FUJIFILM X-H1 レビュー

FUJIFILM X-H1は2018年3月1日に発売したフラグシップミラーレス一眼カメラでした最大5.5段のボディ内手ブレ補正機能を搭載したモデルです。

2,430万画素のX-Trans CMOS Ⅲセンサー(APS-C)を搭載したX-T2世代のカメラでボディ内手ぶれ補正と大型グリップ、フェザータッチシャッターの採用、X-T2とは印象が全く違うカメラとなっています。

ここでは、FUJIFILM X-H1の外観デザイン、画質、使い勝手をレビューしています。X-H1は中古で8万円ほど買えるので初心者の方にもおすすめできるボディとなっています。

X-T4X-T5など新しいカメラも発売されてますが、画質はX-H1でも十分満足できるのでとにかく安くボディ内手ぶれ補正を搭載したボディが欲しい方におすすめです。

FUJIFILM X-H1 特徴

FUJIFILM X-H1のスタイル
FUJIFILM X-H1のスタイル

FUJIFILM X-H1は2,430万画素のX-Trans CMOSⅢセンサー(APS-C)とX-Processor Proプロセッサを搭載したミラーレス一眼カメラです。

X-Trans CMOS Ⅲセンサーは2018年12月発売のX-T3のX-Trans CMOS 4の1世代前のイメージセンサーですが安心してください。X-H1でもとてもキレイな写真を撮影することができます。

1世代前だからといって躊躇する必要はないので、富士フイルムで手ぶれ補正機能のあるカメラが欲しいなら迷わずX-H1を選ぶといいでしょう。

X-H1の特徴
  • 大きなグリップでしっかり構えて撮影できる
  • 本体サイズが大きくて重いので大型レンズと相性良い
  • ボディ内手ぶれ補正で手振れのない写真が撮影できる
  • フェザータッチシャッターで静かなシャッター音
  • XF16-55mmF2.8(RED badge)と相性が良い
  • ボディ価格:中古で約11万円ほど(2023年12月)

実際に僕はX-H1とX-T3を使ってますが大事な仕事の写真を撮影するときはボディ内手ぶれ補正のあるX-H1を使うことが多いです。

三脚撮影のときも微ブレしにくいんでシャキッとした写真を撮影できるので重宝しています。X-H1は大きなグリップを搭載しているのでレンズが大きくて手ぶれ補正ののないXF16-55mmF2.8XF90mmF2などの大型レンズとの相性は抜群ですよ。

また、X-H1はフェザータッチシャッターという静寂性の高いシャッターを採用していて、ついつい連写してしまうほど心地良い撮影ができるようになっています。

発売当初は23万円ほどしたX-H1ですが少しずつ値崩れして現在は15万円ほど、中古なら8万円くらいで買うこともできるので初心者の方にもおすすめしたいカメラとなっています。

FUJIFILM X-H1 レビュー

パッケージと付属品

X-T2のパッケージデザインはXシリーズのロゴをくり抜いた凝っていましたが、X-H1は内箱もない普通のパッケージデザインとなっています。

X-H1のパッケージデザイン
X-H1のパッケージデザイン

X-H1本体、付属品一式が収められていて、充電アダプタ(BC-W126)、バッテリー(NP-W126S)、クリップオンフラッシュ(EF-X8)、ショルダーストラップが同梱しています。

X-H1の付属品一式
X-H1の付属品一式

充電アダプタ(BC-W126)、バッテリー(NP-W126S)はXシリーズ共通となっています。もし、X-T2など持ってるならバッテリーパックを使い回しすることが可能となっています。

X-H1は他の機種と比べてバッテリー持ちがあまり良くないので、可能なら2個はバッテリーパックを持ち歩きたいところです。しかし、NP-W126Sというバッテリーパックは1個 6,300円もする高級品なんですよね。

安い互換バッテリーもありますが品質がイマイチだったりするので可能なら純正品を使いたいところ…。

ショルダーストラップが掛け心地の良いものに

X-H1の本体重量が重くなったことから付属されているショルダーストラップが掛け心地がよいものに変わりました。

X-H1 ショルダーストラップ
X-H1 ショルダーストラップ

上がX-T2、下がX-H1のショルダーストラップですが、見た目からX-H1のショルダーストラップの方が肩に優しいそうな素材になっているのが分かります。

スタイルはX-T2のショルダーストラップの方が格好良いように見えますが、X-H1は撮影の快適さを重視したのでしょう。肩に優しい使いやすいショルダーストラップとなっていますよ。

