OPPO Reno7 A レビュー

この記事ではOPPO Reno7 Aのレビューをしています。

OPPO Reno7 Aは6.4インチの大画面ディスプレイにSnapdragon 695 5Gのチップを搭載したミドルレンジスマホでOPPO Reno5 Aの後継機種となります。

生体認証も顔だけでなく画面内指紋認証に対応しているので使いやすさは抜群です。認証精度もミドルスマホとしては速く快適であらゆるシチュエーションで使えるモデルです。

ということで、OPPO Reno7 Aをレビューし実際に使ってどうなのかメリット、デメリットを書いていきます。検討してる方は参考にしてみてください。

OPPO Reno7 Aのメリット
  • サラサラとマットな質感で触り心地良し
  • 大画面なのに軽量で操作しやすい
  • 90Hz可変式リフレッシュレートに対応
  • 顔 + 画面内指紋のデュアル生体認証に対応
  • IPX8・IP6Xの防水防塵規格で安心
  • Felica(おサイフケータイ)に対応
  • 3.5mmオーディオジャックを搭載
  • microSDカードに対応している
OPPO Reno7 Aのデメリット
  • 4K動画撮影ができなくなった
  • フルHD 30fpsの手ぶれ補正が弱い
  • 内蔵スピーカーがモノラル再生
  • Wi-Fi 6に対応していない
  • ワイヤレス充電に対応してない
  • アップデートはもうない?

OPPO Reno7 Aの定価は44,800円ですが発売から1年経過し32,000円で買えるので意外と狙い目の機種だったりします。

通信キャリアも値下げされて楽天モバイルが34,980円、MNPならワイモバイルが18,720円、UQ mobileが21,720円、IIJmioが21,800円とかなりお得です。

→ 動画レビュー

→ 後継機種はReno9 Aです。

OPPO Reno7 Aの特徴

OPPO Reno7 A
OPPO Reno7 Aの特徴
  • 6.4インチ 有機ELディスプレイ
  • 解像度:2,400 × 1,080ピクセル
  • リフレッシュレート:最大90 Hz
  • SoC:Snapdragon 695 5G、メモリ:6GB LPDDR4X
  • ストレージ:128 GB(UFS 2.2)
  • 生体認証:顔 + 画面内指紋認証
  • カメラ:広角 + 超広角 + マクロ + イン
  • 防水防塵:IP68、スピーカー:モノラル
  • 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1
  • NFC:NFC A / B / Felica(おサイフケータイ)
  • ポート:USB-C(USB 2.0)18W
  • ワイヤレス充電:非対応、バッテリー:4,500mAh
  • サイズ:160 × 74 × 7.6 mm、175g
  • OS:Android 11 → 13
  • 端末価格:44,800円
  • 発売日:2022年6月23日(木)

OPPO Reno7 Aは6.4インチの有機ELディスプレイにSnapdragon 695 5Gを搭載しそれなりに快適に使えるミドルレンジスマホです。

顔認証だけでなく画面内指紋認証にも対応してるのであらゆるシーンで快適に画面ロック解除して使い出すことができます。

OPPO Reno7 A 画面内指紋認証

ミドルレンジ帯の画面内指紋認証は精度が悪かったりしますが、 OPPO Reno7 Aはしっかりと反応してくれるので、普段遣いのスマホとして使いやすいものとなっています。

OPPO Reno7 A 背面パネル

OPPO Reno7 Aのリアカメラは広角 + 超広角 + マクロのトリプルカメラ仕様で画質は昼間なら普通にキレイなので普段使いで十分使えるカメラとなっています。(夜間撮影は厳しいです。)

ただし、動画撮影がReno5 Aよりも弱くて4K撮影、フルHD 60fpsの撮影ができず手ぶれ補正の効きも弱いです。これは、Snapdragon 695 5Gを採用した弊害ともいえます。

とはいえ、OPPO Reno7 AはIP68の防水防塵、Felicaによる電子決済ができるなど普段使いで必要な機能は網羅し、費用を抑えながら軽量化したスマホが欲しいならおすすめの1台です。

