現在はApple Watchは一般的なものとなり使っている方も多くなっていますがApple Watchでどんな事ができるのか、Apple Watchを付ける必要性があるのか気になるところです。
- シリーズによっての違い
- どんなことができるのか?
- どんなことができないのか?
- Apple Watchの必要性
この記事ではApple Watchでどんなことができるのか書いているので、Apple Watchの購入を検討している方は参考にしてみてください。
この記事の目次
世代によるできる・できないこと
現在販売されているApple WatchはApple Watch 9、Apple Watch SE、Apple Watch Ultraなっており各シリーズによって出来ること、出来ないことが異なります。
Apple Watch | 9 | SE | Ultra |
---|---|---|---|
常時表示 | ◯ | × | ◯ |
ストレージ | 64GB | 32GB | 64GB |
耐水性能 | WR50(水深50mの耐水性能) | WR100(水深100mの耐水性能) | |
防塵性能 | IP6X | – | IP6X |
耐久性 | – | – | MIL-STD 810H |
歩数計測 | ◯ | ||
心拍数計測 | ◯(高心拍数と低心拍数の通知、不規則な心拍リズムの通知) | ||
血中酸素飽和 | ◯ | × | ◯ |
心電図機能 | ◯ | × | ◯ |
皮膚温センサー | ◯ | × | ◯ |
転倒検出 | ◯ | ||
電子コンパス | ◯ | × | ◯ |
騒音モニタリング | ◯ | ||
Apple Pay | ◯ | ||
セルラー機能 | ◯(GPS + セルラーモデル) | ||
電池持ち | 18時間 | 18時間 | 36時間 |
画面の常時表示機能が欲しいならApple Watch Ultra、Apple Watchのモデルを選ぶことになります。Apple Watch SEは常時表示は非対応です。
どのモデルも水深50メートルの耐水仕様となっていますが耐久性の高いモデルが欲しいならIP6Xに対応のApple Watch 9、Apple Watch Ultraを選ぶことになります。
心電図計測、常時表示が必要ないなら現行モデルのApple Watch SE、常時表示が欲しいならApple Watch 9、8、7、6、5、血中酸素飽和計測が必要ならApple Watch 9、8、7、6となります。
Apple Watchでできないこと
Apple Watchで出来ないことをまとめました。
- iPhoneが必要となる
- Androidスマホで使えない
- 血圧や血糖値が計測できない
- ブラウザで情報収集できない
- YouTubeを視聴できない
- Twitterができない
iPhoneが必要となる
Apple Watchは腕に装着する時計型のデバイスでiPhoneとペアリングして使うことになります。
watchOSはApp Store for Apple WatchがあるのでiPhoneが近くになくてもアプリをインストールしたりアップデート可能ですが初期設定はiPhoneが必須となります。
Androidスマホで使えない
他メーカーのスマートウォッチはAndroidに対応し汎用性が高いですが、Apple Watchは名のとおりiPhoneとしかペアリングすることができません。
なので、AndroidスマホでApple Watchを使いたい場合はiPhoneに機種変更する必要性が出てきます。
スマホを機種変更してまでApple Watchを使うメリットや魅力を見出す必要があるんですよね。
血圧や血糖値が計測できない
Apple Watchは心拍数や血中酸素飽和、心電図の計測はできますが血圧や血糖値の計測はできません。
今後のApple Watchで対応する可能性はあるものの現時点では対応していないのでこのようなバイタルスコアを計測したい場合は専用の機器を購入しましょう。
ブラウザで情報収集がしにくい
Apple WatchはSafariなどのブラウザを搭載してないのでiPhoneのようにブラウザの閲覧は基本的にできないのですが、音声アシスタントのSiri経由でホームページの閲覧が可能です。
音声での指示が必要なので少し面倒なのとそもそもこのサイズの画面でブラウザを閲覧するのは少し無理があるように感じます。
どうしてもApple Watchでブラウジングをしたい場合はSiriからお願いしてみましょう。
YouTubeを閲覧できない
もちろん、YouTubeなどの動画関連の再生もできません。仮にできたとしても画面が小さくて見にくいだけです。
Twitterができない
また、TwitterもApple Watchは非対応です。
ちょっと暇なときにスマホ出すことなくTwitterできたら少し便利かなと思いますが残念ながら対応していません。
