カメラは買うけどiPhoneやスマホなどブツ撮りばかりしてるような気がします。
ということで、昔使っていたカメラを引っ張り出して遊んだので、写真・カメラが好きになった歴史を振り返ってみようかなって思います。
この記事は、2019年を振り返るコトバコのしむさんの企画「カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2019」の参加記事です。
本当は2019年を振り返る企画ですが、来年は2020年ニューイヤー。新しい時代に入る前に自分自身のカメラ歴20年を振り返ってみたくなったので書きました。
この記事の目次
シンスペース 主のカメラ遍歴
FUJIFILM 写ルンです:1997年〜
僕がカメラを初めて触ったのは富士フイルムの「写ルンです」です。です。
当時は僕は高校生でした。この頃の高校生はポケベル or PHS・カセットウォークマン・インスタントカメラが3種の神器で、とにかく「写ルンです」などのインスタントカメラを持ち歩く高校生が本当に多かった。
みんな、お金を持ってたよね。この時期(1997年〜2000年)がフィルム全盛期だったのでは?(調べてみたら1997年〜98年が全盛期だそうです。)
で、初めてのバイトが町の写真屋さん。当時はそこら中に店舗型の写真屋さんがあって、僕がいたお店はAEON系スーパーの中にテナントで入ってた写真屋さんです。
なぜか白黒フィルムで撮影したお店の白黒写真が残ってました。
ここで、接客、フィルムの現像 → プリントなどの作業をやっていたのは、今思えばとても良い経験だった。
フィルムをセットすれば機械が自動で現像してくれるので誰にでもできる作業でしたがフィルムからネガを取り出す方法、現像する方法、プリントする方法など一連の流れを知ることができた。おそらく、今もやり方は変わってないでしょう。
当時、富士フイルム以外にもコニカ、コダック、謎のメーカーからもインスタントカメラが販売されてましたが、コニカのインスタントカメラは中のフィルムを取り出した後の本体を使い回しができました。
富士フイルム、コダックは分解すると爪が折れて使い回しできないようになってたんですが、コニカはこれが出来たんです。
お金がなかった僕はコニカの空になったインスタントカメラに富士フイルムのISO100の安い業務用フィルムを入れて写真を撮っていました。
たまにコニカ、コダックのフィルムも入れてたけど富士フイルムのフィルムが一番好きだったので、富士フイルムが好きという感覚はここでDNAに刻まれたのだと思います。
真っ暗闇の中で手触りだけでフィルムを装填するのでなかなか高度な技術です。そのおかげか、他の人よりも撮影できる枚数が多く、現像も割引してもらってたのでお得感があったバイトだった。
見返すと恥ずかしすぎる写真ばかりで見たくないものばかり…。
でも、写真って普通に保管しておけば色褪せないですし、デジタルのようにデータを紛失してしまって「ああああーー!!!」ってなることもないし、大事な画像データは写真に残しておくのもイイかもしれませんね。
「写ルンです」で久しぶりに撮影してみましたが…
絶望的に暗いですね(笑)
そりゃそうです。「写ルンです」はISO400のフィルムが入っているので夕方でも問題ないはずですが、レンズが鳥の目なので、薄暗いと光を取り込めずに暗い写真になってしまう。
とはいえ、「写るんですってここまで暗かったけ?」ってくらい暗くてノイジーです。真昼のお店の中でもフラッシュなしだとこんなにも暗い。
これが当たり前だったんだよなぁ。すごく苦労した記憶が舞い戻ってきた感じがします。
あえて、こういう暗めのある写真を撮影するならOKですが、普通に思い出を残すなら薄暗いところではフラッシュは必須です。
真昼であれば「写ルンです」でも問題なく写真を撮影することができます。
あと、高校時代にコンパクトフィルムカメラを使っていた記憶があるんですけど、何を使っていたか全く覚えていない…。
いずれにしても、富士フイルムとの出会いは「写ルンです」であったことは間違いないです。
写真屋でバイトをしていたので富士フイルムのフィルムに親しみがかなり強く、これが今も富士フイルムのミラーレス一眼カメラを使っている原点になっているのです。
