ドコモのスマホで一番売れているスマホは実はAQUOS senseシリーズと言われていますが、AQUOS senseの2020年モデルのAQUOS sense4(アクオス センス4)のレビューをしました!
AQUOS sense4は価格の安いスマホでありながらも5.8インチのディスプレイにSnapdragon 720G、4GBのメインメモリ、リアカメラは超広角・広角・望遠のトリプルカメラを搭載したスマホとなっています。
低価格スマホもトリプルカメラが当たり前の時代ですが、どんな感じのスマホに仕上がっているのか、どんな人にAQUOS sense4が適しているかレビューしていきます。
なお、ドコモなど大手キャリアでは通常版のAQUOS sense4がありますが、楽天モバイルではカメラがデュアルカメラになったAQUOS sense4 liteもありどこで買うかで選べるモデルが異なります。
- ちょうどいい使いやすいサイズ感になってる
- 顔と指紋のデュアル生体認証を搭載
- 意外と高性能なのでゲームも普通に遊べる
- お風呂で使える防水性能を持ってる
- おサイフケータイにもきちんと対応している
- バッテリー持ちはかなり良いので長く使える
- 内蔵スピーカーがモノラル再生
- ナイトモードが明るくなりすぎ
- 夜間撮影は手ブレしやすく苦手
この記事の目次
AQUOS sense4のスペック
AQUOS sense4には無印、lite、Basic、Plusの4つのモデルが存在しておりスペックが微妙に違うのと買うところによって手にできる端末が異なっています。
sense4 | sense4 lite | sense4 basic | sense4 Plus | |
サイズ | 5.8インチ | 6.7インチ | ||
解像度 | 2280 × 1080 | 2400 × 1080 | ||
リフレッシュレート | 60Hz | 90Hz | ||
CPU | Snapdragon 720G | |||
RAM | 4GB | 3GB | 8GB | |
ストレージ | 64GB | 128GB | ||
リアカメラ | 超広角 広角 望遠 |
広角 望遠 |
超広角 広角 望遠 深度 |
|
インカメラ | 800万画素 | 800万画素 + 深度 | ||
防水防塵 | IP68(お風呂対応) | |||
耐衝撃 | 19項目 MIL-STD-810H | – | ||
バッテリー容量 | 4570mAh | 4120mAh | ||
本体サイズ | 148 × 71 × 8.9mm | 166 × 78 × 8.8mm | ||
重量 | 177g | 176g | 197g | |
キャリア | ドコモ、SIMフリー | 楽天モバイル | ワイモバイル | SIMフリー、楽天モバイル |
価格 | 3.8万円 | 25,001円(新規・MNPで25,000pt還元) | 21,960円(新規:11,800円、MNP:300円) | 4.4万円 |
AQUOS sense4とAQUOS sense4 lite/basicの大きな違いはリアカメラの数のみとなっています。
basicはメインメモリの容量が4GB → 3GBと少なくなっていますが、2.4万円ととにかく安い価格設定となっているので、とにかくスマホ費用を抑えたいならAQUOS sense4 basicという選択肢はありですよね。
AQUOS sense4 plusは画面サイズが大きいだけでなく、8GBのメインメモリしリアカメラのスペックも高くなっていて完全に別モノのワンランク上のスマホとなっています。
AQUOS sense4の特徴
- 5.8インチ(2,080 × 1,080ピクセル)IGZO液晶
- アルミフレームでポップな本体デザイン
- Snapdragon 720G + 4GBメインメモリを搭載
- 顔認証・指紋認証で画面ロック解除できる
- 超広角 + 広角 + 望遠のトリプルカメラ
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- 4,570mAh 大容量バッテリーで電池持ちが良い
- IP68等級(水深1.5mに30分)防水防塵仕様
- MIL-STD-810Hに準拠し衝撃にも強い
