Google Pixel 3 レビュー

Google Pixel 3はPixel 3aの兄貴的存在のハイエンドスマホでGoogleの画像データーベースを活用したAIカメラが話題となりましたが、弟分であるPixel 3aとカメラの画質はほぼ同じ。

では、Google Pixel 3を選ぶメリットとは?

この記事ではGoogle Pixel 3の外観デザイン、スペック、カメラの画質、使いやすさについてレビューし、Pixel 3aではなくPixel 3を選ぶメリットについて書いています。

Pixel 3のメリット
  • 5.5インチサイズでコンパクトで使いやすい
  • 有機ELディスプレイで画面がとてもキレイ
  • 本体が軽くて持ち運びしやすい
  • 高性能SoCでゲームも快適に楽しめる
  • AIカメラの画質が綺麗で処理速度も速い
  • ポートレートモードが使いやすい
  • ワイヤレス充電ができる
  • 素のAndroid 9 Pieが使いやすい
Pixel 3のデメリット
  • Pixel 3のデメリット
  • 顔認証機能に対応していない
  • カメラアプリやゲームをすると発熱する
  • 電池持ちはあまり良くない

現在はイオシスなどの中古ショップで1万円ほどでPixel 3を買うことができます。

後継機種にPixel 4、2020年発売のPixel 4a、5Gに対応したPixel 5Pixel 6Pixel 6 ProPixel 7 ProPixel 8 Proなどがあります。

Google Pixel 3 レビュー

Google Pixel 3 本体サイズ
Google Pixel 3のサイズ感

Google Pixel 3はSIMフリー版、ドコモ版、ソフトバンク版の3つの機種がありますが、基本的にはどれも同じスペックとなっていて、ドコモのロゴも入ってないのでどこで買っても同じ端末を手に入れることができます。

Google Pixel 3 本体カラー
本体カラーは三色から選べる

本体カラーはホワイト、ブラック、ピンクの三色から選べます。

ブラック以外にモデルは電源ボタンがカラーリングされていてアクセントデザインとなっていますね。なお、この記事で登場するGoogle Pixel 3はドコモ版のJust Black(ブラック)となっています。

Pixel 3と下位モデルのPixel 3aのスペックの違いは以下のとおりです。

Pixel 3aとPixel 3の違い
  Pixel 3 Pixel 3a
ディスプレイ 5.5インチ
FHD+(2160 x 1080)OLED
5.6インチ
FHD+(2220 x 1080)OLED
CPU Snapdragon 845 Snapdragon 670
RAM 4GB LPDDR4X
ストレージ 64GB
リアカメラ 1220万画素(ƒ/1.8)・光学式手ブレ補正・AIカメラ・4K30p動画撮影
フロントカメラ 800万画素(ƒ/2.2)+ 800万画素(ƒ/1.8)・AIカメラ 800万画素(ƒ/2.0)・AIカメラ
Pixel Visual Core
通信性能 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
LTE通信 Cat.16 受信1Gbps
Cat.5 送信75Mbps
Cat.11 受信600Mbps
Cat.5 送信75Mbps
オーディオ デュアル前方放射型ステレオスピーカー ステレオスピーカー・3.5mmオーディオジャック
バッテリー容量 2915mAh
Qiワイヤレス充電対応
3000mAh
充電ポート USB-C
(18W急速充電・USB 3.1 Gen1)
USB-C
(18W急速充電・USB 2.0)
防水防塵 IP68 IP52
本体サイズ 145.6 x 68.2 x 7.9mm・148g 151.3 x 70.1 x 8.2mm・147g
筐体素材 アルミフレーム + ガラス(Corning Gorilla Glass 5) ポリカーボネート
SIMフリー版価格 95,000円 48,600円

Pixel 3とPixel 3aの大きな違いをまとめました。

Pixel 3はPixel 3aよりも…
  • CPUの性能が高い(SMD670 → SMD845)
  • 画像処理チップ「Pixel Visual Core」でカメラの処理が速い
  • デュアルカメラで超広角撮影ができる
  • 筐体がポリカーボネート → ガラス素材に
  • 防水性能がIP52 → IP68と高いので安心できる
  • ワイヤレス充電Qiに対応している
  • 3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載
  • 端末価格が高い

