SHARP AQUOS sense6sは2022年4月28日にau、UQ mobileで発売したAQUOS sense6の派生モデルとなっています。
AQUOS sense6sは6.1インチディスプレイ、Snapdragon 695 5Gにトリプルカメラ、5G通信、FeliCaによるおサイフケータイ、IP68防水防塵に対応したミドルレンジスマホです。
この記事では、AQUOS sense6sのデザイン・サイズ・性能・動作速度をレビュー。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットも書きました!
- 6.1インチで片手で使えるサイズ感
- 有機ELで色鮮やかで明るいディスプレイ
- 顔 + 画面内指紋認証でマスクしながら使える
- 4,570mAh 大容量バッテリーで電池持ちがいい
- おサイフケータイ(Felica)で電子決済できる
- IP68・MIL-STD-810H 対応でお風呂で使える
- 価格は40,470円でau、UQ mobileで買える
- HDR 10の再生に非対応(sense6は対応)
- 4K動画撮影ができない(sense6は4K撮影可能)
- モノラルスピーカーでステレオ非対応
- ワイヤレス充電に非対応
AQUOS sense6sはキャリア版は楽天モバイルのみ継続販売しており、今は基本的に中古で2.5万円くらいで購入することが可能です。
→ 後継機種はAQUOS sense7、AQUOS sense8です。
この記事の目次
AQUOS sense6sの特徴
- 6.1インチ 有機ELディスプレイ(2,432 × 1,080)
- リフレッシュレート:60Hz、タッチサンプリング:120Hz
- SoC:Snapdragon 695 5G
- メモリ:4GB、ストレージ:64GB
- 顔 + 画面内指紋認証に対応
- カメラ:広角 + 超広角 + 望遠(光学2倍)
- バッテリー容量:4,570mAh
- 充電:USB-C、ワイヤレス充電:非対応
- 防水防塵:IP68・MIL-STD-810H対応
- おサイフケータイ(Felica):対応
- サイズ:152 × 70 × 7.9 mm、156 g
- 端末価格:40,470円(au、UQモバイル)
- 発売日:2022年4月26日
AQUOS sense6sは6.1インチの有機ELディスプレイ(IGZO OLED)に、SoCにSnapdragon 695 5G、4GBのメモリを搭載しています。
2021年11月に発売したAQUOS sense6との大きな違いはSoC(システムオンチップ)がSnapdragon 690 5G → Snapdragon 695 5Gになったところです。
690 → 695で処理性能が向上し動作速度が少しだけ快適になるのはAQUOS sense6sのメリットですが、Snapdragon 695 5Gになって削られた機能があるので注意です。
- AQUOS sense6 → AQUOS sense6s
- Snapdragon 690 5G → Snapdragon 695 5G
- Antutuスコア 約30万 → 約36万 処理性能向上
- HDR10動画再生できる → HDR10動画再生に非対応
- 動画(4K30fps) → (フルHD60fps)
- 動画(FHD60fps)手ぶれ補正あり → 手ぶれ補正なし
AQUOS sense6sでCPU、GPUの性能が向上し動作が少し快適になるのはメリットです。ただ、HDR 10の動画再生ができなかったり、4Kの動画撮影ができない、フルHD 60fpsで電子手ぶれ補正が使えないデメリットがあります。
スペックアップしてそうで、実はそうでもないのがAQUOS sense6sなんですね。
AQUOS sense6sの生体認証は顔認証に加えて画面内指紋認証を搭載しサクッと画面ロック解除して使うことができます。
簡易型の顔認証なので暗所やマスクしてると使えないですが画面に内蔵している指紋認証センサーのおかげで指を画面に乗せて長押しすることで画面ロック解除して使うことができます。
AQUOS sense6sのリアカメラは超広角、広角、望遠のトリプル仕様となっており、視野の広い写真やズームして撮影したいシーンにおいてもしっかり使えるカメラとなっています。
AQUOS sense6sはIP68の防水防塵規格に対応しお風呂に入りながら動画視聴したり、電子書籍を見てゆっくり過ごすことができます。
さらに、米国国防省の規格・MIL-STD-810Hに準拠し 耐衝撃(落下)など全17項目をクリアし丈夫なスマートフォンとなっています。
