Xiaomi 12T Proは6.7インチの大画面ディスプレイにSnapdragon 8+ Gen 1、2億画素のカメラを搭載したハイエンドスマホです。
さらに、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しつつ120W Xiaomiハイパーチャージにより19分でフル充電できるパワフルな電源周りでハードに使いこなす方にもってこいのパワースマホです。
この記事では、Xiaomi 12T Proのデザイン、サイズ、性能、カメラの画質をレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットも書いています。
- 画面サイズが大きいのに軽め
- 色鮮やかな120Hz滑らかディスプレイ
- Snapdragon 8+ Gen1の高性能スマホ
- 冷却システムで発熱しにくい
- 広角(1/1.22型)で雰囲気ある撮影可能
- AI顔認証+画面内指紋認証に対応
- ハーマンカードン監修の内蔵スピーカー
- 120Wの超高速充電で19分でフル充電
- おサイフケータイ(Felica)に対応
- 端末価格が9〜10万円とお手頃
- 望遠カメラを搭載していない
- IP53防滴仕様で防水仕様ではない
- ワイヤレス充電に対応していない
- microSDカードが使えない
- 3.5mmオーディオジャックがない
Xiaomi 12T Proはソフトバンク、IIJmoだけでなくオープンマーケットとしてXiaomi公式サイト、Amazon、楽天でも購入可能です。
この記事の目次
Xiaomi 12T Pro レビュー:外観
本体デザインはオーソドックス
Xiaomi 12T Proは6.7インチの有機ELディスプレイを搭載した大画面ディスプレイのハイエンドスマホです。
Xiaomi 12T Proはフラットなフルディスプレイを搭載し一般的なスマートフォンと同じスタイルで、背面パネルはXiaomiらしいデザインとなっています。
背面パネルのガラスでマット調でツルツルとした素材を採用していて、マット調ではあるものの指紋は付着しやすくブラックカラーだと指紋は目立つかもしれません。
ただ、光沢ガラスのパネルよりも指紋は目立たないですしさっと拭き取りやすいパネルではあります。
Xiaomi 12T Proの操作ボタンは右側にあって上から音量ボタン、サイドボタンを搭載しています。
6.7インチディスプレイと本体サイズ大きめなわりにボタンが少し上にあるので少し操作しにくいかもしれません。
本体下にカードスロットと充電用の120Wの神充電ができるUSB-Cポートを搭載しています。
Xiaomi 12T Proは付属の120W電源アダプタとUSB-A to Cケーブルを使うことで最大120Wの高速充電が可能で19分でフル充電が可能です。
カードスロットはnanoSIMに対応しています。
物理カードは1枚のみですがeSIMに対応しDSDV(5G + 5G)環境で運用も可能です。microSDカードには対応していないので容量に不安があるなら256GBモデルにしましょう。
本体カラーとケース
本体カラーはブラック、ブルーの2色から選べて今回レビューしてるのはブルーです。
Xiaomi 12T Proはしっかりしたパッケージに同梱品がそれぞれ納められていて、クリアケースも同梱しケースをわざわざ購入しなくてもとりあえず傷を防ぐことができます。
ただ、クリアケースのデザインは普通すぎるのでデザインにもこだわるならサードパーティ製のケースを探すのもいいかもしれません。
保護フィルムは最初から貼られていますが傷付きやすいので定期的に交換するのもいいでしょう。
Xiaomi 12T Pro レビュー:性能
Xiaomi 12T Proのスペック
Xiaomi 12T ProとXiaomi 11T Proのスペックを比較しました。
モデル | Xiaomi 12T Pro | Xiaomi 11T Pro |
---|---|---|
ディスプレイ | 6.7インチ(2,712 × 1,220ピクセル)、有機EL、120Hz、687億色以上、900nit、HDR10+、Corning Gorilla Glass 5 | 6.67インチ(2,400 × 1,080ピクセル)、有機EL、120Hz、10億色以上、1000nit、HDR10+、Corning Gorilla Glass Victus |
SoC | Snapdragon 8+ Gen 1 | Snapdragon 888 5G |
冷却システム | 液体水冷(超大型ベイパーチャンバー + 多層グラファイトシート + ボロン窒化膜) | LiquidCool |
メモリ ストレージ |
8GB LPDDR5 / 128GB 8GB LPDDR5 / 256GB |
|
