OPPO Reno9 Aは6.4インチの大画面ディスプレイにSnapdragon 695 5Gのチップを搭載したミドルレンジスマホでOPPO Reno7 Aの後継機種です。
あれ?SoCがSnapdragon 695 5Gって変わってなくない?
…って思ってしまいましたが、そうです。スナドラ695 5G継続です。ただ、メモリが6GBから8GBになってアプリ切り替え時の動作など快適になって進化はしています。
Reno9 Aはいわゆるマイナーアップデートですね。とはいえ、夜間撮影(写真)の表現が向上し使いやすくはなってるのかなと感じます。
ということで、OPPO Reno9 Aをレビューし実際に使ってどうなのかメリット、デメリットを書いていくので検討してる方は参考にしてみてください。
- サラサラとマットで良好な質感
- 大画面なのに軽量で操作しやすい
- 90Hz可変式リフレッシュレートに対応
- メモリ8GBでより快適に操作可能に
- 夜間のHDR撮影の画質が向上した
- 顔 + 画面内指紋のデュアル生体認証に対応
- IPX8・IP6Xの防水防塵規格で安心
- Felica(おサイフケータイ)に対応
- 3.5mmオーディオジャックを搭載
- microSDカードに対応している
- Reno7 Aとほぼ同じ性能
- フルHD60fps / 4K撮影ができない
- フルHD 30fpsの手ぶれ補正が弱い
- モノラルの内蔵スピーカーを搭載
- Wi-Fi 6に対応していない
- ワイヤレス充電に対応してない
OPPO Reno9 Aの定価は46,800円でAmazon、楽天市場などで販売していますがすでに値引きで安くなっていて、ワイモバイルでは19,800円〜、楽天モバイルも実質39,400円、IIJmioも37,500円と安いです。
※ レビューで使用しているOPPO Reno9 Aは実機購入品です。
この記事の目次
OPPO Reno9 Aの特徴
- 6.4インチ 有機ELディスプレイ
- 解像度:2,400 × 1,080ピクセル
- リフレッシュレート:最大90 Hz
- SoC:Snapdragon 695 5G、メモリ:8GB LPDDR4X
- ストレージ:128 GB(UFS 2.2)
- 生体認証:顔 + 画面内指紋認証
- カメラ:広角 + 超広角 + マクロ + イン
- 防水防塵:IP68、スピーカー:モノラル
- 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1
- NFC:NFC A / B / Felica(おサイフケータイ)
- ポート:USB-C(USB 2.0)18W
- ワイヤレス充電:非対応、バッテリー:4,500mAh
- サイズ:160 × 74 × 7.8 mm、183g
- OS:Android 13
- 端末価格:46,800円
- 発売日:2023年6月22日(木)
OPPO Reno9 Aは6.4インチの有機ELディスプレイにSnapdragon 695 5Gに8GBメモリを搭載したミドルレンジスマホでReno7 Aの6GBから容量が増えてマルチタスクに強くなりました。
基本的にメモリが増強されただけのマイナーアップモデルですが、普段使いにおいては十分使える性能があって生体認証は顔認証だけでなく画面内指紋認証にも対応しています。
OPPO Reno9 Aのリアカメラは広角 + 超広角 + マクロのトリプルカメラとなっていて、仕様としてはReno7 Aと同じです。
全くカメラの画質が向上してないわけでなく夜間におけるHDRが強くなって白トビがしにくく夜間の撮影が圧倒的にしやすくなっています。
暗所の画質は同じなのでノイジーですが光のあるところの処理は改善されてるので夜景など十分楽しめるのかなと思います。
ただし、動画撮影は相変わらず弱くて最大でフルHD 30fpsまでとなっていて電子手ぶれ補正も効かないのでブレブレの動画に仕上がってしまいます。
Reno9 AはFelicaにも対応しおサイフケータイもしっかり使えますし、IP68防水防塵で普段使いのスマホとしてトータルバランスは取れています。
最新の丁度良いミドルレンジスマホが欲しいならおすすめのモデルとなります。ワイモバイルならMNPのりかえ前提で19,800円〜とかなりお得に買うことができます。
→ 動画レビューをYouTubeでしています。
OPPO Reno9 A レビュー:デザイン
