子どもにキッズ携帯を持たせようかどうか迷ってる方も多いかと思いますが、やっぱりキッズ携帯があるのとないのとでは安心感が全然違います。いつ何があるか分からないですからね…。
ここではキッズケータイSH-03Mのデザイン・使いやすさのレビューをしています。
我が家では長男がキッズケータイHW-01G、長女がキッズケータイF-03Jを今も使ってます。
この記事ではまだ購入できるF-03Jとの比較もしているのでどっちを購入するか迷っている方も参考にしてください。
- タッチパネルに対応し操作しやすい
- 学年別の漢字変換機能が便利
- イマドコサーチで居場所が分かる
- 4G LTE(VoLTE)対応で長く使える
- 端末価格が14,256円と安め
- 電池の持ちが少し悪くなった
- 充電ポートがUSB Micro-Bタイプ
この記事の目次
キッズケータイSH-03Mの特徴
SH-03Mはドコモのキッズケータイとして初めてタッチパネルのディスプレイを搭載した端末となっていて、タッチパネルの操作に慣れてしまった子どもたちでも簡単に操作できるのが最大の特徴となっています。
- 3.4インチの大画面ディスプレイを搭載
- タッチパネルで子どもでも感覚的に操作できる
- VoLTEによる音声通話に対応している
- おかえり通知・みまもりアラートを搭載
- 習い事の日を通知できるスケジュール機能
- 学年別による漢字変換機能を搭載
- 画面はアクリル素材で割れにくく耐久性の高いボディ
- 泡ハンドソープで本体を洗えるので清潔を保てる
- 1200mAhの大容量バッテリーで電池持ちが良い
- 本体サイズ:101 × 54 × 12.2mm
- 本体重量:94g
- 本体カラー:イエロー・ブルー・ピンク
最近の子どもたちってタブレットでYouTubeを見たり、進研ゼミのチャレンジタッチなどを使ったりしてるので思っている以上にタッチ操作に慣れています。
従来型のキッズケータイだと使うのに戸惑いがあったりするんですよね。でも、タッチパネルを搭載したSH-03Mなら使い慣れてるタブレットと同じ感覚ですぐに使いこなすことができるのです。
子どもは小学生になると行動範囲が一気に広くなります。
学校が終わってから友達の家に行ったり公園に行ったり遊びに行ったりします。昔は家にお母さんがいる家庭も多かったですし固定電話もあったので働きに出ていたとしても連絡は付きました。
でも、今は固定電話を引いている家は少ないですよね。我が家も固定電話はありません。そう考えるとキッズケータイってあった方がいいと思うのです。
もちろん、格安スマホを持たせてもいいのですが位置情報サービスの使いやすさ・スマホ依存・端末の耐久性などを考慮すると個人的に小学生のうちはキッズケータイを持たすのが安心だよなぁ…という結論に至っています。
キッズケータイ・SH-03Mは従来モデルの欠点だったボタン操作を完全に克服した機種となっていて、「おかえり通知」も搭載しているので家に帰ってきた通知を自動的に送信することもできます。
使い方次第では有料のイマドコサーチを契約しなくてもいいのか…?とも思ってしまう。
キッズケータイSH-03M レビュー
付属品・外観デザイン
キッズケータイ・SH-03Mは専用の可愛らしいパッケージとなっています。今回お借りした端末はイエローなのでパッケージも黄色なのかな。
本体、説明書、かんたん操作ガイドが入っていますが、電源アダプタはないので現在使っているスマホの充電器を使い回すか新たに専用の充電アダプタが必要となるので注意してください。
ちなみに、電源ポートはマイクロUSBとなっています。
最近のスマホはUSB-Cポートに対応した端末が多いので、キッズケータイのためにケーブルを買わないといけない…かもですが仕方ないですね。
だって、SH-03Mの端末価格は14,000円と安い価格設定ですし。
防犯ブザーを搭載
キッズケータイの大きな特徴の一つに防犯ブザーがあることですが、SH-03Mも防犯ブザーを搭載しています。本体裏の上部にあるスイッチを上に引っ張ることで…
大音量で防犯ブザーが鳴りLEDライトも点滅します。
相当な大音量でブザーが鳴るので変質者が現れて防犯ブザーを鳴らすとかなり効果があるんじゃないでしょうか。分からないけど。
防犯ブザーが鳴ると同時に位置検索が始まって位置情報を親のスマホに通知してくれるので、何かあったときにとても役に立つ機能となっています。(イマドコサーチの契約が必要です。)
付属のストラップを防犯ブザーの部分に取り付けることで、何かあってパニックになってもすぐに鳴らすことができるようにすることができます。
ちなみに、間違ってもこの部分に普通のストラップを付けないようにしましょうね。防犯ブザーが鳴りまくるので。
普通のストラップは本体下部に付けるところがあるので、そこにストラップを装着して首からぶら下げて持ってもらうこともできます。
タッチパネル付きディスプレイを搭載
キッズケータイ・SH-03Mはタッチパネルで操作できるので、子どもでも直感的に操作できるようになっています。
というか、最近の子どもってタブレットでYouTubeを見るのは日常的になっていて(僕の家だけかな…?)、進研ゼミの学習もチャレンジタッチというタブレットになっているので端末のタッチ操作できることが当たり前になっています。
