高性能なMacBook Pro 14インチを使ってiPad Pro 11インチ・12.9インチも同時に充電するならこの充電アダプタはコスパいいかも!
1ポート接続なら最大100Wで充電できるパワーのあるAnker PowerPort III 2-Port 100W ですが、高性能な割にコンパクトでオールマイティーに使える電源アダプタです。
2ポート接続でも60W + 40Wで充電できるので、MacBook Pro 14インチ、MacBook Airを同時に充電してしまう能力もも持ち合わせています。
この記事ではAnker PowerPort III 2-Port 100W をレビューしているので、複数の端末の充電アダプタを検討している方は参考にしてみてください。
- 最大100Wの高出力に対応
- 2ポート接続で60W + 40Wで充電
- 高出力なのにサイズがコンパクト
- PPSに対応し対応端末なら負荷を減らせる
- プラグ折りたたみ式で使いやすい
- 2ポートで出力が少し落ちる
- デザインは至って普通だな
この記事の目次
Anker PowerPort III 2-Port 100W の特徴
- 白基調のシンプルなスタイル
- USB-C PD(PPS)に対応
- 最大100W出力で急速充電できる
- 2ポート使用は(60W +40W)出力
- プラグは折りたたみ式で持ち運びしやすい
- 充電器の大きさ:69 × 69 × 31 mm
- 充電器の重さ:約216g
- 端末価格:6,990円(Amazon)
Anker PowerPort III 2-Port 100W は1ポート使用ならMacBook Pro 14インチを100W出力で急速充電、2ポート使用ならMacBook Pro 13インチとMacBook Air(M2)をしっかり同時充電できる性能を持った2ポート充電アダプタです。
MacBook Pro 14インチを急速充電しようと思ったらApple USB-C 96Wが必要でしたが、PowerPort III 2-Port 100Wがあれば満足できる充電環境を手に入れることができます。
また、USB-C PD PPS規格に対応し対応機器であれば出力を細かく調整しながら端末に負荷をかけずに急速充電できます。
端末価格は6,990円ですが60Wと40Wの充電アダプタを二つ買うことを考えればコスパはそれなりにイイのではないでしょうか。
65Wタイプこちらです → Anker PowerPort III 2-Port 65W
なお、充電ケーブルは100W出力が可能なものが必要です。絡まらないAnker PowerLine III Flowが使いやすくておすすめ。
Anker PowerPort III 2-Port 100W レビュー
では、Anker PowerPort III 2-Port 100W を詳しくレビューしていきます。
デザインは至って普通
Ankerの充電アダプタはシリーズによって様々な筐体デザインを採用していますが、PowerPort III 2-Port 100Wは至って普通の白ベースの筐体デザインを採用しています。
Anker PowerPort III 2-Port 100WはUSB-Cポートを2つ搭載しています。
充電ポートのある部分はマット調で側面は光沢のある固いプラ素材を採用。手触りとしてはApple 67W・96W USB-C充電アダプタと似ていて代替え器としてはピッタリです。
Anker PowerPort III 2-Port 100Wのプラグは折り畳みタイプを採用し持ち運びもちゃんとできます。
とてもシンプルな充電アダプタなので出張や旅行にモバイルノートPCとタブレットを持って行くなら充電器をPowerPort III 2-Port 100Wの1台だけにまとめることができそうですね。
本体サイズは100Wのわりに小さい
Apple純正96W充電アダプタは78 × 78 × 28mm・300gと少し重めですが、Anker PowerPort III 2-Port 100Wは69 × 69 × 31mm、重量 216gと100Wの充電アダプタのわりに小さくて軽いです。
手のひらサイズですね。
Anker PowerPort III 2-Port 100WとMacBook Pro 14インチに付属してるApple 67W・97W USB-C電源アダプタの大きさと比較してみました。
100W出力に2ポートあるのに67Wのアダプタよりも小さくコンパクトという異常事態です。
純正の電源アダプタにこだわりないのであればAnker PowerPort III 2-Port 100Wにすることで荷物を軽くできますし、スマホもタブレットもちゃんと充電できます。
