Apple Wacth Series 4(アップルウォッチ4)はApple Watchが発売されてはじめてデザインに手が加えられたモデルです。
本体サイズをあまり変えずに画面が大きく、スタイリッシュなデザインになったApple Watch 4の姿を見て一目惚れ。ちなみに、Apple Watch 4のデザインはApple Watch 7にも継承された完成されたスタイルとなっています。
ここでは、Apple Wacth 4のデザイン、スペック、使いやすさをレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットだけでなくApple Watch 3との違いも比較しているので検討している方は参考にどうぞ!
- デザインがカッコよくなった
- S3よりも画面が大きく操作性がアップした
- S3より動作が高速化し快適に使える
- 心拍数、心電図計測ができる
- 口元でつぶやくだけでSiriを起動できる
- さすがに古くなってきた
- 容量が16GBと少なめ
- 血中酸素濃度の計測ができない
- iPhoneでしかペアリングできない
Apple Watch 4は2018年9月発売で2022年で4年目の端末ですが、まだ最新のwatch OS 10にも対応し現役で使えるスペックです。中古のイオシスで17,800円で購入できるので費用を抑えたいなら選択肢としてはアリですよ。
この記事の目次
Apple Watch 4の特徴
- S4デュアルコア + W3ワイヤレスチップ
- サイズ:40mm・44mmの2種類
- ケース:アルミ・ステンレスの2種類
- Apple Payでキャッシュレス決済ができる
- 心電図、心拍数の計測ができる
- 水深50mに耐えられる防水性能
- GPSモデル or GPS + Cellularモデル
- 発売日:2018年9月21日
- 中古価格:17,800円〜
Apple Watch 4はS3よりも画面が大きくなって視認性と操作性が向上して使いやすくなって、デザインもより丸みのあるスタイルで手に装着してても違和感の少なくなりました。
SiPがS3からS4チップになって動作速度が大きく改善しており、快適にwatchOSを動かせて、実は妻も2023年11月現在、現役でApple Watch 4を使ってます。
Apple Watch 8、Apple Watch SEと比べると動作速度は遅いですが、現役で使える性能は持っています。実際に妻が2023年現在も普通に使ってますが問題ないみたいです。
また、Apple Watch 4は心電図機能も対応しているので体調の変化を知るのにも使えます。
Apple Watch 4のアルミケースはGPSモデルのみ。ステンレスケースはGPSモデルとセルラーモデルを選べます。
Apple Watch 4 レビュー・評価
パッケージデザイン・付属品
今回購入したApple Watch 4は40mmサイズのGPSモデルです。
- GPSモデル
- アルミニウム・スペースグレイ
- 40mmサイズ
- ブラックスポーツループ
Apple Wacth 3の時はセルラーモデルを買いましたがセルラー機能を使ったのは物珍しい最初だけで後半はほぼセルラー機能を使わなかったので、今回のApple Watch 4はGPSモデルにしました。
GPSモデルとセルラーモデルのどっちを選ぶべきかはこちらの記事(→Apple Watch 4はセルラーモデル・GPSモデル どっちを選ぶべきか?)で詳しく書いているので、ぜひぜひ参考に!
Apple Wacthは世代やモデルによって梱包形態が異なるのでどんなパッケージになっているのかも楽しみの一つでもあります。Apple Wacth 4のGPS・アルミニウムモデルは横長のパッケージが採用されているようですね。
このパッケージを見てどうやって開けるのか分からなかったのですが、下面にある丸いリングを引っ張ることで開封することができるようになっています。
風呂敷のようにパッケージを開封していくと…
なにこれ…めちゃくちゃオシャレ!
Apple Watchのパッケージの下にスポーツループバンドがありました。これだけでテンションが上がります!
Apple Wacthのパッケージの箱を開けていくと…なんか黒い物体が!
