ついに、みんな待っていた小型軽量のiPhone 12 miniが2021年9月に発売しました。高性能なのに小さくて操作しやすいのでiPhone SE(第2世代)からの乗り換えもおすすめです。
iPhone 12のスタンダードモデルは5.4インチのiPhone 12 mini、6.1インチのiPhone 12の二つありますが、基本スペックは同じで画面サイズの違いだけでどっちにするか選べます。
この記事では、iPhone 12 miniとiPhone 12(無印)のサイズ・スペック・使いやすさをレビューし実際に使ってどうかメリット・デメリットを書きました。
- 横幅が64.2mmで片手操作できる
- 重量が 133 g 軽くて持ちやすい
- A14 Bionicで性能が高くて快適に使える
- Face IDがマスクしていても使える
- 超広角 + 広角カメラで幅広い写真撮影
- MagSafe周辺機器に対応している
- 中古で安く購入できる
- バッテリー持ちがイマイチ
- 横向きFace IDには対応してない
- 指紋認証に対応していない
なお、iPhone 12 miniの後継機種はiPhone 13 miniとなっています。iPhone 14、iPhone 15には「mini」はありません。
この記事の目次
iPhone 12 miniの特徴
- 5.4インチ有機ELディスプレイ
- 解像度:2,340 × 1,080ピクセル
- SoC:A14 Bionic、メモリ:4GB
- ストレージ:64GB / 128GB / 256GB
- 生体認証:Face ID(顔認証)
- 広角 12MP・ƒ/1.6、超広角 12MP・ƒ/2.4
- 耐水防塵:IP6X / IPX8(水深6mで30分)
- 内蔵スピーカー:ステレオ
- NFC:NFC A/ B Type F(Felica)
- 充電:Lightning、Magsafeワイヤレス充電
- カラー:ホワイト、ブラック、ブルー、グリーン、パープル、Product RED
- サイズ:131.5 × 64.2 × 7.4 mm 重量:133 g
- 発売日:2020年11月13日(金)
iPhone 12 miniの基本スペックはiPhone 12とほぼ同じとなっていて、画面サイズが6.1インチ → 5.4インチに小型化した端末となっています。
5.4インチの有機ELディスプレイ(2,340 × 1,080ピクセル)を搭載し、本体横幅が64.2mm、重量が133gととにかく小型軽量で片手操作が可能です。
iPhone 12 miniは4.7インチのiPhone SE(第2世代)やiPhone SE(第3世代)よりもコンパクトで驚き。
筐体デザインはiPhone 12と同じ角張ったスタイルでしっかりと手で握ることができる納まりの良さそうなデザインと見てもいいかもですね。
生体認証は顔認証のFace IDに対応。認証精度は高くて暗いところもしっかりと認識し快適に使えます。iOS 15.4よりマスクをしてもFace IDが使えます。
iPhone 12 miniはスペック・サイズがまとまっていて欠点を感じさせない端末ですがデメリットをあげるとしたらバッテリーの持ちが少しだけ短いところです。
筐体がiPhone 12よりコンパクトでバッテリー容量が少ないのが影響してるのでしょう。バッテリーの持ちはiPhone 12より短く一回の充電で長くしたいならiPhone 12 miniより12がおすすめです。
iPhone 12 mini・12 比較レビュー
スペックの違いを比較
iPhone 12 miniはiPhone 12をベースに画面が5.4インチに小型化していてiPhoneとしては初めての画面サイズです。小さいので筐体がコンパクトで片手で操作できるサイズ感になっています。
iPhone 12 mini | iPhone 12(無印) | |
画面サイズ | 5.4インチ | 6.1インチ |
ディスプレイ | 有機EL・Super Retina XDR | |
解像度 | 2,340 × 1,080ピクセル | 2,532 × 1,170ピクセル |
CPU | A14 Bionic | |
メインメモリ | 4GB | |
ストレージ容量 | 64GB・128GB・256GB | |
リアカメラ | 1200万画素(超広角 + 広角)、光学式手振れ補正 | |
インカメラ | 1200万画素 | |
生体認証 | 顔認証・Face ID | |
モバイル通信 | 5G(Sub-6)、ギガビット級4G LTE | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(ax) | |
超広帯域チップ | U1チップ | |
Bluetooth | 5.0 | |
Apple Pay | FeliCa、予備電力機能付きエクスプレスカード | |
耐水防塵 | IP68(水深6メートルに30分) | |
