2020年ハイエンドモデルのiPhone 12 Proはサイドフレームが角のあるエッジフレームを採用した角張ったデザインに刷新されたモデルです。
従来のiPhone 11 Proの丸みのあるスタイルから大きく見た目が変わったiPhone 12 Proですがカッコいいですね。
さらに、ディスプレイサイズが6.1インチと大きくなって、有機EL、高性能なA14 Bionic、LiDARスキャナ付きのトリプルカメラを身に纏ったハイエンドなiPhoneに。
この記事では、iPhone 12 Proのサイズ・スペック・使いやすさをレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット・デメリットも書いているので旧型から乗り換えを検討してるなら参考にどうぞ!
- 6.1インチの丁度いい画面サイズに
- フラットで角張ったスタイルに
- マスク対応のFace ID(顔認証)に対応
- カメラの画質、背景ぼかしの精度が向上した
- 望遠カメラ(光学2倍)が寄れるように
- 超広角カメラでナイトモードが使える
- IP68防水防塵、おサイフケータイに対応
- MagSafe充電に対応している
- 最新iOS 18に対応している
- 120Hzリフレッシュレートに非対応
- 横向きFace ID(顔認証)に非対応
- サイドフレームに指紋がつきやすい
この記事の目次
iPhone 12 Proの特徴
- 6.1インチ 有機EL(Super Retina XDR)
- 解像度:2,532 × 1,170ピクセル
- リフレッシュレート:60Hz
- SoC:A14 Bionic、メモリ:6GB
- ストレージ:128 / 256 / 512GB
- 生体認証:Face ID(顔認証)
- カメラ:超広角 + 広角 + 望遠(光学2倍)
- LiDARスキャナで暗所によるAF速度向上
- ポートレートモードが自然に撮影できる
- 内蔵スピーカー:ステレオ
- 最大15WのMagSafeワイヤレス充電に対応
- 耐水防塵:IP68等級(水深6m30分)
- サイズ:160.8 × 78.1 × 7.4 mm、226g
- 端末価格:9万円前後(中古)
- 発売日:2020年10月23日
iPhone 12 Proは3年ぶりに筐体デザインが丸みのあるスタイルからエッジのある角張ったスタイルに。サイドフレームの素材はステンレススチールを採用し、とてつもない高級感のある雰囲気を醸し出しています。
このスタイルをずっと待ちわびてた。iPhone 12 Proはシルバー、グラファイト、ゴールド、パシフィックブルーの4色から選ぶことができます。
この記事でレビューしているのはシルバーですが、シルバーは環境光をリアルに反射するので昼間で使うとき、夕暮れに使う時、夜の街で使う時のそれぞれで違った顔を見せてくれるのでとってもいい感じです。
他のカラーも美しい輝きで周囲の光を反射していろんな顔を見せてくれるでしょう。
とくにゴールドカラーの存在感は凄い。ギラつき感がラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
ゴールドはスパッタリング加工により他カラーの真空蒸着よりもコーティング膜とステンレスフレームの密着力が高くて指紋と傷が付きにくくなっています。
ステンレスフレームは美しいのですが、指紋がどうしても目立ってしまうので、指紋や細かい傷を付けたくないという方はゴールドにするのも良いかも?
iPhone 12 Proの画面サイズは5.8インチから6.1インチに大きくなりましたが筐体サイズは大きくならないように配慮されて意外と大きさは感じません。
角張ったデザインを採用しガチッと握れるようになり操作性がよくて、磁力でいろんなものをくっ付けられるMagSafeアクセサリーにも対応しMagSafe充電器、MagSafeレザーウォレットなど周辺機器も使えます。
iPhone 12 Proは販売終了していますが、各キャリアで認定中古で購入可能です。また、中古でランクAが74,800円で手に入れることができます。
iPhone 12 Pro レビュー
では、iPhone 12 Proをレビューしていきます。
パッケージ・付属品
iPhone 12 ProはUSB-C充電器が同梱しなくなってパッケージサイズが薄くなりました。同梱物はUSB-C to Lightningと「Designes by Apple in California」のケースが入ってるだけのシンプルパッケージとなっています。
パッケージの小型にともなって「Designes by Apple in California」の長さも小さくなり説明書、SIM PINなどの紙も小型化しているようですね。
今までは充電用の電源アダプタが同梱してましたが、2020年10月以降はすべてのiPhoneで充電器が同梱しない仕様になりました。
iPhone 11 Proからの機種変更であれば18WのUSB-C充電器を使えばいいですが、久しぶりにiPhone 12 Proに乗り換えをするならApple 20W USB-C電源アダプタが別途必要となります。
もし、iPadなどと組み合わせるならApple純正ならApple 35W デュアルUSB-C コンパクト電源アダプタ、サードパーティ製ならAnker 521 Chargerがおすすめです。2ポートで同時充電ができます。
LightningケーブルはAnker PowerLine Ⅲ Flowが絡まらないのでおすすめです。
フラットで角張ったスタイルに
iPhone 12 Proはデザインが新しくなってサイドフレームがエッジのあるフラットなスタイルとなりました。もうね。とにかくカッコイイの一言ですね。
