iPad Air 3 vs iPad(第9世代)

少し前のiPadは中古で安く買えますが、iPadOSも最新のiPadOS 17に対応し普通に使える性能は持ってるんですよね。

最新のiPadはホームボタンのないiPad Pro 11インチ・12.9インチiPad Air(第5世代)iPad(第10世代)にモデルチェンジし、ホームボタンのあるiPad(第9世代)iPad Air(第3世代)など旧型が中古市場で安く買えます。

ここではiPad Air(第3世代)とiPad(第9世代)、iPad(第8世代)のデザイン・スペック・性能の違いを比較レビューし実際に使ってどうかメリット、デメリットを書きました。

iPad Air 3のメリット
  • 10.5インチの反射しにくいディスプレイを搭載
  • A12 Bionic + 3GBメモリで現役で使える性能
  • Touch IDで指紋で画面ロック解除ができる
  • まだ最新のiPadOS 17に対応している
  • Apple Pencil(第1世代)でイラストを描ける
  • Smart Keyboardでパソコンとして使える
iPad Air 3のデメリット
  • 発売から4年経過で端末自体が古い
  • 120Hzリフレッシュレート非対応
  • 縦ステレオスピーカーで動画視聴には適さない
  • Lightningポートを搭載している
  • 外部ストレージの接続がしにくい

費用を抑えながらiPadが欲しい方はどんな違いがあるのか色々と見てるので参考にしてください。

iPad Air 3とiPad(第9世代)特徴を比較

iPad Air 3はiPad Pro 10.5インチと外観はほぼ同じですが、ProMotionテクノロジーが省略された廉価版という位置付けで2014年発売のiPad Air 2の後継機です。

iPad Air(第3世代)とiPad(第9世代)iPad(第8世代)iPad(第7世代)iPad(第6世代)の違いをまとめました。

iPad Air、iPad 10.2、iPad 9.7
iPad Air、iPad 10.2、iPad 9.7のサイズ比較
iPad Air(第3世代)とiPad(第9世代)の違い
モデル iPad Air 3 iPad 9 iPad 8 iPad 7 iPad 6 iPad Air 2
サイズ 10.5インチ 10.2インチ 9.7インチ
世代 2019 2021 2020 2019 2018 2014
画面仕様 フルラミネーション
耐指紋性撥油コーティン
耐指紋性撥油コーティング フルラミネーション
耐指紋性撥油コーティング
高画質技術 広色域P3
True Ton
CPU A12 Bionic A13 Bionic A12 Bionic A10 Fusion A8X
RAM 3GB 2GB
ストレージ 64/256GB 32/128GB 16/64/128GB
オーディオ 2スピーカーのステレオサウンド
Wi-Fi Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac)
Bluetooth 5.0 4.2 4.0
Apple Pencil 対応
Logicool Crayon 対応
Smart Keyboard 対応
高さ 250.6mm 240mm
174.1mm 169.5mm
厚み 6.1mm 7.5mm 6.1mm
中古価格 31,800円 43,800円 34,800円 24,800円 19,800円 10,800円

iPadはフルラミネーションディスプレイが省かれて筐体の厚みが6.1mm → 7.5mmと筐体が厚い廉価版モデルで、iPad Air 2からの乗り換えは微妙でした。

iPad Air 3は高品質のフルラミネーションディスプレイを搭載し、筐体の厚みも6.1mmと薄い端末になってiPad Air 2を使っている方は素直に乗り換えができるiPadです。

iPad Air3の特徴
  • サイズ:10.5インチ(2,224 x 1,668ピクセル)
  • ディスプレイ:P3広色域 + フルラミネーション
  • SoC:A12 Bionic、メモリ:3GB
  • ストレージ:64GB/ 256GB
  • リアカメラ:8MP・ƒ/2.4
  • インカメラ:7MP・ƒ/2.2
  • 生体認証:Touch ID(指紋)
  • 通信性能:Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0
  • 充電ポート:Lightning
  • ペンシル:Apple Pencil(第1世代)
  • キーボード:Smart Keyboard

