iPad(第7世代)でもSmart Keyboardが使えるようになりiPadでブログの更新をしたいと考えてしまいますよね。
iPadはiOS 11でファイル管理ができるようになり、最新のiPadOS 13はデスクトップ版ブラウザ表示が可能となり、WordPressやはてなブログの標準エディタで作業できるようになりました。
つまり、ブログはMac/PCを使わなくてもiPadだけで気軽にブログ更新できるようになったということ。とはいえ、Mac/PCと同じ感覚で作業はできないのでiPadならではのフローで作業する必要があるのかなと思います。
ここでは実際にiPad Proを使ってブログの更新作業をする手順・流れについて詳しく紹介しているので、iPadでブログ更新を検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
iPad・iPad Proでブログ更新をする方法
ブログの更新はiPad、iPad Air、iPad Proの全ての機種で可能です。
iPhoneでも頑張ればできるのでiOSでのブログ更新をするコツをつかめばMacやPCがなくても気軽に記事を書くことはできるでしょう。
- 素材を準備する
- 写真のトリミング、色調整
- 必要なら写真に文字入れをする
- 写真を縮小圧縮する(省いてもOK)
- 記事の執筆
- 投稿、更新する
では、iPadでブログ更新(ワードプレス・はてなブログ)する方法について詳しく紹介します。
素材を準備する方法
カメラで撮影する
iPadにはカメラを搭載しているので必要な素材は簡単に準備することができますよね。
その場で写真撮影してそのまま素材として使うことができるのはMac/PCではできないのでiPadならではの方法です。
まあ、iPadは本体サイズが大きく撮影しにくいのでiPhone 11・11 Proで撮影するのが現実的かとは思います。
ただ、iPhoneやPadで撮影した画像はオリジナル画像となるのでオリジナリティの高いブログに仕上げることができますよ。フリー素材もいいけど可能ならオリジナルで。
iPad Proのカメラの画質はiPhone 8と同じ1200万画素のイメージセンサーを搭載し、ブログで使用する写真であれば問題ありません。
iPad Proであれば本当に一台で完結させることが出来るからスゴイですよね。
素材にこだわりたいという方はミラーレスカメラ(FUJIFILM X-T3やCanon EOS RP)などで撮影してもOKです。
iPad Pro 11インチ・12.9インチ(第3世代)であればSDカードリーダーからデータを転送することができますし、USB-Cをカメラに直接繋いで素材を準備することもできます。
フリー素材をダウンロードする
フリー素材の素敵な写真をイメージ画像として利用することもできます。
iOS 12まで
iOS 12までは各サイトにアクセスしてダウンロードしたい写真を表示させて画像を「長押し」→「イメージを保存」からiPadに写真データを保存することができます。
この画像は無料素材のAC Photoからダウンロードしたもの。自動ダウンロード機能を使えないので「もう一度ダウンロードする」というリンクから画像を開くことでダウンロードできます。
iPadOS 13以降
iPad OS13はダウンロードマネージャーを搭載したのでMac/PCと同じようにダウンロード機能を使うことができます。
ダウンロードマネージャーを使うとiPadのファイルの「ダウンロード」に画像を直接ダウンロードすることができます。
iPad OS13で完全にMac/PCと同じように画像データを扱うことができるようになったので、画像の管理も今までよりもやり易くなるのではないでしょうか。
トリミングや色の調整を追加する
撮影した画像をそのまま使ってもOKですが、トリミングして、色を調整して、文字を追加するなど、色々加工してからブログにアップしたいですよね。
画像編集はiPadOSの写真アプリの編集機能を使うことでトリミング、色調整などの画像調整ができます。
ただ、先ほどダウンロードマネージャーから保存した画像はファイルアプリにあるので写真アプリで編集することができないんですよね。
なので、iPadOSの写真アプリを使う場合は画像データを「ファイルアプリ」→「写真アプリ」に転送しましょう。
ファイルアプリから写真編集ができるようになったら超絶便利なのですがiPadOS13ではまだそれが実現していません。今後のアップデートに期待したいところ。
iPadOSの写真アプリはとても有能でトリミングだけでなく、露出、明るさ、彩度、色合い、シャープネス、ノイズ除去などの調整ができます。また、フィルターで大きく色合いを変えることも可能。
さらに、手書きで文字入れができるのも写真アプリで編集するメリットですよね。
せっかくiPadでブログ更新するなら手書きを活用するのも面白いのではないでしょうか。
手書きだと完全オリジナル画像を作ることができるので画像盗用など気にする人にとってあえて手書きで素材を作るというのも良い方法ですよね。
