Xiaomi 14T Proが2025年11月29日に発売となります!
Xiaomi 14T Proは6.67インチの大画面ディスプレイのハイエンドスマホで、今回はLEICA共同開発のトリプルカメラを搭載して大きく進化しています。
さらに、SoCにMediaTekのDimension 9300+を採用し上位モデルのXiaomi 14 Ultraに迫る処理性能に向上、256GBモデルが109,800円で購入できます。
コレはですね、コスパの鬼です。この価格で「高性能 + Leica監修」のスマホが買えるのはなかなかエグいです。
この記事では、Xiaomi 14T Proのデザイン・サイズ・性能・電池持ち・カメラの画質などをレビューしました。メリットとデメリットも書いたので参考にどうぞ!
- 6.67インチの大画面ディスプレイを搭載
- 最大144Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- Dimensity 9300+で快適に使える
- ストレージが 256GB / 512GB と選べる
- 顔 + 画面内式指紋認証を搭載
- LEICA共同開発のトリプルカメラを搭載
- 専用アダプタで120W急速充電に対応
- ワイヤレス充電(10W)に対応
- IP68の防水防塵(水深2m30分)
- ステレオスピーカーを搭載している
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- 高性能なのに109,800円と手頃な価格
- USBの通信速度がUSB 2.0と遅い
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- 高音質コーデック・aptX Adaptiveに非対応
※ 端末をXiaomi Japanさんにお借りして記事にしています。
この記事の目次
Xiaomi 14T Proの特徴
- 6.67インチ 有機ELディスプレイ
- 解像度:2,712 × 1,220ピクセル
- リフレッシュレート:1〜144Hz
- SoC:MediaTek Dimensity 9300+
- メモリ:12GB LPDDR5X
- ストレージ:256GB / 512GB(UFS 4.0)
- 生体認証:顔 + 画面内式指紋認証
- 広角カメラ:50MP(1/1.31型)・ F/1.6
- 超広角カメラ:12MP(1/3.06型)・ F/2.2
- 望遠カメラ:50MP(1/2.88型)・ F/2.0(デジタルズーム ×30)
- フロントカメラ:32MP(1/3.44型)・ F/2.0
- 防水防塵:IP6X / IPX8
- オーディオ:ステレオスピーカー
- 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
- NFC:A / B / Felica(おサイフケータイ)
- ポート:USB-C(USB 2.0 480Mbps)
- ワイヤレス充電:◯、バッテリー:5,000mAh
- サイズ:160.4 × 75.1 × 8.39 mm、重量:209 g
- 端末価格:109,800円〜
- 発売日:2024年11月29日(金)
Xiaomi 14T Proは6.67インチの有機ディスプレイにSoCにMediaTekのDimensity 9300+を搭載したハイエンドスマホです。
画面サイズが先代の13T Proと同じなので操作感は変わりないですが、筐体がアルミフレーム + ガラスパネルになって質感が大きく向上しており、サイドボタンもギザギザが施されて拘りを感じられます。
Xiaomi 14T Proはカメラが大幅に強化されて、LEICA共同開発のトリプルカメラを搭載しています。
広角カメラのセンサーは独自開発したLight Fusion 900を採用し画質向上が図られて、LEICA image Lookにより雰囲気のある撮影が109,800円の価格帯のスマホで楽しむことができます。
カメラの画質が先代の13T Proからビックリするくらい変わったので費用を抑えながらLEICAスタイルの雰囲気ある撮影をしたい最高の1台になるのではないでしょうか。
Xiaomi 14T Proは256GBモデルが109,800円で公式ストア、Amazon、楽天市場(公式)、IIJmioで購入できます。さらに、キャリア版としてソフトバンクも取り扱いをしています。
2024年12月31日までキャンペーンもやってます。
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Xiaomi 14T Pro レビュー
本体デザイン・サイズ
