オウガ・ジャパンがOPPO A79 5Gを2024年2月15日(木)に発売しました。
OPPO A79 5Gは6.7インチの大画面ディスプレイにMediaTek Dimensity 6020を採用したエントリースマホで定価で29,800円、MNP乗り換えならワイモバイルで1円、IIJmioで110円ととにかく安いスマホです。
エントリースマホなので動作は少しモッサリしてますが、先代のOPPO A55s 5Gよりも性能が向上し、とにかく費用を抑えたい大画面スマホが欲しいなら選択肢としてアリです。(間にOPPO A77 5Gがありますが…)
この記事ではOPPO A79 5Gをレビューしています。実際に使ってどうかメリット、デメリットを書いたので参考にしてください。
- 大画面でコンテンツ視聴に適してる
- 90Hzリフレッシュレート対応
- 低価格で128GBのストレージ容量
- microSDカード(1TB)対応
- 顔 + サイドボタン式指紋認証に対応
- ステレオスピーカーを搭載している
- 3.5mmヘッドフォンジャックを搭載
- 33Wの急速充電に対応
- おサイフケータイ(Felica)対応
- Android 14に対応している
- 動作速度は少しモッサリしてる
- 液晶で外だと画面が暗く見える
- 防滴防塵がIPX4 / IP5X(生活防滴レベル)
- 高音質コーデック aptX Adaptive 非対応
- ワイヤレス充電に対応していない
この記事の目次
OPPO A79 5Gの特徴
- 6.7インチ(最大90Hz)液晶ディスプレイ
- 解像度:2,400 × 1,080ピクセル(20:9)
- リフレッシュレート:最大90 Hz
- SoC:MediaTek Dimensity 6020
- メモリ:4GB LPDDR4X、ストレージ:128GB(UFS 2.2)
- 外部ストレージ:microSD(最大1TB)
- カメラ:広角(50MP)+ 深度(2MP) + フロント(32MP)
- 生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証
- オーディオ:ステレオスピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックあり
- 充電:USB-C(最大33W)、ワイヤレス(Qi)非対応
- 通信:Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6、5G / 4G LTE
- バッテリー:5,000mAh、防滴防塵:IPX4 / IP5X
- NFC :Type A / B / Felica 対応
- サイズ:166 × 76 × 78mm、193 g
- OS:Android 13 → 14に対応
- 発売日:2024年2月15日(木)
OPPO A79 5Gは6.7インチの大画面ディスプレイを搭載しSoC(システムオンチップ)はMediaTek Dimensity 6020、メインメモリは4GB、ストレージは128GBを搭載しています。
けっこう大きめな端末ですが本体重量は 193 g と 200 g を切ってるのは思ったほど重量感はなく、画面サイズが大きいので動画視聴や電子書籍も見やすくてコンテンツの見やすさを重視するならおすすめです。
SoC(システムオンチップ)はMediaTek Dimensity 6020を搭載して先代のA55s 5Gよりも向上し90Hzリフレッシュレートにも対応。上位モデルのReno11 A、Reno9 Aと比べると動作はモッサリしてますが落ち着いて使うなら十分使えるスペックはあります。
リアカメラは必要最低限なスペックではありますが、5,000万画素の高画素センサーを搭載しています。もう一つのカメラは深度カメラで背景をぼかすポートレートモード使用時に活かすことができます。
OPPO A79 5GはAmazon、楽天市場の公式サイトだけでなく楽天モバイル、ワイモバイルだとMNPなら1円、IIJmioはMNPなら110円で購入可能です。めっちゃ安いです。1円スマホですね。
OPPO A79 5G レビュー
本体デザイン・サイズ
OPPO A79 5Gの本体デザインは丸みのあるスタイルだったOPPO A55s 5Gから大きく変わって全体的にフラットな角張ったスタイルを採用していて、上位のReno11 Aと同じですね。
サイドフレームは樹脂でマット調の筐体で落ち着いた雰囲気の見た目です。
画面が6.5インチから6.7インチに少し大きくなったことで本体サイズが少し大きくなりました。
- OPPO A79 5G:166 × 76 × 78mm、193 g
- OPPO A55s 5G:162.1 × 74.7 × 8.2mm、178 g
どんどん大きくなっていくスマホ。とくにんエントリー向けの価格の安いスマホは巨大化していく傾向があるので、OPPO A79 5Gは人によっては端末が大きすぎると感じそうですね。
