AppleのiPhone XSは2018年9月に発売した3年前の端末で、Apple Storeやキャリアでの販売はiPhone 11の発売とともに終了しましたが、UQ mobileのau Certified(認定中古品)でiPhone XSが27,720円で買えるようになりました。
3万円以内でiPhone XSを手に入れることができるなら悪くないかも?
ということで、UQ mobileのau Certified(認定中古品)のiPhone XSは実際どうなのか、外観の傷の付き方、バッテリー容量などレビューしていくのでau CertifiedでiPhoneを検討している方は参考にしてみてください。
この記事の目次
iPhone XSがUQ mobileで買える
UQ mobileは、iPhone SE(第3世代)の販売をしており最近になってiPhone 12、iPhone 11も新品で買えるようになりましたが、少し前のiPhone XR、iPhone 8もau Certified(認定中古品)で手に入れることができます。
そして、au Certified(認定中古品)にiPhone XS・iPhone XS Maxがラインナップに加わりました。iPhone XSは少し前のモデルではあるもののハイエンドのiPhoneを低価格で買えるようになって選択肢の幅が広がることになります。
端末価格は以下の通りです。
新規/MNP 機種変更 |
64GB | 128GB | 256GB |
---|---|---|---|
iPhone 8 | 5,400円 21,600円 |
– | – |
iPhone XR | 22,680円 40,320円 |
27,000円 44,640円 |
– |
iPhone XS | 27,320円 45,360円 |
– | 31,320円 48,960円 |
iPhone XS Max | 42,120円 59,760円 |
– | 45,720円 63,360円 |
iPhone XSは新規・MNPのりかえなら27,320円〜で買うことができます。イオシスなどで販売されている中古のiPhone XSはAランクのもので49,800円〜なので新規・MNPのりかえができるなら費用を抑えてiPhone XSを手に入れることができます。
au Certified(認定中古品)とは?
au CertifiedはKDDIの下取りプログラムやアップグレードプログラムなどで回収したiPhone XRをリユースし、専門業者による検査をし専用ソフトによるデータ消去で完全初期化した端末を販売しているサービスです。
バッテリー残量80%以上、基本機能、接続機能ともに問題ないことなっており、普通に使うのなら問題ない品質を維持していることが基準となっており、普通に使える中古端末を安く販売してることになります。
ただ、中古品なので細かい傷はあります。ボコボコになっている端末はさすがに販売してないでしょうが細かな傷・薄いかすり傷があって明らかな使用感がある端末となっているので、気になる方は購入は控えた方がいいです。
au Certifiedは実際にどんな状態の端末か
パッケージと付属品
実際にau Certifiedで販売されているiPhone XS(64GB・シルバー)を購入してみました。
UQ mobileではなくau Certifiedのパッケージに梱包された状態でやってくるようですね。透明のケースにiPhone XSが納められており、付属品はSIMカードスロットを開けるためのピンのみとシンプルなものとなっています。
充電器、充電ケーブル(Lightningケーブル)は同梱していないので別で準備する必要があります。
外観の傷や汚れについて
au Certifiedで手に入れたiPhone XSの外観の傷、汚れはどうなっているのかチェックしていましょう。
パッと見た感じではとてもキレイな個体に見えるのですが、iPhone XSのサイドフレームはステンレス金属を採用していることもあって、細かい傷が多数付いているのがわかります。
これはステンレスフレームを採用しているモデルの宿命ともいえるものですが、もし認定中古品で細かい傷がない端末がきたら当たり個体と言っていいでしょう。
このような細かい傷はたくさん付いていますが、凹みはありません。
ステンレスフレームはケースを装着していても細かい傷が付いてしまうことがあるためキレイな個体にあたる可能性はかなり低いかもしれませんね。もし、このような傷が気になるならアルミフレームを採用してるiPhone XR、iPhone 8を選ぶのがいいです。
背面パネルのガラス部分は細かい傷が付いていました。
なお、ディスプレイはとても綺麗な状態となっており傷一つありません。
前のオーナーさんがしっかりと保護フィルムを貼って大事に使っていたのかもしれません。
このように au Certifiedはあくまで中古なので、気になる方は購入しないほうがいいです。個人的には2.7万円でiPhone XSを手に入れることができるのなら、悪くない選択肢かなと思うので、少しでも費用を抑えながらハイエンドiPhoneが欲しいならアリです。
「バッテリーの状態」はどれくらい?
