
この記事ではNothing Phone (1)を実機レビューしています。
光るスケルトンスマホ。Nothing Phone (1)、初号機にしてスゴイかもしレません。
イギリスのスタートアップ企業・Nothing technology(ナッシング・テクノロジー)が開発したNothing Phone (1)は背面がスケルトンでライトが光る今までのスマートフォンにはなかった目新しい端末です。
Nothing Phone (1)のスゴイところがNothingとしては初めてのスマホ、初号機とは思えないくらい完成度が高く、動作も安定していて操作感とてもいい感じです。
ということで、Nothing Phone (1)のデザイン・サイズ・性能・動作速度・カメラをレビューしました。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットも書いているのでNothing Phone (1)を検討してる方は参考にどうぞ。
- 背面がスケルトンで見た目がカッコいい
- Glyphライトで通知時に背面が光る
- 大画面のわりに193gと軽く扱いやすい
- 120Hzリフレッシュレートに対応
- 十分なスペック・性能で快適に使える
- 顔 + 指紋認証でマスクしながら使える
- 自然で雰囲気ある写真撮影ができる
- 内蔵スピーカーがステレオに対応
- ワイヤレス充電(Qi)に対応
- 端末価格が73,800円と安め
- おサイフケータイ(Felica)非対応
- 防水性能は弱め(IP53防滴使用)
- microSDカードが使えない
- 3.5mmオーディオジャックがない
Nothing Phone (1)は公式ストア、Amazon、IIJmioで取扱しています。IIJmioはNMP乗り換えで54,800万円で買えるので意外と高くはありません。費用を抑えながら高性能なスマホを手に入れることができます。
この記事の目次
Nothing Phone (1)の特徴

- 6.55インチ 有機ELディスプレイ
- 解像度:フルHD+(2,400 × 1,080ピクセル)
- リフレッシュレート:60〜120Hz
- SoC:Snapdragon 778G+
- メモリ:8 / 12GB、ストレージ:128 / 256GB
- 生体認証:顔 + 画面内指紋認証センサー
- カメラ:デュアル(広角 + 超広角)
- 防水防塵:IP53(生活防水)
- 内蔵スピーカー:ステレオ
- ワイヤレス充電:Qi(最大15W)
- サイズ:159.2 × 75.8 × 8.3 mm、193g
- 端末価格:73,800円〜
- 発売日:2022年8月19日
Nothing Phone (1)はパッと見た感じiPhoneに非常に似たスタイルとなっており、上下左右のベゼルが統一されたスタイリッシュなデザインとなっています。

背面パネルが中身が見えるスケルトンで今までのスマホにはなかったスタイルとなっています。

Glyph Interfaceで着信など通知時にライトを光らせることができるのがNothing Phone (1)の最大の特徴です。

画面を下に置いた状態でも着信や通知があったときにわかるのは画面下勢にとっては嬉しい仕様ではないでしょうか。
SoCはSnapdragon 778G+、メモリは8GBまたは12GB、ストレージは128GBまたは256GBで最小構成でも快適に使えるスペック、性能を持っているのでストレスを感じることはありません。
Nothing Phone (1)の生体認証は顔認証と画面内指紋認証のデュアル生体認証に対応しています。

指紋認証の精度は高くて速度も速いのでマスクをしていても快適に使えます。顔認証の精度はイマイチですが画面内指紋認証はこの価格帯のスマホにしては上等となっています。
Nothing Phone (1)のリアカメラは広角、超広角のデュアルカメラを搭載しています。

