シャオミのMi 11 Lite 5Gは2021年7月2日に発売したミドルスマホですが、6.55インチの大画面なのに159gと驚異的な軽さを実現したとても扱いやすい端末となっています。
スペックに妥協がなく90Hz対応の有機ELディスプレイにSnapdragon 780 5Gに6GBのメモリを搭載し快適に操作可能。さらにIP53の生活防水にFelica(おサイフケータイ)も使えるのもいいところですね。
この記事では、Xiaomi Mi 11 Lite 5Gのデザイン、サイズ、性能・カメラの画質をレビュー。実際に使ってどうかメリット、デメリットも書いたので参考にしてください。
- 有機ELの画質がキレイで見やすい
- 大画面なのに159gと軽量で扱いやすい
- 90Hzリフレッシュレートで画面が滑らか
- 高性能チップで動作が快適に
- 読書モードが電子書籍に最適
- 顔と指紋のデュアル生体認証に対応
- スーパーマクロカメラが面白い
- 内蔵スピーカーがステレオに対応
- デュアルアプリに対応している
- Felica対応で電子決済ができる
- 負荷がかかると発熱しやすい
- ゲームが不安定になりやすい
- ワイヤレス充電に非対応
- 筐体の素材が少しチープかも
この記事の目次
Mi 11 Lite 5Gの特徴
- 画面:6.55インチ 有機ELディスプレイ
- 解像度:2,400 × 1,080ピクセル(402ppi)
- 画面輝度: 500 – 最大800 nit
- リフレッシュレート:60 / 90Hz
- SoC:Snapdragon 780G
- メモリ:6GB LPDDR4X
- ストレージ:128GB(UFS 2.2)
- 生体認証:顔 + サイド式指紋認証
- 広角カメラ:64MP(1/1.97型)・F/1.79
- 超広角カメラ:8MP(1/4.0型)・F/2.2
- マクロカメラ:5MP・F/2.4
- フロントカメラ:20MP(1/3.4型)・F2.2
- 防滴防塵:IP53、通信:Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2
- バッテリー容量:4,250mAh
- 充電ポート:USb Type-C(33W急速充電)
- サイズ:160.5 × 75.7 × 6.8mm、重量:159g
- 発売日:2021年7月2日
- OS:Android 13対応(2024年5月現在)
Mi 11 Lite 5Gは6.55インチの大画面だけでなく90Hzのリフレッシュレートに対応した有機ELディスプレイで色鮮やかで滑らかな画面になっています。
SoC(システムオンチップ)は、Snapdragon 780 5G、メインメモリに6GB、ストレージは128GBと2〜4万円のスマホとしてはコスパ最強の端末ではないでしょうか。
大画面スマホは筐体サイズが大きくて重いのが当たり前でしたが、Mi 11 Lite 5Gは本体の厚みを6.8mmに抑えて159gという超軽量ボディを実現し、本当に軽くて使いやすい。
とくに電子書籍を読むことが多い方にMi 11 Lite 5Gはおすすめで大画面スマホを使いたいけど端末の重さがネックになっていた人はぜひ使ってみてほしい。また、IP53の生活防水、Felicaにも対応し電子決済もできて全部入りのスマホなんですよね。
Mi 11 Lite 5GはAmazon、楽天市場で44,800円で現在も販売されています。ただ、2021年発売の端末なので買うなら中古で2万円くらいで買うのがいいでしょう。
Mi 11 Lite 5G レビュー
デザイン・サイズ:薄くて軽量ボディ
Mi 11 Lite 5Gは6.57インチのディスプレイを搭載した大画面サイズのスマホです。
19.5:9と一般的な画面比率となっているため本体サイズは162 × 74 × 9.5mmと大きめ。片手で操作するには少し大きいので基本的に両手でしっかりと持って使うことになります。
本体カラーはトリュフブラック、シトラスイエロー、ミントグリーンから選ぶことができます。
ここでレビューしているのはミントグリーンとなっています。