なんと、Apple Wacthの本体は手触りの良い小さな黒いケースに包まれています。
Series 3まではiPhoneと同じ半透明フィルムに包まれてたと思うのですが、Series 4はたったこれだけの違いですが高級感が増したように感じますね。開封でこれだけテンションが上がるのは久しぶり。
Apple Wacthの「Designed by Apple in California」の下に電源アダプタやワイヤレスの充電器などが収められています。
充電アダプタと充電器は初代のApple Watchから基本的に変わっていないので、旧型のApple Watchを使っている方は、Series 4の充電器をわざわざ出すことなくそのまま使うことができます。
Apple Wacth 4 外観デザイン
Apple Wacth 4の裏蓋とセンサー
Apple Watch Series 4の裏蓋は全てのモデルで全面セラミックとサファイアクリスタルを組み合わせたものが採用されています。
Series 3はアルミニウムケースモデルは複合材が採用されておりチープ感がありましたが、Series 4は裏蓋にもこだわっており高級感を感じることができます。
Apple Watch 4は心拍センサーにプラスして電気心拍センサーによる心電図計測することができるようになっており、センサー数を大幅に増やすことで様々な計測を正確にすることができるようになっています。
- Apple Watch 3:光学式心拍センサー
- Apple Watch 4:第2世代光学式心拍センサー + 電気心拍センサー
日本では心電図計測がまだ使うことができません。
もし使うことが可能になれば不整脈など通常の心拍数計測では発見することができない症状を事前察知することができるかもしれないので日本でも使うことができるようにしてほしいものですが、認可など色々な問題があるのでしょうかね。
ちなみに、心電図機能は使うことはできませんが心拍数で異常値が出たら通知してくれる機能が搭載されているので、何らかの兆候を見つけ出すことはできる可能性はあります。
Apple Wacth 4のバンドの取り付け方
バンドは上下にある窪みにスライドさせることで装着することができます。
バンドを外したいときは中央にあるボタンを押しながらバンドを横にスライドすることで簡単に外すことができるので、気分によってApple Watchのバンドを変えることもできます。
なお、Apple Watch 3のバンドも使うことができ、38mmのバンドは40mm、40mmのバンドは42mmに装着することができます。
Apple Wacth 4とApple Wacth 3を並べて何がどう違うのかを細かく比較していきます。
Apple Watch 4・3のデザインの違い
本体右側にあるサイドボタンはSeries 4は出っ張りがほぼ無くなったのでデザイン的にかなりすっきりした印象となりました。
ボタンが薄くなったからといってボタンが押しにくいということもありません。
Digital Crownも少しだけスリムになっており、Series 4のDigital Crownの色はGPSモデルが黒のライン、セルラーモデルが赤のラインが入っており、ボタン全体が赤いのが少し恥ずかしいという方でも安心してセルラーモデルを選ぶことができるでしょう。
なお、Apple Wacth 4のDigital CrownはHaptic Crownという機能が追加されてDigital Crownを回して項目をスクロールするときに触覚による通知を得ることができるようになっています。
スピーカーの位置も変更され、Series 3は本体左側にマイクと一緒に設置されていましたが、Series 4はDigital Crownの横に設置されています。マイクとスピーカーが離れることで声をより正確に認識することができるようになっているとのこと。
Apple Watch 4のスピーカーは音量がかなり大きくなったので、Siriの声やApple Watchで通話をするときはかなり声が聞きやすくなっています。本体左サイドの横長の穴が二つになっていますが、これがスピーカーなのかな?
Apple Watch 4・Apple Watch 3ともにデザインをの基本は同じとなっていますが、Apple Watch 4の方が本体の高さが少しだけ低くなりより丸みを帯びたデザインになっています。
見よ、この美しい曲線美を。
丸っぽくなったことでより時計らしくなったのではないでしょうか。
Apple Watch 4は本体の厚みが少しだけ薄くなっているので腕に装着したときのフィット感が良くなっているように感じます。
Apple Watch Series 4の専用時計盤のInfographは時間だけではなく最大8種類の情報(今日の予定、天気、温度、UV指数、アクティビティ、時刻、風向きと風速、日照、日付と曜日、株価、世界時計)を一度に表示できる便利な時計盤ようになっています。
また、ワークアウトのアプリのアイコンも表示させることができるのでホーム画面に行かなくても時計盤からワンタッチでワークアウトアプリを起動させることも可能となっています。
Apple Watch 4の画面・時計盤
Apple Watch 3は38mmサイズを使っていたのでApple Watch 4は40mmサイズにしましたが、ケースの大きさは2mmしか大きくなっていないのに、それ以上に画面が大きくなったように感じます。