10.5インチの大画面ディスプレイにTouch IDを内蔵したホームボタンを搭載しマスクをしていても普通に使えるタブレットです。

フルラ未ネーションディスプレイを採用してるので画面の反射も少ないので外で使うことができます。

また、Apple PencilだけではなくSmart Keyboardにも対応しノートを取ったり、イラストを書いたりもできるので実用性の高いタブレット端末となっています。

iPad(第9世代)は10.2インチのディスプレイにA13 Bionicを搭載しiPad Air 3よりも高性能なSoCを搭載しています。

iPad(第9世代)の特徴
  • サイズ:10.インチ(2,160 x 1,620ピクセル)
  • ディスプレイ:sRGBパネル
  • SoC:A13 Bionic、メモリ:3GB
  • ストレージ:64GB/ 256GB
  • リアカメラ:8MP・ƒ/2.4
  • インカメラ:12MP・ƒ/2.4
  • 生体認証:Touch ID(指紋)
  • 通信性能:Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2
  • 充電ポート:Lightning
  • ペンシル:Apple Pencil(第1世代)
  • キーボード:Smart Keyboard

iPad(第7世代)はA10 Fusionだったので動作がモタつくこともありましたが、iPad(第8世代)にも搭載しているA12 Bionic以降ならそれなりに快適に動作します。

iPad(第9世代)はiPad Air 3よりも高性能なA13 Bionicを搭載しより快適に動作するので、フルラミネーションディスプレイが必要ない、筐体が少し重くてもいいならiPad(第9世代)を選ぶ方が快適に動作するでしょう。

もちろん、Apple Pencilを使ってメモを取ったり、Smart Keyboardを使ってパソコンとしても使えるのでこの1台があれば十分運用可能となっています。

iPad Air 3と同じSoCを搭載しているiPad(第8世代)もまだまだ現役で使えます。ただし、ストレージが32GBモデルは厳しいので128GBモデルを買うならiPad Air 3の64GBより使いやすいかもしれません。

iPad Air 3・iPad(第9世代)比較 レビュー

サイズと画面の大きさの違い

基本的なデザインはiPad Air 3とiPad(第9世代)ともに同じで、筐体サイズの違いだけとなっています。

iPad Air3とiPad(第9世代)のリアパネル
iPad Air3とiPad(第9世代)のリアパネル

筐体デザインは同じですが、ディスプレイが9.7インチ → 10.5インチと大きくベゼルの幅を狭くすることで筐体サイズの肥大化を抑えて大きくした感じですね。

iPad Air 3とiPad(第9世代)

iPad 10.2インチ(第9世代)は筐体サイズはiPad Airと同じですが、画面が10.2インチなので9.7インチよりも大きく、10.5インチよりも小さい中間サイズと言っていいでしょう。

iPad Air 3はベゼル幅が狭すぎて手で持った時に画面が指被りしてしまうのがちょっと気になるポイントではあります。

iPad Air 3の指被り
iPad Air 3は指被りしてしまう

iPadを手で持って操作するのはiPad Air 3よりもiPad 10.2インチ(第9世代)やiPad(第6世代)や旧型のiPad Pro 9.7インチなどの機種の方が使いやすいんですよね。

そう考えると、iPad(第9世代)は10.5インチの筐体サイズに10.2インチのディスプレイを搭載しタブレットとしての操作性はiPad Air 3よりも上かもしれません。

画面とサイズの違い
  iPad Air 3 iPad(第9/8/7世代) iPad(第6世代) iPad Air 2
サイズ 10.5インチ 10.2インチ 9.7インチ
解像度 2,224 × 1,668ピクセル 2,160 × 1,620ピクセル 2,048 × 1,536ピクセル
高さ 250.6mm 240mm
174.1mm 169.5mm
厚み 6.1mm 7.5mm 6.1mm

もちろん、10.5インチのディスプレイを搭載しているiPad Air 3の方が解像度が高くて広い表示領域で表示可能です。

iPad Air 3とiPad(第6世代)画面表示領域の違い
左:iPad Air 3、右:iPad(第6世代)

