iPhone XS、iPhone XS Maxは2018年9月に発売したiPhone Xの後継機種で、ジェスチャー操作をするiPhoneではじめて大画面モデルのあるシリーズとなっています。
この記事では、iPhone XS / XS Max と iPhone X / 8 Plusのスペックを比較しています。2017年 → 2018年モデルでどれくらい性能が向上してるのか見ていきましょう。
なお、iPhone XSは中古のイオシスで36,800円前後から手に入れることができます。最新のiOS 16にも対応してるのでまだ現役で使えるモデルとなっています。
この記事の目次
iPhone XS / XS Max・X/8 Plus スペックを比較
iPhone XS / XS Maxの新機能
iPhone XS/XS Max(2018)はiPhone X(2017)から何が新しくなって進化したのかまとめてみました。
- ディスプレイ:5.8 / 6.5インチの2サイズに
- SoC:A11 → A12 Bionicで処理性能が向上
- カメラ:広角のセンサーが1/2.9型 → 1/2.5型に大型化
- HDR:自動HDR → スマートHDR
- オーディオ:ステレオ → 空間オーディオ、ドルビーアトモス対応
- IP68防水防塵:水深1m30分 → 水深2m30分
- 4G LTE-Advanced → ギガビット級LTE
- エクスプレスカード → 予備電力機能付きエクスプレスカード
- SIM:nanoSIM → nanoSIM + eSIM
筐体デザインは同じなので違いはなさそうですが、細かいところがスペックアップしていて、SoCがA12 Bionicになって処理性能が向上、電力効率も良くなって電池持ちが良くなっています。
また、広角カメラのセンサーサイズが大型化してスマートHDRで写真の処理能力が向上、オーディオもAirPods(第3世代)やAirPods Pro(第2世代)で使える空間オーディオに対応しています。
iPhone XやiPhone 8 Plusだと空間オーディオが使えないので、これはiPhone XSの大きな差別化になりそうですね。
また、バッテリーが切れた状態でもSuicaやPASMOなどエクスプレスカードが使える予備電力機能を搭載してるなど細かい機能が向上したのがiPhone XSとiPhone XS Maxです。
画面サイズ・デザインの違い
iPhone XSは5.8インチのOLEDディスプレイを搭載し基本的なスペックはiPhone Xと同じです。
iPhone XS MaxはiPhone 8 Plusの後継機種という位置付けとなり6.5インチのOLEDディスプレイを搭載したフラグシップモデルとなっています。
iPhone XS/XS MaxとiPhone X/8 Plusのスペックの違いを比較してみましょう。
モデル | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 Plus |
---|---|---|---|---|
サイズ | 6.5インチ | 5.8インチ | 5.5インチ | |
パネル | OLED(有機EL) Super Retina HD タッチセンシング:120Hz | LCD(液晶) Retina HD | ||
比率 | 19.5:9 | 16:9 | ||
解像度 | 2,688 x 1,242ピクセル(458ppi) | 2,436 x 1,125ピクセル(458ppi) | 1,980 x 1,080ピクセル(401ppi) | |
コントラスト比 | 1,000,000:1(標準) | 1,300:1コントラスト(標準) | ||
輝度 | 625cd/m2 | |||
カラー | 広色域(P3)/ True Toneディスプレイ | |||
HDR | 対応(HDR10) | 非対応 | ||
3D Touch | 対応 |
iPhone XS/XS Maxのリフレッシュレートが120Hzに対応したと一部で話題になりましたが、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzのままでタッチセンシングが120Hzに対応しただけでiPhone Xから採用しています。
つまりタッチセンサーの精度がiPhone 8/8 PlusよりもiPhone XS/XS Max/Xの方が高くなっておりスムーズに操作ができるということ。
ジェスチャーの操作が基本となるiPhone XS/Xシリーズならではの性能と言っていいでしょう。
iPhone XS/XS Maxはステンレス素材のサイドフレームにガラス素材の背面パネルを採用したiPhone Xとほぼ同じデザインですが、iPhone 8/8 Plusはアルミフレームなので質感は大きく異なります。
ステンレスフレームは光沢のある素材で指紋や細かいキズが付きやすいですが、凹みには強いです。アルミフレームは指紋やキズは付きにくいですが衝撃には弱く凹みやすいのが特徴です。