Apple Watch 4は角丸ディスプレイを採用することでベゼルを極限まで狭くすることができるようになり、画面のピクセル数もかなり増えて一度に表示することができる情報量が多くなっています。
モデル | Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 3 | ||
---|---|---|---|---|
チップ | 44mm (44 x 38 x 10.7) |
40mm (40 x 34 x 10.7) |
42mm (42.5 x 36.4 x 11.4) |
38mm (38.6 x 33.3 x 11.4) |
ディスプレイ | 368 x 448ピクセル 977平方ミリメートルの表示領域 |
324 x 394ピクセル 759平方ミリメートルの表示領域 |
312 x 390ピクセル 740平方ミリメートルの表示領域 |
272 x 340ピクセル 563平方ミリメートルの表示領域 |
ディスプレイ | 感圧タッチ対応 LTPO OLED Retinaディスプレイ 1,000ニトの輝度 |
感圧タッチ対応 OLED Retinaディスプレイ 1,000ニトの輝度 |
||
重量 | 36.7 g | 30.1 g | 34.9g | 26.7g |
並べて比べるとApple Watch Series 4の画面の大きさがよく分かるのではないでしょうか。ベゼル幅がApple Watch 3よりもApple Watch 4の方が狭く画面の占有率が高いので本体サイズを肥大化せずにより多くの情報量を表示できるようになったのは大きな進化といっていいでしょう。
今回レビューしているApple Watch 4は40mmのケースなので44mmのケースならさらに画面が大きくて操作性は良いものになっているのではないでしょうか。
S4チップで動作速度が快適に
Apple Watch Series 4のCPUプロセッサは64bitに対応したデュアルコアのS4プロセッサを搭載しています。
モデル | Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 3 | ||
---|---|---|---|---|
プロセッサ | S4(64bit デュアルコア) S3プロセッサと比べて2倍高速 |
S3(32bit デュアルコア) | ||
ワイヤレスチップ | W3 | W2 | ||
ストレージ | 16GB | セルラーモデル:16GB GPSモデル:8GB |
||
通信性能 | 802.11b/g/n 2.4GHz Bluetooth 5.0 LTE、UMTS(GPS + Cellularモデル) |
802.11b/g/n 2.4GHz Bluetooth 4.2 LTE、UMTS(GPS + Cellularモデル) |
||
バッテリー駆動時間 | 最大18時間 |
Apple Watch 4のS4プロセッサはApple Watch 3nのS3プロセッサと比較して2倍ほど動作が速くなっており、実際に使い比べてみてアプリの起動速度が格段に高速化しています。
特にApple Watch 4はメールやメッセージの表示、ワークアウト、地図アプリの起動速度がかなり速くなっているので、アプリの起動やデータの読み込みで待つということがなくなったように感じます。
Apple Watch 3のS3プロセッサもSeries 1・2のプロセッサと比較すればかなり高速で快適に操作できますが、たまに動作が固まったり、メッセージの読み込みが遅くなる時があり安定性に欠けるところがありました。
しかし、64bit化したS4チップを搭載しているSeries 4は数日使ってみても動作が遅いと感じることなく動作が安定していてストレスというものを全く感じることがありません。
通知機能からメッセージを返信したりワークアウト機能をよく使うという方はApple Watch 4を選んだほうが間違いなく快適なApple Watch生活を送ることができるでしょう。
実際のバッテリー駆動時間
使い方によってApple Watch 4のバッテリー駆動時間は異なりますが、普通に時計として使って通知を受けて返信をしたりする使用用途であれば36時間ほど連続使用してもバッテリー残量が15%残っている状態でした。
具体的には朝の9時にApple Watch 4を装着して翌日の夜21時まで使った感じです。
なので丸2日連続して使うのは難しいけど1日とちょっとくらいの時間であれば連続して使うことができることになります。
体感としてはApple Watch 3と同じくらいバッテリー駆動時間になっているのかな。Apple Watch 4はApple Watch 3よりもバッテリー容量が減っていることが明らかになっていますが、LTPOに対応したOLEDディスプレイとS4プロセッサを採用することで省電力になったのかもしれません。
運動した後のシャワーも問題なし
健康を維持するためにApple Watchを装着したままジムに行って運動をして汗を流しています。運動をし終わった後はApple Watch 4を付けたままシャワーを浴びますが、当然ながら全く問題なく使うことができます。
Apple Watch 4は水深50メートルの水圧にも耐えることができる防水性能を持っているので、プールや海での使用も可能です。
Apple Watch 3を使っていた時に海に行ってそのまま使っていましたが、何もトラブルなく使うことができました。海の中に入っていても時間を確認することができるのがとても便利です。
