ソニーのXperia 1 III(エクスペリアワンマークスリー)は望遠カメラは可変式ペリスコープレンズを搭載して寄って撮影ができるハイエンドスマホです。
発売は2021年と2世代前の端末でAndroidのメジャーアップデートは終了してますが、まだ現役で使える性能で中古か未使用品を安く買うのは選択肢としてはアリです。
この記事では、Xperia 1 IIIのサイズ・性能・カメラの画質などレビューしています。
実際に使ってどうなのかメリット、デメリットを書いたので参考にしてください。
- 6.5インチ大画面なのに横幅狭く操作しやすい
- 4Kアップスケールで動画の画質が良い
- ZEISS T*コーディングのカメラを搭載
- 可変式ペリスコープ望遠カメラの最短撮影距離が短い
- フロントスピーカーの音質が良い
- 値下げで99,000円で安く購入可能
- 画面の輝度が少し暗い
- 顔認証に対応してない
- 発熱しやすい傾向がある
→ 1.0型のイメージセンサー搭載したXperia PRO-I、Xperia 1 IIIの後継機種となるXperia 1 IVもあります。
この記事の目次
Xperia 1 IIIの特徴
- 6.5インチ有機ELディスプレイ(21:9)
- 60 / 120Hz リフレッシュレート
- SoC:Snapdragon 888 5G
- メモリ:12GB、ストレージ:256 / 512GB
- 広角カメラ:12MP(1/1.7型)・F/1.7
- 超広角カメラ:12MP(1/2.55型)・F/2.2
- 望遠カメラ 2.9-4.4倍:12MP(1/2.9型)・F/2.3-2.7
- 生体認証:サイドボタン式指紋認証
- スピーカー:ステレオ対応
- 充電:USB-C & ワイヤレス(Qi)対応
- 通信:Bluetooth 5.2、Wi-Fi 6、5G/4G
- バッテリー:4,500mAh、防水防塵:IP68
- NFC :Type A/B/Felica(おサイフケータイ対応)
- 発売日:2021年7月9日
Xperia 1 IIIは6.5インチの縦長ディスプレイを搭載しており使い勝手としては現行のXperia 1 Vと同じです。
ディスプレイも高解像度4K(120Hzリフレッシュレート)に対応しアップスケーリング機能のでフルHDの動画も4Kにして高精細な画質で視聴できます。
Xperia 1 IIIの望遠カメラは可変式ペリスコープ望遠カメラ70mm(光学2.9倍)と105mm(光学4.4倍)を切り替えて撮影できます。
しかも、最短撮影距離が短くて物撮りに使えるので幅広い使い方が可能です。
出来ることとしては最新モデルと同じなので最新スペックにこだわりがないなら型落ちのXperia 1 IIIを選んでも問題はないでしょう。
ただし、Snapdragon 888 5Gが発熱しやすいSoCでバッテリーの減りが速い、AndroidのOSメジャーアップデートが終了してるのは注意すべき点となります。
Xperia 1 III レビュー・評価
Xperia 1 IIIのデザイン・サイズ
Xperia 1 IIIは6.5インチのディスプレイを搭載しつつも本体サイズが165 × 71 × 8.2mmと横幅を抑えた端末となっています。
がっちり片手操作は難しいですが一般的な6.5インチのスマホよりも片手で使えるシーンは多いです。ただし、画面が縦長なので上の方の操作はしにくい、電子書籍は読みにくいデメリットがあります。
Xperia 1 IIIの本体カラーはフロストブラック、フロストパープル、フロストグレイ(ドコモ限定)の3色から選べます。
ここでメインでレビューしているのはフロストグレイです。
なかなか渋くてカッコイイですよね。そして、こちらはXperiaらしいマットなフロストパープルです。
エクスペリアといえばパープルのイメージがありますが、Xperia 1 IIIのパープルは落ち着いた雰囲気のカラーに仕上がっています。
ケースもスタンド付きで使いやすい
Xperia 1 IIIは純正ケースを使うのがおすすめです。左右の横部分がないので本体の横幅を増やすことなく本体を傷から守ることができます。
手触りもサラサラと良くて扱いやすいスタンドでワイヤレス充電もケースを装着したまま可能です。また、スタンド付きなのでXperia 1 IIIを立て掛けて使うこともできます。
Xperia 1 IIIを立て掛けて動画コンテンツを楽しんだり、音楽を視聴することができます。純正ケースでソニーのロゴがあるのもかっこいいですよね。
本体サイズは少しだけ小さくなった
正面から見たデザインは従来のXperia 1 IIとほぼ同じで上下に黒ベゼルのある縦長ディスプレイなスタイルとなっています。
Xperia 1 IIIはディスプレイ周囲の黒ベゼルの幅がより狭くなったことで筐体の高さが166 → 165mmとコンパクトなサイズに生まれ変わりました。
Xperia 1 III | Xperia 1 II | |
画面サイズ | 6.5インチ | |
本体サイズ | 165 × 71 × 8.2mm | 166 × 72 × 8.9mm |
重量 | 188g | 181g |
