ドコモが5G通信サービスをスタート。同時にSHARPの5Gスマホ・AQUOS R5G(アクオス R5G)の発売も開始しました。
5GスマホのAQUOS R5Gは5Gギガホ・5Gギガライトを契約することで5Gの高速通信ができるようになりました。待ちに待った5Gが降臨!ということで5Gスマホを試してみたくプラン変更してまで5G対応のAQUOS R5Gを購入しました!
ここでは、AQUOS R5Gのデザイン・スペック・カメラの画質・5Gの通信速度のレビューをしています。はじめての5GスマホにAQUOS R5Gを検討している方は参考にしてください!
→ 後継機種はAQUOS R6となっています。
この記事の目次
AQUOS R5Gの特徴
AQUOS R5Gは6.5インチのPro IGZOディスプレイ、トリプルカメラ + ToFセンサーを搭載し5Gに対応したハイエンドスマホで、AQUOS R3の後継機種となっています。
- 6.5インチの大画面スマホ
- リフレッシュレート120Hzの滑らか画面
- Snapdragon 865 + 12GBで快適動作
- 256GB UFS3.0 + WriteBoosterの高速ストレージ
- トリプルカメラ + ToFセンサーを搭載
- 40K60P・8K30P動画撮影に対応
- 顔認証・指紋認証で画面ロック解除ができる
- 5G・Wi-Fi 6の高速通信に対応
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- ドコモ・au・ソフトバンクで購入できる
AQUOS R5GはCPUプロセッサにSnapdragon 865、メインメモリ12GB、さらにUFS3.0に対応した256GBの大容量ストレージを搭載しているので十分すぎる性能となっています。
そして、AQUOS R5Gは高速通信規格・5Gに対応したスマホとなっていて5Gの契約をして5Gエリアであれば従来の4Gよりも速い速度でデータ通信することが可能となっています。
AQUOS R5GとAQUOS R3のスペックを比較しました。
AQUOS R5G | AQUOS R3 | |
画面サイズ | 6.5インチ(3,120 × 1,440) | 6.2インチ(3,120 × 1,440) |
ディスプレイ | Pro IGZO・10億色・120Hzリフレッシュレート対応 | |
CPU | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 |
RAM | 12GB LPDDR5 | 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 256GB UFS 3.0 + Write Booster | 128GB UFS |
外部メモリ | microSDXCカード(最大1TB) | microSDXCカード(最大512GB) |
生体認証 | 顔認証・指紋センサー | |
リアカメラ | 超広角:4800万・F/2.9 望遠:1220万・F/2.7 広角:1220万・F/1.7 ToFセンサー |
広角:1220万・F/1.7 動画専用:2010万・F/2.4 |
インカメラ | 1640万・F/2.0 | 1630万・F/2.0 |
Wi-Fi | 6(a/b/g/n/ac/ax) | 5(a/b/g/n/ac) |
5G通信 | 下り:3.4Gbps 上り:182Mbps |
– |
4G通信 | 下り:1.7Gbps 上り:131.3Mbps |
下り:988Mbps 上り:37.5Mbps |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 |
防水防塵 | IP68(水深1.5m 30分耐えられる) | |
おサイフケータイ | 対応 | |
充電 | 急速充電対応(パラレル充電) | 急速充電・ワイヤレス充電対応 |
バッテリー容量 | 3,730mAh | 3,200mAh |
電源ポート | USB-C(外部モニター出力に対応) | USB-C |
本体サイズ | 162 × 75 × 8.9mm | 156 × 74 × 8.9mm |
重量 | 189g | 185g |
