Life P3は8,990円という価格でノイズキャンセリング機能に対応し、上位モデルのSoundcore Liberty Air 2 Proと同レベルのノイキャン性能を持っています。
イヤホンのデザインも似ていますね。
しかも、今回のAnker Soundcore Life P3はカラーラインナップが5色から選べるのがとてもいい。デザイン性が良かったのでついつい買ってしまいました!!
ということで、この記事ではAnker Soundcore Life P3のデザイン、音質、使いやすさをレビューして実際にどうなのか書いていくので、購入を検討している方は参考にして見てください。
この記事の目次
Anker Soundcore Life P3の特徴
- スティックタイプのカナル型イヤホン
- 3種類のノイズキャンセリング機能
- 外音取り込み機能を搭載している
- タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
- 6つのマイクを搭載しクリアな音声通話
- 「イヤホンを探す」に対応
- 最大7時間連続使用(ケース込みで35時間)
- ゲーミングモードで低レイテンシーを実現
- ワイヤレス充電に対応した充電ケース
- IPX5の防水性能で濡れても使える
- 5色のカラーラインナップ
- 端末価格:8,990円〜9,990円
Anker Soundcore Life P3は、Ankerのウルトラノイズキャンセリングと外音取り込み機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンで本体デザインとスペックはSoundcore Liberty Air 2 Proと近いところがあります。
Soundcore Life P3はポップな5色の本体カラーから選ぶことができます。従来のアンカーのワイヤレスイヤホンは黒か白を選ぶだけ(Liberty Air 2 Proも4月に本体カラーが追加された)!だったのが、ポップなカラーを選べるようになりました。
これだけで購買欲が湧いてきて困ります。Soundcore Life P3はスティック型のイヤホンを採用し自然な装着感を実現しています。このタイプのイヤホンは付け心地がいいのでずっと付けていられます。
音質は豊かな低音を楽しむことができるメリハリのあるサウンドとなっており、この価格帯のイヤホンとしては十分すぎる音質となっているので1万円以下でノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンが欲しいなら最適解といってもいいかもしれません。
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Anker Soundcore Life P3 レビュー
パッケージと付属品
Soundcore Life P3はSoundcoreカラーの水色をベースとしたパッケージでノイズキャンセリング機能を搭載していることをアピールしたデザインとなっており、コンパクトな大きさのものとなっています。
本体カラーは、ブラック・オフホワイト・コーラルレッド・ネイビー・ライトブルーの5色から選ぶことができます。
今回購入したのはオフホワイトとなっており、一般的なホワイトではなくゴールドっぽい色合いの高級感あるスタイルとなっています。
同梱品は充電ケース、シリコンイヤーチップ、USB A to Cケーブル・説明書となっています。
一般的なイヤホンは3種類の大きさのイヤーチップが入っていますが、Soundcore Life P3のイヤーチップは全部で5種類(XS・S・M・L・XL)あるので、耳の大きさに合わせて取り替えることが可能となっています。
Soundcore Life P3の充電ケース
Anker Soundcore Life P3の充電ケースは丸みのあるスタイルとなってます。
素材は少しだけ光沢のあるマット調(どっちや!)のスタイルとなっており、この価格帯のワイヤレスイヤホンの充電ケースにしては質感はいいように感じます。充電ケースの大きさは(53 × 61 ×31 mm)となっています。
充電ケースの背面部分に充電ポートを搭載し付属のUSB-Cケーブルを使って充電することができます。
付属のUSB-A to Cケーブルを使ってiPhoneなどスマホに付属してくる電源アダプタで充電するのもいいですし、USB-C PD充電にもしっかり対応しているのでUSB-Cポートを搭載しているモバイルノートPCから充電することもできます。
また、ケーブルによる充電だけでなくワイヤレス充電にも対応しているのでQi対応のワイヤレス充電器を使って充電することもできます。
この価格帯のワイヤレスイヤホンでしっかりとワイヤレス充電に対応してきたのはさすがAnkerさんといったところでしょうか。抜かりないですね。
充電ケースのバッテリー残量はUSB-Cポートの隣にあるボタンを押すか蓋の開け閉めをするときに正面にあるLEDランプで確認できます。