また、どちらも6.5インチですがXperia 1 IIIはベゼルの幅が狭くなったことで筐体の横幅が72 → 71mmと1mmだけ小さくなりました。
この1mmのサイズの違いの差をはっきり判別はできないものの、大画面サイズのスマートフォンとしてはとても扱いやすいサイズ感を実現しています。
筐体重量が181g → 188gとXperia 1 IIIの方が重くなりましたが、比べても分からないレベルですし誤差範囲です。それよりも、本体サイズが小さくなったことでXperia 1 IIIの方が持ちやすくて体感としては軽い印象があります。
背面パネルは非光沢ガラス素材(コーニング社のゴリラガラス6)を採用し傷が付きにくい保護ガラスとなっています。
左がマット調のXperia 1 III、右が光沢のあるXperia 1 IIの背面パネルです。
背面パネルのガラスがマット調で、しっとりとした手触りで指紋が付きにくいのが最高ですね。
従来モデルは光沢のあるパネルでカッコよかったですが指紋が付いて大変だったのでとても嬉しい改善点です。
サイドフレームは金属素材を採用しマット調に変更されているため全体的に落ち着いた雰囲気のスタイルとなっています。
操作ボタンは本体右側に集約されて、上から音量ボタン、サイドボタン(指紋認証センサー内蔵)、Googleアシスタントボタン、一番下にカメラのシャッターボタンを搭載しています。
最近のXperiaシリーズははGoogleアシスタントを搭載するのが当たり前になっており音声操作を簡単に起動できるのでGoogleアシスタントをよく使う方にとっては最高のボタン配置といっていいかもしれません。
ただ、個人的にGoogleアシスタントを使わないのでちょっと邪魔かな…と思いましたが、他のボタンよりも沈んでいるため誤動作して押してしまわないように配慮されているようです。
カメラのシャッターボタンはギザギザ加工が施されていてシャッターボタンがここにあるんだよという目印になって分かりやすくなっております。滑り止め防止の意味合いもあるのかもしれません。
本体の上左側に3.5mmオーディオジャックを搭載しているので有線イヤホンで音楽を楽しむこともできます。
有線ヘッドホンの最大音圧が約40%向上していて大音量再生時の歪みが低減されていて、従来モデルよりも高音質サウンドを楽しめるので有線ヘッドフォン派の方も嬉しい仕様ですね。
また、ハイレゾ音声にも対応し有線イヤホンだけでなくaptX HDに対応しているワイヤレスイヤホン、LDACに対応しているワイヤレスイヤホン・WF-1000XM4を使って高音質な音楽を楽しめます。
さらに、AIを使って圧縮音源を自然にアップスケーリングしてくれるDSEE Ultimateにも対応しているので、音楽ストリーミングサービスやYouTubeなどの圧縮音源をよりリアルな音質にし音場を広げてくれるので音楽の音質はとてもいいように感じます。
Xperia 1 IIIの筐体下側にUSB-Cポートを搭載しています。
通信規格はUSB 3.1 Gen1に対応しているので外部ストレージにデータを素早く移動できますし、画面出力にも対応しているのでUSB-Cケーブルを使って外部モニターに画面を出力が可能です。
さらに、外部モニター(入力)にも対応しミラーレスカメラの映像をXperia 1 IIIに映し出すこともできます。こちらは、ミラーレスカメラからHDMI → 変換アダプタを介してXperia 1 IIIに画面を出力している状態です。
- HDMI出力対応のカメラ → 変換アダプタ → USB-Cケーブル → Xperia 1 III
- USB-C出力対応のカメラ → USB-Cケーブル → Xperia 1 III
外部モニター機能はXperia 1 II、Xperia 5 IIがアップデートで対応した機能ですがXperia 1 IIIもしっかり対応し、個人的にもYouTubeの撮影で重宝しています。別途外部モニターを用意しなくていいのでほんとに便利な機能ですよ。
筐体の左上にSIMカードスロットを搭載しています。
一般的な横並びのカードスロットでnanoSIMとmicroSDカードを同時に入れられて、microSDカードは最大1TBまで対応しています。
動画撮影したりゲームをたくさんインストールして256GBのストレージで足りなくなっても拡張が可能です。
また、Xperia 1 IIIはIP68の防水防塵に対応しているので水回りで濡れた手のまま使うこともできますし、雨の中で写真を撮影も可能で使い方の幅が広いですね。
6.5インチの4Kシネマワイドディスプレイ
Xperia 1 IIIは、6.5インチの有機ELディスプレイを採用し、画面解像度は3,840 × 1,644ピクセル(4K)、リフレッシュレートは120Hzに対応しています。
Xperia 1 III | Xperia 1 II | |
画面サイズ | 6.5インチ(21:9) | |
解像度 | 4K(3,840 × 1,644ピクセル) | |
ディスプレイ | 有機EL、トリルミナスディスプレイ for mobile | |
リフレッシュレート | 120Hz/60Hz | 擬似90Hz/60Hz |
