久しぶりのキヤノンの一眼レフデジタルカメラCanon EOS 9000Dを購入しました。
EOS 9000Dは2017年4月7日に発売されたキヤノンの一眼レフデジタルカメラですが、kiss X9iとのをリリースしたのですがEOS 9000Dを衝動買いしてしまいました。
この記事の目次
Canon EOS 9000Dを購入!開封レビューと感想!
前回、キヤノンの一眼レフカメラを買ったのがEOS kiss X7だったので4年ぶりのCanon機を手にしたことになります。(左:EOS kiss X7、右:EOS 9000D)
4年の歳月は大きいですね。軽く使ってみた感想として、画質がかなり良くなっています。また、ほとんど使い物にならなかったライブビューのシャッター速度がかなり速くなり顔認識機能も進化しているので子供を撮るときに大活躍です。かなり使いやすくなっていますね。EOS kiss X8i/8000Dを飛ばしてX9i/9000Dを購入したのでその差をより大きく感じることが出来るのかもしれません。
スペックを比較
スペックを比較します。
EOS Kiss X9i EOS 9000D |
EOS Kiss X8i EOS 8000D |
EOS 80D | EOS kiss X7 | |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約1800万画素 | ||
センサー | APS-C デュアルピクセル CMOSセンサー |
APS-C CMOSセンサー |
APS-C デュアルピクセル CMOSセンサー |
APS-C CMOSセンサー |
映像エンジン | DIGIC 7 | DIGIC 6 | DIGIC 5 | |
画像ファイル 形式 |
JPEG、RAW(14bit、キヤノン独自) | |||
AF | 45点 | 19点 | 45点 | 9点 |
ライブビューAF | デュアルピクセル CMOS AF方式 |
ハイブリッド CMOS AF III 方式 |
デュアルピクセル CMOS AF方式 |
ハイブリッド CMOS AF II方式 |
シャッター速度 | 1/4000~30秒、バルブ | 1/8000~30秒、バルブ | 1/4000~1/60秒、1/4000~30秒、バルブ | |
測光分割数 | 63 | 163(7560画素RGB+IR測光センサー使用、63分割TTL開放測光) | 63 | |
ISO感度 | ISO100~25600(拡張:51200) | ISO100~12800(拡張:25600) | ISO100~16000(拡張:25600) | ISO100~12800(拡張:25600) |
連続撮影速度 | 最高約6.0コマ/秒 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約7.0コマ/秒 | 最高約4.0コマ/秒 |
ファインダー 視野率 |
上下左右とも約95% | 上下左右とも約100% | 上下左右とも約95% | |
ファインダー 倍率 |
約0.82倍 | 約0.95倍 | 約0.82倍 | |
液晶 | タッチパネル付ワイド3.0型 | ワイド3.0型 | タッチパネル付ワイド3.0型 | |
Wi-Fi | 802.11b、g、n | × | ||
Bluetooth | ○ | × | ||
NFC | ○ | × | ||
撮影可能枚数 ファインダー ストロボ撮影なし |
約820枚 | 約550枚 | 約1390枚 | 約480枚 |
防塵防滴 | × | ○ | × | |
大きさ 幅 × 高さ × 奥行(mm) |
9i:約131.0 × 99.9 × 76.2 9000D:約131.0 × 99.9 × 76.2 |
8i:約131.9 × 100.7 × 77.8 8000D:約131.9 × 100.9 × 77.8 |
約139.0 × 105.2 × 78.5 | 約116.8 × 90.7 × 69.4 |
質量 (本体のみ) |
9i:約485g 9000D:約493g |
8i:約510g 8000D:約520g |
約650g | 約370g |
価格 | 約9.5〜11万円 | 約6〜7万円 | 約10万〜11万円 | 約4万円 |
EOS 80Dと同じデュアルピクセルCMOSを採用した2400万画素のイメージセンサーを搭載しているので、エントリーモデルでありながらキヤノンの中級機となるEOS 80Dと同等の画質を手に入れることができます。いや、映像エンジンがDIGIC7なのでむしろ上と言ってもいいかもしれませんね。
さらにWi-Fi通信だけではなくBluetoothを使ってスマホに接続して操作したり写真を送信したりすることができる便利機能も。撮影可能枚数も大幅に増えているのはDIGIC7の恩恵なのかもしれません。
まあ、とにかく進化しているEOS X9i/9000Dですが両モデルの違いは操作形態だけで基本性能は同じになっています。
ということで、前置きが長かったですが外観レビューをしたいと思います。
EOS 9000Dの外観レビュー
今回購入したのはダブルズームレンズキットです。EF-S 18-55mm F4-5.6 IS STMとEF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMの二つがセットになっているお得モデルです。
EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USMがセットになったレンズキットモデルもあります。レンズとしてはEF-S 18-135mmの方が描画性能が高いのでこちらの方がオススメです。僕は中古でEF-S 18-135mmを手にしていたので、今回はダブルズームレンズキットを購入しました。
レンズは個別のパッケージは付属していないんですねー。
まあ、エントリーモデルですもんね。内容物はEOS 9000D本体、レンズ2本、バッテリー、充電器、カメラストラップ、説明書などとなっています。
Canon EOS 9000Dの本体デザイン
EOS 9000Dボディです。THE・一眼レフカメラというデザインですよね。