OPPO Reno9 Aの本体はフルディスプレイを搭載したフラットデザインを採用し画面下側のベゼルが太い見た目となっています。
角を削ったエッジ加工が施されたフラットフレームを採用しています。
Reno9 Aの基本デザインはReno7 Aと全く同じですがフレームの素材が少し粗目のあるモノに変更となってより金属っぽい雰囲気を醸し出してますね。
操作ボタンは本体右側にサイドボタン、左側に音量ボタンがあります。
iPhoneと同じ配置でiPhoneからの乗り換えなら違和感なく使うことができますが、他社製のAndroidスマホから乗り換えだと少し戸惑うこともありそうです。
本体上にはマイクの穴があります。
筐体の質感としてはこの価格帯のスマホにしては高級感あるのではないでしょうか。インカメラはパンチホール型でディスプレイの左側に搭載しています。
Reno9 Aの背面パネルはガラス素材を採用しサラサラとした質感がから少しザラついた手触りに変更されて、質感は向上したように感じます。
また、リアカメラの横部分は光沢のあるツートンデザインとなっています。鏡になってるわけでもないので自撮りで使えることはなく謎のデザイン変更と言っていいでしょう。
見た目はReno7 Aの方がシンプルで良かったようにも感じます。
端末下には3.5mmオーディオジャックとUSB-Cポートを搭載しているのは変わりありません。
充電は18Wに対応し18Wまたは30Wの電源アダプタを使って充電が可能ですが、30W出力のAnker 711 Chargerを使って充電してみました。
8.44V × 1.89A = 15.8Wで充電できてました。
約2時間ほどでフル充電が可能で決して速くはないけど可能ならできるだけ高出力な18W以上の電源アダプタを使うのがおすすめです。
OPPO Reno9 Aのカードスロットはピンで取り出すことができて排他的デュアルSIMスロットでnanoSIM 1 + nanoSIM 2 または nanoSIM 1 + microSDの組み合わせが可能です。
ただし、ワイモバイルのReno9 AはシングルSIMスロット(nanoSIM+microSD)です。eSIMには対応してるのでデュアル通信環境の構築は可能となっています。
Reno9 A レビュー:性能
性能とAntutuのスコア
OPPO Reno9 AのSoC(システムオンチップ)はSnapdraogn 695 5Gを搭載し、メモリは8GB、ストレージは128GBです。
旧型のReno7 AもSnapdragon 695 5Gを搭載してましたが引き続き続投となります。いつまで続くスナドラ695の呪い。
ただし、Reno9 Aはメモリが8GBに増量し6GBのReno7 Aより快適に動作します。シングルタスクは変わらないけどアプリ切り変えやマルチタスクで使うとReno9 Aの方が快適に動作します。
Antutuで性能差を比較しました。
モデル | OPPO Reno9 A | OPPO Reno7 A |
---|---|---|
CPU | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 695 5G |
GPU | Adreno 619 | Adreno 619 |
RAM | 8GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
トータル | 401706 | 399518 |
CPU | 123944 | 122477 |
GPU | 101201 | 100716 |
MEM | 68707 | 68784 |
UX | 107854 | 107541 |
バッテリー | 3%消費 | 2%消費 |
発熱 | 37.3°(2.5°上昇) | 36.2°(2.7°上昇) |
同じSoCなのでスコアは同じで誤差レベルとなっています。実際に使っても違いを感じることはないので、Reno7 Aを使ってるならわざわざReno9 Aに乗り換えるメリットはありません。
実際の動作速度
実際にどれくらいの操作感で使えるのかブラウザ、ツイッターの動作を動画にしてみました。
ブラウザ、Twitterなど普段使いのアプリは十分快適に動きます。8GBの大容量メモリを搭載し2画面表示のレスポンスも良いので十分使えるスマホとなっています。
PUBGモバイルも普通に楽しむことができます。
