画面が大きいのに軽いiPhone 14 Plus、なかなか良いのでは…?
発売前は微妙な感じのiPhone 14 Plusでしたが、実際に買って手にしてみるとめちゃくちゃ良い感じ..。120Hzに対応していない物足りなさはありますが大きい画面をササっと使える魅力は大きいです。
この記事では、iPhone 14 Plusのデザイン・サイズ・性能・動作速度・カメラをレビューしています。実際に使ってどうなのかメリットやデメリットも書いているので大画面のiPhone 14 Plusを検討してる方は参考にどうぞ!
- 6.7インチの大画面で見やすく使いやすい
- 本体が大きいのに軽量で使いやすい
- 普段使いなら2日は持つバッテリーライフ
- A15 Bionic(GPU 5コア)で性能が高い
- 4Kシネマティックモード(30fps)対応
- アクションモードで強力な手ぶれ補正
- 内蔵スピーカーの音質が良い
- Bluetooth 5.3に対応している
- eSIMクイック転送で簡単に回線切り替え
- MagSafeアクセサリーが使える
- 120Hzに対応していない
- 常時表示ディスプレイに非対応
- 望遠カメラを搭載していない
- 3.5mmオーディオジャックがない
- Lightningポートを搭載している
- 端末価格が134,800円と高め
iPhone 14 Plusの価格は134,800円でApple公式サイト、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで購入が可能となっています。
[adiphone2022d]
この記事の目次
iPhone 14 Plusの特徴
ディスプレイ | 6.68インチ(2,778 × 1,284ピクセル) Super Retina XDRディスプレイ(有機EL) 60Hzリフレッシュレート |
---|---|
SoC | A15 Bionic |
メインメモリ | 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 128 / 256 / 512GB |
生体認証 | 顔認証(Face ID) |
広角(26mm) | 1,200万画素(1/1.67型)・ƒ/1.5 センサーシフト式手ぶれ補正 |
超広角(13mm) | 1,200万画素(1/2.55型)・ƒ/2.2 |
望遠 | – |
インカメラ | 1,200万画素・ƒ/1.9 Focus Pixelsを使ったオートフォーカス |
オーディオ | スピーカー:ステレオ 空間オーディオに対応 |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.3、5G通信(Sub-6) |
NFC | NFC A/B/Felica(おサイフケータイ対応) |
バッテリー | 4,325 mAh |
防水防塵 | IP68(水深6mに30分耐えられる) |
ポート | Lightning |
サイズ・重量 | 160.8 × 78.1 × 7.8 mm・203 g |
発売日 | 2022年10月7日 |
iPhone 14 Plusの筐体デザインは同じ標準モデルのiPhone 14とほぼ同じでアルミフレームと光沢ガラスを採用したポップな雰囲気のスマホとなっています。
iPhone 14 Plusの正面デザインは従来モデルと同じノッチがあるデザインとなっていますが、画面サイズが6.7インチと大きいのでめっちゃ見やすいです。
やっぱり画面が大きいとブラウジング、Twitter、Instagram、動画視聴、ゲームの全てにおいて見やすいので体験レベルがワンランク上がる感じがします。
しかも、iPhone 14 Plusは6.7インチなのに重量が203gと6.1インチのiPhone 14 Proの206gよりも軽量で持ちやすいのが最高に良きです。持ってて手が疲れにくいですし布団に入りながらTwitterをしてても全然問題なしです。
iPhone 14 Plusは画面上にノッチのあるスタイルでパッと見は2021年のiPhone 13 Pro Maxとほぼ同じデザインですね。
iPhone 14 Plusのリアカメラは広角、超広角のデュアルカメラを採用し、広角カメラはiPhone 13 Proと同じ1/1.67型のセンサーを搭載し暗所撮影にも強いカメラとなっています。
画素数は1,200万画素と同じですがセンサーサイズが大きく接写した時の背景のボケ感も大きく表現が可能で動画撮影もシネマティックモードが4K(30 / 24 fps)に対応し高精細に背景のボケ味を楽しめます。さらに、アクションモードで強力な手ぶれ補正に対応しています。
6.7インチの大画面なので撮影してる時のプレビュー画面の視認性もいいので写真や動画を撮影することが多い方もiPhone 14 Plusはおすすめです。
iPhone 14 Plusの比較動画レビューはこちらです!