LINEやInstagramなどはApple Watchに対応していて機能は限られるもののスマホを取り出さなくても使うことができます。
Apple Watchでできること
Apple Watchで出来ることについてまとめました。以下の機能をApple Watchですることができます。
- 普段の時計として使える
- ファッションアイテムとして
- 歩数・心拍数を計測できる
- 血中酸素濃度を計測できる(Apple Watch 6以降)
- ワークアウトで運動の記録を管理できる
- 水に濡れても使えるプールでも
- iPhoneの通知を受けることができる
- 地図アプリのナビゲーション機能
- Macのロック解除ができる
- Apple Payで支払い・改札を通れる
- PayPayを使って支払いができる
- 音楽を聴くことができる
- Siriで操作することができる
- Apple Watchで通話できる
Apple Watchは基本的に時計+αのデバイスなのでYouTubeを見たりコンテンツ消費するものではなく、iPhoneの補助端末として使うことになります。
時計として使える
Apple Watchは時計です。
時計であることが大前提のデバイスとなっているので、当然ながら今日が何日で今が何時何分なのか正確に知ることができます。
Apple Watch SEや4以前のモデルは省エネモードになると画面が真っ暗になって時間確認をするには画面をタップするか腕を上げる必要がありますが、Apple Watch 5以降のモデルは画面の常時表示機能に対応しました。
使っていないときは画面を暗くしたり白を黒に反転させることで省電力モードになってずっと時計を表示させることができるのでいつでもサッと時間確認ができます。
常時表示機能…めっちゃ便利ですよ。
何か作業している時に時間を確認したい時ってどうしてもあったりしますが、時画面の常時表示機能に対応したApple Watchなら作業しながら時間を知ることができます。
時計として当たり前の使い方がApple Watch 5以降であれば可能です。これは大きな進化といっていいでしょう。なお、Apple Watch SEは常時表示機能には非対応となっています。
Apple Watchの面白いところは豊富な文字盤を選べるところでしょう。
デザイン性に優れた文字盤、機能性のある文字盤など様々なタイプのものをiPhoneのApple Watchアプリで切り替えが可能です。
時間表示、天気情報、気温、予定などカレンダー情報を同時に表示させたりとApple Watchならでは機能を使うことができます。
ファッションアイテムとして使える
Apple Watchの基本的なデザインは統一されていますが、ケースはアルミ・ステンレス・チタニウム・セラミックの4種類から選べてバンドも様々なタイプのものが用意されています。
スポーツバンドは価格の安いモデルに付属しているバンドですが耐久性・耐水性のある素材で運動して汗をかいたり、雨に濡れたり、プールの中でつかっても劣化は少ないので様々なシーンで使えます。
スポーツバンドってファッションとしてもなかなか優れたデザイン性だと思うんですよね。とくにApple Watch Edition チタニウムモデルとの組み合わせのスタイルは好きです。
ただ、スポーツバンドは蒸れると嫌だという方はスポーツループという通気性の良いタイプのバンドもあります。
スポーツループバンドは水に濡れると湿るので一長一短あるな…といった感じ。さらに、ファッション性に優れたタイプのモノも用意されていてレザータイプのバンドも多数選ぶことができます。
Apple Watch エルメスモデルがあってApple Watchブランドとエルメスブランドの両方を楽しめるのはApple Watchならではではないでしょうか。
また、Apple Watch Nikeもあります。
見た目はApple Watchのアルミケースと同じですがNike専用の文字盤が入ってたりと通常版とは違う楽しみ方ができるApple Watchとなっています。
歩数・心拍数を計測できて健康管理できる
Apple Watchは活動量計として使えて腕に装着することで歩数・心拍数などを自動的に計測しカロリー計算もやってくれるので日々の健康管理ができます。
心拍数は個別アプリを起動することで現在の心拍数の計測ができるようになっていて、1日の心拍数の経緯を細かく確認することが可能となっています。
日々の生活において心拍数の計測・管理する習慣はなかなかないですが心拍数を計測できると1日のカロリー計算が正確となり、体調が悪いときも心拍数が高めになることが多く調子の可視化ができるメリットがあります。
また、Apple Watch 6は血中酸素濃度の計測もできるようになりました。医療用ではなくあくまで目安として使える機能で体に取り込まれた酸素のレベルをチェックすることで健康のバロメーターの一つとして使うことができます。
ワークアウトで運動の記録を管理できる
