こなれた価格で音質が良くて使い勝手のいい完全ワイヤレスイヤホンは各メーカーが気合いを入れて開発してますが、Ankerの完全ワイヤレスイヤホン・Soundcore Liberty Air 2は6,999円という低価格でありながらも音質と使いやすさにこだわったものとなっています。
個人的になかなか好きなデザインに仕上がっているので見た目にも見た目にもこだわりたいという方におすすめとなっています。
ここでは、Soundcore Liberty Air 2のデザイン・サイズ・音質・使いやすさをレビューしているので、完全ワイヤレスイヤホンを検討している方は参考にしてください。
この記事の目次
Soundcore Liberty Air 2 レビュー
Soundcore Liberty Air 2の特徴
- 落ち着いた音質で長時間視聴に向いてる
- aptXに対応しAndroidなら音質が良い
- HearIDで耳に合った音質に設定できる
- タッチセンサー搭載で直感的に操作できる
- 最大7時間連続使用(ケース込みで28時間)
- 約10分間の充電で約2時間の連続再生が可能
- ワイヤレス充電に対応した充電ケース
- IPX5の防滴性・耐汗性に対応している
- 端末価格:6,999円(Amazon)
Anker Soundcore Liberty Air 2はスティック型の完全ワイヤレスイヤホンとなています。スティック型なのでケースから取り出したり、装着のしやすさはとてもしやすいスタイルになっているのかなと感じます。
aptXに対応しているためiPhoneとAndroidでは音質が異なっており、iPhoneだと「まあ、普通かな?」といったレベルですが、 Androidなら「お、これ音良くない?」に変わります。
全域で解像感が高くなるのでAndroidのスマートフォンを使っているならaptXに対応しているSoundcore Liberty Air 2は価格が安い割にかなり良い選択肢になるでしょう。
さらに、Soundcore Liberty Air 2は7,999円で買うことができるイヤホンでありながらも充電ケースがワイヤレス充電に対応してしまっているので、ノイズキャンセリング機能以外の機能はほぼ全部入りのコスパ最強のモデルとなっています。
パッケージと付属品
パッケージデザインは薄く青みがかかった外装にAnkerのブランドカラーである深いブルーが差し色となっているAnker製品おなじみの配色となっています。
右サイドにはマグネットが施されていて、本を開くようなオペレーションで開封していきます。同梱品は充電ケース、シリコンイヤーチップ(5サイズ)、USB A to Cケーブル・説明書となっています。
Soundcore Liberty Air 2の素晴らしいところは、このイヤーチップの豊富さです。通常のワイヤレスイヤホンには3サイズ付属されているケースが多いのですが、Soundcore Liberty Air 2は5サイズから選ぶことができます。
装着されているMサイズに加えて、XS・S・L・XLと用意されているので、これまでなかなか自分の耳に合うイヤホンをみつけられなかった人も安心して使うことができるのではないでしょうか。
ちなみに、僕の耳はどのイヤホンでもLサイズ、またはXLとなります。そんなに穴が大きいのか…。(どうでもいい情報)
付属のケーブルはUSB-A to C(ケーブルの長さは50cm)となっています。
充電アダプタは付属していないので手持ちのUSB充電器などを使って充電することになります。
もし、iPhoneのApple 5W USB充電器を持ってるならそれを代用しても良いですしUSB-C PD対応なのでAndroidスマホのUSB -C対応の電源アダプタを使って充電するのもいいでしょう。
ワイヤレス充電に対応した充電ケース
Soundcore Liberty Air 2の充電ケースは、ブラックでも ”真っ黒” ではなくチャコールグレーのようなグレーがかった黒となっています。その色味とマットな質感は、スーツのポケットから出てきても違和感ない大人っぽいイメージですね。
筐体の素材はサラサラとした手触りの樹脂ケースとなっています。使っていくうちに細かい傷が突いたり、手垢が目立ちそうな感じなのでケアは必要かもしれません。といっても拭くだけしか対処のしようがないですが。
Soundcore Liberty Air 2はスティック型の縦に長いイヤホンとなっているので充電ケースの所定の穴に差し込む形で収納することになります。
収納部分にはマグネットが付いているので、充電ケースからイヤホン本体がぽろりと落ちてしまうこともなく安心して使うことができます。充電ケースの上蓋を開けると正面にあるLEDインジゲーターが点灯してバッテリー残量が表示されます。
- LED1(点滅):-30%
- LED2(点滅):30-70%
- LED3(点滅):70%-
- LED3(点灯):100%