iPhone 14 PlusはApple公式ストアで134,800円〜と強気な価格設定ですが、Paidyあと払いプランApple専用ならiPhone 13よりも安く月々の支払いを抑えることができます。
- iPhone 13(128GB):4,491円 / 24回
- iPhone 14 Plus(128GB):3,744円 / 36回
iPhone 14 Plusは36回払いに対応し月々の支払いは少なくなります。他にもAmazon、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天でiPhone 14 Plusを購入できます。
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iPhone 14 Plus レビュー
では、iPhone 14 Plusをレビューしていきます。
本体デザインは落ち着いた雰囲気で良し
iPhone 14 Plusのカラーラインナップはミッドナイト、スターライト、パープル、Product RED、ブルーの5色から選べます。
今回レビューしているiPhone 14 PlusはパープルでiPhone 11っぽい淡い薄めの紫色、ピンクに近い色合いに仕上がっています。
iPhone 14 Plusの筐体素材はiPhone 14をベースとしていて、サイドフレームは指紋が付きにくいアルミ素材となっていてサラサラと手触りのいいです。
操作ボタンは筐体右上にサイドボタンを搭載し、左側に音量ボタンとミュートボタンがあるのは今までのiPhoneと同じスタイルで位置も変わりないです。
ボタンの位置は同じだけどカメラが大きくなったのでケース併用はできないので注意です。本体上はアンテナラインがあるだけのシンプルなスタイルとなっています。
デュアルカメラとはいえ、1/1.67型のセンサーを搭載したことでカメラ部分が少し大きくなってiPhone 14 Plusを机に置いたときはガタ付きがあります。
iPhone 14 Proと比べるとだいぶマシですがテーブルに置いてゲームをするとガタガタとなって少し気になるかもしれません。
外部ポートはお馴染みのLightningを採用しています。
iPhone 14 Plusの同梱品として充電ケーブル(USB-C to Lightning)が付属してますが充電アダプタありません。
iPhone 14 Plusのバッテリー容量は4,325mAhと大きく5Wの小さい充電アダプタだと充電速度がめちゃくちゃ遅く、可能なら20W以上の電源アダプタを使いましょう。
30分でiPhone 14 Plusを50%チャージできます。
また、2ポートあるApple 35Wデュアル充電アダプタを使えばiPhone 14 PlusとAirPods Pro(第2世代)やiPad mini(第6世代)を同時充電できます。
純正はいいですが、少し高いので出力の高いAnker Nano II 45W、デュアルポートのAnker 521あたりも選択肢としてはアリです。
さらに、iPhone 14 PlusはMagSafe充電に対応しMagSafe充電器やMFi認証を受けた充電器で最大15Wの急速充電が可能となっています。(Qi充電は7.5Wとなります。)
最大15Wの急速充電に対応してるので2時間くらいでフル充電可能。普段使いにおいてはわざわざLightningケーブルを使う必要がないくらい便利ですよ。
iPhone 14 Plusも純正ケースを組み合わせて使うのがいいと思いますが、端末サイズが大きいのでケースなしで使うのもアリです。
ケースなし状態でMagSafeレザーウォレットを付けると持ちやすくてめっちゃいい感じです。落としたらボコボコになって終了ですが😇
iPhone 14 Plusは本体左にSIMカードスロットを搭載し付属のピンを使ってスロットを開けて、nanoSIMを1枚入れられます。
iPhone 14 Plusは「eSIM」のデュアル環境(DSDV)が可能で、デュアルeSIMに対応し「eSIM クイック転送」でiPhone同士で直接回線の切り替え(厳密にはキャリアに切り替え手続きがいってる)できます。
今まではキャリアで手続きして時間がかかってたのが物理SIM並みに回線切り替えもできるので、慣れたら便利ですね。
デカい、軽い、めっちゃ使いやすい
iPhone 14 Plusは6.7インチのディスプレイを搭載し、本体サイズは160.8 × 78.1 × 7.8 mmと大きいスマホとなっています。
デカいです。でも軽いので意外と持ちやすくて使いやすいんですよ。
iPhone 14 Plus、iPhone 14、iPhone 13 miniで比較するとこれくらい本体サイズが変わってきます。
ただ、本体重量が203 gと軽くて持ちやすく操作しやすいのがiPhone 14 Plusのいいところで端末の持ち方によっては片手で操作もできるので意外と操作性は良かったりするんですよね。
普通の持ち方だと片手で文字入力は難しいですが…
持ち方をこのように指で背面を支える形にすることで..