AQUOS sense4は5.8インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載したスマートフォンとなっていて、価格は3〜4万円ほどの格安スマホに分類する端末です。いわゆる格安スマホですが、この価格帯でありながらも顔認証と指紋認証に対応し超広角 + 広角 + 望遠のトリプルカメラも搭載しているので使いやすいスマホとなっています。
SoC(システム・オン・チップ)はSnapdragon 720Gを搭載しているためAQUOS sense3から性能が大きく向上しています。全体的な動作が改善されただけでなくゲームもそれなりに遊ぶことができる端末に進化しています。
おサイフケータイにも対応しているので電子決済をしたり交通機関でSuicaを使って移動することもできますし、個人的には防水性能が高くお風呂でも使えるというのが最高のアピールポイントとなっているので、実はよく使うスマホになってるんですよね。
この価格で必要な機能を全部盛り込んできたのはさすがシャープのAQUOSといったところでしょうか。
AQUOS sense4はドコモで買うことができますが、AQUOS sense4 liteが楽天モバイル、AQUOS sense4 Basicがワイモバイルで手に入れることができます。
本体デザイン
今回のAQUOS sense4のカラーはとてもいい感じです。ドコモ版は全部で7色から選ぶことができるようになっていて、正直なところどれを選ぶべきか迷ってしまいますが好きな色を選び放題なのはいいですよね。
ライトブルーは個人的にはドストライクな色なんですよね。ドコモオンラインショップ限定のカラーとして鮮やかなレッド、ブルー、イエローも選ぶことが可能となっています。
カラーバリエーションが豊富なので好みの色を選ぶことができるのはいいですよね。この記事ではドコモ版のAQUOS sense4(SH-04A)の爽やかなカラーのライトブルーのレビューをしています。
AQUOS sense4の筐体はアルミボディとなっていて塗装にアルマイト染色を採用することで剥がれにくく長く使ってもキレイを保つことができます。価格の割に質感もなかなか高いので安心して使うことができそうです。
ユニボディスタイルなのでサイド部分も背面部分と同じアルミ素材となっています。ディスプレイにかけてエッジ加工が施されているのでスタイリッシュなデザインとなっていますね。
本体右側上から音量ボタン、Googleアシスタント用のボタン、サイドボタンを搭載しています。2020年モデルのスマホはGoogleアシスタント推しとなっていますが何故なんでしょうか。あんまり使わないような気がするのですが。
ちなみに、Googleアシスタントからドコモのmy dauz、シャープのエモパーに機能を割り当てすることもできます。OFFにすることもできますが、それ以外の機能に割り当てはできません。カメラに割り当てできたら便利なのにね。
充電ポートはUSB-Cとなっています。
USB-C PDによる急速充電にも対応しているので素早くバッテリー補給できるようになっています。電源アダプタとケーブルは同梱していないので別途購入する必要があります。
USB-Cポートに対応した18W以上の電源アダプタを選ぶのがいいでしょう。
筐体の左上には3.5mmオーディオジャックを搭載しているので有線イヤホンを使いたい方も安心してAQUOS sense4を選ぶことができます。
筐体の左側にはSIMカードスロットを搭載しています。
手でスロットを開けることができるので気軽にSIMカードの入れ替えができますね。(普通はしない。)
SIMカードはnanoSIM対応でSIMフリー版はmicroSDカードを使用しない場合は2枚まで入れることが可能となっていてDSDVに対応しています。
なので、SIMフリー版はデータ通信用のSIMカードと音声通話用のSIMカードをうまく分けて運用することもできるようになっています。
AQUOS sense4とsense3の比較
AQUOS sense4と旧型のAQUOS sense3と外観の違いを比較してみました。
AQUOS sense3は5.5インチのディスプレイを搭載していましたが、AQUOS sense4は5.8インチと画面が縦に長くなり表示領域が広くなり画面が見やすくなりました。
本体の横幅は70mm → 71mmと少しだけ幅広になってしまいましたが、許容範囲内といったところでしょうか。
デザインも少しだけ丸みのある感じから角張ったスタイルに変更されていますね。どっちがいいかな?