Google Pixel 3は高速処理ができるハイエンドプロセッサ・Snapdragon 845を搭載しているので、全体的な動作速度はかなり速いので、3Dグラフィックスを多用したアプリやゲームも快適に操作することができます。

Pixel 3のリアカメラはシングルカメラ仕様となっていますが高度なAI処理によってシチュエーションを自動判断して綺麗な写真が撮れるという優れモノ。

Google Pixel 3 リアカメラはシングルレンズカメラ
Google Pixel 3のシングルレンズのAIカメラ

Google Pixel 3は専用のPixel Visual Coreチップを搭載しているので、AIが処理する時間がPixel 3aよりも2.5倍ほど高速化されているので、カメラで撮影することが多い方はGoogle Pixel 3を選んだ方が快適かもしれませんね。

パッケージ・付属品

Google Pixel 3は白を基調としたパッケージに本体画像をメインとしたデザインとなっていおり、端末、充電アダプタ、充電ケーブル、USB C-A変換アダプタ、デジタルイヤホン、説明書、ピン、Googleのシールが入っています。

Google Pixel 3 パッケージと付属品
Google Pixel 3のパッケージと同梱品

Google Pixel 3はイヤホンが同梱しているんですね。

Google Pixel 3 デジタルイヤホン
Google Pixel 3はイヤホンが付属している

少し変わったデザインですが、カナル型のイヤホンなので耳への装着感はなかなか良くて、AppleのAirPodsに近い解像感高めのフラットな音質となっているので聴きやすいのかなと思います。

Google Pixel 3 充電アダプタ
18W出力のGoogle Pixel 3の充電器

Pixel 3はUSB-Cに対応していて、しっかりUSB-Cケーブルが付属しているので購入してすぐに充電して使うことができます。

充電アダプタの出力は最大18WなのでPixel 3を急速充電にも対応。バッテリーが切れそうな時にちょっとした時間でバッテリーを復活させることも可能となっています。

外観デザイン

本体カラーとスタイル

レビューしたGoogle Pixel 3は「ジャストブラック(Just Black)」です。

Google Pixel 3の背面デザイン
ツートンスタイルのGoogle Pixel 3の背面パネル

Pixel 3の筐体デザインはツートンカラースタイルとなっていて、指紋センサーより下はマットな素材、上は光沢のあるガラス素材を採用しています。

Google Pixel 3 指紋センサー
指紋センサーは背面パネル上部に搭載

Pixel 3aはポリカーボネート素材のユニボディスタイルですが、Pixel 3はガラス素材を採用しているためサイドフレームとの間に切り込みがあるのが分かります。

Google Pixel 3 ガラス筐体を採用
背面パネルはガラス素材を採用

サイドフレームはたぶんポリカーボネート素材かな?金属ではない感じがする。

マットな部分もガラスでなんだそうなんですが、正直なところPixel 3aのポリカーボネート素材(樹脂)でも十分な質感があるの違いがイマイチ分からない…。

Pixel 3とPixel 3aの素材の違い
上:Pixel 3、下:Pixel 3a

ガラスだと落とした時に割れてしまうリスクもあるので、そう考えるとPixel 3よりもPixel 3aの方が良いような気もするんですけどね。

Pixel 3の電源ボタン、音量ボタンは右側にあります。

Pixel 3 サイドボタン
電源ボタンと音量ボタンは本体右側に

Pixel 3aのSIMカードスロットは左側にありましたが、Pixel 3のSIMカードスロットは本体下にあります。

Pixel 3のSIMカードスロット
Pixel 3のSIMカードスロットは本体下に

対応しているカードはnanoSIMとなっていて、Googleのロゴマークのようなピンが付属しているので簡単にスロットを開けることができます。

リアカメラとフロントカメラ

リアカメラはシングルカメラ仕様となっていて下位モデルのPixel 3aと同じとなっています。iPhoneほどではないですが少しだけ出っ張ったレンズとなっていますね。カメラ横にLEDフラッシュも搭載しています。