わずかな差ですが横向きSplit Viewの画面が広く作業がしやすいのでランドスケープモードでキーボード作業が多いなら9.7インチiPad(第6世代)よりもiPad Air 3がいいです。

10.2インチのiPad(第9/8世代)との比較だと差は少ないですがiPad Air 3の方が広い作業領域を確保できます。

iPad Air 3とiPad(第9世代)画面表示領域の違い
iPad Air 3とiPad(第9世代)の画面表示領域

また、筐体の厚みがiPad(第8/7世代)は7.5mmあるのに対してiPad Air 3は6.1mmと薄くなっています。

iPad Air3の方が本体の厚みが薄い
iPad Air3の方が本体の厚みが薄い

iPad(第6世代)は2013年発売のiPad Airの本体サイズを継いでますが、iPad Air 3はiPad Air 2が進化したiPad Pro 10.5の本体サイズを継いだものなっています。

iPad Air 2からiPad(第9世代)に乗り換えると筐体の厚みが増してしまうのでiPad Air 3の方が実は違和感なく乗り換えできてしまうのです。

画面の品質の違いを比較

iPad(第9世代)はRetinaディスプレイ(sRGB)ですが反射しやすい廉価パネルですがiPad Air 3はフルラミネーションディスプレイを搭載しています。

フルラミネーションディスプレイは液晶・タッチパネル・保護パネルを一体化し空気層を極限まで薄くすることで綺麗な表示ができる光の反射を抑えたパネルです。

フルラミネーションディスプレイの光の反射
左:iPad Air 3、右:iPad(第9世代)

iPad Air 3とiPad(第9世代)で比較するとiPad Air 3の方が光の反射が抑えられています。(無印iPadはどのモデル廉価パネルを採用しています。)

iPad Air 3は液晶と保護パネルの隙間が狭く指と画面が近くて直感的な操作感ができるんですよね。

液晶と保護ガラスの隙間
左:iPad Air 3、右:iPad

こうやって比較するとiPad(第9世代)のディスプレイって何年前のタブレット端末なんだよ…と思ってしまうくらい廉価なパネルなのです。

世代の新しいiPad(第9世代)よりも旧世代のiPad Air 3の方がディスプレイ品質は高いので、チグハグ感があるのは少し気になるところですよね。

Apple Pencilの描き心地の違い

iPad(第9世代)は液晶と保護パネルに隙間があって少し浮いた状態でペンを走らせることになります。iPad Air 3は液晶と保護パネルの隙間が極限まで狭く本当に紙に書いているかのような感覚でApple Pencilを使えます。

ペン先と画面に間があることで細かいイラストを描くなど作業をする時に差が出るかもしれません。

フルラミネーションディスプレイとApple Pencil

できることは同じですが、iPad(第9世代)よりもiPad Air 3の方がApple Pencilの描きやすさが上で描き心地を重視したりイラストを描くことが多い人はフルラミネーション対応のiPad Air 3がいいかもしれません。

画面の色鮮やかさの違い

iPad(第9世代)よりもiPad Air 3の方が解像度が高いですが画面サイズが大きい画素密度は264ppiと同じです。、iPad Air 3はiPad Proと同じように広色域(P3)の表示に対応し色鮮やかなディスプレイとなっています。

解像度と高画質技術の違い
モデル iPad Air 3 iPad(第9/8/7世代) iPad(第6世代) iPad Air 2
サイズ 10.5インチ 10.2インチ 9.7インチ
解像度 2,224 x 1,668ピクセル 2,160 x 1,620ピクセル 2,048 x 1,536ピクセル
画素密度 264ppi
カラー表示 広色域(P3) フルRGB
色温度自動調整 True Toneテクノロジー

iPad Air 3の方が色鮮やかとはいえiPad(第9世代)も十分にキレイに表示してくれるので比較してもよく分からないかもしれません。

iPad AirとiPad 色鮮やかさを比較
左:iPad Air 3、右:iPad(第世代)