HDR再生 | 対応 |
画面サイズと解像度は従来モデルと同じで4Kの高精細の画質でコンテンツを楽しめます。
「6.5インチの画面に4Kの解像度が必要なの?」という疑問がありますが、映画を見ると他のスマホよりも解像感の高い画質で楽しむことができます。
Xperia 1 IIIはフルHDを4K HDRにアップスケーリングしてくれる機能も使えて高精細な動画を楽しめるようになっています。
このアップスケーリングの機能が素晴らしくて他のスマホでは再現できないような高精細な映像を楽しめるんですね。
また、「自動クリエイターモード」をオンでNetflixで製作者が意図する色合いで映画を楽しむことができるのもXperia 1 IIIの凄いところ。(Xperia 1 IIも同じ機能を搭載しています。)
Xperia 1 IIIは6.5インチとスマホとしては大きい画面サイズではありますがテレビと比べたら小さい画面サイズですよね。
実は、これが大きなメリットとなるのです。本体サイズがコンパクトなので目の前に端末を置いて電気を消すことで目の前に高解像度の映画館を作り出すことができます。
これがとてもいい感じなんで、布団の中に入りながらプライベートエリア内に擬似映画館を作り出せるのです。
大画面の4Kテレビで映画を見るのも迫力があっていいのですが、6.5インチの画面サイズのスマホを目の前に置くのも没入感があっておすすめです。
画面の明るさはほどほど
Xperia 1 IIIは有機ELディスプレイを採用しているため、とても色鮮やかでキレイな画質で写真などを表示できます。
有機ELなので液晶と比べると画面輝度が明るくて屋外での視認性もしっかり確保できます。
ただ、4K解像度のディスプレイなのか他メーカーのスマホよりも画面の明るさは暗めです。視認性が悪いことはないので実用で困ることはないですが。
120Hzのリフレッシュレートに対応
Xperia 1 IIIは4K解像度のディスプレイとして世界初の120Hzのリフレッシュレートに対応しました。初期設定は60Hzですが画面の設定から120Hzに切り替えて滑らかな画面スクロールが実現します。
こちら、スローモーション動画で比較しております。左がXperia 1 III(120Hz)、右がXperia 1 II(擬似90Hz)となっています。
Xperia 1 IIはスクロールした時に文字が残像してますが、Xperia 1 IIIは文字の残像が少なく、実際にかなりぬるぬると動作していて使っていて気持ちがいい操作性を実現しています。
Twitterなどスクロールをすることが多いコンテンツは120Hzに対応したディスプレイはかなりおすすめです。
サイドボタン式指紋認証に対応
Xperia 1 IIIの生体認証は指紋を採用しています。
サイドボタン(電源ボタン)に指紋認証センサーを内蔵し指紋を登録しておくことで指で一発で画面ロック解除できます。
指紋の認証速度はとても速いので指をさっとセンサーに触れるだけでフィードバックのバイブレーションとともに画面ロック解除して、すぐに使うことができます。
指紋認証に対応していることでマスクをしているシチュエーションでもしっかり使えます。
ただし、顔認証に対応していません。指紋認証があるので問題はないですが自宅などリラックスタイムは普通に顔認証の方が操作性がいいのでそろそろ対応してほしい…。
内蔵スピーカーの音質はとても良い
Xperia 1 IIIの内蔵スピーカーは音質が向上しています。
従来モデルと同じようにフロントスピーカー仕様となったステレオに対応し、筐体の上下にある隙間から音が鳴る仕組みとなっています。
ここまでは、従来モデルと同じですが、Xperia 1 IIIはそれぞれのスピーカーにエンクロージャー構造を採用したことで筐体の共振を抑えつつクリアな音が出るようになりました。
最大音圧も40%向上し大きな音で音楽を聴いたり、映画を楽しめるようになって、実際に内蔵スピーカーの音質は向上しています。
Xperia 1 IIの内蔵スピーカーも音質が良かったですが音が筐体と共鳴していて音がゴチャッとしていたのがXperia 1 IIIは1つ1つの音がしっかり独立して聞こえるようになりました。
低音から高音までしっかり音が出ているので外部スピーカーがなくてもそこそこ良い音を楽しむことができます。
また、ソニー・ミュージックエンタテインメントと音楽再生の音質(Dolby Atmos オフ)、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントと映画再生の音質(Dolby Atmos オン)の調整し、いろんなコンテンツで最適な音で楽しめるようになりました。
Xperia 1 IIIのスペック・性能 レビュー
Snapdragon 888 5Gを採用している
Xperia 1 IIIの心臓部となるSoC(システム・オン・チップ)はQualcomm Snapdragon 888 5Gを搭載しています。2021年のハイエンドスマホの多くに採用しているチップですね。