画質設定は(画質HD / フレームレート高)がデフォルトとなっていて、(画質 標準またはスムーズ / フレームレートウルトラ)で滑らかにプレイも可能です。
負荷のかかる原神もプレイ可能でデフォルト(画質低、フレーム30)ですが最高画質の60フレームでもプレイ可能です。
さすがにスナドラ695 5Gのミドルスマホなので滑らかに動かせないですが普通に楽しむことはできるでしょう。
実際の動作感はこんな感じです。(最高画質60フレーム)
初期ステージでこの動きなので最高画質でゲームを進めるのは厳しそうですが画質を低に落とせばプレイできないことはなくちょっとゲームが遊べればいいならReno9 Aでも問題なさそうです。
メモリが8GBになったことでアプリを切り替え時のレスポンスがReno9 Aは向上しています。
動画でレビューしてますが原神プレイしながらアプリを切り替えた時にReno9 Aは再読み込みなしで切り替えできています。(再生ボタンを押すと該当のシーンが再生します。)
ゲームすることが多くてアプリを頻繁に切り替えすることがあるならReno9 Aの8GBに強化されたメモリの恩恵を受けることができそうです。
なお、Reno9 AはRAMの拡張できる機能を搭載しています。
Reno7 Aはデフォルトで4GB拡張、最大8GBまで拡張が可能で物理8GB + 仮想8GBの最大16GBとなります。
ちなみに、体感できるほど快適にならないです。Reno9 AのSSDはUFS 2.2と速度が遅く仮想メモリを増やすと動作が不安定になることもあるので基本的にデフォルトで使うのがおすすめです。
端末の発熱について
OPPO Reno9 Aは普段使いで端末が熱くなるようなシーンは少ないですが、原神など負荷のかかるゲームをプレイするとそれなりに発熱します。
原神を10分ほど動かした状態でAntutuの温度モニターを確認するとCPU温度が58.2°、バッテリー温度が41.5°となってました。
計測器で筐体温度を計測してみたところ…
MAX 43.4°、筐体の中央部分で39.1°でした。(室温は25°くらい)ほんのり端末が熱いくらいなので長時間ゲームをプレイしても気になることはなさそうです。
Reno9 Aの電池持ち
OPPO Reno9 Aのバッテリー容量は4,500mAhとなっていてReno7 Aと同じです。実際にどれくらいバッテリー減りが異なるのか比較してみましたがほぼ同じです。
モデル | OPPO Reno9 A | OPPO Reno7 A |
---|---|---|
バッテリー容量 | 4,500mAh | 4,500mAh |
YouTube 1時間 | 78% → 76% 2%消費 | 89% → 87% 2%消費 |
PUBG 30分 | 73% → % 7%消費 | 72% → 63% 9%消費 |
原神 30分(低) | 62% → 55% 7%消費 | 75% → 68% 7%消費 |
原神 30分(最高) | 55% → 45% 9%消費 | 68% → 59% 9%消費 |
8時間待機 | 73% → 67% 6%消費 | 85% → 69% 6%消費 |
PUBGモバイルなど一部ゲームは電池持ちがReno9 Aの方が良かったりしますが誤差レベルとなっています。原神の最高画質でも30分で9%しか電池が減らないのでバッテリーライフは良好ですね。
一般的な用途においては1回の充電で1〜2日はしっかり使えるバッテリー持ちはあるので安心できそうです。
Reno9 A レビュー:カメラ
Reno9 Aのリアカメラは広角カメラ、超広角カメラ、マクロカメラのトリプルカメラを搭載し仕様としてはReno7 Aと同じです。
モデル | Reno9 A | Reno7 A |
---|---|---|
広角 | 48MP(1/2型)・F/1.7 | |
超広角 | 8MP・F/2.2 | |
マクロ | 2MP・F/2.4 | |
ズーム | デジタル × 6 | |
インカメラ | 16MP・F/2.4 | |
動画機能 | フルHD 30fps |
広角カメラは4800万画素(1/2型)を搭載しています。大きなセンサーではないですが明るいところでの撮影ならノイズの少ない写真撮影が可能となってます。
暗所撮影は電飾など光の表現はHDRによる処理が向上し白トビを抑えながら自然な写真撮影が可能になりました。ただ、暗い部分のノイズは乗りやすいので暗いところの撮影はあまり強くないです。