6.7インチの大画面ディスプレイのiPhone 14 Plusを片手で操作することもできます。
iPhone 14 Pro Maxだと重量が240gあって重くて手が疲れますが、iPhone 14 Plusなら意外と大丈夫で6.7インチを片手で使うこともできちゃいます。
デカいのに操作性が良いスマホってなかなか無いので最高です。
ただし、物理的に大きいことには変わりないのでポケットに入れると座りにくい、おしりポケットからはみ出るなどの不都合はあるので使い方次第なところはあります。
6.7インチの大画面は視認性が良い
iPhone 14 Plusは6.7インチの大きい有機ELディスプレイ(Super Retina XDR)を採用し解像度は2,778 × 1,284ピクセルとなっています。
iPhone 14 Plusのディスプレイの仕様はiPhone 14と同じで広色域(P3)に対応したHDRディスプレイを採用し画面輝度も最大輝度800ニト(標準)と明るめです。
6.7インチはどれくらい大きいのか6.1インチのiPhone 14、5.4インチのiPhone 13 minと比較しました。
ホーム画面はアイコンがただ単に大きくなるだけなので6.7インチになるメリットは画面が大きくなるだけと少ないですが、アプリによっては一度に表示できる情報量が増えます。
1度に表示できる情報量が増えるとスクロールする量も減るので手の負担を減らすことができます。
YouTubeやAmazonプライムビデオなど動画視聴も画面が大きくて見いやすいですし、ランドスケープモードで迫力の大画面で映画やアニメも楽しめます。
また、画面が大きいので撮影もしやすいです。
望遠カメラはないですが、広角、超広角カメラともに画質はキレイですし、写真動画撮影が捗ります。電池持ちも良いので動画撮影する方はiPhone 14 Plusはとてもいいんじゃないでしょうか。
120Hzリフレッシュレートに非対応
ただし、iPhone 14 Plusは120HzのProMothionテクノロジーも非対応で60Hzのリフレッシュレートのままです。
120Hz対応していないのが最高に残念なところでもあります。ProMotionテクノロジーは「Pro」が付いてるので標準のiPhone 14 Plusで対応しないのは分かります。Proの特権ですよね。
ただ、現実問題として6.7インチの大画面で60Hzはどうしてもスクロールした時の文字の残像は気になりますし、しかも、134,800円で60Hzのスマホなかなか厳しいですよね。
ということで、今後のiPhoneの標準モデルには「TrueMothionテクノロジー」と名称を変えてでも120Hzを対応してほしいですね。
ProMothionを1-240Hzにして、TrueMothionは10-120Hzにすれば差別化できそうじゃないですか。もう、これしかないです。次のモデルは是非とも120Hzに対応指定欲しいです。
横向きFace ID(顔認証)に対応
iPhone 14 Plusの生体認証はFace IDによる顔認証に対応して顔を向けてスワイプするだけでサクッと画面ロック解除ができて、マスクしてても使えて普通に使いやすいです。
横向きFace IDにも対応し横で操作するアプリでログインするときにiPhoneを縦に持ち直すことなくスムーズに自動パスワードが使えます。
ただし、残念なことに横向きFace IDはマスクをしてると使えません。マスク対応Face IDは縦持ちのみ対応となるので外で横持ちて使ってる方は恩恵はなさそうですね。
内蔵スピーカーはステレオに対応
iPhone 14 Plusの内蔵スピーカーはステレオに対応し。低音から高音まで一つ一つの音がしっかり鳴って良い音で音楽を楽しめます。
上位のiPhone 13 Pro Maxとほぼ同じ音質なので内蔵スピーカーのクオリティは高いです。外部スピーカーなくても満足できる音質です。
ドルビーアトモス対応で内蔵スピーカーでも広がりのある音を体感も可能ですし、ワイヤレス接続でAirPods(第3世代)など接続して空間オーディオを楽しめます。
Bluetooth 5.3に対応した
iPhone 14 Plus はBluetooth 5.3に対応しています。
Bluetooth 5.3は最新の規格でApple Watch Ultra、Apple Watch 8も対応していてこの組み合わせでの接続性能向上に期待できます。
さらに、AirPods Pro(第2世代)もBluetooth 5.3に対応しているので接続性能、音質向上、新機能に今後期待ができます。