ちなみに、横幅が31mmとなっているので横並びの一般的な電源タップでもちゃんと使えるので、Appleの純正アダプタとほぼ同じサイズ感で効率よく端末を充電できます。
Anker PowerPort III 2-Port 100W の充電性能
Anker PowerPort III 2-Port 100W は以下の出力に対応しています。
1ポート | 2ポート(下ポート) | 2ポート(上ポート) | |
15W | 5V=3A | 5V=3A | 5V=3A |
27W | 9V=3A | 9V=3A | 9V=3A |
40W | – | 15V=2.66A 20V=2A |
– |
45W | 15V=3A | – | 5V=3A |
60W | – | – | 20V=3A |
100W | 20V=5A | – | – |
PPS | 3.3V-16V=5A (最大80W) | 3.3V-16V=2A (最大32W) | 3.3V-16V=3A (最大48W) |
1ポート接続なら最大100W、2ポート接続なら下ポートが最大40W、上ポートが最大60Wに対応しており、MacBook Pro 13インチとiPad Pro 11インチをしっかり充電できる出力です。
MacBook Pro 13インチが(19V × 3.03 = 54W)、iPad mini 6が(14.5V × 1.24A = 18W)で充電できていました。
2ポート接続でも60W + 40Wで充電できるのでMacBook Pro 14インチとMacBook Airを同時に充電できる能力があると見ていいです。かなり特殊な使い方なので需要があるかは微妙ですが。
1ポート接続でMacBook Pro 14インチを充電してシステムレポートを確認してみると100Wで充電できているのが確認できました。
100Wには届かないものの(18.5V × 4.68 = 86W)で充電でしっかりきています。
MacBook Pro 14インチの標準モデルの充電アダプタは67W出力なのでPowerPort III 2-Port 100Wにすることでより素早く充電が可能となります。
高性能なモバイルノートPCとタブレット端末を使ってるならPowerPort III 2-Port 100Wは汎用性が高くてとても扱いやすい充電アダプタになってることは間違いないでしょう。
もし、MacBook AirとiPad Airの組み合わせなら100Wは必要ないのでPowerPort III 2-Port 65Wを選んだ方がいいかもです。
PPS対応で効率よく充電できる
Anker PowerPort III 2-Port 100W はUSB-C PDに対応し最大100W出力で充電ができますが、さらに、PPS(Programmable Power Supply)」に対応しています。
PPSは電力を供給しているときに電圧と電流を小刻みで出力を調整し効率よく端末の負荷を最小限に抑えられる充電規格。従来のPD充電はスマホ側で過剰供給された電力を制御し負荷がかかっていました。
PPSは必要な電力をしっかり最適化しながら供給するため端末に負荷がかかりにくいんですね。対応している端末はまだ限定的でスマホは(Galaxy S21、Xperia 5 Ⅲ、arrows Weなど)となっています。
ただ、今後はいろんな端末でPPSに対応してくるでしょうし次世代の規格にしっかり対応しているのはありがたいですよね。
Anker PowerPort III 2-Port 100W レビュー:まとめ
- 最大100Wの高出力に対応
- 2ポート接続で60W + 40Wで充電
- 高出力なのにサイズがコンパクト
- PPSに対応し対応端末なら負荷を減らせる
- プラグ折りたたみ式で使いやすい
- 2ポートで出力が少し落ちる
- デザインは至って普通だな
Anker PowerPort III 2-Port 100W はUSB-Cポートを2つ搭載した1ポートなら最大100W、2ポートなら60W + 40Wの高出力で充電できるアダプタです。
普通1ポート接続ならMacBook Pro 14インチもしっかり充電できるので代替え充電器として最適なモデルです。
スマホ、タブレット、モバイルノートPCの全ての端末を十分満足いく速度で充電できるので、これらの端末を使っているなら1台持っておいて損はしないでしょう。
デメリットはとくにないですがデザインが至って普通といったところでしょうか。シンプルといえばシンプルでいいかも。
端末価格は6,990円と少し割高な感じはしますが、100W出力だけでなく2ポート充電ができることを考えるとコスパのいい充電アダプタとなっています。
一つしかポートは必要ないという方はNano Ⅱを選ぶのがおすすめです。
コメントをどうぞ!