リアカメラのデザインが特徴的で可愛らしいスタイルとなっています。
また、IP53の生活防水に対応し水回りで濡れた手のまま使うこともできますし、ある程度濡れてもそのまま使うことができます。
筐体の素材はプラスチックとなっており、サイドフレームは光沢のあるものとなっています。少しチープな印象があるかもしれません。
Mi 11 Lite 5G | Redmi Note 10 Pro | |
画面サイズ | 6.55インチ | 6.67インチ |
本体サイズ | 160.5 × 75.7 × 6.81mm | 164 × 76.5 × 8.1mm |
重量 | 159g | 193g |
Mi 11 Lite 5Gのサイズは6.55インチと大きいですが有機ELを採用して筐体の厚みを6.8mmに抑えて軽量素材採用で159gの超軽量ボディを実現しています。
6.5インチの大画面スマホで160g以内に収まっているスマホはあまりないのでほんとに凄いです。とにかく、手で持っていても軽くて使いやすいです。個人的には電子書籍を読むのに使いやすく長時間読書をしても手が疲れないなと感じています。
Redmi Note 10 Proは6.77インチと少し画面サイズが大きく重量が193gとそこそこ重さがあります。(これで、かなり軽量化されているとは思いますが。)
Mi 11 Lite 5Gの背面パネルはマット調の素材を採用し指紋が付きにくくサラサラとした手触りです。光沢のある筐体はすぐに指紋だらけになってしまうのはこれは嬉しい仕様ですね。
操作ボタンは端末の右側に搭載しており上から音量ボタン、サイドボタンを搭載しています。サイドボタンは指紋センサーを内蔵しています。
充電ポートはUSB-Cを採用し、ポートの右側に内蔵スピーカー、左側にSIMカードスロットを搭載しています。
デュアルSIMに対応しているので2つの通信会社を切り替えて使えます。ただし、排他的カードスロットでmicroSDカードを入れるとSIMカードは1枚のみとなります。
同梱している33Wの急速充電器でMi 11 Lite 5Gを素早く充電もできます。ただ、シングルポートなので複数のタブレットも使ってるなら2ポートのAnker 521 Chargerがあると便利です。
Mi 11 Lite 5GはUSB-C to Aケーブルも付属し、クリアケースも同梱しているので傷から本体を守れるので安心して使うこともできます。
ディスプレイ:大画面で視認性がいい
Mi 11 Lite 5Gは6.55インチの有機ELディスプレイを採用しており、画面解像度は2,400 × 1,080ピクセルです。
Mi 11 Lite 5G | Redmi Note 10 Pro | |
画面サイズ | 6.55インチ(20:9) | 6.67インチ(20:9) |
解像度 | 2,400 × 1,080 | 2,400 × 1,080 |
ディスプレイ | 有機EL、10bitカラー、最大輝度800ニト、ゴリラガラス6 | 有機EL、8bitカラー、最大輝度1200ニト、ゴリラガラス5 |
リフレッシュレート | 90Hz、タッチサンプリングレート240Hz | 120Hz、タッチサンプリングレート240Hz |
HDR再生 | HDR10+ | HDR10 |
画面サイズは6.55インチとRedmi Note 10 Proよりひとまわり小さいサイズ感ですが、解像度は2,400 × 1,080ピクセルと同じなのでギュッと詰まってる感がします。
Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proはどちらも有機ELディスプレイを搭載しています。
微妙にスペックが異なっておりMi 11 Lite 5Gの色深度は8bitカラー(1677万色)から10bitカラー(10億色)になって、より色鮮やかな表現が可能となっています。
ディスプレイの設定から色調整が可能で初期設定は「自動(推奨)」で、「高度な設定」から「増強」や「P3」、「sRGB」から細かくカラー調整ができます。
となると、Mi 11 Lite 5Gの有機ELの方がいいの?