生体認証 | AI顔 + 画面内指紋認証 | 顔 + サイドボタン式指紋認証 |
広角 | 200MP(1/1.22型)・ƒ/1.69 | 180MP(1/1.52型)・ƒ/1.75 |
超広角 | 8MP(1/4型)・ƒ/2.2 | 8MP(1/4型)・ƒ/2.2 |
マクロ | 2MP・ƒ/2.4 | 5MP・ƒ/2.4(テレマクロ) |
インカメラ | 2000万画素・ƒ/2.24 | 1600万画素・ƒ/2.45 |
オーディオ | Harman Kardon、ステレオ、LDAC、aptX adaptive | |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.2、5G(mmWV対応) | |
バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh |
筐体 | 金属フレーム + ガラス:IP53防滴防塵 | 金属フレーム + ガラス |
ポート | USB-C(120W:19分で100%) | USB-C(120W:17分で100%) |
サイズ重量 | 163 × 76 × 8.8 mm・205g | 164.1 × 76.9 × 8.8 mm・204g |
価格 | 109,800円〜 | 69,800円 → 49,800円〜 |
発売日 | 2022年12月16日 | 2021年11月5日 |
6.7インチ有機ELディスプレイを搭載
Xiaomi 12T Proは6.7インチの有機EL(2,712 × 1,220ピクセル)を搭載した大画面ディスプレイモデルです。
画面サイズが大きいので本体サイズは(163 × 76 × 8.8 mm)と大きめで基本的には両手でしっかりと持って使うスマホと言っていいでしょう。
ただ、サイズのわりに重量は205gと軽めなので片手キーボードを使うことで片手で使おうと思えば可能の大型スマホとなっています。
SoCはSnapdragon 8+ Gen1を搭載
Xiaomi 12T ProのSoC(システムオンチップ)は2022年のハイエンドのSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しています。
Snapdragon 8 Gen 1はSamsungが製造したSoCで8+ Gen 1はTSMCが製造しクロック周波数が強化されてるのに発熱が抑えられたチップとなっています。
モデル | Snapdragon 8+ Gen 1 | Snapdragon 8 Gen 1 |
---|---|---|
CPU | Kryo 680 Cortex-X2(3.2GHz) ×1 Cortex-A710(2.8GHz)×3 Cortex-A510(2.0GHz)×4 |
Kryo 680 Cortex-X2(3.0GHz)×1 Cortex-A710(2.5GHz)×3 Cortex-A510(1.8GHz)×4 |
GPU | Adreno 730 | |
Memory | LPDDR5 3,200MHz(51.2Gbit/s) |
|
NPU | Hexagon | |
ISP | トリプル18-bit Spectra ISP | |
HDR | Dolby Vision、HDR10+、HDR10、HLG | |
Camera | 8K30fps /4K 120fps | |
Process | 4nm(TSMC) | 4nm(Samsung) |
Xiaomi T12 ProとXperia 1 IVでAntutuのスコアを比較してみました。
モデル | Xiaomi 12T Pro | Xperia 1 IV |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 8+ Gen 1 | Snapdragon 8 Gen 1 |
メモリ | 8GB | 12GB |
ストレージ | 128GB | 256GB |
総合 | 1035674 | 920926 |
CPU | 252297 | 226962 |
GPU | 456326 | 393945 |
MEM | 154697 | 146776 |
UX | 172354 | 153243 |
発熱 | 35.7 ° | 32.8° |
バッテリー | 5%消費 | 5%消費 |
同じ構成のSoCですがTSMC製のSnapdragon 8+_ Gen 1は15%もトータルで性能が向上しCPU、GPUともにSnapdragon 8+ Gen 1の方が20%も高速化してます。
同じハイエンドスマホですが価格の安いXiaomi 12T Proの方がより快適に負荷のかかるゲームなんかプレイすることができそうです。
ブラウザ、ツイッターの実際の操作感はこんな感じです。