アイキャッチに文字入れをする
日本語の文字入れに特化した「Phonto」というアプリもとても便利です。
Phonto 写真文字入れ
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Phontoは日本語の文字入れに特化したアプリで数多くの日本語フォントを使うことができます。
フォントの大きさ、色、位置、影など文字入れに必要なことを全てPhontoで作成することができます。
ちなみに、Phontoでも写真の色調整をすることができるのでトリミングする必要がなければいきなりPhontoを使って作業をしてもいいのかなと思います。
編集した画像は「送る」ボタンから「「カメラロール」に保存しておきましょう。
iCloud Driveに保存することもできますが、Photoshop Expressで画像圧縮するときにiCloud Driveにアクセスできないので注意です。
文字や矢印などを追加する
「Phonto」でも矢印や吹き出しを追加できますが、文字や矢印、四角、モザイクなどを追加したい時は「Skitch」というアプリも便利です。
Skitch: 撮る。描き込む。共有する。
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Evernoteのアプリでデスクトップ版もあるので有名ですよね。使っている人も多いのではないでしょうか。
タッチ操作で感覚的に矢印などを追加することができるので便利。Mac/PCでちまちまと作業をするよりもiPadで作業をした方が速いのかも。
作業が終了したら写真アプリに保存しておきましょう。これでブログに必要が画像を準備できました。
画像サイズを縮小圧縮する
加工した画像をそのまま使うのとサイズや容量が大きすぎてブログには適していないので画像サイズを縮小・圧縮するのがおすすめです。
ブログエディタ側で縮小圧縮する
WordPressだと「Imsanity」というプラグインを使うことでアップロード時に画像サイズを縮小圧縮することができます。
はてなブログもアップロード時の画像サイズを設定することができるので、元データのままアップロードしても問題はないでしょう。
ただし、ブログ側での画像の縮小圧縮はモバイル環境だと大きなデータ通信が必要となるので注意。もし、モバイルデータ環境下でブログ更新をすることが多いなら以下の方法で画像の縮小圧縮をするのがいいでしょう。
Photoshop Expressで画像を縮小圧縮
Photoshop ExpressというAdobeのアプリを使うことで簡単に画像を縮小して圧縮できます。
Adobe Photoshop Express:画像 加工
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「環境設定」から保存する画像のサイズ・圧縮率を設定できるようになっているので、ブログ用の画像に簡単に変換できるので便利です。
例として「画像をサイズ変更」を「1366px」に設定して、「JPEG画質」を「50」に設定します。(「高」と表示されていますが設定画面で「50」に設定されています。)
この状態で写真を保存すると2224×1168ピクセル(6.1MB)あった写真が自動的に1336×1025ピクセル(117KB)に縮小圧縮されます。
ブログで使用するにはちょうど良いサイズと圧縮サイズだと思います。(最近は1200pxほどの画像をアップしています。)
Siriショートカットで画像を縮小圧縮する
iOS12、iPad OSにはSiriショートカットという機能を搭載しています。
Siriショートカットを活用することで画像をまとめて簡単に縮小圧縮することが可能となっています。個人的にはPhotoshop Expressを使うよりもSiriショートカットを使った画像のリサイズで良いと思います。
Siriショートカットを起動して以下のように設定してください。
といっても面倒だと思うのでこちらリンクからレシピをダウンロードしてください。自動的にこのSiriショートカットの機能をインストールできます。
画像のリサイズのSiriショートカットの使い方は簡単でファイルアプリまたは写真アプリにある画像を選択して「共有」をタップします。
「共有」の項目にSiriショートカットで設定した「複数写真をリサイズ」という項目があるので選択します。
画像の横幅を入力してOKをタップします。
保存するフォルダを選択して「保存」をタップしましょう。
これでオリジナルの画像が縮小圧縮されます。自動的にファイル名を変更してくれるので元データが消えることもありません。
3MBほどあった画像が100〜150KBに縮小圧縮できました。これならモバイルデータ通信でも問題なくWordPressなどにアップロードすることができるでしょう。
複数枚まとめて画像を縮小圧縮できるので、Macで処理するよりも速くかもしれないですね。この操作感に慣れればとても効率よく画像処理ができてしまうのかも?