文字入力のフリック入力には最初戸惑いはあったものの、さすが子どもの吸収力は素晴らしいものがあって1分で使いこなしてましたよ。
ホーム画面は時計が大きく表示されていて、今日の予定がある場合は「予定あり」と表示されるようになっています。タップすることで詳細を確認できるようになっています。
ちなみに、背景の画像・時計のデザインはいくつか用意されてるので好きなデザインのものに変更できるようになっているので、お子さんの好みのホーム画面にすることができます。
電話・メッセージは電話帳に登録した番号のみ
画面を横にスワイプすることでメニューをアイコンで表示されるので、ここから電話をかけたり、メッセージを送ったりすることができます。
電話なのでもちろん電話をしたり、メッセージの送受信が可能となっていますが、キッズケータイは電話帳に登録した番号しか電話を受けることができない仕様となっています。
知らない番号からの受信ができないので、迷惑電話がかかってくることがないのが良いところですよね。安心です。
電話番号の登録は「ほごしゃメニュー」というアイコンから追加することができるようになっています。
保護者メニューにアクセスするには暗証番号が必要となりますが、初期番号は「0000」です。設定を完了させたら任意の番号に変更しておくことをおすすめします。
連絡先を登録することでキッズケータイ・SH-03Mからの電話の発信・受信ができるようになります。予定も保護者メニューから入力できるようになっていて、子ども側で予定をいじることはできないようになっています。(設定から変更は可能。)
ちなみに、緊急電話は登録しなくても電話をかけることができます。「きん急」というアイコンがあるので…
タップすると「警察・救急・海の事故」の電話にかけることができるようになっています。
まあ、どのような状況になったら緊急電話を使うべきなのか、しっかり子どもに教えて理解してもらう必要はありますが、カンタンに緊急電話をかけることができるのはありがたい。
学年別の漢字変換機能
キッズケータイ・SH-03Mは学年別の漢字変換機能を搭載していて1学年ごとに設定することができます。
小学1年生の設定だとひらがな表記が基本となり簡単な漢字のみ使う表記となります。
大人から見たら非常に見にくい画面ですが小学1年生は漢字が分からないですしね。で、学年が上がるにつれて子どもも漢字を学んで読めるようになってきます。
SH-03Mは使い始めの学年を設定しておくことで2年生 → 3年生になったときに自動的に3年生までの漢字表記にしてくれる機能を搭載しています。
従来のキッズケータイも「ひらがな」「学習漢字」「標準漢字」で切り替えできましたが、学年に合わせて切り替えできる機能はなかったので、これはなかなか良い機能ではないでしょうか。
イマドコサーチで居場所を把握
キッズケータイを選ぶ大きなメリットは位置情報サービスを使えるというところです。ドコモは「イマドコサーチ(月々200円)」を使うことで、親のスマホからSH-03Mの位置情報を検索できるようになります。
検索1回につき5円の検索料金がかかりますが、いざという時に便利な機能ですよ。とくに小学1年生になったばかりの頃は心配になってしまうんですよね…。
また、人がたくさん集まるイベントに行ったり、人が多い施設に行った時にキッズケータイを持たせておくことで、はぐれてしまってもイマドコサーチである程度の位置を把握できるのはホントに便利です。
とくに我が家は3人子どもいるので目と手が足りないんです…。
人が多く集まるところに行く時は年少の子にキッズケータイを持たせておきます。目を離した瞬間にいなくなるのでキッズケータイがあるのとないのとでは安心感が大違いなんですよね。
イマドコサーチについてはこちらの記事で詳しく書いているので参考にしてください。
おかえり通知を搭載
キッズケータイ・SH-03Mは「おかえり通知」を搭載しています。
この「おかえり通知」はイマドコサーチを契約してなくてもWi-Fiルーターなどの機器設定を認識させることで通知してくれる機能となっていて、家に帰ってきたら親のスマホに通知する…といった使い方ができます。
「機器設定」をタップするとWi-Fiルーターが表示されるので、自宅にあるルーターを選択します。パスワードは特に必要なく単純にルーターの認識で判断することになるようですね。
機器設定は最大3つまで登録することができるので、例えば自宅のWi-Fiルーターと塾のWi-Fiルーターを登録しておくことで簡易イマドコサーチ的な使い方もできそうでいいですよね。
Wi-Fiルーターを認識したら通知する連絡先・電話番号を登録します。
連絡先は最大3件まで登録可能となっています。
通知期間も設定できるようになっていて、下校時の時間帯に設定しておくことで夜中に通知してしまうということを防ぐことができます。
なかなかよく考えられていますね。で、機器登録をしたWi-FiルーターAirMacを認識したら自動的に登録した連絡先にメッセージが送信されます。
