ノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホンは1万円以内のモデルにも普及しつつあります。
EarFun Free Proは5,999円という価格でありながらもノイズキャンセリング機能に対応、さらに音質もこの価格帯のイヤホンとしてはかなり良くて聞きやすいイヤホンとなっています。
この記事では、EarFun Free Proのデザイン・音質・使いやすさについてレビューをしました。イヤホンを検討している方は参考にしてみてください。
※メーカー様に提供していただき記事にしております。
この記事の目次
EarFun Free Pro レビュー
EarFun Free Proの特徴
- 低価格帯でありながら高音質なイヤホン
- ノイズキャンセリング機能を搭載している
- コンパクトな充電ケースで持ち運びしやすい
- タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
- ケースがワイヤレス充電Qiに対応している
- 最大7時間連続使用(ケース込みで32時間)
- IPX5の防滴仕様で濡れても使える
- 端末価格:5,999円(Amazon)
EarFun Free Proはこの価格ではあり得ないくらい全部入りの完全ワイヤレスイヤホンとなっています。
ノイズキャンセリング機能を搭載しているEarFun Free Proですがキャンセリング性能はそんなに期待してはいけないです。
車のロードノイズや空調の音など細かい雑音は消し去ってくれるのですが上位のイヤホンと比べると効き目は弱いです。この価格帯でありながらもノイズキャンセリングに対応したことに意義があるといった感じですね。
EarFun Free Proの音質はとても良いです。価格の安いイヤホンは低音が強く中高音がいまいち音質が悪いことがありますが、EarFun Free Proは低音から中高音までの伸びのあるサウンドを楽しむことができるようになっています。
さらに、EarFun Free Proの充電ケースはコンパクトなのにワイヤレス充電のQiに対応しているので、ケーブルレスの生活を送ることが可能となっています。
そこそこ音が良くて価格が安くて使いやすいワイヤレスイヤホンを探しているならこのイヤホンは良い選択肢になるのではないでしょうか。
パッケージと付属品
EarFun Free Proは白をベースとしたパッケージデザインを採用しています。最新のBluetooth 5.2に対応していることもありしっかりアピールされてますね。
同梱品は説明書、充電ケーブル(USB-A to C)、イヤーフック、イヤーチップ各サイズとなっています。
USB-A to Cケーブルが同梱してくるのでiPhoneで同梱してきたApple 5W USB電源アダプタを使って充電することもできますし、USB-C PDによる充電にも対応しているのでAndroidを使っている方はそちらで充電するのでもいいかと思います。
EarFun Free Proはシリコン製のイヤーチップを採用したカナル型のイヤホンとなっていますが、4つのサイズ(XS・S・M・L)から選べるようになっています。
さらに、イヤーフックも3つのサイズ(S・M・L)から選ぶことができるので、安定感がイマイチだと感じた場合は色々と調整することが可能となっています。
充電ケースのデザインとサイズ
充電ケースの大きさは67 × 25× 30mm、重量が4gとなっていて小型軽量化されています。
この画像だと大きい感じに見えてしまいますが、手で持つとこれくらいのサイズ感となっています。横長なケースではありますがめちゃくちゃ小さいです。しかも、軽いので胸ポケットに入れておいても気にならない重量といっていいでしょう。
充電ケースの筐体はダークグレー系のシックな雰囲気のスタイルとなっています。EarFunのロゴが入っている部分は光沢のある素材となっており、少し指紋で汚れやすように感じます。
蓋を開けるとイヤホン本体が上を向いて収納されています。
イヤホンを収納する部分は光沢のある樹脂素材を採用しているので汚れてもちゃんと掃除すればキレイにすることができるので清潔を保つことができます。なにげにこういうところは大事なポイントになったりしますよね。
充電ケースの背面部分には充電用のUSB-Cポートを搭載しています。
充電ケースの正面部分にLEDインジゲーターを搭載していておおよそのバッテリー残量を確認できるようになっています。
- 赤点滅:-5%
- 赤:5-29%
- 橙:30-59%
- 赤:60-100%
一つのLEDしか搭載していないので細かいバッテリー残量の確認はできないですが、LEDの色で充電が必要か必要でないかの判断はすることができるかなと思います。
充電ケースはかなり簡易的な感じになっていますが、実はワイヤレス充電のQiに対応しているのでAnker WavePower Ⅱ Padなどを使ってワイヤレスで充電ケースに電力供給することが可能となっています。