このスタイルのiPhoneをずっと待っていた感があります。
サイドフレームの素材はiPhone 11 Proと変わらずステンレススチールですが、エッジのあるフラットなサイドフレームとなって光の当たり方、角度によって違う色に見えるの面白いところです。
iPhone 12 ProとiPhone 11 Proだと雰囲気がかなり異なっており、どちらがいいかは好みの問題ですが個人的には最高にカッコイイと思っています。
ただし、ステンレススチールは指紋がとても付きやすいので、ちょっと触っただけでベタベタです。指紋が付くのは先代も同じですが、iPhone 12 Proの方が指紋が目立ってしまうんですよね。
ピカピカの金属だからゆえに仕方ないところではありますが、指紋が目立つのは嫌だという方はiPhone 12 Proではなくアルミフレームを採用しているiPhone 12を選んだ方がいいのかもしれません。
筐体下部に充電用のLightningポートを搭載しています。
左側の穴はマイク、右側の穴は内蔵スピーカーですね。エッジスタイルのLightningポートはいつもと違う雰囲気があっていい感じです。
筐体の左側にミュートスイッチ、音量ボタンを搭載しています。フラットエッジスタイルになってとてもスッキリとした感じに見えますね。ボタンも押しやすいですよ。
iPhone 11 ProのSIMカードスロットは筐体の右側に配置されてましたが、iPhone 12 Proは位置が変更となり筐体の左側下にあります。
デザインの刷新と5G通信に対応するために内部構造も大きく変更したのでしょうね。
iPhone 12 Proはシングルスロット仕様でnanoSIMに対応し、eSIMを使うことで音声通信をメイン回線、データ通信をサブ回線で運用できます。
背面パネルはテクスチャードマットガラスを採用しています。
テクスチャードマットガラスは非光沢でさらさらとしたガラスでソフトな持ち心地を実現している素材です。
マットガラスなので通常の光沢ガラスよりも指紋が付きにくいだけでなく細かい傷もあまり付かないのでケースなしでiPhoneを使うなら最高の筐体となっています。
iPhone 11 Proにも採用していた素材で、1年ほどケースなしで使ってきましたがとてもキレイな状態を保っていますよ。
iPhone 12 ProのリアカメラはトリプルカメラにLiDARスキャナがありますが、基本的なデザインはiPhone 11 Proと同じでカメラの部分は光沢のあるガラスで背面パネルとの違いを演出しています。
iPhone 12 Proのサイズ感
iPhone 12 Proの画面サイズは6.1インチサイズとなってiPhone 11 Proの5.8インチから0.3インチ大きく、本体サイズもiPhone 12 Proの方が一回り大きくなっています。
iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro | |
画面サイズ | 6.1インチ | 5.8インチ |
筐体サイズ | 146.7 × 71.5 × 7.4mm | 144.0 × 71.4 × 8.1mm |
重量 | 187g | 188g |
ただ、本体の横幅の大きさはほぼ同じなんですね。さらに、筐体の厚みは8.1mmから7.4mmに薄くなるという偉業も成し遂げています。
iPhone 12 Proはサイドフレームがフラットになって丸みのあるフレーム部分を削って画面サイズをベゼルギリギリまで拡大することで筐体の肥大化を最小限に抑えています。
ほぼ同じ筐体サイズで画面サイズが大きくなったのはとても嬉しいところ。ただし、横幅がほぼ同じとはいえ、角張ったスタイルになって実際に手で持った時の持ちやすさ、操作のしやすさはiPhone 11 Proの方が上です。
iPhone 11 Proは画面の端からサイドフレームの先端までが滑らかに丸みがあり手に馴染むスタイルとなっているので、しっかりと握って使うことができます。
iPhone 12 Proは画面の端からサイドフレームの端までの距離が短くて画面を大きくできるメリットはある一方で、角が立ってるため手へのフィット感は損なっています。
操作性だけで比較するとiPhone 12 ProよりiPhone 11 Proの方が使いやすい。手の大きい方なら問題はないですが手の小さい方は5.4インチのiPhone 12 miniの方が幸せになれる可能性はありそうです。
ディスプレイが6.1インチにサイズアップ
iPhone 12 Proは6.1インチに有機ELディスプレイを搭載しています。iPhone 11 Proの5.8インチから0.3インチサイズアップして、解像度も少しだけ向上しています。
機種 | iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
画面サイズ | 6.1インチ | 5.8インチ |
解像度 | 2,532 × 1,170ピクセル | 2,436 × 1,125ピクセル |
画素密度 | 460ppi | 458ppi |
コントラスト比 | 2,000,000:1コントラスト比 | |
輝度 | 800(標準)、1200ニト(HDR) | |
仕様 | Super Retina XDR(有機EL)、HDR、広色域(P3)、True Toneテクノロジー |
画面サイズが大きくなり解像度も少しだけ向上しているので表示領域も増えています。
ほんのわずかではありますが、iPhone 11 ProよりもiPhone 12 Proの方が一度に表示できる情報量が多くなってるのが分かります。ほんとにわずかな差ですが、動画コンテンツは大きな画面で楽しむことができます。