ハイエンドSoCなのでストレスフリーに動かすことができまし、120Hzのリフレッシュレートの画面でぬるぬると快適にアプリを動かすことができます。
PUBGモバイルの最高画質は「HDR画質・フレーム極限」、FHDもデータダウンロードで快適にプレイできます。
ハイエンドSoCなのでPUBGモバイルはとても快適にプレイが可能となっていています。
タッチサンプリングも480Hzと高速なのでタッチ精度も高くてストレスありません。
原神のデフォルトの画質設定は「中」となっています。
「最高」画質にして「フレームレート」を「60」にしても余裕で快適に動かすことができてSnapdragon 8+ Gen 1の性能の高さを体感できるでしょう。
ハイエンドSoCは発熱が気になるところですが、筐体が大きいだけでなく冷却システムによって上手に排熱できてるので長時間プレイも快適です。
Xiaomi 12T Proの電池持ち
Xiaomi 12T Proのバッテリー容量は5,000mAhと大容量となっていて電池持ちは良好です。実際にXiaomi 12T ProとXperia 1 IV、Pixel 7 Proで電池持ちを比較してみました。
モデル | Xiaomi 12T Pro | Xperia 1 IV | Pixel 7 Pro |
---|---|---|---|
容量 | 5,000mAh | ||
YouTube 60分 | 59 → 48% 11%消費 | 70 → 64% 6%消費 | 89 → 82% 7%消費 |
PUBG 30分 | 74 → 67% 7%消費 | 55→ 49% 6%消費 | 86 → 80% 6%消費 |
原神 30分 | 36→ 28% 8%消費 | 62 → 55% 7%消費 | 71 → 65% 6%消費 |
8時間待機 | 48→ 41% 7%消費 | 63 → 59% 4%消費 | 64 → 58% 6%消費 |
充電 | USB-C |
Xiaomi 12T Proは他の5,000mAhのモデルと比べと電池持ちは悪いですが原神30分プレイでも8%ほどの消費なので電池の持ちが悪いことはなく、普通に1日持つバッテリーライフとなっています。
もし、バッテリーが切れても120Wの超高速充電であっという間に電池を回復できるので問題はありません。
Xiaomi 12T Pro レビュー:カメラ
広角カメラの画質
Xiaomi 12T Proのリアカメラは広角、超広角、マクロのトリプルカメラを搭載しています。
2億画素(1/2.2型)の高画素センサーにF/1.69の8枚構成の明るめレンズを搭載した広角カメラ、800万画素(1/4型)の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラを搭載しています。
広角カメラは2億画素ですが通常撮影はビニング処理による1200万画素の出力で扱いやすい写真サイズとなります。Xiaomi 12T Proのリアカメラでどんな写真撮影ができるのかレビューしていきます。
1200万画素の画像サイズが縮小されますが解像感の高い青味の強めの写真に仕上がる傾向があるようです。Pixel 7 Proと比べると青っぽい感じになっています。
高画素センサーを搭載してるので広角カメラの2倍ズームでも高精細な写真となります。
Pixel 7 Proとは彩度やコントラストはかなり違いますが砂や草の細かい表現もしっかりできており、ここまでになると好みの違いになりそうですね。
Xiaomi 12T Proは1/1.22型の大型イメージセンサー(Samsung ISOCELL HP1)を搭載しているので被写体に寄った時のボケ感もしっかり楽しむことができます。
1/1.3型のセンサーを搭載しているPixel 7 Proよりもボケ量は大きく柔らかい雰囲気を演出することができます。
大型センサーによりボケを活かした雰囲気ある写真に仕上げることができますが、Xiaomi 12T Proは花の表現は色濃くなりすぎる傾向があって素材そのものの質感が失われる傾向があります。
Xiaomi 12T Proの広角カメラは大型センサーと明るいレンズ、光学式手ぶれ補正の相乗効果もあって暗めのシーンにおいても手ブレのないクッキリとした写真撮影が可能です。
高画素センサーなので2倍ズームでの撮影をしても解像感を損なわれることなくキレイな写真に仕上げることができます。
適当にテンポよく撮影してましたが日が落ちかけの夕方の薄暗い時間帯で撮影しましたが微ブレすることなくしっかり撮影ができます。
夜の街並みをXiaomi 12T ProとPixel 7 Proで比較してみました。
Xiaomi 12T Proは独特な黄色っぽい色になっていてPixel 7 Proの方が自然ですがどちらも解像感は高くてクッキリとした写真に仕上がります。HDRもしっかり効いて白トビも抑えられています。
