オウガ・ジャパンのOPPO Reno5 Aが2021年6月3日に発売しました。
Reno5 AはSoCにSnapdragon 765Gにメモリ6GBを搭載し39,800円という価格の割に高性能な端末でワイモバイルは新規契約・のりかえだけでなく機種変更で端末割引があって21,600円で買えるのでコスパが意味わかんないことになっています。
この記事では、OPPO Reno5 Aのデザイン・サイズ・性能・カメラの画質をレビュー・評価しました。安いけど大丈夫なの?って思っている方は参考にしてください。
- 画面サイズの割に端末が薄くて軽量
- 90Hzリフレッシュレートが滑らかに操作可能
- Snapdragon 765 Gでそれなりに快適
- 128GBのストレージを搭載している
- 指紋・顔のデュアル生体認証に対応
- おサイフケータイ(Felica)で電子決済可能
- 端末価格が2万円台で購入できる
- 液晶ディスプレイで画面が暗め
- 内蔵スピーカーがモノラル
- カメラが色鮮やかすぎる(個人差あり)
- 背面式指紋認証が古臭い
- 対応OSがAndroid 12まで
→ 後継機種はReno7 A、Reno9 A、Reno11 Aです。
この記事の目次
OPPO Reno 5Aの特徴
- 画面サイズ:6.5インチ(液晶)
- 解像度:2,400 × 1,080ピクセル
- 生体認証:顔 + 背面式指紋認証センサー
- SoC:Snapdragon 765G
- メモリ:6GB LPDDR4X ストレージ:128GB
- 広角カメラ:64MP(1/2型)・F/1.7
- 超広角カメラ:8MP・F/2.2
- マクロカメラ:2MP・F/2.4
- モノクロカメラ:2MP・F/2.4
- インカメラ:16MP・F/2.4
- 通信:Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0
- 充電ポート:USB-C(18W) バッテリー:4,000mAh
- NFC:TypeA/B、おサイフケータイ(Felica)対応
- 防水防塵:IPX8 / IP6X
- 本体サイズ:162 × 74.6 × 8.2mm、182g
- 端末価格:39,800円
- 発売日:2021年6月
OPPO Reno5 Aは6.5インチディスプレイを搭載した少し大きいサイズのスマホで、Pixel 5と同じミドルレンジクラスのSnapdragon 765Gに6GBのメインメモリを搭載したこの価格ではあり得ないくらい快適なスマホです。
何よりも128GBのストレージを積んでいるので動画や写真をたくさん撮影したり、ゲームをたくさんインストールしても大丈夫なので安心感が違います。
今となっては少しレトロ感がありますが、背面式指紋認証センサーに顔認証によるデュアル生体認証に対応しているのでマスクをしててもちゃんと使える端末となっています。
リアカメラは4眼ですが2つはモノクロカメラとマクロカメラなので実質的に広角 + 超広角のデュアルカメラといってもいいかも。とはいえ、この価格帯のスマホとしては画質が良く、撮影しやすいカメラに仕上がっています。
さらに、IP68の防水仕様にFelica対応でおサイフケータイとしてもしっかり使えるスマホとなっています。定価の39,800円だと「まあ、普通かな?サクサク動作するけどモノラルスピーカーなのはちょっと残念かな?」といった印象になります。
しかし、ワイモバイルの端末割引で21,800円で買うことができれば「あれ?この価格でこの性能のスマホが手に入るの?」ってなるので、どこで買うかによって大きく評価が割れそうなスマホです。
OPPO Reno 5A レビュー
本体デザインとサイズ
OPPO Reno 5Aは6.5インチのディスプレイを搭載しているため、大きめサイズのスマートフォンとなっているので片手で使いたい、コンパクトに扱いたい方にとっては向いてないスマホです。
液晶ディスプレイを採用していますが、ベゼルの幅は狭めでスタイリッシュなデザインとなっています。ただし、画面下の黒ベゼルはどうしても太くなってしまっているようですね。
インカメラは画面左側にパンチホール型として搭載しています。
操作ボタンは筐体の右側にあって上から電源ボタン、音量ボタンを搭載しています。
充電ポートはUSB-Cとなっており筐体の左下に3.5mmオーディオジャックを搭載しているので有線イヤホンで音楽を楽しむこともできます。
OPPO Reno5 Aの凄いところは、従来のAAC、SBCだけでなくaptX HDやLDACの音声コーデックにも対応しているのでハイレゾ相当の音楽も楽しむことができます。