5GPUのA15 Bionicを搭載している
iPhone 14 ProのSoC(システムオンチップ)は最新のA16 Bionicですが、iPhone 14 PlusはiPhone 13 Pro Maxと同じA15 Bionicを搭載しています。
ただ、A15 Bionicの5コアGPUになってグラフィックの性能が向上しメモリの容量も6GBとiPhone 13 mini・13に搭載しているA15 Bionicより性能は高いです。
モデル | iPhone 14 Plus | iPhone 13、13 mini |
---|---|---|
SoC | A15 Bionic | |
CPU | 6(2 + 4コア) | |
GPU | 5コア | 4コア |
Neural Engine | 16コア:15.8兆回/秒 | |
メモリ | 6GB LPDDR4X | 4GB LPDDR4X |
ストレージ | 128 / 256 / 512 GB | |
プロセス | 5nm(N5P) | |
トランジスタ数 | 150億個 |
Geekbench 5でA15 Bionicの性能を計測してみました。
モデル | iPhone 14 Plus | iPhone 13 mini |
---|---|---|
SoC | A15 Bionic | A15 Bionic |
メモリ | 6GB / 128GB | 4GB / 128GB |
シングルCPU | 1734 | 1737 |
マルチCPU | 4698 | 4651 |
GPU(Metal) | 12683 | 11044 |
CPUの性能は全く同じでGPUが4コアから5コアになったことで10〜15%ほど処理性能が向上しています。
AntutuでiPhone 14 Plusの性能を計測しました。
モデル | iPhone 14 Plus | iPhone 13 |
---|---|---|
SoC | A15 Bionic | |
メモリ | 6GB / 128GB | 4GB / 128GB |
総合 | 809767 | 752467 |
CPU | 212573 | 207284 |
GPU | 344007 | 330464 |
MEM | 118860 | 108275 |
UX | 134327 | 106444 |
基本性能は同じですがGPUのコア数が 4 → 5 になってグラフィックの性能が向上。わずかな差ですがiPhone 14 Plusの方がメモリ容量も多くてゲームの安定感が向上してます。
負荷のかかるアプリを使った後の動作も6GBのメモリのあるiPhone 14 Plusは安定してるのでトータルで見てもiPhone 13よりも快適に使うことはできます。
ただ、普段使いにおいては大きな差はありません。
快適な動作速度
iPhone 14 Plusの実際の動作をSafariブラウザ、Twitterで動画にしてみました。
1世代前のSoCのA15 Bionicを搭載してるiPhone 14 Plusですが快適に動作しています。何よりも6.7インチと画面サイズが大きくて見やすいのがいいですよね。
ゲームも快適に遊べる性能
iPhone 14 Plusは高性能な5コアGPUを内蔵したA15 Bionicを搭載しゲームもストレスなく遊べる性能を持っています。
ただし、4コアGPUのA15 BionicのiPhone 13と比べても差はほとんどないです。
PUBGモバイルの画質設定「HDR」、フレームレート「極限」、FHDもロビーからデータをダウンロードしてより高精細でキレイな画面でプレイができます。
動作が重めも「原神」もiPhone 13 Pro Maxと同じ5コアGPUのA15 Bionic、6GBのメモリでストレスなくゲームを楽しめます。
画質のデフォルト設定は「高」、「最高」にしてもまだ余裕のあるオレンジのバーなのでA15 Bionicでも画質を上げて原神を快適に遊べます。
iPhone 14 Plusは120Hzのリフレッシュレート非対応でフレーム設定は「60」まで。ただ、A16 BionicのiPhone 14 Proでも120Hzの設定は負荷がかかるのでA15 Bionic(5GPU)+ 6GBはバランスが取れてます。
また、負荷のかかるゲームだと発熱はしますがiPhone 14 Plusは端末サイズが大きいこともあって放熱性能がいいのか熱くなりにくいような感じがします。