さらに、FeliCaに対応しおサイフケータイとしてSuicaやiD、QUICPayなどの電子決済もできてメインのスマホとして使える端末を実現しています。
AQUOS sense6sは楽天モバイルか中古で購入可能です。
なお、メモリ強化版・AQUOS sense6ならAmazonや楽天市場でも手に入れることができます。
AQUOS sense6s レビュー
では、AQUOS sense6sをレビューしていきます。
価格のわりに質感の高い筐体
AQUOS sense6sはアルミ素材を採用したユニボディスタイルを採用し、最近のスマホでは珍しい筐体となっています。
金属ボディなのでワイヤレス充電ができなかったりデメリットはあるもののスマホを落としても筐体がバリバリに割れる心配はないです。
IP68の防水防塵に対応し水深1.5mに30分耐えられる性能を持っていて、風呂場では、浴室温度5~40℃以下、湿度99%以下、使用時間は2時間以内で使用が可能です。
また、米国国防総省が制定したMIL-STD-810Hにも準拠し耐衝撃(高さ1.22mから落下)や耐日射、高温動作にも強いタフなスマホに仕上がっています。安心して使えるのは嬉しいですね。
本体カラーはライトカッパー、シルバー、ブラックの3色から選べます。カラーラインナップはAQUOS sense6と同じですが、ドコモオンラインショップ限定のブルーはありません。
ホワイト系の色がないのが少し残念ですが明るい本体カラーが欲しいならMi 11 Lite 5G、Redmi Note 11がおすすめです。
今回この記事でレビューしているAQUOS sense6sはアジュールブラックです。
操作ボタンは筐体の右上から音量ボタン、Googleアシスタントのボタン、サイドボタン(スリープ解除・電源)を搭載しています。
Googleアシスタントのボタンは一番いい場所にあるので画面をOFFにしようとサイドボタンを押そうと思ったら間違えて押してしまうことがあります。次期モデルでは廃止してほしいところ。
筐体の左側にカードスロットがあります。
nanoSIMが1枚、microSDカードを同時に入れられる仕様となっており、さらにeSIMにも対応しているの二つの通信会社を切り替えて使うこともできます。
AQUOS sense6sはUSB-Cポート、3.5mmオーディオジャックを搭載しているので有線イヤホンを使って充電しながら音楽を楽しむこともできます。
ただし、AQUOS sense6sはモノラルスピーカーでステレオには非対応です。音量が小さくはないのでお風呂に入りながら動画を見てもしっかり音を聞き取ることは可能で普段使いできるスマホにはなっています。
AQUOS sense6sは4,570mAhの大容量バッテリーを搭載していますが、USB Power delivery Revision3.0(18W)の急速充電に対応しています。
充電アダプタは同梱しないので20W以上出力ができる充電アダプタで素早く充電できるので、Anker 711 Charger(Nano II 30W)などがおすすめです。
充電ケーブルはAnker PowerLine Ⅲ Flowが柔軟性のあるケーブルで絡まりにくいのでとても使いやすいです。
片手で使えるスマートフォン
AQUOS sense6sは6.1インチのちょうどいいサイズのディスプレイを搭載していて、本体サイズは(152 × 70 × 7.9 mm)で横幅70mmと片手操作も気軽にできる大きさです。
筐体重量も156 gと軽量化されてるのでとても扱いやすいです。日本語キーボードでフリップ入力する時のサイズ感はこれくらいで片手操作が可能です。
ただ、動画視聴や電子書籍を読んたりゲームを楽しむなら6.5インチくらいの大きい画面があった方が楽しいですし、操作性よりコンテンツの見やすさを重視するならこれくらいの画面サイズがあってもいいでしょう。
有機ELディスプレイで色鮮やか
AQUOS sense6sはIGZO OLED(有機EL)を搭載し、明るくて10億色の色鮮やかなディスプレイを採用し、ピーク輝度は1300ニト、コントラスト比は1300万:1です。
真昼の明るいところでもそこそこ明るい画面で使うことができます。(写真では暗めに見えますが実際はちゃんと明るく見やすい画面になっています。)
ディスプレイの設定もしっかり調整可能で「おススメ」「標準」「ダイナミック」「ナチュラル」から設定ができます。
基本的に「おススメ」でOKですが少し色鮮やかになりすぎる傾向があるので本来の色でコンテンツを楽しみたいなら「標準」または「ナチュラル」に設定するのがいいでしょう。