USB-Cポートは18Wの急速充電に対応しているため充電が切れそうなときもそれなりに素早く電力補給できてしまいます。なお、ワイヤレス充電には対応しておりません。
筐体上の左側に音量ボタンとSIMカードスロットがあります。
nanoSIMに対応しておりワイモバイル版のみシングルSIMですが、他のSIMフリー版の端末はデュアルSIMスロットとなっているため違う通信会社のSIMカードを入れて使うことができます。
また、最大1TBのmicroSDXCを入れてストレージ容量を拡張できるのでデータ容量が128GBで足りなくなったとしても、安心してデータを移動させることができます。(デュアルSIMカードを使う場合はmicroSDカードは入れることができません。)
OPPO Reno5 Aは液晶ディスプレイを採用
OPPO Reno5 Aは6.5インチの液晶ディスプレイを採用し、解像度は2,400 × 1,080ピクセルのフルHD+となっています。
OPPO Reno5 A | OPPO Reno3 A | |
画面サイズ | 6.5インチ | 6.44インチ |
解像度 | 2,400 × 1,080ピクセル(フルHD+) | |
パネル | 液晶ディスプレイ | 有機ELディスプレイ |
リフレッシュレート | 90Hz | 60Hz |
本体サイズ | 162 × 74.6 × 8.2mm | 160.9 × 74.1 × 8.2mm |
重量 | 182g | 175g |
OPPO Reno5 Aは6.5インチと大きめのディスプレイを採用しているため本体の横幅が74.6mmとそれなりに大きいですが、本体の厚みが8.2mmと薄く182gと軽量化されているので画面サイズのわりに扱いやすくなっています。
YouTubeや電子書籍を見ることが多いなら画面が大きくて見やすくてとてもいいのですが、片手操作はできないので扱いやすくはないので注意です。
OPPO Reno5 AとOPPO Reno3 Aの画面サイズ、解像度はほぼ同じとなっています。しかし、OPPO Reno5 Aは有機ELではなく液晶ディスプレイを採用しているのは少し残念なポイントでもあります。
解像度が2,400 × 1,080ピクセルあるので画質が荒い、色合いがおかしいといったことはないですが、液晶ディスプレイなので斜めから見ると画面が暗く感じることがあります。
とはいえ、先日発売されたXperia Ace ⅡやGalaxy A32などの液晶ディスプレイほど暗くなるわけではなく昼間の外でも画面の内容を見ることができるので、基本的に問題はないでしょう。
ただし、太陽下になると何が表示されてるのかはちょっと見にくくなってしまいます。
外でスマホを使うことが多いのであればRedmi Note 10 Proなど有機ELを採用しているモデルを選んだ方がいいのかもしれません。
ただ、OPPO Reno5 Aの液晶ディスプレイの品質は決して悪くはありません。DCI-P3の色域に対応し通常時の最大輝度は550ニトと明るくなっています。実際に、手動で画面の明るさを上に持ち上げることで有機ELディスプレイ並みの明るさにすることができます。
ただ、自動調整だと少し暗くなってしまうといった感じ。なので、明るいところでも手動で画面を明るくすることで視認性を高くすることも可能となっています。
OPPO Reno5 Aはリフレッシュレート90Hzの滑らかディスプレイに対応しています。
スクロール時の残像が少なくTwitterをスクロールしながら流し読みしても文字の残像が少ないので視認性が高く見やすいというメリットがあります。これが、なかなかいい感じです。とても滑らかに動作しています。この価格帯のスマホでもついに高リフレッシュレートの波が押し寄せてきた感じですね。
指紋認証センサーと顔認証に対応
OPPO Reno5 Aは背面式指紋認証機能を搭載しているので指を使って画面ロック解除することができます。
登録した指をスッとセンサーに乗せるだけでサクッと画面ロック解除することができます。
指紋認証の速度はかなり高速ですし、背面パネルに指紋認証センサーがあるので机の上に置いたまま画面ロック解除できないデメリットがありますが、そこは顔認証によってカバーすることができます。
こういう時は顔認証に対応しているデュアル認証機能はとてもいいですよね。シチュエーションに合わせてどちらかの生体認証を使うことができますし、マスクをしていても指紋認証で画面ロック解除することができます。