リアカメラはAQUOS sense3は広角 + 超広角のデュアルカメラだったのがAQUOS sense4になったことで広角 + 超広角 + 望遠のトリプルカメラ仕様にアップグレードしています。
本体サイズと操作性
AQUOS sense4は5.8インチのIGZO液晶ディスプレイを搭載しています。本体サイズは148 × 71 × 8.9mmで筐体の横幅は71mmとなっていて、片手操作はギリギリできるサイズ感となっています。
手の小さい方だと片手で文字入力はちょっと厳しいかもしれないですが、さっとTwitterしたりブラウジングするくらいの操作であれば片手でさっと操作できるのかなと感じます。
AQUOS sense4は有機ELではなく液晶ディスプレイを搭載していますが、シャープのIGZOディスプレイを採用しDCI-P3のカラー規格にもしっかり対応しているので画面はとても色鮮やかに表示が可能となっています。
画質の設定も「おススメ・標準・ダイナミック・ナチュラル」の4パターンから選ぶことができます。
また、標準の動画をHDR動画のような豊かなに表現してくれる機能も搭載されています。
この辺りはさすが液晶のシャープらしいというかローエンドモデルでもしっかりと画質設定ができるようになっています。
IGZO液晶ディスプレイは高い透過率を誇るパネルを採用しLEDバックライトの消費電力を抑えることができるというメリットがあります。(リッチカラーテクノロジモバイルという設定項目で設定のON・OFFが可能となっています。)
さらに画面の書き換えを制御することで消費電力を低減させていて4,570mAhの大容量バッテリーとの相乗効果により1週間の電池持ちを実現しています。
生体認証について
AQUOS sense4は顔を登録しておくことで顔認証による画面ロック解除が可能となっています。
画面を傾けるだけでスリープ解除してくれるので、顔をインカメラに向けるだけで画面ロック解除をしてホーム画面を表示することが可能となっています。
簡易型の顔認証なので暗いところでは反応してくれません。でも、安心してください。AQUOS sense4は指紋センサーを画面下に搭載しているので指紋を登録しておくことで指でしっかりと画面ロック解除ができるようになっています。
画面内指紋認証ではなく物理式の指紋センサーですが、これはこれでどこにセンサーがあるのかしっかり確認することができますし、認証精度は画面内指紋認証よりも物理センサーの方が上です。
なので、トータルと使いやすさにおいては使いやすさは画面内指紋認証のあるAQUOS zero2と比べてるとAQUOS sense4の方が上手といっていいでしょう。
自宅などマスクをしていない時は顔認証で、外でマスクをしている時は指紋を使ってしっかりと画面ロック解除して使うことができる、とても使いやすいスマホになっています。
ただし、お風呂で使うと顔を認証してくれなかったり、指紋認証が使えないなどはあります。これは他のスマホでも同じだと思うので仕方ない部分ではありますが。
お風呂で使える防水と耐衝撃性能
AQUOS sense4はIPX5・IPX8等級の防水、IP6Xの防塵仕様を持ち備えています。
- IPX5:約3mの距離から約12.5リットル/分の水を最低3分間注水しても耐えられる
- IPX8:水深1.5mに約30分間放置しても耐えられる
- IP6X:直径75μm以下の塵埃が入った装置に8時間入れて侵入しない
このような条件は一般的となっていますが、AQUOS sense4はお風呂で使うことも想定された設計になっているようです。湯船に入れない、石鹸につけないなどの条件はあるものの使ってもいいことになっております。
実際にお風呂でAQUOS sense4を使って動画を見たり、ツイッターをしたり、電子書籍を読んだりしていますがとても快適に使うことができています。価格もそんなに高くないので気兼ねなくお風呂の中で使えるのは嬉しい仕様ですよね。
また、米国国防総省が制定したMIL-STD-810G/MIL/STD-810Hに準拠した防水、防塵、耐衝撃仕様となっていて、さらにアルコール除菌シートでの拭き取り試験もしていて端末をキレイに保つことができる耐久性を持っているようです。
SoC スペックと性能