AQUOS sense6sの画面解像度は2,432 × 1,080ピクセルのフルHD+を採用しているので動画をフルHDでしっかり視聴できます。
AQUOS sense6sのリフレッシュレートは60Hzなのでスクロールした時の文字の残像はあります。ただ、タッチレスポンスはしっかり120Hzに対応しています。
ただし、AQUOS sense6sはAQUOS sense6で視聴可能だったHDR再生ができなくなりました。
HDR対応の動画コンテンツでの画面の明るさや色鮮やかさはHDR再生に対応しているAQUOS sense6の方が見やすくて画面が綺麗です。
SoCがSnapdragon 690 5G → 695 5GになってHDR再生のサポートがなくなった影響なので、HDR動画を視聴したい方がはAQUOS sense6の方がおすすめです。
顔 + 画面内式指紋認証に対応
AQUOS sense6sは顔認証による画面ロック解除に対応しています。顔を画面に向けるだけでサッとホーム画面に行くことができます。
ジェスチャーなしでホーム画面にいける設定も可能で瞬時に使い出せます。認証精度も良くて速度もそこそこいいので利便性の高い顔認証システムになっています。
AQUOS sense6sは簡易式顔認証なので暗いところでの使用やマスクしてると認証できないデメリットがありますが、画面内指紋認証センサーを内蔵し指を使ってサッと画面ロック解除も可能です。
最近はマスクをつけて生活することも増えましたかAQUOS sense6sの 指紋認証機能があればいつでもどこでも快適にスマホを使うことができます。
Snapdragon 695 5Gの性能
AQUOS sense6sはSoC(システムオンチップ)にSnapdragon 695 5G、4GBのメインメモリ、64GBのストレージを搭載しています。
Snapdragon 695 5Gはミドルレンジ向けの2021年10月に発表された6nmプロセスで製造された高効率なSoCで、Snapdragon 690 5GよりもCPU、GPUの性能が少し向上しています。
Geekbench 5で性能を比較してみました。
モデル | AQUOS sense6s | AQUOS sense6 | |
---|---|---|---|
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G | |
RAM | 4GB | 6GB | 4GB |
シングルコアCPU | 650 | 593 | 525 |
マルチコアGPU | 1829 | 1706 | 1654 |
OpenCL GPU | 1312 | 966 | 938 |
CPU、GPUの処理性能がSnapdragon 690 → 695になることで10〜20%ほど向上しており、とくにグラフィックの処理が高速化しています。
Antutuでスコアを計測してみました。
モデル | AQUOS sense6s | AQUOS sense6 | |
---|---|---|---|
SoC | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G | |
メモリ | 4GB / 64GB | 6GB / 128GB | 4GB / 64GB |
総合 | 362160 | 350587 | 308456 |
CPU | 119701 | 110847 | 11152 |
GPU | 79738 | 77689 | 58125 |
MEM | 63459 | 68499 | 63436 |
UX | 99262 | 69499 | 75743 |
発熱 | 32.9° | 29.4° | 32.5° |
バッテリー | 1%消費 | 3%消費 | 2%消費 |
CPUの性能はSnapdragon 690、695ともに大きな差はないものの、GPUはSnapdragon 695のAQUOS sense6sの方が処理性能が高くなっています。
ただし、Snapdragon 690 5GのAQUOS sense6でもメモリが6GB / 128GBあればSnapdragon 695 5GのAQUOS sense6sと同等の性能を得ることができます。
Snapdragon 690 5GはCPU、GPUの処理性能は向上してるもののHDR再生、4K動画撮影が非対応になったことでスペックダウンしてる部分もあります。
モデル | Snapdragon 695 5G | Snapdragon 690 5G |
---|---|---|
CPU | Kryo 660 | Kryo 560 |
GPU | Adreno 619 | Adreno 619L |