広角カメラのデジタルズーム×2で撮影してみました。
どちらも解像感の高くノイズの少ない写真になっていてより自然なのはPixel 7 ProですがXiaomi 12T Proはコントラストが高くてパンチの効いた写真になることが多いです。
Xiaomi 12T Proの広角カメラで夜間撮影をいくつかしました。
イルミネーションもしっかり撮影が可能です。
大型センサーなので手前のモノによって玉ボケを演出することも可能で広角(1〜2倍)は撮影の仕方によってはとてもいい感じに使いこなすことができます。
Xiaomi 12T Proの食レポはかなり特徴的で色鮮やかな写真になる傾向が強いです。
とくにラーメンでネギが乗ってるとその傾向が強くなる傾向があります。普通にチャーハン、餃子は普通に美味しそうなので撮影する被写体によっても傾向が異なるのかもしれません。
超広角・マクロカメラの画質
Xiaomi 12T Proは800万画素の超広角カメラを搭載し視野の広い写真を気軽に撮影ができます。
画素数が800万画素と低めなので画質はそこそこですが、ぱっと見はキレイですし暗いシーンも白トビを抑えながらしっかり撮影が可能となっています。
また、200万画素のマクロカメラも搭載しています。
Xiaomi 12T Proは独立したマクロカメラですが、旧モデルのXiaomi 11T Proの500万画素テレマクロからスペックダウンし画質は普通でPixel 7 Proは超広角カメラのマクロモードと比較すると劣ります。
手ブレの少ない動画撮影ができる
Xiaomi 12T Proは手ぶれ補正がしっかり入っていて電子手ぶれ補正によるハイブリット補正で動画撮影時も手ブレを抑えて滑らかに撮影が可能です。
実際に動画撮影してみました。(YouTubeレビューの一部です)
4K 30fpsですがしっかり暗いシーンにおいても手ブレ、白トビを抑えながら動画撮影ができています。最大8K24fps、4K60fpsの高解像度の撮影もできてハイエンドらしい性能となってます。
Xiaomi 12T Proのメリット
画面サイズが大きいのに本体が軽い
Xiaomi 12T Proは6.7インチの大型ディスプレイを搭載した大きいスマホですが重量が205gとこのサイズのスマホにしては軽量化されています。
iPhone 14 Pro Maxは240g、Pixel 7 Proは212gとそれよりも軽くて扱いやすいスマホとなっています。
さすがに常時片手で操作は難しいですが、片手キーボードを使ったり持ち直して片手で使えないこともない重量感です。ただ、背面パネルがサラサラで滑りやすいので基本的に両手で使う端末といったところです。
ディスプレイの表示が美しい
Xiaomi 12T Proの有機ELは「120Hz CrystalRes AMOLED ディスプレイ」をWQHD(2,712 × 1,220ピクセル)の高精細ディスプレイで
CrystalResディスプレイは色域DCI-P3に対応し687億色以上の表示ができる高品質なパネルで、パッと見は他のスマホと色域の違いは判別できませんがAI画像エンジンを搭載し画質を補正しての表示もできます。
例えば、低解像度の動画をアップスケールして解像感の高い動画に変換する「超解像」があったりします。
Xperia 1 IVにあるような4Kアップスケーリング機能に近いモノですね。たしかに、YouTubeのフルHD画質の動画もよりくっきりと解像感の高い画質になっていました。
他にもHDR補正、フレーム補完のMEMCなどのAI画像エンジンでキレイな画質で動画コンテンツを楽しむことが可能となっています。
120Hzリフレッシュレートに対応
さらに、Xiaomi 12T Proはリフレッシュレート120Hzに対応しスクロール時の文字の残像もしっかり抑えながら滑らかな表示が可能です。
デフォルトは動的にリフレッシュレートを30Hz、60Hz、90Hz、120Hzに調整し滑らかかつバッテリー効率を考慮した動作が可能となっています。
冷却システムで発熱しにくい構造
Xiaomi 12T Proは大型ベイパーチャンバー(高性能放熱板)と合計30,000mm2 もの放熱素材を搭載しSnapdragon 8+ Gen 1から発する熱を効率良く排熱してくれます。
ゲームの原神をプレイしながら熱を実測してみました。
Pixel 7 Proは41.7°ですがXiaomi 12T Proは35.6°に抑えられていてPixel 7 ProのTensor G2よりもSnapdragon 8+ Gen 1の方が性能が高いのに熱をしっかり抑えてるのは驚異的ですね。
負荷のかかる3Dグラフィックスのゲームを長時間快適に遊びたいならXiaomi 12T Proは最高の端末になり得そう。これが10万円くらいで買えるなら安いのではないでしょうかね?