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iPhone 14 Plusの電池持ち
iPhone 14 Plusは4,325mAhの大容量バッテリーを搭載し、とにかく電池持ちが良いです。アプリ単体でバッテリー消費量を確認してみました。
iPhone | 14 Plus | 14 | 13 |
---|---|---|---|
バッテリー | 4,325mAh | 3,279mAh | 3,227 mAh |
画面駆動 | 60Hz | 60Hz | 60Hz |
YouTube 60分 | 76 → 71% 5%消費 | 86 → 80% 6%消費 | 85 → 80% 5%消費 |
PUBG 30分 | 66 → 61% 5%消費 | 75 → 67% 8%消費 | 71 → 63% 8%消費 |
原神 30分 | 69 → 63% 6%消費 | 64 → 57% 7%消費 | 77 → 72% 5%消費 |
8時間待機 | 61 → 57% 4%消費 | 67 → 62% 5%消費 | 62 → 57% 5%消費 |
アプリ単体だと大きな差は出ないものの、iPhone 14よりもiPhone 14 Plusの方が消費量が少ないのは間違いないです。
また、通常使いにおいては充電してから31時間使用しても41%消費して、まだ49%の電池残量となっています。
ゲームとかせず普通にブラウジング、Twitter、音楽をAirPods(第3世代)で聴くらいなら2日間は充電せずにiPhone 14 Plusを使えそうな勢いです。
とにかくiPhone 14 Plusはめちゃくちゃ電池持ちが良いので充電せずに長く使いたいならいい選択肢になりそうですね。
iPhone 14 Plus カメラのレビュー
では、iPhone 14 Plusのレビューをしていきます。
カメラのスペック
iPhone 14 Plusのリアカメラは広角、超広角のデュアルカメラを採用しています。
広角カメラがiPhone 13 Pro Maxと同じ1,200万画素(1/1.88型)→ 1,200万画素(1/1.67型)のセンサーになってカメラのレンズが少し大きくなっています。
iPhone | 14 Plus | 13 mini |
---|---|---|
広角 | 12MP(1/1.67型)・F/1.5 | 12MP(1/1.88型)・F/1.6 |
超広角 | 12MP(1/3.4型)・F2.4 | 12MP(1/3.4型)・F2.4 |
望遠 | – | – |
フロント | 12MP・F1.9 | 12MP・F2.2 |
高画質技術 | Photonic Engine、スマートHDR4、DeepFusion | スマートHDR4、DeepFusion |
iPhone 14 PlusとiPhone 14は同じカメラ構成で新画像処理エンジン・Photonic Engineでより自然で高精細な撮影が可能で、とくにデジタルズーム時の画質が13より向上しています。
動画撮影は4Kシネマティックモード、強力な手ぶれ補正のアクションモードに対応し動画もキレイに手ぶれを抑えての撮影が可能となっています。
広角カメラの画質はとてもキレイ
では、iPhone 14 Plusでどんな写真を撮影できるのかレビューしていきます。まずは広角カメラの画質からです。
(画像をタップして拡大できます。)
iPhone 14 Plusと13 miniで比較しても画質はほぼ同じです。
とはいえ、iPhone 14 Plusはセンサーサイズが 1/1.88 → 1/1.67型 と大きくなって新画像処理エンジン・Photonic Engineにより画質は13 miniよりも上回っています。
とくにデジタルズームだとiPhone 14 Plusは自然で解像感の高い写真を撮影可能です。2〜3倍ズームならデジタルズームでも分からないくらいの画質があるので望遠での撮影が少ないならiPhone 14 Plusで問題なさそうです。
iPhone 14 Plusの広角カメラは1/1.67型のそこそこ大きめのイメージセンサーを搭載しているので、被写体によって背景を物理的にぼかすことも可能です。
iPhone 14 Plusと13 miniの広角カメラの被写体深度はあまり違いはありません。
微妙にiPhone 14 Plusの方が玉ボケが大きい部分があったりしますが、ほぼ同じボケ量となっています。レンズの明るさもF/1.5と明るめなので夜間の暗いシーンもしっかり撮影できます。
