AQUOS R3 SH-04L レビュー

スマホで動画を撮影することも多くなってきましたよね。でも、手持ち撮影すると手ぶれしてしまってキレイに動画が撮れない…と感じている方も多いのではないでしょうか。

シャープのAQUOS R3(SH-04L)は動画専用カメラと標準カメラを搭載していてアクションカメラ並みに手ぶれを抑えることができるので、動画撮影を撮ることが多い方にはおすすめのハイエンドスマホです。

ここではAQUOS R3(SH-04L)のデザイン・スペック・カメラの画質をレビューしています。

AQUOS R3のメリット
  • 6.2インチの大画面だけど持ちやすく操作性が良い
  • ディスプレイの表示色が10億色で画面がキレイ
  • リフレッシュレートが120Hzでヌルヌル動く
  • 動画の機能が豊富で楽しく撮影できる
  • 顔認証と指紋認証を併用できる
AQUOS R3のデメリット
  • ダブルノッチスタイルが時代遅れ

→ 後継機種はAQUOS R5GAQUOS R6AQUOS R7AQUOS R8 proとなっています。

SHARP AQUOS R3(SH-04L)の特徴

AQUOS R3 全体のスタイル
AQUOS R3のサイズ感

AQUOS R3はドコモ、au、ソフトバンクの大手3社で販売されているSHARPのフラグシップモデルのAndroidスマホとなっています。

本体カラーはキャリアによって違う

本体カラーはブラックとホワイトの2色と各キャリア専用カラーがあります。

AQUOS R3 本体カラー
AQUOS R3の本体カラー
 ドコモauソフトバンク
名称AQUOS R3(SH-04L)AQUOS R3 SHV44AQUOS R3
本体カラーラグジュアリーレッド、プラチナホワイト、プレミアムブラックピンクアメジスト、プラチナホワイト、プレミアムブラックエレガントグリーン、プラチナホワイト、プレミアムブラック

ドコモのラグジュアリーレッドとか最高に格好良いと思うんですけどユーザー層によって好みがハッキリと分かれそうな感じ。

女性の方はauのピンクとかの方がウケはいいのかな?キャリアのロゴと型番が入っているのはドコモだけで、auは型番が下の方に刻印されています。ソフトバンクはAQUOSのロゴのみです。

なお、この記事で登場するAQUOS R3はドコモ版のAQUOS R3(SH-04L)のプレミアムブラックです。

AQUOS R3の特徴とスペック

AQUOS R3はシャープのフラグシップスマホでAQUOS R2の後継機種となっています。

AQUOS R3 vs R2 スペックの違い
型式 AQUOS R3(SH-04K) AQUOS R2(SH-03K)
画面サイズ 6.2インチ 6インチ
解像度 3,120 × 1,440ピクセル(Pro IGZO) 3,040 × 1,440ピクセル(High-Speed IGZO)
CPU Snapdragon 855
2.84GHz(1コア)+2.4GHz(3コア)+1.7GHz(4コア)オクタコア
Snapdragon 845
2.6GHz(4コア)+1.7GHz(4コア) オクタコア
RAM 6GB LPDDR4X 4GB LPDDR4X
ストレージ容量 128GB(UFS Type) 64GB(UFS Type)
リアカメラ(標準) 1,220万画素・F/1.7、光学式手ブレ補正、位相差AF 2,260万画素・F/1.9・光学式手ブレ補正
リアカメラ(動画専用超広角) 2,010万画素・F/2.4 1,630万画素・F/1.9
フロントカメラ 1,630万画素・F/2.0
生体認証 指紋認証・顔認証(併用可能) 指紋認証
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
LTE 受信1,576Mbps/送信131.3Mbps 受信988Mbps/送信75Mbps
防水防塵 IP68(お風呂でも使える)
外部ポート USB-C、3.5mmイヤホンジャック
バッテリー容量 3,200mAh 3,130mAh
充電 ワイヤレス充電Qi(11W)、急速充電(USB PD) 急速充電(Quick Charge 3.0/USB PD)
本体サイズ 156 x 74 x 8.9mm 156 x 74 x 9.0mm
重量 185g 181g