Nikon FM3A:2001年〜
社会人になって初めて購入した一眼レフカメラがNikon FM3Aです。カメラのことは詳しくなかったけどマニュアルのフィルムカメラが欲しいなーってずっと思っていたんですね。
そんな時に、Nikonから最後のマニュアルのフィルムカメラが発売されると知って2001年に発売したFM3AとAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gのレンズキットを頑張って買いました。16万円くらいした?ハタチの自分、がんばった。
FM3Aは露出計を内蔵していて今のカメラと同じようにシャッター速度はオートにできるハイブリットシャッターを搭載したカメラで、ピントだけを頑張って手で合わせて撮影できるカメラです。
1984年発売のNikon FM2はシャッター速度は完全マニュアルなので撮影がとにかく大変です。
でも、FM3Aは露出計をファインダーの中に内蔵していてシャッターと連動しているので面倒くさがりやの僕にとっては最高のマニュアルフィルムカメラなんですよね。
今でもたまにFM3Aを引っ張り出してきて撮影したりしています。といっても、ほんとにたまになんで最近いくつか現像したフィルムに4年前の写真が混じってました。
4年ほど放置したフィルムでもちゃんと現像されてるのがスゴい。アナログでもそう簡単に色褪せることはない。使っているフィルムは「SUPERIA PREMIUM 400」です。
金沢駅のエスカレーターも4年の年月だと今と分からないくらいですね。
真夜中の近江町市場です。
フィルムは蛍光灯や水銀灯だと緑っぽい色に色かぶりしてしまいますが、いい感じに色かぶりしていますね。この色をデジタルで出すのはちょっと難しいと思う。
近江町市場前の武蔵ヶ辻のとおり。イルミネーションがあるってことは冬に撮影したんだろうなぁ。
かなり前の息子さん。もう誰だか分からないからこのまま掲載しちゃいます。(自分でも誰だっけ?ってなってる。)
フィルムを通すとかなり昔に感じてしまうけど、ここ数年前の写真ですから面白いですよね。そう考えるとデジタルの画像って繊細すぎるのかもしれません。
ここからは今年に入ってから金沢の中心部を散歩した時に撮影した写真です。
地元だと、どこを撮影しようか…って悩んでしまうけど、少し歩けば被写体は何かある。普段何気なく通っているところを切り取って行けるのが面白い。
この時に何を思って撮影したのか。よく分からないけど、何かを感じて撮影しているのだから何か意味があるのだと思う。と思いたい。
金箔ソフト、一度も食べたことないんですよね。
だって、味変わらないんですよ?ソフトクリームの上に金箔が乗ってるだけですよ?(絶対に怒られる。)だから、金箔ソフトの写真はなし。
Nikon FM3Aはマニュアルカメラでありながらもシャッター速度はオートにできるので撮影してみたら暗かった、明るすぎたという失敗を減らすことができる素敵なマニュアルカメラです。
2006年にNikon FM3Aは生産終了していますが、フィルムカメラとしてまだまだ使うことができるでしょうし、これからも愛用していくと思います。
FUJIFILM NATURA CLASSICA:2006年〜
この頃はまだ、富士フイルムはデジタルに負けじと新しいコンパクトフィルムカメラを次々と発売していました。
僕自身も当時のデジタルの画質にどうも納得してなかったのかもしれません。富士フイルムのNATURA CLASSICA(ナチュラクラシカ)が発売してすぐに飛びついた記憶があります。
ナチュラクラシカは広角28mm〜56mm(F2.8~5.4)のスーパーEBCフジノンズームレンズを搭載したコンパクトカメラです。
さらに、NPモードにすることでノンフラッシュでも明るく見たままの自然な写真を撮影できる今のスマホカメラに搭載されていたような機能を搭載しています。
つまり、シャッター速度を遅くしてフラッシュの光を抑えつつ撮影する手法。富士フィルムはこのような機能を搭載するのが昔から上手かったように感じます。
NATURA CLASSICA…なんか知らないうちに人気ですよね。中古カメラでFM3Aより高値ですやん。
昔はただのフィルムカメラだったのに、どうしちゃったの?