…ってなりますが、実はそうでもありません。画面の明るさ(輝度)はMi 11 Lite 5Gは最大800ニトに対し、Redmi Note 10 Proは最大1200ニトと明るく見やすいです。
屋内で使うにおいては違いはないですが斜めから画面を見たり、屋外で使う時にMi 11 Lite 5Gの方が画面が暗く感じることはあります。
外で使うことが多いのならRedmi Note 10 Proを選んだ方がいいかもしれないですね。
また、「読書モード」で画面を暖色系の色合いにしてブルーカットをしてくれます。読書モードはなかなかいい感じとなっていて暖色になりすぎず自然なんですね。
さらに、「ペーパー」に設定することで背景に紙のテクスチャが追加されて目に優しい画面で読書ができます。
テクスチャーを追加することで文字が立体的に見えて本物の本を読んでいるかのような感覚になります。これはほんとに見やすいのでおすすめです。
Mi 11 Lite 5Gのリフレッシュレートは初期設定は60Hzですが「ディスプレイ」の「リフレッシュレート」から「90Hz」の滑らかなディスプレイに対応しています。
90Hzのリフレッシュレートに切り替えることでスクロールの残像がなくなりくっきりとした画面となりTwitterなどのSNSのスクロールも滑らかに表示可能です。
生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証
Mi 11 Lite 5Gは顔認証に対応し顔を向けただけで認証してスリープ解除できます。
設定で端末を持ち上げるだけで画面ロック解除も可能で画面に触れることなく使い出すことができます。
「設定」→「パスワードとセキュリティ」→「フェイスアンロック」→「ロック画面のオプション」の「ロック解除後もロック画面にとどまる」をオフで顔認証と同時にホーム画面に移動できます。
マスクをしていたり暗いところでは認識できませんが、Mi 11 Lite 5Gはサイドボタン式の指紋認証ボタンを搭載しているので、指紋を登録しておくことで指による画面ロック解除もできます。
指紋の認証精度もそこそこ高いので快適ですし顔認証と違ってボタンを押したりセンサーに触れるだけで画面ロック解除してホーム画面を表示できるのはとても便利です。
デュアルアプリに対応している
Mi 11 Lite 5Gはデュアルアプリ機能に対応しています。
デュアルアプリは同じアプリを同時に使えるので異なるアカウントを同時ログインして使うことができる便利な機能です。
例えばChromeブラウザ、YouTubeなどはアカウントを切り替えるのが面倒くさいですよね。そんな時にデュアルアプリで複数のアカウントをそれぞれのアプリでログインできます。
わざわざログインし直さなくてもいいのはとてもいいですよね。ツイッターなど複数アカウントを持っている人はめっちゃ便利だと思う。
Snapdragon 780G 5Gで性能が高い
Mi 11 Lite 5GのSoC(システム・オン・チップ)はQualcomm Snapdragon 780G 5Gを搭載しています。
Snapdragon 780G 5Gは8コアCPU、Adreno 642のGPUを内蔵し5G対応チップでメインメモリは6GB、ストレージは128GBです。
Antutu(v10)で処理性能を計測しました。Redmi Note 10 Proと比較しています。
機種 | Mi 11 Lite 5G | Redmi Note 10 Pro |
---|---|---|
CPU | Snapdragon 780G | Snapdragon 732G |
GPU | Adreno 642 | Adreno 618 |
RAM | 6GB | 6GB |
トータル | 618107 | 387702 |
CPU | 190164 | 129612 |
GPU | 174055 | 77796 |
MEM | 115423 | 77239 |
UX | 138465 | 103055 |
Mi 11 Lite 5Gに搭載しているSnapdragon 780GはCPUの性能が1.7倍、GPUの性能が2.2倍ほど向上しています。
メインメモリの容量は6GBと同じですがMEMのスコアも大きく伸びておりSnapdraogn 780Gによってトータルで見ても1.8倍ほど処理性能が向上しています。
ただし、このスコアを回すのに発熱がMi 11 Lite 5Gは40℃まで上昇してるのに、Redmi Note 10 Proが37℃までとMi 11 Lite 5Gは発熱しやすいように感じます。
実際の動作速度(ブラウザなど)
では、Mi 11 Lite 5Gは実際にどれくらいの動作速度となっているのでブラウザとTwitterの動作を見てみました。
Mi 11 Lite 5Gは高性能なSnapdragon 780G 5Gに6GBのメインメモリを搭載しているのでそこそこ快適に動作しているようです。