Memory | LPDDR4X(17Gbit/s) | LPDDR4X(14.9 Gbit/s) |
NPU | Hexagon 686 | Hexagon 692 |
IPS | Spectra 346T | Spectra 355L |
HDR | – | HDR 10 |
Camera | 1080p at 60FPS | 4K at 30FPS |
Process | 6nm | 8nm |
処理性能はわずかにAQUOS sense6sの方が上ですが、AQUOS sense6のメモリ強化バージョンならSnapdragon 690 5Gでも695 5Gとほぼ同じ性能です。
ということは、HDR再生ができて4K撮影ができる、フルHD 60fpsで手ぶれ補正が使えるAQUOS sense6(6GB・128GB)モデルの方が使いやすいことになります。
普通に使える動作速度を確保している
AQUOS sense6s(4GB / 64GB)とAQUOS sense6(4GB / 64GB)の実際の動作をChromeブラウザ、Twitterで動画にしました。
なぜかAQUOS sense6sよりもAQUOS sense6の方がブラウザの動作が速かったりします。
ただ、シチュエーションによってはAQUOS sense6sの方が動作が軽かったりすることもあるのでほぼ同じ動作速度と見ていいかもです。
ゲームも普通にプレイ可能
AQUOS sense6sのSnapdragon 695 5Gは高負荷な3Dっグラフィックゲームでなければ普通に遊ぶことはできます。Antutuで3Dゲームの動作を比較しました。
グラフィック性能が少しだけ高いSnapdragon 695 5Gを搭載しているAQUOS sense6sの方がフレームレートが高く滑らかに動作しています。
ただ、AQUOS sense6のメモリ強化版も同じように滑らかなので、ゲームしながらアプリの起動をして切り替えるならメモリ容量の多いAQUOS sense6(6GB /128GB)の方が快適に動作しています。
AQUOS sense6sの動作についてはYouTubeの動画レビューで実際の動作状況を確認できます。(→ YouTube:シンスペース)
AQUOS sense6sの電池持ち
AQUOS sense6s、sense6ともに4,570mAhのバッテリー容量を搭載し基本的に電池持ちは変わりないですがSnapdragon 695 5Gの方がプロセスルールが高精細で電力効率は上です。
実際のアプリでどれくらい電池持ちが変わってくるのか比較してみました。
モデル | AQUOS sense6s | AQUOS sense6 | |
---|---|---|---|
SoC | Snapdragon 695 5G) | Snapdragon 690 5G | |
メモリ / ストレージ | 4GB / 64GB | 6GB / 128GB | 4GB / 64GB |
バッテリー容量 | 4,570mAh | ||
PUBG 30分プレイ |
69% → 63%(6%消費) | 77% → 71%(6%消費) | 88% → 82%(6%消費) |
YouTube 1時間視聴 |
62% → 55%(7%消費) | 60% → 52%(8%消費) | 50% → 41%(9%消費) |
8時間待機 | 76% → 72%(4%消費) | 48% → 43%(5%消費) | 69% → 65%(4%消費) |
どのモデルもバッテリーライフに大きな違いはなく誤差範囲といったところですが、Snapdragon 690 5Gの(6GB /128GB)モデルが最も電池の持ちが速い印象があります。
AQUOS sense6s カメラのレビュー
カメラのスペック
AQUOS sense6sのリアカメラは広角、超広角、光学2倍の望遠のトリプルカメラ仕様となっています。
AQUOS sense6s、AQUOS sense6ともにカメラのスペックは全く同じで広角カメラは4,800万画素の高画素センサーに1/2型のそこそこ大きめのセンサーを搭載しています。
モデル | AQUOS sense6s | AQUOS sense6 |
---|---|---|
広角 | 4800万(1/2型)・F/1.8 | |
超広角 | 800万・F/2.4 | |
望遠 | 800万・F/2.4 | |
SoCのISP | Spectra 346T | Spectra 355L |
画質エンジン | ProPix3 | |
リアカメラの特徴 | デジタルズーム最大16倍、フルHD60fps | デジタルズーム最大16倍、4K30fps |