レンジファインダータイプのコンパクトカメラなので、スナップに最適。どこにでもポケットに入れて持ち運びができるのがいいですよね。
ファインダーをのぞいてシャッターを切るだけでちゃんとフィルム写真が撮影できちゃう。当たり前だけど。
最近になって設置された金沢の兼六園となりにある石浦神社の鳥居。大量に設置されてたけど…。
21世期美術館だけどフィルムで撮影することでレトロ感が出てしまうのは面白いところ。
金沢市役所の前にあるアメリカ楓通り。
ここは秋になると紅葉が綺麗なところなんだけど、いつもタイミングを逃してしまいこのザマですが、枯れ落ちてしまったのも哀愁があって好きです。
さりげなく高級車が駐車してあってビビる。
NATURA CLASSICAはカメラ自体がとても軽いので持ち運びがとてもしやすい。
さらに、F2.8の明るめのレンジを搭載しているので「写ルンです」よりも間違いなく画質は上です。レンズ性能の差が出ますよね。
ちなみに、フィルムの現像は昔ほどお金がかからなくなったので敷居は下がっています。
- 昔:現像 + プリント = 2,500円ほど
- 今:現像 + データ化 = 1,200円ほど
プリントがメインだった時代は1フィルム現像してプリントすると2,000円超えでしたが、今は1,200円ほどで出来るので現像しやすくなりましたよ。プリントしなくてもいいよね?
Canon EOS Kiss digital N:2006年〜
初めて買ったデジタルカメラは2003年頃にPENTAXの400万画素のカードサイズのコンパクトデジカメだったと思います。
当時、超小さいデジカメがたくさんありましたよね。カシオのデジカメとか。
仕事の記録用のカメラとして買ったのでどんな機種だったか覚えていませんが、趣味で購入した初めてのデジタル一眼レフカメラがCanonのEOS Kiss digital Nです。
この頃、デジタル一眼レフカメラの選択肢って今ほど多くなかったと思うんですよね。
ニコンもあったけどデジイチはCanonが強そう。単純にそう思ってニコンではなくキヤノンを選んだのが出会いでした。
Canon EOS Kiss digital NはEOS Kissシリーズの2代目モデルで800万画素(APS-C)イメージセンサーに記録媒体にCFカードを搭載したモデル。
この頃のEOS Kissカメラは液晶の上のモノクロ液晶があってシャッター速度・露出などの情報が表示されていました。
ちなみに、EOS Kiss digital Nに搭載していた液晶は1.8インチ(約11.5万画素)で今見ると画面は小さく画像がかなり荒いのが分かります。
実はこのカメラ、妻と婚前旅行にアジア放浪の旅に行った時にずっと持ち歩いていたカメラなので意外と思い入れのあるカメラなんですよね。
結婚前に3ヶ月かけて二人で香港 → 中国(広州) →(成都)→ ベトナム → カンボジア → タイをバックパックを背負って旅しました。この時、活躍してくれたカメラがEOS Kiss digital Nなんです。
ただし、その時に撮影した元データを紛失しちゃって縮小した画像データとプリントしておいた写真しかないという…。
この時期はフィルムからデジタルの移行期で画像データをバックアップする手段が確立されておらず、紛失が多かったような気がします。
旅行の画像データ、1,000枚以上の写真になったんだけど現像して残しておいて良かったなぁと思いましたよ。
中国内陸部にもスタバが普通にあるんだって少し驚いた記憶があります。これ、2008年だから今から11年も前ですしね。
中国内陸部は香港と雰囲気が全く違う感じで異国な感じがしました。
中国四川省成都のさらに奥地にある九寨溝にも行きました。
かなり有名な観光地ですが、日本人観光客は誰一人いなかったですね。
そして、成都を出てから1週間後に四川大地震が発生して下手したら巻き込まれていた可能があったんですよね。恐ろしい…。
カンボジアで出会った兄妹。
もう、高校生くらいになってるのかな。教育事情があまり良くない地域っぽかったので学校に行けてるかどうかは分からないけど。
ベトナム、カンボジアはとにかく屋台文化で外で食べることが多いらしい。とにかく毎日が楽しそうで生き生きとしている人が多かった印象があります。
EOS Kiss digital Nで最近撮った写真もせっかくなので見てください。
デジタルだけどなんとなくレトロな写り方してるような…気がしません?