画面サイズが6.2インチ → 6.5インチに大きくなっていますが、ベゼルの幅が狭くなっているので本体の横幅は74mm → 75mmと最小限の肥大化で抑えられています。
AQUOS R5Gの本体カラーはアースブルー、ブラックレイ、オーロラホワイトの三色から選ぶことができます。
ただし、ドコモはブラックレイ、オーロラホワイトの二色となっています。
AQUOS R5G レビュー
パッケージと付属品
AQUOS R5Gはキャリア版のオリジナルのパッケージがあります。
といっても、とてもシンプルなものとなっています。キャリア版のAQUOS R5Gの付属品はとてもシンプルで説明書とテレビアンテナ、SIMカードスロットを開けるためのピンのみとなっています。
AQUOS R5GはUSB-Cポートを搭載しているのでUSB-Cポート対応の充電器、USB-C to Cケーブルを使って充電することができます。
また、付属のテレビアンテナを3.5mmオーディオジャックに接続することでフルセグ・ワンセグの視聴ができるようになっています。もちろん、有線イヤホンにも対応しているので有線で音楽を楽しむこともできます。
AQUOS R5G 外観デザイン
本体サイズは少し大きめ
AQUOS R5Gは6.5インチのディスプレイを搭載していることもあり本体サイズは162 × 75 × 8.9mmと大きめです。
ただ、重量は189gと200gを切っているのでボディサイズのわりに軽いといった印象があります。画面サイズが大きいのに5.8インチのiPhone 11 Proとほぼ同じ重量とは…。最近のシャープのスマホは重量が軽いのが嬉しい。
ちなみに、背面パネルにガラスではなくプラスチック素材を採用しているというもの重量の軽さに貢献しているのでしょう。
リアカメラはトリプルカメラ + ToFセンサーを搭載していて縦一列に並んだスタイルとなっています。
質感は悪くない感じ。5G通信に対応している証でもある「docomo 5G」のロゴが…主張しています。
AQUOS R5Gのサイドフレームはアルミフレームを採用しています。背面パネルが丸みがあるのでフレーム自体は細めになっていて持ちやすいスタイルになっています。
外部ポートはUSB-Cに対応しています。
USB-CポートはHDMIモードによる外部出力にも対応していて4Kモニターと接続することでミラーリング表示でスマホの画面を大画面で表示できます。
みんなでコンテンツを楽しみたいときなどに使うのもいいのかもしれません。
さらに、3.5mmオーディオジャックも搭載しているので、有線タイプのイヤホンを使うことができるようになっています。
AQUOS R5Gはハイレゾ音声の再生にも対応しハイレゾ対応のイヤホンを使って高音質なサウンドを楽しむことができます。また、有線だけでなく無線によるハイレゾ再生にも対応しています。
ハイレゾに対応したワイヤレスヘッドフォンが必要となりますが、使い方の幅が広くなったのは嬉しい仕様です。
本体左側にSIMカードスロットを搭載しています。
付属のピンを使うことでSIMカードスロットを開けることができ、nanoSIMに対応、さらにmicro SDカード(最大1TB)を入れてストレージを拡張することができます。
AQUOS R5Gは256GBのストレージを搭載しているので普通は容量不足で悩む事はなさそう。ただ、8K動画撮影をすると1分あたり600MB、10分で6GBの容量が必要となるので画質にこだわるとあっという間にストレージ容量が圧迫してしまうかもです。
なので、動画撮影を考えているならマイクロSDカードを活用するのがいいかもしれませんね。
顔認証・指紋認証に対応
AQUOS R5Gは画面下の指紋センサーを搭載していて指紋を登録することで指で指紋ロック解除ができるようになっています。
AQUOS zero2は画面内指紋認証を搭載してきたのでAQUOS R5Gもそうしても良かったのでは…?と思いましたが、ホームボタンっぽい指紋センサーを搭載しています。
まあ、画面内指紋認証は精度が悪い時もあるので物理センサーの方が使いやすいのは間違いないです。
さらに、顔認証機能もあるので顔を登録しておくことで画面を見ながらスリープ解除するだけで画面ロック解除ができます。
顔認証は簡易型なので暗いところでの認証は難しくなりますが画面の明かりが白くて明るい状態であれば認証が通りやすくなります。