Snapdragon 855はAQUOS zero2にも採用されているハイエンドプロセッサでAndroidを快適に動作させることが可能となっています。

また、AQUOS R3はPro IGZO液晶を搭載したことで表示色が最大10億色に拡大されて、写真や動画の色が鮮やかに表現できるようになっています。

個人的に注目すべき機能はリアカメラの動画機能です。

AQUOS R3 デュアルカメラ
動画専用カメラを搭載したAQUOS R3

リアカメラの動画撮影の手ぶれ補正が超強力になり、実際に使ってみましたがGo Proなどのアクションカメラのような手ぶれのない動画撮影ができるようになっています。

AQUOS R3の特徴
  • 画面サイズが6インチ → 6.2インチに大きくなった
  • TFT Pro IGZOで表示色が10億色、リフレッシュレートが120Hzに
  • SMD 845 → SMD 855でCPUが30%、GPUが20%、AI処理が3倍高速に
  • バッテリー持ちも30%改善されている
  • AIによる被写体ぶれ補正で綺麗な写真を撮影できる
  • 動画の手ぶれを強力に抑える手ぶれ補正を搭載
  • AIライブストーリーで15秒のショートムービーを自動作成
  • AIライブショットで動画撮影中にAIが写真撮影してくれる

AQUOS R3は動画専用カメラを搭載していて動画機能が充実しています。

アクションカメラ並みの手ぶれ補正があるだけでなく、撮影した動画をAIがショートムービーを自動作成してくれたり、動画撮影中にAIが勝手に写真を撮影してくれたり、他社メーカーには内容な動画機能がてんこ盛りです。

「写真よりも動画を撮影したい!」という方はAQUOS R3という選択肢はかなりアリではないでしょうか。

AQUOS R3 レビュー

パッケージと付属品

キャリア版のパッケージは共通箱が利用されていることが多いですが、AQUOS R3(SH-04L)は専用のパッケージデザインが施された箱に入っています。

AQUOS R3(SH-04L)パッケージデザイン
ブラックベースのパッケージ

付属品はフルセグ・ワンセグ用のテレビアンテナケーブル、SIM取り出しピン、説明書となっています。

AQUOS R3 付属品
アンテナケーブルとSIMカードピンが付属

アンテナケーブルを3.5mmオーディオジャックに接続することでフルセグ・ワンセグの地上波を見ることができます。

AQUOS R3 フルセグとワンセグに対応
アンテナケーブルを接続してフルセグ視聴

充電器は付属していないので、各キャリアから購入するかサードパーティ製のUSB-C対応の充電アダプタ、ケーブルを購入する必要があります。

ガラスとアルミフレームの筐体スタイル

AQUOS R3 背面パネルのデザイン
高級感のある背面パネルのデザイン

AQUOS R3の背面パネルはガラス素材、サイドフレームはアルミ素材を採用したスタイルとなっています。

筐体のガラスはコーニング社のゴリラガラス5を採用しています。傷が付きにくく割れにくい素材ですが、ケースなし・ガラスフィルム非装着状態で落としてしまうと割れてしまうと思うので取り扱いには注意ですね。

AQUOS R3 鏡面仕上げの背面パネル
鏡面仕上げの背面パネル

鏡として使えるくらい背面パネルは鏡面仕上げされているのでケースなしで使うなら鏡として使うことができそうですよ。指紋や埃は目立ちやすいですけど。

サイドフレームはアルミ素材となっていて三角山にエッジ加工されています。

AQUOS R3 サイドフレームのデザイン
三角山にカットされたサイドフレームのデザイン

引っかかりにより滑り防止の役割を果たして手から滑り落ちにくいように配慮されているんですね。ガラス筐体はしっとりとした手触りなのでケースを付けずに使ったとしても滑り落とすということは少なそう。