iPhone XS/XS MaxとiPhone 8 Plusのデザイン、サイズの違いを比較してみました。
モデル | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 Plus |
---|---|---|---|---|
カラー | スペースグレイ、シルバー、ゴールド | スペースグレイ、シルバー | スペースグレイ、シルバー、ゴールド | |
サイズ | 157.5 x 77.4 x 7.7 mm | 143.6 x 70.9 x 7.7 mm | 158.4 x 78.1 x 7.5 mm | |
重量 | 208g | 177g | 174g | 202g |
iPhone XSとiPhone Xは全く同じ本体サイズとなっています。
iPhone XS Maxは画面は大きくなりましたが、筐体サイズはiPhone 8 Plusよりも少し小さくなりました。ただし、本体が分厚くなって重量が重くなってしまいました。
- 画面サイズ:5.8インチ → 6.5インチに大きく
- 本体サイズ:少しだけ小型化・厚みは太くなった
- 重量:202g → 208g 重くなった
なので、残念ですがiPhone 8 PlusからiPhone XS Maxに乗り換えて小さくなったと感じることはないでしょう。
まあ、ほぼ同じ本体サイズで画面サイズが大きくなるのでiPhone XS Maxの優位性はあるのかなと思います。
iPhone XSはiPhone Xの後継機種でデザインがほぼ同じです。
iPhone XS/XS MaxはLightningコネクタの隣にアンテナラインが新たに追加されているのが特徴となっています。まあ、よく見ないと違いが分からないレベルと言っていいでしょう。
耐水性能の違い
iPhone XS/XS MaxはIP68等級の防塵耐水に対応しこれまでよりも耐水性能が向上しています。
iPhone XとiPhone 8 PlusはIP67等級の防塵耐水性能となっているのですが、一般的なIP67とIP68の定義は以下のとおりです。
モデル | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 Plus |
---|---|---|---|---|
等級 | IP68 | IP67 | ||
耐水性能 | 連続的に水中に置いても水が侵入しない | 一定の水圧で30分間水中に浸けても水が侵入しない | ||
防塵性能 | 粉塵が内部に侵入しないこと |
iPhone Xは1メートルの水中でしたが、iPhone XS/XS Maxを2メートルの水中の中に30分間を水没しても耐える性能があるので、より深いプールの中に落としても大丈夫です。
- iPhone XR/X/8/8 Plus:水深1mで30分
- iPhone XS/XS Max:水深2mで30分
また、水だけではなくコーヒーやお茶、お酒などからもiPhoneを守ることができます。
IP67等級に対応していたiPhone 8で水で壊れたという声があったので、IP68のiPhone XS/XS Maxはこのような水没事故を少なくできるかもしれません。
CPU・RAM・ストレージの違い
iPhone XS/XS PlusはA12 Bionicを搭載しています。
iPhone XのA11 Bionicと同じ6つのCPUコア(高性能コア2つ + 省電力コア4つ)を内蔵したSoCで、GPUは3コアから4コアに増加しています。
プロセスルール(半導体の配線幅)が10nmから7nmと微細化、A11 BionicよりもA12 BionicのCPUの性能は15%向上、GPUの性能は50%向上し、消費電力が50%少なくなっています。
iPhone | XS Max | XS | X | 8 Plus |
---|---|---|---|---|
プロセッサ | A12 Bionic | A11 Bionic | ||
CPUコア数 | 6コア (高性能コア2 + 高効率コア4) | |||
GPU | Apple独自4コアGPU | Apple独自3コアGPU | ||
メモリ | 4GB | 3GB | ||
ニューラルエンジン | 8コア (毎秒5兆の演算処理) | 2コア (毎秒6000億の演算処理) | ||
ストレージ | 64GB/256GB/512GB | 64GB/256GB | ||
性能 | CPU:A11より15%高速 GPU:A11より50%高速 | CPU:A10より70%高速 GPU:A10より30%高速 |
メインメモリはiPhone X/8 Plusは3GBですが、iPhone XS/XS Maxは4GBと容量が増えてので、アプリの切り替えなどが今まで以上に快適に動作します。
- iPhone X/8/8 Plus:A11 Bionic、3GB RAM
- iPhone XS/XS Max:A12 Bionic、4GB RAM