- LED1(点滅):0-30%
- LED2(点滅):30-70%
- LED3(点滅):70%-
- LED3(点灯):100%
Anker Soundcore Life P3の最大再生時間は、通常モードではイヤホン単体で7時間・ケース使用で35時間となっており、ノイズキャンセリングモードだとイヤホン単体で6時間・ケース使用で30時間と少しだけバッテリー駆動時間が短くなります。
とはいえ、連続して6時間も音楽を楽しむことができるのは十分すぎる電池持ちといっていいでしょう。また、電池がなくなっても10分ほど充電ケースに戻すだけで最大2時間の音楽再生ができるのでスペックとしては申し分ないものとなっています。
Soundcore Life P3 本体デザイン
Soundcore Life P3は充電ケースの蓋を上に開けるとイヤホン本体が横並びに収まっています。
スティックタイプのイヤホンなので、充電ケースから取り出しやすく扱いやすいですね。
Soundcore Life P3のイヤホン本体のデザインはとてもシンプルでSoundCoreのロゴがタッチセンサー部分に刻印されているだけとなっています。
上位モデルのSoundcore Liberty Air 2 Proと比べるとスティック部分の形状が少し異なりますね。
Liberty Air 2 Proのスティック部分は下にいくにつれて細くなっているのに対して、Soundcore Life P3のスティック部分の幅が上下ともに同一サイズとなっています。
どうでしょう。
かなり絶妙な差ではありますがデザインはLiberty Air 2 Proの方が上ですかね?ここは上位モデルの意地を見せてくれた感じですね。
左右イヤホンの「d」のロゴがある部分にタッチパッドを搭載しているので指で触れることで操作ができるようになっています。
- 左1回タップ:音量を下げる
- 右1回タップ:音量を上げる
- 左2回タップ:次の曲にスキップ
- 右2回タップ:再生・停止
- 2秒長押し:モード設定
1回タップで音量調整ができて、2回タップで曲の操作ができるようなっています。2秒間長押しでノイズキャンセリング機能、外音取り込み機能のオン・オフの切り替えができるようになっています。
タップの割り当ては専用アプリの「Soundcore」をスマホにインストールすることでカスタマイズすることも可能となっています。
もしも「手軽にワンタップで操作したい!」という方は専用アプリのSoundcoreをスマホにインストールすることで自分流にカスタマイズすることができます。
デフォルト状態では曲を戻す操作が割り当てされていないので設定し直すものいいかもしれません。自分流にカスタマイズできるのはありがたいですよね。
Soundcore Life P3の装着性
Anker Soundcore Life P3はスティックタイプのカナル型(密閉型)イヤホンとなっています。片耳イヤホンの重量は5g、両耳合わせても10gと軽くなっています。
イヤホンサイズの見た目以上に軽く感じるため装着感はとても良好です。密閉型でありながらもノーズ部分が短めで耳の浅いところでドライバー部分が留まるので圧迫感はほとんどなく、圧迫感のあるカナル型のイヤホンが苦手という方にもいいかもですね。
装着のしやすさ、外しやすさもスティック部分を摘むことができるので扱いやすいものとなっています。
Soundcore Life P3のイヤーチップは5つのサイズから最適なものを選ぶことができます。
一般的なイヤホンのチップは3種類となっているため、どうしても自分の耳に合わないという状況が出てきますが、Soundcore Life P3なら(XS・S・M・L・XL)の豊富なイヤーチップから耳にあった最適なものを探し出すことができるでしょう。
部屋の中にある「イヤホンを探す」に対応
Soundcore Life P3は「イヤホンを探す」に対応しています。といっても、位置情報からイヤホンを落とした場所を特定する機能ではなく、スマホから操作することでイヤホンから音を出してくれる機能となっています。
つまり、「部屋でイヤホンを探す」の機能…ですね。地図アプリで探せるようになってたらすごく良かったのですが、部屋でイヤホンが部屋でイヤホンを失くした場合は安心して音を鳴らして探すことができます
IPX5の防水仕様で濡れても使える
Soundcore Life P3はIPX5の防滴に対応したイヤホンです。
- あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
- 小雨、汗などに耐えることができる
トレーニングをするためにイヤホンを付けたまま外を走ったりすることがあるかと思いますが、突然の雨に振られたとしてもそのまま使えますし、家事などで濡れた手でイヤホンを触っても壊れることがないので安心して使うことができますね。
Soundcore Life P3のノイキャン性能はかなり良い