出っ張りレンズですが背面パネルのメカメカしいデザインのお陰で気になりません。むしろ、カッコいいです。
広角カメラは1/1.56型センサーで自然な写真を気軽に撮影可能です。超広角カメラに、望遠カメラはないものの最大20倍のズームに対応し幅の広い撮影ができます。
おサイフケータイ(Felica)に非対応、IP53の生活防水と採水性能が少し弱いのがデメリットではありますが、電子決済を使わないならメインとして使えます。
Nothing Phone (1)は公式ストア、Amazon、OCNモバイルONEで買うことができ、IIJmioならMNPで43,980円〜となっています。
Nothing Phone (1) レビュー
では、Nothing Phone (1)をレビューしていきます。
iPhoneに似たデザイン
Nothing Phone (1)のカラーラインナップはホワイト、ブラックの2色から選べます。

今回レビューしているNothing Phone (1)はホワイトでGlyphライトとの一体感のあるスタイルとなっています。ブラックだとGlyphが強調されていい感じです。
Nothing Phone (1)はフラットなアルミフレームを採用し見た目はiPhone 13と似ており、iPhoneの背面パネルがスケルトンになのがNothing Phone (1)と言ってもいいほど。

四隅の丸角角度も同じなので正面から見るとどっちがNothingでiPhoneなのか迷うこともあります(笑)
Nothing Phone (1)の操作ボタンは筐体右上にサイドボタンを搭載しています・

本体左側に音量ボタンを搭載しています。

本体上はマイクの穴があるだけでNothing Phone (1)は3.5mmオーディオジャックは搭載していないです。

Nothing Phone (1)の外部ポートはUSB-Cを採用しています。

iPhoneがUSB-Cポートを搭載したらこうなるんだろうなぁ..というのが具現化されてるみたい。
通信規格はUSB 2.0でUSB 3.0には対応していません。最大480Mbpsなので有線接続でデータの移動は遅くなるのは残念です。
とはいえ、充電性能は高く最大33Wでの高速充電に対応し素早くバッテリーの補給が可能となっています。
Nothing Phone (1)は充電ケーブル(USB-C to C)が付属してますが、充電アダプタは同梱していません。

アダプタを持っていないなら高出力充電ができるAnker Nano II 45W、デュアルポートのAnker 521あたりがおすすめ。33Wの急速充電性能をフルで発揮できます。
なお、Nothing Phone (1)は充電時にどれくらいバッテリー残量があるのかGlyph LEDで確認できるようになっています。

充電ケーブルはAnker PowerLine Ⅲ Flowが柔軟性のあるケーブルで絡まりにくいのでとても使いやすいですよ。
さらに、Nothing Phone (1)はワイヤレス充電に対応しています。Qi対応で最大15Wの急速充電ができるのでワイヤレスでも素早くバッテリーの補給が可能です。

15Wのワイヤレス充電をするならAnker PowerWave II Stand、PowerWave II Padを使えば可能です。
Nothing Phone (1)は本体下側の充電ポートの左にSIMカードスロットを搭載し、付属の透明なピンを使ってスロットを開けることができます。

デュアルSIMによるDSDVに対応、microSDカードは入れられないので容量の拡張はできない仕様となっています。

両面にSIMカードがそれぞれ取り付けられるようになっていて「SIM1」・「SIM2」の刻印がドット字でおしゃれですね。細かいところにもこだわりを感じられる作りです。
Glyph Interfaceがカッコいい
Nothing Phone (1)といえばスケルトン仕様の背面パネルですよね。

ワイヤレス充電用コイルや様々なパーツが本体カラーに染められ、ただ単純に中が見えるだけでなく美しく見えるようにバランスも考えられているように見えます。

パーツとパーツの間の部分もメリハリをつけるために細かいシボ加工が入っていたりと細かいところにこだわってますよね。スゴイですよ、コレ。

デッドスペースも美しく見せる工夫をしているのでとても美しいです。
背面パネルには970個ものミニLEDが埋め込まれていて着信、通信、撮影時のライトとして使えます。Glyph Interfaceと呼ばれています。