2〜3万円で買えるのは強い。

Reno7 A レビュー:外観

フラットでマット調なデザイン

OPPO Reno7 Aの本体はフルディスプレイを採用したフラットデザインとなっていて画面下側のベゼルが太くなっています。

OPPO Reno7 A 正面デザイン

サイドフレームもフラットですっきりとしたスタイルとなっていて角を削ったエッジ加工が施されています。

OPPO Reno7 A 右サイド操作ボタン

本体右側にサイドボタンがあって、左側に音量ボタンがあってiPhoneと同じ配置となってるので他社製のAndroidスマホから乗り換えすると少し戸惑うかもしれないですね。

OPPO Reno7 A 左サイド操作ボタン

本体上にはマイクの穴が一つ空いています。

OPPO Reno7 A 本体上部

筐体デザインはこの価格帯のスマホとしては質感の高いものになっています。インカメラはパンチホール型でディスプレイ左側にあります。

OPPO Reno7 A インカメラ

OPPO Reno7 AとOPPO Reno5 Aと本体デザインを比較するとこんな感じです。

OPPO Reno7 AとOPPO Reno5 A

丸みのあるスタイルから角ばったスタイルになって雰囲気が変わりました。リアカメラのデザインもただの海苔だった見た目がレンズ周りがスッキリし爽やかな雰囲気なりました。

端末下には3.5mmオーディオジャックとUSB-Cポートを搭載しています。

OPPO Reno7 A オーディオジャックとUSB-Cポート

充電は18Wに対応してるので18Wまたは30Wの電源アダプタを使って充電が可能です。例えば、30W出力のAnker 711 Chargerを使って充電すると…

8.38V × 1.9A = 15.9Wで充電で可能で約2時間ほどでフル充電が可能で速くはないけど普通の速度ですね。

就寝中に充電しておくのがいいでしょう。電源アダプタは同梱していないので持ってない方は別途購入が必要です。

OPPO Reno7 Aのカードスロットはピンを使って開けるタイプで 排他的デュアルSIMスロットを採用しています。

nanoSIM 1 + nanoSIM 2 または nanoSIM 1 + microSDの組み合わせが可能です。

OPPO Reno7 A カードスロット

au/UQ mobile/ワイモバイルのReno7 AはシングルSIMスロット(nanoSIM+microSD)となります。ただ、eSIMには対応してるのでデュアル通信環境の構築できるのは安心ですね。

Reno7 A レビュー:性能

OPPO Reno7 AのSoC(システムオンチップ)はSnapdraogn 695 5Gを搭載しています。メモリは6GB、ストレージは128GBです。

従来モデルのReno5 Aが700番台のSnapdragon 765Gを採用してたのに、Reno7 Aは600番台のSnapdraogn 695 5Gになったのは少し残念です。

とはいえ、Snapdraogn 695 5GになったことでReno7 Aは5G通信(Sub-6)に対応しこれから5Gエリアが強くなってくことを考えると納得の進化です。

Antutuで性能差を比較しました。Reno7 AはAndroid 13、Reno5 AはAndroid 12での比較となります。

Snapdraogn 695 5G vs Snapdraogn 765G
Antutu スコア比較
モデル OPPO Reno7 A OPPO Reno5 A
CPU Snapdragon 695 5G Snapdragon 765G
GPU Adreno 619 Adreno 620
RAM 6GB 6GB
ストレージ 128GB 128GB
トータル 389499 390750
CPU 117232 116476
GPU 97240 101727
MEM 67528 373
UX 107499 373
バッテリー 2%消費 3%消費
発熱 34.1°(4.5°上昇) 34°(6.9°上昇)

スコアとしてはほぼ同じです。Snapdragon 765 5Gは700番台でシリーズとしては上のSoCですが少し古いチップで世代の新しいSnapdragon 695 5Gと近い性能となるようです。