画素数が少なくてイメージセンサーの性能もあまり良くないのでデジタルでも2019年の最新のカメラの画像を見まくっている人間が見ればレトロ写真に見えなくもない。
SIGMAのレンズで撮影してるので、そっちの影響の方が大きいのかな。
旧型のSIGMA 30mm F1.4 EX DC HSMですがEF-Sマウントを使うことで最新のEOS RPに装着して撮影もできますし、いい感じの描写をしてくれます。
動き回る子どもを撮影するのは圧倒的にオートフォーカスの性能が悪いのでムリゲーなんですけど、風景を撮るだけなら10年くらい前のデジタル一眼レフカメラを使うのも面白いのかも。
10年以上前のカメラだと性能がかなり違うので、今のカメラとは明らかに違った写り方をしてくれます。使い方次第では面白い楽しみ方ができるのかもしれないと再認識ですね。
FUJIFILM FinePix F100fd:2007年〜
この頃、EOS Kiss digital Nをメインカメラで使っていましたがコンパクトなサブカメラが欲しいと思いFUJIFILMのコンデジ・FinePix F100fdを買いました。
FinePix F100fdは1200万画素のスーパーCCDハニカムHRセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。このカメラもバックパックの旅に連れて行きました。
コンパクトカメラは取り回しが良いのでどんなシチュエーションでも写真が撮れるのは便利ですよね。
ただ、FinePix F100fdはベトナムで盗まれてしまってデータと共に消失してしまいました。なので、カメラの画像もなしです。(笑)
FUJIFILM FinePix F200EXR:2009年〜
で、帰国してから購入したのが後継機種のFUJIFILM FinePix F200EXRです。
FinePix F200EXRは1200万画素のスーパーCCDハニカムEXRセンサーを搭載したコンパクトデジカメ。
スーパーCCDハニカムセンサーは通常のベイヤーセンサーと違って1画素を8角形上にして45度傾けた特殊構造センサーで多くの光を受光することができるのが特徴でした。
現在のXシリーズX-Trancセンサーの元祖みたいなもん。(実際はだいぶ違うけど思想は受け継がれているような気がする。)
1/1.6型の大型センサーを搭載して富士フイルムのフィルムシミュレーションを搭載したコンデジにしては高性能なカメラでした。
完全に子どもを撮影するために購入したデジカメでしたね。
デジタルカメラなんだけど富士フイルムらしいフィルム質感のある写真に仕上げることができたのがなかなか良かった。
FinePix F200EXRはレンズのモーター部分が故障しているのか電源が入っても起動することができないのがちょっと残念ですが。
Canon EOS Kiss X3 :2009年〜
そろそろ、新しいデジタル一眼レフカメラが欲しいと思って2009年頃にEOS Kiss X3を購入しました。
EOS Kiss X3は1510万画素のAPS-Cイメージセンサーを搭載していて常用ISO感度がISO3200となり、暗所で使いやすくなったカメラです。
この時期も子どもばかり撮影していたので子ども専用カメラになってました。EOS Kiss X3あたりになると画素数も向上したので比較的現在のカメラと近い描写になっています。
この時期の写真を見返してみても子どもがとても多く、それ以外はカメか桜くらいしかなかったです。
まあ、普通の写真がしっかりと撮影することができる。
それがEOS Kiss X3の魅力だったのかもしれません。仕事の商品撮影にEOS Kiss X3を使っていたので万能なカメラだったことは間違いないでしょう。
Canon EOS Kiss X7:2014年〜