とはいえ、指紋センサーをきちんと搭載しているのでマスクをしている状態でも普通に画面ロック解除できるので操作性はかなり良くなっています。
IGZO Proのキレイさ
AQUOS R5GはQuad HD+(3,120 × 1,440ピクセル)解像度のIGZO Proディスプレイを採用しています。
IGZO Proディスプレイは10億色、1,000cd/㎡の高輝度な表示ができるSHARPが開発している液晶です。コンテンツに合わせてバックライト輝度を制御して有機ELに負けないくらい省電力な(?)になっているのかな。
AQUOS zero2は有機ELを採用していましたが、AQUOS R5Gは液晶となっているので焼き付きも心配なく使うことができるでしょう。
操作のしやすさについて
AQUOS R5Gは6.5インチのディスプレイを搭載していてい筐体は大きくなっています。
本体の横幅は75mmとなっていて片手で文字を入力するのは厳しいサイズ感です。ただ、Androidのキーボード 片手モードに切り替えをすることで片手操作はできる大きさなのかな。
初期設定のシステムナビゲーションは「3ボタンナビゲーション」となっていて、指紋センサーをタップすることでホーム画面に戻ることができる状態になっています。
ただ、最近はAndroid 10のジェスチャー操作にも慣れてきたので「設定」→「システム」→「操作」の「システムナビゲーション」から「ジェスチャーナビゲーション」に変更しました。
こうすることで、Pixel 4や他のAndroidスマホと同じようにジェスチャー操作でホーム画面に戻ったり、アプリを切り替えることができるようになります。
もちろん、Androidの2画面表示機能にも対応しています。
2画面表示は画面比率が21:9と長くなっているXperia 5やXperia 1 Ⅱの方が見やすくて使いやすいですが、AQUOS R5Gも画面サイズが6.5インチと大きいので、まあ使える感じですね。
ワイヤレス充電は非対応
AQUOS R5Gはワイヤレス充電には非対応となっています。AQUOS R3は対応してただけにちょっと残念。なんで、ワイヤレス充電非対応になってしまったのでしょうかね…。
急速充電に対応
AQUOS R5GはUSB-C PDによる急速充電に対応しています。キャリア版なので充電器は付属してませんが、サードパーティ製の急速充電を使うことで高速充電ができるようになっています。
こちらはAUKEY PA-Y19の30W急速充電器・でAQUOS R5Gを充電した時の出力を計測したもので、8.7V × 1.4A = 12Wで充電できているようです。
また、AQUOS R5Gはパラレル充電に対応しています。
パラレル充電は電源ICを二つ搭載することで充電経路を二つに分散、負荷を軽減させることで充電時の熱を抑えることができるという仕組みです。
つまり、充電しながら動画を見てもスマホ本体が熱くなりにくい…ということですね。AQUOS zero2も同じようにパラレル充電に対応してましたが個人的にはAQUOS R5Gが対応してくれたのが頼もしい。
AQUOS R5Gは5Gに対応したスマホ。ドコモの5Gギガホならデータ通信使い放題となっていてテザリングも適用されるので完全使い放題もモバイルルーターとして使うことができます。
テザリングしてると電池の減りがやっぱり速いので充電しながらテザリングしたいですよね?
AQUOS R5Gなら充電しながらある程度は温度上昇を抑えることができます。
また、AQUOS R5Gは新・放熱設計 サーモマネジメントシステムを採用することで効率的に放熱ができるようになってパフォーマンス低下を防いでいます。
ということで、AQUOS R5Gのパラレル充電がどれくらい内部の熱を抑えることができるのか充電中の温度をCPU-Zを使って計測してみました。比較した端末はXperia 5です。
AQUOS R5G | Xperia 5 | |
バッテリー温度 | 31.2度 | 36.7度 |
どちらもバッテリー残量30%から15分ほど充電して50%前後に補給した直後のバッテリー温度となっていてXperia 5は37度ほどあったのに対してAQUOS R5Gは31.2度に抑えられていました。
パラレル充電と放熱設計サーモマネジメントシステムの効果はあるようですね。充電しながらモバイルルーターとして使ってもパフォーマンスを維持したまま使うことができるかも?