A12 Bionicにもニューラルエンジンを内蔵し、機械学習による高度な処理ができてA12 Bionicのニューラルエンジンのコア数が2つから8つに増えて毎秒6000億から5兆の演算で最大9倍も処理が高速化しています。
ニューラルエンジンは画像認識や音声認識を得意とし主に顔認証のFace IDやアニ文字、ARといった空間認識処理が必要な処理で使われていて、A12 Bionicによりより高速に処理でき全体的な動作速度が大きく向上しています。
カメラ性能の違い
モデル | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 Plus |
---|---|---|---|---|
広角 | 12MP(1/2.55型)・ƒ/1.8 | 12MP(1/2.9型)・ƒ/1.8 | 12MP(1/2.9型)・ƒ/1.8 | |
望遠 | 12MP・ƒ/2.4 | 12MP・ƒ/2.8 | ||
手ぶれ補正 | デュアル光学式手ぶれ補正 | 光学式手ぶれ補正 | ||
仕様 | 光学2倍ズーム 10倍デジタルズーム ポートレートモード クアッドLED True Toneフラッシュ | |||
動画 | 光学2倍ズーム 10倍デジタルズーム 4K(24/30/60fps) 1080p(30/60fps) 映画レベルの手ぶれ補正 1080p(120/240fps)スローモーション |
iPhone XS/XS Maxの背面カメラはiPhone Xと同じデュアルレンズ(広角・望遠)カメラを搭載し、センサーサイズが1/2.9型 → 1/2.5型に大型化し画質が向上しています。
スペシャルイベントでiPhone XSのカメラの撮って出しだという写真を公開していましたが、髪の毛一本まで再現しつつ背景をボカすことができていました。
また、iPhone XS/XS Maxは背景のボケ具合を撮影中・撮影後に自由に調整することができる深度コントロール機能を搭載しています。
リアルタイム深度コントロールはiOS 12.1で対応し、撮影中にボケ具合を確認できます。あとからもボケ具合を調整できるので、いつでもお好みの写真に仕上げられます。
さらに、iPhone XS/XS MaxはスマートHDRという機能を搭載していて暗部と明部組み合わせてより繊細な写真を生み出すことが可能となっています。
スマートHDRは高速読み出しできるイメージセンサーと高性能なA12 Bionicに内蔵されたニューラルエンジン、強化されたISP(映像エンジン)、新しいアルゴリズムにより実現したもの。
通常のHDRよりも明暗差のあるシチュエーションでも自然な写真が撮影できて、iPhone X/8 Plusだと白トビしてしまうシーンでもiPhone XS/XS Maxなら白トビせずに撮影できるように。
実際にスマートHDRを使って撮影した写真がこちらです。
iPhone XS/XS Maxのカメラは白色の素材もリアルに切り取ることができ、一眼レフカメラよりも綺麗に撮影できるシーンがあるのは本当に驚きです。
ただし、スマートHDRにより逆光に強くなるのは嬉しいですが、雰囲気のある写真を撮影するときには少し邪魔な機能になってしまうこともありそう。
まあ、設定からスマートHDRをOFFにすることができるので状況に応じて設定を変更していきましょう。
なお、iPhone XRはスマートHDRに対応して、シングルカメラ仕様ですがポートレートモードに対応していて背景をぼかすこともできます。
iPhone XS/XS Maxの動画はステレオ音声の録音に対応をしているので、動画撮影にこだわるのならiPhone XS/XS Maxは良い選択肢となるでしょう。
- iPhone X/8 Plus:1200万画素、HDR、ポートレートモード
- iPhone XS/XS Max:より綺麗な1200万画素、スマートHDR、精度が向上したポートレートモード
iPhone XS/XS Maxの前面カメラはiPhone X/8 Plusと同じように700万画素のイメージセンサーが搭載されています。
モデル | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 Plus |
---|---|---|---|---|
画素数 | 700万画素・ƒ/2.2 | |||
仕様 | Face ID ポートレートモード アニ文字、1080p HD動画撮影 Retina Flash | 1080p HD動画撮影 Retina Flash |
ドットプロジェクタ、投光イルミネーター、赤外線センサーを組み合わせたTrueDepthカメラも搭載し、ジェスチャー操作で顔認証で画面ロック解除、Apple Payの決済が可能です。
Face IDの顔認証速度の違い
iPhone XS/XS MaxはiPhone Xと同じようにTouch IDを内蔵したホームボタンがないので顔認証のFace IDが搭載されています。