ミニLEDが光がシボ加工されたパーツに影を作って端末の質感を演出しています。

めちゃくちゃキレイです。

無駄に光らせて遊びたくなってしまい、本来の機能を忘れてしまいそうですが着信や通知の時に Glyphライトを光らせることができます。
着信・通知でGlyphを光らせる
Nothing Phone (1)はGlyph Interfaceを活用して通知や着信時に光らせることができます。
通知のパターンは10種類あります。
着信のパターンも10種類あります。
ビープ音を主体としたサウンドにリズムに合わせた Glyphライトがいい感じで、画面を下に向けてスマホを置くことで光で通知を受けることができるのはNothing Phone (1)ならではです。
Glyphフィルライトで自然な撮影ができる
また、写真や動画撮影時のビデオライトとしてもGlyphフィルライトを使うことができます。通常のLEDライトは光が強く影が出てしまうのが…

Glyphライトを使うことで自然な明るさで影を低減して撮影が可能となります。

正直なところ、着信や通知よりも撮影時のライトとして活用できる方が嬉しいかも。

家族の写真を Glyphライトで撮影するといい感じに仕上がったので今までとは違うスマホライトの使い方だできそうです。
筐体サイズは大きいが軽い
Nothing Phone (1)は6.55インチのディスプレイを搭載し、本体サイズは159.2 × 75.8 × 8.3 mmと画面が大きいのに合わせて大きめです。

ただ、画面サイズが大きいわりに重量は193gと200gを切っていて軽めです。実際に手にして持ってみると「軽っ」ってなるはず。

なので、画面は大きいけど扱いやすいので画面の大きいスマホが苦手という方も使ってみると「意外とアリなのでは?」ってなるかもしれません。
キーボードの片手モードを使えばキー入力はしやすくなります。

もちろん手が小さい方は片手操作は難しいですし、Xperia 5 IIIなどの小型スマホと比べると大きい端末となっています。
とはいえ、Pixelシリーズでコンパクトなモデルが出たのは久しぶりなので小さいPixelが欲しかった方にとっては最高の端末と言っていいかもしれません。
120Hz対応の有機ディスプレイを採用
Nothing Phone (1)はフルHD+(2,400 × 1,080ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載しており、色鮮やかで明るい画面でコンテンツを楽しめます。

画面輝度は標準が500nitsで自動調整による最大輝度が1200nitsとなっています。(ただし、現在はソフトウェアで最大輝度700nitsに制限されてます。)
とはいえ、明るいところの視認性は良好です。

太陽下で画面が見にくいことはなかったので普通に使える明るさを持ったディスプレイと言っていいでしょう。また、Nothing Phone (1)は120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応しています。

スクロール時の文字の残像がなく滑らかな操作感を実現し、Nothing Phone (1)はAndroidがベースとなったNothing OSで動いておりウィンドウを表示時の動作が滑らで扱いやすいです。
画面内指紋認証に対応
Nothing Phone (1)の生体認証は顔認証に対応し顔を向けるだけで画面ロック解除ができるようになっています。
簡易タイプの顔認証なので認証精度と速度は普通で角度によっては認識できないこともあります。
マスクしてると顔は認証してくれませんが、Nothing Phone (1)は画面内指紋認証にしっかり対応しています。
Nothing Phone (1)の画面内指紋認証は精度高くて速度も速いのでとても使いやすいです。2022年のミドルレンジスマホの画面内指紋認証としてはトップクラスかもしれません。
顔認証の精度がイマイチでも指紋認証が使いやすいので操作性はとても良好です。
内蔵スピーカーはステレオに対応
Nothing Phone (1)の内蔵スピーカーはステレオに対応しています。
音質はいたって普通で、受話レシーバー側の音圧は弱めでUSB-Cポートの隣にあるスピーカーの音圧が強いのバランスは少し崩れています。
Snapdragon 778G+を搭載
Nothing Phone (1)のSoCはSnapdragon 778G+、メモリ8GB(または12GB)、ストレージ128GB(または256GB)を搭載しています。