EOS Kiss X3を買ってから5年ほど経過したのでEOS Kiss X7を買いました。この頃はカメラをあんまり買ってなかったんですね。というか、忙しかったくせにお金がなかったから…。
すでにブログをやっていてブログに使う画像の素材はEOS Kiss X7で撮影してました。また、仕事で簡単な商品撮影でも使っていました。
EOS Kiss X7は2013年のデジタル一眼レフカメラなんですよ。もう、発売から7年も経過してる。怖い。
2015年頃に撮影した写真たちです。
この頃はレンズはほとんど持っていなかったのでレンズキットに付属している標準レンズで頑張って撮影していました。
標準ズームレンズでも十分使えますよね。
でも、子どもをいい感じに撮影したいときは単焦点レンズのSIGMA 30mmF1.4を使って撮影してました。
なぜ、こんなに睨まれているのだろうか。
FUJIFILM X-T10:2015年
ここからは近代史です。
今まで、デジタルの一眼レフカメラはCanonでしたが、ここに来て富士フイルムのミラーレス一眼カメラに興味を持ち、ついにハイエンドのFUJIFILM X-T1と同じセンサーのX-T10を買いました。
X-T10は1630万画素のX-Trans CMOS IIセンサー(APS-Cサイズ)、ミラーレスならではのコンパクトボディにEVF(有機ELファインダー 約236万ドット)、チルト液晶を搭載したハイエンドなカメラです。
ずっとCanonを使ってきていたので久しぶりに富士フイルムのちゃんとしたカメラを使って「あ、これだわ。やっぱり、富士フイルムが好きなんだわ。」と直感でしたね。
昔、富士フイルムのフィルムを使って撮影をしていたのでX-T10から生み出される写真はどれもこれも好きなものばかりだった。
のとじま水族館は金沢から車で2時間ほどのところにあるので、石川県に住んでいてもなかなか行くことができない。
富士フイルムの良いところは魅力的な単焦点レンズが豊富に揃っているところ。他メーカーと比べても価格がそこまで高くないし、種類も多くないので迷うことがないのが良いです。
X-T10は2015年モデルのミラーレスカメラですが、写りは今のXシリーズと同じ雰囲気があります。
フィルムシミュレーションもちゃんと搭載されていてPROVIA、Velvia、ASTIA、クラシッククローム、PRO Neg、セピア、モノクロで撮影ができます。
XF35mmF1.4 Rはとてもコンパクトなのでお散歩用として使いやすい単焦点レンズです。
カメラが軽いとフットワークが軽くなって、ついついどこにでも行ってしまいたくなります。
久しぶりにX-T10を持ち出して撮影してみましたが軽いは正義ですね。
X-T30が欲しくなりましたが、正直なところX-T10はオートフォーカスの速度が遅いだけなので街に出てスナップを撮るくらいな十分かもしれない。
なお、完全に富士フイルムに移行したわけではなくCanon 9000Dもこの頃に購入しています。売却したので手元にカメラはないですが完成度の高いAPS-Cミラーレス一眼カメラになっていました。
FUJIFILM X-T2・X-H1:2016/17年〜
レッドバッジレンズのXF16-55mmF2.8を使うようになってからX-T10のコンパクトボディだとバランスが悪いと感じてしまい、FUJIFILM X-T2を購入しました。
X-T2は2,430万画素のX-Trans CMOS IIIセンサー(APS-C)を搭載したミラーレスカメラです。
X-H1は同じくX-Trans CMOS IIIを搭載した同じ世代のカメラ、ボディ内手振れ補正を搭載したフラグシップモデルのカメラとなっています。
X-H1は今も現役で使っているカメラです。
とくにブツ撮りするときには欠かせないカメラとなっていて現在のブログ素材はX-H1で撮影しているものが多くなっています。
もうね、単焦点レンズのXF90mmF2が素晴らしいんですよね。