ストラップリング・カバーの取り付け方法

新品のX-H1は最初からストラップリングとカバーが装着した状態で梱包されています。

X-H1 ストラップリングとカバー
X-H1 ストラップリングとカバー

X-H1のストラップカバーの構造が変更されていて取り付け方法が変わったので、最初から装着されていたのかも。

X-H1とX-T2のストラップカバー
X-H1・X-T2 ストラップカバー

X-T2のストラップカバーは切り欠き部分からストラップリングを通していましたが、X-H1用は切り欠きがなくなりました。

もし、取り外した時のために装着方法を紹介しておきます。ストラップ取り付け部にストラップカバーを直接装着して…

X-H1にストラップカバー取り付け
X-H1にストラップカバー取り付け

ストラップリングを取り付けします。

X-H1にストラップリングを取り付け
X-H1にストラップリングを取り付け

最後にショルダーストラップを付けて完了です。

X-H1にショルダーストラップを付ける
X-H1にショルダーストラップを付ける

ちなみに、僕はX-H1にピークデザインのスライドアンカーを使ってストラップを簡単に取り外したり、付けたりしています。

ピークデザインスライドライト
ピークデザインスライドアンカー

いくつかカメラを持ってるとストラップの付け替えが面倒くさくなりますが、これがあればスライドするだけでストラップの取り付け・取り外しができるのでものすごく重宝するアイテムとなっています。

本体デザイン

FUJIFILM X-H1X-T2と同じクラシカルな一眼カメラのスタイルとなっていますが、露出補正ダイヤルがサブディスプレイに変更されているのでGFX 50Sと近いデザインとなっています。

X-H1 正面から見たスタイル
X-H1 正面から見たスタイル

X-T2よりもX-H1の方が本体サイズが大きくなっています。

X-H1・X-T2の大きさ比較
X-H1・X-T2の大きさ比較
X-H1・X-T3・X-T2の本体サイズ
 X-H1X-T3X-T2
本体サイズ139.8 × 97.3 × 85.5 mm(最薄部39.5mm)132.5 × 92.8 × 58.8.2mm(最薄部35.4mm)132.5 × 91.8 × 49.2mm(最薄部35.4mm)
重量約623g約489g約457g

X-H1はグリップ部分が大きいので数値上ではかなり大きくなったように見えますが、手で持った感じも明らかに大きくなっています…。

ただ、この大型グリップのおかげでRED badgeレンズのXF16-55mmF2.8やXF90mmF2など大型レンズを装着してもバランスが良く、撮影しやすいスタイルを実現するのです。

X-H1を上から見たスタイル
X-H1を上から見たスタイル

バッテリーパックは本体の下部に入れるところがあります。

X-H1のバッテリーパック
X-H1のバッテリーパック

本体左サイドに各種ポート(HDMI、MicroUSB、マイク端子)が搭載されています。

X-H1 外部ポート
X-H1 外部ポート

本体の右側にSDカードを入れるスロットがあり、2枚入れることができるデュアルスロットに対応しています。

X-H1 SDカードデュアルスロット
X-H1 SDカードデュアルスロット

連続記録だけでなく撮影した写真をJPEGデータ・RAWデータに振り分けて保存、バックアップ用として使うことも可能となっています。

また、X-H1のSDカードスロットは高速転送ができるUHS-Ⅱに対応しています。

UHS-Ⅱ対応のSDカード
UHS-Ⅱ対応のSDカード

普通の使い方でUHS-Ⅱのカードを必要とするシチュエーションは少ないですが、連写撮影するときは出来るだけ転送速度の速いSDカードが使った方がいいですからね。

また、撮影データをUHS-Ⅱ対応のカードリーダーを使うことでパソコンに高速転送することができます。

X-T2のロゴはレンズ側の露出補正ダイヤルの下にありましたがX-H1のロゴは液晶画面側にひっそりしたところに刻印されています。

X-H1のロゴ
X-H1のロゴ

基本的な操作ボタンの配置は同じですが、新しく良さそうな位置にAF-ONボタンが追加していて親指AFがしやすくなっていますね。

高精細になったEVF(電子ビューファインダー)