まあ、iPhone 14 PlusもiPhone 13 miniもどちらも同じように撮影できますが。ただ、最短撮影距離は13 miniよりも14 Plusの方がわずかに長く被写体には寄りにくいかもしれません。
スマホでこれだけキレイに背景ぼけが楽しめれば十分かもしれませんね。
ピントの合ってる部分は高精細に色合いもいい感じに仕上げてくれます。
明るいシーンはiPhone 14 Plus、13 miniともにほぼ同じような写真に仕上がるので、14シリーズで小さいモデルがないと落胆しなくても普通にiPhone 13 miniを選んで問題ないでしょう。
暗いシーンもキレイに撮影できる
夜の東急スクエアをiPhone 14 Plusの広角カメラで撮影してみました。これくらいの明るさだとナイトモード発動はならず通常撮影となります。
このようなシーンにおいても14 Plus、13 miniとも同じような明るさの写真に仕上がります。
ただ、デジタルズームで撮影すると13 miniよりもiPhone 14 Plusの方が解像感の高い写真になる傾向があります。
広角カメラのセンサーサイズが大きくなって暗所撮影に強くなっただけでなく、Photonic Engineの恩恵があるのかもしれません。
iPhone 14 Plusは望遠カメラはないですが、デジタルズーム×2の撮影もそこそこキレイに自然に撮影ができます。
ぱっと見は13 miniのデジタルズーム×2と同じですが、細かいところを見てくとiPhone 14 Plusの方が表現が自然で解像感が高くなっています。
さらに、iPhone 14 Plusはナイトモードの画質も向上しています。
少し分かりにくいですが13 miniのナイトモードは少しぼやけてるのに対してiPhone 14 Plusは地面の模様も高精細に再現できています。(見にくかったら画像をタップして戻ってきてください)
スマホの画面ではわかりにくいかもしれませんが、ナイトモードでの撮影が多くてモニターで画像を見ることがあるならiPhone 14 Plusにするメリットは大きそうです。
それくらい解像感が高くなって画質が向上しています。
超広角カメラの画質も向上している
iPhone 14 PlusとiPhone 13の超広角カメラのスペックは同じが、レンズ周辺の解像感が向上し全体的に画質が向上しています。
セブンイレブンの看板の解像感は13 miniよりも14 Plusの方が高精細です。
スマホの小さい画面だと分からないレベルですが、モニターで表示させたときは解像感が変わってくるので、同じスペックのカメラでも14 Plusは処理の仕方が向上してるようです。
シネマティックモードが4Kに対応した
iPhone 14 Plusはシネマティックモードが進化して4Kに対応しフレームレートは30fps、24fpsのどちらかで、13はフルHDだったので大きな進化となっています。
どんな感じで撮影できてるかはYouTubeで14と13で比較しています。(→ シンスペース:YouTube)
アクションモードが追加された
通常モードの動画撮影も「手ぶれ補正拡張」が追加されて、少しだけクロップをかけることで4K60fpsでも従来モデルよりも手ブレを抑えてくれます。
さらに、アクションモードにも対応しより強力に手ブレを補正してくれます。解像度は2.8K、フルHDですが60fpsでの撮影も可能。
どんな感じで撮影できてるかはYouTubeでiPhone 14 Proですが比較しています。(→ シンスペース:YouTube)
iPhone 14 Plus スペック
ディスプレイ | 6.7インチ(2,532 × 1,170ピクセル) 有機ELディスプレイ 60Hzリフレッシュレート |
---|---|
SoC | A15 Bionic |
メインメモリ | 6GB LPDDR4X |
ストレージ | 128 / 256 / 512GB |
生体認証 | 顔認証(Face ID) |
広角(24mm) | 1,200万画素(1/1.67型)・ƒ/1.5 センサーシフト式手ぶれ補正 |
超広角(13mm) | 1,200万画素(1/3.4型)・ƒ/2.4 |
望遠 | – |
インカメラ | 1,200万画素・ƒ/1.9 Focus Pixelsを使ったオートフォーカス |
オーディオ | スピーカー:ステレオ 空間オーディオに対応 |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.3、5G通信(Sub-6) |