また、Super Retina XDRディスプレイはHDRに対応しているのでHDRに対応したコンテンツを再生することで色鮮やかな画面で楽しむことが可能となっています。
マスク対応のFace ID(顔認証)を搭載
iPhone 12 Proは顔認証のFace IDに対応し、顔を登録(最大2顔まで)しておくことで画面ロック解除を顔を使って解除できます。
認証精度と速度はiPhone 11 Proから変化はなく同じ感じで快適に画面ロック解除できます。
Face IDは精度の高い3D顔認証システムで、暗いところでもしっかり顔を認識し真っ暗闇の中できちんと画面ロック解除ができるのが素晴らしいところ。
また、iOS 15.4以降であればマスクしながらもFace IDが使えるようになったので弱点がなくなりました。
少し前まではApple Watchと組み合わせることでマスクしながら画面ロック解除してましたが、現在はiPhone 12 Pro だけでしっかりFace IDが使えます。
しかも、Apple Payの電子決済もマスクしながら認証できる精度の高さを持っているのでメインのスマホとしてもしっかり使える生体認証システムとなっています。
IP68耐水防塵に対応
iPhone 12 ProはIP68等級の耐水防塵性能を持ち合わせています。等級はiPhone 11 Proと同じですが、4メートルから6メートルの水深に耐えることができるようになりました。
機種 | iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
IP規格 | IP68等級 | IP68等級 |
耐水性能 | 水深6メートル | 水深4メートル |
水深6メートルって深いですよね。一般的なプールでも6メートルのプールは飛び込み台くらいでしょうか。誤って飛び込み専用のプールからiPhone 12 Proを落としても故障リスクが減ります。
あくまでそれくらいの水圧に耐えられるので、iPhone 11 Proよりも耐水性能が向上したという認識でいいでしょう。ちなみに、水没による故障は保証外となるので注意しましょう。
iPhone 12 Pro スペックと性能
SoCはA14 Bionicを搭載
iPhone 12 Proは高性能なSoC(システムオンチップ)となるA14 Bionicを搭載しています。5nmプロセスルールで製造された超微細なチップで118億個のトランジスタで構成しています。
機種 | iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
チップ | A14 Bionic | A13 Bionic |
CPUコア | 高性能コア2 + 高効率コア4 | |
GPUコア | Apple GPU 4コア | |
Neural engine | 第4世代(毎秒11兆回) | 第3世代(毎秒6兆回) |
メインメモリ | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128 / 256 / 512GB | 64 / 256 / 512GB |
プロセス | 5nm | 7nm N7P |
トランジスタ数 | 118億個 | 85億個 |
CPU、GPUの性能が向上し、機械学習のNeural Engineも大幅に向上し毎秒6兆回から11兆回の演算能力を手に入れて、空間認識の処理が大きく向上しています。
iPhone 11 ProはリアカメラにLiDARスキャナと呼ばれる被写体との距離を正確に計測できるセンサーを搭載しています。このセンサーの性能を活かせる高性能なSoCです。
GeekBench 5でCPUとGPUの性能を計測してみました。
モデル | iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
SoC | A14 Bionic | A13 Bionic |
CPUシングルコア | 1580 | 1320 |
CPUマルチコア | 3835 | 3333 |
GPU(Metal) | 9426 | 7496 |
CPU、GPUともに20%ほど処理性能が向上。iPhone 11 ProのA13 Bionicも処理性能の高いSoCでしたが、A14 Bionicはさらに上を行く性能を手に入れることになります。
Antutuでも性能を比較してみました。
モデル | iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
SoC | A14 Bionic | A13 Bionic |
メモリ | 6GB | 4GB |
トータル | 671633 | 583822 |
CPU | 177018 | 123652 |
GPU | 249498 | 259962 |
MEM | 121414 | 88292 |
UX | 123703 | 111916 |
トータルで20%の性能アップとなっており、メモリが4GBから6GBになったことでメモリ周りの処理性能のアップも見受けられます。
ここまで処理性能が高速化すると体感でわかるレベルの差はほとんど感じないのが実情で動画でiPhone 12 ProとiPhone 11 Proを実際に並べて動作比較しましたほぼ同じです。
iPhone 11 ProのA13 Bionicがいかに高性能なSoCだったのか…ということですね。
とはいえ、iPhone 12 Proの方がメモリ容量が多いので重いアプリを使ったりマルチタスクでアプリの切り替えをすると差が出てくることもあります。
また、iPhone 12 ProはLiDARスキャナで被写体との距離を正確に計測したり処理するデータ量が11 Proより増えてるので体感では分からないところで性能アップは必要だったのかもしれません。
動作速度はかなり快適で原神も動く