セルラーモデルなら近くにiPhoneがなくても通信をすることができるので、海の中からメッセージを送信するといった使い方もできますし、万が一流されてしまった時も海上から連絡をする…といった使い方もできるでしょう。(まあ、滅多にないことですけどね。)
Siriの起動がとても簡単になった(watch OS5)
個人的に衝撃的だったのがSiriの起動がめちゃくちゃ簡単になったことでしょうか。
これはApple Watch 4の限定機能ではなくwatch OS5をインストールしたApple Watchで使うことができるのですがSiriを起動するときに「Hey Siri!」と叫ぶ必要がなくなりました。
Apple Watchを口元に近ずけて「音楽かけて」と独り言をいうだけでSiriが反応してくれて音楽を自動的にかけてくれるのです。
これが本当にスゴイ。Apple Watchを口元に近付けないと絶対にSiriは反応しないようになっていて口元に近付けた時だけSiriが反応してくれるのです。
ジャイロセンサーを駆使することで「あ、こいつは私を口元に近付けているわね。」と認識することができるのでしょう。素晴らしい。
ただし、たまに反応しなかったりすることがあるのでこれからのアップデートで改善されることに期待したいところです。
ワークアウトの自動検出が便利
watchOS5よりワークアウトアプリを自分で起動し設定をしなくても自動的に検出しスタートさせるかどうか聞いてくるようになりました。(反応しない時もあるので改善の余地あり)
また、運動終わりにワークアウトを終了させるかどうかも聞いてくるようになりました。
これはApple Watch 4に搭載しているジャイロセンサーや加速度センサーによって状況をより正確に把握することが可能です。
ワークアウトの自動検出ができるようになったのですが、たまにワークアウトを終了させるのを忘れてずっと計測し続けることがあったので、これはとても便利です。
Apple Watch 4の端末価格
Apple Watch Series 4はアルミケース・40mmのGPSモデルで45,800円~、ステンレスケース・40mmのGPSモデルは74,800円~となっています。
モデル | Apple Watch Series 4 アルミケース |
Apple Watch Series 4 ステンレスケース |
||
---|---|---|---|---|
サイズ | 44mm | 40mm | 44mm | 40mm |
GPS | 48,800円 | 45,800円 | – | – |
GPS + Cellularモデル | 59,800円 | 56,800円 | 79,800円 | 74,800円 |
アルミケースとステンレスケースの価格差は約2万円となっており、機能的な差はなくGPSモデルを選ぶことができる価格の安いアルミケースを選んだ方がコストパフォーマンスは良いです。
しかし、Series 4のステンレスケースってとてもカッコイイんですよね。僕は安けりゃいいやと安易にアルミケースを買ったのですが、予約してからステンレスケースのApple Watch 4をしっかりと見てみると少し後悔してしまいました。
カジュアルな格好をすることが多いならアルミケースがいいと思いますが、スーツや少しピシッとした格好をすることが多いならステンレスケースを選んだ方が良さそうです。
なお、Apple Watch 3は31,800円に値下げして販売継続しているので少しでも安く手に入れたいのならApple Watch 4ではなくApple Watch 3を選ぶのもアリでしょう。
Apple Watch 4 レビュー:まとめ
Apple Watch 4 おすすめな人は
Apple Watch series4がおすすめな人は以下のとおりでしょうか。2023年9月に配信されたwatchOS 10にも対応してるのでまだ使えます。
- Apple Wacth 3から乗り換えに
- 中古で費用をとにかく抑えたい
- 心拍数、心電図計測をしたい
- 常時表示ディスプレイは必要ない
1世代前のApple Wacth 3からの乗り換えでとにかく費用を抑えたいならApple Wacth 4はおすすめです。中古で17,800円前後で買う事ができます。
これで心拍数の計測だけでなく心電図計測もできます。常時表示ディスプレイには対応していないのですが必要最低限の機能をしっかり使えう事ができます。
Apple Watch 4が適さない人は
Apple Watch 4が適さない人は以下のとおりです。
- 電池持ちは長い方がいい
- より快適に最新機能を使いたい
- 常時表示ディスプレイが欲しい
- 血中酸素濃度の計測がしたい
2018年に発売したモデルで中古品はさすがにバッテリー劣化してる個体が多く電池が1日持たない事が多いので電池持ちのいいモデルが欲しいなら最新のApple Watch SEや新しめのApple Watch 8などを中古で買うのがいいでしょう。
常時表示ディスプレイは意外と便利なので常時表示に初めて対応したApple Watch 5を中古で買うのもいいかもしれませんね。
→ Apple Watch 5を詳しく見る
→ Apple Watch セルラーモデルはこちら
→ Apple Watch 比較はこちら
→ Apple Watch 7、Apple Watch SEはこちら
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