docomo 5Gの通信速度を計測
AQUOS R5Gは5Gに対応したスマホとなっていて5G対応のSIMカードを使うことでSub-6の5G通信ができます。
ドコモ、au、ソフトバンクの5Gの最大通信速度(理論値)はこんな感じです。
- ドコモ:下り3.4Gbps、上り182Mbps
- au:下り3.4Gbps、上り183Mbps
- ソフトバンク:下り2.6Gbps、上り103Mbps
ドコモの4G通信時の最大速度は下り1.7Gbps、上り131Mbpsなので2倍ほどの通信速度アップ…となっています。なんか、5Gって100倍通信速度が高速化するって言われてたけど、ホントにこれからって感じですね。
実際に5Gによる通信をしてみました。ドコモは2020年3月25日より5Gのサービスを開始していて金沢では金沢駅で5Gを使うことが可能となっています。
金沢駅の広場の中央にある案内所の上にドコモの5Gアンテナが設置されています。
アンテナの形状から見ても分かるようにかなり範囲の狭いスポットエリアとなっているようですね。このアンテナを中心に200mほどの範囲で5gの通信が可能となっていました。
AQUOS R5Gが5Gの電波を掴むとアンテナピクトの表示が「4G+」から「5G」に変わります。
5Gの電波を掴んだ状態でGoogleのスピードテストでデータ通信速度を計測してみました。
同じ場所で4Gでの通信はダウンロード36Mbps、アップロード23Mbpsなのに対して5Gは102Mbps、アップロード73.9Mbpsでのデータ通信が出ていました。
5G | 4G | |
下り | 102.8Mbps | 36.8Mbps |
上り | 73.9Mbps | 23.2Mbps |
レイテンシ | 39ms | 44mm |
同じ場所で4Gが36Mbpsなのに対して5Gが100Mbpsとなっています。単純計算で3倍の速度が出ていてブラウザ、ツイッター、YouTubeなどの体感速度が速くなったように感じます。
ただ、4Gのエリアでも下り100Mbpsほどの速度が出ることがあるので、アプリやダウンロードの速度はさほど速くならないかもしれません。
5Gはアップロードの速度が4Gよりも速くなっていて下り・上りの差が少ないのがメリットといえそうです。
Wi-Fi 6で高速通信に対応
AQUOS R5GはWi-Fi 6(ax)の高速通信にも対応しています。Wi-Fi 6は2019年後半から登場した新しい規格のWi-Fiで従来の規格よりも高速・同時接続ができるようになっています。
Wi-Fi 6対応のBUFFALO WXR-5950AX12でどれくらいの通信速度なのかAQUOS zero2と比較してみました。
これがね…なぜかWi-Fi 6に対応していないAQUOS zero2の方がトータルで通信速度が速いことが多かったです。
AQUOS R5G(Wi-Fi 6) | AQUOS zero2(Wi-Fi 5) | |
1回目 | 136.1 / 212.3 Mbps | 139.6 / 70.5 Mbps |
2回目 | 109.5 / 173.9 Mbps | 71.9 / 115.5 Mbps |
3回目 | 107.7 / 174 Mbps | 137.7 / 132.9 Mbps |
Wi-Fi 6って思ったほど速度が伸びないので体感で違いを感じるのが難しいですが、おそらく接続台数が増えてくるとWi-Fi 6が活きてくるのかなと。
自宅ではなかなか違いを感じられないけど、オフィスなど接続台数が多いところでは通信速度が落ちにくくなるのかもしれません。
AQUOS R5G のスペック・性能
CPU・GPUの性能
AQUOS R5GはSnapdragon 865、12GBの大容量メインメモリを搭載しています。AQUOS R3は6GBのメインメモリだったので倍も増えたことになりますね。
シリーズが異なりますがAQUOS R5GとAQUOS zero2でGeekbench 5で比較してみました。
AQUOS R5G | AQUOS zero2 | |
CPU | Snapdragon 865 | Snapdragon 855 |
RAM | 12GB LPDDR5 | 8GB LPDDR4X |
ストレージ | 256GB UFS 3.0 + Write Booster | 256GB UFS 3.0 |
CPU シングルコア | 743 | 740 |
CPU マルチコア | 3347 | 2513 |
GPU OpneCL | 2856 | 2302 |