Snapdragon 778G+は2021年10月に発表された6nmプロセスのSoCでCPUはKryo 670(Cortex-A78 × 1 + Cortex-A78 × 3、Cortex-A55 × 4)GPUはAdreno 642L を内蔵しています。
AntutuでNothing Phone (1)の性能を計測してみました。同じ世代のSoCとなるSnapdragon 695 5GのOPPO Reno7 Aと比較してみました。

モデル | Nothing Phone (1) | OPPO Reno7 A |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 778G+ | Snapdragon 695 5G |
メモリ | 8GB / 256GB | 6GB / 128GB |
総合 | 586239 | 378155 |
CPU | 165708 | 118431 |
GPU | 177952 | 99010 |
MEM | 113169 | 59292 |
UX | 129410 | 101422 |
発熱 | 34°(3°上昇) | 34.2°(3°上昇) |
バッテリー | 3%消費 | 2%消費 |
700番台のSoCなので性能が高くトータルで1.4倍ほど処理性能が高くなっています。とくにグラフィック性能が高くなっているので3Dグラフィックのゲームもそれなりに動かすことができそうです。
快適な動作速度
Nothing Phone (1)の実際の動作をChromeブラウザ、Twitterで動画にしました。
ブラウザ、Twitterともに動作速度は速くサクサク快適に動いていますね。120Hzのリフレッシュレートに対応してることもあって滑らかに操作できます。
ゲームも快適に遊べる性能
Nothing Phone (1)は高性能なSnapdragon 778G+を搭載していることもあってゲームもそれなりに快適に遊べます。

PUBGモバイルの画質設定「HDR」、フレームレート「ウルトラ」まで設定ができて、「スムーズ」で「極限」でのプレイも可能で快適にプレイできます。

PUBGモバイルの動作はかなり快適なのでストレスなく遊ぶことができそうです。
また、「原神」も普通にプレイ可能です。

画質のデフォルト設定は「低」でSnapdragon 8 Gen 1を搭載しているハイエンドモデルと比べると性能は劣るものの普通にプレイは可能です。

実際にNothing Phone (1)で原神をプレイするとこんな感じで動きます。画質の設定はデフォルトの「中」となっています。
これくらい動作していれば原神は普通に楽しめるのでバッテリー持ちなど考慮するとバランスの取れてるように感じます。
発熱はそれなりに抑えられている
Nothing Phone (1)の発熱はゲームなど負荷のかかるアプリを使ってると発熱しますがめちゃくちゃ熱くなることはなかったです。

原神プレイを少しプレイした時の発熱はバッテリー温度が34°、CPU温度が51.9°とSnapdragon 8 Gen 1などハイエンドのスマホと比べると発熱は少なめでバランスが良くちょうどいいスペックのスマホって感じ。
普段使うのスマホとしてはSnapdragon 778G+は最適解かもしれません。ただ、たまにChromeブラウザを動かしてるだけで発熱することもあるので時と場合によっては熱くなることもあります。
Nothing Phone (1)の実際の動作はYouTubeの動画レビューで実際の動作状況を確認できます。(→ YouTube:シンスペース)
Nothing Phone (1)の電池持ち
Nothing Phone (1)のバッテリーは4,500mAhとなっていますが、電池持ちがどれほど違うのか比較してみました。
モデル | Nothing Phone (1) | Pixel 6a | Reno7 A |
---|---|---|---|
SoC | Snapdragon 778G+ | Google Tensor | Snapdragon 695 5G |
容量 | 4,500mAh | 4,410mAh | 4,500mAh |
PUBG 30分 |
72→ 64% 8%消費 |
71 → 65% 6%消費 |
80 → 73% 7%消費 |
YouTube 1時間 |
68 → 61% 7%消費 |
67 → 61% 6%消費 |
93 → 87% 6%消費 |
原神 30分 |
96→ 87% 9%消費 |
61 → 50% 11%消費 |
79 → 72% 12%消費 |
8時間待機 | 5%消費 | 5%消費 | 2%消費 |
原神の電池持ちが何故か良かったですが、その他のバッテリー持ちはPixel 6a、Reno7 Aなどのミドルスマホと同等なので1回の充電でそこそこ使えるバッテリーライフはありそうですね。
Nothing Phone (1) カメラのレビュー
カメラのスペック