Snapdragon 888 5Gは2020年12月に発表された8コアCPU、Adreno 660のGPUを内蔵し5Gに対応したチップです。
メインメモリは12GB、ストレージは256GBでSIMフリー版は512GBの大容量ストレージを搭載しています。
Geekbench 5で性能を計測をしてみました。
Xperia 1 III | Xperia 1 II(キャリア版) | |
CPU | Snapdragon 888 5G | Snapdragon 865 |
GPU | Adreno 660 | Adreno 650 |
RAM | 12GB | 8GB |
CPU シングルコア |
1126 | 875 |
CPU マルチコア |
3610 | 3068 |
GPU(OpenCL) | 4645 | 3088 |
Snapdragon 865 5G→ 888 5GになったことでCPUマルチコアで20%ほど、グラフィック性能が1.5倍ほどの性能が向上したことがわかります。
では、Antutuだとスコアはどうなるのか比較しました。
Xperia 1 III | Xperia 1 II | |
CPU | Snapdragon 888 5G | Snapdragon 865 5G |
GPU | Adreno 660 | Adreno 650 |
RAM | 12GB | 8GB |
トータル | 692486 | 543425 |
CPU | 187381 | 177470 |
GPU | 290053 | 208258 |
MEM | 112017 | 80570 |
UX | 103035 | 77127 |
Xperia 1 IIIのトータルの性能は692486とXperia 1 IIの543425から大幅に向上しています。
CPUの性能は10%、グラフィック性能は40%、メモリ性能も20%ほど性能が高くなっており、それだけ動作が快適になったといっていいでしょう。
Snapdragon 888は調子がいい時になるともっとスコアが高くなるのでポテンシャルはかなり高くなっています。
便利なゲーム機能がたくさん
PUBGモバイルでゲーム性能をチェックしてみました。
画質HDでフレームレートHDRに設定することができ、画質スムーズでフレームレートは極限に設定できます。ロビーでFHDのデータをダウンロードすることでさらに高い画質でも遊べるようになっています。
画質をスムーズにしてもフレームレートは極限となります。さすが、高性能なチップを搭載しているだけあってキレイな画面でPUBGモバイルを遊ぶことができます。
Xperia 1 IIIは初期設定はゲームは60Hzのリフレッシュレートで動作していますが、ゲームモードを起動して「カスタム」からリフレッシュレートやタッチ精度を調整することができます。
最大画面リフレッシュレートの部分を120Hzにすることで、より滑らかな画面でゲームを楽しむことができ、240Hzにすることで黒幕を間に差し込むことでよりクッキリとした画面でゲームを楽しむことができます。
ただし、高リフレッシュレートにすると発熱がひどくなるため60Hzに設定して楽しんだほうがいいかもしれません。
また、Xperia 1 IIIは引き続きゲームプレイ中に充電しても発熱を抑えることができる「HSパワーコントロール」に対応しています。オンにすることでバッテリーに充電するのではなくシステム側に直接電源が供給されるため端末の高温化を防いでパフォーマンス低下を防ぐことができます。
ゲームプレイ中のXperia 1 IIIの発熱を確認してみました。
PUBGモバイルを15分ほどプレイした状態でバッテリー温度が41°、CPU温度が62°となっていました。Xperia 1 IIIはゲームモードで240Hzのリフレッシュレートに設定してたこともあって発熱しています。
長時間プレイをする場合は画質設定を抑えて、リフレッシュレートを60Hzにして遊ぶのが現実的かもしれません。
Xperia 1 IIIの実際の動作速度
では、Xperia 1 IIIは実際にどれくらいの動作速度を実現しているのかをブラウジング、Twitterの動作を見て見ましょう。再生ボタンを押すと動画として流れます。
Xperia 1 IIIは高性能なSnapdragon 888 5Gに12GBのメインメモリを搭載しているだけあって、全ての動作が快適となっています。さらに、120Hzのリフレッシュレートに対応しているのでスクロールもとっても滑らかでストレスを感じることはないでしょう。
Xperia 1 IIIの電池持ち
Xperia 1 IIIのバッテリー容量は4500mAhと少しだけ増えているため電池持ちが向上しています。では、どれくらい電池が持つのか比較してみました。
Xperia 1 III | Xperia 1 II | |
バッテリー容量 | 4500mAh | 4000mAh |
YouTubeを1時間閲覧 | 36% → 24%(12%消費) | 36% → 19%(17%消費) |
ゲーム(PUBG)30分プレイ | 62% → 53%(9%消費) | 61% → 48%(13%消費) |