少しだけiPad Air 3の方が色鮮やかに見えますが、P3・フルRGBの違いよりフルラミネーションディスプレイにより黒色が引き締まってキレイに見える感じですね。

iPad Air 3とiPad 画質の違い
左:iPad Air 3、右:iPad

いずれにしても、iPad(第9世代)よりもiPad Air 3の方が引き締まった画質なのは間違いないので写真を見たり、動画視聴はiPad Air 3の方がキレイです。

筐体デザインの違いを比較

iPad Air 3とiPad(第9世代)は初代iPad Airから続くスタイルを継承したデザインで見た目はほとんど同じでダイヤモンドカットされた部分は非光沢処理されています。

iPad Air 3とiPad(第9世代)ダイヤモンドカットの加工
上:iPad Air 3、下:iPad(第9世代)

筐体下部にLightningポートとステレオスピーカーが搭載しています。スピーカーの配置が少しだけ違いますね。

Lightningポートとスピーカーの違い
上:iPad Air 3、下:iPad(第9世代)

iPad Air 3はiPad Pro 10.5と同じ筐体ですがスピーカーは4つではなく2つしか搭載していないので、上の部分はiPadと同じようにスッキリしています。

本体上部のスタイル比較
上:iPad Air 3、下:iPad(第9世代)

ヘッドフォンジャックはどちらの機種も搭載しているので有線でヘッドフォンを接続したい方は安心して使うことができます。なお、iPad Air 4は筐体の上にもスピーカーを搭載し横持ちでステレオサウンドに対応しました。

iPad Air 3とiPad 10.2(第7世代)は本体の左サイドにSmart Connectorを搭載していてSmart Keyboardを装着できるようになっています。

本体サイド デザインの違い
上:iPad Air 3、下:iPad(第9世代)

今まではiPad ProしかSmart Keyboardを装着することができなかったのがiPad AirとiPad 10.2(第7世代)では同じように使えるようになりました。

Smart Keyboardがあればブログ向けの文章を執筆したり資料の作成もできるので作業の幅を広げることができます。

iPad Air 3とスマートキーボード
iPad Air 3とスマートキーボード

iPad(第9世代)も同じ10.5インチ用のスマートキーボードを装着してキーボードスタイルで作業ができます。

iPad(第9世代)とスマートキーボード
iPad(第9世代)とスマートキーボード

パッと見た感じ、iPad Air 3、iPad(第9世代)どっちでいいんじゃないかな…って思ってしまいますよね。

なお、iPad(第6世代)はSmart Keyboardは非対応でBluetoothキーボードを接続でキーボード作業が可能です。ただ、カバーとキーボードが一体化のSmart Keyboardの使い心地に比べると使用感は劣ります。

Smart Keyboardのタイピング感も癖があるので合わない人はサードパーティ製のキーボードを使うならどちらの機種でも問題はないです。

iPad Air 3、iPad(第9世代)は10.5インチ用のスマートキーボードを装着することができます。

SoC スペックと性能を比較

iPad Air 3とiPad(第8世代)はiPhone XRと同じA12 Bionicで、iPad(第9世代)はiPhone 11iPhone SE2と同じA13 Bionicを搭載しています。

CPUのスペック
  iPad Air 3 iPad 9 iPad 8 iPad 7 iPad 6 iPad Air 2
世代 2019 2021 2020 2019 2018 2014
SoC A12 Bionic A13 Bionic A12 Bionic A10 Fusion A8X
CPU 6コア(2+4コア) 4コア(2+2コア) 3コア
GPU Apple GPU 4コア PowerVR GT7600 Plus PowerVR GXA6850
メモリ 3GB LPDDR4X 3GB LPDDR4 2GB LPDDR4 2GB LPDDR3
NPU 8コア:5兆回/秒 8コア:6兆回/秒 8コア:5兆回/秒
プロセスルール 7nm 7nm(Gen 2) 7nm 16nm 20nm