 Google Pixel 3 リアカメラのデザイン
Google Pixel 3のリアカメラはシングル仕様

フロントカメラは画面正面の左側にあるのですが、Pixel 3は二つのカメラを搭載したダブルレンズカメラ仕様となっています。

Pixel 3 フロントカメラ
Pixel 3のフロントカメラは2つ搭載している

片側のカメラが広角レンズとなっているので、Pixel 3aよりも広く撮影できるので風景も含めて自撮りしたいときに活躍してくれます。

ここがPixel 3とPixel 3aの大きな違いの一つでもあります。

ちなみにフロントカメラはあくまで自撮り用のカメラとなので顔認証機能は搭載していません。

これは残念なポイントですね。ソニーモバイルのXperiaみたいに簡易タイプでもいいから顔認証機能を搭載して欲しかった。

背面の指紋認証のみだと机の上に置いた時などちょっと使いにくいんですよね。

USB-Cポートを搭載

Google Pixel 3はの充電ポートはUSB-Cなので、最近のパソコンやタブレットの充電ケーブルと共有することが可能。18Wの急速充電に対応しているので素早くバッテリーを充電することができます。

Pixel 3 USB-Cポート
電源ポートはUSB-Cを搭載している

USB 3.1 Gen1(5Gbps)の通信速度にも対応しているので、大容量のデータをパソコンに転送もできます。

(Pixel 3aはポートはType-Cですが通信規格はUSB 2.0なので通信速度が最大400Mbpsと遅い)

Pixel 3の本体下のスピーカーは受話レシーバーと同じように正面パネル部分にデュアル前方放射型ステレオスピーカーとして搭載されています。

デュアル前方放射型ステレオスピーカー
Pixel 3のデュアル前方放射型ステレオスピーカー

Pixel 3aは本体下のスピーカーがサイドフレーム部分にあるので、音質は間違いなくPixel 3の方が良いのかな…と思っていましたが、そうでもなかった。

確かにPixel 3の方が全体的な音量は大きくて、低音・中音の存在感は上です。

しかし、音楽の聴きやすさはPixel 3aの方が上。少なくとも僕の耳にはPixel 3aの方が広がりのあるサウンドに感じました。

3.5mmオーディオジャックは非搭載

Pixel 3は3.5mmオーディオジャックは非搭載なので、有線のヘッドフォンやイヤホンを使う場合は付属のGoogleのイヤホンを使うか、変換アダプタを使うことになります。

有機ELで綺麗なディスプレイ

Google Pixel 3は5.5インチの有機ELディスプレイ(OLED)を搭載しています。

iPhone XS/XS Maxも有機ELディスプレイを搭載していますが、Pixel 3の方が色鮮やかな表現ができています。

Pixel 3のOLEDは色鮮やかで綺麗646
左:Pixel 3、右:iPhone X

画面の明るさを最大にして比較していますが、iPhone XのOLEDは花びらの色合いが少し白くなっていますが、Pixel 3のOLEDはめちゃくちゃ綺麗な色合いとなっています。

これ、肉眼で見ても雲泥の差があるんですよね…。iPhone、高いんだからもうちょっと頑張ってほしい。

Pixel 3のディスプレイはカラーモードを変更することができます。

Google Pixel 3 ディスプレイのカラーモード
ディスプレイのカラーモードは3つから設定できる
Pixel 3 カラーモード
  • アダブティブ
  • ブースト
  • ナチュラル

初期設定は「アダブティブ」となっていて一番色鮮やかなカラーモードとなっています。落ち着いた色にしたい場合は「ナチュラル」に設定することで目に優しい自然な色合いにすることができます。

プロセッサのスペック性能と動作速度

Pixel 3aのCPUプロセッサはフラグシップクラスのSnapdragon 845を搭載していて、高性能コア4つ、高効率コア4つを内蔵した8コアプロセッサとなっています。

プロセッサの性能の違い

Pixel 3のCPUプロセッサの性能をGeekbench 4で計測してみました。

Pixel 3のSnapdragon 845 性能
Snapdragon 845の性能をGeekbench 4で計測
CPUの性能(Geekbench 4)
  Pixel 3 Pixel 3a
CPU Snapdragon 845 Snapdragon 670
GPU Adreno 630 Adreno 615
RAM 4GB LPDDR4X
シングルコアスコア 2376 1616
マルチコアスコア 8342 5155
GPUスコア 13346 6409