ゲーム(原神)30分プレイ | 79% → 69%(10%消費) | 71% → 59%(12%消費) |
Xperia 1 IIIはYouTubeを1時間視聴で12%消費、PUBGモバイルを30分プレイで9%消費という結果でした。Xperia 1 IIと比べるとバッテリー容量が増えたこともあり電池持ちは改善しているようですね。
Snapdragon 888 5Gは発熱しやすいチップではありますがXperia 1 IIIはバッテリー容量が増えたことで電池持ちが良かったのは意外でした。
ただし、今回検証しているのはWi-Fi環境下での話であって5Gのデータ通信が入ってくるとバッテリーの減りが激しくなるかもしれません。
Xperia 1 III 通信性能
Xperia 1 IIIはの通信スペックは11ax(Wi-Fi 6)、4G LTE、5G通信(Sub-6・ミリ波)に対応しています。Wi-Fiで実際にどれくらい通信速度が出るのかを計測してみました。Wi-FiはTP-Link AX73でWi-Fi 6接続、5G通信はドコモの回線となっています。
受信速度 | 送信速度 | Ping | |
Wi-Fi | 241.4Mbps 247.4Mbps |
100.7Mbps 93.9Mbps |
16ms 17ms |
5G/4G | 172.1Mbps 186.6Mbps |
7.8Mbps 7.55Mbps |
8ms 8ms |
Wi-FiはWi-Fi 6に対応していて200〜250Mbpsほどの高速通信が可能となっていました。この速度があればゲームのデータのダウンロードも素早くできます。
ドコモ回線による5G(Sub-6)の速度を計測してみたところ下りで180Mbps、上りが8Mbpsほどの速度が出ていて8msの低遅延の高品質なデータ通信ができておりました。
Xperia 1 III カメラのレビュー
Xperia 1 IIIはZEISS(ツアイス)レンズのT*(ティー・スター)コーティングが施された広角・超広角・望遠のトリプルカメラに被写体の距離を計測できる3D iTOFセンサーを搭載しています。
Xperia 1 Ⅲ | Xperia 1 Ⅱ | ||
リアカメラ | 超広角 | 1220万画素(1/2.55型・デュアルPD)・F/2.2 | |
広角 | 1220万画素(1/1.7型・デュアルPD)・F/1.8 | ||
望遠 | 1220万画素(1/2.9型・デュアルPD) 光学2.9倍-4.4倍・F/2.3-2.8 |
1220万画素(1/3.4型)・光学3倍・F/2.4 | |
3D iTOF | あり | あり | |
AI | ハイブリッド12.5倍ズーム、AI超解像ズーム | – | |
連写 | 1秒間に20コマ | ||
オートフォーカス | リアルタイムトラッキング、リアルタイム瞳AF(動物対応)、毎秒60回のAF・AE追従 | リアルタイム瞳AF(動物対応)、毎秒60回のAF・AE追従 | |
動画性能 | 4K HDR 60/30/25/24fps、4K HDR 120fps | 4K HDR 60/30/25/24fps、2K HDR 120fps | |
インカメラ | 800万画素(1/3.4型)・F/2.0 |
Xperia 1 IIIの広角、超広角カメラのスペックはXperia 1 IIと据え置きですが、望遠カメラが2.9倍(70mm)と4.4倍(105mm)に切り替えできる可変式望遠レンズを採用しています。
ペリスコープ型のレンズを採用し光を屈折させることで横にレンズとイメージセンサを配置することができるようになっています。
この可変式望遠カメラはオートフォーカスが速いデュアルPD対応のイメージセンサーに新しくなって望遠カメラでピントが合いにくいことは少なくなり快適に撮影できます。
カメラアプリが使いやすくなった
Xperia 1 IIIは標準カメラアプリが廃止となりPhotography Proに一本化しております。
Photography Proはシャッター速度、露出、ISO感度、ホワイトバランス、HDR or Dレンジオプティマイザーといった細かい設定を調整しながら撮影できるプロ向けのカメラアプリです。
Photography ProのオートモードはオートHDRが有効となっていて複数の画像を合成して白トビ、黒潰れを抑えることができますが、プログラムオート、シャッター優先、マニュアルモードを選択することでDレンジオプティマイザーを有効にすることもできます。
Dレンジオプティマイザーはミラーレスカメラにも採用されている階調を最適化する機能で、HDRは複数の画像を合成するのに対して、Dレンジオプティマイザーは1枚の画像を最適化する機能となっています。
HDRだといかにも加工しているかのような写真に仕上がることがありますが(XperiaはHDRでも比較的控えめですが。)Dレンジオプティマイザーに設定しておくことでより雰囲気のあるミラーレスカメラで撮影したかのような写真に仕上げることができます。
そして、Xperia 1 IIIでは新たに「BASIC」モードを追加されて、誰でも簡単に操作できるカメラアプリに生まれ変わりました。