iPhone 12 ProでSafariブラウザ、Twitterを動かしてみました。
モタつくことなく快適に動作しています。これくらい滑らかに動作していれば型落ちとはいえ、中古で買っても普通に満足できるかと思います。
ゲームの「原神」はクオリティ「高」がデフォルトとなっています。
デフォルト設定でもキレイな画質でプレイが可能です。
動作もとても滑らかでフレームレートがコマ落ちすることはありますが、快適にプレイすることができます。
iPhone 12 Proの電池持ち
iPhone 12 Proの電池持ちは公式発表では基本的にはiPhone 11 Proとほぼ同じ数値ですがビデオ再生の項目のみが18時間から17時間に1時間短くなっています。
モデル | iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
バッテリー容量 | 2,815mAh | 3,046mAh |
ビデオ再生 | 17時間 | 18時間 |
ビデオ再生(ストリーミング) | 11時間 | 11時間 |
オーディオ再生 | 65時間 | 65時間 |
これはバッテリー容量がiPhone 12 Proになったことで3,046mAh → 2,815mAhに少なくなったことが要因となっています。
実際のバッテリー持ちを比較してみました。
モデル | iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
PUBG 30分 | 63 → 50% 13%消費 |
75 → 63% 12%消費) |
YouTube 1時間 | 50 → 38% 12%消費 |
63 → 52% 11%消費 |
ほんのわずかですがiPhone 12 Proの方が電池の減りが速いみたいです。ただ、バッテリー容量が大きく減った割に頑張っていてA14 Bionicが5nmの省電力チップになってるということなのでしょう。
MagSafe充電器に対応
iPhone 12 Proはワイヤレス充電に対応していますが、Appleのワイヤレス充電器・Magsafe充電器とApple 20W USB-C電源アダプタを使って最大15Wのワイヤレス充電が可能です。
iPhone 12 Proは筐体の背中部分にマグネットを内蔵していて、MagSafe充電器をピタッとくっ付けて充電することができます。
マグネットでしっかりとiPhone 12 Proを固定して充電できるので、振動によってiPhoneが滑り落ちて充電できてなかったということを防ぐことができます。
MagSafe充電器を使って充電した場合、Qi充電器を使って充電した場合、Lightningケーブルを使って充電した場合の充電速度を計測してみました。
時間 | MagSafe(15W無線) | Qi(7.5W無線) | Lightning(20W有線) |
---|---|---|---|
30分 | 0% → 27%(27%増) | 0% → 15%(15%増) | 3% → 57%(54%増) |
60分 | 27% → 46%(19%増) | 15% → 31%(16%増) | 57% → 81%(24%増) |
90分 | 46% → 67%(21%増) | 31% → 46%(15%増) | 81% → 91%(10%増) |
120分 | 67% → 81%(14%増) | 46% → 63%(17%増) | 91% → 100%(9%増) |
150分 | 81% → 97%(18%増) | 63% → 76%(13%増) | – |
MagSafe充電器を使うと30分で27%ほど、60分で46%のバッテリー補給ができます。なお、Apple 20W USB-C電源アダプタでないと最大15Wの急速充電ができない仕様なので注意してください。
アダプタ | MagSafe(純正20W) | MagSafe(他社20W) |
---|---|---|
30分 | 0% → 30%(30%増) | 0% → 27%(27%増) |
60分 | 30% → 53%(23%増) | 27% → 46%(19%増) |
90分 | 53% → 73%(20%増) | 46% → 67%(21%増) |
120分 | 73% → 94%(21%増) | 67% → 81%(14%増) |
150分 | 100% | 81% → 97%(18%増) |
Lightningケーブルを使っての充電と比べると速度は遅いですが、一般的なワイヤレス充電器(Qi)での充電速度と比べると充電速度は間違いなく高速化しているようです。
ただし、MagSafe充電器をただ置いて使うのは微妙です。この大きさの端末がテーブルの上に置かれている状況は邪魔ですよね。
それなら、スタンドタイプの一般的なワイヤレス充電器を使った方がスマートです。ただ、ゲームをする時やiPhoneを持ちながら充電するならMagSafe充電器を使う意義ががありそうです。
今までだとLightningポートからケーブルが出ている状態で邪魔になっていましたが、MagSafe充電器ならケーブルを上か下に逃してゲームがしやすくなります。
また、iPad ProやiPad AirのMagic KeyboardのようなスタンドがあればiPhone 12 Proを浮かせた状態で充電可能で新しい充電スタイルが出てきそうな予感はします。
こんな感じでiMacにMagSafeを無理矢理くっ付けて使うのもいいですよね。まあ、色々と問題はありますが。
5G通信で高速通信ができる
iPhone 12 Proは5G(Sub-6)に対応しているので5Gエリア内であれば高速モバイル通信が可能となっています。
実際にdocomo 5Gの通信ができる金沢駅でどれくらい速度が出ているのかGoogleのスピードテストで計測してみました。