ワイヤレス充電 | Magsafe:最大12W、Qi:最大7.5W | Magsafe:最大15W、Qi:最大7.5W |
サイズ | 131.5 × 64.2 × 7.4mm | 146.7 × 71.5 × 7.4mm |
重量 | 133g | 162g |
本体カラー | ブラック、ホワイト、ブルー、グリーン、レッド | |
価格 | 74,800円〜 | 85,800円〜 |
iPhone 12 miniとiPhone 12の基本スペックはほぼ同じです。
SoCにA14 Bionic、メモリに4GB、超広角と広角のデュアルカメラを搭載し5G(Sub-6)に対応し5Gエリア内であれば4G LTEよりも高速通信が可能となっています。
本体サイズ・筐体デザインを比較
iPhone 12の画面サイズはiPhone 11と同じ6.1インチですが、iPhone 12 miniは5.4インチと小さく画面で筐体サイズも一回りコンパクトです。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
画面サイズ | 5.4インチ | 6.1インチ |
サイズ | 131.5 × 64.2 × 7.4mm | 146.7 × 71.5 × 7.4mm |
重量 | 133g | 162g |
iPhone 12 miniは5.4インチのディスプレイを搭載しiPhone SE(第3世代)とサイズが似ていて片手で使える大きさです。
横幅が64.2mmだち手の中に収まるサイズでで手に馴染むし使いやすい最高のサイズです。しかも、iPhone 12 miniの本体重量も133gとめちゃくちゃ軽いのでほんとに使いやすいです。
iPhone 12は本体の横幅が71.5 mmでiPhone 11と比較すると扱いやすいサイズ感でギリギリ片手で操作できる大きさです。
ただ、片手操作をするには少し厳しい大きさとなっているので基本的には両手で使うことになるでしょう。ただ、重量が162gとiPhone 12 Proよりも25gも軽いので全体的に扱いやすい端末になっていると感じます。
筐体の素材はiPhone 12 mini、iPhone 12ともにサイドフレームに航空宇宙産業レベルのアルミニウムを採用していてい、iPad Pro 11インチ・12.9インチやiPad Air 4やiPad Air 5と同じように角の立ったスタイルになっています。
操作ボタンは筐体右側にサイドボタン、左側にミュートスイッチと音量ボタン、下側にLightningポートを搭載してるのはどちらも同じ仕様です。
背面パネルが光沢のあるガラスを採用しています。
画面サイズが違うだけで画面上部にあるノッチは健在でiPhoneらしいといえばiPhoneらしいデザインに仕上がっておりリアカメラの土台の部分はマットな加工が施されています。
iPhone 12 miniは片手で操作できるサイズ感で、6.1インチのiPhone 12は片手操作は少し厳しいです。
手が大きい方ならiPhone 12でも片手操作はできますがケースを使うと少し難しくなるので基本的に両手で使う端末と思っていた方がいいでしょう。
欧米の方は体格が大きいのでこれくらいがスタンダードかもですが、体格小さめの日本人にはiPhone 12 miniのサイズ感がとてもフィットしていい感じです。
iPhone 12 mini、iPhone 12は画面解像度が向上していてminiの方が画素密度が少しだけ上回っています。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
画面サイズ | 5.4インチ | 6.1インチ |
パネル | 有機EL(Super Retina XDR)、セラミックシールドガラス | |
解像度 | 2,340 × 1,080ピクセル | 2,532 × 1,170ピクセル |
画素密度 | 476ppi | 460ppi |
仕様 | リフレッシュレート60Hz、HDRディスプレイ、2,000,000:1コントラスト比(標準)、True Toneディスプレイ、広色域ディスプレイ(P3)、最大輝度800ニト(標準) |
どちらも有機ELディスプレイ(Super Retina XDR)、広色域(P3)ディスプレイ、True Toneテクノロジーに対応しているので画質は同じと見ていいでしょう。どちらを選んでも違いはありません。
表示領域はiPhone 12 miniよりもiPhone 12の方が広く表示することができます。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
画面サイズ | 5.4インチ | 6.1インチ |
解像度 | 2,360 × 1,080ピクセル | 2,532 × 1,170ピクセル |
画素密度 | 476ppi | 460ppi |