X-H1・X-T2 背面部分の比較
X-H1・X-T2 背面部分の比較

X-T2の電子ファインダー(EVF)は236万ドットでしたが、X-H1のEVFは369万ドットとより高精細なEVFに進化しています。

X-H1・X-T3・X-T2のEVF
  X-H1 X-T3 X-T2
画素数 369万ドット 236万ドット
フレームレート 100フレーム/秒

フレームレートは最速で100秒、表示タイムラグに関しては0.005秒とX-T2と同じですが、最大輝度は従来の約1.6倍に向上するなど画面画質は向上しています。

X-H1とX-T2 アイカップのサイズ比較
X-H1とX-T2 アイカップのサイズ比較

実際にX-H1とX-T2のEVFを覗き比べてみると、X-T2は少しだけコントラストが強調された感じがしますが、X-H1のEVFはとても自然な色合いになっています。ファインダーのアイカップも少しだけ大きくなっていますね。

X-H1のEVFは236万ドットから369万ドットに高精細化されたのでより自然な表示で画面を覗きながら撮影することができます。ちなみに、最新型のX-T4と同じスペックのEVFとなっています。

タッチパネル内蔵3方向チルト液晶

液晶ディスプレイは3インチの3方向チルト式です。

X-H1は3方向チルト液晶に対応
X-H1は3方向チルト液晶に対応

タッチパネルを内蔵した液晶なので指でタッチしてピントを合わすこともできます。ジョグコントローラーでピント合わすよりもタッチパネルを活用できるのは素早いのでいいかも。

X-H1のチルト液晶はX-T2と同じ3軸チルト方式となっていてディスプレイは自由自在に動かすことができます。

ディスプレイを横向きにできる
ディスプレイを横向きにできる

CanonのEOS RPEOS Kiss Mや最新のFUJIFILM X-T4のバリアングル液晶よりチルト液晶の方が使いやすいバリアングル液晶ってくるりんぱしないといけないし左側にスペースないと使えないこともあるし使いにくいですよね。

ディスプレイの色合いはX-T2は黄色っぽい表示ですが、X-H1はどちらかというと青っぽい色合いの表示となっています。

X-H1 vs X-T2 液晶の色合いの違い
左:X-H1・右:X-T2

メニュー画面の白色の文字の色もかなり違います。液晶のパネルメーカーを変更したのでしょうか。個人的にはX-H1の液晶の色の方が自然な色合いに近いと思うので色を合わせる時に便利ですね。

サブディスプレイと露出補正ボタン

X-T2は本体右側に露出補正ダイヤルがありましたが、X-H1はサブディスプレイが搭載されてシャッタースピード、F値、ISO、ホワイトバランス、フィルムシミュレーションモードなどの情報が表示されるようになりました。

X-H1のサブディスプレイ
X-H1のサブディスプレイ

背面にある液晶画面を見なくても設定確認できるのはいいですよね。電源OFFでも撮影可能枚数、バッテリー残量が表示されるので、バッテリーやSDカードの入れ忘れを防げるのはとっても便利ですよ。

最初は露出補正ダイヤルが廃止されて不便になるんじゃないのかと危惧してましたが、シャッター横に露出補正ボタン(-/+)が追加されてカンタンに露出補正できるので問題なかったです。

X-H1の露出補正ボタン
X-H1の露出補正ボタン

X-H1とX-T2の本体右側はかなり違うデザインとなってますよね。GFXもサブディスプレイがあるので富士フイルムのフラグシップカメラはこのデザインがスタンダードになっていくのでしょう。

なお、ディスプレイ左にある電球マークのボタンを押すとバックライトを点灯させることがで切るので暗い場所でも情報を確認することができます。

モード切替ダイヤルにCMが追加

X-H1のドライブモード切替ダイヤルに新たに「CM」というモードが追加されています。

ドライブモード切替ダイヤル CM
X-H1のドライブモード
  • CL:低速連写(3/4/5fps)
  • CM:中速連写(6fps)
  • CH:高速連写(8/11/14fps)

「CL」と「CH」は連写速度を「設定」からカスタマイズできますが、「CM」は6fpsの固定スピードとなっています。高速連写はいらないけど低速連写よりも少し高速撮影したい時に役立ちそうですね。

フェザータッチシャッターの感触が気持ち良い

シャッターは新開発のフェザータッチシャッターが搭載されています。

X-H1 フェザータッチシャッター

X-T2のシャッターはクラシカルなデザインですが、X-H1のシャッターはシンプルなすっきりとしたデザインとなっています。

X-H1のシャッターを押した感触もX-T2とはかなり違っていて、個人的にはX-H1のフェザータッチシャッターの感覚がとてもいい感じで好きですね。

X-H1 vs X-T2 シャッターボタンの違い
X-H1はフェザータッチシャッターを搭載

X-T2のシャッターは半押し状態からシャッターを切る感触をしっかり感じ取ることができますが、X-H1のフェザータッチシャッターは半押しからシャッターを切る感触がほぼないです。