AQUOS sense4はQualcommの700番台のチップとなるSnapdragon 720Gに4GBのメインメモリ、64GBのストレージを搭載しています。AQUOS sense3と性能をGeekbench 5で比較をしてみました。
AQUOS sense4 | AQUOS sense3 | |
CPU | Snapdragon 720G | Snapdragon 630 |
RAM | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB |
シングルコア | 568 | 175 |
マルチコア | 1753 | 1028 |
OpenCL | 1186 | 482 |
AQUOS sense3はSnapdragon 630を搭載していてシングルコア175、マルチコア1028というスコアでしたが、AQUOS sense4はSnapdragon 720を採用したことによってシングルコアが568と大きく処理性能が向上、マルチコアも1753と70%も高速化しています。
さらに、GPUの性能も2.5倍ほど向上しているので全体的に見ても大きく処理性能が向上していることがわかります。
AQUOS sense3は画面ロック解除からホーム画面が表示されるまで、アプリの起動速度が少し遅いことがありましたがAQUOS sense4はかなり改善された印象があります。素早く目的のアプリにたどり着くことが可能となっています。
Antutuでも比較をしてみました。
AQUOS sense4 | AQUOS sense3 | |
CPU | Snapdragon 720G | Snapdragon 630 |
RAM | 4GB | 4GB |
総合 | 252931 | 98623 |
CPU | 98614 | 35153 |
GPU | 51401 | 13295 |
MEM | 48760 | 31407 |
UX | 54156 | 18858 |
トータルで比較しても2.5倍ほど性能が向上しているようですね。かなり違います。アプリの起動速度などは体感で分かるくらい速度が改善しているので、この数値は間違い無いのでしょう。
これくらいの性能があれば3Dグラフィックを多用したゲームも十分快適に遊べるようになっています。ちなみに、AQUOS sense4はゲーミング設定をして画質やパフォーマンス、通知などを操作できるようになっています。
試しに、PUBGモバイルを遊んでみたところ画質設定は「HD」、フレームレートは「高」でプレイすることが可能でした。AQUOS sense3は「標準」までしか設定できないのでゲームの快適さは明らかに向上しています。
画質を「標準」にすることでフレーム設定を「ウルトラ」にすることができるので、滑らかな画面でプレイしたい方も大丈夫ですね。
実際にプレイしてみた感じも画質もそこそこキレイですしフレームレートも安定しているのでAQUOS sense3よりも快適にゲームを遊べます。
AQUOS sense3はゲームが起動するまでものすごく時間がかかってしまうのですが、AQUOS sense 4は素早く起動してプレイを開始することができるのでゲームをたくさん楽しみたいという方にとっては嬉しいスペックアップとなっています。
4万円以下のスマホでもこのような3Dグラフィックを多用したゲームもちゃんと遊べるようになったのはいいですよね。
AQUOS sense4のバッテリー持ちについて
AQUOS sense4は省電力なIGZOディスプレイと4570mAhの大容量バッテリーを内蔵することで1週間の電池持ちを豪語しているスマホです。さすがに条件を満たさないと1週間は持たないですが、2〜3日は充電しなくても使える端末となっています。
どれくらい電池が持つのかAQUOS sense4、Pixel 4aなどでPUBGモバイルを30分遊んで電池消費量を測ってみました。
- AQUOS sense4:72% → 67%(5%消費)
- Pixel 4a:93% → 82%(11%消費)
- iPhone SE2:92% → 73%(21%消費)
Pixel 4aはSnapdragon 730Gを搭載しているのでAQUOS sense4と近い性能を持った端末となっていますが、それと比べてもAQUOS sense4の方が倍ほど電池持ちが良いという結果となっています。