インカメラ | 800万・F/2.0 |
通常の撮影は4つの画素を1つにまとめて1,200万画素の写真に仕上げるビニング処理をし薄暗いところでもしっかりとした写真に仕上げてくれます。
ただし、SoCが異なることでISP(画像処理エンジン)が違う影響なのか微妙に色合い、明るさ、雰囲気が異なる写真に仕上がるので全く同じわけはないみたいです。
AQUOS sense6s カメラの画質(明所)
AQUOS sense6sのカメラでどんな写真が撮影できるかレビューしていきます。
同じカメラのはずですがISPの違いが出てるのかAQUOS sense6sの方が色鮮やかな写真に仕上がることが多いです。
AQUOS sense6は雰囲気のある色合いになることが多いですね。同じ画質エンジン・ProPix 3を採用していますがSoCの大元のISPが異なるので微妙に味付けが異なっております。
どちらの望遠カメラも最大16倍のデジタルズームでの撮影が可能となっていますが、AQUOS sense6sよりもAQUOS sense6の方がクッキリとした画質に仕上がっています。
広角カメラはどちらも1/2型のセンサーを搭載しているので被写体に寄ることで背景を自然にぼかすこともできます。色はAQUOS sense6sの方が色鮮やかな感じですね。
同じ場所、同じ時間で撮影をしていますがAQUOS sense6sの方が色鮮やかな写真に仕上がります。
個人的にAQUOS sense6の雰囲気ある落ち着いた色が結構好きだったりしましたが、AQUOS sense6sは意外と色の乗り方が異なるようです。
少し暗いシーンになってくるとAQUOS sense6sのホワイトバランスは上手いように見えます。
もちろん、撮影のタイミングによっても明るさ、色合いが異なるので一概にどちらがいいとかは言えないところがありますが、撮影のタイミングによってばらつきがあるように感じます。
AQUOS sense6s カメラの画質(暗所)
夜間撮影においてはAQUOS sense6sよりもAQUOS sense6の方が少し明るい写真に仕上がる傾向があります。
部分拡大してみるとAQUOS sense6sの方が引き締まった明るさになってることもあり電飾看板の白トビはわずかに抑えらえています。
超広角カメラもAQUOS sense6の方がわずかに明るく撮影できるようです。
光学2倍の望遠カメラも同じようにAQUOS sense6の方が明るめです。
どちらも最大16倍デジタルズームが可能ですが、今回は10倍ズームで撮影し比べてみました。
AQUOS sense6sの方が明るく撮影できますが解像感が甘く看板の黒文字の部分が白トビしており、表現としてはAQUOS sense6の方クッキリとした自然な写真に仕上がります。
光学2倍望遠カメラで撮影するならAQUOS sense6sの方が引き締まった雰囲気のある写真に仕上がるところ、デジタルズームを組み合わせると解像感が失われてAQUOS sense6sの方がキレイな写真になります。
AQUOS sense6sは光学2倍望遠カメラがキレイで、AQUOS sense6はデジタルズームの望遠の表現が上手いです。
同じカメラとは思えないくらい明るさが異なります。よく見るとノイズの出方もそれぞれ異なるのでISPの違いは意外と大きいのかもしれません。
使うカメラによっても表現が変わってくるのでどちらがいいとかは特になさそうです。
つまり、これだけ比較してきたけどどっちを選んでもまあOKとなります。ただ、個人的には雰囲気ある写真が撮影できるAQUOS sense6の方が好きです。
動画撮影はおまけ程度の性能
AQUOS sense6sはフルHD 60fpsでの動画撮影ができますが、実はここもスペックダウンしており、AQUOS sense6は4K 30fpsでの撮影ができます。
- AQUOS sense6s:フルHD 60fps(手ぶれ補正なし)、フルHD 60fps(手ぶれ補正あり)
- AQUOS sense6s:4K30fps(手ぶれ補正なし)、フルHD 60fps(手ぶれ補正あり)
また、AQUOS sense6sのフルHD 60fpsの撮影は電子手ぶれ補正を使えないので単純に動画撮影はAQUOS sense6の方が性能は上となっています。
AQUOS sense6sの動画撮影はYouTubeの動画レビューで実際の動作状況を確認できます。(→ YouTube:シンスペース)
AQUOS sense6s スペック
ディスプレイ | 6.1インチ(2,432 × 1,080ピクセル)、有機EL、60Hzリフレッシュレート対応 |
---|---|
SoC | Snapdragon 695 5G |