120Hzのリフレッシュレートではなく90Hzですが、チップ性能が高いのでRedmi Note 10 Proよりもブラウザ、ツイッターのスクロールは滑らかで快適に操作することができます。
ゲームもそこそこ動く
Mi 11 Lite 5GはSnapdaragon 780G 5Gを搭載してるのでゲームはそこそこ快適に動作します。
とはいえ、ミドルスマホですし2021年のスマホなのでめちゃくちゃ快適というわけではなく、原神のデフォルトの画質設定は「低」です。
ただ、最高画質のフレームレート60に設定するとこれくらいは動作します。だいたい30〜40fpsくらいはレートは出てるでしょうか。
この価格帯のスマホとしてはちゃんと動いていますよね。ただ、長時間プレイで発熱しだすとコマ落ちがあったり、動作が不安定になってくるのでメモリの少なさが少し勿体無いところかもしれません。
2024年5月現在でも原神をMi 11 Lite 5Gでこれだけ動かすことができてるので、他の軽めのゲームだとかなり快適に動作するのではないでしょうか。
ゲームプレイ中のMi 11 Lite 5Gの発熱を計測しました。
気温は20℃ほどで10分ほど原神をプレイすると端末のカメラのある部分が44℃まで発熱しました。30分とかになってくると45℃を超える可能性はあります。
端末薄いですし、発熱しやすいSoCなのでここは仕方ないかもしれません。ゲームを長時間プレイしてると手汗かいてきます。
Mi 11 Lite 5Gの電池持ち
Mi 11 Lite 5Gのバッテリー容量は4,250mAhとRedmi Note 10 Proと比べると少ないですが、電池持ちにどれくらい影響があるものか比較してみました。
Mi 11 Lite 5G | Redmi Note 10 Pro | |
バッテリー容量 | 4250mAh | 5020mAh |
YouTubeを1時間閲覧 | 64% → 56% 8%消費 | 63% → 57% 6%消費 |
ゲーム(PUBG)30分プレイ | 72% → 65% 7%消費 | 35% → 30% 5%消費 |
Mi 11 Lite 5GはYouTubeを1時間視聴で8%消費、PUBGモバイルを30分プレイで7%消費しておりRedmi Note 10 Proよりも電池持ちは悪くなっているようですね。
バッテリー容量が少ないのと性能の高いSnapdragon 780Gを採用した影響が出ているのかもしれません。
とはいえ、800番台のチップよりも間違いなく電力効率はいいので性能の良さとトレードオフとなっているのではないでしょうか。
Mi 11 Lite 5G 通信性能
Mi 11 Lite 5Gはの通信スペックは11ax(Wi-Fi 6)、4G LTE、5G通信(Sub-6)の高速通信に対応しています。Wi-Fiと5Gで実際にどれくらい通信速度が出るのかを計測してみました。
受信速度 | 送信速度 | Ping | |
Wi-Fi | 212.3Mbps 329.9Mbps |
25.6Mbps 56.7Mbps |
16ms 16ms |
5G | 196.4Mbps 172.8Mbps |
9.81Mbps 5.37Mbps |
44ms 43ms |
Wi-FiはWi-Fi 6に対応していて下りで210〜330Mbpsほどの速度でかなり快適な通信ができました。5Gのデータ通信は170〜200Mbpsほどの速度となっていました。
この価格のスマホでここまで高速通信ができるのなら十分すぎる性能といっていいかもしれません。
Mi 11 Lite 5G カメラのレビュー
トリプルカメラの画質
Mi 11 Lite 5Gはトリプルカメラ(広角・超広角・望遠マクロ)を搭載しています。
広角カメラ | Mi 11 Lite 5G | Redmi Note 10 Pro |
---|---|---|
広角カメラ | 6400万画素(1/1.97インチ)・F/1.9(通常時は1600万画素で撮影) | 1億800万画素(1/1.52インチ)・F/1.9(通常時は1200万画素で撮影) |
超広角カメラ | 800万画素・F/2.2 | |
望遠マクロカメラ | 500万画素・F/2.4 | |
深度カメラ | – | 200万画素・F/2.4 |
インカメラ | 2,000万画素・F/2.24 | 1,300万画素・F/2.25 |
カメラの特徴 | AIカメラ、6400万画素モード、長時間露光モード 、ポートレートモード、ナイトモード、スローモーション(720P/960FPS・1080P/120FPS) 4K30fps動画撮影に対応 |
AIカメラ、1億800万画素モード、長時間露光モード 、ポートレートモード、ナイトモード、スローモーション(720P/960FPS・1080P/120FPS) 4K30fps動画撮影に対応 |
超広角カメラで視野の広い写真を撮影できるだけでなく、6400万画素の広角カメラを搭載し望遠カメラがなくてもデジタルズームで最大10倍まで拡大して撮影できます。
また、望遠マクロカメラで被写体にかなり寄っての撮影も可能です。500万画素とそれなりに高精細なのでかなり使い勝手の良いマクロカメラとなっていますよ。