充電ポートはUSB-Cに対応しています。

AQUOS R3の外部ポート
充電はUSB-Cポートに対応

USB 3.1のハイスピード転送にも対応しているのでデータ転送も高速に処理することができます。

6.1インチのフルディスプレイを搭載

AQUOS R3 正面デザイン
6.1インチのPro IGZOディスプレイを搭載

AQUOS R3は6.1インチサイズのTFT IGZO Proフルディスプレイを搭載しています。

受話レシーバーやセンサーはフレームの隅に設置することでフロントカメラと部分だけのノッチスタイルによりフルベゼルレススタイルを実現しています。

AQUOS R3 画面上部のデザイン
ノッチはフロントカメラの部分のみ

AQUOS R3は顔認証機能を搭載していて、自分の顔を登録しておくことでスマホを持ち上げるだけで顔認証してくれてスリープ解除・画面ロック解除をしてくれるので、iPhoneのようにジェスチャーなしで画面解除ができるのでめちゃ便利。

指紋認証センサーは画面下に搭載しているので、マスクをしていて顔認証できない時なども問題なく画面解除ができるようになっています。

AQUOS R3 指紋認証センサー
指紋認証センサーは画面下に搭載

基本的には指紋認証するためのボタンですが、「AQUOS便利機能」→「指紋センサー」に「ナビゲーションキー」の設定をすることが可能となっています。

AQUOS R3 ナビゲーションキー
  • 指紋認証のみ
  • ホームキーとして使う
  • 戻るキー/履歴キーとしても使う

10億色・120HzのPro IGZOを搭載

AQUOS R3は10億色の色表現と120Hzのリフレッシュレートを実現した「TFT Pro IGZO」を搭載しています。有機ELではありませんが液晶のシャープらしく色鮮やかな色表現が可能となったディスプレイとなっています。

AQUOS R3 Pro IGZOディスプレイ
色鮮やかなPro IGZOディスプレイ

画質は「ディスプレイ」の「詳細設定」→「画質」→「基本設定」から選ぶことができます。

AQUOS R3 画質の設定
画質の色鮮やかさを調整できる
ディスプレイの画質設定
  • おススメ:アプリによって自動最適化
  • 標準:色彩の調和がとれた画質
  • ダイナミック:くっきりと色鮮やかな画質
  • ナチュラル:実際の色に近い画質

初期設定は「おすすめ」になっていて、アプリに合わせて画質を自動調整してくれるようになっています。

ディスプレイの使用をAQUOS R3とAQUOS R2で比較してみましょう。

AQUOS R3 ディスプレイのスペック
  AQUOS R3 AQUOS R2
ディスプレイ 6.2インチ Pro IGZO 6インチ High-Speed IGZO
解像度 3,120 × 1,440ピクセル 3,040 × 1,440ピクセル
最大表示色 10億色 1677万色
リフレッシュレート 120Hz 100Hz
HDR HDR10・Dolby Vision・HLG・VP9・YouTube HDR

どちらも4K解像度に対応したIGZO液晶ディスプレイですが、AQUOS R3のPro IGZOは最大10億色の表示色に対応しリフレッシュレートが100Hzから120Hzに向上したので、より滑らかなスクロール、操作感ができるようになっています。

2017年モデル以降のiPad Proも120Hzに対応したProMotionテクノロジーを搭載していますが、それと同じようなもんですね。

エントリーモデルのAQUOS sense 2とスクロールの滑らかさを動画で比較してみました。

AQUOS R3の方が滑らかにスクロールできているのが分かりますね。実際に操作しても引っかかりはたまにあるもののiPhoneよりもスクロールの滑らかさは上のように感じます。

AQUOS R3 CPUのスペック・性能

CPU・GPUの性能

AQUOS R3に採用されているCPUはSnapdragon 855、RAMは6GBと大容量メモリを搭載しています。

CPUのスペック
型式AQUOS R3(SH-04K)AQUOS R2(SH-03K)
CPUSnapdragon 855
2.84GHz(1コア)+2.4GHz(3コア)+1.7GHz(4コア)オクタコア
Snapdragon 845
2.6GHz(4コア)+1.7GHz(4コア) オクタコア
GPUAdreno 640Adreno 630
RAM6GB LPDDR4X4GB LPDDR4X
ストレージ容量128GB(UFS Type)64GB(UFS Type)