もうひとつ、気になるのがバッテリーの状態がどうなのか。
au Certified の基準としてはバッテリー容量80%以上のものを認定中古品として販売しているとしていますが、バッテリー容量を設定画面から確認してみたところ…
最大容量は81%…でした。
かなりギリギリの容量です。せめて85%くらいは欲しかったところですね。少しハズレ個体といってもいいかもしれません。場合によっては90%ほどのバッテリー容量のこともあったりするようなので、ここは運、ガチャ要素が大きいように感じます。
なお、バッテリーはAppleで交換できます。
公式ページから申し込むことができiPhone XSは8,140円で100%のバッテリーに交換できます。つまり、UQモバイルで 27,720円でiPhone XSを購入して8,140円でバッテリー交換することで約3.5万円で中身は新品同様の端末にすることができる…ということになります。
バッテリー交換することで余裕で3年は戦えるので、長く使うことを想定してるのならバッテリーの交換はしておいたほうがいいかもしれません。
iPhone XSは2018年9月に発売したハイエンドモデルで2021年で3年目の端末となります。
一般的なスマートフォンだとそろそろ厳しくなる頃合いですが、iPhone XSはAppleのハイエンドチップを搭載しているため、動作が快適でまだまだ現役で使えうことができる性能を持っています。
A12 Bionic + 4GB RAMで快適に動作する
iPhone XSのSoC(システム・オン・チップ)はA12 Bionicを搭載しています。
A12 Bionicは他にもiPhone XR、iPad(第8世代)、iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)などに採用している現役のSoCとなっており、iPhone XSは4GBのメインメモリで動作しています。
A12 Bionicは(高性能2 + 高効率4)の6つコアを内蔵したCPUに、4コアGPU、8コアNeural Engine(最大5兆回)を内蔵したSoCです。7nmプロセス技術が採用されているため、まだまだ世界最先端のチップであることは間違いないでしょう。
iPhone XSの性能はどれくらいかAntutuで2020年のiPhone 12 Pro、2019年のiPhone 11 Proと比較していました。参考までに、AndroidスマホのPixel 5a(5G)のスコアも掲載しておきます。
iPhone 12 Pro | iPhone 11 Pro | iPhone XS | Pixel 5a(5G) | |
SoC | A14 Bionic | A13 Bionic | A12 Bionic | Snapdragon 765G |
RAM | 6GB | 4GB | 4GB | 6GB |
トータル | 729200 | 610664 | 504687 | 353566 |
CPU | 180031 | 143576 | 129804 | 98122 |
GPU | 301551 | 256277 | 188315 | 100687 |
MEM | 116650 | 88849 | 77744 | 65407 |
UX | 130968 | 121962 | 108824 | 89350 |
iPhone XSの性能は少なくともミドルレンジクラスの2020年〜2021年のAndroidスマホに採用されることが多いSnapdragon 765 5Gよりも高性能なチップとなっているため、ミドルレンジスマホを5万円で買うよりもiPhone XSを2.5〜4万円で買った方が快適にスマホを使うことができます。
スコアよりも実際の動作が大事となりますが、ブラウジング、SNS、動画を見る、ゲームを楽しむといった普段使いであれば十分な速度で操作できるので、不満を感じることはありません。3Dグラフィックのゲームも快適に遊ぶことができます。
実際の動作速度
iPhone XSの実際のどれくらい快適に使うことができるのか、ブラウジング、Twitterを操作してみました。
快適にサクサク動作してますよね。2018年と3年も前の端末ではあるものの、まだまだ快適に使える性能を持っていますし、A12 Bionicは現役機種にも普通に採用されているチップなのでまだまだ戦うことができる性能を持っているとみていいです。
画面・本体サイズはiPhone 12 Proより小さい
iPhone 12 Proは6.1インチのディスプレイを搭載していますが、iPhone XSは一回り小さい5.8インチのディスプレイを搭載しています。画面サイズが小さいので当然ながら本体サイズも少しだけコンパクトになっています。
iPhone 12 Proは角張ったデザインを採用しベゼルの幅を抑えることで意外とコンパクトな仕上がりになっているとはいえ、それでも本体の横幅はiPhone 12 Proが71.5mmなのに対してiPhone XSは70.9mmと小さいサイズとなっています。
片手操作もてが大きい方であれば普通にできます。手が小さいと片手操作は少し厳しいですが、iPhone 12 Proと比べると操作性はいいかなと感じます。