処理性能の向上はないですが5Gに対応し電力効率も向上してるはずなのでトータルで使いやすく進化してるといっていいのかもしれません。

実際の動作速度

実際にどれくらいの操作感で使えるのかブラウザ、ツイッターの動作を動画にしてみました。

90Hzリフレッシュレートに対応してることもあって滑らかに操作可能で、普段使うアプリの動作は十分快適に操作できるとみていいでしょう。

ミドルレンジスマホなのでゲームもある程度のものならプレイ可能でPUBGモバイルは普通に楽しめます。

OPPO Reno7 A + PUBGモバイル

画質設定は(画質HD / フレームレート高)がデフォルトとなっていて、(画質スムーズ / フレームレートウルトラ)で滑らかにプレイも可能です。

OPPO Reno7 A + PUBGモバイル 画質設定

負荷のかかる原神もとりあえず動作はします。

さすがにミドルスマホなので動作は快適ではないのでストレス溜まりますが、画質、フレームレートを気にしないなら遊べます。

実際の動作感はこんな感じです。

最高画質、フレーム60に設定してプレイしています。初期ステージでこれなので中盤になってくるとコマ落ちしてプレイはしにくくなってきます。

とはいえ、負荷の少ないゲームであればSnapdaragon 695 5GのReno7 Aでも十分プレイ可能で、ちょっとしたゲームが遊べればいいなら問題ないのではないでしょうか。

なお、Reno7 aはRAMの拡張できる機能があります。

Reno7 A RAMの拡張

Reno7 Aはデフォルトで2GB拡張、最大6GBまで拡張が可能で物理6GB + 仮想6GBにできます。ただ、体感の違いは少なくアプリをたくさん起動すると差がわかる感じでしょうか。

Reno7 AのSSDはUFS 2.2と速度が遅くて仮想メモリを増やすと動作が不安定になってゲームのフレームレートが落ちることもあるので基本的にデフォルトの2GBに留めるのがいいでしょう。

発熱について

OPPO Reno7 Aは普段使いで端末が熱くなるようなシーンは少ないですが、原神など負荷のかかるゲームをするとそれなりに発熱はします。

原神を10分ほど動かした状態でAntutuの温度モニターを確認するとCPU温度が58.7°、バッテリー温度が40.6°となってました。

計測器で筐体温度を計測してみたところ…

MAX 41.9°、筐体の中央部分で38.4°となっていました。(室温は25°くらい)

ハイエンドスマホだと45°以上になることもあるのでReno7 Aはあくまでミドルなのでアチアチになることはなさそうですね。

Reno7 Aの電池持ち

OPPO Reno7 Aのバッテリー容量は4,500mAhとReno5 Aよりも500mAhほど増えていて、SoCの電力効率向上の相乗効果で電池持ちは向上しています。

Antutu スコア比較
モデル OPPO Reno7 A OPPO Reno5 A
バッテリー容量 4,500mAh 4,000mAh
YouTube 1時間 93% → 87% 6%消費 50% → 43% 7%消費
PUBG 30分 80% → 73% 7%消費 72% → 63% 9%消費
原神 30分 79% → 72% 7%消費 90% → 80% 10%消費
8時間待機 77% → 75% 2%消費 66% → 63% 3%消費

YouTubeの視聴においては大きな差はないもののゲームプレイ時の電池持ちはReno7 Aの方が良くなってるので、トータルで見てバッテリーライフは長くなっています。

1回の充電で1日はしっかり使えるバッテリー持ちなので安心して使うことができそうです。

Reno7 A レビュー:カメラ

Reno7 Aのリアカメラは広角カメラ、超広角カメラ、マクロカメラのトリプルカメラ仕様で、Reno5 Aにあったモノクロカメラは廃止となっています。

OPPO Reno7 A リアカメラ
カメラのスペック
モデル Reno7 A Reno5 A
広角 48MP(1/2型)・F/1.7 64MP(1/2型)・F/1.7
超広角 8MP・F/2.2
マクロ 2MP・F/2.4
モノクロ 2MP・F/2.4
ズーム デジタル × 6 デジタル × 20
インカメラ 16MP・F/2.4 16MP・F/2.0
動画機能 フルHD 30fps 4K 30fps、フルHD 60fps

センサーサイズはどちらも1/2型と同じですが解像度が6,400万画素から4,800万画素となり出力される写真サイズが1,600万画素から1,200万画素と使いやすい写真サイズになっています。

1ピクセルのサイズが大きくなるので一度に受け取れる光の量が増えて暗所撮影はReno7 Aの方が優位になってそうです。

撮影モード
  • 写真、夜景、動画、ポートレート、アウト/イン同時動画撮影、スローモーション、タイムラプス、プロ、超高解像度、パノラマ、テキストスキャナー、マクロ、ステッカー、Google Lens