Soundcore Liberty Air 2はイヤホン単体で7時間のバッテリー駆動時間となっていますが、ケースと組み合わせると最大28時間の使用が可能です。
また充電し忘れたときに便利な高速充電にも対応しており10分程度の充電で約2時間の連続再生ができるので、充電が切れそうですぐに使いたい時もちゃんと使うことができそうです。
充電器の下側にUSB-Cポートを搭載しているので同梱ケーブルを使ってバッテリー補給ができるようになっています
さらに、Soundcore Liberty Air 2の充電ケースはワイヤレス充電にも対応しているのでQi対応のワイヤレス充電器を使ってバッテリー補給も可能となっています。
ワイヤレス充電器のAnker Powerwave Ⅱ Padで充電してみましたが、ちゃんと充電できていました。
ワイヤレスイヤホンのような毎日使用するガジェットにはケーブルレスで充電できるメリットは大きいですよね。最近のスマホはワイヤレス充電ができる端末も増えてきてるので充電ケーブルを消し去って生活することも可能ですね。
イヤホン本体のデザイン
Soundcore Liberty Air 2のイヤホン本体のデザインはなかなかスタイリッシュで個人的には好きなスタイルとなっています。
全体的にはブラックのラバーな感触で滑りにくい素材が使われていおり、背面部分は充電ケースと同じようなチャコールグレーのマットな質感となっています。
チャコールグレーにヤーチップの内側からチラリと見えるオレンジ。ドライバー部分はゴールドとやはりどこか大人をイメージしたイヤホンなのかなと思わせるデザインです。
汚れのつきやすい耳に接する部分だけは光沢のあるプラスチックになっているのでお手入れのしやすさを考慮した細やかな気遣いが伺うことができますね。
Soundcore Liberty Air 2のイヤホン本体のロゴ部分にはタッチセンサーを搭載しているのでタッチ操作で再生や通話をコントロールすることができます。
- 右側を2回タップ:再生/一時停止
- 左側を2回タップ:次の曲にスキップする
- 左右いずれかを2回タップ:通話応答/終了
- 左右いずれかを2秒間長押し:着信拒否
- 左右いずれかを2秒間長押し:音声アシスタント
Soundcore Liberty Air 2の気遣いはこのタッチオペレーションにもあらわれていて誤操作しがちな「ワンタップ」は採用されていません。イヤホンの位置を手で修正しても音楽を再生し続けてくれるのは嬉しい配慮となっています。
とはいえ「手軽にワンタップで操作したい!」という方は専用アプリのSoundCoreをスマホにインストールすることでタッチ操作のカスタマイズができるのでワンタップで操作したい方は設定してみましょう。
装着感は自然で良い
Soundcore Liberty Air 2はイヤーチップを採用したカナル型タイプの完全ワイヤレスイヤホンとなっています。片耳イヤホンの重量は5g、両耳合わせても10gと軽量なイヤホンです。
カナル型のイヤホンなので密着度は高くなっていますが、付け心地は自然でとてもいい感じです。イヤーチップのサイズも5種類から選ぶことができるので、自分に合ったサイズを探し出すことができるかと思います。
音質はaptX対応で重低音の効いたサウンド
Soundcore Liberty Air 2はダイヤモンドコーティングされた6mmのドライバーを採用していますが、この価格帯のイヤホンでは一般的な大きさとなっています。
音声コーデックはAAC/SBCだけでなくaptXにも対応しているのでAndroidスマホで使う場合は高音質なサウンドを楽しむことができるようになっています。
- ドライバーサイズ:6mm
- 音声コーデック:aptX/AAC/SBC
- Bluetooth:5.0
- マイク:cVc8.0ノイズキャンセリング
- 7時間(ケース込みで28時間)
Soundcore Liberty Air 2の音質は7,999円という価格を考慮するなら十分高音質なイヤホンになっています。
実際に視聴してみた感じとしては重低音が強く再生される感じで高音域もしっかりと鳴っているドンシャリ系の音質になっています。アップテンポな楽曲に合ったイヤホンに仕上がっている感じですね。
重低音がかなり鳴るので好みが分かれそうな感じがしますが、イコライザーで調整もできるのである程度好みの音にすることはできるかと思います。
また、iPhoneとAndroidでは音質がかなり違う感じに仕上がっています。iPhoneの音声コーデックはAACとなっていて圧縮音源を再生している感がありボーカル域が少しこもった感じに聞こえてしまうんですよね。
しかし、AndroidスマホならaptXに対応していて音質がかなり向上しています。ドンシャリ系の音は同じなのですが全域で解像感が向上していて臨場感のあるとても聴きやすいサウンドを楽しむことができます。