受信 送信 |
5G(Sub-6) | 4G LTE |
---|---|---|
1回目 | 318 Mbps 87.6 Mbps |
112Mbps 11Mbps |
2回目 | 342 Mbps 83 Mbps |
87Mbps 9Mbps |
3回目 | 238 Mbps 53 Mbps |
84Mbps 12Mbps |
4回目 | 347 Mbps 76 Mbps |
118Mbps 14Mbps |
5回目 | 314 Mbps 79 Mbps |
101Mbps 15Mbps |
Sub-6の5Gであっても下りで300Mbpsほど、上りで90Mbpsほどの通信速度で、4G LTEよりも3倍〜10倍ほどの速度が出るようです。
最近では4G LTEでも100Mbpsの速度が出て快適ですが、人の多い東京では速度が遅くなりがち。人が密集するところも5Gならある程度の速度を確保できます。
なお、5G通信をすると電池がモリモリと減っていきます。20%ほど電池の減りが速くなると言われていますが、そんなレベルではないくらいバッテリーが減っていきます。
もし、5Gエリア内で電池持ちを優先させたい場合は「モバイルデータ」の「音声通話とデータ」から「5Gオート」から「4G」に切り替えて5Gエリア内であっても4G通信ができます。
「5Gオン」は常に5G通信をする状態で、「5Gオート」はバッテリーが十分にあると5G通信し、バッテリーが少ない時は自動的に4Gでの通信に切り替えてくれます。
5Gの通信はバッテリーをかなり消費します。実際にiPhone 12 Proで5G通信を数十分しましたが、あっという間にバッテリーが10 %とか減ってしまいました。
実際にどれくらいバッテリーが減ったのか確かめてみました。
iPhone 12 Proのカメラスペックと画質
iPhone 12 Proのリアカメラには広角 + 超広角 + 望遠のトリプルカメラにLiDARスキャナを搭載しています。
モデル | iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro |
---|---|---|
広角 | 1200万画素(1/2.5型)・F/1.6・光学式手ぶれ補正 | 1200万画素(1/2.5型) F/1.8 |
超広角 | 1200万画素 f/2.4 |
1200万画素 f/2.4 |
望遠 | 光学2倍・1200万画素・F/2.0・光学式手ぶれ補正 | 光学2倍・1200万画素・F/2.0・光学式手ぶれ補正 |
3D | iToFセンサー | – |
インカメラ | 1200万画素・F/2.2 | 1200万画素・F/2.2 |
機能 | ナイトモード、Deep Fusion、スマートHDR3、ナイトモードオートレート、4K動画(24/30/60fps)、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影、オーディオズーム | ナイトモード、Deep Fusion、スマートHDR2、4K動画(24/30/60fps)、オーディオズーム |
iPhone 12 Proのリアカメラは広角(×1)、超広角(×0.5)、望遠(×2)の3つのカメラを搭載しているので構成としてはiPhone 11 Proは同じです。
広角カメラは6枚構成から7枚構成のレンズになってF値が1.6と明るく暗所撮影に強くなっています。また、望遠カメラの光学2倍も寄れるようになって撮影がしやすくなりました。
A14 Bionicに内蔵のSiP(画像処理エンジン)も性能が向上しDeep Fusionによって高精細な写真に仕上げることも可能になっています。
広角カメラの画質は向上した
iPhone 12 Proの広角カメラは1200万画素のイメージセンサーですがDeepFusionの恩恵もあってか高精細でくっきりとした画質の写真を撮影できます。
センサーサイズは1/2.5型と大きくはないですが、被写体によることでレンズとセンサーだけで背景のぼけを表現することもできます。
さらにセンサーサイズが大きいiPhone 12 Pro Maxよりもぼけ量は少ないですが十分キレイですよね。
広角カメラで撮り比べをしてみました。
どちらもスマートHDRのおかげでキレイな写真に仕上がっていますが、iPhone 12 Proの方がレンズが明るいということもあり全体的に明るい写真になってるように見えます。
F/1.6のレンズは暗いところでのシーンにとても役に立ちます。
パッとみた感じは違いがないように見えますが、拡大すると解像感がまるで違うのが分かります。
ナイトモードでノイズの少ない明るい写真に仕上げられますが明るすぎたりダークな写真にしたい時は使えないのでレンズが明るくなったのは撮影の幅が広げることができます。
iPhone 12 Proの広角カメラのナイトモードは星空も手持ちで撮影できるようになりました。iPhone 11 Proでも撮影は可能でしたが、ノイズが多くてあまりキレイではなかったんですよね。
しかし、iPhone 12 Proはf/1.6の明るいレンズとA14 Bionicの高性能プロセッサのおかげでノイズの少ないキレイな星空を写し出すことができます。
これ、手持ち撮影してるんですよ?!下界での撮影なので星の数が少ないですが山に登って撮影したらスゴいことになりそう。
手持ちでここまで手振れさせずに星空を撮影できるって凄すぎるんですけど。ちなみに、どちらも通常のナイトモードだと明るくなりすぎるので露出を1段ほど下げて撮影していますが、手持ちで星空を撮影できるのはとにかく凄いカメラ性能です。
超広角カメラの画質も向上した
iPhone 12 Proは超広角カメラを搭載しているので視野の広い写真を撮影できます。