OPPO Reno5 A 内蔵スピーカーの音質
OPPO Reno5 Aの内蔵スピーカーは筐体下の右側に搭載しておりステレオではなくモノラルスピーカーとなっております。
ステレオ再生には対応してないですが音質はそこそこいい感じでボーカル域から高音までしっかり音が鳴っている感じがします。低音もそこそこ鳴ってはいますがあくまでスマホサウンドといったところ。
また、OPPO Reno5 Aオーディオに関するスペックは高くなっておりハイレゾ音声(aptX HD、LDAC HD)の出力ができます。
最近のワイヤレスイヤホンはSBC、AACだけでなくaptX、LDACのコーデックにも対応しているのでハイエンドなワイヤレスイヤホンも十分性能を発揮できるのがいいところでもあります。
OPPO Reno5 Aのスペック・性能 レビュー
Snapdragon 765Gを採用している
OPPO Reno5 Aの心臓部となるSoC(システム・オン・チップ)はSnapdragon 765Gを搭載しています。このチップは7万円ほどするGoogleのPixel 5にも採用されているので、いかにOPPO Reno5 Aのコスパが高いかが分かります。
Snapdragon 765Gは2019年12月に発表された8コアCPU(Kryo 475 Prime 1コア + Kryo 475 Gold 1コア + Kryo 475 Silver 6コア)、Adreno 620のGPUを内蔵したチップです。メインメモリは6GB、ストレージは128GBとなっています。
どれくらいの性能を持っているのかAntutu(v8)で計測をしてみました。参考までにOPPO Reno3 Aとの比較も載せておきます。
モデル | OPPO Reno5 A | OPPO Reno3 A |
---|---|---|
CPU | Snapdragon 765G | Snapdragon 665 |
GPU | Adreno 620 | Adreno 610 |
RAM | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
トータル | 301637 | 181363 |
CPU | 103215 | 69881 |
GPU | 92346 | 34125 |
MEM | 47718 | 43808 |
UX | 58358 | 33549 |
トータル性能で181363 → 301637と1.7倍も性能が向上しています。CPUの性能が1.5倍、GPUが3倍も高くなっているので、ベンチマーク上でも性能がかなり向上していることが伺うことができます。
最新バージョンのAntutu(v10)でReno5 AとReno9 Aで比較すると…
まさかのReno9 AよりもReno5 Aの方が性能が高いという結果に。
モデル | OPPO Reno5 A | OPPO Reno9 A |
---|---|---|
CPU | Snapdragon 765G | Snapdragon 695 5G |
GPU | Adreno 620 | Adreno 619 |
RAM | 6GB LPDDR4X | 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 128GB | 128GB(UFS 2.2) |
トータル | 458705 | 449128 |
CPU | 142455 | 151175 |
GPU | 98951 | 83444 |
MEM | 97704 | 92545 |
UX | 119595 | 121964 |
Reno5 Aは2021年モデル、Reno9 Aは2023年モデルです。まだまだReno5 Aの性能の高さを伺うことができます。
PUBGモバイルでどれくらいの画質、フレームレートで遊べるのか確かめるとなんと、画質スムーズでフレームレート極限に設定できます。
画質HDRでフレームレート高に設定できるので、この価格帯のスマホとしてはかなりゲーム性能は高いと言っていいでしょう。こちらは画質HDRでフレームレート高でプレイした時の画像です。
かなり快適に遊べるレベルの画質、フレームレートをでゲームを楽しむことができます。ただ、内蔵スピーカーがモノラルなのはゲームする上においては少し残念なようにも感じます。
PUBGモバイルをプレイ中にバッテリー、CPUの温度を確認し発熱はどれくらい出てるのか見てみました。
バッテリーの温度が38°、CPUの温度が49.6°となっています。実際の端末の発熱はそれなりに高くなっているのでゲーム中は手汗かくかもしれません。