AACやSBCは効率よくデータを転送するために聞こえない細かい音のデータを削除していますが、aptXは耳に聞こえないような音もしっかりテータを転送しているため臨場感のあるサウンドを再現することができます。
iPhoneとAndroidではこのように伝送方式が異なるためaptXに対応しているAndroidを使うことによってクリアなサウンドを楽しむことができるというわけです。
実際にAQUOS sense4でaptXで音楽を視聴してみましたが、iPhone 12 Proで再生させるよりもクオリティの高いサウンドになっていました。なので、iPhoneではなくAndroidスマホを使っている方におすすめしたいイヤホンといっていいかもしれないですね。
解像感を3.5と評価していますがこれはAndroidスマホで視聴した場合のスコアでiPhoneだと3.0といったところです。
また、Soundcore Liberty Air 2は専用アプリ・SoundCoreをインストールすることでHearIDというAnker独自の機能を使って音質を調整することができます。
HearIDはまるで聴力検査のようなステップで耳の聴こえ具合を判断しユーザーひとりひとりの音感に沿ったイコライザーに調整してくれるありがたい機能なんですよね。
イコライザー調整は感覚に頼ってしまうところがありますが、HearIDを使うことで機械的に調整してくれるので誰でも「いい音」に辿り着くことができるというわけですね。
実際にHearIDを使ってイコライザー調整してみましたが、僕の場合は完全にフラットな設定となっていました。
今のところ耳の老化はないようですが、自分自身では気付かないような耳の聞こえ方の違いを判別してくれてこれを微調整してくれるHearIDはなかなか便利ではないでしょうか。
スマホとの接続方法
Soundcore Liberty Air 2はBluetoothでスマホと接続することができます。充電ケースの蓋を開くと左右のイヤホンが自動的に電源オンになります。イヤホンをケース方取り出さずにこのまま状態で設定ができるようになっています。
スマホ側ではBluetooth接続先の一覧に「Soundcore Liberty Air 2」が表示されるので、これをタップすることで接続が完了します。「Soundcore Liberty Air 2-L」という項目が出ることがありますが、これは片耳で使うとき接続先です。
- 両耳イヤホン:Soundcore Liberty Air 2
- 左側イヤホン:Soundcore Liberty Air 2-L
ただ、こちらは基本的に接続しないようにしましょう。片耳しか音が出ない状態になってしまいます。
基本的に一度ペアリングをしてしまえばイヤホンの蓋を開けるだけで自動ペアリングしてくれるのですが、たまに片耳だけしか音が鳴らない症状が出てしまいます。
実際に右側しか繋げない状態になってしまい以下の方法でリセットすることができました。
- Soundcore Liberty Air 2とのペアリングを解除する
- 左右のイヤホンを充電ケースに収納する
- 上蓋を開けた状態で充電ケースのリセットボタンを長押し
- イヤホンのLEDが白色点滅になるまで待つ
- 表示された「Soundcore Liberty Air 2」を選択して接続を行う
イヤホンのLEDが赤色に点滅するまでリセットボタン長押しして、しっかりリセットを行なったうえで、左右のペアリングを待ち、スマホと再接続すればうまくいきますのでお試しください。
Soundcore Liberty Air 2 レビュー:まとめ
- イヤホンのデザインがスタイリッシュで良い
- aptX対応でAndroidなら音質が良い
- 細かくイコライザー調整ができる
- ワイヤレス充電に対応した充電ケース
- 連続再生時間が7時間と長い
- 低音が少し強いかも
- なぜか片耳モードになってしまうことがある
Soundcore Liberty Air 2のメリット
Soundcore Liberty Air 2はデザイン性に優れたスティック型のワイヤレスイヤホンとなっています。
音質は価格相応といったところですが、コーデックにaptXに対応しているので Androidスマホを使ってるならおすすめイヤホンです。
また、この価格のワイヤレスイヤホンとしては珍しく充電ケースがワイヤレス充電に対応しているのでケーブルレスの生活を送ることも可能となっています。
Soundcore Liberty Air 2のデメリット
Soundcore Liberty Air 2は低音が強めなので好みが分かれそうな音質になってます。
ただ、イコライザー調整できるのである程度は自分好みの音を作り出すことは可能なので、この価格を考慮するとコストパフォーマンスはかなり高い良さげな完全ワイヤレスイヤホンに仕上がっているのかなと感じます。
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