表示領域(ベースポイント) | 812 × 375ピクセル | 844 × 390ピクセル |
倍率 | 3倍 |
iPhone 12 miniの表示領域は5.8インチのiPhone 11 Proと同じで画面サイズが小さいのに多くの情報を表示できるので、iPhone 12 miniの画面サイズと解像度があれば十分使える端末となっています。
同じく小型モデルのiPhone SE(第2世代)と比べると本体サイズはコンパクトなのに画面サイズが大きいのは素晴らしいですよね。
なお、iPhone 12シリーズの画面の強化ガラスにはセラミックシールドと呼ばれる従来のガラスよりも4倍も強度が高い素材のものが採用されて画面が割れにくく傷付きにくい仕様となっています。
顔認証のFace IDに対応している
iPhone 12 mini、iPhone 12ともにTrueDepthカメラによる顔認識機能(Face ID)を使って画面ロック解除ができます。
iPad Air(第4世代)がトップボタンに指紋センサーを内蔵したTouch IDに対応したので、iPhoneにも指紋認証機能に期待していたのですが、顔認証のみとなっています。
ただ、iOS 15.4でFace IDがマスク対応したのでマスクをしたまま画面ロック解除やApple Payによる電子決済が可能に。普通に使えるiPhoneに進化を果たしています。
リアカメラは広角 + 超広角のデュアルカメラ
iPhone 12 mini、iPhone 12ともに広角・超広角のデュアルカメラを搭載し視野の広い写真、動画を撮影可能となっています。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
超広角 | 1200万画素・f/2.4 | |
広角 | 1200万画素・f/1.6 | |
望遠 | – | – |
ToF | – | – |
手ぶれ補正 | デュアル光学式手振れ補正 | |
静止画仕様 | スマートHDR3、ナイトモード、Deep Fusion、ポートレート | |
動画仕様 | 4K(24/30/60fps)、1080p(24/30/60fps)、1080pスローモーション(120・240fps)、Dolby Vision対応HDRビデオ撮影(30fps) |
スペックは全く同じで撮影できる写真の画質も同じです。広角カメラだけでなく超広角カメラを搭載しているので視野の広い写真を気軽に撮影することができます。
望遠カメラは非搭載ですが、デジタルズームで最大5倍までズームして撮影ができます。
しかも、高性能なA14 Bionicと高解像技術のDeep Fusionの改良によってデジタルズームでもノイズの少ない綺麗な写真に仕上げることができるのが素晴らしいところ。
iPhone 12 mini・12で撮影した写真をいくつか紹介します。基本的に画質は同じなので入り混じっています。
画素数は1200万画素ですがDeep Fusionのおかげもあってか、高い解像感のある写真を撮影することができます。
iPhone 11のカメラよりもカリッとした解像感の高い写真に仕上がるような印象があります。
iPhone 11は超広角カメラでDeep Fusionは使えなかったので、ぼやけた写真に仕上がってましたが、iPhone 12は超広角カメラでもDeep Fusionを使って処理できるようになったので非常に解像感の高い広々とした写真を撮影することができます。
広角カメラは寄って撮影もできるのでピンクの薔薇も美しく撮影することができます。
この大きさのスマホでこれだけ綺麗な写真が撮影できる時代ですよ。ヤバくないですか。(何をいまさら。)もちろん、ポートレートモードを使うことで背景をぼかすことができます。
ただし、ポートレートモードが使えるのは広角(×1)のみとなっています。また、望遠カメラないことから精度はiPhone 12 Proと比べるとイマイチでスタバのアイスコーヒーのストローなんかは消えてしまうことがあります。
もし、背景をぼかして写真を撮影することが多いならiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxを選ぶのが良いかと思います。
iPhone 12 mini、iPhone 12は望遠カメラを搭載してないですが、最大5倍までデジタルズームで撮影ができます。
もともと搭載している広角カメラの画質がいいこともあり、Deep Fusionの超解像技術を組み合わせでノイズの少ない解像感の高い写真に仕上がっています。
望遠カメラを搭載しているiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxの画質と比べると補正のかかった感じの写真だなぁーと感じてしまうのですが、普通にキレイですし画質にそこまでこだわりがないなら十分に使える画質かなと思います。
広角カメラのデジタルズームでこれだけ解像感の高い写真が撮影できるのはスゲーですよ。