Nothing Phone (1)のリアカメラは広角、超広角のデュアルカメラ仕様となっていて、Pixel 6aとスペックを比較するとこんな感じです。
モデル | Nothing Phone (1) | Pixel 6a |
---|---|---|
広角 | 5,000万画素(1/1.56型)・F/1.88 | 1,220万画素(1/2.55型)・F/1.7 |
超広角 | 5,000万画素(1/2.76型)・F/2.2 | 1,220万画素・F/2.2 |
インカメラ | 1,600万画素・F/2.45 | 800万画素・F/2.0 |
5,000万画素の1/1.56型の高画素センサーでこの価格帯のスマホとしては大きめのセンサーを搭載し、なかなか雰囲気のある写真を気軽に撮影できます。
カメラアプリのシャッターを押したときのレスポンスもいいので初号機でここまで完成度の高いカメラシステムに仕上げてきたのがすごい…。
センサーが5,000万画素ですが4つの画素を束ねるビニング処理が入って1,250万画素での出力となり、5,000万画素の高画素モードでの撮影もできます。
広角カメラの画質
では、Nothing Phone (1)の広角カメラのレビューをしていきます。

Nothing Phone (1)はキレイで自然な写真を撮影ができるようになっており、色鮮やかになりすぎる盛り系ではなくソフトウェアの処理は必要最低限に抑えられている印象です。

Pixel 6aとカメラを比較しても遜色ないくらいキレイな写真に仕上がっており、Nothing Phone (1)は5,000万画素の高画素センサーなので解像感は高いです。

望遠カメラは非搭載ですがデジタルズームで被写体をズームして撮影も可能です。

デジタルズームの画質はPixel 6aと比較すると劣りますがノイズも少なくキレイな写真に仕上げることができます。

さすがに画質は落ちますが最大20倍までズームして撮影可能です。

Nothing Phone (1)はレンズ性能が少し弱いので高倍率のデジタルズームは少し苦手な印象がありますが、デジタルズーム2〜7倍の間なら常用できる画質は維持しているように感じます。
高画素モードでの撮影ができる
Nothing Phone (1)の広角カメラは高画素センサーを搭載したことで50MP ULTRA HD(高画素モード)での撮影も可能となっています。

デジタルズームはできなくなりますが、解像感の高い写真に仕上げることができます。

さらに、超広角カメラも同じように50MP ULTRA HD(高画素モード)での撮影ができるようになっています。
大型センサーで雰囲気ある写真に
Nothing Phone (1)は1/1.56型の大型センサーを採用し被写体に寄って撮影することで背景をいい感じにぼかしての撮影ができます。

ポートレートモードなしでもいい感じの写真に仕上げられるのはいいですよね。センサーサイズの小さいPixel 6aと比較すると背景が柔らかくボケています。

デジタルズーム ×2で撮影するとさらに柔らかい雰囲気の写真となります。

ピンクの花も色を強調することなく自然な色味での表現が可能でなかなかいいですよね。

Nothing Phone (1)のカメラのレンズは少しピントが甘めでふんわりした写真に仕上がる傾向があります。レンズの光学性能はあまり高くないのかもしれません。

中央部分の狭い範囲においては解像感が高いですが少しズレるとピントが甘くなるので解像感が高いようでそうでもないのかなと感じる場面も多いです。

それでも色味が自然で雰囲気ある写真にシャッタボタンを切っただけで簡単に仕上げられるのはNothing Phone (1)の魅力と言っていいでしょう。
味玉ネギラーメンを撮影してみました。

色味もちょうどいい感じで解像感もそれなりなので美味しそうですよね。ただ、センサーが大きいことで周辺がボケる傾向があるので気になるならデジタルズーム ×2あたりで撮影するのがおすすめです。