また、操作ボタンの配置が変更となってA55s 5Gは端末左に音量ボタン、右にサイドボタンがあったのがA79 5Gは端末右側に集約しています。
両サイドにボタンがあるとスクリーンショットを誤撮影してしまって他ので、一箇所にボタンがまとめられたのはいいですね。3.5mmヘッドフォンジャックは引き続き搭載しています。
充電ポートはUSB Type-Cを採用しPPS充電、OPPOの専用充電器(SUPERVOOC フラッシュチャージ)で最大33Wの急速充電に対応します。一般的なPPS充電器でも33Wで充電できるのは嬉しいですね。
なお、OPPO A79 5Gの防滴防塵規格はIPX5 / IP4Xに対応。先代のA55s 5GはIPX8 / IP6Xで水に沈めても30分は耐えられる規格でしたがA79 5Gは防滴仕様となりました。
とはいえ、IPX5 / IP4Xは濡れた手で使う、雨に打たれながら使う程度であれば問題ない生活防水仕様なので普段のスマホ使いにおいて困ることはないでしょう。
生体認証は顔認証とサイドボタン式指紋認証に対応しています。
顔認証はマスクを装着してても認識してくれるタイプですが真っ暗になると認証しませんがサイドボタン式指紋認証に対応しています。先代のA55sは顔認証のみで使いにくさ全開でしたがOPPO A79 5Gは暗闇時にも安心して使うことができます。
本体カラーはミステリーブラック、グローグリーンの2色です。
ブラックは光沢パネルなので使ってると指紋は付着しやすく汚れやすいのが少し気になるところです。また、ホワイトカラーがないのも残念ですね。純粋な白が欲しかった。
- 画面が大きくてコンテンツが見やすい
- 顔認証(マスク)に対応している
- サイドボタン式指紋認証に対応している
- 防滴防塵(IP54)に対応している
- 端末サイズは大きい
- IP68 → IP54 にスペックダウン
- 本体カラーにホワイトがない
ディスプレイ:大きくて没入感あり
OPPO A79 5Gのディスプレイは6.7インチの液晶ディスプレイ(2,400 × 1,080ピクセル)を採用しており先代のA55sの6.5インチより大きくなりました。
ベゼルの幅も少しですが狭くなってインカメラが中央部分に移動となって小さくなって画面占有率が広くなっています。
パネルの色味の調整は「画面色モード」から細かくできてリフレッシュレートも90Hzに対応しコンテンツをスクロールした時の滑らかさもしっかり確保しています。
画面サイズが6.7インチと大きく動画を視聴したり、電子書籍を読んだり、ゲームをするのにいいですね。
20:9の画面比率なので2画面表示の表示領域も広く、この価格帯のスマホとしては解像度がフルHDしっかりあるので画質もキレイで視認性も良好です。
画面上で動画を見ながらブラウザで情報収集したりSNSをしたりと使い方はさまざまです。
OPPO A79 5Gは液晶ディスプレイを搭載しています。
最大輝度は680nitsとA55sの550nitsよりも明るく、液晶のわりに見やすいパネルで正面から画面を見るなら外でも視認性は良好です。ただ、液晶なので視野角が狭くて斜めから見ると画面が暗くなります。
有機ELディスプレイのReno9 Aと比べるとこれだけ明るさが違うので、外で使うことが多いなど画面の明るさにこだわるならReno11 A、Reno9 Aなどがおすすめです。
また、OPPO独自の機能も多数搭載しています。
3本指で上にスワイプするだけで画面分割できたり、フローティングウィンドウ、画面内指紋認証の長押しによるクイック起動、スマートサイドバー、キッズモード、シンプルモードなど。
個人的には3本指で画面分割できる機能は手間なく二つのアプリを同時に使い出せるのでとても便利です。
- 画面が大きくて視認性がいい
- 最大90Hzリフレッシュレート対応
- 画面分割しやすい(3本指で)
- OPPO独自機能がたくさん
- 液晶ディスプレイで外だと画面が暗め
オーディオ:ステレオスピーカー対応
OPPO A79 5Gの内蔵スピーカーはステレオに対応しています。先代のA55sはモノラルだったので大きな進化をしています。
しかも、上位モデルのReno11 AがモノラルなのにA79 5Gがステレオに対応してるという摩訶不思議な状況に。音質もこの価格のスマホにしては普通にいいので動画視聴をするのには意外と向いています。
さらに、3.5mmヘッドフォンジャックも搭載しオーディオ周りはReno11 AよりもOPPO A79 5Gの方がスペックは上となります。
なお、高音質コーデックはLDAC、aptX HDに対応し、aptX Adaptiveは非対応となっています。
- ステレオスピーカーを搭載している
- 3.5mmヘッドフォンジャックを搭載
- サウンドプロファイルの調整が可能
- LDAC、aptX HDに対応している
- aptX Adaptiveは非対応
SoC:スペックと性能
OPPO A79 5GのSoC(システムオンチップ)はMediaTek Dimensity 6020を搭載しています。メモリは4GBと少ないですがストレージは128GBあるのでデータはある程度保存可能です。