メインメモリ | 4GB LPDDR4X |
ストレージ | 64GB |
microSDカード | 最大1TBまで |
生体認証 | 画面内指紋認証、顔認証 |
リアカメラ | 広角(4800万画素・F1.8) 超広角(800万画素・F2.4) 望遠(光学2倍・800万画素・F2.4) 最大10倍デジタルズーム、フルHD30fps |
インカメラ | 800万画素・F2.0 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) |
モバイル通信 | 5G(Sub-6)、4G LTE、nanoSIM + eSIM + microSDカード |
Bluetooth | 5.1 |
防水防塵 | IPX8 / IP6X、MIL-STD-810H |
NFC | Felica(おサイフケータイ対応) |
ワイヤレス充電 | – |
バッテリー容量 | 4,570mAh、急速充電対応 |
サイズ | 152 × 70 × 7.9 mm、156 g |
本体カラー | ライトカッパー、シルバー、ブラック |
AQUOS sense6sは公式サイト、Amazon、楽天市場で34,800円です。ソフトバンク、OCNモバイルONE、IIJmioでも購入できるので乗り換えならお得に買えます。
AQUOS sense6s レビュー:評価まとめ
- 6.1インチで片手で使えるサイズ感
- 有機ELで色鮮やかで明るいディスプレイ
- 顔 + 画面内指紋認証でマスクしながら使える
- 4,570mAh 大容量バッテリーで電池持ちがいい
- おサイフケータイ(Felica)で電子決済できる
- IP68・MIL-STD-810H 対応でお風呂で使える
- 価格は40,470円でau、UQ mobileで買える
- HDR 10の再生に非対応(sense6は対応)
- 4K動画撮影ができない(sense6は4K撮影可能)
- モノラルスピーカーでステレオ非対応
- ワイヤレス充電に非対応
AQUOS sense6sのメリット
AQUOS sense6sはau、UQ mobileで40,470円で買えるミドルレンジスマホとなっています。とりあえず必要なスペックは全部入ってるのでメインスマホとしても十分使える端末です。
6.1インチでちょうど使いやすい大きさのスマホですし、顔認証だけでなく画面内指紋認証でマスクしながらでも指でサクッと画面ロック解除もできます。
4,570mAhの大容量バッテリーで電池持ちもいいのでモバイルバッテリーがなくても1日ちゃんと使うことができるできます。
さらに、IP68の防水防塵だけでなくMIL-STD-810Hで耐衝撃にも強く、お風呂に入りながらスマホを使うことができる耐久性の高いのもAQUOS sense6sの魅力となります。
AQUOS sense6sのデメリット
AQUOS sense6sはAQUOS sense6からスペックダウンした箇所もあるので注意です。
HDR 10のリッチコンテンツの再生ができない、4K撮影ができないデメリットがあります。4K撮影はまだいいとしてフルHD 60fpsで電子手ぶれ補正が効かないのは致命的のような気もします。
また、スピーカーがモノラルなので動画コンテンツやゲームの音をステレオで楽しめません。価格を考慮するとステレオスピーカーは対応してほしいところです。
AQUOS sense6sはどんな人におすすめ?
先に結論を書きますが、AQUOS sense6sを選ぶくらいならAQUOS sense6のメモリ強化版を買うのがおすすめです。メモリが6GB、ストレージが128GBと余裕ができます。
それでも、AQUOS sense6sを選ぶべき理由を考えてみました。
- au、UQ mobile、楽天モバイルを使っている
…すみません。これしか理由がないです。
Snapdragon 695 5Gを搭載しているのでCPU、GPUの処理性能は少しだけ向上しているとはいえHDR再生ができない、4K撮影ができない、フルHD 60fpsで手ぶれ補正が効かないのは痛いです。
AQUOS sense6のメモリ6GB、ストレージ128GBのモデルはAmazon、楽天市場で4万円くらいで手に入れることができます。メモリが多い方が全体の動作に余裕があってアプリもたくさんインストールできるのでおすすめですよ。
→ AQUOS sense8、AQUOS sense7、AQUOS sense6はこちら
→ AQUOS R8 pro / R8はこちら
your review is very good and easy to understand, thank you