カメラの画質:明所撮影

Reno7 Aの広角カメラで撮影してみました。

普通にキレイに撮影可能で色合いは少し濃く表現される傾向がありますが、4,800万画素のセンサーの恩恵もあって高精細な写真に仕上げることが可能となっています。

雨上がりの水玉もキレイに撮影できています。

センサーサイズは1/2型と大きくはないので被写体に寄った時の背景のボケ感は少なめです。自動HDRで白トビは抑えられてますが境界線が少し違和感あるかもしれません。

高画素センサーなのでデジタルズーム2倍での撮影も画質劣化を抑えながら撮影が可能でズームすることで背景のボケ感をより際立たせることが可能となっています。

広角 × 2

Reno7 Aは200万画素のマクロカメラを搭載しています。

マクロ

正直、マクロカメラを使いたくなるようなシーンは少ないですが200万画素のわりにキレイに仕上がってるのではないでしょうか。(マクロカメラはほぼ使うことはない。)

Reno7 AとReno5 Aでカメラの表現の違いを比較しました。

解像感はほぼ同じで大きな差はないですが色味はかなり異なります。

シチュエーションによっても色味がかなり異なるのですが、Reno7 Aの方が青味が強く、Reno5 Aは黄色味の強くなる傾向があります。

解像感はReno5 Aは6,400万画素とより画素数が大きいこともあって高精細でデジタルズームの最大画角もReno7 Aは6倍、Reno5 Aは20倍までと大きな差があります。

Reno5 Aは望遠カメラを搭載していないので20倍までズームできることに少し驚きでもあります。超広角カメラはどちらも1,600万画素ですがReno7 Aの方が明るく色鮮やかでしょうか。

どちらも1/2型のセンサーなので被写体に寄った時の背景のボケ感はほぼ同じです。ただ、処理がReno7 Aの方がコントラストが高くクッキリする傾向があります。

花を撮影してるとよく分かるのですが、Reno7 AとReno5 Aでは色味がかなり異なります。

やはりReno7 Aの方が青味の強い写真に仕上がる傾向があるでしょうか。個人的にはReno7 Aの方が自然な色合いになってると思うので使いやすいカメラになってると感じました。

カメラの画質:暗所撮影

夕暮れから夜にかけての暗所撮影をしてみました。

Reno7 Aは光学式手ぶれ補正を搭載していないので暗所だと手ブレしやすいですが、しっかりスマホを構えることである程度はブレの少ない撮影は可能となっています。

使ってみた感じとして大きく手ブレすることはないので普通に夜間でも撮影はできます。

十分、キレイな写真に仕上げてくれます。ノイズも少ないですしピントが合ってる部分はしっかり解像してくれています。

ただし、電飾看板などは白トビはしやすい傾向です。

オートHDRをONの状態でも白トビしやすいです。夜景モードを使えばHDRをしっかり使ってキレイな表現ができますが、いちいち切り替えをしないといけないのは少し面倒なんですよね。

デジタルズーム6倍での撮影です。

夜間のズーム撮影はReno7 AよりもReno5 Aの方がお上手です。いずれにしても処理が異なるので仕上がりに違いはかなり出てくる印象があります。

Reno7 Aは夜景モードを搭載しています。

夜景モードをONにすると色味などかなり良くなるので暗所撮影は常に夜景モードで撮影してもいいくらいかも。シャッターボタンを押して撮影が終わるまで数秒待つ必要がありますが。

いずれにしてもReno7 Aの夜間撮影は少し厳しいところがありますね。

カメラの画質:ハム子さん、食レポ

ハム子さんです。かなり前に撮影した写真なので太ってます。

少し緑みのある色味ですががふわふわ感は表現できてるのではないでしょうか。Reno 7 Aは時と場合によって色味が狂うことがあるような気がします。

ネギを撮影し比べました。

自然な色味なのはReno7 Aですね。Reno5 Aは少し色味が強くなりすぎて不自然な感じです。

従来モデルのReno5 Aは色味が少し色鮮やかになりすぎたり、個人的にあまり好きな絵作りではなかったですが、Reno7 Aは色が自然になったのである程度は使えるカメラになってるように感じます。

Reno7 A メリット(良いところ)