Xiaomi 14T Proはガラスパネル(Panda X)にアルミサイドフレームを採用した質感の高い筐体となっており、剛性が向上していて耐久性も良くなっています。
本体カラーはチタンブラック、チタンブルー、チタングレーの3色から選べます。チタンという名称ですがフレームはアルミなのであくまで雰囲気がチタン風で高級感ありますよって感じなのでしょう。
今回レビューしてるXiaomi 14T Proはチタンブラックです。
基本デザインは同じですがカメラのデザインが変更されて筐体の素材が変わったことで全体的に質感が向上しています。
カメラの土台部分がアルミプレートになってLEICAの文字が刻印されてるのはさり気なくてカッコイイですよね。
- 14T Pro:160.4 × 75.1 × 8.39 mm、重量:209g
- 13T Pro:162 × 76 × 8.6 mm、重量:206g
Xiaomi 14T Proの画面サイズは6.67インチと先代の13T Proと同じで本体サイズは(160.4 × 75.1 × 8.39 mm)と少しコンパクトに。とくにディスプレイの上下ベゼル幅が狭くなり、本体の高さ、横幅、端末の厚みが全体手に小さくなっています。
先代の13T Proのフレームは樹脂素材でチープな印象はありましたがXiaomi 14T Proはアルミ素材になって質感と剛性が向上しています。
端末上側には赤外線ブラスター、マイクを搭載しています。
端末下側に充電ポート(USB-C)、SIMカードスロット(nanoSIM)を搭載、3.5mmヘッドフォンジャックが非搭載となっています。
Xiaomi 14T ProはIPX8 / IP6Xの防水防塵に対応しています。
- IPX8:水深2mに機器を沈めて約30分間放置
- IP6X:直径75μm以下の塵埃が内部に侵入しない
雨で濡れたり、水深2mくらいに水没しても耐えられる防水性能を持っています。ちなみに、先代の13T Proは1.5mだったのが14T Proは水深2mと耐久性が向上しています。
生体認証は顔認証に対応しており、マスクしてたり暗所だと顔認証が使えないので画面内指紋認証を使うことになります。
基本的に顔認証をメインで使うのが快適でサクッと顔認証ができます。
顔認証の精度は良好で顔を向けるだけでサクッと画面ロック解除できます。スワイプなしで通知画面をスキップする設定も可能で顔を向けると同時にホーム画面が表示してすぐに使い出せます。
顔認証、画面内指紋認証のデュアル生体認証に加えてBluetoothデバイスによる画面ロック解除も対応し幅広い方法でスマホのロック解除ができるようになっています。
上位モデルのXiaomi 14 Ultraはカメラに特化したスマホだけあってカメラ部分が大きくてスマホとしては扱いにくさがありますが、Xiaomi 14T Proはスマホとしてのサイズ感を維持してるので操作性は良好です。
- 大画面のわりに軽量なスマホ(209g)
- 筐体が金属ガラス素材になって質感向上
- 顔 + 画面内指紋認証に対応
- IP68(水深2m 30分)で水回りもOK
- とくになし
ディスプレイ:144Hz対応で超快適
Xiaomi 14T Proのディスプレイは6.67インチの有機ELディスプレイを搭載してます。大画面で動画を視聴したり、漫画を読んだり、ゲームを楽しむことができます。
解像度は(2,712 × 1,220ピクセル・446ppi)で680億色、DCI-P3、HDR 10に対応した色鮮やかなパネルとなっています。
リフレッシュレートは最大144Hzに対応しています。144Hzで動作することは滅多にないと思いますがとにかくヌルヌルと操作できます。
基本スペックは先代の13T Proと同じですが、Xiaomi 14T Proは「AI画像エンジン」を新たに搭載し低解像度の動画をアップスケールして高画質に補正してくれます。
他にも「AI HDR補正」、「MEMC(フレームレート補完機能)」も使えるので使って高品質な動画を楽しめるので、昔の動画を漁る時にいいかもしれませんね。
Xiaomi 14T Proは上下の黒ベゼルの幅が狭くなって没入感の高いディスプレイとなっています。
Xiaomi 14T Proの画面明るさ(輝度)はピーク時で4,000nitsとかなり明るいディスプレイを採用しています。
先代の13T Proの2,600nitsも十分明るく実用で困らないレベルでしたが、Xiaomi 14T Proはさらに明るくなって夏場の太陽がサンサンとしてる時など見やすくて良さそうです。
Xiaomi 14T Proはサイドメニューを搭載しています。
画面サイズの大きいスマホですが、サイドメニューからアプリを切り替え可能です。2画面表示、ポップアップウィンドウなどマルチタスクにも強いので大画面を活かすことができそうです。