WordPressで更新する
iPadを使ってWordPressを更新する場合は、Safari・Chromeなどのブラウザから直接、管理画面にアクセスして作業することになります。
iOS 12までもデスクトップ表示ができましたがベースとなっている部分はモバイルSafariとなっていたため、WordPressやはてなブログの管理画面をまともに使えませんでした。
例えばビジュアルエディタだとツールパレットが表示されない、HTMLエディタがまともに使えない…など。
なので、iOS 12まではWordpressの公式アプリを使って記事を更新するのが一番効率の良い方法でした。
WordPress
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しかし、iPadOS 13よりデスクトップ版表示にフル対応したためWordPressのエディタでも普通にiPadからきちんと操作できるようになりました。
Gutenbergブロックエディタも問題なく使うことができます。iPad Air 3やiPad Proなら搭載しているCPUプロセッサが高性能ですし快適に動作するんですよね。
WordPressアプリはGutenbergに非対応なのでクラシックエディタを使っていないユーザーにとっては逆に使いにくくなってしまいます。そろそろ、アプリもGutenbergに対応して欲しいところですが…。
はてなブログで更新する
はてなブログにも専用アプリがありますが、HTML編集することができないのであまり使い物になりません。
とりあえず執筆だけするならアプリは使いやすいのでネタ出しに使うといいのかもしれません。
はてなブログの更新はSafari・Chromeなどのブラウザ経由からとなりますが、iOS 12までは表示がおかしくなっていたりHTMLエディタが動作しないなど問題があり更新するのは難しい状態でした。
しかし、iPadOSはデスクトップ版の表示にフル対応したので、はてなブログの管理画面も問題なく操作することが可能になっています。
iPadOSのブラウザがデスクトップ版に完全対応したのはとても大きな進化といっていいでしょう。むしろ、今までどうして出来なかったのかと疑問に思うほど。
https://sin-space.com/entry/ios13-ipados-new-systemiPadでブログ更新する方法のまとめ
従来のiPadはあくまでタブレット端末だったのでブログの更新は少し厳しいものがありましたが、ファイル管理に対応しスマートキーボードが使えるようになったことで、ブログの更新も以前に比べてしやすくなっていました。
- 画像の用意(内蔵カメラで撮影 or ダウンロード or SDカードから読み込み)
- 写真の明るさを写真アプリの編集機能で調整
- 文字入れが必要ならPhontoでする
- Siriショートカットで画像をリサイズ・圧縮する
- ブラウザ経由で各ブログエディタ上で記事を更新する
iPadで画像を扱うときにリサイズをどうするかが一番の問題点でもありましたが、Siriショートカットで画像を簡単に縮小圧縮できるようになったので、下手するとMacよりも画像処理が速く終わってしまうかも。
それくらいiPadによる作業効率は以前と比べて向上しているんですよね。
iOS 12ではあと一歩のところでiPadだけで完結するのが難しいような場面がたくさんありましたが、iPadOSは本当に1台だけで完結できることが大幅に増えたので、以前よりも使い場面がマジで増えています。
東京など遠出をするときにMacBook AirやMacBook Proを持ち運ぶのは正直辛いところがありますが、iPad ProならSmart Keyboard Folioとの組み合わせでも軽いので肩が壊れることがないのは本当に助かります。
なお、2021年現在はPhotoshop、illustratorもiPadで使えるようになったのさらにできることが増えました。
iPadは無印の一番安い機種・iPad 10.2インチもApple PencilとSmart keyboardを使って作業できるようになりました。全部揃えても6万円ほどなので以前に比べたらか安く一式揃えられるようになりました。
MacBook Airは12万円ほどしますし、費用をかけたくないのならiPadを選ぶという選択肢はかなり有力な手段になるのではないでしょうか。
https://sin-space.com/entry/ipad-osusumeiPhoneからの執筆も可能
iOS 13になったことでiPhoneからも普通にWordPressやはてなブログのエディタを使えるようになりました。
基本はモバイル表示ですがデスクトップ表示モードにしてテキストフォントを小さくすることでiPadと同じような画面にすることもできます。
HTMLによる編集もiPhoneから問題なくできるので、iPadじゃなくてiPhoneだけでブログ更新も可能でしょうね。
フリック入力の方が速い方はiPhoneから記事書いた方がいいかもしれないですし、寝ながらでも作業できてしまうのがいいところ。寝る前にササっと文章を書いてしまうのもいいのかもしれないです。
[vc]
とても参考になりました!
iPadで始めようと思っていたので、早速今日から導入していきます。