通常のPhotography Proモードはソフトウェアシャッターボタンが存在せずハードウェアのシャッターボタンで写真撮影するスタイルでしたが、BASICモードはソフトウェアのシャッターボタンが追加されました。
設定項目もシャッターボタンの近くにあるのでとても使いやすいUIになっています。
また、カメラの切り替えのレスポンスも向上しているためサクサクと画角を切り替えることができるようになっています。
レンズを切り替えて使うコンセプトはそのままで他メーカーのカメラアプリと比べるとクセはありますがデジタルズームによる画角の切り替えもスムーズに感覚的になって全体的に使いやすいカメラアプリに進化しています。
オートフォーカスの精度も向上
AIの機能が進化し3D iTOFセンサーにより被写体を追尾し続けるリアルタイムトラッキングにも対応し先代よりも写真撮影しやすいカメラになりました。
もちろん、瞳を追い続けるリアルタイム瞳AFにも対応しているので顔にピントに合わせて写真を撮影できます。
ハム太郎のような小動物の瞳もトラッキングし追尾可能です。Xperia 1 IIも瞳AF対応でしたが1 IIIは望遠カメラにもDual PDセンサーを採用し食い付きが強くピント合わせの精度が向上しています。
Xperia 1 IIのカメラはシャッターを押した瞬間に画面が一瞬だけフリーズしてたのが、Xperia 1 IIIはシャッターを押しても画面が止まることが少なくなり撮影がしやすくなりました。
Xperia 1 III カメラの画質
Xperia 1 IIIでどのような写真を撮影できるのかレビューしていきます。
こちらは広角カメラで撮影した画像です。
Photography Proのベーシックモードで撮影しているのでオートHDRが有効になった状態となっています。
明暗差のあるシチュエーションではありますが、しっかりと全体を明るく自然な感じで表現できています。超広角カメラも広角と同じ1220万画素のイメージセンサーを搭載しているので同じ画質で広い視野での写真に仕上げることができます。
光学2.9倍(70mm)の望遠カメラで撮影してみました。
色合い、明るさは全てのカメラで違和感がないようにしっかりと調整されているようですね。
広角カメラは1/1.7型と大きいサイズのイメージセンサーを搭載していることもあり、背景ぼけ機能を使わなくても被写体に寄ることで背景をぼかして撮影することもできます。
もちろん、ソフトウェアで背景をぼかすこともできます。
1/1.7型の大型センサーによってソフトウェアの力を使わずに背景をぼかすこともできますが、柔らかい雰囲気を演出したいときに使うのがいいでしょう。
従来モデルは望遠カメラで背景のぼかし機能をオンにできなかったですがXperia 1 IIIはさらに望遠カメラでも背景をぼかすことができるようになりました。
2.9倍(70mm)だけでなく4.4倍(105mm)の望遠カメラでも背景ぼかし機能をオンにすることができるので、表現力の幅が広くなりました。
広角・超広角・望遠カメラの解像感、色合いの違いをXperia 1 IIIとXperia 1 IIで比較してみました。
広角と超広角カメラの解像感と色合いはほぼ同じといっていいでしょう。
望遠カメラはXperia 1 IIよりもXperia 1 IIIの方が解像感が向上して色鮮やかな表現ができるようになったようですね。Xperia 1 IIIの望遠カメラのイメージセンサーはソニー製のフォトダイオードセンサーを採用したこともいい影響を及ぼしたのでしょう。
Xperia 1 IIIの望遠光学4.4倍、Xperia 1 IIの望遠光学3倍 + デジタルズーム1.4倍で撮影したものです。
Xperia 1 IIIは色鮮やかになって画質が大きく向上していますね。光学4.4倍(105mm相当)の望遠画角で撮影しても画質は低下することないようです。迫力の写真を高倍率レンズで撮影することができます。
Xperia 1 IIは最大9倍ズームまでとなっていましたが、Xperia 1 IIIは最大12.5倍までズームして撮影ができるようになっています。
同じ画角に合わせてみてもXperia 1 IIIの望遠カメラの画質が大きく向上しているのがわかります。
最大12.5倍(300mm相当)の画角でもそれなりの画質で撮影することができるでしょう。
Xperia 1 IIIは通常のデジタルズームだけでなく超解像AIズームを搭載しています。設定から切り替えをする必要がありますが、デジタルズームが必要となる画角で、より高精細な画質で写真を撮影できます。
光学の2.9倍望遠カメラ、広角カメラを2.9倍ズームし超解像AIズーム、デジタルズームで比較をしてみました。
光学望遠カメラの画質が最もキレイなのは当然の結果ではありますが、超解像AIとデジタルの違いはどうでしょう。たしかに普通にデジタルズームをした画像よりもAIズームをした画像の方が高精細な写真に仕上がっているのがわかります。
- 超広角(×0.7):0.8〜1.0
- 広角(×1.0):1.1〜2.9
- 望遠(×2.9):3.0〜4.4
- 望遠(×4.4):4.4〜12.5