1200万画素のイメージセンサーに広角レンズがf/1.6の明るめのレンズを搭載しているので暗いところでも手振れの少ない写真を撮影することができます。
こちらはかなり暗いところで広角カメラを使って撮影した画像ですが、ノイズ感の少ないキレイな写真に仕上がっているのではないでしょうか。
もちろん、ナイトモードにも対応しているのでiPhoneを数秒間構えた状態で撮影することでこんなにも明るい写真に仕上げることができます。これは、iPhone 12、iPhone 12 miniどちらも対応しています。
iPhone 11、iPhone 11 Proの超広角カメラはナイトモード非対応でしたがiPhone 12シリーズより対応し全てのカメラで暗いところで明るく写真を撮影が可能です。
なお、iPhone 12 ProやiPhone 12 Pro Maxに搭載されているLiDARスキャナは非搭載でナイトモードポートレート、暗い場所での高速オートフォーカスなどの機能は省かれています。
とはいえ、A14 Bionicで新しくなったスマートHDR3やDeep Fusionでより高精細な写真を撮影できます。iPhone 12 mini、iPhone 12のどちらを選んでもカメラに性能差がないのは選びやすいですよね。
の性能を比較
iPhone 12 mini、iPhone 12はA14 Bionicを搭載しています。これはiPhone 12 Proと同じチップとなっていて、Proと同じ性能をそのまま使えるようになっています。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
SoC | A14 Bionic | |
CPUコア | 高性能コア2 + 高効率コア4 | |
GPUコア | Apple GPU 4コア | |
メインメモリ | 4GB | |
Neural engine | 第4世代(毎秒11兆回)コア数:16 |
正直なところ、iPhone 11のA13 Bionicの性能があれば十分快適にスマホを使うことができますし、動画編集も快適にこなすことができるスペックを持っています。
とはいえ、A14 Bionicはさらにパワフルかつ省電力なチップなので負荷のかかる作業時の電力効率が向上し処理速度だけでなくバッテリーライフの向上に期待ができます。
Geekbench 5でiPhone 12 mini、iPhone 12の性能を比較しました。参考までにiPhone SE(第2世代)のスコアも掲載します。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone SE2 | |
チップ | A14 Bionic | A13 Bionic | |
メインメモリ | 4GB | 3GB | |
シングルコア | 1606 | 1594 | 1328 |
マルチコア | 4037 | 4097 | 2539 |
グラフィック(Metal) | 9274 | 9156 | 7647 |
同じチップを搭載しているiPhone 12 miniと12の性能差はありませんが、iPhone SE(第2世代)と比べてCPUが60%、GPUが20%ほど性能が向上しています。
Antutuでもスコアを計測してみました。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | iPhone SE | |
チップ | A14 Bionic | A13 Bionic | |
メインメモリ | 4GB | 3GB | |
ストレージ | 128GB | 64GB | 64GB |
トータル | 636379 | 595610 | 471926 |
CPU | 173399 | 173976 | 143769 |
GPU | 264998 | 243341 | 187485 |
MEM | 103329 | 86247 | 61476 |
UX | 94753 | 92046 | 79196 |
iPhone 12よりもiPhone 12 miniの方がスコアが伸びていますが、今回手に入れた端末はiPhone 12は64GBモデル、iPhone 12 miniは128GBなので容量の違いがスコアの差として出ているのでしょう。
SSDストレージは構造上、容量が多い方がデータ転送速度が速くなる傾向があります。いずれにしても、iPhone 12シリーズに採用されているA14 Bionicは世界最速のモバイルチップなのでどんなに重いアプリも軽々と動かすことができます。
5G・4Gの通信性能を比較
iPhone 12 mini、iPhone 12の通信性能は全く同じとなっていて、モバイル通信は4G LTEだけでなく5Gにも対応しています。5Gの電波が飛んでいるところであれば高速通信が可能となります。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(802.11ax)対応 | |