ただ、ゲームの動作が改善しただけでなく電池持ちもいいので長時間ゲームを遊びたい方も選びやすくなったといっていいのではないでしょうか。
カメラのスペックと画質
AQUOS sense4は1200万画素の広角と超広角、800万画素の光学2倍望遠を搭載したトリプルカメラを搭載しています。
AQUOS sense4 | AQUOS sense3 | |
広角 | 1200万画素・f/2.0 | 1200万画素・f/2.0 |
超広角 | 1200万画素・f/2.4 | 1200万画素・f/2.4 |
望遠 | 800万画素・f/2.4 | – |
インカメラ | 800万画素・f/2.0 | 800万画素・f/2.2 |
電池手振れ補正 | 静止画・動画 | 静止画 |
機能 | 背景ぼかし、ナイトモード、AIオート、AIライブストーリーPro、AIライブシャッター、オートHDR | 背景ぼかし、AIオート、AIライブストーリー、オートHDR |
AQUOS sense3は広角と超広角のデュアルカメラだったので望遠画角はデジタルズームして撮影しないといけませんでした。しかし、AQUOS sense4は光学2倍の望遠カメラを搭載したのでズームしても劣化させずにキレイな写真を撮影できるようになりました。
AQUOS sense4の広角カメラは1200万画素のイメージセンサーにf/2.0のレンズを搭載していて、昼間から夕暮れにかけてはとてもキレイな写真を撮影することができます。
AQUOS sense4とsense3で画質に違いがあるのかを看板の部分を拡大して比較してみました。
少しだけAQUOS sense4の方が明るくなったように見えますが、解像感はどちらもほぼ同じと見ていいでしょう。広角カメラのスペックに違いはないのでレンズとセンサー周りに関しては同じものを採用しているのかもしれません。
AQUOS sense4の夜間撮影についてですが、f/2.0と標準カメラとしては少し暗めのレンズを採用していることもありノイズが大きく手振れしてしまうことがありますが、HDRの処理が上手くなったのか夜の街の写真はキレイになりました。
AQUOS sense3は電飾看板が白トビしてしまっているのに対してAQUOS sense4は自然に表現できるようになっています。おそらく、AQUOS R5Gよりも表現が上手くなったんじゃないかな?
超広角カメラでも自然な写真に仕上げることができるようになりました。
ちなみに、AQUOS sense3の超広角カメラは四隅が歪んでしまっていたのですが、AQUOS sense4はしっかりとレンズ補正がソフトウェアで入るようになり、自然な表現ができるようになりました。
AQUOS sense4は光学2倍の望遠レンズが追加されたのでズーム時の画質が向上しています。
AQUOS sense4の光学2倍望遠カメラとAQUOS sense3の広角カメラでデジタルズーム2倍した時の画像を部分拡大して比較してみました。
AQUOS sense3よりも光学レンズを搭載しているAQUOS sense4の方が解像感が高くなっているのがわかりますね。
なので、ズームして写真を撮影することが多いならAQUOS sense3よりもAQUOS sense4を選ぶことによってキレイな写真を生み出すことが可能となります。
AQUOS sense4はナイトモードを搭載しています。AIカメラに設定しておくことで暗いところでの撮影で自動的に発動して数秒間の動かないようにという指示が出るようになります。
これはね…ちょっとやりすぎ感がありますね。ここまでナイトモードに求めますか。ほんとに暗いところで撮影したのに昼間のような明るさに仕上げることができます。
まあ、このような写真も撮影できるようになったのは撮影の幅が広がるのでいいと思います。ここまで明るくしたくない時はAIカメラをOFFで普通に戻すこともできるのでシチュエーションに合わせて設定するのがいいでしょう。
動画は解像度4Kでの撮影にも対応しています。ただし、フレームレートは30fpsとなってしまいます。なので、フルHD・60fpsに設定して撮影するのがいいかもしれないですね。