ハム子さんを撮影してみました。

柔らかい雰囲気でいい感じです。ソフトウェアの処理があまり入ってないというか毛並みを強調させずに自然な仕上がりなのは素晴らしいです。

Nothing Phone (1)の広角カメラは被写体距離も短く寄れるメリットもありますが、小動物の毛並みの自然さはXperiaに通じるものがあるかもしれません。
夜間など暗いところにも強い
Nothing Phone (1)は1/1.56型のセンサーの画素を4つ束ねて処理するビニング処理をしているので夜間撮影もしっかりこなすことができます。

看板のライトなど白トビを抑えて、黒つぶれも抑えながらノイズの少ない写真に仕上げられます。

Pixel 6aよりもNothing Phone (1)の方が温かみがあって柔らかい雰囲気でいい感じではないでしょうか。白トビはPixel 6aの方が抑えられているように見えます。

デジタルズーム × 7もNothing Phone (1)よりPixel 6aの方が白トビを抑えていい感じですね。

デジタルズーム20倍だと少し無理してる感じはあります。

Nothing Phone (1)はHDRもしっかり駆使して白トビや黒つぶれを抑えて撮影してくれるので夜の街もいい感じに撮影できます。

明るくなりすぎず、暗くなりすぎずちょうどいいバランスです。

路地裏の暗いシーンにおいてはPixel 6aの方が明るくなりますが、Nothing Phone (1)も引き締まった明るさでコレはこれでいい感じではないでしょうか。

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Nothing Phone (1)の大型センサーは被写体に寄ったときの光の玉ボケが意外とキレイなので夜間撮影が楽しくなります。

デジタルズーム × 2をうまく組み合わせることで玉ボケを大きく雰囲気ある表現で使えます。

Nothing Phone (1)の広角カメラは被写体にも寄れますし広角カメラはとても使いやすいものとなっています。

ただし、レンズの光学性能があと一歩なので解像感はPixel 6aと比べて劣ります。

より解像感の高い写真撮影がしたいならPixel 6a、Pixel 6などを選ぶのがいいかもしれません。

とくにNothing Phone (1)はデジタルズームが少し弱めで超解像AIズーでの撮影ができるPixel 6aの方が高精細な写真撮影ができます。
マクロモードが使える超広角カメラ
Nothing Phone (1)は超広角カメラを搭載しているので視野の広いシーンにおいても威力を発揮できます。

夜間撮影もノイズの少ない写真に仕上がります。

Pixel 6aの方が効きは強いですが、白トビもしっかり抑えられています。

さらに、Nothing Phone (1)の超広角カメラはマクロモードも搭載しています。

専用のマクロカメラを搭載しているGalaxy A53 5Gなどと比べるとよれないですが5,000万画素のマクロモードなので解像感は高くキレイなマクロ写真になります。
ナイトモードも自然な仕上がり
ほんとに暗いところを広角カメラで撮影してみました。

無理して明るくしようとしないのでノイズの少ない見たままの明るさをしっかり表現できますが、Nothing Phone (1)はナイトモードを搭載し明るくすることもできます。