Snapdragon 855も高性能なプロセッサでしたが、Snapdragon 865はさらに性能が向上していてCPUマルチコアスコアが2500 → 3300と30%ほど処理速度が速くなっていますね。
GPUの性能も20%ほど向上していて全体的にスコアは向上しているようで、3D Markのスコアも55%〜70%も向上しています。
Snapdragon 855も十分高性能なプロセッサですが、3D Markの高負荷な3Dグラフィックだとフレームレートが少し落ちてしまいますが、AQUOS R5Gに採用されているSnapdragon 865なら比較的滑らかに動作できていました。
ゲームにここまでの性能は必要ないでしょうが、Snapdragon 865を搭載しているAQUOS R5Gなら性能不足で困ることはまずないでしょうね。
SSDストレージの性能
また、AQUOS R5Gはメインメモリの容量が8GB → 12GBに増えて、SSDストレージもUFS 3.0に加えてストレージへのデータ書き込み速度を向上させるWrite Boosterと呼ばれる機能を搭載しています。
Cross Platform Disk Testというアプリでストレージ性能を計測してみました。
AQUOS R5G | AQUOS zero2 | |
ストレージ | 256GB UFS 3.0 + Write Booster | 256GB UFS 3.0 |
書き込み速度 | 504MB/s | 229MB/s |
読み込み速度 | 1200MB/s | 1160MB/s |
AQUOS zero2もUFS 3.0に対応した高速ストレージを採用していましたが、AQUOS R5GはWrite Boosterに対応し書き込み速度が倍になっているのが分かります。
もう、パソコンのストレージ並の転送速度ですね。
書き込み速度が速くなってるだけなのでアプリの起動速度に差はなさそうですが、アプリのインストール時間を短縮することができそうですね。
おそらく8K動画撮影を快適に使えるようにストレージ性能を向上させた感じなのかな。
実際の動作速度を比較
AQUOS R5Gの実際に動作を動画にしたので参考にしてください。
AQUOS R5Gの120HzディスプレイをXperia 5、AQUOS zero2と比較、さらにChromeブラウザ、Twitter、YouTubeなどの動作速度も比較しています。
Snapdragon 865、855ともにハイエンドプロセッサなので普通のアプリにおける動作速度の違いはほとんどないですね。ほぼ同じとみていいでしょう。
ただ、AQUOS R5Gは8K動画撮影に対応するなどより負荷のかかる作業が増えていますし8K動画を扱っても動作が遅くなることなく操作できるのはスゴイところ。
あと、スマホゲームも快適に動作させることができるのでゲームをたくさん遊びたいという方も安心して使うことができるでしょう。
トリプルカメラ + ToFセンサーを搭載
AQUOS R5Gはトリプルカメラ + ToFセンサーを搭載しています。AQUOS zero2のカメラのスペックと比較するとこうなります。
AQUOS R5G | AQUOS zero2 | |
リアカメラ | 超広角:4800万・F/2.9 望遠:1220万・F/2.7 広角:1220万・F/1.7 ToFセンサー |
広角:1220万・F/1.7 超広角:2010万・F/2.4 |
機能 | 4800万高精細カメラ 8K30P動画撮影に対応 超広角カメラの歪み補正機能 |
1630万・F/2.0 |
インカメラ | 1640万・F/2.0 | 800万・F/2.2 |
標準画角の広角カメラ、超広角カメラ、望遠カメラを搭載していて幅広い写真を撮影することができます。
AQUOS R3もデュアルカメラでしたが片方は動画専用だったので画角を変えることはできませんでしたが、AQUOS R5Gは静止画撮影で使える3つのカメラを搭載し撮影の幅が広がりましたね。
ただ、AQUOS R5Gの超広角カメラと望遠カメラはF値が高いレンズを採用していて超広角カメラは画素数が多いことも影響して少し暗めの写真に仕上がってしまいます。
広角カメラの画質
こちらはAQUOS R5Gの広角カメラで撮影した写真です。
広角カメラは1220万画素にF/1.7の比較的明るいレンズを採用しているのでキレイな写真を撮影することができます。
AQUOS R5Gとzero2の広角カメラの画質を比較してみました。