OPPO A79 5GのDimensity 6020、A55sのSnapdragon 480 5Gはどちらもエントリー向けのSoCですが普段使いにおける性能は十分あります。
Antutu(v10)で性能スコアを計測してみました。
機種 | OPPO A79 5G | OPPO A55s 5G |
---|---|---|
SoC | Dimensity 6020 | Snapdragon 480 5G |
メモリ | 4GB LPDRR4X | 4GB LPDRR4X |
ストレージ | 128GB(UFS 2.2) | 64GB(UFS 2.1) |
総合 | 376195 | 345341 |
CPU | 127537 | 126251 |
GPU | 60577 | 68202 |
MEM | 88410 | 61928 |
UX | 99671 | 88960 |
プロセス | 7nm | 8nm |
グラフィック性能(GPU)はSnapdragon 480 5Gの方が上ですが、CPUやメモリ周りなどはDimensity 6020の方が処理性能が上回っているのが分かります。
実際にOPPO A79 5Gはどれくらいの動作感なのか動画にしてみました。
とりあえず、ブラウザやSNSなど普段使いのアプリは普通に動きます。上位のReno11 Aと比べると少しモッサリとした動作感ですが、慣れれば問題なく使えるレベルで表示速度も十分使えるレベルです。
エントリー向けのSoCなのでグラフィック性能が低いので負荷のかかるゲームアプリを快適に動かすのは難しいですが、軽めのゲームであれば十分遊べるスペックです。
メメントモリを動かしてみました。
まあ、普通に遊べます。レートは少し落ち気味で20〜40fpsで動作してる感じでしょうか。
(ワンランク上のスマホなら30〜50fpsで動作している)
負荷のかかるゲームも遊べないことはないです。原神は(最低)画質がデフォルトなので厳しいは厳しいですが。ただ、ストレージ容量が128GBあるのでいくつもゲーム入れられるのはいいですよね。
無謀にもOPPO A79 5Gに原神をインストールして最高画質、60フレームレートに設定して動かしてみました。
動作はかなり重くて厳しめですが、動くことは動きます。快適ではないですけどね。画質を落としてレートも落とせばとりあえず遊べるかなレベルです。ストレスは溜まるかもしれません(笑)
いずれにしても、ストレージ容量が128GBあるので軽めのゲームをいくつか入れて楽しむことはできそうですし、パズルゲームとかサクッと遊ぶ程度なら大丈夫でしょう。
電池持ち:バッテリーライフが長くなった
OPPO A79 5Gは5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しA55sは4,000mAhだったので1,000mAhも容量が増えて電池持ちが向上しています。
実際にどれくらいの電池持ちか比較しました。
モデル | OPPO A79 5G | OPPO A55s |
---|---|---|
容量 | 5,000mAh | 4,000mAh |
YouTube 60分 | 7%消費 | 8%消費 |
PUBG 30分 | 10%消費 | 9%消費 |
原神(最低30)30分 | 7%消費 | – |
メメントモリ 30分 | 7%消費 | 10%消費 |
8時間待機 | 3%消費 | 3%消費 |
充電 | USB-C 最大33W |
USB-C 最大18W |
バッテリー容量が1,000mAhも増えたわりには大きな差はないですがゲーム時の電池持ちはOPPO A79 5Gの方が良くなる傾向はありそうです。
3Dグラフィックを多用したゲームはGPUの性能が高いA55sの方が良さそうですが、メメントモリのような2Dがメインのゲームは電池持ちがいい傾向があります。
- とりあえず使える性能はある
- ちょっとしたゲームも動かせる
- 1日しっかり持つバッテリーライフ
- 最大33Wの急速充電に対応
- 動作に少しモッサリ感はある
- ワイヤレス充電に対応してない
カメラ:50MP高画素センサーに
カメラの構成は同じで広角、深度のデュアルカメラですが、広角カメラのセンサーが50MP(1/2.74型)高画素センサーに変更となりました。
モデル | OPPO A79 5G | OPPO A55s 5G |
---|---|---|
広角 | 50MP(1/2.74型)・F/1.8 | 13MP(1/3.1型)・F/2.2 |
超広角 | 2MP・F/2.4 | 2MP・F/2.4 |
望遠 | デジタルズーム × 10 | デジタルズーム × 6 |
イン | 8MP(1/3.9型)・F/2.0 | 8MP(1/3.9型)・F/2.0 |
動画性能 | FHD 30fps | FHD 30fps |
高画素センサーになったことで2倍画角の画質が向上し最大で10倍までデジタルズーム撮影ができて撮影の幅が広がることになります。深度カメラも搭載し背景をぼかすポートレート撮影も可能です。