スペック上はiPhone 11 Proと同じ1200万画素にF/2.4のレンズを搭載していますが、iPhone 12 Proの超広角カメラの画質は間違いなく向上しています。
iPhone 11 Proは全体的にボヤッとした感じに写真になっているのが、iPhone 12 Proは解像感の高い写真に仕上げることができます。
レンズ、センサーの性能が向上したのか、それともA14 Bionicの画像処理エンジンの処理性能が良くなったおかげなのかは不明ですが、新しくなったDeep Fusionのおかげで超広角カメラでもキレのある写真を撮影できるようになりました。
ビルの夜景なんかもiPhone 12 Proなら高精細な画質で撮影できますね。iPhone 11 Proの超広角カメラは明らかに画質がイマイチだったので個人的にかなり嬉しいアップデートですね。コレは。
また、iPhone 12 Proの超広角カメラはナイトモードに対応しました。
iPhone 11 Proの超広角カメラだと明るく撮影することができなかったのが、iPhone 12 Proならこのように明るい写真に仕上げることができます。
望遠カメラは寄れるようになった
iPhone 12 Proは1200万画素(F/2.0)の光学2倍の望遠カメラを搭載しスペック上はiPhone 11 Proと同じですが、最短撮影距離がiPhone 12 Proは短く被写体に寄って撮影が可能になりました。
こちらはiPhone 12 Proの望遠カメラで撮影した水道の蛇口ですが、なかなかいい感じに撮影できています。
iPhone 11 Proの望遠カメラは同じ光学2倍でもかなり離れないと自動的に広角カメラのデジタルズームになってましたが、iPhone 12 Proはかなり寄った状態でも望遠カメラで撮影できます。
- iPhone 12 Pro(望遠×2):約40cm
- iPhone 11 Pro(望遠×2):約60cm
これだけ距離が違うのでブツ撮りにもiPhone 12 Proの望遠カメラはしっかり活用できるというわけです。
望遠カメラの画質はiPhone 12 Pro、iPhone 11 Proともにほぼ同じです。
画質に関してもほぼ同じ。拡大してみるとiPhone 12 Proの方がノイズが少なく輪郭が強調されていますが同じ画質とみていいでしょう。
iPhone 12 Proは広角と望遠カメラに光学式手振れ補正機能を搭載し暗いところでもブレのない写真を撮影できます。
望遠カメラで撮影した夜のビル群ですが、とてもキレイに撮影できていますよね。
スマートHDR3でより自然な写真に
iPhone 12 ProはA14 Bionicに新しい画像処理エンジンを搭載しスマートHDR 3とDeep Fusionで明暗差のある難しいシーンでも誰でも簡単いキレイな写真を撮影可能です。
スマートHDR3は白トビを抑えるだけでなく色合いもシチュエーションに合わせて自動調整してくれるようになっています。
例えば、スターバックスコーヒーのアメリカンワッフル。
iPhone 11 Proは少し青味のかかった感じであまり美味しそうではないですが、iPhone 12 Proで撮影したワッフルは暖かみのある色合いで美味しそうなワッフルに仕上がっています。
このようにiPhone 12 Proはシーンに合わせて色合いもいい感じに自動調整してくれるようになったので、使いやすくなったのではないかと思います。
もちろん、白トビを抑えてくれるスマートHDRも健在です。
iPhone 11 ProのスマートHDRはしっかりと電飾看板などの白トビを抑えてますが明暗差のあるシーンだと電灯の明度を下げることによってその周囲も吊られて暗くなって不自然な写真に仕上がる場合がありました。
iPhone 12 Proは明るい部分を極端に暗くすることなく自然に仕上げることができています。
iPhone 12 Proのポートレートモード
iPhone 12 ProもiPhone 11 Proと同様に背景をぼかせるポートレートモードを搭載し、広角カメラと望遠カメラを使って処理できて1倍だけでなく2倍ズームのポートレートモードで背景をぼかせます。
iPhone 12 Proのポートレートモードは背景のぼけの精度が大幅に向上してます。なんと、ストローが消えることなく背景のぼかしを入れることができるようになりました。
後述しますが、これはLiDARスキャナによってストローが消えなかったわけではなく、LiDARスキャナのないiPhone 12でもストローは消えずソフトウェア処理の精度が向上したのかもしれません。
花をポートレートモード で撮影してみましたが、iPhone 12 Proは葉っぱとの間も上手に背景をぼかしていることが分かります。
iPhone 11 Proはうまく背景をぼかせていない箇所がありますよね。
さらに、iPhone 12 Proはナイトモードポートレートにも対応し、暗いシチュエーションでもポートレートモード を使って背景をぼかすことができるようになっています。(ズーム1倍のみで適用可能で2倍は使えない。)
iPhone 11 Proでも暗いところでポートレートモードを使って背景をぼかすことができましたが、全体的に暗い写真になってしまいます。しかし、iPhone 12 Proならナイトモードが使えるので明るい写真に仕上げることができます。
夜の撮影が捗りそうで、コレはいいですね…。楽しくなりそう。
LiDARスキャナが使用できるシーンは
iPhone 12 ProはLiDARスキャナと呼ばれる被写体との距離を計測できるセンサーも搭載しています。LiDARスキャナが活用されるシーンはおそらく限定されています。(あくまで、色々と試してみた結果として書いているので間違っているかもしれません。)