シャッターを切るのに余計な力がいらないのでサクサクとシャッターを切ることができます。ただ、間違って連写したり、何となく連写しまくりたくなるシャッターで無駄に撮影枚数が増えていく…(苦笑)

ちなみに、連写したくない場合はドライブモードを「S」にしておけば連写しなくなります。ドライブモードを「CL」や「CH」にする時にちょっと注意ですね。

また、X-H1のシャッター音はとても静かになりました。

X-T2のシャッター音は大きいので静かな場所での撮影は気をつけていましたが、X-H1ではシャッター音が小さくなったので気兼ねなく撮影できます。参考までにX-H1とX-T2のシャッター音の比較してみました。

X-H1の方がとても優しいシャッター音ですよね。シャッター音はしっかり鳴った方がいいという人は微妙なシャッターなのかもですが、X-H1はかなりお気に入りのシャッターです。

ボディ内手ぶれ補正機能を搭載

FUJIFILM X-H1はAPS-Cサイズの2430万画素(X-Trans CMOS IIIセンサー)を搭載しています。

X-H1・X-T3・X-T2のイメージセンサー
 X-H1X-T3X-T2
イメージセンサー2430万画素 X-Trans CMOS Ⅲ2610万画素 X-Trans CMOS 42430万画素 X-Trans CMOS Ⅲ
プロセッサX-ProcessorX-Processor 4X-Processor
手ブレ補正ボディ内手ぶれ補正

そして、Xシリーズで初めてボディ内5軸手ブレ補正(ピッチ/ヨーの角度ブレ、X/Yのシフトブレ、回転)を搭載し5段以上(最大5.5段)の手ぶれ補正を実現しています。

ここに富士フイルムの技術が凝縮されています。

X-H1 イメージセンサー
X-H1 イメージセンサー

ボディ内手ぶれ補正が欲しいためにX-H1を選ぶ方も多いと思いますが、レンズ側に手ぶれ補正機能がない単焦点レンズや大型レンズのXF16-55mmF2.8を組み合わせて手ぶれ補正機能を使うことができるという夢みたいな機能です。

X-H1にXF16-55mmF2.8を装着してみます。

X-H1 + XF16-55mmF2.8 組み合わせ
X-H1 + XF16-55mmF2.8

ああぁ…バランスがかなり良くなる。

X-T2との組み合わせだとボディが小さく感じバランスが少しおかしいと感じることがありましたが、X-H1との組み合わせはベスト。

X-H1 + XF16-55mmF2.8
X-H1 + XF16-55mmF2.8

手で持った時の感触もいい感じ。

X-H1 + XF16-55mmF2.8 バランスが良い
X-H1 + XF16-55mmF2.8 バランスが良い

X-H1の大型グリップでしっかりとカメラを持つことができます。X-T2はレンズで本体を支える形だったので、これがXF16-55mmF2.8にとっては本来の姿なのかもしれません。

ただし、重い。XF16-55mmだから仕方ないのかもしれないけど重い。数日前に右手の骨を痛めてしまったのですがX-H1を片手で持つとピリピリ痛みます。つまり、X-H1を使いこなすには訓練するしかない。ということで頑張ろう。

ボディ内手ぶれ補正の効果は体感としてかなり感じます。

夕暮れの暗くなってきた時間帯でもシャッタースピードを落とすことなく、感度(ISO)を上げることなく撮影できるので撮影できるシチュエーションが増えます。

X-H1 + XF16-55mmF2.8(道路を撮影)
X-H1 + XF16-55mmF2.8(道路を撮影)

適当な手持ちでも夜間の車をレーザービーム風にこれくらい(SS1/2、ISO400、F2.8)なら撮影できます。アングルもっといい感じに撮ればよかったと思いつつも、ピントがどこにも合ってないけど手持ちでいけます。

X-H1 + XF16-55mmF2.8(夜の歩道を撮影)
X-H1 + XF16-55mmF2.8(夜の歩道を撮影)

X-H1(SS1/7、IOS800、F2.8)で撮影した金沢駅の鼓門。X-T2だったらこの設定でブレずに撮るのは絶対無理。

X-H1 + XF16-55mmF2.8(夜の金沢駅)
X-H1 + XF16-55mmF2.8(夜の金沢駅)

ボディ内手ぶれ補正ってこんなに凄いものだったとは…。これを知ってしまったら手ぶれ補正なしには戻れない。X-H1の画質や手ぶれ補正に関しては別記事でまとめたいと思っていますので、今回はこれくらいで。