- 6.67インチの大画面ディスプレイ
- 上下のベゼル幅が細くなった
- 144Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- 明るい画面で外でも視認性がいい
- サイドメニューで簡単にアプリ切り替え
- とくになし
オーディオ:ステレオスピーカーを搭載
Xiaomi 14T Proはステレオスピーカーを搭載しており、ドルビーアトモスにも対応し広がりのあるサウンドを内蔵スピーカーで楽しめます。
内蔵スピーカーの音質は先代の13T Proと比べて僅かに低音が出るようになったでしょうか。音圧が少し高くなった感じで音の傾向は同じで中〜高音域がしっかり鳴るスピーカーとなっています。
なお、Xiaomi 14T Proはイコライザー調整が可能でXiaomiサウンドに設定もできます。
低音を盛ったり、プリセットも多数登録されているので好みの音質に設定して音楽を楽しむことができます。
Xiaomi 14T Proは3.5mmヘッドフォンジャックは搭載してないので基本的にワイヤレスイヤホンを使うことになりますが、ハイレゾオーディオにもしっかり対応しています。
- AAC、SBC、LC3(LE audio)
- LDAC、LHDC 4.0
高音質コーデックはLDAC、LHDCに対応しています。aptX Adaptive(aptX HD含む)はMediaTekのチップを採用し非対応となっております。ただ、LC3は対応してるのでLE audio対応のイヤホンで遅延の少ない音でゲームを楽しめそうです。
- ステレオスピーカーを搭載
- 高音質コーデックLDAC、LHDCに対応
- LE audioに対応している
- スピーカーの音質はそんなもん
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- aptX Adaptiveに対応していない
SoC:スペックと性能
Xiaomi 14T ProはSoC(システムオンチップ)にMediaTekのDimensity 9300+を搭載しています。メモリは 12GB、ストレージは 128GB / 256GB です。
MediaTek Dimensity 9300+は第3世代 TSMC 4nmプロセスで製造されたSoCで、先代の9200+よりも高性能CPUコアが強化されて処理性能が大きく向上しています。
モデル | Xiaomi 14T Pro | Xiaomi 13T Pro |
---|---|---|
SoC | Dimensity 9300+ TSMC 4nm(Gen 3) |
Dimensity 9200+ TSMC 4nm(Gen 2) |
CPU | Cortex-X4:3.4GHz×1 Cortex-X4:2.85GHz×3 Cortex-A720:2GHz×4 |
Cortex-X3:3.35GHz×1 Cortex-A715:3GHz×3 Cortex-A510:2GHz×4 |
GPU | ARM Immortalis-G720 | ARM Immortalis-G715 |
メモリ | 12GB LPDDR5X | 12GB LPDDR5X |
ストレージ | 256GB(UFS 4.0) 512GB(UFS 4.0) |
256GB(UFS 4.0) |
外付け | – | |
バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh |
高帯域のLPDDR5Xメモリ、UFS 4.0も高速ストレージも搭載しトータルで性能を伸ばしておりmす。Antutuで性能を計測してみたところ…
モデル | Xiaomi 14T Pro | Xiaomi 13T Pro |
---|---|---|
SoC | Dimensity 9300+ | Dimensity 9200+ |
メモリ | 12GB LPDDR5X 256GB(UFS 4.0) |
12GB LPDDR5X 256GB(UFS 4.0) |
総合 | 1896945 | 1431907 |
CPU | 443557 | 373690 |
GPU | 763831 | 518566 |
MEM | 377783 | 280002 |
UX | 311774 | 259649 |
発熱 | 37.2°(11°上昇) | 36.5°(11.1°上昇) |
バッテリー | 7%消費 | 8%消費 |
処理性能がCPUが約25%、GPUが約50%も向上しており、トータルで30%ほどの性能アップとなっています。たった1世代でここまで差が開くってなかなか凄いですね。