いずれもメインメモリは3GBを搭載しているのでマルチタスクでアプリを使ってもそれなりに快適に使うことが可能です。

2GBのメインメモリのiPad(第6世代)はさすがに動作が遅いと感じますが3GBあればSplit Viewで2画面で操作してもそこそこ動きます。(もちろん、最新のiPad Air 5のM1チップと比べると劣りますが)

Antutu(v10)での動作を比較してみました。再生ボタンを押すと動画が再生します。

グラフィックゲームの動作自体はほぼ同じです。少しだけA13 Bionicを搭載してるiPad(第9世代)の方がスムーズに動作しますが大きな性能差はないでしょう。

iPad Air 3 vs iPad 9 Antutuスコア

AntutuスコアはA13 BionicのiPad(第9世代)の方が上となっています。ただ、大きなさはないのでそこまで気にしなくてもいいでしょう。

ただし、ニューラルエンジンの処理性能はiPad(第9世代)の方がトータル性能が高くなってるはず。ディスプレイ品質よりも性能を重視するならiPad Air 3よりiPad(第9世代)を選んだ方がいいです。

なお、ブラウジングやSNSの普段使いの動作はiPad Air 3とiPad(第9世代)で大きな差はないです。

アプリ起動時の表示がiPad Air 3の方が早いこともありますし、シチュエーションによっては大きな差を感じることはないですよね。

いつまで使えるのか?

2023年9月に配信されたiPadOS17はA10 FusionのiPad(第6世代)以降のモデルが対応しているので、A12 BionicのiPad Air3はまだサポート対象であと3年くらいは使えそうです。

iPad Air 3 いつまで使える
  • iPad(第5世代・A9):iPadOS 16まで(2023年9月)
  • iPad(第6世代・A10 Fusion):iPadOS 17まで?(2024年9月)
  • iPad(第7世代・A10 Fusion):iPadOS 17まで?(2024年9月)
  • iPad(第8世代・A12 Bionic):iPadOS 18まで?(2025年9月)
  • iPad Air(第3世代・A12 Bionic):iPadOS 18まで?(2025年9月)
  • iPad(第9世代・A13 Bionic):iPadOS 19まで?(2026年9月)

少なくと2025年9月までは最新のiPadOSが使える計算となります。もしかしたらそれ以上使えるかもしれないし、使えないかもしれません。

ただ、普段使いにおいては4年前のiPad Air 3でも十分快適使えそう。まだまだ現役で使うことができるのではないでしょうか。

Touch IDの認証速度の違い

iPad Air 3とiPad(第9世代)は指紋認証のTouch IDを内蔵したホームボタンを搭載しています。Touch IDには第1世代と第2世代があってiPad(第6世代)は第1世代のTouch IDとなっています。

iPad Air 3とiPad(第6世代)だとコレくらい認証速度が変わってきます。

iPad Air 3とiPad(第6世代)のTouch ID認証速度の違い
iPad Air 3 vs iPad(第6世代)

iPad Air 3とiPad(第9世代)、iPad(第8世代)、iPad(第7世代)は第2世代Touch IDを搭載し認証速度が高速化しています。

iPad Air 3とiPad(第8世代)のTouch ID認証速度の違い
iPad Air 3 vs iPad(第7世代)

iPad Air 3とiPad(第9世代)の認証速度はほぼ同じです。どっちも快適に認証してくれるのでストレスなく使うことができます。

リアカメラの違い

iPad Air 3のリアカメラはiPad(第9世代)と同じようなフラットなレンズとなっており、テーブルの上にそのまま置いてもガタツキなしでiPadを使うことができます。

iPad Air 3とiPad(第9世代)リアカメラの違い
iPad Air 3 vs iPad(第9世代)

iPad Pro 11インチはLEDフラッシュを搭載していますがiPad Air 3やiPad(第9世代)はフラッシュは非搭載となっています。

リアカメラは800万画素の広角カメラを搭載しています。

カメラのスペック
モデル iPad Air 3 iPad(第9世代) iPad(第8/7/6世代)
リアカメラ 8MP・F/2.4
動画撮影 1080p(30fps)、720p(120fps)スローモーションビデオに対応
フロントカメラ 7MP・f/2.4 12MP・f/2.4 1.2MP・f/2.4