- 写真、夜景、動画、ポートレート、アウト/イン同時動画撮影、スローモーション、タイムラプス、プロ、超高解像度、パノラマ、テキストスキャナー、マクロ、ステッカー、Google Lens
カメラの画質:明所撮影
Reno9 Aでどんな写真撮影ができるのかレビューしていきます。
Reno9 AとReno7 Aは同じカメラを搭載していますが、ソフトウェアが少し異なるのか明るさや色味の違いはありますが、解像感はほぼ同じとなっています。
ただ、デジタルズーム2倍の画質はReno9 Aの方が解像感が高く仕上がる傾向があります。
Reno9 AのHDR処理が向上してるのかもしれないですね。どちらも最大6倍までのデジタルズームに対応していますがReno9 Aの方が解像感が高くっています。
最大ズームは6倍と控えめですが画質が破綻しない実用レベルまでに抑えてるのでしょう。最大ズームしても画質が悪いと感じることは少ないです。
超広角カメラは800万画素と広角カメラよりも画素数が少ないですが、風景を撮影するくらいなら普通に使える画質となっています。
解像感はほぼ同じですが色味がRero9 Aの方がいいでしょうか。
広角カメラのセンサーサイズは1/2型と今となっては大きくないセンサーですが被写体に寄った時のボケ感はそれなりにあります。
同じくミドルレンジのAQUOS sense7は1/1.56型なので少し物足りなさはあるものの4万円前後のスマホなので仕方ないところかもしれません。
とはいえ、画質はそれなりにキレイに撮影できます。
4,800万画素の高画素センサーなのでデジタルズーム2倍で撮影しても解像感を損なうことなく撮影が可能となっています。
ブランコの質感もデジタルズームでもしっかり表現できてます。
花など自然な被写体も違和感のない写真に仕上げることができます。
色鮮やかになりすぎず程よい色味で自然です。デジタルズーム2倍での撮影でもいいですね。白い花も花びらの質感をしっかり表現できています。
広角画角での撮影であればハム子さんの毛並みもそれなりに自然に表現できます。
猫ちゃん、ワンちゃんもいい感じに撮影できそうですね。
ネギがたくさん乗ったラーメンを撮影しました。
色鮮やかになりすぎず程よい色合いで美味しそうに表現できていて、Reno9 Aは食レポもしっかり撮影可能で普段使いのカメラとして十分使える画質となっています。
カメラの画質:暗所撮影
Reno9 Aの夜間撮影をしてみました。 画質はミドルレンジクラスのスマートフォンなのでそこまで良くはないですが広角1倍の撮影であればノイズの少ない写真に仕上げることができます。
ただし、通常の撮影モードだと看板のライトなどは白トビ傾向となりますが、夜景モードに手動で切り替えで しっかり白トビを抑えながら色鮮やかな撮影が可能です。
少し撮影に時間がかかりますが、夜間の撮影においては夜景モードを常にオンにしておいた方が綺麗な写真に仕上がることが多いですね。
こちらはデジタルズーム2倍での撮影です。
デジタルズーム 2 倍になると画質は少し厳しくなるかもしれないですね。とくにノイズが出やすい傾向にあり白飛びはしやすいです。
さらに最大6倍ズームまで可能です。
さすがに夜間撮影になると6倍ズームの画質は厳しいものになります。ただ、思ったほど画質が破綻してないのでそれなりに使えるレベルなのかもしれませんね。
Reno9 A とreno7 Aで夜間撮影の画質を比較してみました。
これを見るとReno9 Aの方がノイズが少なく画質が向上しているのがわかります。同じスペックのカメラですが夜間撮影においては画質は明らかにReno9 A の方が良くなっています。
夜景モードでも撮影してみました。
先ほどの外出よりもかなり向上しているのがわかります。ノイズも少なく色鮮やかに明るく撮影することが可能となっております。
Reno9 A メリット(良いところ)
マットな質感で触り心地が良い
OPPO Reno9 Aは筐体がマットでサラサラとした手触りで素材がガラスになったことで質感も向上しています。
カメラから伸びた光沢のあるツートンカラー部分は少し謎なデザインではなりますが、サイドフレームもマット調で全体的に指紋が付きにくい落ち着いたスタイルです。
大画面なのに軽量で操作しやすい
Reno9 Aは6.4インチの大画面ディスプレイですが軽量アルミフレームと軽量プラパネルを採用した筐体重量が183gと軽めのスマホとなっています。
ただし、旧型と比べるとReno9 Aは筐体にガラス素材を採用したことで重量が重くなりました。とにかく軽さを重視するのなら Reno7 Aの方がいいのかもしれません。