上位モデルのXiaomi 14 UltraのSnapdragon 8 Gen 3のAntutuスコアは195万くらいなので上位モデルに引けを取らないくらいの処理性能となっています。
先代の13T Proでも十分に高性能で快適だったので、ブラウザやSNSなど普段使うようなアプリだと性能を活かすのは難しいくらいかもしれません。
Chrome、Xを動かしてみました。
最大144Hzリフレッシュレートも相まってとても滑らかに動作していてどんなアプリもストレスなく動かすことができそうです。
3D mark(Solar Bay)でグラフィック性能を比較しました。
Xiaomi 13T Proの(5908)から14T Proは(7105)と20%ほど処理性能が向上してます。ただ、発熱で13T Proと同等レベルまで処理性能が落ちています。
高負荷状態が続くと発熱による影響はあるのかもしれません。ただ、Xiaomi 14T Proは冷却システムが強化されて短期的には熱には強く安定した動作が得られます。
これだけ性能が高いと高負荷なゲームも快適に動作します。原神のデフォルト設定は13T Proが「中」でしたが14T Proは「高」となってラフィック性能に余裕を感じます。
原神を最高画質60フレームで動かしてみました。
暖房の効いた部屋で15分ほど遊んでみましたが、処理が落ちることもなく快適に動作してます。109,800円のスマホでここまで快適に動くってコスパ最高なのではないでしょうか。
ストレージを512GBにしても119,800円ですし、ゲーム専用のスマホとして使ってもいいのかもですね。
端末発熱:放熱性能が大きく向上
Xiaomi 14T Proは「Xiaomi 3D IceLoopシステム」と呼ばれる冷却テクノロジーを採用しSoCから発生した熱を効率よく排熱しています。
3D mark(Solar Bay)20回ループ→ 原神(最高画質60)で10分ほど動作させた状態で端末の熱を計測すると、Xiaomi 14T Proは端末全体に放熱できて上手く排熱できております。
13T Proは(Max 41.7℃)と高熱だったのがXiaomi 14T Proは(Max35.1℃)と約6℃も最高温度が低く端末全体に熱を上手く逃せてるようですね。
電池持ち:より長く使えるように
Xiaomi 14T Proのバッテリー容量は13T Proと同じく5,000mAhの大容量となっていますが、各アプリで電池持ちを比較してみました。
モデル | Xiaomi 14T Pro | Xiaomi 13T Pro |
---|---|---|
容量 | 5,000mAh | 5,000mAh |
YouTube 60分 | 7%消費 | 10%消費 |
PUBG 30分 | 6%消費 | 6%消費 |
原神(中30)30分 | 6%消費 | 10%消費 |
原神(最高60)30分 | 11%消費 | 14%消費 |
メメントモリ 30分 | 7%消費 | 6%消費 |
8時間待機 | 6%消費 | 7%消費 |
充電 | USB-C | USB-C |
全体的にバッテリーライフが伸びています。YouTubeを1時間視聴も10% → 7%と大幅に電池持ちが向上していますし、ゲームプレイ時の電池持ちも良くなっています。
また、動画レビュー中(2時間ほど使用)に電池持ちを比較したところ…
Antutu、3D mark、原神と同じように使って13T Proは46%、Xiaomi 14T Proは37%消費と、バッテリー容量は変わってないのにDimensity 9300+の電力効率がいかに良くなったかがわかる結果です。
Xiaomi 14T Proは引き続き同梱の「Xiaomi 120Wハイパーチャージ」で最大120Wの給電が可能で最短19分で1% → 100%にフル充電が可能です。
実際に19分でフル充電しようと思ったら充電中は画面をOFF状態にして放置する必要があって途中で画面をONにすると120W充電は中断されて充電速度が低下します。
実際の充電環境においては25〜30分くらいでフル充電できる感じです。試しに120W充電をしながら途中で画面をONにしてたりすると26分ほどでフル充電ができました。
いや、まあ。約30分でXiaomi 14T Proを充電できてしまうのは凄いんですけどね。ほんとに朝の支度時間だけでしっかり充電して1日使うことができるのではないでしょうか。
- フラグシップモデル並みの処理性能
- 高負荷なゲームも最高画質で遊べる
- 放熱性が高く動作が安定している
- バッテリー持ちが大幅に向上した
- ストレージ512GBモデルを選べる
- microSDカードに非対応
カメラ:LEICA共同開発で写真画質に