同じ800万画素でも新しい世代のiPadは画質がキレイです。とくに機械学習ができるニューラルエンジンを内蔵しているA12 Bionic以降のモデルは画質が良くなる傾向があります。

iPad Air 3とiPad(第9世代)のカメラの画質はほぼ同じです。

過去モデルとも比較してみました。iPad Air 3はiPad Air 2、iPad(第6世代)よりも画質が向上しています。

拡大してみるiPad Air 2はノイズが非常に多くてぼやけてるのが、iPad Air 3はA12 Bionicの性能のおかげでクッキリとした表現できています。

iPad Air 3、iPad Air 2、iPad カメラの画質を比較(拡大1)

同じ800万画素のカメラですが処理エンジンの性能によって画質は大きく変わります。

iPad Air 3、iPad Air 2、iPad カメラの画質を比較(拡大2)

これがA12 Bionic、A13 Bionicの威力なのでしょうか。動画撮影はフルHD(1080p/30fps)なので、とりあえず動画撮影できる程度のスペックとなっています。

スピーカーの音質について

iPad Air 3の内蔵スピーカーはiPad(第9世代)と同じように2つのスピーカーを搭載しステレオで音声を再生可能です。

音質はどちらも似ていますが、iPad(第9世代)の方が世代が新しいこともあって音質はわずかにiPad Air 3より上回っています。低音がiPad(第9世代)の方が鳴ってる感じです。

ただ、どちらも縦持ちステレオ対応で横持ちだと片側になってしまうので横置きで動画視聴が多いなら横向きステレオに対応しているiPad(第10世代)iPad Air(第4世代)がおすすめです。

Microsoft Officeが有料になる

Microsoft Officeは10インチ以下のタブレットであれば無料版を使えるので9.7インチサイズのiPad(第6世代)ならExcel、Word、PowerPointといったMicrosoftのアプリを無料である程度使えます。

しかし、iPad Air 3とiPad(第9世代)の画面サイズが10インチ以上なのでOffice 365のサブスクリプション契約により有料となります。

Office 365 サブスクリプションの違い
左:iPad Air 3、右:iPad(第6世代)

9.7インチのiPad(第6世代)はMicrosoftのアカウントでサインインすれば一部の機能を除いて編集できますが、iPad Air 3とiPad(第9世代)はOffice 365の有料アカウントでサインインをしないと編集機能を使えないのです。

個人的にはMicrosoftのOfficeは使わないので問題ないのですが、学生の方でOfficeを使うことがある方はiPad Air 3とiPad(第9世代)は有料になるので注意をした方が良さそうです。

カラーバリエーションは3色から選べる

iPad Air 3の本体カラーバリエーションはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色から、iPad(第9世代)はシルバーとスペースグレイの2色です。

iPad Air 3とiPad(第9世代)本体カラー

iPad(第8世代)はゴールドがありますが最新の(第9世代)はラインナップが減っています。さらに、シルバーにしてもベゼルカラーが白ではなく黒になってしまいます。

iPad Air 3とiPad(第9世代)価格の違い

iPad(第9世代)は現行モデルで64GBモデルが新品で49,800円で購入できますが整備済製品でも41,800円で販売されてることがあります。iPad Air 3は整備済か中古で買うことになります。

端末価格と容量の違い
 モデルiPad Air 3 整備済製品iPad(第9世代)iPad(第8世代)
32GB38,800円
64GB58,580円41,800円
128GB50,800円
256GB76,980円60,800円

iPad 整備済製品においてはiPad Air 3よりもiPad(第9世代)の方が価格が安いんですよね。なので、型落ちだけど性能としては無印iPadよりも上という位置づけと見ていいでしょう。