Snapdragon 855は第4世代のAIエンジンを内蔵した7nmプロセスルールのプロセッサとなっていて、2019年のハイエンドAndroidスマホへの採用が多いプロセッサでAQUOS zero2Galaxy S10Xperia 5などにも採用されています。

SMD 855 性能
AQUOS R3のプロセッサの性能

Geekbench 4でAQUOS R3のCPUの性能を比較してみました。参考までにSnapdragon 845を搭載しているXperia XZ3のスコアも掲載しておきます。

AQUOS R3に搭載されているSnapdragon 855プロセッサ
Snapdragon 855のGeekbench 4スコア
CPUの性能(Geekbench 4)
型式AQUOS R3(SH-04K)参考:Xperia XZ3
プロセッサ名Snapdragon 855Snapdragon 845
メインメモリ6GB4GB
シングルコア34612402
マルチコア108639014
GPU721213012

CPUは20%ほど性能が向上していますが、GPUのスコアはなぜか大きく落ちていますね。実はSnapdragon 855を搭載しているGalaxy S10シリーズも同じスコアになっているので、計測方法が対応してないんでしょうかね。ちょっと謎です。

Antutuでも性能を比較してみました。

AQUOS R3 Antutuのスコア
AntutuによるCPUの性能
CPUの性能(Antutu)
型式AQUOS R3(SH-04K)参考:Xperia XZ3
プロセッサ名Snapdragon 855Snapdragon 845
メインメモリ6GB4GB
CPU10456589571
GPU146631125272
UX6610363757
MEM1013810007
トータル327437288607

こちらのスコアは全て項目でSnapdragon 855の方が性能が高くなっていて確実に性能アップしているのは間違いなさそう。

実際に動作しているところiPhone XS Maxと比較をしてみました。

OSの違いによる操作感の違いはありますが、どっちも同じくらいの表示速度でしょうかね。Googleマップのスクロールは気持ちAQUOS R3の方がスムーズのようにも見えます。

AQUOS R3 カメラのスペック・画質

AQUOS R3 デュアルカメラ
デュアル仕様で動画専用カメラを搭載している

AQUOS R3のリアカメラは標準カメラ(下)と動画専用の広角カメラ(上)を搭載しています。

写真モードの時は標準カメラを使って撮影、動画モードの時だけ広角カメラを使って撮影できるようになっています。

カメラのスペック
型式 AQUOS R3(SH-04K) AQUOS R2(SH-03K)
リアカメラ(標準) 1,220万画素・F/1.7、光学式手ブレ補正、位相差AF 2,260万画素・F/1.9・光学式手ブレ補正
リアカメラ(動画専用超広角) 2,010万画素・F/2.4 1,630万画素・F/1.9
フロントカメラ 1,630万画素・F/2.0

AQUOS R3の標準カメラの画素数は2,260万画素から1,220万画素に大幅に少なくなりましたが明るさを追求し画素数を下げてピクセルサイズを大きくしたようですね。

つまり、取り込める光量が増えたことでAQUOS R2と比較して2.4倍も明るくなって、ブレにくい、綺麗な写真が撮影できるのです。

AIによってシーンを最適に判断

最近ではもうメジャーとなったAIによりシーン判別機能ですが、AQUOS R3のカメラも「AI オート」で写真を撮影することができます。

AQUOS R3 AIオートモード
リアカメラは数多くモードから設定できる

AQUOS R3は背景をぼかすことができるポートレートモードがありますが、片方のカメラは動画専用なのでiPhone SE(第2世代)iPhone XRPixel 3aのようにシングルカメラだけで背景をぼかす処理をしています。

こんな感じで背景をボカすことができます。

AQUOS R3 ポートレートモード
人物撮影のみ背景をボカすことができる

AQUOS R3のポートレートモードは人物撮影の時だけ背景をぼかすことができる仕様です。

ミラーレスカメラなどのボケ味と比較すると違和感はありますが、柔らかい雰囲気でボケるのでインスタ映えしそうな写真を撮影できそう。割り切った感じがいいかもしれないですね。