OPPO Reno5 Aの実際の動作速度
では、実際にOPPO Reno5 Aはどれくらいの速度で動作するのかChromeブラウザ、X(旧Twitter)などを動画でチェックしてみました。
OPPO Reno5 Aの動作は快適です。ブラウジングはもちろん、エックスの重いスクロールも軽々と動作しています。リフレッシュレート90Hzにち対応してるのもいいですよね。
原神を最高画質フレームレート60で動かしてみました。
さすがにミドルレンジのSoCなので快適に動作はしませんが、普通に遊ぶなら十分使える性能を持っています。最新のReno11 Aには少し劣りますがまだまだ現役でいけるかもしれません。
OPPO Reno5 Aの電池持ち
OPPO Reno5 Aは4,000mAhのバッテリーを搭載しています。最新のReno11 Aと電池持ちの違いを比較してみました。
機種 | OPPO Reno5 A | Reno11 A |
---|---|---|
バッテリー容量 | 4000mAh | 5,000mAh |
YouTube1時間 | 10%消費 | 9%消費 |
PUBG 30分 | 9%消費 | 6%消費 |
原神(低30)30分 | 9%消費 | 8%消費 |
原神(最高60)30分 | 17%消費 | 10%消費 |
待機8時間 | 3%消費 | 3%消費 |
さすがにバッテリー容量が少ないのでReno5 AよりもReno11 Aの方が電池持ちがいいですね。とくに負荷のかかるゲームになるとReno5 Aは電池持ちが悪化する傾向となります。
とはいえ、YouTube視聴など普段使いの電池持ちはそこそこいいので十分使えるバッテリーライフとなっています。
OPPO Reno5 A 通信性能
OPPO Reno5 Aはの通信スペックはWi-FIは11ac(Wi-Fi 5)、4G LTE(Band 1・3・19)、3G(1・6・19)となっています。4G通信の最大通信速度はドコモ回線で受信時最大: 150Mbps、送信時最大: 50Mbpsとなっています。
OPPO Reno5 A | OPPO Reno3 A | |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac | |
モバイル通信 | 5G(n3/n28/n77/n78 ) 4G LTE(Band 1/2/3/4/5/7/8 12/17/18/19/26 28/38/39/40/41) 3G(1/2/4/5/6/8/19) |
4G LTE (Band 1/2/3/4/5/7/8 18/19/20/26 28/38/39/40/41) 3G( 1/2/4/5/6/8/19 |
Wi-Fiとドコモの回線で実際にどれくらい通信速度が出るのかを計測してみました。
受信速度 | 送信速度 | Ping | |
Wi-Fi | 181.6Mbps 144Mbps |
154.6Mbps 151.8Mbps |
15ms 17ms |
4G(ワイモバイル) | 71.3Mbps 47.8Mbps |
1.98Mbps 19.9Mbps |
104ms 54ms |
4G(ドコモ) | 71.2Mbps 68.4Mbps |
14.8Mbps 13.2Mbps |
244ms 244ms |
Wi-Fiの性能は受信で150〜180Mbps、送信で150Mbpsの通信速度が出ています。
モバイル回線はワイモバイルのOPPO Reno5 Aなのでワイモバの回線でスピードテストをしましたが、受信は30〜80Mbps、送信は2Mbpsほどの速度でした。ドコモ回線だと受信で71Mbps、送信が15Mbpsとそれなりに使える速度となっていました。
5G通信のできるエリアであれば、受信で100〜150Mbps、送信で50Mbpsほどの速度は出そうな感はします。
ちなみに、ワイモバイルのOPPO Reno5 AはSIMフリーとなっているため、ドコモなどの他の通信会社のSIMカードを入れてそのまま使うことが可能となっています。(アクセスポイントの設定は必要でドコモの場合はsp-modeを設定する必要があります。)
OPPO Reno5 A カメラのレビュー
リアカメラ・インカメラのスペック
OPPO Reno5 Aは広角6400万画素、超広角800万画素、マクロ200万画素、モノクロの200万画素のクアッドカメラ仕様となっています。右下の小さいカメラがモノクロセンサーです。
OPPO Reno5 A | OPPO Reno3 A | |