5G通信 | 5G(Sub-6)対応:5G NR(バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n25、n28、n38、n40、n41、n66、n71、n77、n78、n79) | |
4G通信 | FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71) TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、46、48) |
|
Bluetooth | 5.0 | |
空間認識 | 超広帯域U1チップ |
ただし、5Gのミリ波は米国のみ対応で日本ではSub-6帯域による5G通信となっています。
Sub-6は6GHz帯域を使った4G LTEと近い帯域を使った通信となりますが、4G LTEと比べても通信速度は速くて受信300Mbos、送信100Mbps程度の速度は出るので5Gエリアであれば快適に使うことができるでしょう。
ちなみに、iPhone 12 miniとiPhone 12に速度の性能差はありませんでしたので、どちらのモデルを選んでも5Gの高速モバイル通信ができるようになっています。
バッテリー駆動時間を比較
iPhone 12 miniよりもiPhone 12の方が電池持ちは上となっています。これは、筐体サイズの大きさの異なることによってバッテリー容量が違うことが影響しているものと見られます。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
画面サイズ | 5.4インチ | 6.1インチ |
ビデオ再生 | 最大15時間 | 最大17時間 |
ビデオ再生(ストリーミング) | 最大10時間 | 最大11時間 |
オーディオ再生 | 最大50時間 | 最大65時間 |
充電ポート | Lightningポート | |
充電速度 | 30分で最大50%(20W以上のアダプタを使用) | |
ワイヤレス充電 | MagSafe:最大12W、Qi:最大7.5W | MagSafe:最大15W、Qi:最大7.5W |
動画ストリーミング再生でiPhone 12 miniは最大10時間の駆動時間なのに対して、iPhone 12は最大11時間となっています。実際にどれくらいの駆動時間になってるのかを計測してみました。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
PUBGモバイル30分プレイ | 76% → 59%(15%消費) | 71% → 59%(12%消費) |
YouTube 1時間閲覧 | 59% → 47%(12%消費) | 59% → 51%(8%消費) |
スマホゲームのPUBGモバイルを30分遊んでみたところ、iPhone 12は12%消費したのに対して、iPhone 12 miniは15%の消費となりました。
さらにYouTubeを1時間閲覧してみてもiPhone 12 miniの方が電池の減りが多くなっていたので、バッテリー容量が少ないminiの方が電池持ちは悪いといっていいでしょう。
ちなみに、iPhone 12 miniを1日使って90% → 29%だったのでとりあえず丸一日使うことはできるのかなと思います。ちょっと旅行に行くなどすると不安になるのでモバイルバッテリーを持ち歩いた方がいいかもしれません。
MagSafe充電器でワイヤレス充電に対応
iPhone 12 miniはMagSafe充電器でバッテリーを充電が可能です。背面パネルにくっ付けてしっかり固定することで最大12Wによる充電ができるようになっています。
iPhone 12は最大15W出力ですが、iPhone 12 miniは筐体サイズが小さいこともありコイルの数が少ないのでしょうかね。出力が少しだけ弱い12W出力でワイヤレスで充電が可能です。
どれくらいの速度で充電できるのか実際に計測してみました。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
30分 | 15% → 51%(36%増) | 7% → 38%(31%増) |
60分 | 51% → 74%(23%増) | 38% → 57%(19%増) |
90分 | 74% → 88%(14%増) | 57% → 77%(20%増) |
120分 | 88% → 100%(12%増) | 77% → 96%(19%増) |
140分 | – | 100% |
iPhone 12 miniは12Wに出力が制限されていますが、バッテリー容量が少ないこともありiPhone 12シリーズの中では意外と速く充電することができます。
Lightningケーブルによる充電は30分で50%ほどの給電速度なので、これには敵わないですが、無線充電でもそこそこ快適な速度でいけるようですね。