超解像ズームを有効にしてると連写性能が落ちるなどの問題もあるため、連写することが多いのならオフにしておいた方がいいのですが、連写することがないのならAIズームを有効にしておくのが良さそうです。
Xperia 1 IIIは望遠カメラが楽しい
Xperia 1 IIIの望遠カメラはペリスコープ型のレンズを採用することでレンズの長さに余裕ができたため、このようなポートレート、物撮りをしたときに背景をしっかりぼかして撮影できるようになりました。
Xperia 1 IIIの光学4.4倍望遠カメラとXperia 1 IIの光学3倍望遠レンズ + デジタル1.5倍で同じ画角でブランコを撮影するとXperia 1 IIIの方が背景がしっかりボケているのがわかります。
ソフトウェアで背景をぼかしているわけではないのに、ここまでしっかりと背景のボケを表現できます。
少しぼけ味が硬いですがスマホの光学レンズのみでここまでボケを表現できるのはすごいですよね。
ソフトウェアによる背景ぼかし機能も最近は各メーカーともに力を入れてるので違和感の少ない写真に仕上げられますが、まだまだ違和感のある写真に仕上がることが多いです。
しかし、Xperia 1 IIIならより自然に雰囲気のある感じになります。
Xperia 1 Ⅲの望遠カメラは最短撮影距離が短いので被写体に寄って撮影ができます。
- 広角カメラ:9cm
- 望遠(光学2.9倍):30cm
- 望遠(光学4.4倍):30cm
こちらは望遠4.4倍カメラを使ってミラーレスカメラの外観を撮影したものです。
Xperia 1 Ⅲ 4.4倍望遠カメラで撮影
— かずやシンスペース (@Logkazu) July 10, 2021
ブツ撮りも普通にできるわ、これ。カメラを撮るためのカメラが必要なくなる?!! pic.twitter.com/GWH0HNA9ZD
このような写真をついにスマホで撮れるのが本当に凄いです。光学の望遠レンズで撮影してソフトウェア処理を最低限に抑えることで、ソフトウェア処理したかのような写真ではなく自然な写真に仕上がります。
ハム太郎くんもしっかり撮影できます。
ハム太郎
— かずやシンスペース (@Logkazu) July 9, 2021
Xperia 1 Ⅲ 望遠4.4倍カメラ pic.twitter.com/bedFKByZBT
もちろん、瞳AFによってばっちりピントを合わせてくれます。
また、Xperia 1 IIIの望遠カメラは光の表現力が変わりました。
Xperia 1 IIは車のライトはぼやっと普通に光ってるだけでしたが、Xperia 1 IIIは車のライトが煌びやかに表現できるようになりました。
これが、いいのかどうかは人それぞれですが、個人的には夜の撮影が楽しくなりました。夜の撮影で望遠カメラを使う機会ってあまりないですが、Xperia 1 IIIはついつい夜でも望遠カメラに切り替えて撮影したくなります。
暗所は明るくなりすぎない自然な写真に
Xperia 1 IIIのPhotography Pro ベーシックモードはオートHDRが有効となっているので、電飾看板など白トビしやすいシチュエーションもしっかり表現することができます。
全体的に明るさを抑えて見たままの雰囲気の感じの写真に仕上げてくれます。
ナイトモードを使うことで極端に明るい写真に仕上げたりするスマホが多くなっていますが、Xperia 1 IIIはあくまでその場の雰囲気をしっかり残しつつちょうどいい明るさの写真に仕上げてくれます。
暗いところでもノイズを抑えながらしっかり暗さと明るさを両立しています。
真っ暗なところでもナイトモードがないのでかなり暗めの写真に仕上がります。
Xperia 1 IIIは自動的に夜景モード、低照度モードのどちらかに切り替わって撮影できます。
ユーザー側で設定できません。切り替わる条件は不明ですがライトなど光が多いシーンでは夜景モードになって、ほんとに暗いところで低照度モードに切り替わる感じになっています。
料理も美味しそうに表現可能に
Xperia 1 IIIは料理の写真がとても美味しそうに表現できるようになったように感じます。
Xperia 1 IIIとXperia 1 IIでラーメンを撮り比べしてみました。
広角カメラはさほど違いはないですが、Xperia 1 IIIの方がより明るく美味しそうなラーメンに仕上がってますよね。さらに、望遠カメラを使ってラーメンの肉味噌に寄って撮影ができるようになりました。
Xperia 1 IIIの2.9倍と4.4倍の望遠カメラの最短撮影可能距離はさほど変わりないのでXperia 1 IIよりも料理に寄って撮影できるようになったのは、テーブルフォトが捗ります。
とんかつも色鮮やかになって美味しそうになりました。
カレー美味い🥰
— かずやシンスペース (@Logkazu) July 10, 2021
Xperia 1 Ⅲ 望遠4.4 → 2.9 → 広角カメラ pic.twitter.com/GkAeRVdcmg
広角カメラだけでなく望遠3倍、望遠4.4倍でテーブルフォトができるようになって、料理の写真もとても美味しそうに表現できるようになりました。望遠4.4倍のカメラは最高ではないですかね?