ワークアウトするときに心拍数を正確に計測してくれるのでどれくらい負荷をかけるべきかの目安を知ることができます。
日々のランニング心拍数が安定しているときもあれば心拍数が高くなって疲れやすいこともあり体調によって意外と左右されます。
ワークアウトを記録することで心拍数の違いを視覚的に把握し負荷の掛け方を調整することが出来るメリットがあります。
Apple Watchのワークアウトは以下の項目があります。
- ランニング、ウォーキング、サイクリング、室内ウォーキング、室内ランニング、インドアバイク、エリプティカル、ローイング、ステアステッパー、高強度インダーバルトレーニング、ハイキング、ヨガ、機能的筋力トレーニング、ダンス、クールダウン、コアトレーニング、ピラティス、太極拳、プールスイミング、オープンウォータースイミング
数多くの目的に合わせた運動の記録をすることができるので定期的にトレーニングをする方にとっては使える機能となっています。
水に濡れても使えるプールでも
ワークアウトにはスイミングの記録も可能でApple Watchは水深50mの耐水性能を備えプールや海で泳いだり、浅水でのアクティビティでも使うことができます。
実際にApple Watchを装着してプールに入りましたが問題なく使うことができましたし、プールに入っていても時間を確認できるのはめちゃくちゃ便利ですよね。
IP68等級の耐水に対応したiPhoneでもプールに持っていくのは心配ですしプールに行くことが多い方はApple Watchがあると便利に使うことができます。
iPhoneの通知を受け取ることが出来る
Apple Watchを使うメリットの一つにiPhoneからの通知をApple Watchで受け取ることが出来ることでしょう。
iPhoneに受信したメール・メッセージはApple Watchに通知されて内容確認はもちろんですが、返信も「音声入力」や「定型文」を使ってカンタンにすることができます。
LINEのメッセージも同じように返信できるのですが、音声入力で返信は意外と便利なので仕事をしていて両手が塞がっている時に使うことができます。
地図アプリでナビゲーション機能が使える
Apple WatchはGPS機能を内蔵していていて正確な位置情報を取得することができます。もちろん、地図アプリを使ってナビゲーション機能を使って目的の場所に行くことも可能となっています。
Apple Watchはコンパスを内蔵しているので自分がどっちの方向を向いているかも瞬時に把握できるようになりました。
コンパスなんて使うことないよ…と思うかもしれませんが、地図アプリで自分が向いている方向がわかるようになったので意外と便利な機能です。
とくに僕のように田舎から東京に行くとマジで道に迷うので方向が一目でわかるコンパス機能は重宝します。
Macのロック解除ができる
Apple Watchをしていて便利だなぁと感じる機能がMacの画面ロック解除をしてくれる機能です。
MacBook Air・ProやiMac 24インチは指紋認証のTouch IDで指先だけで画面ロック解除できますがMac miniやiMac 27インチはTouch IDはありません。
そんな中で、Apple Watchを装着してればスリープ解除するだけで連携してMacの画面ロック解除ができます。Macユーザーなら迷いなくApple Watchで作業効率をググッと向上できます。
Apple Payで支払い・改札を通れる
Apple WatchはNFCに対応しFelicaによる電子決済が可能です。
Apple Payに登録できるクレジットカードをiPhoneから設定することでApple Watchで支払い決済ができます。
さらに Suicaも登録することで電車・バスの改札もApple Watchだけで通ることができます。iPhoneをわざわざ取り出すことなく改札を通れるのは便利ですよね。
読み取りリーダーにディスプレイ当てなくてもベルト側から決済できるので慣れればかなり使えます。
ただし、改札は右側なので左手にApple Watchを付ける人は普通にiPhoneの方が便利かもしれません。
https://sin-space.com/entry/2016/10/25/143441
PayPayを使って支払いができる
さらに、PayPayによる支払いもApple Watchで可能となっています。
PayPayのQRコードをApple Watchの画面に表示させて決済することができるので、iPhoneを取り出すことなくコンビニで買い物をすることもできますね。
https://sin-space.com/entry/2018/12/08/022107
音楽を聴くことができる
Apple Watchは音楽コントロール機能を搭載しているので、ペアリングしてるiPhoneのApple Music、YouTubeなどの再生・一時停止・スキップさらにライブラリからの再生もできます。