スペックは同じで画質はほぼ同じですが、色合いが少しだけ違う感じになっています。AQUOS zero2は暗めに写るのに対してAQUOS R5Gは明るく暖かい感じの写真に仕上がるようです。
AQUOS R5Gの広角カメラでいくつか撮影をしてみましたが、明るいところであれば広角カメラでもそれなりにキレイな画質で撮影することが可能となっています。
色合いも自然で違和感のない仕上がりの写真になるので使いやすいカメラになっています。
1220万画素のイメージセンサーを搭載していますが、人物もとても高精細な画質で撮影することができるので、子どもの写真も肌や髪の毛の質感をしっかり表現することが可能となっています。
ただ、AQUOS R5Gのカメラは暗いところが少し苦手となっていて、電工看板などしっかりと白トビをしてしまうので、最近のスマホとしては物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ただ、AQUOS R5Gもしっかりと光学式手ぶれ補正も搭載しているので暗所でも問題なく撮影することが可能となっています。
やはり、白トビしてしまうのでハイエンドスマホとしては少し物足りなさがあるのかもしれませんが、手ブレはしっかり抑えられるのでブレの写真を量産してしまうようなことはないでしょう。
なお、AQUOS R5GはIP68等級の防水性能も持ち合わせているので雨の中で撮影しても問題ありません。
AQUOS R5Gの標準カメラは超広角・望遠カメラと比べて明るいレンズを採用しているので、十分きれいな写真に仕上げることができるとみていいでしょう。
超広角カメラの画質
AQUOS R5Gの超広角カメラは4800万画素のイメージセンサーを搭載しレンズの歪み補正機能を搭載しています。
こちらは標準の広角カメラで金沢駅を撮影したものです。
同じ場所から超広角カメラで撮影すると、これだけ広い視野で撮影することができるようになります。
AQUOS zero2にも超広角カメラが搭載されてましたがレンズの歪みが少し気にりましたが、AQUOS R5Gにはレンズの歪み補正機能が搭載されたので超広角カメラでも自然な写真を撮影することができるようになりました。
ただし、4800万画素のモードで撮影するとレンズ歪みが発生します。
超広角カメラの4800万画素モードで撮影するとどれくらい高精細な写真が撮れるのか比較してみました。
さすが1220万画素の4倍の画素密度があるので拡大しても高精細に描画できていますね。Xiaomi Note 10が1億画素のカメラを搭載してましたが画質はイマイチでしたが、AQUOS R5Gの超広角カメラの高精細モード撮影は十分使えそうな画質を維持しているようです。
超広角カメラでいくつか撮影をしてみました。
超広角カメラでありがちなレンズの歪みもしっかりデジタル補正されているので、違和感のない自然な写真に仕上がっていますね。ただ、逆光のあるシチュエーションだと少し暗めの写真になってしまうようです。
AQUOS R5Gの超広角カメラは4800万画素の高画素センサーを搭載していますがレンズがF/2.9と少し暗めなので夜間撮影は少し苦手かもですね。
暗い感じに仕上がってしまいます。なので、基本的にAQUOS R5Gの超広角カメラは昼間の撮影に使うのがいいのかなと思います。
望遠カメラの画質
AQUOS R5Gは光学2倍の望遠カメラを搭載しています。AQUOS zero2もデジタルズームすることができましたが、やはり望遠専用のカメラを搭載していると画質は上がります。
金沢駅のバナーを8倍ズームして撮影比較してみました。
AQUOS R5Gは光学2倍の望遠カメラを組み合わせることで16倍までハイブリッドズームすることができますが、やはり専用の望遠カメラを搭載していると画質がキレイですね。
AQUOS R5Gの望遠カメラは1220万画素のイメージセンサーにF/2.7と少し暗めのレンズを搭載していますが、明るいところであれば十分キレイな写真を撮影することが可能となっています。
光学2倍の望遠ズームレンズなので、Xperia 1ⅡやGalaxy S20の3倍望遠レンズと違って使いやすいカメラとなっています。
超広角カメラの画質は少しイマイチ感はありましたが、望遠カメラの画質は意外と頑張ってる感じがしますよね。これくらいキレイな画質で撮影できるなら十分すぎる性能といっても良さそうです。
ToFセンサーで背景をぼかす
AQUOS R5Gは近赤外光を照射して被写体から反射光が戻るまでにかかる時間から距離・奥行きを計測できるToFセンサーを搭載しています。