Xiaomi 14T Proは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載し構成としては13T Proと同じですが、今回はLEICAと共同開発したカメラシステムを採用しています。
機種 | Xiaomi 14T Pro | Xiaomi 13T Pro |
---|---|---|
監修 | LEICA VARIO-SUMMILUX | – |
広角 | Light Fusion 900 50MP(1/1.31型)・F/1.6 |
Sony IMX707 50MP(1/1.28型)・F/1.9 |
超広角 | 12MP(1/3.06型)・F/2.2 | |
望遠 | 光学 × 2.6(60mm) 50MP(1/2.88型)・F/2.0 デジタル × 30 |
光学 × 2(50mm) 50MP(1/2.88型)・F/1.9 デジタル × 20 |
インカメラ | 32MP(1/3.4型)・F/2.0 | 20MP・F/2.2 |
動画 | 8K30,4K60,FHD960fps 映画モード |
8K24,4K60,FHD960fps |
広角カメラのイメージセンサーは独自センサー・Light Fusion 900を採用しダイナミックレンジが向上し暗いシーンにおいてもディテールをしっかり残しつつ表現力が高くなってるそうです。
画素数は5000万画素でセンサーサイズが(1/1.28型)→(1/1.31型)とセわずかに小さくなったもののレンズが(F/1.9 → F/1.6)の大口径になっています。
実際にどれくらい画質が向上してるのかXiaomi 14T Proと13T Proで比較してみました。
少し分かりにくいですがXiaomi 14T Proの方が暗部の解像感が向上していてよりキレイに表現できています。1倍画角だと分かりにくいですが、2倍画角以降になると画質に明確な差が出てきます。
部分的に拡大してみました。
解像感が全然違いますよね。同じ50MPとは思えないくらい画質が向上し、外壁が13T Proだと解像感が甘いのに14T Proはディテールを残してしっかり表現できています。
広角カメラは逆光によるフレアが改善されてます。
13T Proの広角カメラは豪快にフレアが発生してたのがXiaomi 14T Proは自然なフレアになって違和感がなくなりました。
これもLeica共同開発のレンズのおかげでしょうか。逆光のあるシーンやライトなど光源が多いところで撮影しやすくなりそうです。
スペックが同じ超広角カメラでも画質が向上しています。
これは画像処理エンジンが刷新されて「Xiaomi AISP」を採用しソフトウェアの処理が上手くなったことによる恩恵なんでしょうね。
超広角カメラ、望遠カメラはセンサーは13T Proと据え置きでありながらも全体的に画質が向上していました。
望遠カメラは(光学2倍/50mm)→(光学2.6倍/60mm)により高倍率になってポートレートやお散歩カメラとして撮影がしやすい画角に変更となっています。
Xiaomi 14T Proの望遠2.6倍(60mm)と13T Proの望遠2.0倍(50mm)の画角はこれくらい変わってきます。
プロモードで最短撮影距離(どちらも約40cm)ギリギリまで寄って撮影していますが、画角だけでなく背景のボケ感など表現がXiaomi 14T Proの方が良くなっており、センサーは同じですがLEICA VARIO-SUMMILUXレンズによる恩恵が大きいのかもしれません。
望遠カメラの最短撮影許流は約40cmで寄っての撮影は苦手ですが50MP高画素センサーなので5倍ズームを組み合わせて撮影しても画質はそこそこキレイです。
また、望遠カメラは画質も向上しています。
Xiaomi 14T Proと13T Proで望遠3倍画角で撮影し比べると解像感が向上してるのが分かります。望遠5倍くらいまでなら実用できるレベルの画質は維持してるので撮影の幅が広がった感じがします。
カメラ:LEICA Lookで雰囲気ある撮影ができる
Xiaomi 14T Proは上位モデルのXiaomi 14 Ultraと同じように「LEICAオーセンティック」と「LEICAバイブランド」の二つのLeica Image Lookを切り替えて撮影できます。
LEICAバイブランドはスタンダードな色味、雰囲気で撮影できるモードで風景、人物、食レポなど幅広い撮影ができますが、LEICAオーセンティックは周辺を減光させるビネット効果が追加されてカメラで撮影したかのような雰囲気になります。
コントラストも高めで色味も落ち着いた雰囲気ある表現ができます。
Xiaomi 14T Proの望遠(×2.6)Authentic Lookと13T Proの望遠(×2)で撮影し比べると雰囲気が全く違います。