では、Mi 11 Lite 5Gのカメラでどれくらいの画質で撮影ができるのかを見ていきたいと思います。
Mi 11 Lite 5Gのリアカメラは色鮮やかな写真を撮影することができ、Redmi Note 10 Proとほぼ同じような雰囲気で撮影できます。
色が少し異なっておりMi 11 Lite 5Gの方が温かみのある感じで撮影ができます。
紫陽花もかなり色鮮やかに撮影することができます。
紫陽花もMi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Liteで比較をしてみました。
色合いが少し異なりますが、解像感はほぼ同じとみていいでしょう。
Mi 11 Lite 5Gの広角カメラで街並みを撮影してみました。
明るいところはしっかりと白トビを抑えながらも暗いところ黒潰れさせずにしっかり表現できています。部分拡大して解像感を確認してみました。
Mi 11 Lite 5Gは6400万画素とRedmi Note 10 Proの10800万画素よりも低い画素数ではありますが、標準モードは1600万画素で大きさで画像保存されているため(Redmi Note 10 Proは1200万画素で保存されている)意外と解像感の高い写真に仕上がっています。
こちらは超広角カメラで撮影したものです。
意外と落ち着いた明るさで好感の持てる写真に仕上がっております。超広角カメラもMi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proで比較してみました。
色合いは若干異なりますが、ほぼ同じ解像かんになっていますね。次に広角カメラを使ったデジタルズーム2倍で撮影してみました。
6400万画素の高画素センサーを採用していることもあり高精細な画質に仕上がっています。
Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proで比較してみたところ、Mi 11 Lite 5Gの方が改造感の高い写真に仕上げることができているようです。
デジタル5倍ズームで撮影をしてみました。
デジタル10倍ズームで撮影をしてみました。
Redmi Note 10 ProよりもMi 11 Lite 5Gの方がクッキリとした画質になっています。
6400万画素のイメージセンサーとなっていますが、標準カメラアプリで保存される画像サイズが1600万画素と大きいことも良い影響を及ぼしているのかもしれません。
6400万の高画素モードの画質の違い
Mi 11 Lite 5Gは6400万画素モードでの撮影にも対応しています。
6400万画素モードと標準モード(1600万画素)で画質はどれくらい違うのか比較してみました。
意外にも差はほとんどなかったので、基本的に標準モードで撮影しておけば良さそうですね。
トリミングすることがあるシチュエーションで6400万画素モードにして撮影するのが良いのかもしれません。
Mi 11 Lite 5G(6400万画素)とRedmi Note 10 Pro(1億800万画素)で画質の違いがあるのか比較してみました。
さすがにRedmi Note 10 Proの方が解像感の高い写真に仕上がっていますね。高画素モードで撮影することが多いのならMi 11 Lite 5GではなくRedmi Note 10 Proを選んだ方がいいかもしれません。
深度カメラはなくても良さそう
Mi 11 Lite 5Gは深度カメラはないですが背景をぼかせるポートレートモードの撮影ができます。
Mi 11 Lite 5Gは深度カメラを搭載していないですが、しっかりと背景を切り抜いてぼかしを入れることができています。
むしろ、Mi 11 Lite 5Gの方がしっかりと茎の部分を残して背景をぼかせるのでRedmi Note 10 Proのような深度カメラの必要性はないのかもしれません。
Mi 11 Lite 5Gは暗所撮影に強くなった
Mi 11 Lite 5Gは6400万画素(1/1.97インチ)にF/1.9のレンズを採用することで夜間もそれなりにキレイに撮影できます。
光学式手ぶれ補正はないですが、夜間撮影でもシャッターボタンを押してすぐ撮影できるので手ブレが少なく暗いところでもしっかり撮影ができます。
広角カメラのデジタル2倍ズームで撮影してもくっきりとした画質で撮影ができます。
光源の少ない暗いところでも手ブレすることなく撮影ができます。
超広角カメラでも暗いところの撮影ができます。
Mi 11 Lite 5GとRedmi Note 10 Proで夜間撮影の比較をしてみました。
明るさがそれぞれ異なるようでMi 11 Lite 5Gは少し暗めに仕上がりますが、光源の多い街のイルミネーションになってくると明るめの写真になります。
夜間撮影においてはMi 11 Lite 5Gの方が自然な明るさかもしれません。
Mi 11 Lite 5G、Redmi Note 10 Proはどちらもナイトモードにも対応しており暗いところでも明るい写真に仕上げることができます。