X-T10にXF90mmF2を装着しても同じ感じの写真が仕上がるので、カメラがどうのこうのではなくレンズですよ。
もちろん、XシリーズのX-Trans CMOSがあってこその富士フイルムの色です。(ベイヤーセンサーのX-A5・X-A7も好きですが。)
XF90mmF2はとにかく立体感の表現が半端ないレンズです。この写真はそうでもないけどピントがバチッと合ってるところの解像感、その周りのボケ具合が本当に素晴らしい。
XF90mmF2は手振れ補正を搭載してないのでX-T2に付けて夜間撮影するのは厳しいですが、ボディ内手振れ補正があるX-T1との組み合わせなら夜間撮影でもバチッと決めることができます。
これらの写真は2年ほど前に東京に行ったときに浅草で撮影したモノです。いつか書こうと思ってたXF90mmF2のレビュー記事用なんですけど…。いつか書く。
望遠レンズって楽しいですよね。好き。
とにかく明るくボケ味がとても柔らかくて雰囲気の出るレンズなので、子ども撮影にも適しいます。
街並みを遠くから捉えるのもヨシ。被写体によって部分的に切り取るのもOK。望遠レンズって使いやすいですよね。
富士フイルムのカメラを買ったらXF90mmF2はとりあえず手にしてみて欲しいです。たぶん、広角よりも望遠の方が絵にしやすいから初心者の方は望遠レンズを使ってみて欲しいと願う。
なお、この時期にEOS Kiss MやX-A5も購入しています。
FUJIFILM X-T3:2019年〜
FUJIFILM X-T3は2,610万画素のX-Trans CMOS 4センサーを搭載していてX-T30、X-Pro 3と同じ世代のミラーレス一眼カメラです。
X-T2世代と比較して動き回る子どもを撮影もこなすことができるほどオートフォーカスの速度・精度が大幅に向上しているので、家族の写真を撮影する時はX-H1ではなくX-T3を使うことが多いです。
X-T3はX-H1のようにボディ内手ぶれ補正のないカメラなのでXF90mmF2などの望遠レンズを使うと手ブレを抑えるための筋トレが必要となります。
しかし、XF35mmF1.4などの小型単焦点レンズであれば暗い場所でも普通に撮影できるので、お散歩に向いているカメラです。
ここからは最近、XF16-80mmF4で撮影した写真です。
前日が雨だったけど見事に晴れた時のスカイツリー。いつも下界から眺めることしかできない。いつか登ってみたい。
フィルムシミュレーションをクラシックロームにして撮影したけど、落ち葉との組み合わせだと哀愁漂う感じに仕上がるのが良い。
富士フイルムのカメラの魅力はフィルムシミュレーションを設定するだけでに雰囲気を変えることができるところ。
僕は現像をしない人(究極の面倒くさがり屋なので…)なので撮って出しの写真が好きかどうかを重要視しています。
富士フイルムさんがプリセットしてくれたフィルムシミュレーションを使うことで簡単に雰囲気ある写真を撮影できるって素敵じゃないですか。
Canonのカメラも色合いを変えることができるプリセットがありますが、なぜかあまり使ったことがないんですよね。スタンダードのままというか。
この辺の写真はXF16-80mmF4で撮影したモノです。
XF16-55mmF2.8と比べるとボケ味が少し硬く解像感も劣ってしまうのですが、16-80mmという広範囲の視野に対応し、レンズ内手ぶれ補正に対応しているという点でX-T3との相性は抜群です。
実は、ブツ撮りするのにX-T3 + XF16-80mmF4に移行できないかな…って思ってたんです。
でも、XF16-55mmF2.8の解像感がやっぱりスゴすぎるので素材撮影は結局のところX-H1 + XF16-55mmF2.8の組み合わせのまま。思うように機材を統一できないのがツライところ。
X-T3 + XF16-80mmF4はとてもコンパクトに持ち歩くことができるのでいいですよね。手ぶれ補正も効くし真夜中の撮影も気軽にできちゃう。