2億 / 5000万画素のウルトラHDで撮影可能
Xiaomi 12T Proは2億画素のイメージセンサーを搭載していて「ウルトラHD」モードで200MP、50MPでのより高精細な撮影が可能となっています。
50MPと通常モードの12MPで比較してみました。
もう、全然違いますね。12MPは補正が入ってる感が強いですが50MPは自然に高精細に撮影ができます。ハム子さんの細かい毛も柔らかそうでしょ。ねえ。
50MPと200MPの差はあまり感じなかったです。
50MPなら10MBほどのデータ容量に抑えられますし家族の写真を撮影時も自然で50MPが実用性のあるモードかなと感じます。
AI顔認証 + 画面内指紋認証に対応
Xiaomi 12T ProはAI顔認証と画面内指紋認証のデュアル生体認証に対応しています。
マスク対応の顔認証なのでマスクしながらもしっかり使えますし、暗いシーンで顔が使えないところでも画面内指紋認証でしっかり画面ロック解除できます。
画面が真っ暗なスリープ状態でも画面内指紋認証も使えますし精度速度ともに良いのでとても使いやすいです。
内蔵スピーカーの音質
Xiaomi 12T ProはオーディオメーカーのHarman Kadonが監修のステレオスピーカーを搭載し内蔵スピーカーの音質はこだわりがあります。
最近のスマホでは珍しく左チャンネルのスピーカーが受話レシーバーではなく独立したスピーカーを採用しています。
音質は普通よりも良いくらいでめちゃ良いってわけではないですが、中音から高音はクリアでキレイなので素質はあるのかなと。
調整次第では神スピーカーになるかも?
低音が少し弱いのでイコライザーで持ち上げて調整でいい感じになりますし、音に広がりがあって中音域もキレイなので動画視聴には適したスマホになっていますよ。
高音質コーデックにしっかり対応
もちろん、ワイヤレスイヤホンも高音質コーデックに対応しaptX Adptive、LDACに対応しています。
MOMENTUM TW3、WF-1000XM4などのハイエンドイヤホンもしっかり使えます。
サンプリング周波数の切り替えは設定からできないですがレイテンシー設定を変更できるのでここで48KHz、96KHzの切り替えになるのかもしれません。
120Wの超高速充電に対応
ソフトバンクが神充電で売り出ししてるXiaomi 12T Proですが付属の電源アダプタとケーブルを使うことで120Wの超急速充電が可能です。
19分でフル充電が可能でめちゃくちゃ速いです。気付いたら70%、90%のバッテリー補給されて電池の減りが全く気にならなくなります。
ちなみに、120W出力に対応していないケーブルだと120W充電はできないので注意です。なので、どこでも120W充電ができるわけではなく外でも神充電したいなら大きな専用アダプタを持ち歩く必要があります。
プラグの折りたたみもできないのでなかなかの苦行かも。
おサイフケータイ(Felica)対応
Xiaomi 12T ProはNFC A/B、Type F(Felica)にもしっかり対応しています。
QR決済だけでなくiD、QUICPay、Suica、PASMOもしっかり使えるのでメインスマホとしても使えるスペックとなっています。
端末価格が安めでお手頃感ある
Xiaomi 12T Proは定価が109,800円で11T Proよりも4万円も値上げとなりましたが、すでに15%OFFで購入できてAmazon、楽天市場も実質10〜15%OFFの9万円くらいで買うことができます。
ソフトバンクでも取扱をしていて256GBモデルが143,280円と割高感はあるもののレンタルとして契約するならアリなのかもしれません。