さらに50MPの高画素モードでの撮影もできるので、価格以上にカメラのスペックは高いのかなと感じます。
カメラ:画質が大きく向上した
OPPO A79 5GとA55s 5Gでカメラの画質を比較してみました。
解像感が高くなって画質が向上してるだけでなく、色味も自然になっていい感じです。A55sは少し昔っぽいレトロ感溢れる写真になってたのだいぶ変わった印象です。
2倍画角も解像感が向上しています。
意外とA55sのカメラも古臭い感じで自然な仕上がりなので個人的にいいかなって感じはありますが、普段使っていて撮影しやすいのはスペックが向上しているA79 5Gの方です。センサーサイズも少し大きくなってるので被写体に寄った時の背景のボケ感もA55sよりも大きく表現できます。
物撮りや人物撮影になってくると画質の差は大きくA79 5Gの方が解像感が高くて満足度の高い写真に仕上げることができます。
暗所撮影においても解像感が高くなっています。広角2倍画角でもこれだけしっかり撮影できるので、カメラにこだわりがないなら十分使えそうですよね。
A55sは全体的にボヤッとした画質に仕上がる傾向がありますが、A79 5Gはボヤけることなくクッキリとした画質で撮影ができます。
同じ画角でもこれだけ画質が変わってくるのは凄いですよね。13MPから50MPになって画像処理エンジンが強化され照ることが功を奏してるのでしょうか。
カメラ:動画は手ぶれに少し強くなった
OPPO A79 5Gの動画撮影はフルHD 30fpsに対応しています。それ以上の解像度、フレームレートでの撮影はできないのは残念ではありますが、先代のA55sよりも手ぶれ補正が効くようになりました。
補正に違和感がある場面もありますが、撮影はしやすくなったように感じます。白トビもしにくくなってる(といっても、白トビしてるけど)ので、あくまでちゃんと撮影はできるというレベルです。
カメラ:作例をいくつか
OPPO A79 5Gで撮影した作例をいくつか置いておきます。
※ タップで画像を拡大できます。
OPPO A79 5Gは価格の安いスマホなので価格の高いスマホと比べると画質は劣りますが、それでもこんな感じの普通にキレイで自然な色味での撮影ができるのでカメラにそこまでこだわりないなら十分使える性能ではないでしょうか。
- 広角カメラの画質が向上(A55sより)
- 色味もより自然になって撮影しやすく
- 2倍ズームの解像感が良くなった
- 動画撮影中の手ぶれ補正が強くなった
- 超広角カメラを搭載してない
- 望遠画角の画質はイマイチ
- FHD 60fpsの撮影に非対応
端末価格:リーズナブルで買いやすい
OPPO A79 5Gは公式ストアで29,800円で購入可能で公式のAmazon、楽天市場店などでも購入できます。また、通信キャリアでも取り扱いをしており楽天モバイル、ワイモバイル、IIJmio、マイネオ…などでも購入できます。
- 公式ストア:29,800円
- 楽天モバイル:33,800円(初めて + MNP:ポイント還元で実質21,800円)
- ワイモバイル:21,996円(MNP:1円)
- IIJmio:26,800円(MNP:110円)
少しでも安く手に入れたいならワイモバイル、IIJmioが素直に割引してるのでお得感がありますね。乗り換えなら1円または110円でOPPO A79 5Gを買うことができます。めっちゃ安いです。
OPPO A79 5G レビュー:まとめ
OPPO A79 5Gは6.7インチの大画面ディスプレイにDimensity 6020を搭載したエントリースマホですが、最後にどんな人におすすめかまとめます。
OPPO A79 5Gがおすすめな人は
OPPO A79 5Gは大画面スマホをとにかく安い費用で使いたい人におすすめで端末価格も29,800円、ワイモバイル、IIJmioなら1円、または110円で購入できるのでお金払いたくない!って人に最適です。
- 1円〜110円の大画面スマホが欲しい
- 動画コンテンツを楽しみたい(大画面+ステレオ)
- 動作速度は気にしない、普通に使えればいい
- ゲームはたまに遊ぶ程度
- おサイフケータイ(Felica)を使う
画面が6.7インチと大きいだけでなく内蔵スピーカーがステレオに対応してるので動画コンテンツを視聴するのにも適しています。
動作速度は少しモッサリしてるところはありますが、ブラウジングやSNSなど一般的な使用用途においては十分使えるスペックです。電子書籍も見やすい画面サイズですしスマホにそこまで性能を求めないならおすすめです。
また、おサイフケータイ(Felica)にも対応しSuicaなどの交通系カードも使えるのでメインスマホとして使えるのもいいですよね。ワイモバイルなら1円、IIJmioなら110円で乗り換えなら購入できます。
めっちゃ安いです。しかもデザインも普通にいいですし!
→ 旧型のOPPO A55s 5Gはこちら
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