Pixel 3が搭載しているSnapdragon 845は670よりもCPUが60%ほど、GPUが2倍ほど性能が高くなっていることが分かります。

Antutuでも性能を計測してみました。

Pixel 3 Antutuのスコア
AntutuによるPixel 3のスコア
CPUの性能(Antutu)
 Pixel 3Pixel 3a
CPU型式Snapdragon 845Snapdragon 670
トータル258237157758
CPU7154461478
GPU12340144192
UX5045040843
MEM1284211245

Pixel 3のSnapdragon 845はPixel 3aのSnapdragon 670よりもCPUが20%ほど、GPUが3倍、全体で見て80%ほど性能が高くなっているのが分かります。

実際の動作速度・操作感

実際にPixel 3はPixel 3aよりもどれくらい動作速度が速いのか比較してみました。

Google ChromeやGoogle Playなどのアプリの描画速度はPixel 3aよりもPixel 3の方が速くなっているのが分かりますね。

3Dグラフィックの動作もPixel 3は滑らかに動かすことができるので、ゲームをすることが多い方はPixel 3aよりもPixel 3を選ぶのがいいかもしれません。

また、動画では分かりませんがアプリの起動や切り替えなどの基本的な動作も明らかにPixel 3の方が快適に動作しています。

\ Pixel 3/3aをドコモ・ソフトバンクでチェック/

[docomoausbpixel]

カメラの性能と画質

 Google Pixel 3 リアカメラのデザイン
Google Pixel 3のリアカメラはシングル仕様

Google Pixel 3はシングルカメラ仕様ですが、GoogleのAIカメラを使って綺麗な写真を撮影できるようになっていて、基本的なスペックはPixel 3aと同じですがPixel 3のフロントカメラはデュアルカメラ仕様となっています。

カメラのスペック
  Pixel 3 Pixel 3a
リアカメラ 1220万画素(ƒ/1.8)・光学式手ブレ補正・AIカメラ・4K30p動画撮影
フロントカメラ 800万画素(ƒ/2.2)+ 800万画素(ƒ/1.8)・AIカメラ 800万画素(ƒ/2.0)・AIカメラ
Pixel Visual Core

Pixel 3のリアカメラは1220万画素のデュアルピクセルのイメージセンサーを搭載し、オートフォーカスの精度・速度も文句なしのものとなっています。

高精細な色鮮やかな写真に

実際にPixel 3のAIカメラで写真を撮影してみました。

Pixel 3 リアカメラの画質
Pixel 3のリアカメラで花を撮影

GoogleのAIカメラが被写体を花と認識して、より花らしく綺麗な色合いに調整してくれて、何も考えなくてもとても綺麗な写真を撮影できます。

Pixel 3とiPhone XS Maxのカメラの画質の違い
Pixel 3の方が花びらの解像感が高い

これ、同じ1200万画素のカメラなんですよ。Pixel 3のリアカメラは花びらの質感もうまく描画できるほどの解像感となっていて、iPhone XS Maxのリアカメラと比較しても高精細に表現できているのがわかります。

ポートレートモードで背景をぼかせる

ポートレートモードを搭載していて簡単に背景をボカすこともできます。

Pixel 3のポートレートモード
ポートレートモードで簡単に背景をぼかせる

Google Pixel 3はのポートレートモードはシングルカメラでありながらAIが背景をぼかしているので、被写体距離関係なしで背景をボカすことができるのはとても使いやすいですね。

しかもボケの精度も高いので最高です。シングルカメラのポートレートモードは被写体と背景の間に違和感が出ることがありますが、Pixel 3は比較的綺麗に背景をボカすことができます。

また、Pixel 3はiPhone XS/XS Maxのように撮影距離に制限がないので寄って撮影することもできます。(画像はPixel 3aで撮影したもの)

Pixel 3aとiPhone XS Maxのポートレートモードの違い
Pixel 3aのポートレートモードは寄って撮れる

iPhone XS Maxはこれ以上寄ってしまうと「離れてください」と警告が出て背景をボカすことができませんが、Pixel 3aはまだまだ寄って撮影することができるので、撮影の幅が非常に高いんですよね。

光学式手ぶれ補正+AIカメラで夜も綺麗

Pixel 3は光学式手ぶれ補正を内蔵しているのでブレの少ない写真を撮影できます。もちろん夜間撮影もブレずに綺麗に撮影可能となっています。

こちらはPixel 3aで撮影したものですが、夜景モードを搭載していて長時間露光することで暗いところでもHDRっぽい写真を簡単に撮影することができます。

Pixel 3a 夜景モード
Pixel 3aの夜景モードと通常モードの比較

手持ち撮影で2〜3秒ほどのシャッター速度になっていると思うので普通なら完全にブレているはずですが、AIが上手いこと画像を合成しているのかブレの少ない写真に仕上がっています。