まあ、ここまでする必要あんの…って思うかもしれませんが、小学1年生になったばかりの頃は心配なので使ってみるのもいいかもしれません。
泡ハンドソープで洗える防水性能・耐久性
キッズケータイSH-03Mは防水(IPX5/8)・防塵(IP6X)に対応していて泡ハンドソープで洗えるので清潔を保つことが可能となっています。
端末を洗えるのは清潔感があって良いです。これ、ホントに。ただし、故障を保証してるわけではないので注意しましょう。
あと、米国国防総省が制定したMIL-STD-810Gの耐衝撃(高さ1.22mから合板(ラワン材)に製品を26方向で落下させる試験)もクリアしているので、振り回して使われたとしても壊れるリスクは低くなっています。
料金プランはキッズケータイプラン
キッズケータイSH-03Mは「キッズケータイプラン:月々550円」を契約して使うことになりますが、親回線が必要となりギガホ・カケホーダイ・タイプSSバリューのいずれかのプランに加入している必要があります。
- キッズケータイプラン:550円
- イマドコサーチ:220円
- 合計:770円
イマドコサーチも使うなら月々の料金は770円となります。親回線の利用が前提となりますが、これで安心が手に入るなら安いもんですよね。
SH-03M・F-03J サイズ・スペックの違いを比較
キッズケータイSH-03MとF-03Jの違いを比較してみました。
SH-03M | F-03J | |
ディスプレイ | 3.4インチ(540 × 960) | 2インチ(240 × 320) |
操作方法 | タッチパネル | ボタン |
通信方式 | 4G LTE(VoLTE) | 3G(FOMA) |
Wi-Fi | 802.11b.g.n | – |
Bluetooth | 4.2 | 4.1 |
防水防塵 | IP68(水深1.5mに30分耐えられる・泡ハンドソープで洗える) | IP68(水深1.5mに30分耐えられる) |
耐久性 | MIL規格(mil-std-810G) | |
充電ポート | USB Micro-B | |
バッテリー容量 | 1200mAh | 1000mAh |
連続待受時間 | 約350時間 | 約570時間 |
連続通話時間 | 約260時間 | 約370時間 |
サイズ | 101 × 54 × 12.2mm | 91 × 49 × 16.8mm |
重量 | 94g | 80g |
カラー | イエロー・ブルー・ピンク | |
端末価格(税込) | 14,256円 | 11,880円 |
SH-03Mは画面をタッチして操作ができますが、F-03Jはボタンで操作することになり、とくに文字入力方法が大きな違いとなっています。
F-03Jはドラクエの復活の呪文のように文字入力しないといけないのに対して、SH-03Mはスマホと同じフリック入力ができます。
基本的にできることは同じなので、操作性の違いと端末価格の違いでどちらを使うか決めるのがいいかと思います。
あと、注意点としてSH-03Mは4G回線(Xi)での通信ができるのに対してF-03Jは3G回線(FOMA)を使った通信となります。ドコモのFOMAは2026年3月31日にサービスを終了するので6年後以降は使えなくなります。
…ちょうど6年生になってスマホに乗り換える時期なので、まあ大丈夫ですね。
キッズケータイF-03Jは2020年2月現在はまだ契約することができますが、キッズケータイプラン(FOMA)が2020年3月31日をもって新規申し込みの受付を終了します。
つまり、FOMA対応のF-03Jは2020年4月以降は購入できないので、少しでも安くキッズケータイを手に入れたいならお早めに!
キッズケータイSH-03M レビュー:まとめ
キッズケータイ・SH-03Mは3.4インチのタッチパネルを搭載した大画面キッズケータイなので、タッチ操作に慣れてしまった子どもたちでも使える端末に仕上がっています。
- タッチパネルに対応し操作しやすい
- 学年別の漢字変換機能が便利
- イマドコサーチで居場所が分かる
- 4G LTE(VoLTE)対応で長く使える
- 端末価格が14,256円と安め
4G LTE(VoLTE)に対応しているので子どもが3人いて上の子のキッズケータイ を下の子に流すということも可能となるので長く使うならF-03JよりもSH-03Mを選ぶのがいいでしょう。(バッテリーの交換は必要になりそうだけど。)
まあ、3,000円の差ですからね。4G LETに対応しているSH-03Mを選ぶのが良いと思います。
- 電池の持ちが少し悪くなった
- 充電ポートがUSB Micro-Bタイプ
SH-03Mは端末が大きくなってバッテリー容量が増えたとはいえ電池の持ちが少し悪くなってしまったようです。とはいえ、充電なしで3〜4日は普通に使うことができるので問題はないのかな。
また、充電ポートがMicro BなのでUSB-Cに対応したモデルが欲しいなら京セラのKY-41Cにしましょう。2023年の最新モデルとなっています。
→ KY-41Cを詳しく見る
→ キッズケータイの必要性についてはこちら
→ ドコモ おすすめスマホはこちら
イマドコサーチの契約方法などについても教わりたかったです。