Soundcore Life P3はSoundcore A2 NC、Soundcore Liberty Air 2 Proと同じように環境に合わせて周囲のノイズを掻き消すことができるウルトラのイズキャンセリング機能に対応しています。
Anker独自の「ウルトラノイズキャンセリング」となっていますが、マイクから取り込んだ周囲の音を検知し雑音を除去するいわゆる「アクティブノイズキャンセリング」です。
Soundcore Life P3は専用のSoundcoreアプリを使うことで「屋外・交通機関・屋内」の3種類のモードからそのシーンに最適なノイズキャンセリングを選べるようになっています。
- 交通機関:エンジン音・走行音など低周波ノイズを低減
- 屋内:周囲の会話など中周波ノイズを低減する
- 屋外:街中の環境音などのノイズを低減する
ノイズキャンセリング性能はこの価格帯のイヤホンとしてはかなり頑張っており、車のエンジン音、ロードノイズをしっかりとかき消してくれます。エアコンの空調のノイズもちゃんと消えますが、最大風量にすると消しきれません。
価格の安いイヤホンのノイズキャンセリング機能は「なんとなくノイズが減ったかな?」というものが多い中で、Anker Soundcore Life P3はしっかりと低周波ノイズを掻き消してくれてのは素晴らしいです。
ノイズキャンセリングの性能としてはSoundcore A2 NCよりも優秀で、Soundcore Liberty Air 2 Proと同等レベルとなっています。空調の音はSoundcore Liberty Air 2 Proの方がしっかりとかき消してくれますが、十分すぎる性能をもっています。
外音取り込み機能にも対応
また、上部のマイクから音を取り込むことで、イヤホンを装着したままでも周囲の音を聞くことができる「外音取り込み機能」にも対応しています。
「全ての外音」だけでなく「音声フォーカス」にすることでイヤホンを装着したまま会話をすることもできます。ただし、少しこもったかのような音質になっており、声の聞き取りやすさは上位モデルのSoundcore Liberty Air 2 Proの方が上となっています。
とはいえ、この価格帯のイヤホンとしてはかなり使える性能になっているのでそこまで気にはならないと思います。
Soundcore Life P3の音質
Soundcore Life P3は上位モデルのSoundcore Liberty Air 2 Pro、Soundcore A2 NCと同等の大口径の11mmサイズのドライバーを採用しています。この価格帯のイヤホンで10mmを超えるドライバーを採用してるのは凄いです。
- ドライバーサイズ:11mm
- 音声コーデック:SBC / AAC
- Bluetooth:5.0
- ANCオン:6時間(ケース込みで30時間)
- ANCオフ:7時間(ケース込みで35時間)
Soundcore Life P3は低音強めのメリハリのある音質となっており、0.9万円のワイヤレスイヤホンとは思えないくらい音質が良いです。この価格でこのサウンドを楽しめるのか…と驚いてしまうほど。
11mmの大型ドライバーを採用しているおかげなのか余裕を感じるサウンドを奏でることができており、それぞれの楽器、ボーカルをしっかり楽しむことができます。
Soundcore Life P3はいわゆるドンシャリ系の音質ではあるものの、全体的に柔らかいサウンドなのでとても聴きやすく、この価格帯のイヤホンとしては仕上がりはとてもいいです。中音域の解像感は2万円するようなイヤホンよりも劣るものの、Ankerらしい「良い音」を感じさせてくれる、上手な音作りをされています。
なお、音質を重視するなら上位モデルのSoundcore Liberty Air 2 Proを選んだ方がいいです。中音から高音にかけての解像感、レスポンスの良さが違うので音楽がもっと楽しく聴くことができます。
専用のSoundcoreアプリを使うことでイコライザー調整も可能となっています。
プリセットから好みの音を探すのもいいですし、カスタマイズモードで自分好みのサウンドを作り出すこともできます。
中音域が少し弱めなので物足りないので、イコライザーで「アコースティック」などを選択することで、解像感が向上させることがでいます。音質が足りないと感じる部分はソフトウェアの力によって調整してもいいのかもしれません。
ゲーミングモードで遅延を低減できる
Soundcore Life P3はSoundCoreアプリからゲーミングモードをオンにすることで映像と音声のズレを少なくできる低遅延モードを搭載しています。
YouTubeなど、プライムビデオの映画の視聴であれば通常モードでも遅延を感じることはありませんが、ゲーミングモードを使うことで音ずれにシビアなゲームを快適に遊ぶことができます。
正直なところ、違いを感じることはできませんが、ゲームガチ勢の方なら分かるかも?