また、IIJmioで乗り換え前提なら79,800円なので購入するところによって安く買うことも可能となってます。
Xiaomi 12T Proのデメリット
Xiaomi 12T Proのデメリットを見ていきます。
望遠カメラを搭載していない
Xiaomi 12T Proは望遠カメラを搭載してないので事実上のデュアルカメラです。ただ、2億画素の高画素センサーでデジタルズームもそこそこの画質で撮影ができます。
光学望遠レンズを搭載しているPixel 7 Proとの比較は酷ではありますが、Xiaomi 12T Proも自然さは負けますが解像感はしっかり維持しています。
Xiaomi 12T Proはデジタルズーム10倍までの撮影ができます。
さすがに自然さは失われますがノイズは少なくしっかりと何が写ってるか表現することができています。
望遠画角10倍での撮影です。
1/1.22型の大型センサーによる恩恵なのか望遠カメラを搭載していないのに暗いシーンにおいてもノイズを抑えながらもそれなりの画質で撮影は可能でしょう。
IP53防滴、ワイヤレス充電に非対応
Xiaomi 12T ProはハイエンドスマホですがIP53の防滴仕様でワイヤレス充電に対応していません。
価格を抑えるために部分的なコストカットがあるのが残念なところかもしれません。
microSDカード、3.5mm非対応
また、microSDカード、35mmオーディオジャックも非対応となっています。
カメラで撮影することが多いとも128GBモデルだと足りなくなる可能性はあってゲームをたくさんするなら256GBのソフトバンク版はいいかもですね。高いけど。
Xiaomi 12T Pro レビュー:まとめ
Xiaomi 12T Proがおすすめな人は
Xiaomi 12T Proはどんな人におすすめかまとめます。
- 大画面ハイエンドが欲しい
- 原神など負荷かかるゲームを長時間プレイ
- とにかく神充電してみたい
- 望遠カメラいらんけど広角にこだわり
大画面のハイエンドスマホは色んなモデルがありますが、Snapdragon 8+ Gen 1のスマホが9〜10万円ではなかなか買えないです。(2022年12月現在)
最新のハイエンドSoCを搭載し480Hzのタッチサンプリングで操作性も抜群で、冷却システムもちゃんとしてるので長時間プレイも発熱しにくいです。
何よりも神充電でサクッと電池補給できてしまうのはスマホゲーマーにとっては最高なのではないでしょうか。
カメラも望遠画角で撮影しないならXiaomi 12T Proはちょうど良いかも。色味は独特で色濃い感じですが大型センサーで最高のボケ味で雰囲気ある写真を撮影できます。
Xiaomi 11T Proの方が良かったり?
実はXiaomi 12T Proの1世代前のモデル・Xiaomi 12T Proがめちゃコスパ良くて定価が69,800円という時点で安いですがXiaomi 12T Proの発売で値下げしています。
- Xiaomi公式ストア:49,800円
- 楽天公式ストア:64,800円(SPUポイント還元も)
- Amazon公式ストア:56,900円
Xiaomi 11T ProはSnapdragon 888 5G世代のスマホですが1億画素のカメラを搭載していますし、120Wの超高速充電にも対応しています。
あれ?
こっちでいいのでは…。安いですよね。ミドルクラスの価格で1世代前のハイエンドスマホを手に入れることができます。
→ Xiaomi 13T Pro / 13Tはこちら
小型ハイエンドがいいならZenfone 9をどうぞ
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