ちなみに、AppleのMagSafe充電器を使ってEarFun Free Proを充電してみましたが問題なく充電することができていました。
最近のスマホはワイヤレス充電に対応したモデルも増えてきていますが、合わせてEarFun Free Proにすることでイヤホンも完全ワイヤレスで使うことができてしまいますね。
充電ケースは少しチプな印象はありますが、ノイズキャンセリングにも、ワイヤレス充電にも対応してしまうって凄いコストパフォーマンス高すぎじゃないでしょうか。
なお、イヤホンのバッテリー駆動時間はノーマルモードでは約7時間、ケース込みで約32時間の電池持ちとなっています。ANCモードでは約6時間、ケース込み約27時間と少しだけ電池持ちが短くなりますが2〜3日は充電することなく音楽を楽しむことができるでしょう。
小さくて軽いイヤホン本体
EarFun Free Proのイヤホン本体は丸っこい感じのearfunのロゴが刻印されたベーシックなスタイルとなっています。スティック型ではなく耳にねじ込むタイプのシンプルなデザインとなっています。
カラーはAppleデバイスのスペースグレイ系の色に近い感じがします。
イヤホン本体の大きさはとても小さくて軽くなっていて片耳で4.5g、両耳合わせても9gとなっていてノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンとしては最軽量といっても過言ではないでしょう。
どことなく男性向けのデザインかなという印象がありますが、イヤホン自体はとても小さいので好みが合えば女性の方が使っても問題はなさそうな感じがしますね。
ロゴのある部分はタッチセンサーを内蔵しているので指からいろんな操作ができるようになっています。
- 右を1回タップ:音量上げる
- 右を2回タップ:再生・一時停止
- 右を3回タップ:次の曲にスキップ
- 右を長押し:音声アシスタント
- 左を1回タップ:音量下げる
- 左を2回タップ:再生・一時停止
- 左を3回タップ:ノイズキャンセリング・外音取り込み
- 左を長押し:低遅延モード切り替え
電話がかかってきた時はどちらかのイヤホンを2回タップすることで通話したり電話を切ることができます。長押しで通話拒否もすることが可能となっています。
EarFun Free Proは専用のアプリがないので、ノイズキャンセリング機能、外音取り込み機能などはタッチ操作から切り替える必要があるので操作を覚える必要はあるでしょう。
EarFun Free Proの装着感
EarFun Free Proは耳にねじ込むタイプのカナル型イヤホンとなっていますが、イヤーチップとイヤーフックのサイズを最適化させることで自分に合った付け心地を見つけ出すことが可能となっています。
付け心地はとても良いです。イヤホン本体が軽量化されていることもプラスに作用しているのでしょうか。カナル型のイヤホンですが圧迫感が少なくて自然な装着感を実現しています。
個人差はあると思いますが、個人的にはとても柔らかい付け心地が合っているのかずっと付けていても耳が痛くなることはないです。また、軽量なイヤホンなのでジムに行って付けたまま運動をしても外れてしまうこともありません。
EarFun Free Proの音質
EarFun Free Proは6.1mmのダイナミックドライバーに複合振動板を採用することで深みのある低音から滑らかな中高音まで無理なく再生できる仕様となっています。
- ドライバーサイズ:6.1mm
- 音声コーデック:AAC/SBC
- Bluetooth:5.2
- マイク:4マイク
- 7時間(ケース込みで32時間)
音質は低音から中高音までしっかりと鳴っています。ただ、低音域が強くて中音部分が弱い印象はありますが、ボーカル域はとても聴きやすいので長時間の音楽視聴も十分楽しむことができる音質になっています。
この価格帯のイヤホンだと中高音の音域がこもりがちになってしまうものが多いですが、EarFun Free Proはクリアなサウンドを楽しむことができるので、J-POP系の音楽であれば十分楽しむことができる音質になっているかと思います。
個人的には価格帯のイヤホンの中ではトップクラスの音質に仕上がっていると思いました。イヤホンにあまり費用をかけたくないけど音の良いイヤホンが欲しい方におすすめです。
通話時の音質についてですが、4マイクを搭載していることもありとてもキレイな音質となっていました。相手側もしっかりとこちらの声が聞こえていましたしこちらもとても声が聞きやすかったです。
ただ、狭いところでの通話だと少し音が反響するような場面があるようで場所によっては違和感があることもあるかもしれません。
アクティブノイズキャンセリング機能を搭載