13T Proも普通にキレイに撮影できていますが、Xiaomi 14T ProはLEICAレンズとAuthentic Lookの組み合わせでその場の空気も表現できてるように感じます。
※ タップで画像を拡大できます。
こんな感じにAuthentic Lookに設定して撮影するだけで雰囲気ある写真に仕上げられるのは良いですね。色濃くコントラストの高い表現なのでインパクトがあります。
もちろん、LEICAの透かしも追加できます。
Leicaのウォーターマークが入ってるだけでそれっぽくなります。
カードのデザインもたくさん用意されていて白背景だけでなく黒背景も選ぶことができます。
カメラ:LEICAフィルターも使える
Leica Image Lookだけでなく「LEICAフィルター」も使えます。
ノーマル、Leica VIV、Leica NAT、Leica BW NAT、Leica BW HC、Leica Sepia、Leica Blueなどのフィルターを組み合わせて撮影ができます。
フィルターを使うことでモノクロ写真も撮影できます。出来ることが多くて大変です。そろそろスマホでもブラケット(BKT)撮影が欲しくなってきますね。
カメラ:マスターレンズシステムに対応
さらに、ポートレートモードでは「マスターレンズシステム」による撮影も可能となっています。
ただ単純に背景をぼかすだけでなくボケ味もそれぞれの画角で異なるモードで通常のポートレートモードとは一味違った雰囲気で撮影が楽しめます。
カメラ:超広角で4K動画撮影に対応
Xiaomi 14T Proの動画撮影は最大8K30fps / 4K60fps / FHD 960fpsの撮影ができるだけでなく、映画モードによる背景をぼかして撮影も対応しています。
どんな感じで4K撮影(60fps)、映画モード撮影ができるのか試しております。
映画モードのソフトウェアによる背景ボケ感がとても自然でいい感じではないでしょうか。映画モードは解像度がFHDになってしまいますが使い勝手が良さそうです。
カメラ:作例をいくつか
Xiaomi 14T Proで撮影した作例をいくつか置いておきます。
※ タップで画像を拡大できます。
ハムさんの毛並みも自然に表現できます。
シャッタースピードが速くなったのか被写体ブレが少なくなって撮影がしやすくなりました。小動物もしっかり撮影できるようになったのは嬉しい進化です。
食レポも美味しそうに撮影が可能です。
食レポにおいてはAuthentic LookよりもVibrant Lookの方が美味しそうに撮影できるかと思います。
Xiaomi 14T Proは望遠カメラが光学2.6倍(60mm)と控えめなこともあり、遠くの被写体をズームしたり、Xiaomi 14 Ultraの光学3.2倍カメラのようにテレマクロ撮影は難しいですが普段使いにちょうど使いやすいカメラ構成となっています。
- LEICA共同開発トリプルカメラを搭載
- Light Fusion 900でダイナミックレンジ向上
- Xiaomi AISPで画質が大幅に向上した
- Leica Image Lookで雰囲気ある撮影が可能に
- キレイで手ブレの少ない動画撮影ができる
- 映画モードで雰囲気ある動画撮影も可能
- 価格以上の性能でデメリットはないが
- 光学2.6倍カメラがもう少し寄れるとよかった
AI機能を搭載している
Xiaomi 14T ProはDimensity 9300+を搭載しNPUの性能が大きく向上しAIの機能が拡充されています。
- メモ(サマリー、レイアウト、校正、翻訳)
- ギャラリー(消しゴム、ポートレートなど)
- レコーダー(文字起こし機能)
- AI字幕(リアルタイム文字起こし)
- AI通訳(対面、電話でリアルタイム翻訳)
- かこって検索
「Gemini」は13T Proでも使えますが、Xiaomi 14T Proは「かこって検索」にも対応しました。
画面下のバーを長押しして検索したいモノを囲うだけで簡単に検索してくれます。
また、メモアプリにAI機能が追加されていて文章を要約したり、レイアウトしてくれたり、校正で誤字脱字を見つけてくれたりします。
「レコーダー」は文字起こし機能が使えるようになりました。
録音後に「テキスト」を選択すると文字起こししてくれます。
リアルタイムではないですが精度は良好です。レコーダーで録音した音声を文字起こしして、メモアプリで要約するといった使い方ができそうです。
また、AI翻訳も対応しました。
日本語で話して英語にリアルタイムに音声付きで翻訳してくれます。対話だけでなく通話アプリでもAI翻訳が使うこともできます。言語の壁を越えることができる…のかも?!