また、サイドフレームは丸みのあるデザインをしてるため自然に持つことができるのもiPhone XSのいいところでもあります。
広角 + 望遠のデュアルカメラを搭載
iPhone XSは広角 + 望遠のデュアルカメラを搭載しています。
iPhone 11以降に採用されている超広角カメラは搭載してないので視野の広い写真、動画は撮影できないですが、A12 BionicのNeural Engineを活用したスマートHDRを使って写真を自然に仕上げることができます。
2020年のiPhone 12 Proのリアカメラと画質の違いを比較してみました。
パッと見た感じは同じような写真となりますが、拡大してみるとiPhone XSの方がノイズが多く出ており、画質と解像感はiPhone 12 Proの方が上であることがわかります。
とはいえ、現行モデルとの比較なので画質の差があるのは当然でしょう。カメラの画質を優先させるなら最新モデルを選ぶべきですが、iPhone XSでも満足いくくらいキレイな写真を撮影できます。3万円前後のミドルレンジのスマートフォンよりも間違いなく画質はキレイですよ。
iPhone XSは光学2倍の望遠カメラを搭載しています。
最大10倍までデジタルズームして撮影ができます。
iPhone 12 Proと比較するとノイズが多くて解像感が劣っていますが、これが2年の技術の差といっていいのかもしれません。望遠ズームを多用する方はiPhone 12 Pro、または2.5倍光学望遠レンズを搭載しているiPhone 12 Pro Maxを選ぶのがおすすめ。
iPhone XSは最近のスマホのように暗いところを無理矢理明るくすような処理が入らないので、全体的に見たままの明るさの写真に仕上がるので、自然な写真を撮影したい場合に適しているカメラとなっています。
ナイトモードも搭載していません。
とはいえ、2021年のミドルレンジスマホに引けのな写真に仕上げることができるので、まだまだ使えるカメラを搭載しているとみていいでしょう。子どもの写真もキレイに仕上げることができますし、シャッターボタンを押した時のタイムラグもなく快適に撮影できます。
iPhone XSはポートレートモードを使って背景をぼかすこともできます。
背景をキレイにぼかすことができています。ただし、iPhone XSよりもiPhone 12 Proの方が被写体に寄れるので子どものポートレート撮影はしやすいです。
iPhone 12 ProはスマートHDR3を搭載しているため明るさだけでなく色合いもAIが調整してくれるため美味しそうに見えますが、それでもiPhone XSのうなぎも自然な写真に仕上がっているかと思います。
比較しないと分からないレベルの画質なのでiPhone XSのカメラも十分メインで使える性能を持っているといっていいのではないでしょうか。
SIMロック解除された端末が届く
au Certified(認定中古)のiPhone XSはau版の端末でありながらもSIMロック解除された状態だったので、何もせずに他社のSIMカードを入れて使うこともできました。
試しにワイモバイルのSIMカードを入れてみましたが、問題なくデータ通信が可能でした。
UQ mobile + iPhone XS 月々の料金
UQ mobileのau Certified(認定中古)で販売されているiPhone XSは64GBモデルなら27,320円で買うことができますが、料金プランを組み合わせるといくらになるか試算してみました。
- くりこしプラン+5G(〜3G):1,628円
- iPhone XS(64GB):1,138円
- 月々の支払い(〜24ヶ月):2,766円
- 月々の支払い(25ヶ月〜):1,628円
UQ mobileは基本料金も安いので端末代金込みでも3,000円以下となって、とにかく安く手い価格でiPhone XSを使うことができます。
iPhone XSをau Certifieで買うという選択肢
近年のスマートフォンは性能が大きく向上したため3〜5年は機種変更しなくても十分です。
iPhone XSは2018年9月に発売された3年前の機種ではあるものの、心臓部となるSoCの性能は2021年のミドルレンジクラスのスマートフォンよりも性能の高く、カメラの画質も十分満足できる性能を持っています。
バッテリーが劣化してる可能性が高いので3年ほど使うのであればバッテリー交換は必須となりますが、Appleで8,140円でバッテリーの交換ができるのでトータルで3.5万円ほどでiPhone XSを手に入れることができる計算となります。
3年前のモデルとはいえ、iPhone 12 Proが10万円近くすることを考えるとかなり安いですよね。通信費用をとにかく抑えたいけど、ハイエンドのiPhoneが欲しい…というかたはUQ mobileのau Certifie(認定中古品)という選択肢はおすすめでよ。
UQモバイルのau Certified(認定中古)はiPhone XR、iPhone 8も販売しております。
→ iPhone(2021)についてはこちら
https://sin-space.com/entry/iphone13-touchid
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