ワイヤレスイヤホンのAirPods Pro、AirPodsで音楽を聴いてる時に音楽をスキップしたり選曲したいなと思った時にApple Watchからサクッと操作することができます。
AirPods Proはノイズキャンセリング機能に対応していますが、切り替え操作をApple Watchからも可能です。
Apple Watchは内蔵ストレージに音楽をダウンロードできます。なので、近くにペアリングしてるiPhoneがなくてもローカルで音楽を再生することもできます。
iPhoneが手元にないことは少ないですが、iPhoneを置いてApple WatchとAirPodsの組み合わせでランニングも可能で、運動することが多い方ならApple Watchを使うメリットはあります。
ちなみに、Apple Watch 3は8GB、Apple Watch 4、Apple Watch SEは16GB、Apple Watch 5以降のモデルは32GBのストレージ容量を搭載しています。
音声アシスタント・Siriで操作ができる
Apple Watchは音声アシスタントのSiriに対応しています。Siriの呼び出しは「ヘイ!Siri」と呼びかけるかDigital Crownを長押しで可能です。
Apple Watch 3以降から「ヘイ!Siri!」と呼ばなくてもApple Watchを口元に近づけて話すだけでSiriを起動が可能で外でもカンタンに声でSiriに色々とお願いすることができます。
Siriを使って声でメッセージを送ったり、電話をかけたり、ナビゲーションの設定ができます。
通話機能を使える
Apple Watchは通話機能も搭載していてiPhone経由で電話をかけることもできます。内蔵スピーカーを使って通話できるのでiPhoneのハンズフリーモードのように通話ができます。
それならiPhoneでいいじゃないの?って思うかもですが作業してる時に電話がかかってきて手元にあるApple Watchで出て、そのまま通話ができるのは便利です。
車の運転中もApple Watchがあれば手元で通話できるのでハンドルをしっかり握りながら話することもできますし。
さすがに外での通話はiPhoneの方がいいですが家など一人でいる時のApple Watchでの通話は意外と使える機能となっています。
電卓を使える
Apple Watchは電卓機能を使えます。
電卓をApple Watchで使うことあるかな…とは思いますが、サッと計算したいときにiPhoneを取り出すことなく計算できるのは便利なのかもしれません。使わないか…。
アラームに関しても腕に付けているApple Watchが振動して通知をしてくれるので、ポケットに入れていたiPhoneの振動や音に気付かなかったということも減るかもいれません。
Apple Watchの必要性について
必須ではない、あると良い
僕は初代のApple Watchを買いましたが動作が遅くて非常にストレスで結局のところ使わずじまいだったので、のちに発売された高速化したApple Watch Series 2も購入を見送りました。
そして、2017年のスペックアップしたApple Watch 3から本格的にApple Watchユーザーになって今ではApple Wacthが腕に装着されていないと違和感があるくらい愛用しています。
Apple Watchは必要なのか?
実際に使ってみて思うのはApple Watchは必須ではありません。
iPhoneがあれば困ることはないですがApple Watchがあることでストレスを軽減させることができます。
Apple Watchでストレスがなくなる
Apple Watchを使うことで時間の確認だけではなくメールやメッセージをiPhoneをポケットから取り出すことなく現在の時刻や通知の確認ができるようになります。
とくにiPhone 15 Pro Maxなど大きめモデルを使ってるとApple Watchの通知機能はとても便利ですしサクッとメッセージの返信ができるのもとても便利です。
とくに女性の方はカバンの中にiPhoneを入れておくという方も多いので、そんな時もApple Watchがあることで通知を見逃すことがありません。
健康に気を遣うようになる
Apple Watchを付けてると健康に気を遣うようになります。
フィットネスアプリで歩数が気になったり、リングを完成させる楽しみもありますし最近ではジムに通いだすほどになっています。
Apple Watchを装着しているだけで健康管理ができて運動していない日は視覚的に確認できるので「頑張らないとなぁ…」と思わせてくれるのもメリットと言っていいのではないでしょうか。
iPhoneは生活必需品となりましたが、Apple Watchはなくても生活に困ることはありません。でも、あると便利なので少しでも気になったら使い出すことをおすすめします。
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