モデル | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 Plus |
---|---|---|---|---|
生体認証 | 顔認証 高速化されたFace ID | 顔認証 Face ID | 指紋認証 Touch ID |
Phone XS/XS MaxのFace IDは発売当初は顔認証速度がiPhone Xよりも高速化してましたが、iOS 12のアップデートによりiPhone XのFace IDも速くなりました。
iPhone XS/XS MaxだからFace IDの認証速度が速いというわけではありません。
2018年のiPhoneはホームボタンのある従来のiPhoneのスタイルを完全に刷新した形となり、ユーザーはTouch IDからFace IDに完全移行しないといけない状況となります。
でも、安心して。
実際に使ってみれば分かりますが慣れてしまえばFace IDもなかなか使いやすいですしジェスチャー操作もとても快適に使うことができます。
ただ、指紋認証のTouch IDのほうが使いやすいなーと感じる場面があるのも事実。こんなシチュエーションだとFace IDは使い勝手が悪いので注意です。
- マスクをしている
- 布団の中に潜る
- 女装、男装、変装する
マスクしてるとiPhone XSのFace IDは反応しません。iPhone 12以降のモデルでマスクに対応しているので、Proモデルでマスクしながら顔認証したいならiPhone 12 Pro、iPhone 13 Pro、iPhone 14 Proのいずれかを選びましょう。
ワイヤレス通信性能の違い
iPhone XS/XS MaxのLTE通信とWi-FI通信はそれぞれMIMOに対応し、iPhone Xよりも高速通信が可能となり、LTE通信はiPhoneではじめてギガビット通信(理論上で1Gbpsの速度)に対応しています。
モデル | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 Plus |
---|---|---|---|---|
LTE通信 | 4×4 MIMOとLAA対応ギガビット級LTE 4G デュアルSIM(nanoSIM +eSIM)に対応 | 4G LTE-Advanced | ||
Wi-Fi通信 | 802.11a/b/g/n/ac MIMO対応Wi-Fi | |||
Bluetooth | 5.0 | |||
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS | |||
NFC | リーダーモード対応NFC、予備電力機能付きエクスプレスカード、FeliCa対応 | リーダーモード対応NFC、FeliCa対応 | ||
その他 | ワイヤレス充電(Qi)対応 30分最大50%の高速充電対応 |
実際に通信速度は場所によっても左右されますが、全体的に速度向上はしているようで僕が使っているドコモ回線(金沢市郊外)ではiPhone XよりもiPhone XS Maxの方が1.5倍くらい通信速度が向上していることを確認しました。
- iPhone X/8/8 Plus:90Mbps(下り)
- iPhone XS/XS Max:145Mbps(下り)
LTE通信がWi-Fi通信並みの速度が出るのは正直驚きでもあります。
また、iPhone XS/XS MaxはデュアルSIMに対応しており物理的なnanoSIMとeSIMを組み合わせで違う通信会社の回線を簡単に切り替えができます。
ただし、現時点では音声通話のeSIMの提供がない日本では使いようがないデュアルSIMで、SIMロックがかかっているキャリア版iPhoneはSIMロック解除をしないとデュアルSIMは使用できません。
iPhone XS/XS Maxの香港モデルに関しては色々な事情でeSIMを使うことができないので物理的にnanoSIMを2枚入れることができる仕様に。むしろ香港モデルの方が使い勝手がいいんじゃないかと思ってしまいますね…。
バッテリー駆動時間の違い
iPhone XS/XS Maxのバッテリー駆動時間の違いを比較します。
モデル | iPhone XS Max | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 Plus |
---|---|---|---|---|
連続通話 | 最大25時間 | 最大20時間 | 最大21時間 | 最大21時間 |
インターネット | 最大13時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大13時間 |
ビデオ再生 | 最大15時間 | 最大14時間 | 最大13時間 | 最大14時間 |
オーディオ再生 | 最大65時間 | 最大60時間 | 最大60時間 | 最大60時間 |