X-H1とXF16mmF1.4の組み合わせ

X-H1に最近あまり使っていなかった単焦点レンズのXF16mmF1.4を装着してみました。

X-H1とXF16mmF1.4

こちらもなかなか良いバランスではないでしょうか。ちょっとコンパクトにまとめたいときで広角でしか撮影しないという時はこれでいいかも。軽いし。

X-H1とXF35mmF2の組み合わせ

X-H1に単焦点レンズのXF35mmF2を装着してみました。

X-H1とXF35mmF2

小型の単焦点レンズとの組み合わせのバランスが少し気になっていたのですが、なかなかいい感じですよね。これで、手ブレを抑えることができてキレのある写真を気軽に撮影することができます。

ちなみに、豊かなボケ味を楽しむことができるXF35mmF1.4XF90mmF2との相性も良いので手ぶれ補正のないレンズをたくさん持っている方はX-H1を使うことで撮影の幅を広げることができるでしょう。

FUJIFILM X-H1 レビューのまとめ

X-H1 後ろからの筐体デザイン
FUJIFILM X-H1

X-H1は2,430万画素のX-Trans CMOSⅢセンサー(APS-C)とX-Processor Proプロセッサを搭載したミラーレス一眼カメラです。

FUJIFILM X-H1のメリット
  • ボディ内手振れ補正で手振れの少ない写真が撮れる
  • 1世代前のカメラだけど画質は十分キレイ
  • 大型グリップで大きいレンズとの相性が良い
  • 単焦点レンズも微ブレなしの最高な写真を撮影可能
FUJIFILM X-H1のデメリット
  • 本体サイズがちょっと大きい
  • バッテリーの持ちが良くない

FUJIFILM X-H1 メリット

ボディ内手ぶれ補正を搭載しているのでX-T2X-T3と比べると本体サイズが大きくて重いですが、大型レンズとの相性は良いので標準ズームレンズや望遠レンズを使うことが多いならX-H1を使うメリットは大きいでしょう。

普段から単焦点レンズをメインで使っているならX-T2のサイズがちょうどいいのかもですが、大型レンズ(XF16-55mmF2.8XF90mmF2)を使っている人はボディ内手ぶれ補正が使えるX-H1は最適なカメラなのでおすすめです。

FUJIFILM X-H1 デメリット

ボディ内手ぶれ補正を搭載した完璧なカメラですが、筐体サイズがAPS-Cカメラの割に大きいのがデメリットといってもいいかもですね。

ただ、ボディが大きいことによる安心感はありますし、大型レンズとの組み合わせならこれくらいの大きさは仕方ないのかも。また、バッテリー持ちは悪いのでバッテリーパックは複数持ち歩くことになるでしょう。

X-H1は新品で15万円、中古で8万円くらいで買うことができるカメラです。中古で10万円以内で手に入れることができるのは、正直なところ本当におすすめです。

もちろん、最新のX-T4はボディ内手ぶれ補正を搭載しつつボディサイズを抑えていてオートフォーカスの精度が良いので使いやすいのですが、価格差を考慮すると富士フイルムで一番おすすめのカメラボディはX-H1になるのかなと。

8万円で中古のX-H1を手に入れて、XF35mmF1.4あたりの単焦点レンズを5万円で買えば13万円ほどで最高な組み合わせを手に入れることができますしね。

X-H1はRED badgeレンズのXF16-55mmF2.8との組み合わせが相性が良くておすすめです。

X-H1とX-T2。そしてX-A5もサブ機で持っている僕。

子どもの撮影をメインで考えると手ブレを起こしにくいX-H1が最適なカメラなのかな。X-H1はAFアルゴリズムが刷新されたそうで、たしかにAF-Cの精度が向上しているように感じますし、顔認識の食いつきもいいような気がします。

今後はX-H1がメインでX-A5がサブなのかな。

X-H1とX-A5

X-A5ってこんなに小さいのに意外と高画質なんですよね。レンズキットのXC15-45mmF3.5-5.6は暗いレンズだけどシャープさはXF16-55mmF2.8に負けてないと思う。少なくとも望遠側がボケボケになるXF18-55mmF2.8-4よりもシャープ。

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そして、どこにでも持ち運べる魅力。X-A5は個人的にはかなりお気に入りのミラーレスカメラです。

https://sin-space.com/entry/xt100-xt20-xa5-spec-hikaku

X-T3のレビューもしています。

Canonのミラーレス一眼カメラもレビューしています。