もちろん、夜の電光看板の文字が白とびすることもなく、とにかく綺麗な写真を簡単に撮影することができるのです。

AIカメラの処理が速い

画像処理チップのPixel Visual Coreの有無がPixel 3とPixel 3aの違いとなっており画質には差はないです。

Pixel Visual Coreを搭載しているPixel 3はAIカメラの処理速度がPixel 3aよりも高速化されています。

実際にどれくらい処理速度が違うのか比較してみました。

Pixel 3aは写真の現像作業に約6秒ほど必要となりますが、Pixel 3は約2秒で処理が完了しています。

とにかく速く処理が完了するので、写真を撮影することが多い方におすすめですよ。

超解像デジタルズーム

Pixel 3はシングルカメラで広角レンズしか搭載されていませんが、デジタルズームで約8倍まで拡大して撮影することができます。

で、Pixel 3のデジタルズームは超解像技術によってズームしてもノイズが少なくクッキリとした写真を撮影することができるのですが、iPhone XS Maxと撮り比べをしてみたところ…(画像はPixel 3aで撮影したもの。)

Pixel 3aのデジタルズームの画質
Pixel 3aはデジタルズームも超解像技術でキレイに

シングルカメラのPixel 3aの方が解像しているという…。スゲー。Pixel 3aのAIカメラ。物理的には望遠レンズを搭載しているiPhone XS Maxの方が画質有利なはずなんでしけどね…。

カメラってGoogleのいうとおりシングルカメラで十分なのかも。

ARナビに対応予定

Google Pixel 3はGoogleマップの新機能・ARナビにアップデートで対応して使えるようになります。ただし、現在はまだ対応しておらず下位モデルのPixel 3aのみが対応しています。

Pixel 3a GoogleマップのARナビ
Pixel 3aはGoogleマップのARナビを使える

地図でナビゲーションは道順が分かっても方向が迷子になることがありますが、GoogleマップのARナビなら方向を間違えようがないので、方向音痴な僕でも快適に道を調べることができるのです。

GoogleマップのARナビはアップデートで他社のスマホでも使えるようになりますが、現時点ではアルファバージョンとなっていてGoogle Pixel 3シリーズが先行して使うことができる機能となっています。

Pixel 3の便利な機能

画面回転ボタンが各アプリで使える

画面の自動回転をONにしておくと横になった時は思わぬ時に画面が回転してしまい使いにくのでOFFにしている方も多いでしょう。

Pixel 3aはアプリに依存していますが、自動回転OFFの状態でも画面の角度を変えることで画面回転のアイコンが表示されるようになっていて、タップすることで簡単に画面を回転させることができます。

これってAndroid 9.0の機能なんでしょうかね。HUAWEI nova lite 3も同じような機能が搭載されています。

Felicaを搭載している

Pixel 3aでdカード(iD)が使える
dカード(iD)に対応したPixel 3a

Pixel 3はFelicaに対応しているので日本の電子マネー各種と交通系カードを登録して決済することができます。

Felica対応でメイン機としても使うことができるので有り難いですよね。Suicaを登録しておけば地下鉄でPixel 3をかざすだけで乗ることができますし、コンビニの支払いもPixel 3があればOKということになります。

急速・ワイヤレス充電に対応している

Pixel 3は18Wの急速充電ができるだけでなくQi規格のワイヤレス充電にも対応しています。

Google Pixel 3 ワイヤレス充電
Pixel 3はワイヤレス充電に対応

なので、ワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリーを使うことでケーブルを持っていかなくても出先で充電できるので、荷物を減らせてGoodですよ。

購入できるところ・端末価格

Pixel 3はドコモとソフトバンクで購入することができ、GoogleストアでやAmazonなどでSIMフリー版のPixel 3を購入できます。

Pixel 3の端末価格は以下の通りです。

Pixel 3 端末価格(税込)
  • Googleストア:95,000円 → 6月に69,000円に値下げ
  • ドコモ:84,600円(36回払い:2,350円)
  • ソフトバンク:52,889円(48回払い:1,102円)