ただし、iPad Air 3は発売から4年経過してるので整備済製品に出ることが少なくなったので、基本的に中古で購入することになるでしょう。

なお、セルラーモデルはプラス15,000円で購入することができます。外で使うことが多いのなら間違いなくiPad セルラーモデルを選んだ方が快適なのでオススメです。

iPad Air 3 レビュー:まとめ

iPad Air 3
iPad Air 3
iPad Air 3のメリット
  • 10.5インチの反射しにくいディスプレイを搭載
  • A12 Bionic + 3GBメモリで現役で使える性能
  • Touch IDで指紋で画面ロック解除ができる
  • まだ最新のiPadOS 17に対応している
  • Apple Pencil(第1世代)でイラストを描ける
  • Smart Keyboardでパソコンとして使える
iPad Air 3のデメリット
  • 発売から4年経過で端末自体が古い
  • 120Hzリフレッシュレート非対応
  • 縦ステレオスピーカーで動画視聴には適さない
  • Lightningポートを搭載している
  • 外部ストレージの接続がしにくい

iPad Air 3は10.5インチディスプレイにA12 Bionicを搭載したiPad(第7世代)よりもサクサク動作して画面がキレイなモデルとなっています。

iPad Proに搭載されているProMotuionテクノロジー(120Hzの滑らかな画面)には非対応ですがフルラミネーションディスプレイをで画面品質はiPad Proと同じです。

スピーカーが4つ → 2つになったので横にして音楽を聞いたり動画を観ると違和感がありますが、コンテンツを観るというよりタブレット、パソコンとして使うならiPad Air 3で十分な性能を持っています。

ただ、USB-Cの外部ストレージとの相性が良くない(認識できないものが多い)ので動画編集をするならiPad AirではなくiPad Proを選ぶのがおすすめです。

iPad Air 3・iPad(第9世代)どっちを選ぶ?

iPad Air 3がおすすめの人は

iPad Air 3
iPad Air 3

iPad Air 3はA12 Bionicに3GBメモリにホームボタンを搭載した従来型のiPadとなっていますが、わざわざ型落ちモデルを買ってまでiPad Air 3にする人はどんな人かまとめました。

iPad Air 3がおすすめな人は
  • 費用を抑えて高品質はiPadを使いたい
  • パソコンとして使うことが多い
  • Apple Pencilでイラストを書く
  • 外でiPadを使いたい(画面が反射しにくい)

フルラミネーションディスプレイを搭載し画面も見やすくApple Pencilの書き心地も良いので予算に余裕があるのならiPad Air 3にするメリットはあります。

また、iPad Air(第4世代)の発売によって価格がさらに安くなってるので中古でもいいならiPad Air 3は良き選択肢になるのではないでしょうか。

iPadOSのサポートもあと2〜3年は対応するはずですしハードウェアが持つならまだまだ現役で使えるスペックを持ったタブレット端末となっています。

iPad(第9世代)がおすすめの人は

iPad(第7世代)

iPad(第9世代)は廉価ディスプレイを搭載した価格を抑えたモデルですがSoCはiPad Air 3よりも高性能でゲームも快適に動かすことが可能となっています。

iPad(第9世代)がおすすめな人は
  • 少しでも新品iPadを安く購入したい
  • タブレットとしてしか使わない
  • たまにパソコンとして使う
  • Apple Pencilでメモを取る程度

費用は抑えたいけど新品がいい、新しめのiPadがいいおならiPad(第9世代)がおすすめです。ストレージ容量も64GBからとなるのである程度は安心して使うことができます。

iPad(第9世代)を詳しくみる

もっと費用を抑えたいならiPad(第8世代)もいいでしょう。普通に使えるスペックとなっています。

iPad Air・iPad Proの違いはこちらです。

https://sin-space.com/entry/ipadair-vs-ipadpro-10-5

→ 8.4インチのiPad mini 6はこちらです。

iPadの比較・おすすめはこちらiPad Pro 11インチ(2022)レビュー!第4世代で何が進化し違いは?M2で真のプロに