NFC | NFC A/B/Felica(おサイフケータイ対応) |
バッテリー | 4,325mAh |
防水防塵 | IP68(水深6mに30分耐えられる) |
ポート | Lightning |
サイズ・重量 | 160.8 × 78.1 × 7.80 mm・203 g |
価格 | 128GB:134,800円 256GB:149,800円 512GB:179,800円 |
発売日 | 2022年10月7日 |
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iPhone 14 Plus レビュー:評価まとめ
iPhone 14 Plus メリット・デメリット
- 6.7インチの大画面で見やすく使いやすい
- 本体が大きいのに軽量で使いやすい
- 普段使いなら2日は持つバッテリーライフ
- A15 Bionic(GPU 5コア)で性能が高い
- 4Kシネマティックモード(30fps)対応
- アクションモードで強力な手ぶれ補正
- 内蔵スピーカーの音質が良い
- Bluetooth 5.3に対応している
- eSIMクイック転送で簡単に回線切り替え
- MagSafeアクセサリーが使える
- 120Hzに対応していない
- 常時表示ディスプレイに非対応
- 望遠カメラを搭載していない
- 3.5mmオーディオジャックがない
- Lightningポートを搭載している
- 端末価格が134,800円と高め
iPhone 14 Plusは6.7インチの大きなディスプレイを搭載しiPhone 13 Pro Maxと同じサイズ感ですが、端末が軽いので持ちやすく長時間使っても手が疲れないメリットがあります。
また、バッテリー容量も多く電池持ちがとても良いです。普段使いだと2日は持つくらいのバッテリーライフ性能なのでとにかく電池持ちを重視したいならiPhone 14 Plusはおすすめです。
iPhone 14 Plusの最大のデメリットは120HzのProMothionテクノロジーに対応していないところでしょう。6.7インチの大きな画面を搭載しつつ60Hzは残念すぎます。
ただ、iPhone 12 Pro Maxなど「Pro」でも120Hzに対応していないモデルからの乗り換えならiPhone 14 Plusにしてもなんら問題ないですし、常時表示ディスプレイにも対応してないですがApple Watchをしていればとくに困ることはないでしょう。
[adiphone2022d]
iPhone 14 Plus どんな人におすすめ?
では、iPhone 14 Plusはどんな人におすすめなのか?
- 大画面のiPhoneを軽く扱いたい
- 電池持ちがとにかく良いのが欲しい
- 動画撮影を長時間撮影したい
- XS Max以前のモデルからの機種変更
- AirPods Pro(第2世代)を検討している
- Paidy後払いで月々の費用を抑えたい
6.7インチの大きなディスプレイを搭載してるモデルは最新ではiPhone 14 Pro Max、過去にもiPhone 13 Pro Maxがありますが、iPhone 14 Plusは端末が軽いので操作しやすいです。
また、画面が大きいので写真、動画撮影がしやすくてバッテリー容量が多いこともあって長時間撮影にも適しています。YouTubeなど動画をアップしたい方にもiPhone 14 Plusはおすすめです。
実機を触ると感じる14 Plusの魅力
iPhone 14 Plusは発売前はパッとしないモデルだなぁ..といった感じでしたが、実際に手にして使ってみると魅力を感じられるバランスの取れた良い端末だと感じます。
たしかに画面が大きくて端末が大きくて操作しにくいと感じる場面はありますが、6.1インチモデルと違って頑張って片手で使うことを諦めて両手で使おうとするので意外と快適に使える魅力がありますよ。
[adiphone2022d]
→ iPhone 14 Plus 純正ケース、iPhone おすすめ周辺機器はこちら
→ iPhoneの比較はこちら
https://sin-space.com/entry/iphone-size→ iPhone 15・14・13の違いはこちら
→ iPhone 15を詳しく見る
→ 新型iPhone 16 について
→ 2024年のApple新商品について
いつも的確なレビューとても参考になります。
14plus買いましたがバッテリー持ちが最高でそれほど重さも感じなくいい感じです。皆さんに14plusの良さを知ってほしいですね!