リアカメラ | 広角:6400万・F/1.7 超広角:800万・F/2.2 モノクロ:200万・F/2.4 マクロ:200万・F/2.4 |
|
機能 | 夜景、ポートレート、アウト/イン同時動画撮影、スローモーション、タイムラプス、映画, エキスパート、パノラマ、テキストスキャナー、顕微鏡、ステッカー、Google Lens | エキスパート、パノラマ、ポートレート、夜、タイムラプス動画、スローモーション動画 |
インカメラ | 1600万画素・F/2.0 |
広角カメラは6400万画素の高画素センサーを搭載していて64Mモードに設定して撮影することでより高精細な写真を撮影できるだけでなく、広角カメラでありながらも最大20倍までデジタルズームしての撮影もできます。
色鮮やかすぎる写真が撮れる
では、OPPO Reno5 Aでどのような写真が撮影できるのかを見ていきましょう。
OPPO Reno5 Aのリアカメラは南国でも撮影しているのだろうか?と思ってしまうほど色鮮やかな写真を撮影することができます。
見たままの雰囲気ではなくインスタ映えするような感じの写真を簡単に撮影できます。
「AIシーン強化」という機能をONにするとさらに色鮮やかな写真を撮影することができるので、インスタにいつも画像をアップしている方はとてもいいスマホといっていいかもしれません。
ラーメンも高精細に美味しそうに撮影することができます。
この日は確かに青空が出てましたがこんなに南国の青空ではありませんでした。かなり偽りの写真に仕上がってしまうので、個人的にはこれはこれでどうなのかな…とも思ってしまいます。
少しだけ手前の建物の部分は暗く仕上がっているようにも感じます。広角カメラで撮影したこの画像を部分拡大して解像感を確認して見ました。
広角カメラは6400万画素のイメージセンサーを搭載しているだけあって高精細な写真に仕上がっているように感じます。全体的にパリッとした写真となっているので風景を撮影するのにも向いているといっていいでしょう。
超広角カメラは800万画素と画素数が少なく画質が少し劣ってしまいますが色合いは広角カメラと同じく鮮やかで統一感のあるカメラとなっています。
OPPO Reno5 Aは望遠カメラを搭載していないですが、6400万画素の高画素センサーを超解像技術によるデジタルズームしても、かなり画質がキレイです。
これくらい解像感が高ければデジタルズームでも常用することができるので、望遠カメラの必要性はないといって良さそうです。
こちらはデジタル5倍ズームで撮影したもの。
まだまだ常用できる解像感を維持しているように見えます。こちらはデジタル10倍で撮影したもの。
10倍になってくると少しぼやっとしますが普通に使えるレベルではないでしょうか。最後のデジタル20倍で撮影した画像です。
さすかに全体的にのっぺりとした画質になっていますが、デジタル20倍でも文字を視認できるほどの写真に仕上がっています。
夜間撮影はそれなりに撮影できる
こちらは夜間に広角カメラで撮影した写真となっています。
自動的にHDRがオンになるため電飾看板の白トビを抑えながら色鮮やかな写真に仕上げることができています。
この価格帯のスマホにしては夜間撮影もノイズが少なくて撮影はしやすいかもしれません。2万円で買えたとしたらカメラの画質は「めちゃいい」と思いますし、4万円で買ったら「普通」という評価になってしまいそうですが。
ライトの明るい部分を抑えながらも暗いところでもしっかり撮影することができます。
真っ暗なところでの撮影になるとこれくらいの明るさで撮影することができます。
明るくはないですがノイズ少なめの写真となっていますね。OPPO Reno5 Aは夜景モードを搭載していますが、少し変わっていて手持ち撮影ではなく三脚必須のモードとなっています。
手元に三脚がなかったのですが、手を外壁に固定し30秒ほど静止して夜景モードで撮影していました。
少しブレてしまいましたが、三脚を使うことができる環境であれば真っ暗闇の中でも長時間露光シャッターにより明るい写真を撮影することができます。おそらく、星空の撮影もできるでしょう。
ただ、一般的なスマホのナイトモードとは少し違って手持ちだと使えないのでいつでも使えるモードではないので注意です。
ポートレートモードで背景をぼかせる
OPPO Reno5 Aはポートレートモードを搭載しているので背景をぼかしていい感じの写真を撮影することができます。
とても色鮮やかな写真に仕上がるのでとてもいい感じではありますが、あまり寄って撮影できないという欠点があります。