スマホとの接続方法
Soundcore Life P3はBluetoothでスマホなどの端末と接続して使うことになりますが、充電ケースの蓋を開くと左右のイヤホンが自動的に電源オンになって自動的にペアリングモードになって設定できます。イヤホンをケース方取り出さずにこのまま状態で設定ができるのはいいですよね。
スマホ側ではBluetooth接続先の一覧に「Soundcore Life P3」が表示されるので、これをタップすることで接続が完了です。基本的に一度ペアリングをしてしまえば、2回目以降はイヤホンの蓋を開けるだけで自動ペアリングしてくれます。
Soundcore Life P3は装着センサーを搭載していないのでイヤホンを耳から外しても音楽は鳴り続けますが、ケースにイヤホンを戻すと音楽が停止します。
なお、マルチポイントには非対応で別の端末に切り替えるときは元端末のBluetoothの設定画面から接続解除してから、別の端末から接続する必要があります。
Anker Soundcore Life P3 レビュー:まとめ
Soundcore Life P3のメリット
Soundcore Life P3はノイズキャンセリング機能に対応したスティック型の完全ワイヤレスイヤホンです。
- メリハリのある音質を楽しめる
- デザインがおしゃれで5色から選べる
- 軽い装着感で付け心地はとても良い
- ノイキャン搭載で騒音をカットできる
- 充電ケースがワイヤレス充電に対応
- 8,990円〜9,990円と端末価格が安い
音質もこの価格帯のイヤホンとしてはかなり良いのでノイズキャンセリングを搭載した低価格モデルとしては最適解といっていいかもしれません。1万円以下でこの性能のイヤホンを手に入れることができるのは凄いです。
あと、イヤホン本体のデザインもおしゃれでカッコイイです。価格よりも高いイヤホンに見えますし、5色の本体カラーから選べるのも楽しいですよね。
Soundcore Life P3のデメリット
Anker Soundcore Life P3は装着センサーを搭載していないので、耳からイヤホンを外しても音楽が鳴り続けるので注意です。
- 自動停止機能に非対応
- aptXに対応していない
また、高音質音声コーデック・aptXに対応していないのでAndroidスマホを使ったときの恩恵を受けることができませんね。といっても、1万円以下で手に入れることができるイヤホンなので、これはデメリットではないかもしれませんね。
Soundcore Life P3がおすすめな人は
とにかく費用を抑えつつも、音質のいい、ノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホンが欲しい方におすすめです。もう、みんなそうなんじゃないの?って思うくらいコスパ最強にイヤホンに仕上がっているかと思います。
音質を重視するなら上位モデルのSoundcore Liberty Air 2 Proを選ぶのがいいですが、そこまで音質にこだわりがないならSoundcore Life P3の方が、デザインもおしゃれ感があっていいのではないでしょうか。
上位モデルのSoundcore Liberty 4、Liberty 3 Proはこちらです。
→ Ankerのワイヤレスイヤホンの比較はこちら
ワイヤレスイヤホンの比較はこちらです。
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