そして、写真に写ってる人やオブジェクト、電線などを瞬時に消し去ってくれる「消しゴム」機能にも対応しています。
ギャラリーアプリが使うことが可能でオフラインでも人を違和感なく消すことができて、オンラインで使える「Pro」モードにするとより精度を高めることもできます。
端末価格:とにかく安い、コスパが良い
Xiaomi 14T ProはXiaomi公式ストアで256GBが109,800円、512GBが119,800円、IIJmioなら乗り換え(MNP)で89,800円で購入できます。
- 公式(256GB):109,800円
- 公式(512GB):119,800円
- ソフトバンク(256GB):124,560円(1年 36円で使用可)
- IIJmio(256GB):109,800円(MNP 89,800円)
さらに、キャリア版としてソフトバンクからも購入が可能で新トクするサポートが使えるので13ヶ月目に返却で36円時 + 保険料で使えます。1年後に新しい端末を購入するなら良いかもですね。
いずれにしても、このスペック、Leicaカメラを搭載して109,800円から手に入れられるのはコスパ最強ですね…。
2024年12月31日までキャンペーンもやってます。
Xiaomi 14T Proを購入して応募するとXiaomi Smart Band 9、大容量ジェルペン、保護ガラスフィルムが貰えます。Smart Band 9は単体だと5,480円するのでいいですね!
Xiaomi 14T Pro レビュー:まとめ
Xiaomi 14T Pro メリット・デメリット
- 6.67インチの大画面ディスプレイを搭載
- 最大144Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- Dimensity 9300+で快適に使える
- ストレージが 256GB / 512GB と選べる
- 顔 + 画面内式指紋認証を搭載
- LEICA共同開発のトリプルカメラを搭載
- 専用アダプタで120W急速充電に対応
- ワイヤレス充電(10W)に対応
- IP68の防水防塵(水深2m30分)
- ステレオスピーカーを搭載している
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- 高性能なのに109,800円と手頃な価格
- USBの通信速度がUSB 2.0と遅い
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- 高音質コーデック・aptX Adaptiveに非対応
Xiaomi 14T Pro おすすめな人は
Xiaomi 14T Proは6.67インチの大画面ディスプレイにDimension 9300+の高性能なチップにLEICA共同開発のトリプルカメラも搭載したを搭載したハイエンドスマホです。
最後にどんな人におすすめかまとめます。
- 初めてのLEICAスマホカメラに
- 費用控えめでハイエンドスマホが欲しい
- 高負荷なゲームを快適にプレイしたい
上位のXiaomi 14 Ultraはカメラに特化したスマホなのでカメラ部分がゴツくて常に持ち歩くにはツラいと感じることありますが、Xiaomi 14T Proはカメラ部分が薄くて普通にスマホです。
普通のスマホでありながらLEICAのカメラスタイルの雰囲気を味わえるバランス感覚に優れてるんですよね。雰囲気のある写真撮影を体感したいならXiaomi 14T Proはおすすめです。
「T Pro」シリーズは「Pro」でありながら価格を抑えたモデルではありますが、Xiaomi 14T Proは性能も高くてLeicaカメラなので廉価モデルというイメージがないです。
もちろん、写真画質にこだわるならXiaomi 14 Ultraの方がいいですが、そこまでこだわりがない、雰囲気が良ければいいならXiaomi 14T ProのLeicaカメラでもしっかり楽しめるのではないでしょうか。
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