ブツ撮りでも使えるカメラに
Xperia 1 IIIの光学2.9倍(70mm相当)の望遠カメラを使ってブツ撮りすることもできます。
スマホでブツ撮りができる時代になりました。Xperia 1 IIの光学3倍の望遠カメラでも、それなりに撮影はできますが、高倍率画角での撮影になるとデジタルズームをしないといけないため、少し厳しくなります。
しかし、Xperia 1 IIIなら光学4.4倍(105mm相当)に切り替えて撮影ができるため画質を維持したままブツ撮りが可能となります。
かなり高精細な写真に仕上げることができていますよね。
これだけ高倍率なズーム撮影を光学望遠レンズで撮影できるので、ワイヤレスイヤホンなどの小さい製品の撮影もXperia 1 IIIですることができます。この大きさのモノをスマホで撮影できるとは、なかなかすごい時代になってしまいましたね。
動画撮影は手振れ補正が強くなっている
Xperia 1 IIIはPhotography Proの中に動画機能を搭載しているので従来と同じように動画を撮影することができます。さらに、こだわりの映像を撮影したい場合はCinema Proを使うこともできます。
- Photography Pro:4K30fps、フルHD60fps、フルHD HDR 30fps …など
- Cinema Pro :4K HDR 60fps、4K60fps、フルHD60fps …など
Photography Proの動画撮影は4K30fpsまでの撮影となり4K60fpsには非対応となっていますが、Cinema Proを使うことで4K60fpsの撮影ができるようになっています。
Xperia 1 IIIはXperia 1 IIよりも手振れ補正の性能が向上していてブレの少ない動画を撮影できるようになっています。
→ 動画撮影、レスポンスについて詳しくはYouTubeで話しています
Xperia 1 IIIのスペック
ディスプレイ | 6.5インチ(3,840 × 1,644ピクセル) 4KHDR 有機ELディスプレイ 120Hzリフレッシュレート |
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SoC | Snapdragon 888 5G |
メインメモリ | 12GB |
ストレージ | 256GB |
生体認証 | サイドボタン式指紋認証 |
リアカメラ | 広角:1220万画素・ƒ/1.7 超広角:1220万画素・ƒ/2.2 望遠:1220万画素・光学2.9倍ƒ/2.3 ⇆ 光学4.4倍ƒ/2.8 3D iTOFセンサー |
インカメラ | 800万画素・ƒ/2.0 |
オーディオ | エンクロージャー型ステレオスピーカー |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.2、5G通信(Sub-6・ミリ波) |
バッテリー | 4,500mAh |
ポート | USB-C、3.5mmオーディオジャック |
サイズと重量 | 165 × 71 × 8.2mm・188g |
価格 | ドコモ:154,400円 au:178,800円 ソフトバンク:188,640円 |
発売日 | 2021年7月9日 |
Xperia 1 III レビュー・評価:まとめ
Xperia 1 III メリット
Xperia 1 IIIは6.5インチの120Hz対応の4KシネマワイドディスプレイにSnapdragon 888 5Gを搭載したまさにハイエンドなスマートフォンです。
- 6.5インチの大画面なのに横幅が狭く操作しやすい
- 4K & アップスケールで動画の画質が良い
- ツァイスレンズで雰囲気ある写真撮影ができる
- 可変式ペリスコープ望遠で寄って撮影ができる
- フロントスピーカーの音質がとても良い
- 値下げで99,000円で買うことができる
4k解像度に120Hzのリフレッシュレートに対応したのは世界初でSnapdragon 888 5G + 12GBメインメモリの相乗効果もあり、動作が滑らかに動作します。
動作が重いTwitterも軽々と動かすことができます。
標準カメラアプリが廃止となってPhotography Proに一本化していますが、レスポンスがいいので全体的なカメラ操作はとても快適です。
シャッターボタンのラグもないですし、動き回る子どもたちもしっかり撮影することができます。(激しい動きはさすがにピントはずれますがシャッターチャンスを逃すことはありません。)
Xperia 1 III デメリット
Xperia 1 IIIのデメリットは以下の点でしょうか。
- 画面の輝度が少し暗め
- 顔認証に対応してない
- 発熱しやすい傾向がある
有機ELディスプレイですが他メーカーのハイエンドスマホと比べると4Kということも影響して画面輝度は暗め。外で画面が見えないことはなく不便はしないですがもう少し明るいと嬉しいですね。
Xperia 1 IIIは指紋認証に対応しているのでマスクをしていても問題ないですが、手荒れがひどい人は指紋認証が使えなかったり、自宅でゆっくり使うなら顔認証の方が便利なので顔認証は対応して欲しいです。
Xperia 1 IIIがおすすめな人は
Xperia 1 IIIがおすすめな人はこんな感じでしょうか。
- 大画面だけど片手でスマホ使いたい
- 雰囲気ある写真撮影をしたい(とくに望遠カメラ重視)
- 動画コンテンツをキレイな画質で楽しみたい
- 費用控えめのハイエンドスマホが欲しい
大きいスマホが欲しいけどコンパクトなモデルが欲しいならXperia 1 IIIはおすすめです。6.5インチとなると本体サイズも大きくなりがちですが、Xperia 1 IIIは21:9の縦長ディスプレイを搭載し横幅が抑えられていて大画面だけど片手操作しやすいスマホです。
少しでも大きな画面をコンパクトに持ち運ぶならXperia 1 IIIは最高のスマホとなっています。
また、4K解像度のディスプレイに4Kアップスケーリング機能でフルHDのアニメや映画も高精細に表示できますし、内蔵スピーカーの音質もいいのでコンテンツを楽しむのにも適しています。
Xperia 1 IIIは発売当初は15万円の高価格帯のハイエンドスマホでしが、現在はXperia 1 IVが発売となって99,000円まで値下げされてかなり手にしやすいモデルなのでおすすめです。
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デザインの項目で、最初だけ『10 III』になってますね。