カメラアプリのモード設定から「背景ぼかし」モードにすることで背景をぼかすことができるようになっています。
このような背景をぼかす機能もToFセンサーの技術が活かされているわけですが、AQUOS R5Gは動画もリアルタイムに背景をぼかしながら撮影できるようになっています。
このモードで家族を撮影するといい感じの動画に仕上げることができて、なかなかいいかもです。
また、1分ほどの動画をAIが自動的に15秒ほどのショートムービーに仕上げてくれるAIライブストーリーProという機能も搭載しています。
子どもの動画をたくさん撮影したい方はAQUOS R5Gは使いやすいのかなと感じます。
8K動画撮影に対応している
AQUOS R5Gは8K動画撮影に対応しています。実際に8K動画を撮影してみたのですが確かにキレイです。
ただ、ディスプレイが4K以下の解像度なので4Kで撮影した動画との違いがよくわからないというね…。
また、YouTubeにアップできないので8K動画の凄さをお伝えすることができない(たぶん)のも残念なところです。
端末価格・販売しているところ
AQUOS R5Gはドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアで購入することができます。各キャリアの端末価格は以下のとおりです。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
一括 | 111,672円(5G WELCOME割で106,172円) | 129,145円 | 129,600円 |
24回 | 4,423円 | 5,381円 | 5,400円 |
36回 | 2,949円 | 3,587円 | – |
48回 | – | 2,690円 | 2,700円 |
25ヶ月後に買い替えた場合 | 70,781円 | 74,405円 | 64,800円 |
一括価格はドコモが106,172円と一番安く買うことができ、ソフトバンクは25ヶ月目に機種変更することで実質64,800円となりドコモよりも安く使うことができす。
なお、ドコモならdカード GOLDを組み合わせることで通信費用の10%ポイントバックを受けることができるのでお得ですよ。
AQUOS R5G レビュー・評価:まとめ
AQUOS R5Gは5Gに対応したで6.5インチのIGZO Proディスプレイ、Snapdragon 865、12GBのメインメモリを搭載したハイエンドスマホです。
- とにかくスペックが高いので全ての動作が快適に
- 5Gに対応しエリア内で高速通信ができる
- 広角・超広角・望遠 + ToFを搭載し幅広い撮影に対応
- 顔認証・指紋認証による画面ロック解除ができる
- パラレル充電で充電しながらでも発熱しにくい
2020年の5GスマホはSnapdragon 865を採用している端末がほとんどなので性能はほぼ横並び状態といっていいでしょう。
ただ、AQUOS R5Gはパラレル充電と放熱システムによって発熱しにくい構造になっているのはプラスと見ていいかも。実際に使っていてもそんな発熱はしないですし使いやすいですよ。
- 画面サイズが大きすぎる
- ワイヤレス充電ができない
- Wi-Fi 6の速度があまり速くない
- 背面パネルの指紋が目立つ
- 端末価格がちょっと高いかも
6.5インチのディスプレイは見やすくていいのですが、やっぱり大きいなぁ…と感じます。とくにAQUOS zero2を触ってからAQUOS R5Gに触れるとゴツい。と感じてしまいます。
AQUOS R5Gは画面内指紋センサーではなく画面下に物理的な指紋センサーを搭載しています。
なんとなく時代遅れ感は否めませんが、画面内指紋認証は精度がイマイチだったりするので物理的なセンサーは実用性が高くて個人的にはアリです。
AQUOS R5Gで5G通信をするには5G契約が必要となります。ドコモ、au、ソフトバンクの5G料金の比較はこちらで比較しています。
https://sin-space.com/entry/5g-price-hikaku
ドコモ 5G、au 5G、ソフトバンク5Gについてはこちらです。
ドコモのおすすめスマホはこちらをどうぞ。
https://sin-space.com/entry/docomo-osusume-sumahoac
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