バリアングル液晶を搭載しており、閉じて上部右のミニ液晶画面だけを使うことでバッテリーの減りを防ぐこともできそうです。
前方向180°、後ろ方向90°、水平方向に175°可動するのでライブビュー撮影時や動画撮影が捗りそうです。
通常スタイルはこれがベストでしょうかね。
新型のEF-S 18-55mm F4-5.6 IS STMのサイズ
付属のEF-S 18-55mm F4-5.6 IS STMを装着します。
実は、このレンズも刷新されており第3世代(だっけ?)に進化しています。絞り値がF3.5からF4になっているので退化じゃないのかと思ってしまいますが、手ぶれ補正がより強力になり小型化されているので、コンセプト的には良い流れじゃないのかなと思います。
左からEF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM、EF-S 18-55mm F4-5.6 IS STM、EF-S 55-250mm F3.5-5.6 IS STM、EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM
レンズが小さくなったので最小最軽量のEOS kiss X7よりもコンパクトに見えます。(左:EOS kiss X7+EF-S 18-55mm F3.5-5.6、右:EOS 9000D+EF-S 18-55mm F4-5.6)
思ってい以上にコンパクトな本体サイズで持ち運びはしやすそうな感じがします。ただ、ズームすると旧モデルのレンズと同じくらいの長さまで伸るのは仕方ない。
レンズの違いについては別記事でまた細かく書いていこうかなと思っています。
望遠レンズのEF-S 55-250mmを装着します。
結構長い望遠レンズですね。写りはあまり期待していませんが、望遠レンズを持っていなかったのでこの価格でセット購入することができるのであればお得感があります。
操作パネルや持ちやすさ
EOS 9000Dの本体左上部に電源ボタンと操作ダイヤルが搭載されています。
右上部にはシャッターやジョグダイヤル、オートフォーカスの設定、ISOの設定、情報確認用の液晶ディスプレイなどが搭載されています。
EOS kiss X9iは電源ボタンや操作ダイヤルが右側に搭載されているので右手だけでも操作することができますが、EOS 9000Dはそれができず、どちらかというときちんと構えて写真作りをするスタイルになるでしょうか。
グリップもしっかりしてるのでEOS kiss X9iよりも握りやすいです。
内蔵フラッシュ、SDカードスロット、バッテリー
あまり使う機会はありませんが、フラッシュも内蔵しています。いざという時には便利です。
本体右側にSDカードスロットがあります。
UHS-ⅠのSDカードに対応しているので、データの保存速度はそこそこ速いと思います。
本体下にバッテリーを入れるところがあります。
バッテリーパックはLP-E17という型式のものになっています。
EOS kiss X7とは違う型式なので併用することはできませんが、EOS kiss X8i/8000D/EOS M3と同じなのでこれらのカメラを持っている人は併用することができますね。
EOS 9000Dを使ってみた感想
画質は綺麗になった
まだまだ現役で販売が続けられている世界最小・最軽量をうたっているEOS kiss X7との比較となりますが、画質に関してはかなり良くなっていますね。画素数が1800万画素から2400万画素にスペックアップしたのはもちろんですが、映像エンジンがDIGIC 5からDIGIC 7になったことでノイズが少なくなっているよ少なくなっているように感じます。
オートフォーカスもピントが合いやすく
また光学式のオートフォーカスのポイント数も9点から45点に多くなっているので、ピントも合いやすいくなっています。特に動き回る子供を撮ってるとEOS kiss X7ではピントが合っていない写真が結構多かったのですが、EOS 9000D/X9iはその割合が少なくなっていると思います。
ライブビュー撮影が使いやすくなった
さらにデュアルピクセルCMOSのイメージセンサーを搭載したことで液晶画面を見ながらシャッターを切ることができるライブビューが非常に使いやすくなっています。
動画はEOS kiss X7(先)とEOS 9000D/X9i(後)のライブビューのシャッター速度を比較したものです。
やっと使えるレベルに達したという感じでしょうか。ライブビュー撮影の最大のメリットは顔認識のオートフォーカスを使うことができる点だと思っています。通常の光学式のオートフォーカスだと顔認識をしてくれないので動き回る子供にピントを合わせて撮影するのは難しいんですよね。
だったらミラーレス機のEOS M5やEOS M6の方がいいのではとも思ってしまいますが、子供以外の写真を撮影するときは普通の光学式の一眼レフカメラのシャッターの方が圧倒的に扱いやすいですし、写真を撮ってて気持ち良いんですよね。そもそもミラーレス機を買うならFUJIFILM X-T20やOLYMPUS OM-D E-M5 MarkIIの方が良いと思います。
EOS kiss X9iではなくEOS 9000Dを買った理由
やっぱりネーミングでしょうか。スペックは全く同じ(操作体系は異なり9000Dの方が中級機より)の両機ですがkiss X9iというネーミングがちょっと女性っぽすぎる部分がありますよね。あんまり気にしませんが、9000Dの方カッコいいですし、本体に付いているエンブレムも落ち着いた雰囲気で良い感じです。
ちなみにEOS kiss X9iの方が1万円ほど安く購入することができるので、少しでも安く手に入れたい人はkiss X9iを選んだ方がいいのかもしれません。
とりあえず、EOS 9000Dを使ってみて感じたことを書きましたが、写真の画質などについてもEOS kiss X7とどう違うとかなどを別記事でも紹介していけたらと思います。初感としてはキヤノンのエントリーモデルのカメラもかなり良くなってきた印象ですね。
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