リアカメラの画質

AQUOS R3とiPhone XS Maxで写真の撮り比べをしてみました。どちらも1200万画素のイメージセンサーを搭載しています。

リアカメラの画質比較1
AQUOS R3とiPhone XS Maxでビルを撮影

iPhone XS MaxはスマートHDRの効果でしょうか。ハイライト部分からシャドウ部分まで均一に描画していますが、AQUOS R3はメリハリのあるコントラストの効いた描画となっていますね。

リアカメラの画質比較2
AQUOS R3とiPhone XS Maxで線路を撮影

同じ1200万画素のカメラですが、iPhone XS Maxは柔ない描画になっているのに対してAQUOS R3はコントラストの高い描画になっているのがわかります。

AQUOS R3のリアカメラの解像感
AQUOS R3の方がクッキリとした描画

明るいレンズとピクセルサイズの大きいセンサー、光学式手ぶれ補正機能の相乗効果で手ブレしない写真を撮影することができます。

リアカメラの画質比較(夜間撮影)
光学式手ぶれ補正で夜間撮影もバッチリ

パッと見ではAQUOS R3、iPhone XS Maxともに綺麗な写真となっていますが、AQUOS R3は電飾看板の部分は白トビしてしまっていますね。

リアカメラの白とび
夜間の電飾看板はスマートHDRのiPhone XS Maxの方が綺麗

2018年モデルのiPhoneから搭載されたスマートHDRは白トビしないことに関しては素晴らしいものがあるようです。

AIが被写体のぶれを補正してくれる

手ブレではなく被写体ブレによって撮影した人がブレてしまう…なんてこともスマホではよくあること。

しかし、AQUOS R3はAIが被写体の動きに合わせてシャッタースピードを調整してくれるので動き回る子どもを撮影しても被写体がブレてしまう写真を大幅に減らすことができます。

確かに、夜の室内で運動会している子どもたちをAQUOS R3で撮影しても被写体ブレは少ないですし、ある程度の効果はあるのかもしれませんね。

動画専用カメラは暗いシーンもOK

AQUOS R3の動画専用カメラ(ドラマティックワイドカメラ)は、広角レンズで視野の広い撮影ができるだけでなく、4つのピクセルを束ねることでAQUOS R2よりも2倍明るく撮影できるようになり、暗いシーンでも綺麗に撮影することが可能となっています。

スマホのカメラだと暗いところの動画撮影は厳しいものがありましたが、これは助かります。

動画専用カメラは手ぶれ補正が超強力

AQUOS R3の動画モードはアクションカメラ並みに超強力な手ぶれ補正をしてくれるのですが、この手ぶれ補正は個人的にはマジで凄いなぁ〜と思った機能です。

実際にAQUOS R3とiPhone XS Maxでどれくらい手ブレが違うのか比較してみました。

左手にAQUOS R3、右手にiPhone XS Maxを手持ちしながら歩いたところあまり手ブレ量に違いはありませんが後半の走りながら撮影するとiPhone XS Maxはブレブレになってしまうところ、AQUOS R3は強力にブレを制することができています。

Pixel 3aでも比較しましたが、AQUOS R3の手ぶれ補正の方がブレが少なくなっています。

スマホでここまで手ブレを抑えることができるとは…。スゲー。

AIライブストーリーで15秒動画を自動作成

撮影した動画って放置しがちになってしまいますがAQUOS R3は撮影した動画データをAIが自動的に編集して15秒の音楽付きのショートムービーを作成してしまいます。

これ、ちょっとスゴイです。iPhoneの写真アプリも自動的に写真をまとめてくれる「メモリー」という機能がありますが、あれの動画版ですね。

公式の説明動画が一番分かりやすいので動画貼っておきます。

何もしなくても動画撮影してしばらく放置してるとGoogleフォトの中に「MEMORIES」という動画ファイルが作成されているんですよね。

普通に子ども達を流し撮りするだけで、いい感じのショートムービーに編集してくれるので、動画を短くまとめてしまいたいという方にとっては嬉しい機能ではないでしょうか。

AIライブシャッターも超絶便利

さらに、AQUOS R3には動画撮影しながらAIが自動的に笑顔などを判断してもう一つのカメラで写真を撮影してくれるAIライブシャッターという機能を搭載しています。