EarFun Free Proはアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。イヤホン本体に内蔵しているマイクで外の音を集音して最大28dBのノイズを低減することができます。
EarFun Free Proの左側イヤホンを3回タップすることで「OFF」→「ノイズ機キャンセリングON」→「外音取り込みON」で切り替えすることができます。
ノイズキャンセリング機能を搭載しているのでエアコンなどの空調の音、バスや車などのロードノイズをうまくかき消してくれるので音楽やラジオ、Podcastに集中できる環境を手に入れることができます。
ただ、価格の高いAirPods ProやWF-1000XM3のような機種に搭載されているようなノイズキャンセリング機能のように劇的に騒音をかき消してくれるというわけではないので注意をしてください。
スタバなどの喫茶店での騒音については確かに静かになるけどそれほどでもないという印象です。おそらくこの価格帯のイヤホンに搭載されているノイズキャンセリング機能の性能から見て標準的なものなのかなと感じます。
外音取り込み機能(アンビエント)も搭載しているので、イヤホンをしていても外の音を取り込むことができるので、イヤホンをしたまま会話をすることも可能となっています。
動画と音声の遅延はほぼない
EarFun Free Proは最新のBluetooth 5.2に対応していて接続性能の高いイヤホンとなっています。
一般的なイヤホンはスマホとの距離は10m離れると音が飛びれてしまいますが、EarFun Free Proは15mまで離れても使うことができる接続性能となっています。
EarFun Free Proは左イヤホンを長押しすることで「低遅延モード(0.1秒)」に切り替えることができます。
ただ、EarFun Free Proは動画と音声の遅延もほとんどありません。低遅延モードにしなくても音楽のPVならノーマルモードでも遅延が分からないレベルとなっています。
ただ、人が話している動画はノーマルモードだとほんの少しだけ遅延を感じることがあります。正直なところ分からないレベルなんですけど、気になる場合は「低遅延モード」に切り替えることで映像と音がずれることなく再生できるようになります。
このモードは接続性能が少し落ちてしまうので、もし移動中に音が途切れてしまうようなことがある場合はノーマルモードに戻しておくのがおすすめです。
スマホとの接続方法
EarFun Free Proとスマホの接続はBluetoothの設定画面からすることができます。ケースからイヤホンを取り出すと自動的にペアリングモードに切り替わります。
画面に表示された「EarFun Free Pro」をタップすることで接続が完了します。
EarFun Free Proは片耳でも使うことができるようになっていますが、使用する場合は右耳イヤホンのみを取り出すことで片耳モードとして使うことができます。
EarFun Free Pro レビュー:まとめ
EarFun Free Proのメリット
EarFun Free Proは5,999円の低価格な完全ワイヤレスイヤホンですが、6.1mmの高音質ドライバーを搭載することによって迫力のあるクリアなサウンドを楽しむことができます。
- 価格のわりに高音質なサウンドに
- 動画と音声の遅延がほとんどない
- ノイズキャンセリング機能で騒音が消える
- 外音取り込み機能で外の音も聞こえる
- 4マイクで通話音質もなかなか良い
- ケースがワイヤレス充電に対応している
- 端末価格が5,999円と低価格
ノイズキャンセリング機能、外音取り込み機能など完全ワイヤレスイヤホンに必要な機能を網羅しています。
さらに、充電ケースがワイヤレス充電に対応しているという価格的に見てもあり得ないくらいコストパフォーマンスの高いイヤホンとなっています。
EarFun Free Proのデメリット
EarFun Free Proは自動停止・再生機能を搭載していないので、イヤホンを耳から外しても音楽が再生され続けます。
- 自動停止・再生機能を搭載してない
- 充電ケースが少しチープ感ある
ノイズキャンセリング機能を搭載しているのにこの機能が搭載されていないのがすごいですね…(笑)割り切り感があるというか。近接センサーを搭載しなくていいからコストを抑えることができるのかもしれません。
また、充電ケースが少しチープな感じがするかもしれないです。
とくに蓋の光沢部分は指紋が付きやすいのでこまめに清掃をしたくなってしまうところがあります。ただ、拭き取ることでキレイを保つことができるので、これはこれでいいのかもしれませんね。
EarFun Free Proは5,999円で買うことができる完全ワイヤレスイヤホンです。デザインは好みが分かれそうな感じですが、コストパフォーマンスはとても高いイヤホンなのでおすすめです。
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