- ポートレート(モノ):広角と望遠で背景処理
- ポートレート(人物):広角と望遠で背景処理 + LiDARでオートフォーカス処理
- ナイトモードポートレート(人物・モノ):LiDARで背景処理
iPhone 12 Proのポートレートモードは人物だと認識した時にLiDARスキャナでオートフォーカス処理をしているようです。
iPhone 12 ProのLiDARスキャナは人物ポートレートモードのときには間違いなく作動してるっぽい。センサーを指で隠すとピントが合わなくなる。
— かずやシンスペース (@Logkazu) October 24, 2020
左 センサー隠す 右 通常 pic.twitter.com/A76gBYWxK1
LiDARスキャナのセンサーを手で隠して子どもを撮影するとピントが合わなくなってしまうんですよね。一方で、モノに対して同じようにLiDARスキャナを手で塞いで撮影してもちゃんと撮影することができます。
iPhone 12 ProのLiDARスキャナを手で塞いで撮影した観葉植物もキレイに背景をぼかしが入ってます。
つまり、モノに対してはLiDARスキャナを使わずに広角カメラと望遠カメラの情報を使ってA14 Bionicのニューラルエンジンで背景をぼかして、人物と認識した時点でLiDARスキャナがオートフォーカスの処理をして高精細な写真に仕上げているのだと思います。
iPhone 11 Proのポートレートモードは葉っぱの中の部分の背景をうまくぼかしを入ってないですが、iPhone 12 Proの背景ぼかしのソフトウェア処理が向上したことによる恩恵だと思います。
ちなみに、iPhone 12よりもiPhone 12 Proの方がモノに対してのポートレートモードの精度が高いことがありますが、12 Proは望遠カメラを搭載しています。おそらく12 Proも従来のモデルと同じように望遠カメラの情報も使って背景処理をしているのでしょう。
また、ナイトモードポートレートもLiDARスキャナが使われているようです。暗いところでカメラを撮影してみましたが、センサーを塞いで撮影してみると背景がぼけなかったです。
ということは、LiDARスキャナは基本的にナイトモードポートレートを使っている時と、ポートレートモードで人物撮影をしている時にオートフォーカス処理をしている…といった感じでしょうかね。
全てのモードでLiDARスキャナを使えばいいんじゃないの?って思ってしまいますが、電池持ちも考慮しての結果なのかなと感じます。
HDR(10bit)動画撮影に対応
iPhone 12 ProのHDR(10bit)による動画撮影に対応しています。しかも、最大で4K 60fpsのHDR動画を撮影することができるので、とにかく色鮮やかな動画を簡単に撮影することができます。
HDR(10bit)と従来のSDR(8bit)の大きな違いは表示できる色の数が異なります。
- HDR(10bit):約10億7374万色
- SDR(8bit):約1677万色
iPhone 11 Proなど従来のモデルはSDRによる4K 60fpsの撮影だったのが、iPhone 12 ProはHDRによる4K 60fpsの撮影ができるようになり、表現力の幅がとにかく広くなっています。
例えば、こちらはiPhone 12 Pro(HDR撮影)したものとiPhone 11 Pro(SDR撮影)したものをプレビュー再生したものをカメラで写真撮影したモノ(画面の明るさは同じに設定)です。
iPhone 11 ProよりもiPhone 12 Proの方が明るく撮影できています。iPhone 12 ProのHDR撮影は少し明るめになってしまいますが、撮影後に明るさを少し調整してあげることでSDRでは得ることができなかった豊かな色調・階調を手に入れることができます。
iPhone 12 Proで撮影したHDR動画はHDRディスプレイに対応したモデルできちんとした階調で表示することができますよ。
ちなみに、動画編集アプリのFinal Cut Pro XにiPhone 12 Proで撮影したHDR動画を流し込むと明るいプレビュー表示となってしまいます。
この明るさでは使いものにならないので、動画の露出を思いっきり下げることで自然な明るさに仕上げることができます。
露出調整後の空の部分を見て欲しいのですが、青空がしっかりと表現できてるのが分かります。
従来のiPhone 11 ProのSDR撮影では表現しきれなかった空をiPhone 12 ProのHDR撮影であれば情報として受け取ることができるようになり、階調の広いキレイな動画に仕上げることが可能となるのです。
iPhone 12 Proの端末価格
iPhone 12 Proのストレージ容量は128GBから選べるようになりました。
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
iPhone 12 Pro | – | 117,480円 | 129,580円 | 153,780円 |
iPhone 12 Pro Max | – | 129,580円 | 141,680円 | 165,880円 |
iPhone 12 | 94,380円 | 99,880円 | 111,980円 | – |
iPhone 12 mini | 82,280円 | 87,780円 | 99,880円 | – |
ProモデルなのでiPhone 12 mini、iPhone 12と比べると端末価格は高いですが、一般的な5Gスマホと比べても同じくらいの価格帯となっています。
現在、iPhone 12 Proは中古のイオシスで9万円前後で買うことができます。ハイエンドのiPhoneがこの価格ならいいのでは?