端末価格だけで比較するとソフトバンクでPixel 3を購入するのが安いですね。

料金プラン込みの価格はこうなります。

月々の支払い(税込)
 ドコモソフトバンクGoogleストア + Y!mobile
端末91,368円57,120円69,000円
データ通信〜5GB:5,378円〜5GB:6,998円(1年目:5,918円)〜9GB:4,298円(1年目:3,218円)
音声通話5分かけ放題:756円5分かけ放題:540円10分かけ放題
月々の支払い6,134円7,538円(1年目:6,458円)4,298円(1年目:3,218円)
1年目の合計164,976円134,616円107,616円
2年目の合計73,608円90,456円38,616円

Pixel 3は2019年6月に2.6万円の値下げが実施されましたがドコモ版は高いままになっています。いずれ値下げされる可能性は高いですが、現時点ではSIMフリー版、ソフトバンク版のPixel 3がお得となります。

GoogleストアでPixel 3を購入してY!mobileの回線を使うのが一番安いのは間違いないです。Y!mobileはSIMカード単体で契約することができ、上記金額からさらに割引でかなり安くなります。

ただし、SIMカードをPixel 3aに入れたり設定をしないといけないなど少々面倒くさいとので、よく分からないという方は大手キャリアでPixel 3aを手に入れるのがいいのかもしれません。

なお、ドコモのPixel 3は「スマホおかえしプログラム」に対応していて36回払いにして25ヶ月目に返却することで実質60,912円で購入することもできます。

Google Pixel 3 レビューのまとめ

Google Pixel 3
Google Pixel 3

下位モデルのPixel 3aが発売したことで端末価格が高かったPixel 3の存在感は薄くなってしまいましたが、2019年に2.6万円ほど値下げされたことで、さらに魅力が高まっています。

Pixel 3のメリット
  • 5.5インチサイズでコンパクトで使いやすい
  • 有機ELディスプレイで画面がとてもキレイ
  • 本体が軽くて持ち運びしやすい
  • 高性能SoCでゲームも快適に楽しめる
  • AIカメラの画質が綺麗で処理速度も速い
  • ポートレートモードが使いやすい
  • ワイヤレス充電ができる
  • 素のAndroid 9 Pieが使いやすい
Pixel 3のデメリット
  • 顔認証機能に対応していない
  • カメラアプリやゲームをすると発熱する
  • 電池持ちはあまり良くない

Pixel 3はPixel 3aよりも少しだけ画面サイズが小さくベゼル幅も狭いので、少しでもコンパクトにスマホを使いたい方におすすめ。処理性能も高くてとにかく快適に動くので動作速度に不満に感じることはないでしょう。

せっかく二つのフロントカメラを搭載しているのに顔認証に対応していないのは残念。また、搭載しているSoCの(Snapdragon 845)は高性能ですが発熱するので夏場は手汗かいて大変かもしれません。

最後にPixel 3をおすすめしたい人をまとめました。

Pixel 3がおすすめな人
  • コンパクトで軽い端末が欲しい人
  • 快適にスマホを使いたい人
  • キレイな写真を撮影したい人

Pixel 3は2019年6月に95,000円 → 69,000円に大幅に値下げしたのでとても購入しやすいモデルになっています。

Pixel 3aとの価格差は20,400円です。これだけ料金を追加すると以下の機能がアップグレードできます。

Pixel 3にすることで…
  • SoC:Snapdragon 670 → 845 にアップグレード
  • AIカメラ:処理速度が6秒 → 2秒 に短縮される
  • フロントカメラ:広角でみんなで自撮りできる
  • 充電:ワイヤレス充電ができるようになる
  • 防水:IP52 → IP68にアップグレード

長く使うのなら性能の高いPixel 3の方がいいのかも?

Pixel 3の保護ケースや保護フィルムもあります。

下位モデルのPixel 3aとビックサイズモデルPixel 3a XL/3 XLとの違いについてはこちらをどうぞ!

Pixel 5Pixel 4Pixel 4aのレビューはこちらをどうぞ。

https://sin-space.com/entry/pixel4a-vs-iphonese2

ドコモのおすすめスマホはこちらです。

スマホを急速充電できる電源アダプタはこちらです。