耐水防塵性能を比較
iPhone 12 mini、iPhone 12はIP68等級の耐水防塵に対応していて、最大水深6メートルで最大30分間耐えることができる耐水性能を持っています。
iPhone 11は水深2メートル、iPhone 11 Proは水深4メートルだったので大幅に耐水性能を向上させたことになります。手が滑ってプールの中にiPhone 12 mini、iPhone 12を落としても壊れることはなさそう。
カラーバリエーションの違いを比較
iPhone 12 mini、iPhone 12の選べる色も全く同じとなっていて、カラーバリエーションは5色となっています。
iPhone 11にあったパープルとイエローは廃止されて、ブルーとパープルが追加されてブラック、ホワイト、(PRODUCT)RED、グリーン、ブルーの6色から選べるようになっています。
ストレージと価格を比較
iPhone 12 mini、iPhone 12のストレージは64GB、128GB、256GBの3つの容量から選べて、iPhone 13とiPhone 13 miniの発売と同時に値下げしましたが、2022年7月に円安の影響で値上げしています。
iPhone 12 mini | iPhone 12 | |
64GB | 82,280円 → 69,800円 → 87,800円 | 94,380円 → 86,800円 → 102,800円 |
128GB | 87,780円 → 75,800円 → 94,800円 | 99,880円 → 92,800円 → 109,800円 |
256GB | 99,880円 → 87,800円 → 109,800円 | 111,980円 → 104,800円 → 87,800円 → 124,800円 |
ちなみに、iPhone 11が72,800円、iPhone SE(第3世代)が62,800円なので、15,000円の追加でマスク対応のFace IDを手にれることができます。
必要なストレージ容量ですが、iCloud Driveの有料プランに加入していれば64GBでもストレージは足りますがゲームアプリをたくさんインストールすると64GBだと足りなくなります。
ゲームはしないけど写真や動画撮影はするなら64GBにiCloudの有料プランを付けるのがおすすめです。ゲームもするなら128GBの容量のiPhone 12 mini、iPhone 12を選びましょう。
iPhone 12 mini・iPhone 12(無印)どっちを買うべきか?
iPhone 12 miniとiPhone 12の基本性能は全く同じなので画面サイズ、筐体サイズが大きいか小さいかで、どっちにするか決めることができます。
iPhone 12 miniがおすすめの人は
iPhone 12 miniは5.4インチの有機ELディスプレイを搭載したコンパクトサイズモデルとなっています。
- 画面の大きさより持ち運びを重視
- いつでもどこでも片手操作をしたい
- とにかく軽いので使いやすい
- 性能の良いiPhoneを安く買いたい
本体サイズが131.5 × 64.2 × 7.4mm、重量が133gと小型軽量でiPhone SE(第3世代)よりも小くて軽いので、とにかく小さくて軽い高性能なiPhoneが欲しい方におすすめの端末です。
また、端末価格が69,800円とiPhone 12シリーズの中で一番安いので費用を抑えたい方にもおすすめです。この価格で性能の高いA14 Bionicで操作できてカメラの画質もそこそこいいのは強いです。
もし、iPhone 12 miniにするならモバイルバッテリーは必須です。
iPhone 12(無印)がおすすめの人は
iPhone 12はモバイル性能よりも画面サイズの大きさ、見やすさを重視したい方におすすめの端末となっています。
- 持ち運びより画面の大きさを重視
- バランスの取れた筐体サイズ
- バッテリーの持ちを重視したい
iPhone 11と同じ6.1インチのディスプレイを搭載していますがベゼルの幅を狭くすることでiPhone 12の筐体サイズはiPhone 11よりもコンパクトです。iPhone 11 Proとほぼ同じサイズ感でモバイル性・操作性のバランスの取れた端末です。
ゲームをすることが多いなら画面サイズが大きいiPhone 12の方がいいでしょう。バッテリー容量もiPhone 12 miniよりもiPhone 12の方が大きいのでバッテリー駆動時間が長く快適です。
→ iPhone 13(2021)はこちらです
https://sin-space.com/entry/iphone-size→ iPhone 14はこちら
https://sin-space.com/entry/iphone14-2022
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