iPhone 12 Proのスペック
ディスプレイ | 6.1インチ(2,532 × 1,170ピクセル) Super Retina XDR(有機EL) 最大輝度:625ニト(標準)・1,200ニト(HDR) 広色域(P3)、True Toneディスプレイ |
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SoC | A14 Bionic 6コアCPU(高性能コア2 + 高効率コア4) 4コアGPU Neural Engine(16コア) |
メインメモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB・256GB・512GB |
生体認証 | Face ID(顔認証) |
リアカメラ | 広角:1200万画素・ƒ/1.6 超広角:1200万画素・ƒ/2.4 望遠:1200万画素・ƒ/2.0・光学2倍 スマートHDR 3、Live Photos、4K 60fps動画撮影、HDR 10撮影対応(最大30fps)、1080p 120/240fps スローモーション、ステレオ録音 |
インカメラ | 1200万画素・ƒ/2.2 TrueDepthカメラ |
オーディオ | ステレオスピーカー |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.0、5G通信、eSIM対応 |
バッテリー | 2,227mAh |
ポート | Lightning(急速充電に対応) MagSafe充電(最大15Wワイヤレス充電に対応) |
サイズと重量 | 146.7 × 71.5 ×7.4mm 187g |
価格 | 128GB:117,480円 256GB:129,580円 512GB:153,780円 |
本体カラー | グラファイト、シルバー、ゴールド、パシフィックブルー |
発売日 | 2020年10月23日 |
iPhone 12 Pro レビュー・評価:まとめ
iPhone 12 Proのメリット
iPhone 12 Proは5.8インチから6.1インチに大きくなって本体デザインが刷新された新世代のiPhoneとなっています。
5Gに対応したことよりも個人的にはそれよりも筐体デザインが新しくなってエッジのある角張ったスタイルになったことが大きな魅力となっています。
本体サイズを抑えながらも大きい画面サイズでコンテンツを楽しむことができるだけでなく、有機ELディスプレイが明るく、見やすいので外でも快適です。
カメラの画質も向上し望遠カメラが明るく寄れるのは使いやすい。超広角カメラの画質も向上しているのでいろんなシチュエーションでキレイな写真、動画撮影が可能となりました。
iPhone 12 Proのデメリット
少し前まではマスクをしてるとFace IDが使えないのが最大のデメリットでしたが、iOS 15.4以降でマスク対応したのでデメリットがなくなりました。
あえてデメリットを上げるなら120Hzのリフレッシュレートに対応していない、ステンレスフレームはカッコイイけど指紋が付着しやすい点でしょうか。
iPhone 12 Proがおすすめな人は
iPhone 12のいずれかの端末を買おうと検討していて望遠での撮影をすることが多いならiPhone 12よりも光学2倍望遠カメラを搭載しているiPhone 12 Proを選ぶのがおすすめです。
メインメモリが4GBではなく6GBの容量を搭載していることもメリットの1つではありますが、体感で違いを感じることはできないので、望遠カメラの有無でどちらを選ぶか判断するのがいいでしょう。
また、iPhone 12 Proは背面パネルがマット調のパネルを採用しているため指紋が付きにくいというメリットもあります。サイドフレームはステンレス素材で光沢があるので高級感もあり、質感でiPhone 12 Proを選ぶのもいいかもしれないですね。
個人的にお子さんがいるならiPhone 12 Proを選んで欲しいです。というのも望遠カメラがあった方が少し離れていても高画質で撮影できますし、ナイトモードポートレートで暗い寝室でも子どもの寝顔をキレイに撮影できるんですよね。
望遠カメラがあることで、撮影の幅が広がるのでiPhone 12 Proは子どもがいる方には本当におすすめしたいところです。
→ iPhone 12、iPhone 12 miniはこちら
写真比較が非常に分かりやすかったです。
購入の参考になります!