Mi 11 Lite 5Gのナイトモードの方が自然な明るさ、色合いになっているように見えます。
さらに、Mi 11 Lite 5Gは超広角カメラでもナイトモードを使って撮影ができるようになっています。
Mi 11 Lite 5Gの方が夜間で撮影できるシチュエーションは多いといっていいでしょう。
スーパーマクロで接写もできる
Mi 11 Lite 5GはRedmi Note 10 Proと同じく500万画素の望遠マクロカメラを搭載しているので少し離れたところからでも被写体に近付いて迫力の写真を撮影が可能です。
マクロカメラは被写体に寄らないと撮影できない端末が多くて影ができることがあります。
Mi 11 Lite 5Gのスーパーマクロは望遠マクロレンズなので寄っても影のない写真になります。さらに500万画素のイメージセンサーで画質がとても高精細でキレイになります。
ミラーレスカメラのX-T4のダイアルもこれだけ接写することができます。
マクロカメラは画素数が少ないセンサーを採用している端末が多いですがMi 11 Lite 5Gは500万画素とそれなりに高精細なセンサーを搭載しノイズの少ない写真に仕上がるのはとてもいいですね。
4K30fps 電子手ブレ補正ありの動画撮影性能
Mi 11 Lite 5Gは4K30fpsまでの動画撮影が可能です。
フルHD 60fps、4K 30fpsでも電子手ブレ補正機能をオンにできるので手振れの少ない動画を気軽に撮影することが可能となっています。
→ 動画の性能についてはYouTubeで詳しく検証しております。
Mi 11 Lite 5G レビュー・評価:まとめ
- 有機ELの画質がキレイで見やすい
- 大画面なのに159gと軽量で扱いやすい
- 90Hzリフレッシュレートで画面が滑らか
- 高性能チップで動作が快適に
- 読書モードが電子書籍に最適
- 顔と指紋のデュアル生体認証に対応
- スーパーマクロカメラが面白い
- 内蔵スピーカーがステレオに対応
- デュアルアプリに対応している
- Felica対応で電子決済ができる
- 負荷がかかると発熱しやすい
- ゲームが不安定になりやすい
- ワイヤレス充電に非対応
- 筐体の素材が少しチープかも
Mi 11 Lite 5G メリット
Mi 11 Lite 5Gは6.55インチの有機ELディスプレイにSnapdragon 780Gを搭載したミドルレンジスマホです。
6.55インチの大画面サイズのスマホでありながらも端末の重量が159gと軽量化しており、この画面サイズでこんなに軽いスマホは他にあまりないです。
90HzのリフレッシュレートでSnapdragon 780Gの処理性能が高いので120HzのRedmi Note 10 Proよりも滑らかにスクロールできます。
生活防水に対応でおサイフケータイとしても使えるほぼ全部入りのスマホで、この性能で43,800円で買えるのは他にないかもしれないですね。
Mi 11 Lite 5G デメリット
Mi 11 Lite 5Gはほぼ全部入りスマホなのでデメリットはかなり少ないですが、ワイヤレス充電に対応していないのが残念かもしれません。
ただ、この価格のスマホなのでワイヤレス充電に対応していない端末は数多く存在しますので、デメリットというほどでもないのかも。
ただし、個人的には思ったほど端末がチープな仕上がりになっているかなと感じます。
軽量化とのトレードオフとなっているとは思いますが、高級感のあるスタイルではなく、Mi 11 Lite 5Gはポップなスタイルの端末となっております。
Mi 11 Lite 5G どんな人におすすめ?
- 大画面サイズのスマホが欲しい
- 軽量化された軽いスマホが欲しい
- 電子書籍を読むことが多い
- 動画コンテンツを快適に視聴したい
- ゲームもそこそこ快適にプレイしたい
- 高性能で費用を抑えたい
Mi 11 Lite 5Gは6.55インチの大画面ディスプレイを搭載しながらも重量が159gと軽いのが最大の魅力となっています。
電子書籍を読むことが多い方にとにかくおすすめしたいほどで長時間読書をしても手が使えれることないですし、読書モードで文字がとても見やすいです。
また、ステレオスピーカーもしっかり内蔵しているので動画コンテンツを楽しみたい方にもおすすめです。
Felicaに対応しているのでメインのスマホとしてもしっかり使うことができます。端末が少しチープな感じはありますが、使いやすいスマホになっています。
→ Redmi Note 13 Pro 5G、Redmi Note 13 Pro+ 5Gはこちら
→ 旧型はこちら
[…] 11 Lite 5Gも悪くないがRedmi Note 10 Proの方がややよい,という感じか。 “Mi 11 Lite 5G レビュー!サイズ・性能・カメラをRedmi Note 10 Proと比較 | シンス…” は少しMi 11 Lite 5Gの方を好むバイアスがかかっている気が。ただ,Mi […]