マットな質感で触り心地の良い筐体

OPPO Reno7 Aは筐体がマットでサラサラとした手触りで質感でデザインもとても良くて個人的はかなり好きな見た目となっています。

Reno7 A 筐体の質感

ケースを付けずにそのまま使っても指紋が付いて汚れることもなくとても扱うことができるのもReno7 Aの良いところでもあります。

もちろん、クリアケースが付属してくるので傷が付くのが嫌な方も安心して使うことができます。

大画面なのに軽量で操作しやすい

Reno7 Aは6.4インチの大画面ディスプレイを搭載していますが、軽量アルミフレームと軽量プラパネルを採用した筐体重量が175gと軽量化したモデルとなっています。

Reno7 A 軽量ボディ

画面サイズが大きいのて片手操作は難しめですが端末が軽いので片手キーボードとの組み合わせで意外と片手でサクッと操作も可能だったります。

Reno7 A 片手キーボード

また、Reno7 Aのスマートサイドバーによって片手でアプリメニューを呼び出すことができます。

Reno7 A スマートサイドバー

あらかじめよく使うアプリを登録しておくことで片手でサクサクとアプリを切り替えができます。

Reno7 A 片手でアプリ切り替え

さらに、サイドバーのアプリアイコンをドラッグ&ドロップすると2画面表示モードに切り替えも可能です。

Reno7 A 片手で2画面表示に

大画面モデルではありますが軽量 + Color OSによって操作性はとても良好です。

Reno7 A 2画面表示機能

画面が大きいので上にYouTubeを表示しながら下にTwitter、Instagram、ブラウザなどながら使いが可能なのでマルチタスクで色々と楽しむなら使いやすいです。

有機ELディスプレイで画面が見やすくなった

従来型のReno5 Aは液晶ディスプレイを搭載し最大輝度は550nitsでしたが、Reno7 Aは有機ELディスプレイになって最大輝度が600nitsとなり画面が明るくなりました。

Reno7 A vs Reno5 A 画面輝度

600nitsと550nitsだと大きな差はなさそうですが、有機ELと液晶だと見え方がかなり異なるので太陽下だったり、斜めから見た時の視認性はReno7 Aの方が向上してるのがわかります。

90Hz可変式リフレッシュレートに対応

Reno7 Aのディスプレイは90Hzの可変式リフレッシュレートに対応しています。

120Hzではないですが60Hzと比べるとスクロールした時のオブジェクトの残像をしっかり抑えることができるので、目に優しいディスプレイとなっています。

画面色モードからディスプレイの色味の細かく調整できるのもいいですね。カスタマイズ性が高いのもReno7 Aのメリットとなるのではないでしょうか。

顔 + 画面内指紋認証に対応

Reno7 Aは顔認証に対応しています。精度、速度はとても良くて顔を向けるだけでサクッと画面ロック解除が可能となっています。

Reno7 A 顔認証

ただし、マスクをしてたり暗いところだと顔認証が使えないので、画面内指紋認証を使って画面ロック解除ができるようになっています。

Reno7 A 画面内指紋認証

ミドルレンジのスマホの画面内指紋認証にしては精度は良くて操作性はとても良いです。

スリープ中に画面が真っ暗になっていても指紋認証のある部分に指を乗せるだけで認証可能です。

大きくの場合はスリープ解除して画面が表示と同時に顔認証してホーム画面に移動するので画面内指紋認証を使う機会は少なめですが、画面が消えた状態でも指で解除してそのまま使い出せるので意外と使いやすいですよ。

防水防塵、おサイフケータイに対応

Reno7 Aは防水防塵 IPX8 / IP6Xの規格に対応しているので、水回りでもちゃんと使えるスマホです。

Reno7a 水濡れ

お風呂に入りながら電子書籍を読んだり、動画を見たり… そんな使い方もアリです。(※ 運が悪いと水没で壊れる場合はあるので自己責任です。でも、安いからね。)

また、Felicaにも対応してるのでSuicaなどの交通系カードだけでなくiD、QUICPayなどの電子決済も使えるので生活の一部として使えるスマホとなっています。

端末価格が安い

Reno7 Aの販路は広くてAmazo、楽天市場でOPPOの公式ストアで購入が可能となっています。定価は44,800円ですが、現在は32,000円くらいで買うことができます。