こうやって、どんどんレンズが増えていくのです。沼ですよ。これが沼。
Canon EOS RP:2019年〜
Canon EOS RPはフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラです。フルサイズのカメラを使ったことなかったので使ってみたくなって購入しました。
EOS RPは2620万画素のフルサイズセンサーを搭載していて完全新設計のRFレンズを装着することができます。
フルサイズセンサーを搭載しているのでEOS 9000Dと同じくらいの本体サイズってのには驚きました。ただ、高額なレンズにも驚きでしたが。
EOS RP レンズキットに付属しているRF35mm F1.8 MACROで撮影した写真です。
さすがフルサイズセンサーの35mm単焦点レンズ。ボケ方がとてもキレイ。MACROレンズなのでかなり寄ることもできます。
フルサイズセンサーとF1.8の明るいレンズなので暗いところでもISO感度を上げなくても撮影できます。
ここからはEOS RP + RF24-105mm F4の組み合わせです。最近行ったApple 表参道です。24-105mmの広角から望遠までサポートしたレンズなので幅広い撮影も可能。
Canonのカメラは見たままの姿を切り取ってくれる。まあ、プリセットが標準設定なので当たり前なんですけど、使いやすいカメラであることは間違い無いでしょう。
Canonのミラーレス一眼カメラには手振れ補正がないですが、RF24-105mm F4に手ぶれ補正機能を搭載しているのでF4の少し暗めのレンズでも暗いところでも手ブレしにくくなっています。
なんか適当に撮ってみた。
RF24-105mm F4はズームレンズだけどボケ味はなかなかキレイです。
ただ、レンズのサイズがとにかく大きいので本体がコンパクトなEOS RPでも持っていくかどうか迷ってしまいます。あと、レンズの価格がとにかく高い。RFレンズじゃなくてEFレンズをマウントアダプタで使えばいいのかもですが高い。
で、どのカメラ使ってるのかい
いろいろなカメラを使ってきて普段使っているカメラをまとめたいと思います。僕は現在、X-T3とX-H1の二つのカメラをメインで使っています。
家族の写真を撮影したりどこかに出かける時はX-T3を持ち出しています。お会いしたことがある方はX-T3をぶら下げている僕を見たことがあるかと思います。
で、ブログの素材を撮影するときはX-H1を使っています。X-H1はボディ内手ぶれ補正を搭載していてXF16-55mmF2.8との相性が良いのでブツ撮りには欠かすことができない機材となっています。
サブ機というか身を軽くしたいときは最近はX-A7を持ち歩いています。
たまにフィルム撮影もしたくなるのでナチュラクラシカをポケットの中にし伸ばすこともあります。X-A7は最近買ったカメラですがX-A5よりもオートフォーカスの精度、速度が向上していて良きカメラですよ。
とにかく小さくて軽いカメラなのでどこにでも持って行けるのがいいですよね。スマホのカメラの性能は向上していますが望遠での撮影、ボケ味のキレイさ、解像感はまだまだミラーレス一眼カメラの方が上です。
何よりもカメラを構えて撮影するのが楽しいんですよね。あれ、なんなんでしょうか。なので、2020年も引き続きなにかのカメラを買って沼に浸かっていくことになりそうですね…。
アドベントカレンダー「カメクラが沼へ誘う Advent Calendar 2019」、12月15日は はる(@little_patch_)さんの「1年間6万回のシャッター #カメクラの沼カレ2019」、12月17日は ていな(@teina1017)さんです。
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