AQUOS R3のAIライブシャッター
AIライブシャッターの説明

iPhoneは動画を撮影しながらシャッターボタンを押すことで写真を撮影することができますが、AQUOS R3はそれをAIが判断して自動的に写真に収めてくれるのです。

AIライブシャッターも公式の説明動画が分かりやすいです。

動画撮影後にこんな写真撮影したっけ?という写真が何枚かあったんですけどAIが自動的に良いシーンを判別して写真を撮影してくれていたみたいです。

このAIライブシャッターはマジで良い。保育園の発表会とかで「動画も撮りたいし写真も撮りたい!」って時ありますよね?

そんな時はAQUOS R3で動画回しておけばAIが自動的に写真を撮影してくれるのはとても便利。なお、これらのAIライブストーリーなどの機能は後継機種のAQUOS R5GAQUOS zero2のカメラにも継承されています。

Dolby Atmosのサウンドに対応

AQUOS R3 ヘッドフォンジャック
3.5mmオーディオジャックを搭載している

AQUOS R3は映画館にも採用されている立体音響技術・Dolby Atomsに対応しています。イヤホンだけでなく内蔵スピーカーでもDolby Atomsに対応したコンテンツであれば臨場感あるサウンドを楽しむことができます。

通常の音楽もハイレゾ音声に対応していていて高音質サウンドを楽しめるだけでなく、音質を「ダイナミック」、「映画」、「音楽」から設定することができます。

AQUOS R3 オーディオイコライザー
イコライザーで音質を好みに変更できる

イコライザーで細かい音質を調整することができ、さらに「インテリジェントイコライザー」を組みわせることで、より好みの音質を追求することができそう。

AQUOS R3の端末価格

AQUOS R3はドコモ、au、ソフトバンクで購入することができます。(現在はキャリアでの販売は終了しています。)

AQUOS R3 端末価格(税別)
 ドコモauソフトバンク
端末価格82,800円92,000円105,333円
24回払い3,450円3,833円(アップグレードプログラムEXで実質46,000円 + 9,360円に)4,389円
36回払い2,300円(スマホおかえしプログラムで実質55,200円に)
48回払い1,917円2,194円(25ヶ月で機種変更で実質52,667円に)

各キャリアともに25ヶ月目に機種変更することを条件で実質55,000円でAQUOS R3を購入できるようになっています。

単純に24回払いにするのなら端末価格が3キャリアの中で一番安いドコモで購入するのがお得でしょう。

また、今現在旧プランのdocomo withに加入していて料金プランを変更しないのならAQUOS R3に「スマホおかえしプログラム」を使って機種変更したとしても1,500円の割引を受けることができるので、かなりお得に機種変更ができるでしょう。

ドコモの「スマホおかえしプログラム」についてはこちらをどうぞ。

https://sin-space.com/entry/sumahookaeshi-docomowith

AQUOS R3 レビュー・評価:まとめ

ドコモ AQUOS R3(SH-04L)
ドコモ AQUOS R3(SH-04L)

AQUOS R3は6.2インチの大きめディスプレイを搭載しつつ本体横幅を74mmに抑えており、サイドフレームにエッジ加工をで滑りにくくなっているので操作性は思ってたより良いです。

デュアルカメラでありながら動画専用カメラを搭載しAIライブストーリーやライブショットなどの独自機能を持った動画に特化しているので、今までにないスマホの使い方が可能です。

ハイエンドスマホらしくサクサク動作するし動画の機能も豊富なので満足度は結構高めです。

デメリットは正面から見たデザインが少し特徴的なところでしょうか。少しダサい感じがあります。また、もうちょっと端末価格が安ければ良かったかな?って思います。

AQUOS R8 proはこちら

価格の安いAQUOS senseシリーズはこちら

https://sin-space.com/entry/aquossense3

ドコモのおすすめスマホはこちらをどうぞ。

[vc]