指紋や汚れがつきにくいので基本的にこのまま使っても問題ないですが、傷が気になるなら付属のクリアケースがあるので安心して使うことができます。
画面サイズが大きいので片手操作は難しいです。ただ、端末が軽めなので片手キーボードと組み合わせることで意外とサクサクと片手で操作可能です。
さらにスマートサイドバーを組み合わせで片手で端末を持ちながらアプリを切り替えができます。
よく使うアプリを登録しておくことで片手でアプリを切り替えてサクサクと快適に使うことができるでしょう。
ちなみに、サイドバーのアプリアイコンをドラッグ&ドロップすると2画面表示モードに切り替えも可能です。
メインメモリが8GB あるので2画面表示でアプリを同時に使っても動作がもたつくことは少ないです。
画面が大きいので上にYouTubeを表示して下にTwitter を表示するなと 2 つのアプリを楽しみながら快適に使えるのではないでしょうか
有機ELディスプレイを搭載している
Reno9 Aは有機 EL ディスプレイを搭載し最大輝度は600nitとなっており前のモデルのreno7 Aと同じ仕様です。
ハイエンドスマホと比べると画面は暗いですが、液晶ディスプレイよりも画面輝度が明るく外での視認性は良くて普段使いにおいて十分使える画面の明るさは確保しています。
90Hz可変式リフレッシュレートに対応
Reno9 Aのディスプレイは90Hzの可変式リフレッシュレートに対応しています。
120Hzではないですが60Hzと比べるとスクロールした時の残像をしっかり抑えられる目に優しいディスプレイとなっています。
画面色モードからディスプレイの色味の細かく調整できるのもいいですね。カスタマイズ性が高いのもReno9 Aのメリットとなるのではないでしょうか。
暗所撮影のHDR処理が向上している
Reno9 AのカメラスペックはReno7 Aと同じですが暗所撮影におけるHDR 処理が上手くなって暗所における電飾看板の光の白飛びを抑えてきれいに色鮮やかに撮影できるようになりました。
さらにデジタルズーム2倍での撮影の処理も向上しています。夜の街を撮影してみると全然違うのがわかります。
Reno7 Aは全体的にぼやっとした画質ですがReno9 Aはクッキリと、看板の白飛びも抑えながら撮影できています。
よーく見るとノイズがあったりしますが、ぱっと見の写真なら十分使える画質です。夜に撮影することが多いならReno9 Aに乗り換えるメリットはあるでしょう。
顔 + 画面内指紋認証に対応
Reno9 Aは顔認証に対応しサイドボタンを押して画面に顔を向けるだけで顔認証してホーム画面に行くことができます。
認証精度と速度は良好で使いやすいです。マスクをしてたり真っ暗なところだと顔認証が使えなくなますが、画面認証を画面、内指紋認証を使って画面ロック解除ができます。
この価格帯のミドルレンジスマホとしては精度は良くて操作性はいいですね。スリープ中に画面が真っ暗な状態だと画面内指紋認証は使えないですが常時表示で指紋認証をオンにもできmす。
デュアル生体認証によりあらゆるシーンで使いやすいスマホに仕上がってるのではないでしょうか。
ただ、基本的に顔認証で認識してホーム画面に行くことが多いので、画面内指紋認証を使う機会は意外と少ないかもしれません。
防水防塵、おサイフケータイに対応
Reno9 Aは防水防塵 IPX8 / IP6Xの規格に対応し水回りでもちゃんと使えるスマホです。
お風呂に入りながら電子書籍を読んだり、動画を見たり… そんな使い方もできます。(※水没で壊れることはあるので自己責任となります。)
また、Felicaにも対応しSuicaやPASMOなど交通系カードだけでなくiD、QUICPayなど電子決済も使えるので生活の一部として使えるスマホとなっています。
端末価格は4万円前後で手にしやすい
Reno9 Aの販路は広くてAmazo、楽天市場でOPPOの公式ストアで販売しており定価は46,800円となっていて、ポイント還元を考慮すると4万円前後で手に入れることができます。
さらに、ワイモバイルでは19,800円〜、楽天モバイルも実質39,400円、IIJmioも37,500円と安く買うことも可能となっています。
Reno9 A デメリット(悪いところ)
Reno7 Aから進化は少ない
Reno9 Aは新型モデルですがReno7 Aからの進化は限定的となってるのでReno7 Aからの乗り換えはかなり微妙です。