iPhone XSはiPhone Xよりも最大30分長いバッテリー駆動時間、iPhone XS MaxはiPhone Xより最大1.5時間長いバッテリー駆動時間となっています。
iPhone XS MaxはiPhone 8 Plusよりもバッテリー駆動時間が長くなっているので、より長く使いたい方にオススメです。
iPhone XS / XS Maxの端末価格
現在はiPhone 14、iPhone 14 Pro、iPhone 13がメイン機種となっていてiPhone XS / XS Maxの販売は終了しています。
が、中古で手に入れることができます。
- iPhone XS:33,800円〜
- iPhone XS Max:54,800円〜
- iPhone X:30,800円〜
- iPhone 8 Plus:29,800円〜
いずれのモデルも2022年最新のiOS 16に対応しています。iPhone 8 Plusは使える機能は少ないですが、2年くらい現役で使えそうな感じです。
iPhone XS・X・8 Plus 比較:まとめ
iPhone XSがおすすめな人は
2018年モデルのiPhoneの中で一番小さいサイズとなっているのがiPhone XSなので、iPhone 8など4.7インチモデルからの乗り換えに適しています。
- 費用をとにかく抑えたい
- 片手で操作したい
- iPhone 8からの乗り換え
現時点で最新の機能を使いたいならiPhone 14 Proがおすすめですが、とにかく費用を安く抑えたいならiPhone XSを中古で買う選択肢もアリでしょう。
iPhone XS Maxがおすすめな人は
iPhone XS MaxはiPhone史上最大の大きな画面を持ったデバイスで、本体サイズはiPhone 8 Plusよりも少しだけ小さいので従来のPlusユーザーがならスムーズに乗り換えできます。
- 大画面サイズで動画視聴したい
- iPhone 8 Plusからの乗り換え
- ランドスケープモードで使いたい
iPhone XS MaxはiPhone 8 Plusと同じようにランドスケープ(横向き)モードに対応しています。メモ帳やメールなどは2画面で操作できるので操作性を重視するならiPhone XS Maxがおすすめ。
ただし、実際にiPhone XS Maxを買って使っていますがホーム画面がランドスケープモードに対応していないなど横モードで使うにはかなり中途半端な仕様となっています。
8 Plusからの乗り換えはiPhone XRがおすすめ
iPhone XS Maxは非常に高価なデバイスでiPhone 8 Plusの従来の価格と比べると25,000円ほど値上げしてしまっています。
- iPhone 8 Plus(64GB):89,800円
- iPhone XS Max(64GB):124,800円
そこで検討してほしいのが端末価格が安いiPhone XRです。
- iPhone XR(64GB):84,800円
iPhone XRの画面サイズはiPhone 8 Plusよりも大きいのに本体サイズは小さくなっているのが特徴で、従来のiPhone 8 Plusの価格よりも5,000円安く買うことができるのです。
価格で見るとiPhone 8 Plusの後継機種はiPhone XRということになるのです。なので、高いお金は出せないけどiPhone 8 Plusのサイズ感を維持したい方はiPhone XRを選ぶことをおすすめしたいです。
iPhone Xから乗り換えするほどなのか?
iPhone XSはiPhone Xの後継機種で性能は大幅に向上したものの乗り換えるメリットがあるのかどうか…?
結論を先に書くと「iPhone XからiPhone XSに乗り換えるほどの進化はない」です。 iPhone XにはないiPhone XSに乗り換えることで得ることができる新機能は…
- ディスプレイ:5.8 / 6.5インチの2サイズに
- SoC:A11 → A12 Bionicで処理性能が向上
- カメラ:広角のセンサーが1/2.9型 → 1/2.5型に大型化
- HDR:自動HDR → スマートHDR
- オーディオ:ステレオ → 空間オーディオ、ドルビーアトモス対応
- IP68防水防塵:水深1m30分 → 水深2m30分
- 4G LTE-Advanced → ギガビット級LTE
- エクスプレスカード → 予備電力機能付きエクスプレスカード
- SIM:nanoSIM → nanoSIM + eSIM
これらの機能に魅力を感じるならiPhone Xから乗り換えるメリットは多いになります。とくにAirPodsの空間オーディオに対応してたり、予備電力機能付きのエキスプレスカードはいいかもしれないですね。
→ iPhoneの比較はこちら
https://sin-space.com/entry/iphone-size→ iPhone 14、14 Proはこちら
→ iPhone 14・13の違いはこちら
•iphone Xsで、次世代通信規格の5Gを利用することはできるのですか?