AQUOS sense3の動画撮影は電子手ぶれ補正を使うことができなかったのでブレブレな動画に仕上がってしまいましたが、AQUOS sense4は電子手ぶれ補正の機能が搭載されました。
AQUOS sense4は手ブレの少ない感じで動画を撮影できていますね。ただ、夜間撮影はあまり得意ではない感じなので、あくまで昼間の撮影に対応しているとお思っていたほうがいいかもしれません。
AQUOS sense4のリアカメラで撮影した作例をいくつかどうぞ。
AQUOS sense4はAIでシーンに合わせて最適な色合いに調整してくれますが、花の色など派手になりすぎることなく自然な感じで表現してくれます。
暗いところの撮影にはあまり向いてないですが、夜の街とかそこそこの光源があるところであれば問題なく撮影が可能となっています。
手ブレに気をつければ夜でもそれなりに撮影はできます。
暗めのレンズを搭載している望遠カメラでもこれくらいであれば普通に撮影が可能となっています。ちょっとノイジーですけどね。
ナイトモードを使わずに普通に撮影した方がいい感じになるような気がします。
AQUOS sense4のリアカメラはとくに画質がいいというわけではないですが、普通に使えるカメラになっているのかなと感じます。この価格帯なら納得の性能といっていいのではないでしょうか。
AQUOS sense4 レビュー・評価:まとめ
AQUOS sense4は5.8インチのディスプレイにSnapdragon 720G、4GBのメインメモリを搭載したスマホです。
- ちょうどいい使いやすいサイズ感になってる
- 顔と指紋のデュアル生体認証を搭載
- 意外と高性能なのでゲームも普通に遊べる
- お風呂で使える防水性能を持ってる
- おサイフケータイにもきちんと対応している
- バッテリー持ちはかなり良いので長く使える
- 内蔵スピーカーがモノラル再生
- ナイトモードが明るくなりすぎ
- 夜間撮影は手ブレしやすく苦手
AQUOS sense4のメリット
大きすぎず、小さすぎずのちょうどいい画面の大きさと本体サイズなので、誰にでも使うことができるスマホとなっています。
顔と指紋のデュアル生体認証に対応しているので、マスクをしていても問題なく使うことができます。
Snapdragon 720Gを搭載したことによって処理性能が大きく向上しホーム画面までの表示速度、アプリを起動したときの動作など全体的に快適に使えるようになってのでとても使いやすくなった印象があります。
もちろん、おサイフケータイ、防水など基本的な仕様はクリアしているのでこの価格帯のスマホでは最強のスマホといってもいいかもしれませんね。とくにお風呂で使えると公式で謳っているには心強いですよね。
お風呂に入りながら動画とか見ることができるのはなかなかいい使い方できそうですよね。お風呂専用のスマホにしちゃってもいいかも?長風呂が捗るようになりますよ。
AQUOS sense4のデメリット
AQUOS sense4は内蔵スピーカーがモノラル再生となっています。
従来ならこの価格帯のスマホでモノラルスピーカーは当たり前でしたが、4万円前後のスマホでもステレオスピーカーを内蔵した端末も出てきていることを考えるとステレオに対応してほしかったところ。
また、ナイトモードはちょっと明るくなりすぎです。もうちょっと抑えて欲しいかなと感じます。また、夜間撮影だと手ブレすることが多いのでやはりレンズがちょっと暗いなと感じるシチュエーションは多いかなと思います。
トータルで見てAQUOS sense4はバランスの取れた端末に仕上がっているかと思います。4万円以下でほぼ全部入りの機能を搭載していますし、何よりもお風呂で使えるのはポイントがかなり高いです。
AQUOS sense4はスマホにあまりお金をかけたくないけど、そこそこの性能をもった端末が欲しいという方におすすめとなっています。動作速度はそこそこ快適ですし、カメラもしっかりトリプルカメラを搭載しています。
おサイフケータイ、お風呂で使える防水性能、さらに耐衝撃端末になっているので子ども、おじいちゃん、おばあちゃんにもおすすめできる端末とみていいでしょう。幅広い世代で使うことができる。それがシャープのエントリーモデルとなるAQUOS sense4なのです!
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