ノイズも少なく高精細な写真に仕上がっていますね。

Pixel 6aのナイトモードと比較すると少し暗めではありますが、ちょうど良い明るさにまとまっています。

さらに、超広角カメラもナイトモードでの撮影ができます。

超広角カメラもノイズ少なめで良い感じではないでしょうか。
動画も4K30Pでキレイ撮影可能
Nothing Phone (1)の動画撮影は4K(30fps)に対応し電子手ぶれ補正も効いているので安定した動画をキレイに撮影できます。
ただ、歩いての撮影は微ブレするので手ぶれをしっかり抑えるならジンバルはあった方がいいかもしれません。
とはいえ、Nothing Phone (1)の大型センサーで動画撮影も被写体に寄って撮影することで背景をいい感じにぼかしながらの撮影ができるので使えます。
動画性能についてはYouTubeでレビューしてるので興味ある方は是非(→ シンスペース:YouTube)
Nothing Phone (1) スペック
ディスプレイ | 6.55インチ(2,400 × 1,080ピクセル) 有機ELディスプレイ 60〜120Hzリフレッシュレート |
---|---|
SoC | Snapdragon 778G + |
メインメモリ | 8GB / 12GB |
ストレージ | 128GB / 256GB |
生体認証 | 顔 + 画面内指紋認証 |
広角カメラ | 5,000万画素(1/1.56型)・ƒ/1.88 |
超広角カメラ | 5,000万画素(1/2.76型)・ƒ/2.2 |
インカメラ | 1,600万画素・ƒ/2.45 |
オーディオ | スピーカー:ステレオ ワイヤレス:高音質コーデック LDAC、aptX adaptive 対応 |
通信性能 | Wi-Fi 6(802.11ax)、Bluetooth 5.2、5G通信(Sub-6) |
バッテリー | 4,500mAh |
防水防塵 | IP53(生活防水) |
ポート | USB-C(USB 2.0) |
サイズと重量 | 159.9 × 75.8 × 8.3 mm・193g |
価格 | 8GB + 128GB:63,800円 8GB + 256GB:69,800円 12GB + 256GB:79,800円 |
発売日 | 2022年8月19日(金) |
Nothing Phone (1) レビュー:評価まとめ

- 背面がスケルトンで見た目がカッコいい
- Glyphライトで通知時に背面が光る
- 大画面のわりに193gと軽く扱いやすい
- 120Hzリフレッシュレートに対応
- 十分なスペック・性能で快適に使える
- 顔 + 指紋認証でマスクしながら使える
- 自然で雰囲気ある写真撮影ができる
- 内蔵スピーカーがステレオに対応
- ワイヤレス充電(Qi)に対応
- 端末価格が73,800円と安め
- おサイフケータイ(Felica)非対応
- 防水性能は弱め(IP53防滴使用)
- microSDカードが使えない
- 3.5mmオーディオジャックがない
Nothing Phone (1)のメリット
Nothing Phone (1)はiPhoneに似たスタイルで Glyphライトで背面スケルトンが光るギミックのある特徴的なスマホとなっています。
見た目だけでなく大画面のわりに軽量化されていて、動作速度がそこそこ快適で、顔認証と画面内指紋認証に対応した完成度の高いのが素晴らしいところ。
リアカメラの画質も大きめセンサーでいい感じの写真になりますしNothingの初号機としてはかなり完成度が高いのではないでしょうか。
Nothing Phone (1)のデメリット
Nothing Phone (1)はおサイフケータイ(Felica)には対応していないのでSuica、iD、QUICPayなどの電子決済は使えません。NFCは搭載しているのでVisaタッチは使えます。
また、防水性能がIP53(生活防水)なのも残念なところです。雨など水飛沫程度の水濡れなら大丈夫ですがお風呂に入りながら使ったりは危険です。
Nothing Phone (1)はどんな人におすすめ?

- AndroidのiPhoneが欲しい
- 光るスマホが面白そう
- 大画面で軽いスマホが欲しい
- Felica(電子決済)は使わない
AndroidのiPhoneが欲しい方は迷わずNothing Phone (1)を買いましょう。
背面がスケルトンで光るのもカッコいいですよね。

見た目だけでなく手でもった感触もiPhone 13にそっくりなのでAndroid使いたいけどiPhoneみたいな端末がいいという方はおすすめです。
画面サイズが大きいわりに重量が193gと軽量化されているので操作性はとてもいいです。片手操作はできないですが手が疲れることはないですよ。
Nothing Phone (1)は公式ストア、Amazon、、IIJmioで販売し、8GB + 128GBが73,800円、8GB + 256GBが79,800円、12GB + 256GBが89,800円となっています。
→ Pixel 6aはこちら
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