通常モード(右)ではこれくらい花によって撮影できるのに対して、ポートレートモード(左)にするとこれくらい離れないと背景をぼかすことができません。
モノに対しても背景をぼかすことができますが、接写はできないので人物撮影のポートレートの方が適しているように感じます。子どもの写真はとてもいい感じに撮影することができるので、家族の写真を撮る用のスマホとしては使えるかもしれません。
マクロカメラで接写もできる
OPPO Reno5 Aは200万画素のマクロカメラを搭載しているので、被写体にかなり寄って撮影することができます。
マクロカメラを使うことでかなり寄って撮影することができます。画質は明るいところなら問題ないですが、室内だと少し暗くてノイズが多めに出てしまいます。もしかしたら、広角カメラで2倍ズームして撮影した方がいいかもしれません。
動画は手振れがかなり抑えられる
OPPO Reno5 Aは4K30fps、フルHD 60fpsの動画撮影に対応しており静止画と同じように色鮮やかな動画を撮影できます。
4K30fpsに設定すると電子手ぶれ補正がOFFとなりますが、フルHD 60fpsなら電子手ぶれ補正がONとなるので動画撮影はしやすいです。また、スーパー手ぶれ補正も搭載しているのでアクションカメラ並みの手ぶれ補正動画を撮影できます。
さらに、AIハイライトビデオという機能によってAIが周囲の光を識別して自動で最適化してくれます。
夜景や暗い場所はウルトラナイト動画で明るくクリアに、逆光のあるシーンではLive HDRで人物をより鮮明に写し出すことができますし、インカメラとアウトカメラを使って同時記録も可能となっています。
OPPO Reno5 A レビュー:まとめ
OPPO Reno5 A メリット
OPPO Reno5 Aは6.5インチサイズの画面サイズの大きいスマートフォンですが、端末が薄めで軽いので操作性はとてもいいです。片手操作は出来ませんが軽いので動画見るにしても、電子書籍を読むにしても使いやすいです。
- 画面サイズの割に端末が薄くて軽量
- 90Hzリフレッシュレートが滑らかに操作可能
- Snapdragon 765 Gでそれなりに快適
- 128GBのストレージを搭載している
- 指紋・顔のデュアル生体認証に対応
- おサイフケータイ(Felica)で電子決済可能
- 端末価格が2万円台で購入できる
- 液晶ディスプレイで画面が暗め
- 内蔵スピーカーがモノラル
- カメラが色鮮やかすぎる(個人差あり)
- 背面式指紋認証が古臭い
- 対応OSがAndroid 12まで
ミドルレンジのSnapdragon 765Gに6GBのメインメモリを搭載しているため動作速度は快適です。動作速度に関しては4万円のスマホとして比較してもサクサク動きますし、リフレッシュレート90Hzにも対応しスクロールが滑らかで操作感も良いです。
背面式の指紋認証は古臭さはあるものの認証速度はとても速い。さらに顔認証にも対応しているためテーブルに置いたままでも使えるのはとてもいいところ。背面式指紋認証のデメリットをしっかりカバーし使いやすい端末となっています。
OPPO Reno5 A デメリット
OPPO Reno5 Aはそれなり快適に動作しておサイフケータイ、IP68の防水性能を持ち合わせて端末割引を適用できれば2万円ちょっとで手に入れることができるスマホです。
端末割引で2万円でOPPO Reno5 Aを買うことができればこのデメリットも「まあ、いいか。」となりますが定価の39,800円で買ってしまうと「うーん?」となってしまうので注意です。
OPPO Reno5 Aはなぜか液晶ディスプレイを搭載しています。コストダウンだとは思いますが、2万円の端末であれば液晶でもまあOK。でも39,800円だとちょっと微妙ですよね。Xperia Ace Ⅱの液晶と比べると明るく見やすいですが、太陽下になるとやはり見にくいです。
また、モノラルサウンドなのもちょっとツライです。せっかくSnapdragon 765Gに6GBのメインメモリを搭載していて快適にゲームが楽しめるのに音声はモノラルというのは残念です。音質は悪くないだけにもったいない…。
OPPO Reno5 Aは定価の39,800円では買ってはいけません。現在はワイモバイルで21,600円で新規・のりかえ・機種変更で買えます。格安SIMの各通信会社でも割引しているので、そちらから買うのがおすすめです。
→ 後継機種はReno11 Aはこちら
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