- メモリ容量:6GB → 8GB
- 暗所撮影:HDR処理が向上し白トビしにくくなった
- 本体重量:176 g → 183 g 重くなった
- 価格:44,800円 →46,800円 高くなった
メインメモリが6 GB から8GB になってマルチタスクに強くなったのは大きなメリットではありますが、乗り換えるほどの恩恵があるかどうかと聞かれると疑問はあります。
動画撮影がフルHD 30fpsまで
Reno9 AはSoCにSnapdrargon 695 5Gを搭載しています。このチップの内蔵ISP(イメージシグナルプロセッサ)は4K撮影に対応せず動画撮影はフルHD 30fpsまでとなります。
フルHD 30fpsでも良いですが手ぶれしやすいのが残念ですね。実際にReno9 AとReno7 Aで比較しました。(再生ボタンを押すと比較動画が再生されます。)
ほぼ同じです。写真は暗所撮影が強くなったものの動画はReno7 Aとほぼ同じで動画をキレイに撮影したいならReno9 Aはおすすめできません。
動画撮影に強いハイエンドモデルを選ぶべきでしょう。
内蔵スピーカーがモノラル再生
Reno9 Aの内蔵スピーカーはモノラルでステレオには非対応です。
4万円台のスマホなので仕方ないですがステレオに対応してたらポイントは高かっただけに残念です。
ただ、スピーカーの音量は大きいのでお風呂入りながら音楽や動画コンテンツの視聴も音が聞きづらいことはなく実用に問題はありません。
Wi-Fi 6に対応していない
Reno9 AのWi-Fiは引き続きWi-Fi 6には対応せずWi-Fi 5による通信が可能となっています。
普段使いにおいてはWi-Fi 5でもスピードが遅いという感じることはないですがゲームをダウンロード時に少し時間がかかるのはデメリットとなりそうです。
ワイヤレス充電に対応してない
また、ワイヤレス充電にも対応していません。
この価格帯のスマホでQi充電に対応してるモデルは少ないのでここも仕方ないかもしれません。
Reno9 A レビュー・評価:まとめ
Reno9 Aがおすすめな人は
では、OPPO Reno7 Aがおすすめな人はどんな人かまとめました。
- 画面の大きい軽量スマホが欲しい
- 購入費用をそこそこ抑えたい
- 今後数年間長く使いたい(アップデート)
- お風呂で使うスマホが欲しい
- 動画撮影はほとんどしない
画面サイズの大きくて軽量なスマホが欲しいなら本体の厚みも7.8mmと薄めで183gと軽量です。(より軽量で薄いのが良いならReno7 Aがいいです。)
Snapdragon 695 5Gと8GBメモリでマルチタスクでもそれなりに快適に使うこともできます。
Reno7 Aからわざわざ乗り換えるほどの進化はないですが、カメラも暗所撮影に強くなっています。少し前のミドルレンジスマホからReno9 Aに乗り換えるなら十分使えるスペックかと思います。
また、IP68の防水防塵に対応しお風呂に入りながら使うスマホとして使えますし、おサイフケータイにも対応してるので普段使いできる端末となっています。
何よりも最新機種なので今後のAndroid 14、15などの新バージョンにもしっかり対応してくれる安心感があります。
定価は46,800円と少し高めですが発売したてですし今後ポイント還元やセールで安くなった時にReno9 Aを選択肢として入れるのはアリではないでしょうか。
→ 後継機種はOPPO Reno11 Aです
Reno7 Aでいい人は
Reno7 Aも値下げされてまだ継続販売しています。
- とにかく費用を安く抑えたい
- 夜に写真撮影することはない
- Android OSのアプデは気にしない
同じSnapdragon 695 5Gを搭載し基本スペックは変わりないのでAndroidのアップデートは気にしない、夜に写真撮影を撮影しない、とにかく費用を抑えたいならReno7 Aはおすすめモデルです。
マルチタスクであれもこれも同時に操作しない、カメラで夜の撮影をすることがないならReno 7Aで十分満足できるでしょう。
Amazonの公式ストアで30,000円前後、楽天市場でも1万ポイントの還元があったりとReno9 Aよりも安く購入が可能です。Android 13のままでいいやって方はこちらにしましょ。
→ Reno7 Aを詳しく見る
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