また、通信キャリアも値下げされて楽天モバイルが34,980円、MNPならワイモバイルが18,720円、UQ mobileが21,720円、IIJmioが21,800円とかなりお得です。

乗り換え前提なら2万円くらいでReno7 Aに機種変更できるのでいいですよね。

Reno7 A デメリット(悪いところ)

4K動画撮影ができなくなった

Reno7 AはSoCにSnapdrargon 695 5Gを搭載したことで内蔵ISP(イメージシグナルプロセッサ)がスペックダウンし4K撮影ができなくなりました。

4K撮影ができないだけならまだ良かったですが、Reno7 AはフルHD 60fpsの撮影にも対応せずフルHD 30fpsからの撮影となります。

フルHD30fpsの撮影も手ブレしやすい

また、電子手ぶれ補正の効きも悪くなっています。

同じフルHD 30fpsで撮影したところReno5 Aは手ぶれ補正がそれなりに聞いてるのに対してReno7 Aはブレブレになってしまいます。

解像度だけでなく手ぶれ補正もISPの影響を受けてるってことなんでしょうね。写真はいいけど動画撮影をすることが多いとReno7 Aはちょっとキツいです。

内蔵スピーカーがモノラル再生

Reno7 Aの内蔵スピーカーはステレオに非対応でモノラルとなっています。

音量は大きいのでお風呂入りながら動画コンテンツの音が聞きづらいことはないので実用は問題ありません。

ただ、せっかくほぼ全部入りのミドルスマホだっただけでにステレオスピーカーに対応してたらもっと良かったのになと思います。

Wi-Fi 6に対応していない

Reno7 AのWi-Fiは「11a/b/g/n/ac」いわゆるWi-Fi 5までに対応しWi-Fi 6(ax)は非対応となっています。

ゲームすることがないなら問題ないですが、ゲームなど大容量データをダウンロードするときに少し時間がかかります。

ワイヤレス充電に対応していない

また、ワイヤレス充電にも対応していません。

この価格帯のスマホでQi充電に対応してるモデルは少ないのでここは仕方ないかもですね。

メジャーアップデートはもうなさそう?

Reno7 Aは2022年6月に発売したスマホで初期OSはAndroid 11でしばらくしてAndroid 12、2023年6月にAndroid 13が配信となってすでに2回メジャーアップデートをしています。

2023年6月にRero9 Aが発売となってReno7 Aは型落ちモデルとなります。なので、もしかしたらAndroid 14の配信はないかもしれません。というのも、Reno5 AはAndroid 12で止まってますし。

なので、より長く使うことを想定するならReno7 aではなく最新モデルを買っておいた方が安心です。

Reno7 A レビュー・評価:まとめ

OPPO Reno7 A

Reno7 Aがおすすめな人は

では、OPPO Reno7 Aがおすすめな人はどんな人か、まとめました。

Reno7 Aがおすすめな人は
  • 画面の大きい軽量スマホが欲しい
  • 購入費用をそこそこ抑えたい
  • お風呂で使うスマホが欲しい
  • 夜間撮影はほとんどしない
  • 動画撮影はほとんどしない

画面サイズの大きい軽量スマホが欲しいならReno7 Aはおすすめです。本体の厚みも7.5mmと薄めで175gと軽量です。

画面サイズが大きくても端末が軽いと意外と片手での操作も苦ではないので普段使いのスマホとしても使えます。大きいスマホが欲しいけど重いのは嫌だって方はReno7 Aはおすすめです。

また、IP68の防水防塵に対応してるのでお風呂に入りながら使うスマホとして使うのもいいですし、何よりも価格が安いので気兼ねなく使えますよね。

定価は44,800円ですが発売から1年経過して2〜3万円前後で買えるのでコスパは良いのではないでしょうか。

Reno7 Aにしない方がいい人は

Reno7 Aにしない方がいい人は
  • 動画もキレイに撮影したい
  • ゲームをより快適にプレイしたい

Reno7 AはSnapdragon 695 5Gを搭載し通常使いにおいて普通に使えますが、動画性能が極端に弱いので動画もキレイに撮影したい方には適しません。後継機種のReno9 Aも同じSoCを搭載するので同じく動画撮影は期待できないのでワンランク上のPixel 7aなどにした方がいいでしょう。

→ 後継機種のReno9 Aを詳しく見る